JP2982184B2 - 映像信号記録再生システム - Google Patents

映像信号記録再生システム

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JP2982184B2
JP2982184B2 JP1231148A JP23114889A JP2982184B2 JP 2982184 B2 JP2982184 B2 JP 2982184B2 JP 1231148 A JP1231148 A JP 1231148A JP 23114889 A JP23114889 A JP 23114889A JP 2982184 B2 JP2982184 B2 JP 2982184B2
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signal
video signal
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dubbing
recording medium
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俊彦 沼倉
高也 山村
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明を以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作 用 G 実施例 G−1 記録系の一例(第2図及び第3図) G−2 再生系の一例(第1図) G−3 記録系の他の例(第4図) G−4 再生系の他の例(第5図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、映像信号の記録媒体への記録及び記録媒体
からの再生を行うものとされ、必要に応じて、記録媒体
に記録された映像信号についてのダビングの防止を図る
ことができるようにされた映像信号記録再生システムに
関する。
B 発明の概要 本発明における第1の態様は、映像信号の記録媒体へ
の記録及び記録媒体からの再生を行い、必要に応じて、
再生された映像信号を他のシステムにおける記録系によ
っては記録媒体に対する適正な記録が行われないものと
なすようにされた映像信号記録再生システムにおいて、
記録系を、映像信号を、ダビング不可識別信号が付加さ
れたものとなすとともに、その垂直及び水平ブランキン
グ期間部及それらの中における信号を夫々予め設定され
た所定の態様を有するものとなして記録媒体に記録する
ものとするとともに、再生系を、記録媒体から読み取ら
れた映像信号がダビング不可識別信号の付加がなされた
ものであるとき、その読み取られた映像信号を、少なく
ともその水平ブランキング期間部に所定のレベルを有し
たパルス信号が付加されることにより、少なくともその
垂直もしくは水平ブランキング期間部が記録媒体に記録
された状態のものとは異ならしめられたものとして再生
し、再生映像信号を得るものとなすことにより、必要に
応じて、再生映像信号を、画像モニタに供給して画像モ
ニタ上に適正な再生画像を得ることができるが、他のシ
ステムにおける記録系によっては記録媒体に対する適正
な記録が行われないものとなすに充分な信頼性が得ら
れ、記録媒体に記録された映像信号についてもダビング
を確実に防止できるようにしたものである。
また、本発明における第2の態様は、映像信号の記録
媒体への記録及び記録媒体からの再生を行い、必要に応
じて、再生された映像信号を他のシステムにおける記録
系によっては記録媒体に対する適正な記録が行われない
ものとなすようにされた映像信号記録再生システムにお
いて、記録系を、映像信号が第1のダビング不可識別信
号が付加されたものでない場合には、その映像信号を、
第2のダビング不可識別信号が付加されたものとなすと
ともに、その垂直及び水平ブランキング期間部及びそれ
らの中における信号を夫々予め設定された所定の態様を
有するものとなして記録媒体に記録し、映像信号が第1
のダビング不可識別信号が付加されたものである場合に
は、その映像信号の記録媒体への記録を行わないものと
するとともに、再生系を、記録媒体から読み取られた映
像信号が第2のダビング不可識別信号の付加がなされた
ものであるとき、読み取られた映像信号を第1のダビン
グ不可識別信号が付加されたものとなして再生し、再生
映像信号を得るものとなすことにより、必要に応じて、
再生映像信号を、画像モニタに供給して画像モニタ上に
適正な再生画像を得ることができるが、他のシステムに
おける記録系によっては記録媒体に対する適正な記録が
行われないものとなすに充分な信頼性が得られ、記録媒
体に記録された映像信号についてのダビングを確実に防
止できるようにしたものである。
C 従来の技術 映像信号の記録媒体への記録及び記録媒体からの再生
にあたっては、記録媒体として磁気テープが用いられ、
磁気テープを所定の速度で走行させた状態のもとに、映
像信号を磁気ヘッドを用いて磁気テープに記録し、ま
た、磁気テープから磁気ヘッドを用いて映像信号を再生
するビデオテープレコーダが使用されるようになされる
ことが多い。このようにビデオテープレコーダが用いら
れる状況のもとで、磁気テープとして予め映像信号の記
録がなされたもの、所謂、記録済みテープが、製造され
て市販され、それを入手したユーザーによりビデオテー
プレコーダにかけられて、磁気テープに記録された映像
信号の再生が行われるようにされることも広く普及して
いる。
斯かる場合、2台のビデオテープレコーダが用意さ
