JP2981198B2 - セルスケジューラ - Google Patents

セルスケジューラ

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JP2981198B2
JP2981198B2 JP1289498A JP1289498A JP2981198B2 JP 2981198 B2 JP2981198 B2 JP 2981198B2 JP 1289498 A JP1289498 A JP 1289498A JP 1289498 A JP1289498 A JP 1289498A JP 2981198 B2 JP2981198 B2 JP 2981198B2
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正義 鍋島
直明 山中
治久 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM通信網におい
て各コネクション或いはサービスクラス毎の要求品質を
考慮し、次にどのセルを送出すべきかを決定するセルス
ケジューリング法に関するものである。本発明は最低帯
域を保証されたコネクション或いはサービスクラスに対
し、最低帯域を保証しつつ、残余帯域(利用可能な帯域
から通信中のコネクション或いはサービスクラスの最低
帯域の和を引いたもの)を公平に割当てる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下の説明からは簡単のために“コネク
ション”とのみ示すが、それは“コネクション或いはサ
ービスクラス”のことである。最低帯域(Minimum Cell
Rate:MCR) を保証されたコネクションに割り当てる帯域
の公平性の基準として、以下のものが挙げられている(A
TM Forum,"Traffic Management Specification Version
4.0",April 1996) 。
【0003】A=与えられたリンク上の全てのコネクシ
ョンの利用可能な帯域の総和 U=与えられたリンク以外のリンク上でボトルネックと
なっているコネクションの帯域の和 B=A−U,与えられたリンク上でボトルネックとなっ
ているコネクションによって占有されている帯域 N=アクティブなコネクションの総和 N′=与えられたリンク以外のリンク上でボトルネック
となっているアクティブなコネクション数 n=N−N′,与えられたリンク上でボトルネックとな
っているアクティブなコネクション数 M=n内のアクティブなコネクションのMCRの和 B(i)=コネクションiに対する公平な割り当て MCR(i)=コネクションiのMCR ・基準1 コネクションについての帯域割当はそのMCRに帯域B
からMCRに使用した分を取り除いたものを等分したシ
ェアを加えたものである。
【0004】 B(i)=MCR(i)+〔(B−M)/n〕 ・基準2 コネクションについての帯域割当はそのMCRか帯域B
をnで割ったもののどちらか大きい方で行う。
【0005】 B(i)=max(MCR(i),B/n) ・基準3 コネクションについての帯域割当はそのMCRに比例し
て重み付けされる。
【0006】B(i)=B×(MCR(i)/M) 次に、従来のWeighted Fair Queue
ing(WFQ)と呼ばれるセルスケジューリング法を
説明する。WFQとは、各コネクション毎に固定的な読
出比率を設け、各コネクションに対してその読出比率に
比例した帯域を割当てる制御である。よって、各コネク
ションの読出比率を保証された最低帯域に比例したもの
にすると、残余帯域は、保証された最低帯域に比例した
割合で、各コネクションに割当てられる。例えば、使用
可能な帯域を12(セル/S)、コネクション数を3、
各コネクションの保証された最低帯域を3(セル/
S)、2(セル/S)、1(セル/S)、各コネクショ
ンは常に送出すべきセルを有し、読出比率がそれぞれ
3、2、1ならば、残余帯域は(12−(3+2+
1))より6(セル/S)となり、各コネクションに分
配される残余帯域はそれぞれ3(セル/S)、2(セル
/S)、1(セル/S)となる。
【0007】このように、従来のFWQでは残余帯域を
保証された最低帯域に比例した割合でしか分配すること
ができない。すなわち、上記の公平性の基準3しか満足
することができない。
【0008】また、上記の公平性の基準1を満足する方
法が提案されている(K.Y.Siu et.al."Virtual Queueing
