JP2982404B2 - ワイヤ放電加工機の給電装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機の給電装置

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JP2982404B2
JP2982404B2 JP3201979A JP20197991A JP2982404B2 JP 2982404 B2 JP2982404 B2 JP 2982404B2 JP 3201979 A JP3201979 A JP 3201979A JP 20197991 A JP20197991 A JP 20197991A JP 2982404 B2 JP2982404 B2 JP 2982404B2
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ電極と被加工体
との間で、パルス放電を繰り返して加工するワイヤ放電
加工機の給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイヤ放電加工機は、上下の
アームに設けられたガイドにワイヤ電極を張架するとと
もに、他方の電極となる被加工体をワイヤ電極に対向し
て配置し、両電極間のパルス放電によって加工を行って
いる。つまり、負電位側のワイヤ電極と正電位側の被加
工体との間に加工液を供給するとともに、ワイヤ電極を
上下方向に移動させて、両電極間のパルス放電を繰り返
すことによって、被加工体の加工を行なっている。
【0003】この種のワイヤ放電加工機の給電装置で
は、下アームに給電ケーブルが配置されるとともに、給
電ケーブルの先端部分が分岐して、ワイヤ電極に摺接す
る給電ブラシと被加工体側とに接続されていた(特開昭
62−228324号公報参照)。
【0004】また、他の技術として、図3に示す様な
下アームP1を備えた装置が知られている。この装置
は、電源P4に接続された給電ケーブルP5と、給電ケ
ーブルP5を中空部に収納した下アーム本体P6と、下
アーム本体P6の先端に取り付けられた絶縁部P7と、
絶縁部P7に接続された導電体の下ワイヤガイド本体P
8とから構成されている。
【0005】前記下ワイヤガイド本体P8は、ワイヤ電
極P2と被加工体P3との間に加工液を噴射供給するフ
ラッシングノズルP9と、ワイヤ電極P2に接触して給
電する給電ブラシP10と、ワイヤ電極P2を導くワイ
ヤガイドP11とを備えている。
【0006】そして、下アーム本体P6内に配置された
給電ケーブルP5は、給電ピンP12に接続され、しか
もこの給電ピンP12は、絶縁部P7を貫いて給電ケー
ブルP5と下ワイヤガイド本体P8とを電気的に接続し
ているので、下ワイヤガイド本体P8に設けられた給電
ブラシP10を介して、ワイヤ電極P2に電力が供給さ
れる様になされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の技
術では、下アーム内に配置された給電ケーブルを十分に
液シールすることが困難であった。つまり、下アーム内
に加工液が侵入しない様に液シールしながら、給電ケー
ブルを下アーム外に取り出して、給電ブラシ等に接続す
ることは困難であった。
【0008】一方、後者の技術では、図3に示す様
に、十分な液シールを施して下アームP1内への加工液
の侵入を防ぐことができるが、下アーム本体P6内、と
りわけその先端部分では、給電ピンP12のためのスペ
ースが必要になり、どうしても下アームP1の径が大き
くならざるを得ず、作業空間が小さくなり、しかも装置
をコンパクトにすることができないという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れ、下アーム内に加工液が侵入することを防止するとと
もに、下アームの寸法を極力小さくして作業空間を大き
くし、しかも装置をコンパクトにすることができるワイ
ヤ放電加工機の給電装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、上下のアーム間を張架されて移動するワ
イヤ電極と他方の電極である被加工体との間に、加工液
を供給するとともにパルス放電を行なって被加工体を加
工するワイヤ放電加工機の給電装置において、前記ワイ
ヤ電極に給電する給電ケーブルを内部に配置した下アー
ム本体と、該下アーム本体に取り付けられるとともに、
前記ワイヤ電極と電気的に接続された下ワイヤガイド本
体と、前記下アーム本体から前記下ワイヤガイド本体に