れ、一方のビデオテープレコーダが記録済みテープから
映像信号を再生して再生映像信号を得るべく用いられる
とともに、他方のビデオテープレコーダが、一方のビデ
オテープレコーダから得られる再生映像信号を他の磁気
テープに記録すべく用いられるようにされることによ
り、記録済みテープに記録されている映像信号をダビン
グして、記録済みテープの複製を作成することが、比較
的容易に行われ得ることになる。記録済みテープを入手
したユーザーが、無断でその複製を作成することは、法
で禁じられているところではあるが、実態においては法
による禁止が無視れがちである。
そこで、記録済みテープの作成にあっては、例えば、
特公昭60−52629号,特公昭60−53511号,特公昭61−13
667号,特開昭52−114312号,特開昭52−121305号,特
開昭52−121306号,特開昭52−127321号,特開昭52−13
0315号,特開昭52−132810号等に開示されている如く
の、不法な複製の作成を防ぐための策をとることが提案
されている。これらの策は、記録済みテープを作成する
に際し、磁気テープに記録される映像信号を、その垂直
同期信号及び水平同期信号のいずれか一方もしくは両者
の周波数,位相,波形等が変化せしめられたものとし、
あるいは、ブランキング期間部に所定にレベルの信号が
付加されたものとして、それにより、ビデオテープレコ
ーダにより記録済みテープから映像信号が再生されて得
られる再生映像信号が、画像モニタに供給されるにあた
っては画像モニタ上に正常な再生画像が得られるものと
されるが、別のビデオテープレコーダの記録系に供給さ
れるにあたっては、その記録系による記録媒体への適正
な記録が行われないものとされるようになすことによっ
て、記録済みテープに記録された映像信号についてのダ
ビングを防止しようとするものである。
そして、これらの策に共通する点は、記録済みテープ
に記録される映像信号自体が変形せしめられて特殊なも
のとされ、それがビデオテープレコーダの再生系によっ
て記録済みテープから再生されて、画像モニタには適合
するが、別のビデオテープレコーダの記録系には適合し
ない再生映像信号が得られるようにすることである。
D 発明が解決しようとする課題 上述の如くに、映像信号自体が画像モニタには適合す
るが別のビデオテープレコーダの記録系には適合しない
ものとなるように変形せしめられ、それが磁気テープに
記録されることにより記録済みテープが作成され、記録
済みテープに記録された映像信号がビデオテープレコー
ダの再生系により再生されるようになされた記録再生シ
ステムにおいては、記録済みテープに変形せしめられて
記録された映像信号は、ビデオテープレコーダの再生系
によってそのまま再生されることが要求されるので、記
録済みテープの作成に際しての映像信号の変形は、比較
的小なる自由度のもとで行われることになり、それゆ
え、ビデオテープレコーダの再生系から得られる再生映
像信号が、画像モニタには適合するが別のビデオテープ
レコーダの記録系には適合しないものとされるにあたっ
ての信頼性に欠けることになる虞があるという不都合が
伴われることになる。
斯かる点に鑑み、本発明は、映像信号の記録媒体への
記録を行う記録系と記録媒体からの映像信号の再生を行
う再生系とを備え、記録媒体に記録された映像信号につ
いてのダビングが不可とされるべき際にその要求に応じ
るにあたり、記録媒体から再生系を通じて得られる再生
映像信号を、画像モニタに供給されるにあたっては画像
モニタ上に正常な再生画像が得られることになる、画像
モニタに適合するものとなし、かつ、他の記録系に供給
されるにあたっては、その記録系による記録媒体への適
正な記録が行われないことになる、他の記録系には適合
しないものとなすことにおいて、充分な信頼性が得られ
るようにされた映像信号記録再生システムを提供するこ
とを目的とする。
E 課題を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に係る映像信号記録
再生システムにおける第1の形態をとるものは、記録系
と再生系とを備え、記録系が、映像信号を、ダビング不
可識別信号が付加されたものとなすとともに、その垂直
及び水平ブランキング期間部及びそれらの中における信
号を夫々予め設定された所定の態様を有するものとなし
て記録媒体に記録するものとされ、再生系が、記録媒体
に記録された映像信号の読取りを行い、読み取られた映
像信号がダビング不可識別信号の付加がなされたもので
あるとき、読み取られた映像信号を、少なくともその水
平ブランキング期間部に所定のレベルを有したパルス信
号が付加されることにより、少なくともその垂直もしく
は水平ブランキング期間部が記録媒体に記録された状態
のものとは異ならしめられたものとして再生し、再生映
像信号を得るものとされて、構成される。
また、本発明に係る映像信号記録再生システムにおけ
る第2の形態をとるものは、記録系と再生系とを備え、
記録系が、映像信号が第1のダビング不可識別信号が付
加されたものでない場合には、映像信号を、第2のダビ
ング不可識別信号が付加されたものとなすとともに、そ
の垂直及び水平ブランキング期間部及びそれらの中にお
ける信号を夫々予め設定された所定の態様を有するもの
となして記録媒体に記録し、映像信号が第1のダビング
不可識別信号が付加されたものである場合には、映像信
号の記録媒体への記録を行わないものとされ、再生系
が、記録媒体に記録された映像信号の読取りを行い、読
み取られた映像信号が第2のダビング不可識別信号の付
