JP2981410B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2981410B2
JP2981410B2 JP7088154A JP8815495A JP2981410B2 JP 2981410 B2 JP2981410 B2 JP 2981410B2 JP 7088154 A JP7088154 A JP 7088154A JP 8815495 A JP8815495 A JP 8815495A JP 2981410 B2 JP2981410 B2 JP 2981410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源投入時の突入電流
を抑制する保護抵抗を備えた電源装置に係り、特に通常
動作時には保護抵抗を短絡するようなスイッチ手段を備
えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スイッチング電源をはじめとす
る電源装置では、電源投入時に入力される過大な突入電
流からスイッチング素子などを保護するための突入電流
防止回路を備えている。図10は突入電流防止回路2を
示した回路図である。この突入電流防止回路2は、電源
装置の入力側において直列に接続される保護抵抗4と、
この保護抵抗4に対して並列に接続されるスイッチ手段
6とから主に構成されている。スイッチ手段6は電源投
入の際にオフ状態となって、入力される突入電流を保護
抵抗4に入力させ抑制させる。その後電源装置が通常動
作に移った際には、スイッチ手段6はオン状態となって
保護抵抗4を短絡し、供給電源が入力される迂回路5を
形成するようになっている。
【0003】ところで、上記スイッチ手段6としては例
えばサイリスタなどの半導体スイッチ素子からリレーな
ど幅広く具体的に挙げられる。しかしながら、これらの
スイッチ手段6においては何らかの原因による動作不良
が考えられる。上記原因としては、例えば、リレーでは
巻線の断線、スイッチ素子では破損、あるいはスイッチ
の制御回路の動作停止などが考えられる。これらの事故
などによってスイッチ手段6の動作が停止すると、電源
装置は通常動作時になっても迂回路5が形成されず、供
給電源が保護抵抗4を介して入力され続けていた。これ
によって、保護抵抗4においては過大なパワーロスが生
じて、保護抵抗4が発熱し発火もしくは焼損する虞があ
った。そこで従来では、フェール・セーフとして保護抵
抗4の近傍に温度検知手段、即ち温度ヒューズ8を配し
て保護抵抗4を監視させ、保護抵抗4の過熱を検知する
と電源装置の動作を停止させる停止手段(図示外)が作
動するようなしくみになっていた。また、上記温度ヒュ
ーズ8は、図11に示すように保護抵抗4に対し直列に
接続され、保護抵抗4の過熱時には電源供給ラインを遮
断させるようにもなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
源装置の組立はハンダなどを用いて行われており、上記
温度ヒューズ8のように装置構成部品の中に温度を感知
して作動するものがあると、組立中の温度管理に大変気
を配らなければならなかった。殊に、一般的な電源装置
においては、この温度ヒューズ8が保護抵抗4の監視用
以外に用いられていないため、わざわざこのために温度
管理を行わなければならず、大変に煩わしかった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、突入電流防止回路のスイッチ手
段の動作不良によって引き起こす保護抵抗の過熱を、温
度ヒューズなどの温度検知手段を用いることなく防止す
ることが可能な電源装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の電源装置では、入力される供給
電源を所望の電源に変換して出力する電源装置本体と、
該電源装置本体の入力側に直列に接続されて電源投入時
の突入電流を抑制する保護抵抗と、該保護抵抗に対し並
列に接続されて突入電流入力後にオンして該保護抵抗の
両端を短絡するスイッチ手段とを備えた電源装置におい
て、該スイッチ手段は、非動作時にオフ状態となるよう
に設定されたメーク接点であって動作時にはオン状態と
なって該保護抵抗の両端を短絡する第1の接点と、該第
1の接点における接点状態の切換動作に連動して切り換
わって該第1の接点と同じあるいは相反する接点状態と
なる第2の接点とを備えた接点リレーで構成されるとと
もに、該第2の接点には、該第1の接点がオンしなかっ
たときに、該電源装置本体の動作を停止させる停止手段
が接続されていることを特徴とする。
【0007】好ましくは、本発明に係る第2の電源装置
では、入力される供給電源を所望の電源に変換して出力
する電源装置本体と、該電源装置本体の入力側に直列に
