JP2981277B2 - 加速度脈波検出装置 - Google Patents

加速度脈波検出装置

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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生体の加速度脈波を検出する装置に関する
ものである。
従来の技術 たとえば、特開昭57−93036号公報に記載されている
ように、生体の末梢血管から発生した容積脈波に2次微
分を施すことにより加速度脈波を得る加速度脈波検出装
置が提案されている。この加速度脈波は、生体の血液循
環状態を反映するものであり、患者の循環機能状態を表
す重要な指標の一つであると考えられている。
発明が解決すべき課題 ところで、上記従来の加速度脈波検出装置は、加速度
脈波の波形の特徴を抽出し、患者の血液循環状態を診断
しようとするものであるが、その診断の基礎となる波形
は患者の生理状態によって影響を受け易く、診断の精度
が充分に得られない場合があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであ
り、その目的とするところは、加速度脈波が患者の生理
状態によって影響を受け難く、診断の精度を高め得る加
速度脈波検出装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本発明者は種々検討を重
ねた結果、加速度脈波に影響する因子のうちの一つが生
体の血圧値にあることを見出した。本発明は、かかる知
見に基づいて為されたものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、生体の動脈
から発生する脈波を検出する脈波検出手段と、その脈波
検出手段により検出された脈波に2次微分を施すことに
より加速度脈波を発生させる微分手段とを備える形式の
加速度脈波検出装置であって、(a)前記生体の一部に
巻回される圧迫手段を備え、その圧迫手段を用いて生体
の血圧値を決定する血圧値決定手段と、(b)その血圧
値決定手段により得られた前記生体の血圧値に基づいて
前記加速度脈波を補正する加速度脈波補正手段とを、含
むことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、加速度脈波補正手段によって、血
圧値決定手段により得られた生体の血圧値に基づいて加
速度脈波が補正されるので、生体の血圧値の加速度脈波
形状に対する影響が除去されて、生体の血液循環状態の
診断の精度が好適に高められ得る。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図において、生体の手足の基部、たとえば上腕部
に巻回されるカフ10は、カフ10内の圧力を検出して圧力
信号SPを発生させる圧力センサ12と、カフ10内の圧力を
制御する流量制御弁14と、カフ10内に圧力供給するポン
プ16と、管路18を介して接続されている。
上記圧力センサ12から出力された圧力信号SPは、生体
の心拍に同期した圧力振動である脈波の周波数成分を通
過させるための帯域フィルタ20と、カフ10内の静圧成分
を通過させるためのローパスフィルタ22とに供給され
る。それら帯域フィルタ20により弁別された脈波信号SM
およびローパスフィルタ22により弁別されたカフ圧信号
SKは、A/D変換器24によりデジタル信号に変換された
後、CPU26に供給される。
指尖脈波センサ28から出力された容積脈波信号SYは、
その容積脈波の周波数成分を通過させる帯域フィルタ30
を通してA/D変換器32に供給され、そこでデジタル信号
に変換された後、前記CPU26に供給される。上記指尖脈
波センサ28は、生体の末梢部の毛細血管内の血液容積の
変化を検出するものであり、手または足の指先の容積脈
波を赤外線の透過光量或いは反射光量の変化やインピー
ダンスの変化に基づいて検出するように構成されてい
る。
上記CPU26は、ROM34、RAM36、および出力インターフ
ェース38などとともに所謂マイクロコンピュータから成
る電子制御装置を構成しており、RAM36の一時記憶機能
を利用しつつ予めROM34に記憶されたプログラムに従っ
て入力信号を処理し、流量制御弁14およびポンプ16を作
動させて血圧測定を実行し、血圧値を表示器40に表示さ
せる一方、指尖脈波セン28からの脈波に2次部分を施す
ことにより加速度脈波を算出し、さらに上記血圧値に基
づいてその加速度脈波の形状を補正した後、表示器40に
表示させる。
第2図は、上記のように構成された加速度脈波検出装
置の機能ブロック線図である。図において、微分手段50
では、前記指尖脈波センサ28に対応する脈波検出手段52
から出力された脈波に2次微分が施されることにより加