加がなされたものであるとき、読み取られた映像信号を
第1のダビング不可識別信号が付加されたものとなして
再生し、再生映像信号を得るものとされて、構成され
る。
F 作 用 上述の如くに構成される本発明に係る映像信号記録再
生システムにおける第1の形態をとるものにあっては、
記録系において、入力映像信号がそれ自体変形されるこ
となく、単に、ダビング不可識別信号が付加されたもの
とされて記録媒体に記録され、一方、再生系において、
記録媒体に記録された映像信号がダビング不可識別信号
が付加されたものである場合には、記録媒体から読み取
られた映像信号が、少なくともその水平ブランキング期
間部に所定のレベルを有したパルス信号が付加されるこ
とにより、少なくともその垂直もしくは水平ブランキン
グ期間部が記録媒体に記録された状態のものとは異なら
しめられたものとされて、再生映像信号が形成される。
そして、斯かる再生映像信号は、画像モニタには適合
し、他の映像信号記録再生システムの記録系には適合し
ないものとされるが、このような再生映像信号は、再生
系において記録媒体から読み取られた映像信号に基づい
て得られるので、比較的大なる自由度のもとで形成され
ることになり、それゆえ、画像モニタには適合するが他
の映像信号記録再生システムの記録系には適合しないも
のとされるにあたっての信頼性が充分なものとされる。
また、本発明に係る映像信号記録再生システムにおけ
る第2の形態をとるものにあっては、記録系において、
入力映像信号が第1のダビング不可識別信号が付加され
たものでない場合には、入力映像信号がそれ自体変形さ
れることなく、単に、第2のダビング不可識別信号が付
加されたものとされて記録媒体に記録され、入力映像信
号が第1のダビング不可識別信号が付加されたものであ
る場合には、入力映像信号が記録媒体に記録されない。
さらに、再生系において、記録媒体に記録された映像信
号が第2のダビング不可識別信号が付加されたものであ
る場合には、記録媒体から読み取られた映像信号が、第
1のダビング不可識別信号が付加されたものとされて、
再生映像信号が形成される。そして、斯かる再生映像信
号は、画像モニタには適合するものとされるが、他の映
像信号記録再生システムの記録系によっては、記録媒体
への記録がなされないものとされ、それゆえ、画像モニ
タには適合するが他の映像信号記録再生システムの記録
系には適合しないものとされるにあたっての信頼性が充
分なものとされることになる。
G 実施例 G−1 記録系の一例(第2図及び第3図) 第2図は、本発明に係る映像信号記録再生システムの
一例における記録系を示す。
この記録系の例においては、入力端子11からの入力映
像信号Svが、アナログ/ディジタル(A/D)変換部12に
供給されてディジタル映像信号Dvに変換され、ディジタ
ル映像信号Dvはメモリ13に供給される。また、入力端子
11からの入力映像信号Svが、書込クロック・タイミング
信号発生部14に供給される。それにより、書込クロック
・タイミング信号発生部14から書込クロック信号Cwが書
込アドレス信号発生部15に供給され、書込アドレス信号
発生部15から、書込クロック信号Cwに基づいて形成され
た書込アドレス信号ACwが、メモリ13に供給される。さ
らに、書込クロック・タイミング信号発生部14から同期
タイミング信号Pvが読出クロック・タイミング信号発生
部16に供給され、読出クロック・タイミング信号発生部
16から読出クロック信号Cr,フレームパルスPm及びライ
ンパルスPhが読出アドレス信号発生部17に供給され、そ
れにより、読出アドレス信号発生部17から、読出クロッ
ク信号Cr,フレームパルスPm及びラインパルスPhに基づ
いて形成された読出アドレス信号ACrが、メモリ13に供
給される。従って、メモリ13においては、ディジタル映
像信号Dvが、書込アドレス信号ACwに従って書き込ま
れ、また、書き込まれたディジタル映像信号Dvが、読出
アドレス信号ACrに従って読み出されて、メモリ13から
ディジタル補正処理がなされたディジタル映像信号Dv′
が導出され、加算部18に供給される。斯かる際、フレー
ムパルスPmは、例えば、30.00Hzに選定され、また、ラ
インパルスPhは、例えば、33.75KHzに選定される。
また、読出アドレス信号発生部17からの同期タイミン
グパルスPtがダビング不可識別信号・同期信号発生部19
に供給される。そして、ダビング不可識別信号・同期信
号発生部19から、同期タイミングパルスPtに応じて形成
された垂直同期信号と水平同期信号とを含む複合同期信
号Ds及びダビング不可識別信号Ddが加算部18に供給さ
れ、加算部18において、メモリ13から導出されたディジ
タル映像信号Dv′に、ダビング不可識別信号・同期信号
発生部19からの複合同期信号Ds及びダビング不可識別信
号Ddが付加される。
加算部18から得られる、複合同期信号Ds及びダビング
不可識別信号Ddが付加されたディジタル映像信号Dv′
が、ディジタル/アナログ(D/A)変換部20に供給され
てアナログ化された映像信号SVが得られる。斯かる映像
信号SVは、仮にダビング不可識別信号Ddが付加されなか
ったとすると、第3図Aに示される如くに、水平同期信
号Hp,画像情報信号成分Vc等を含んだ波形を有するもの
とされる。これに対し、ダビング不可識別信号Ddが付加
されて得られる映像信号SVは、第3図Bに示される如く
に、水平同期信号Hp,画像情報信号成分Vc等を含むもの
とされるとともに、ダビング不可識別信号Ddに基づくダ
ビング不可識別パルスPdが、例えば、垂直ブンキング期