接続されて電源投入時の突入電流を抑制する保護抵抗
と、該保護抵抗に対し並列に接続されて突入電流入力後
にオンして該保護抵抗の両端を短絡するスイッチ手段と
を備えた電源装置において、該スイッチ手段は、非動作
時にオフ状態となるように設定されたメーク接点であっ
て動作時にはオン状態となって該保護抵抗の両端を短絡
する第1の接点と、該第1の接点における接点状態の切
換動作に連動して切り換わって該第1の接点と同じある
いは相反する接点状態となる第2の接点とを備えた接点
リレーで構成されるとともに、該第2の接点には、該第
1の接点がオンしなかったときに、該電源装置本体に入
力される入力電流を低減制御する制御手段が接続されて
いることを特徴とする。
【0008】また、好ましくは、前記第2の接点は前記
第1の接点とは相反する接点状態に切り換わるブレーク
接点であって、前記接点リレーは前記第1の接点及び前
記第2の接点の何れか一方を択一的にオン状態にする切
換接点リレーである。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明に係る第1の電源装置
にあっては、電源装置が通常動作を行っている際に、突
入電流防止用保護抵抗の短絡用に用いられる接点リレー
の第1の接点が何らかの原因によってオンしなくなった
としても、第1の接点がメーク接点であるため確実にオ
フ状態になり、このオフ状態になったことに連動して第
2の接点がオフまたはオン状態に切り換わる。この切り
換わりに応じて、第2の接点に接続された停止手段が作
動し、電源装置本体の動作を停止させるので、供給電源
からの入力は停止され、保護抵抗の過熱は防止される。
【0010】また、本発明に係る第2の電源装置にあっ
ては、上述と同様、第1の接点がオンされなくなって
も、第2の接点に接続された制御手段が作動し、電源本
体に入力される入力電流を低減させるので、保護抵抗の
発熱が抑制され、保護抵抗の過熱は防止される。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係る電源装置の実施例を添付
図面に基づき詳述する。図1は、本実施例に係る電源装
置10の回路図を示したものである。尚、従来例と同一
の構成要素には同一符号を付してある。本実施例の電源
装置10は、商用電源などから供給される正弦波状など
の交流入力を適宜な直流に変換して出力するものであ
る。この電源装置10では、交流入力側に突入電流防止
回路2が設けられ、電源投入の際入力される急峻な突入
電流が防止される。この突入電流防止回路2を介して入
力される交流入力は、ダイオードブリッジで構成された
整流回路12に入力されて全波整流され直流に変換され
る。整流回路12の直流出力はコンデンサC1によって
平滑され、トランス14の1次巻線14aとスイッチン
グ素子Q1との直列回路に印加される。ここで、スイッ
チング素子Q1は、制御部16から出力された制御パル
スによって交流入力より十分高い周波数でオン/オフ駆
動される。このスイッチング素子Q1のオン/オフによ
り1次巻線14a側には間欠的に電流が流れ、この電流
に応じてトランス14の2次巻線14b側には電流が生
じる。この電流は、ダイオードD1を通じてインダクタ
Lに蓄積され、その蓄積エネルギーはスイッチング素子
Q1がオフした際にダイオードD2を通じて出力部18
に出力される。
【0012】突入電流防止回路2について詳述する。こ
の突入電流防止回路2は、交流入力側に直列に接続され
る保護抵抗4と、この保護抵抗4に対し並列に接続され
るスイッチ手段6とから構成されている。スイッチ手段
6は電源投入時にオフ状態となって、突入電流を保護抵
抗4に入力させて抑制させている。また、このスイッチ
手段6は、突入電流入力後、電源装置10が通常動作に
移るとオン状態となり、保護抵抗4を短絡する。この短
絡によって、保護抵抗4には並列に迂回路5が形成さ
れ、交流入力は迂回路5を通じて入力されることにな
る。
【0013】本実施例の突入電流防止回路2では、上記
スイッチ手段6が動作不良になって保護抵抗4が過熱状
態にならないように後述するような構成を備えている。
即ち、スイッチ手段6は、2つ以上の接点22,24を
備えた接点リレー20で構成されている。この接点リレ
ー20は、電源投入時に動作信号を出力する図示されて
いない制御手段によって制御される。第1の接点22は
メーク接点となっていて、電源装置自体が動作を停止し
ている時や上記制御手段からの動作信号がない時には接
点を開きオフ状態になるように設定されている。また、
第2の接点24は、第1の接点22の切換り動作に連動
してオンあるいはオフ状態に接点が切り換わるようにな
っている。
【0014】このような接点リレー20としては、図1
または図2に示すような切換式の接点リレー20があ