Techniques for UBR+Service in ATM With Fair Acces
s and Minimum Bandwidth Guarantee",IEEE GLOBECOM '
97,Nov.1997)。提案されている方法では、まず、コネク
ションiに対して、T×MCRi ≧1となるような固定
であるが任意の長さの時間Tを設定する。これは、時間
Tに各コネクションは最低1セル送出できることを意味
する。
【0009】図13は従来のセルスケジューリングを示
す図である。従来は、図13に示すように、時間Tを二
つのフェーズに分ける。最初のフェーズは、MCR保証
フェーズであり、コネクションiはT×MCRi 個のセ
ルの送出を保証される。二つ目のフェーズは、残余帯域
をB/nに分配するフェーズであり、ラウンドロビン等
によりスケジューリングされる。
【0010】すなわち、コネクションiはT×MCRi
に等しい読出比率を有する。そして、送出するセルを決
定するとき、読出比率が“0”以上であり、かつセルバ
ッファにセルを有するコネクションのセルを送出し、読
出比率から“1”を引く、読出比率が“0”以上のコネ
クションがなくなれば、ラウンドロビンによってセルバ
ッファにセルを有するコネクションの中から送出するセ
ルを決定する。各コネクションの読出比率は時間T毎に
初期化される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、提案された方
法では、TはT×MCRi ≧1となるように選ばなけれ
ばならないので、低いMCRを持つコネクションが途中
から通信を始める場合などには、Tを変化させなければ
ならない場合がある。これはシステムに大きな負担とな
る。それを防ぐために、Tを大きな値に設定すると、M
CRが大きなコネクションのT×MCRi は大きな値と
なってしまい、それらのコネクションのセルはバースト
的に送出されて、パフォーマンスを低下させる原因とな
る。また、上記の公平性の基準2を満足するようなセル
スケジューリング法は提案されていない。
【0012】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、ATM通信網における最低帯域を保証された
コネクションに対し、上記の公平性の基準1、2、3を
全て満足することができるセルスケジューラを提供する
ことを目的とする。本発明は、同一システム構成によ
り、上記の公平性の基準1、2、3を全て満足すること
ができるセルスケジューラを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、各コネクショ
ン毎の最低保証帯域に反比例した時間間隔でそのコネク
ションの送出権を示すトークンを発生することにより、
各コネクション毎の最低帯域を保証するとともに、トー
クンが存在しないときには、あらかじめ定められた読出
比率にしたがって各コネクション毎にセル送出順序決定
制御を行うことにより、最低帯域を保証しつつ、残余帯
域を各コネクションに公平に割当てることを最も主要な
特徴とする。
【0014】また、トークンが存在しないときのセル送
出順序決定制御には、既知の各種の方法を適用すること
ができるが、その場合にも装置構成は同一のものとし、
単に制御アルゴリズムを交換することにより各種の方法
を適用することができることを特徴とする。
【0015】すなわち、本発明はセルスケジューラであ
って、コネクション毎に設けられた複数のセルバッファ
と、このコネクション毎に設定された要求品質にしたが
って前記セルバッファからのセルの送出順序を決定する
手段とを備えたセルスケジューラである。本発明の特徴
とするところは、前記決定する手段は、前記コネクショ
ンの送出権を示すトークンを発生する手段と、このトー
クンをその発生順序にしたがって格納するトークンバッ
ファと、前記要求品質に対応するセルの読出比率にした
がって前記コネクションに前記トークンとは別の送出権
を与える読出制御手段と、前記トークンバッファにトー
クンがあるときにはそのトークンが示すコネクションに
送出権を与え前記トークンバッファにトークンがないと
きには前記読出制御手段にしたがって前記コネクション
に送出権を与える手段とを備えたところにある。これに
より、最低帯域を保証されたコネクションに対して最低
帯域を保証しつつ、残余帯域を各コネクションに公平に
割当てることができる。
【0016】前記トークンを発生する手段は、各コネク