間における最終ライン期間に挿入された波形を有するも
のとされる。
D/A変換部20からの映像信号SVは、記録信号処理部21
において、記録にあたっての所定の処理が施されて記録
映像信号WSVとされ、記録増幅部22で増幅された後、回
転磁気ヘッド30A及び30Bに供給される。
書込クロック・タイミング信号発生部14からは、ヘッ
ドサーボコントロール基準パルスPcとフレームパルスPm
も送出される。ヘッドサーボコントロール基準パルスPc
は、例えば、120.00Hzの周波数を有するものとされて、
ヘッドサーボコントロール部31に供給される。ヘッドサ
ーボコントロール部31は、ヘッドサーボコントロール基
準パルスPcが基準とされて形成されたヘッド駆動信号SD
hをヘッド駆動部32に供給して、ヘッド駆動部32を作動
させる。それにより、回転磁気ヘッド30A及び30Bが、ヘ
ッド駆動部32により、ヘッドサーボコントロール基準パ
ルスPcに応じた速度をもって回転駆動される。また、書
込クロック・タイミング信号発生部14からのフレームパ
ルスPmは、例えば、30.00Hzの周波数を有するものとさ
れ、記録増幅部33を通じて、固定磁気ヘッドとされたコ
ントロールトラックヘッド34に供給されるとともに、キ
ャプスタンサーボコントロール部35に供給される。キャ
プスタンサーボコントロール部35は、フレームパルスPm
が基準とされて形成されたキャプスタン駆動信号SDcを
キャプスタン駆動部36に供給して、キャプスタン駆動部
36を作動させる。それにより、キャプスタン37が、キャ
プスタン駆動部36により、フレームパルスPmに応じた回
転速度をもって回転駆動される。
斯かるもとで、磁気テープ40が、コントロールトラッ
クヘッド34が継続的に当接せしめられ、かつ、回転磁気
ヘッド30A及び30Bによって交互に走査されることになる
パスをとって、キャプスタン37及びピンチローラ38によ
り、キャプスタン37の回転速度に応じた走行速度をもっ
て走行せしめられるものとされる。そして、回転磁気ヘ
ッド30A及び30Bに供給された記録映像信号WSVが、回転
磁気ヘッド30A及び30Bが交互に磁気テープ40を走査る毎
に、磁気テープ40に傾斜トラックを形成して記録され、
また、コントロールラックヘッド34に供給されたフレー
ムパルスPmが、磁気テープ40にその長手方向に沿うコン
トロールトラックを形成して記録される。
上述の如くの構成のもとに、磁気テープ40に対する回
転磁気ヘッド30A及び30B及びコントロールトラックヘッ
ド34による記録動作が行われて、入力映像信号Svにダビ
ング不可識別パルスPdが付加されたものに相当する記録
映像信号WSVが記録された磁気テープ40が得られること
になる。
G−2 再生系の一例(第1図) 第1図は、本発明に係る映像信号記録再生システムの
一例における再生系を示す。
この再生系の例は、第2図に示される記録系の一例と
回転磁気ヘッド30A及び30B,ヘッド駆動部32,コントロー
ルトラックヘッド34,キャプスタン駆動部36,キャプスタ
ン37及びピンチローラ38を共有するものとされており、
また、第2図に示される記録系の一例により記録映像信
号WSVの記録が行われた磁気テープ40から再生映像信号
を得るようにされている。斯かる再生系の例において
は、磁気テープ40に形成された傾斜トラックが回転磁気
ヘッド30A及び30Bにより交互に走査されて、傾斜トラッ
クに記録された記録映像信号WSVが読み取られ、回転磁
気ヘッド30A及び30Bから読取映像信号RSVが得られる。
この読取映像信号RSVは、再生増幅部51において増幅さ
れた後、再生信号処理部52において所定の処理が施され
て映像信号SV′とされ、A/D変換部53に供給される。A/D
変換部53においては、映像信号SV′がディジタル化され
てディジタル映像信号DV′が得られ、それがメモリ54に
供給される。
A/D変換部53から得られるディジタル映像信号DV′
は、書込クロック・タイミング信号発生部55及び書込ア
ドレス信号発生部56にも供給され、それにより、書込ク
ロック・タイミング信号発生部55から書込クロック信号
Cw′が書込アドレス信号発生部56に送出され、書込アド
レス信号発生部55から書込クロック信号Cw′に基づいて
形成された書込アドレス信号ACw′が得られてメモリ54
に供給される。そして、メモリ54に、A/D変換部53から
のディジタル映像信号DV′が書込アドレス信号ACw′に
従って書き込まれる。
さらに、A/D変換部53から得られるディジタル映像信
号DV′は、ダビング不可識別信号検出部57にも供給さ
れ、ダビング不可識別信号検出部57においては、ディジ
タル映像信号DV′におけるダビング不可識別信号Ddの再
生出力信号Dd′についての検出が行われる。そして、ダ
ビング不可識別信号検出部57からは、ダビング不可識別
信号Ddの再生出力信号Dd′についての検出に応じて検出
出力信号Qdが得られ、それが1/m・1/m′切換分周部58及
び1/n・1/n′切換分周部59の夫々に供給される。1/m・1
/m′切換分周部58及び1n/1n′切換分周部59の夫々に
は、基準発振部60からの、例えば、44.55MHzとされる周
波数f0を有するものとされた発振出力信号Coが供給され
る。そして、1/m・1/m′切換分周部58は、ダビング不可
識別信号検出部57からの検出出力信号Qdが供給されない
とき、発振出力信号Coについての1/m分周を行って周波
数f0/mを有する分周出力信号Cmを発生し、また、ダビン
グ不可識別信号検出部57からの検出出力信号Qdが供給さ