挿通配置された加工液供給管又はワイヤ電極挿通管と、
前記下アーム本体側にて、前記加工液供給管又はワイヤ
電極挿通管に前記給電ケーブルを接続する給電接続部
と、を備えたことを特徴とするワイヤ放電加工機の給電
装置を要旨とする。
【0011】
【作用】本発明においては、上下のアーム間に張架した
ワイヤ電極を移動させ、このワイヤ電極と他方の電極で
ある被加工体との間に、加工液を供給するとともにパル
ス放電を行なって、被加工体を加工する。
【0012】そして、下アーム本体内に給電ケーブルを
配置し、この下アーム本体には下ワイヤガイド本体を取
り付け、それとともに、下ワイヤガイド本体に加工液供
給管又はワイヤ電極挿通管を挿通して配置し、この加工
液供給管又はワイヤ電極挿通管に給電接続部を介して給
電ケーブルを接続する。
【0013】この構成によって、給電ピンを使用するこ
となく、給電ケーブルから、加工液供給管又はワイヤ電
極挿通管を介して、下ワイヤガイド本体を通るワイヤ電
極に電力が供給されるので、下アームの構成が簡単にな
って、下アームの径を小さくすることが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。図1に示す様に、本実施例では、下ア
ーム1と上アーム3との間にワイヤ電極5が張架される
とともに、ワークテーブル7上に被加工体9が載置され
ており、このワイヤ電極5と被加工体9とが、僅かの間
隙を介して対向して配置されている。また、前記下アー
ム1の先端側では、絶縁体であるセラミックスからなる
インシュレータ11を介して、下アーム本体13とワイ
ヤ電極5を案内する下ワイヤガイド本体15とが接続さ
れている。
【0015】前記下ワイヤガイド本体15は、導電性の
ある銅もしくは銅合金からなり、加工部分に向かって加
工液を供給するフラッシングノズル17,ワイヤ電極5
を案内するワイヤガイド19,ワイヤ電極5に摺接して
ワイヤ電極5に放電パルス電力を供給する給電ブラシ2
1(図3参照),ワイヤ電極5の走行方向を90度変更
するガイドプーリ23,ワイヤ電極5をガイドプーリ2
3に沿ってターンさせてワイヤ電極挿通管(ワイヤ回収
パイプ)25内に搬送するワイヤターンガイド27が各
々設けられている。
【0016】一方、下アーム本体13は、内側に中空部
29を有する筒状部材であり、その先端側には、絶縁性
を有する合成樹脂からなる中継プラグ31が、インシュ
レータ11と近接して液シールされて配置されている。
また、その中空部29内には、加工液を供給する加工液
供給管33と、電源35に接続された給電ケーブル37
と、内部にワイヤ電極5が挿通されたワイヤ回収パイプ
25とが配置されている。
【0017】前記加工液供給管33は、チューブ39と
ジョイントパイプ41と、それらを接続するユニオン4
3とから構成され、ユニオン43の周囲には合成樹脂か
らなる絶縁カバー45が配置されている。このジョイン
トパイプ41は、導電性の高い銅や銅合金製であり、下
ワイヤガイド本体15側でネジ47によって固定される
とともに、インシュレータ11の両側で、Oリング4
9,51によって液シールされている。
【0018】そして、この加工液供給管33のジョイン
トパイプ41は、中継プラグ31とインシュレータ11
を貫いて、下アーム本体13側と下ワイヤガイド本体1
5側とを接続しており、下ワイヤガイド本体15内の液
通路53を介して、フラッシングノズル17に加工液を
供給する。
【0019】また、ジョイントパイプ41の下アーム本
体13側には、銅又は銅合金製のクランプ55がはめら
れ、そのクランプ55に圧着端子57を介して給電ケー
ブル37が接続されている。従って、電源35からの給
電回路は、給電ケーブル37,圧着端子57,クランプ
55,ジョイントパイプ41,下ワイヤガイド本体15
及び給電ブラシ21を介して、ワイヤ電極5に到る様に
構成されている。
【0020】また、ワイヤ回収パイプ25は、上記加工
液供給管33と同様に、中継クランプ31及びインシュ
レータ11を介して、下アーム本体13側と下ワイヤガ
イド本体15側とを接続しており、このワイヤ回収パイ
プ25内に通されたワイヤ電極5は、ガイドプーリ2
3,給電ブラシ21,ワイヤガイド19等に案内された
状態で、下アーム1内に配置されている。
【0021】上記構成を有する本実施例は、下記の様に
動作する。まず、ワイヤ電極5を陰極とし被加工体9を
陽極として、ワイヤ電極5を、前記ワイヤガイド19,
給電ブラシ21,ガイドプーリ23等を介して、ワイヤ