ション毎の最低保証帯域に反比例した時間間隔で前記ト
ークンを発生する手段と、前記トークンバッファに格納
されたトークンの数があらかじめ設定された許容数未満
であれば前記発生したトークンを前記トークンバッファ
に格納し、許容数以上であれば前記発生したトークンを
廃棄する手段とを含むことが望ましい。
【0017】前記読出制御手段は、前記読出比率に対応
した数の帯域割当用トークンを格納する帯域割当用トー
クンバッファを備え、この帯域割当用トークンバッファ
の先頭にある帯域割当用トークンの示すコネクションに
前記送出権が与えられたときには、その帯域割当用トー
クンは、前記帯域割当用トークンバッファの最後尾に再
格納されることが望ましい。
【0018】前記読出比率は複数の前記コネクションに
ついて一律としたり、複数の前記コネクションの最低保
証帯域に比例して設定されることができる。
【0019】前記コネクション毎にカウンタが設けら
れ、前記トークンバッファにトークンが格納される毎に
このトークンが示すコネクションの前記カウンタを加算
する手段を備え、前記トークンバッファにトークンがな
いときには、前記読出制御手段は、前記カウンタの値が
“0”であるコネクションに送出権を与える手段を含む
構成とすることもできる。
【0020】前記コネクション毎にカウンタが設けら
れ、前記読出制御手段により送出権が与えられたコネク
ションのカウンタを“1”加算する手段と、前記トーク
ンを発生する手段の発生したトークンのうちこのカウン
タの値が“0”であるコネクションについて前記トーク
ンバッファにトークンを格納しこのカウンタの値が
“0”でないコネクションについては発生したトークン
を廃棄するとともにこのカウンタの値から“1”減算す
る手段とを備える構成とすることもできる。
【0021】また、前記コネクションがサービスクラス
に対応しており、上記説明の前記コネクションをサービ
スクラスと読み替えることもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1、図2、
図6を参照して説明する。図1は本発明のセルスケジュ
ーラの要部構成図である。図2は本発明第一実施例のセ
ルスケジューラの要部構成図である。図6は本発明第四
および第五実施例のセルスケジューラの要部構成図であ
る。
【0023】本発明はセルスケジューラであって、コネ
クション1〜n毎に設けられた複数のセルバッファCB
1〜CBnと、このコネクション1〜n毎に設定された
要求品質にしたがってセルバッファCB1〜CBnから
のセルの送出順序を決定する手段である送出順序決定部
Dとを備えたセルスケジューラである。
【0024】ここで、本発明の特徴とするところは、送
出順序決定部Dは、コネクション1〜nの送出権を示す
トークンを発生する手段であるトークン発生部Gと、こ
のトークンをその発生順序にしたがって格納するトーク
ンバッファTB1と、前記要求品質に対応するセルの読
出比率にしたがってコネクション1〜nに前記トークン
とは別の送出権を与える読出制御手段を含む制御部CO
Nとを備え、この制御部CONは、トークンバッファT
B1にトークンがあるときにはそのトークンが示すコネ
クションi(iは1〜nのいずれかの整数)に送出権を
与えトークンバッファTB1にトークンがないときには
この制御部CONが前記読出比率にしたがってコネクシ
ョン1〜nに送出権を与えるところにある。
【0025】トークン発生部Gは、各コネクション1〜
n毎の最低保証帯域に反比例した時間間隔で前記トーク
ンを発生し、トークンバッファTB1に格納されたトー
クンの数があらかじめ設定された許容数未満であれば前
記発生したトークンをトークンバッファTB1に格納
し、許容数以上であれば前記発生したトークンを廃棄す
る。
【0026】また、図2に示すように、制御部CON
は、前記読出比率に対応した数の帯域割当用トークンを
格納する帯域割当用トークンバッファTB2を備え、こ
の帯域割当用トークンバッファTB2の先頭にある帯域
割当用トークンの示すコネクションiに前記送出権が与
えられたときには、その帯域割当用トークンは、帯域割
当用トークンバッファTB2の最後尾に再格納される。
【0027】前記読出比率は複数のコネクション1〜n
について一律とする場合もあるし、或いは、前記読出比
率は複数のコネクション1〜nの最低保証帯域に比例し
て設定される場合もある。
【0028】また、図6に示すように、本発明第四実施
例では、コネクション1〜n毎にカウンタCUが設けら