れるもとにおいては、発振出力信号Coについての1/m′
分周を行って周波数f0/m′を有する分周出力信号Cm′を
発生する。斯かる際、分周出力信号Cmの周波数f0/mは、
例えば、120.00Hzとなるように設定され、分周出力信号
Cm′の周波数f0/m′は、120.00・m/m′Hzとされる。さ
らに、1/n・1/n′切換分周部59は、ダビング不可識別信
号検出部57からの検出出力信号Qdが供給されないとき、
発振出力信号Coについての1/n分周を行って周波数f0/n
を有する分周出力信号Cnを発生し、また、ダビング不可
識別信号検出部57からの検出出力信号Qdが供給されるも
とにおいては、発振出力信号Coについての1/n′分周を
行って周波数f0/n′を有する分周出力信号Cn′を発生す
る。斯かる際、分周出力信号Cnの周波数f0/nは、例え
ば、33.75KHzとなるように設定され、分周出力信号Cn
の周波数f0/n′は、33.75・n/n′KHzとされる。
1/m・1/m′切換分周部58から得られる分周出力信号Cm
もしくはCm′は、1/2分周部61により分周されて分周出
力信号C2mもしくはC2m′とされ、分周出力信号C2mの周
波数f0/2mが、例えば、60.00Hzとされるとともに、分周
出力信号C2mの周波数f0/2m′が60.00・m/m′Hzとされ
る。そして、1/2分周部61から得られる分周出力信号C2m
もしくはC2m′は、1/2分周部62によりさらに分周されて
分周出力信号C4mもしくはC4m′とされ、分周出力信号C
4mの周波数f0/4mが、例えば、30.00Hzとされるととも
に、分周出力信号C4m′の周波数f0/4m′が30.00・m/m′
Hzとされる。なお、1/2分周部61から得られる分周出力
信号C2mもしくはC2m′は、1/n・1/n′切換分周部59にリ
セット信号として供給される。
このようにして得られる基準発振部60からの周波数f0
を有するものとされた発振出力信号Co,1/2分周部62から
の周波数f0/4mを有する分周出力信号C4mもしくは周波数
f0/4m′を有する分周出力信号C4m′、及び、1/n・1/n′
切換分周部59からの周波数f0/nを有する分周出力信号Cn
もしくは周波数f0/n′を有する分周出力信号Cn′が、夫
々、読出クロック信号Cr′,フレームパルスPm′及びラ
インパルスPh′として読出アドレス信号発生部63に供給
され、それにより、読出アドレス信号発生部63から、発
振出力信号C0,分周出力信号C4mもしくはC4m′、及び、
分周出力信号CnもしくはCn′に基づいて形成された読出
アドレス信号ACr′がメモリ54に供給される。それによ
り、メモリ54から、書込アドレス信号ACw′に従って書
き込まれたディジタル映像信号DV′が、読出アドレス信
号ACr′に従って読み出されて、メモリ54からディジタ
ル映像信号DV″が導出され、加算部64に供給される。
また、読出アドレス信号発生部63からの同期タイミン
グパルスPt′が同期信号発生部65に供給される。そし
て、同期信号発生部65から、同期タイミングパルスPt′
に応じて形成された垂直同期信号と水平同期信号とを含
む複合同期信号Ds′が加算部64に供給され、加算部64に
おいて、メモリ54から導出されたディジタル映像信号D
V″に同期信号発生部65からの複合同期信号Ds′が付加
される。
加算部64から得られる、複合同期信号Ds′が付加され
たディジタル映像信号DV″が、D/A変換部66に供給され
てアナログ化され、その結果、D/A変換部66から再生映
像信号Sv′が得られて出力端子67に導出される。
斯かる際、1/m・1/m′切換分周部58から得られる分周
出力信号CmもしくはCm′がヘッドサーボコントロール部
68に供給される。ヘッドサーボコントロール部68は、分
周出力信号CmもしくはCm′が基準とされて形成されたヘ
ッド駆動信号SVh′をヘッド駆動部32に供給して、ヘッ
ド駆動部32を作動させる。それにより、回転磁気ヘッド
30A及び30Bが、ヘッド駆動部32により、分周出力信号Cm
もしくはCm′に応じた速度をもって回転駆動される。ま
た、1/2分周部62から得られる分周出力信号C4mもしくは
C4m′がキャプスタンサーボコントロール部69に供給さ
れるとともに、磁気テープ40に形成されたコントロール
トラックからコントロールトラックヘッド34により読み
取られ、再生増幅部70により増幅されたコントロールト
ラックパルスPCTも、キャプスタンサーボコントロール
部69に供給される。キャプスタンサーボコントロール部
69は、分周出力信号C4mもしくはC4m′とコントロールト
ラックパルスPCTとが基準とされて形成されたキャプス
タン駆動信号SDc′をキャプスタン駆動部36に供給し
て、キャプスタン駆動部36を作動させる。それにより、
キャプスタン37が、キャプスタン駆動部36により、分周
出力信号C4mもしくはC4m′に応じた回転速度をもって回
転駆動される。
上述の如くにして、出力端子67に得られる再生映像信
号Sv′は、ダビング不可識別信号検出部57から検出出力
信号Qdが得られないとき、即ち、磁気テープ40における
記録映像信号WSVがダビング不可識別信号Ddの付加がな
されたものでないとき、例えば、フレーム周波数をf0/4
m=30.00Hzとするとともにライン周波数をf0/4n=33.75
KHzとするもの、従って、垂直同期信号の周波数をf0/8m
=60.00Hzとするとともに水平同期信号の周波数をf0/4n
=33.75KHzとするものとされ、一方、ダビング不可識別