速度脈波が発生させられる。血圧値決定手段54では、前
記カフ10に対応する圧迫手段56を用いて生体の血圧値が
決定される。そして、加速度脈波補正手段58では、上記
血圧値に基づいて加速度脈波が補正され、補正後の脈波
が出力される。
以下、本実施例の作動を第3図のフローチャートに従
って説明する。
第3図において、前記血圧値決定手段54に対応するス
テップS1の血圧値決定ルーチンでは、よく知られた順序
に従って流量制御弁14およびポンプ16が作動させられる
ことにより、カフ10の圧力が被測定者の最高血圧値より
も高く昇圧させられた後に徐々に降圧させられ、この徐
速降圧過程で前記脈波信号SMおよびカフ圧信号SKが逐次
読み込まれる。そして、オシロメトリック法に従い、た
とえば上記脈波信号SMの振幅値の増加過程および減少過
程においてその振幅の差分の最大点のカフ圧が最高血圧
値および最低血圧値として決定され、また、上記脈波信
号SMの振幅の最大点のカフ圧が平均血圧値として決定さ
れる。
続くステップS2では、容積脈波SYが読み込まれるとと
もに、前記微分手段50に対応するステップS3では、その
容積脈波信号SYに2次(2回)微分が施されることによ
り、第4図の破線に示す補正前の加速度脈波ASM′
(t)が発生させられる。次いで、前記加速度脈波補正
手段58に対応するステップS4では、前記ステップS1にお
いて求められた被測定者の血圧値に基づいて上記加速度
脈波に補正が施される。たとえば、第5図に示す予め定
められた関係から平均血圧値に基づいて補正係数Kが決
定され、この補正係数が上記ステップS3において求めら
れた加速度脈波ASM′(t)に乗算されることにより補
正され、第4図の実線に示す補正後の加速度脈波ASM
(t)が求められるのである。
そして、ステップS5では、上記補正後の加速度脈波AS
M(t)の波形的特徴である各ピーク位置が、さらに微
分を施すことにより求められるとともに、そのピーク位
置に基づいて末梢循環状態が自動的に判定され、続くス
テップS6において、その判定結果が表示器40に表示され
る。
上述のように、本実施例によれば、ステップS4におい
て、ステップS1により求められた被測定者の血圧値に基
づいて加速度脈波ASM′(t)が補正されることにより
補正後の加速度脈波ASM(t)が得られるので、被測定
者の血圧値に影響されない正確な加速度脈波ASM(t)
が得られる。従って、その加速度脈波ASM(t)の形状
を基礎とする血液循環状態の判定が正確に行われ得るの
である。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて説明し
たが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、第5図に示す関
係から実際の血圧値に基づいて求められた補正係数Kが
補正前の加速度脈波ASM′(t)に乗算されることによ
り全体の大きさが補正されていたが、血圧値の影響を受
けやすい波形部分或いは帯域だけに補正が施されてもよ
いのである。
また、前述の実施例では、手または足の指先から指尖
脈波を検出する指尖脈波センサ28が用いられていたが、
額或いは手足などの皮膚の上において反射光の変化に基
づいて末梢血管内の血液容積の変化である容積脈波を検
出するものであってもよいのである。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であ
り、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の構成を説明するブロック
線図である。第2図は、第1図の実施例の機能を説明す
る機能ブロック線図である。第3図は、第1図の装置の
作動を説明するフローチャートである。第4図は、第3
図の作動により得られる加速度脈波の例を示す図であ
る。第5図は、第3図の作動において用いられる関係を
示す図である。 50:微分手段 52:脈波検出手段 54:血圧値決定手段 56:圧迫手段 58:加速度脈波補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体の動脈から発生する脈波を検出する脈
    波検出手段と、該脈波検出手段により検出された脈波に
    2次微分を施すことにより加速度脈波を発生させる微分
    手段とを備える形式の加速度脈波検出装置であって、 前記生体の一部に巻回される圧迫手段を備え、該圧迫手
    段を用いて該生体の血圧値を決定する血圧値決定手段
    と、 該血圧値決定手段により得られた前記生体の血圧値に基
    づいて前記加速度脈波を補正する加速度脈波補正手段
    と、 を含むことを特徴とする加速度脈波検出装置。
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