る。この接点リレー20は、3つの接点端子26a,2
6b,26cを有し、これらによって2つの接点22,
24が形成されている。第1の接点22は、2つの接点
端子26a,26bが上記保護抵抗4の両端に各々接続
されて形成されている。また、第2の接点24は、第1
の接点22と相互共通な接点端子26aと残りの接点端
子26cとから形成されている。この相互に共通な接点
端子26aには可動部28が接続されていて、接点端子
26bあるいは接点端子26c何れか一方に当接され
て、第1の接点22あるいは第2の接点24何れか一方
を択一的に閉じるようになっている。そして、この可動
部28は、上記制御手段から出力された動作電流が図示
されていない巻線コイルに流れると、巻線コイルの励磁
力が発生し、これによって第2の接点24を開いて第1
の接点22を閉じるように動作する。
【0015】上記第2の接点24の接点端子26cに
は、上記制御部16の動作を停止させる制御部停止回路
30が接続されている。即ち、制御部16はスイッチン
グ素子Q1に対する制御パルスの出力動作を制御する制
御端子16aを備えている。この制御端子16aは、端
子が開放されるHモードと、端子が短絡されるLモード
との2モードを有し、これが何れかのモードに設定され
ることによって制御部16が制御される。そして、この
制御端子16aがLモードに設定されると、制御部16
は制御パルスの出力動作を停止するようになっている。
この制御端子16aには、これを短絡あるいは開放する
制御部停止回路30のスイッチ素子Q2が接続されてい
る。このスイッチ素子Q2には、抵抗R1とR2とR
3、コンデンサC2及びダイオードD3からなるドライ
ブ回路32が接続され、スイッチ素子Q2をオン/オフ
する。そして、上記第2の接点24が閉じたとき、すな
わち、この第2の接点24の接点状態が、第1の接点2
2がオフ状態であることを示しているときに、これを通
じてドライブ回路32は電源供給されてスイッチ素子Q
3をオンするように作動する。これによって、制御部1
6の制御端子16aは短絡されてLモードに設定され
て、制御部16による制御パルスの出力動作は停止され
る。尚、前記モードの設定においてはHモードで制御パ
ルスの出力動作が停止されるようになっていても良い。
【0016】以上から本実施例の作用について述べる
と、保護抵抗4に対し並列に接続される接点リレー20
が、電源装置10の通常動作時に何らかの原因によって
第1の接点22がオンしなくなり、交流入力の迂回路5
が形成されなくなった際、第2の接点24がこれに連動
してオンされる。これによって、制御部停止回路30が
作動して、制御部16による制御パルスの出力動作が停
止されるので、交流電源の入力は停止され、保護抵抗4
の過熱を防止することができる。
【0017】また、上記接点リレー20としては、図3
(a)及び(b)に示すような接点リレー20a,20
bであっても良い。これらの接点リレー20a,20b
では、図1に示す接点リレー20のように第1の接点2
2と第2の接点24とが相互に共通な接点端子26cが
なく、各々全く互い独立した接点をオン/オフすること
ができるようになっている。図3(a)の接点リレー2
0aは、可動部28を接点毎に複数備え、第2の接点2
4の可動部28bが第1の接点24の可動部28aに連
動して動作する。つまり、第1の接点22が開くと、こ
れに連動して第2の接点24も開くようになっている。
他方、図3(b)では、第1の接点22及び第2の接点
24が共に共通の単一の可動部28cにより開閉され
る。つまり、第1の接点22が開くと、これとは反対に
第2の接点24は閉じるようになっている。
【0018】図4は、図3(a)の接点リレー20aが
配置された電源装置10の回路図である。この図4に示
された接点リレー20aの第2の接点24は、後述する
3箇所のうち少なくとも1箇所に配置されて、上記制御
部16の動作を停止させて電源本体10の動作を停止さ
せる。まず、1箇所目の第2の接点24aは、制御部1
6の制御端子16aを短絡するスイッチ素子Q3の制御
電圧の印加部間に配置される。そして、この第2の接点
24bは、第1の接点22の開放に連動して、閉じて短
絡していた印加部間を開放し、スイッチ素子Q3をオン
させることで、制御部16の作動を停止させる。また、
2箇所目の第2の接点24bは、制御部16に供給され
る動作電源の供給ライン16b上に配置され、第1の接
点22の開放に応じて供給ライン16bを遮断させるこ
とで、制御部16の作動を停止させる。さらに、3箇所
目の第2の接点24cは、制御部16の制御パルスの出
力ライン16c上に配置されて、第1の接点22の開放
に応じて出力ライン16cを遮断させることで、制御部
16の作動を停止させる。
【0019】また、図5のように、制御部16とスイッ