信号検出部57から検出出力信号Qdが得られるとき、即
ち、磁気テープ40における記録映像信号WSVがダビング
不可識別信号Ddの付加がなされたものであるとき、例え
ば、フレーム周波数をf0/4m′=30.00・m/m′Hzとする
とともにライン周波数をf0/4n′=33.75・n/n′とする
もの、従って、垂直同期信号の周波数をf0/8m′=60.00
・m/m′Hzとするとともに水平同期信号の周波数をf0/4
n′=33.75・n/n′KHzとするものとされる。そして、垂
直同期信号の周波数をf0/8m=60.00Hzとするとともに水
平同期信号の周波数をf0/4n=33,75KHzとする再生映像
信号Sv′は、画像モニタに供給されるとき画像モニタ上
に正常な再生画像が得られるとともに、第2図に示され
る如くに構成される、他の映像信号記録再生システムに
おける記録系に供給されるとき、その記録系によって適
正な記録がなされるものとされ、一方、垂直同期信号の
周波数をf0/8m′=60.00・m/m′Hzとするとともに水平
同期信号の周波数をf0/4n′=33.75・n/n′とする再生
映像信号Sv′は、画像モニタに供給されるにあたっては
画像モニタ上に正常な再生画像が得られるものとされる
が、第2図に示される如くに構成される、他の映像信号
記録再生システムにおける記録系に供給されるにあたっ
ては、その記録系による記録媒体への適正な記録が行わ
れないことになるものとされる。従って、磁気テープ40
における記録映像信号WSVがダビング不可識別信号Ddの
付加がなされたものであるときには、そのダビングが不
可とされることになる。
上述の再生系の例においては、ダビング不可識別信号
検出部57からの検出出力信号Qdが得られるとき、即ち、
磁気テープ40における記録映像信号WSVがダビング不可
識別信号Ddの付加がなされたものであるとき、再生映像
信号Sv′が、その垂直同期信号の周波数と水平同期信号
の周波数との両者を磁気テープ40における記録映像信号
WSVのそれらとは異にするものとされて、画像モニタに
供給されるにあたっては画像モニタ上に正常な再生画像
が得られるものとされるが、他の映像信号記録再生シス
テムにおける記録系に供給されるにあたっては、その記
録系による記録媒体への適正な記録が行われないことに
なるものとされるようにされているが、再生映像信号S
V′が、画像モニタに供給される際には、画像モニタ上
に正常な再生画像が得られるものとされるが、他の映像
信号記録再生システムにおける記録系に供給される際に
は、その記録系による記録媒体への適正な記録が行われ
ないことになるものとされるにあたっては、その垂直同
期信号の周波数と水平同期信号の周波数との両者が磁気
テープ40における記録映像信号WSVのそれらとは異にさ
れることに代えて、以下に挙げられる如くの各種の方策
がとられるようにされてもよい。
再生映像信号Sv′が、少なくともその垂直同期信号
及び水平同期信号の夫々が、所定の周波数を有した変調
信号により周波数偏移が所定範囲に制限されたもとで周
波数変調せしめられたものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその垂直同期信号
の周波数が磁気テープ40における記録映像信号WSVのそ
れとは相違せしめられたものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその垂直に同期信
号が、所定の周波数を有した変調信号により周波数偏移
が所定範囲内に制限されたもとで周波数変調せしめられ
たものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその水平同期信号
の周波数が磁気テープ40における記録映像信号WSVのそ
れとは相違せしめられたものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその水平同期信号
が、所定の周波数を有した変調信号により周波数偏移が
所定範囲内に制限されたもとで周波数変調せしめられた
ものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその垂直同期信号
の波形が、磁気テープ40における記録映像信号WSVのそ
れとは相違せしめられて、他の映像信号記録再生システ
ムにおける記録系に対しては不適なものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその垂直同期信号
の波形が周期的に変化せしめられて、他の映像信号記録
再生システムにおける記録系に対しては不適なものとさ
れる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその水平ブランキ
ング期間部に所定のレベルを有したパルス信号が付加さ
れて、他の映像信号記録再生システムにおける記録系に
対しては不適なものとされる。
再生映像信号Sv′が、少なくともその水平ブランキ
ング期間部に周期的に変動するレベルを有したパルス信
号が付加されて、他の映像信号記録再生システムにおけ
る記録系に対しては不適なものとされる。
G−3 記録系の他の例(第4図) 第4図は、本発明に係る映像信号記録再生システムの
他の例における記録系を示す。
この第4図に示される記録系の例は、第2図に示され
る記録系の例に見られる構成を全て含んでおり、第4図
における第2図に示される部分と同様なものとされる各
部については、第2図と共通の符号か付されて示されて