回収パイプ25に収容する様に、矢印A方向に移動させ
る。それとともに、加工液供給管33から送られた加工
液を、液通路53を介してフラッシングノズル17に導
き、このフラッシングノズル17から矢印B方向に噴射
する。
【0022】そして、電源35からのパルス状の電力
は、給電ケーブル37,ジョイントパイプ41,下ワイ
ヤガイド本体15,給電ブラシ21及びワイヤ電極5に
到る給電回路を介して供給され、ワイヤ電極5及び被加
工体9の両電極間にパルス放電を行なうことによって、
被加工体9の加工を行なう。
【0023】この様に、本実施例では、従来の様に給電
ピンを使用することなく、給電ケーブル37を加工液供
給管33に接続することによって、下ワイヤガイド本体
15及び給電ブラシ21を経てワイヤ電極5に到る給電
回路が形成され、この回路によって電力が供給される。
【0024】従って、給電ピンを配置する必要がないの
で、下アーム1の先端側の径を小さくすることができる
という特長がある。その結果、作業空間を大きくとるこ
とができ、しかも装置全体をコンパクトにできるという
顕著な効果がある。また、給電ケーブル37は、下アー
ム1から外側に出ることなく加工液供給管33に接続さ
れて、直接に下ワイヤガイド本体15側に電力を供給す
る構造であるので、給電ケーブル37は加工液に接触す
ることがなく、液シールは完全に行われるという利点が
ある。
【0025】尚、本発明は、上記実施例に何等限定され
ず、本発明の要旨の範囲内において各種の態様で実施で
きることは勿論である。例えば給電ケーブル37を加工
液供給管33に接続するのではなく、ワイヤ回収パイプ
25に接続して、下ワイヤガイド本体15側に電力を供
給してもよい。
【0026】また、絶縁部材であるインシュレータ11
を用いることなく、下アーム本体13を絶縁部材で構成
しても良く、或は下アーム本体13を導電材料で形成す
るとともに、下アーム本体13の根本側で絶縁する様に
してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかな様に、本
発明によれば、下ワイヤガイド本体に挿通して加工液供
給管又はワイヤ電極挿通管を配置し、この加工液供給管
又はワイヤ電極挿通管に給電ケーブルを接続しているの
で、従来の給電ピンを使用することなく電力を供給でき
る。それよって、下アームの先端側の径を小さくするこ
とができるので、作業空間を広くすることができ、しか
も装置全体をコンパクトにできる。
【0028】また、下アーム内で、給電ケーブルを加工
液供給管又はワイヤ電極挿通管に接続する構成であるの
で、給電ケーブルが加工液に浸漬することなく、十分に
液シールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成を例示する概略構成図
である。
【図2】 給電ブラシを示す斜視図である。
【図3】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…下アーム 5…ワイヤ電極 11…インシュレータ 13…下アーム本体 15…下ワイヤガイド本体 17…フラッシングノズ
ル 25…ワイヤ回収パイプ 21…給電ブラシ 37…給電ケーブル 33…加工液供給管 55…クランプ 57…圧着端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のアーム間を張架されて移動するワ
    イヤ電極と他方の電極である被加工体との間に、加工液
    を供給するとともにパルス放電を行なって被加工体を加
    工するワイヤ放電加工機の給電装置において、 前記ワイヤ電極に給電する給電ケーブルを内部に配置し
    た下アーム本体と、 該下アーム本体に取り付けられるとともに、前記ワイヤ
    電極と電気的に接続された下ワイヤガイド本体と、 前記下アーム本体から前記下ワイヤガイド本体に挿通配
    置された加工液供給管又はワイヤ電極挿通管と、 前記下アーム本体側にて、前記加工液供給管又はワイヤ
    電極挿通管に前記給電ケーブルを接続する給電接続部
    と、 を備えたことを特徴とするワイヤ放電加工機の給電装
    置。
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JP6275608B2 (ja) 2014-09-22 2018-02-07 大和ハウス工業株式会社 吸音構造および防音室

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