チング素子Q1とがトランス15で絶縁されている電源
装置10aでも、図4の回路と同様、制御端子16aを
短絡するスイッチ素子Q4の制御電圧の印加部間に配置
された第2の接点24e、若しくは制御部16の供給ラ
イン16b上に配置された第2の接点24f、若しくは
制御部16の制御パルスの出力ライン16c上に配置さ
れた第2の接点24gによって、制御部16の動作停止
が可能になる。
【0020】さらにまた、上記接点リレー20aの第2
の接点24が、図6に示されているようにトランス14
の1次側の入力ライン34上や、または図7に示されて
いるようにトランス14の2次側の出力ライン36上に
配置され、上記第1の接点22の開放に応じて各々ライ
ン34,36を遮断させるようにしても良い。
【0021】また、その他、図8に示すように、本実施
例の電源装置10の出力側に接続されて電源供給される
外部システム38を、第2の接点24に接続された制御
端子40に接続して、第2の接点24の開閉に応じてそ
の外部システム38をオン/オフさせるようにしても良
い。
【0022】尚、以上においては、図3(a)に示され
た接点リレー20aを備えた電源装置10を説明した
が、図3(b)に示された接点リレー10bでも、第2
の接点の接点状態を反転させるようなロジック回路を付
加すれば、図3(a)の接点リレー20aの場合と同様
に動作させることができる。
【0023】上述した電源装置10では、接点リレー2
0に動作不良が生じた場合、電源装置10の動作を完全
に停止させるようになっているが、このほかに、保護抵
抗4に入力される入力電流を低減制御することによっ
て、保護抵抗4の発熱を抑制し、過熱を防止するように
しても良い。
【0024】即ち、図9に示されるように、スイッチン
グ素子Q1に対し制御パルスを出力する制御部16は、
制御パルスのパルス幅を調節できる。この制御パルスが
ある一定の幅を越えないようにその上限を定められるリ
ミット端子42を備えている。このリミット端子42に
は、外部から設定電圧が印加され、これに応じて上記上
限が定められるようになっている。このようなリミット
端子42には、接点リレー20の第2の接点24の接点
端子26cにおいて、図1の制御部停止回路30に替え
て上限設定回路44が接続されている。
【0025】この上限設定回路44では、通常動作時に
おいては、抵抗R4とR5との直列回路から得られる分
圧を設定電圧として上記リミット端子42に出力するよ
うになっている。抵抗R5にはスイッチ素子Q5と抵抗
R6との直列回路が並列に接続されている。スイッチ素
子Q5には、図1に示されたドライブ回路32が接続さ
れていて、第2の接点24が閉じたとき、すなわち第2
の接点24の接点状態が、第1の接点22がオフ状態で
あることを示しているときに、スイッチ素子Q5をオン
するようになっている。このことから、電源装置10の
通常動作時に、第1の接点22が何らかの事故によりオ
ンされなくなると、スイッチ素子Q5がオンされて、抵
抗R5に対し抵抗R6が並列に接続される。このため、
リミット端子42に印加される設定電圧は、抵抗R5と
R6とが合成抵抗になったために低下される。従って、
制御部16からは、ある一定の幅を越えるような制御パ
ルスが出力されることはなく、これにより保護抵抗4に
流れる入力電流はセーブされて、保護抵抗4の過熱を防
止することができる。
【0026】従って、接点リレー20が、電源装置10
の通常動作時に何らかの原因によって第1の接点22が
オンしなくなり、交流入力の迂回路5が形成されなくな
っても、保護抵抗4に入力される入力電流が低減制御さ
れるので、保護抵抗4の過熱を防止できるつつ、限られ
た範囲内において電源装置10を動作させることが可能
である。
【0027】
【発明の効果】以上、実施例で説明したように本発明に
係る第1の電源装置によれば、突入電流防止用保護抵抗
の短絡に用いられるスイッチ手段が接点リレーで構成さ
れれば、保護抵抗を短絡する第1の接点として非動作時
にはオフするメーク接点を当て、かつ第1の接点の接点
状態を識別できる第2の接点を形成することができる。
これによって、電源装置の通常動作時に、第1の接点が
何らかの原因でオンしなくなってもオフ状態になるの
で、これを第2の接点の接点状態から第1の接点の識別
が可能となる。このことから、第1の接点オフ時に応じ
て電源本体の動作を停止させる停止手段を設ければ、保
護抵抗の過熱を未然に防止でき、電源装置の安全性を向
上させることができる。
【0028】また、本発明に係る第2の電源装置によれ
ば、上記第2の接点に対し、上記停止手段に替えて、電
源本体に入力される入力電流を低減制御する制御手段を
接続すれば、電源装置の動作を全く停止させなくとも、
保護抵抗の過熱を防止でき、電源装置の安全性を向上さ