いて、それらについての重複説明は省略される。
第4図に示される記録系の例においては、A/D変換部1
2から得られるディジタル映像信号Dvが供給されるダビ
ング不可識別信号検出部71が設けられており、ダビング
不可識別信号検出部71においては、ディジタル映像信号
Dv中に含まれるものとされたダビング不可識別信号DDの
検出が行われる。ダビング不可識別信号DDは、例えば、
ディジタル映像信号Dvにおける垂直ブランキング期間部
に配された変形等価パルスの形態をとるものとされ、斯
かる変形等価パルスは、通常の等価パルスが一定幅をも
って複数個配されるのに対して、幅の広・狭を一つおき
に繰り返して複数個配されるものとされる。そして、ダ
ビング不可識別信号検出部71においてダビング不可識別
信号DDが検出される場合には、ダビング不可識別信号検
出部71から検出出力信号QDが得られて、それが記録信号
処理部21に供給される。ダビング不可識別信号検出部71
からの検出出力信号QDが記録信号処理部21に供給される
と、記録信号処理部21からの記録映像信号WSVの送出が
禁止され、従って、入力映像信号Svに基づいて形成され
た記録映像信号WSVの磁気テープ40への記録が行われな
い状態とされることになり、入力映像信号Svについての
ダビングが防止される。
一方、ダビング不可識別信号検出部71においてダビン
グ不可識別信号DDが検出されない場合には、ダビング不
可識別信号検出部71からの検出出力信号QDは得られず、
従って、記録信号処理部21からの記録映像信号WSVが送
出されて、記録映像信号WSVの磁気テープ40への記録が
行われる。
G−4 再生系の他の例(第5図) 第5図は、本発明に係る映像信号記録再生システムの
他の例における再生系を示す。
この第5図に示される再生系の例は、第1図に示され
る再生系の例と同様に構成された部分を多々含んでお
り、第5図における第1図に示される部分と同様なもの
とされる各部については、第1図と共通の符号が付され
て示されていて、それらについての重複説明は省略され
る。
第5図に示される再生系の例は、第1図に示される再
生系の例と比較すると、第1図に示される再生系の例に
おける1/m・1/m′切換分周部58及び1/n・1/n′切換分周
部59に代えて、夫々、基準発振部60から送出される発振
出力信号Coについての1/m分周を行う1/m分周部58′及び
基準発振部60から送出される発振出力信号Coについての
1/n分周を行う1/n分周部59′が設けられており、さら
に、第1図に示される再生系の例における同期信号発生
部65に代えて、垂直同期信号と水平同期信号とを含む複
合同期信号Ds′及びダビング不可識別信号DDを送出する
状態と複合同期信号Ds′のみを送出す状態とを選択的に
とる、ダビング不可識別信号・同期信号発生部65′が設
けられている。そして、ダビング不可識別信号・同期信
号発生部65′には、ダビング不可識別信号検出部57から
得られる検出出力信号Qdが供給される。他の部分につい
ては、第1図に示される再生系と同様である。
斯かるもとにおいて、ダビング不可識別信号検出部57
から検出出力信号Qdが得られる場合には、ダビング不可
識別信号検出部57からの検出出力信号Qdがダビング不可
識別信号・同期信号発生部65′に供給されて、ダビング
不可識別信号・同期信号発生部65′が複合同期信号Ds′
及びダビング不可識別信号DDを送出する状態をとるもの
とされる。それにより、加算部64において、メモリ54か
ら導出されたディジタル映像信号DV″にダビング不可識
別信号・同期信号発生部65′からの複合同期信号Ds′及
びダビング不可識別信号DDが付加され、加算部64から得
られる、複合同期信号Ds′及びダビング不可識別信号DD
が付加されたディジタル映像信号DV″が、D/A変換部66
に供給されてアナログ化され、その結果、D/A変換部66
から再生映像信号Sv′が得られて出力端子67に導出され
る。
一方、ダビング不可識別信号検出部57から検出出力信
号Qdが得られない場合には、ダビング不可識別信号・同
期信号発生部65′が複合同期信号Ds′のみを送出する状
態をとるものとされる。それにより、加算部64におい
て、メモリ54から導出されたディジタル映像信号DV″に
ダビング不可識別信号・同期信号発生部65′からの複合
同期信号Ds′が付加され、加算部64から得られる、複合
同期信号Ds′が付加されたディジタル映像信号DV″が、
D/A変換部66に供給されてアナログ化され、その結果、D
/A変換部66から再生映像信号Sv′が得られて出力端子67
に導出される。
上述の如くにして、出力端子67に得られる再生映像信
号Sv′は、ダビング不可識別信号検出部57から検出出力
信号Qdが得られないとき、即ち、磁気テープ40における
記録映像信号WSVがダビング不可識別信号DDの付加がな
されたものでないとき、画像モニタに供給されるにあた
って画像モニタ上に正常な再生画像が得られるととも
に、第4図に示される如くに構成される、他の映像信号
記録再生システムにおける記録系に供給されるとき、そ
の記録系によりダビング不可識別信号DDが付加されての
適正な記録がなされるものとされ、一方、ダビング不可
識別信号検出部57から検出出力信号Qdが得られるとき、
即ち、磁気テープ40における記録映像信号WSVがダビン
グ不可識別信号DDの付加がなされたものであるとき、画
像モニタに供給されるにあたっては画像モニタ上に正常
な再生画像が得られるものとされるが、第4図に示され
る如くに構成される、他の映像信号記録再生システムに