せることができる上、保護抵抗の過熱防止を図りつつ限
られた範囲内において電源装置自体を動作させることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置を示した回路図である。
【図2】図1の接点リレーを示した要部拡大図である。
【図3】(a)本発明の電源装置に備えられる接点リレ
ーの一例を示した模式図である。 (b)本発明の電源装置の備えられる接点リレーの一例
を示した模式図である。
【図4】図3(a)に示された接点リレーを備えた電源
装置の回路図である。
【図5】図3(a)に示された接点リレーを備えた電源
装置の回路図である。
【図6】図3(a)に示された接点リレーを備えた電源
装置の回路図である。
【図7】図3(a)に示された接点リレーを備えた電源
装置の回路図である。
【図8】図3(a)に示された接点リレーを備えた電源
装置の回路図である。
【図9】本発明に係る電源装置を示した回路図である。
【図10】従来の電源装置の突入電流防止回路を示す回
路図である。
【図11】従来の電源装置の突入電流防止回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
2 突入電流防止回路 24 第2の接点 4 保護抵抗 26 接点端子 6 スイッチ手段 28 可動部 10 電源装置 30 制御部停止
回路 12 整流回路 32 ドライブ回
路 14 トランス 34 入力ライン 16 制御部 36 出力ライン 16a 制御端子 38 外部システ
ム 18 出力部 40 制御端子 20 接点リレー 42 リミット端
子 22 第1の接点 44 上限設定回

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される供給電源を所望の電源に変換
    して出力する電源装置本体(10)と、該電源装置本体
    (10)の入力側に直列に接続されて電源投入時の突入
    電流を抑制する保護抵抗(4)と、該保護抵抗(4)に
    対し並列に接続されて突入電流入力後にオンして該保護
    抵抗(4)の両端を短絡するスイッチ手段(6)とを備
    えた電源装置において、該スイッチ手段(6)は、非動
    作時にオフ状態となるように設定されたメーク接点であ
    って動作時にはオン状態となって該保護抵抗(4)の両
    端を短絡する第1の接点(22)と、該第1の接点(2
    2)における接点状態の切換動作に連動して切り換わっ
    て該第1の接点(22)と同じあるいは相反する接点状
    態となる第2の接点(24)とを備えた接点リレーで構
    成されるとともに、該第2の接点(24)には、該第1
    の接点(22)がオンしなかったときに、該電源装置本
    体(10)の動作を停止させる停止手段(30)が接続
    されていることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 入力される供給電源を所望の電源に変換
    して出力する電源装置本体(10)と、該電源装置本体
    (10)の入力側に直列に接続されて電源投入時の突入
    電流を抑制する保護抵抗(4)と、該保護抵抗(4)に
    対し並列に接続されて突入電流入力後にオンして該保護
    抵抗(4)の両端を短絡するスイッチ手段(6)とを備
    えた電源装置において、該スイッチ手段(6)は、非動
    作時にオフ状態となるように設定されたメーク接点であ
    って動作時にはオン状態となって該保護抵抗(4)の両
    端を短絡する第1の接点(22)と、該第1の接点(2
    2)における接点状態の切換動作に連動して切り換わっ
    て該第1の接点(22)と同じあるいは相反する接点状
    態となる第2の接点(24)とを備えた接点リレーで構
    成されるとともに、該第2の接点(24)には、該第1
    の接点(22)がオンしなかったときに、該電源装置本
    体(10)に入力される入力電流を低減制御する制御手
    段(44)が接続されていることを特徴とする電源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の接点(24)は前記第1の接
    点(22)とは相反する接点状態に切り換わるブレーク
    接点であって、前記接点リレー(20)は該第1の接点
    (22)及び該第2の接点(24)の何れか一方を択一
    的にオン状態にする切換式の接点リレー(20)である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電源装置。
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