おける記録系に供給されるにあたっては、その記録系に
よる記録媒体への記録が行われないことになるものとさ
れる。従って、磁気テープ40における記録映像信号WSV
がダビング不可識別信号DDの付加がなされたものである
ときには、そのダビングが不可とされることになる。
H 発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る映像信号
記録再生システムによれば、映像信号に記録媒体への記
録を行う記録系と記録媒体からの映像信号の再生を行う
再生系とを備え、記録媒体に記録された映像信号につい
てのダビングが不可とされるべき際にその要求に応じる
にあたり、記録系において、入力映像信号がそれ自体変
形されることなく、単に、ダビング不可識別信号が付加
されたものとされて記録媒体に記録され、一方、再生系
において、記録媒体に記録された映像信号がダビング不
可識別信号が付加されたものである場合には、記録媒体
から読み取られた映像信号が、少なくともその水平ブラ
ンキング期間部に所定のレベルを有したパルス信号が付
加されることにより、少なくともその垂直もしくは水平
ブランキング期間部が記録媒体に記録された状態のもの
とは異ならしめられたものされて、再生映像信号が形成
されようにされ、あるいは、記録系において、入力映像
信号が第1のダビング不可識別信号が付加されたもので
ない場合には、入力映像信号がそれ自体変形されること
なく、単に、第2のダビング不可識別信号が付加された
ものとされて記録媒体に記録され、入力映像信号が第1
のダビング不可識別信号が付加されたものである場合に
は、入力映像信号が記録媒体に記録されず、さらに、再
生系において、記録媒体に記録された映像信号が第2の
ダビング不可識別信号が付加されたものである場合に
は、記録媒体から読み取られた映像信号が、第1のダビ
ング不可識別信号が付加されたものとされて、再生映像
信号が形成されるので、斯かる再生映像信号、画像モニ
タには適合するものとされるが、他の映像信号記録再生
システムの記録系によっては記録媒体への記録がなされ
ないものとなすことができ、それゆえ、再生映像信号を
画像モニタには適合するが他の映像信号記録再生システ
ムの記録系には適合しないものとされるにあたっての信
頼性を充分なもとにすることができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る映像信号記録再生システムの一例
における再生系を示すブロックダイアグラム、第2図は
本発明に係る映像信号記録再生システムの一例における
記録系を示すブロックダイアグラム、第3図A及びBは
第2図に示される記録系の動作説明に供される波形図、
第4図は本発明に係る映像信号記録再生システムの他の
例における記録系を示すブロックダイアグラム、第5図
は本発明に係る映像信号記録再生システムの他の例にお
ける再生系を示すブロックダイアグラムである。 図中、13及び54はメモリ、15及び56は書込アドレス信号
発生部、17及び63は読出アドレス信号発生部、18及び64
は加算部、19及び65′はダビング不可識別信号・同期信
号発生部、21は記録信号処理部、30A及び30Bは回転磁気
ヘッド、40は磁気テープ、52は再生信号処理部、57はダ
ビング不可識別信号検出部、58は1/m・1/m′切換分周
部、59は1/n・1/n′切換分周部、58′は1/m分周部、5
9′は1/n分周部、60は基準発振部、61及び62は1/2分周
部、65は同期信号発生部である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を、ダビング不可識別信号が付加
    されたものとなすとともに、その垂直及び水平ブランキ
    ング期間部及び該垂直及び水平ブランキング期間部にお
    ける信号を夫々予め設定された所定の態様を有するもの
    となして記録媒体に記録する記録系と、 記録媒体に記録された映像信号の読取りを行い、読み取
    られた映像信号がダビング不可識別信号の付加がなされ
    たものであるとき、上記読み取られた映像信号を、少な
    くともその水平ブランキング期間部に所定のレベルを有
    したパルス信号が付加されることにより、少なくともそ
    の垂直もしくは水平ブランキング期間部が上記記録媒体
    に記録された状態のものとは異ならしめられたものとし
    て再生し、再生映像信号を得る再生系と、 を備えて構成された映像信号記録再生システム。
  2. 【請求項2】映像信号が第1のダビング不可識別信号が
    付加されたものでない場合には、該映像信号を、第2の
    ダビング不可識別信号が付加されたものとなすととも
    に、その垂直及び水平ブランキング期間部及び該垂直及
    び水平ブランキング期間部における信号を夫々予め設定
    された所定の態様を有するものとなして記録媒体に記録
    し、映像信号が第1のダビング不可識別信号が付加され
    たものである場合には、該映像信号の記録媒体への記録
    を行わない記録系と、 記録媒体に記録された映像信号の読取りを行い、読み取
    られた映像信号が上記第2のダビング不可識別信号の付
    加がなされたものであるとき、上記読み取られた映像信
    号を上記第1のダビング不可識別信号が付加されたもの
    となして再生し、再生映像信号を得る再生系と、 を備えて構成された映像信号記録再生システム。
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