れ、トークンバッファTB1にトークンが格納される毎
にこのトークンが示すコネクションiのカウンタCUi
を“1”加算し、トークンバッファTB1にトークンが
ないときには、制御部CONは、カウンタCUの値が
“0”であるコネクションj(jは1〜nの整数:i≠
j)に送出権を与える。
【0029】あるいは、本発明第五実施例では、制御部
CONにより送出権が与えられたコネクションiのカウ
ンタCUiを“1”加算し、トークン発生部Gの発生し
たトークンのうちこのカウンタCUjの値が“0”であ
るコネクションjについてトークンバッファTB1にト
ークンを格納しカウンタCUh(hは1〜nの整数:i
≠j≠h)の値が“0”でないコネクションhについて
は発生したトークンを廃棄するとともにこのカウンタC
Uhの値から“1”減算する。
【0030】
【実施例】(第一実施例)本発明第一実施例を図2〜図
5を参照して説明する。図2は本発明第一実施例のセル
スケジューラの要部構成図である。図3はトークン発生
アルゴリズムを示すフローチャートである。図4は本発
明第一実施例の送出順序決定アルゴリズムを示すフロー
チャートである。図5は本発明第一実施例の送出順序決
定アルゴリズムの具体例を示す図である。
【0031】図2に示すように、通信中のコネクション
1〜3は三つであり、それぞれの最低帯域は50Mbp
s、25Mbps、10Mbps、利用可能な帯域は1
00Mbps、トークンバッファTB1にはトークンが
無いとする。そして、それぞれのコネクション1〜3は
常にセルバッファCB1〜CB3にセルを有するとす
る。ここで、100Mbpsにおける1セル送出時間を
1単位時間とすると、それぞれのコネクションの1/M
CR(i)は2単位時間、4単位時間、10単位時間と
なる。
【0032】トークン発生部Gは、コネクション設定時
に設定されたMCR(i)から1/MCR(i)の値を
記録し、また、各コネクション1〜3毎の前回セル送出
時刻(Last Emit Time:以下、LET
(i)と記す)も管理する。
【0033】いま、LET(i)はすべて“0”とす
る。トークン発生部Gは、図3に示すように、現在の時
刻からLET(i)を引いたものが、1/MCR(i)
以上になれば(S1)、コネクションiのトークンを発
生し、LET(i)を現在の時刻に更新する(S4)。
このとき、トークンバッファTB1にあるコネクション
iのトークンがあらかじめ定めた最大許容数以下ならば
(S2)、発生したトークンをトークンバッファTB1
に入力する(S3)。ここでは、最大許容数を“1”と
する。制御部CONは、各コネクション1〜3毎にあら
かじめ設定した読出比率に比例して、利用可能な帯域を
各コネクション毎に割り当てるが、ここでは読出比率は
それぞれ1、2、1とする。また、読出比率に比例して
利用可能な帯域を割り当てる方法としては、既に数多く
の方法が提案されており、制御部CONにおいてはどの
方法を用いてもよい。
【0034】ここでは、読出比率に比例した数の帯域割
当用トークンが帯域割当用トークンバッファTB2に並
んでおり、帯域割当用トークンバッファTB2の先頭の
帯域割当用トークンの示すコネクションiであり、セル
バッファCBiにセルを有するコネクションiを探す。
そのようなコネクションiがあれば、そのコネクション
iのセルを送出する。そして、使用した帯域割当用トー
クンを帯域割当用トークンバッファTB2の最後尾に再
格納するという制御を行う。
【0035】図4に示すように、制御部CONは、トー
クンバッファTB1において、先頭のトークンから最後
尾のトークンに向かって順番に、セルバッファにセルを
有するコネクションの探索をそのトークンが発見される
まで行い(S10〜S13)、そのようなトークンを発
見すれば、発見したトークンの示すコネクションiのセ
ルを送出し、トークンバッファCBiから発見したトー
クンを取り除く(S17)。そのようなトークンを発見
しなければ、制御部CONで、上述したように、送出す
るセルを決定する(S14、S15)。
【0036】この手順をさらに具体的に説明すると、図
5(a)に示すように、1単位時間目において、トーク
ンバッファTB1にトークンがないので、制御部CON
で送出するセルを決定する。制御部CONでは、帯域割
当用トークンバッファTB2の先頭の帯域割当用トーク
ンがコネクション1のものであり、かつ、コネクション
1はセルバッファCB1にセルを有するので、コネクシ
ョン1のセルを送出する。そして、使用したコネクショ
ン1の帯域割当用トークンは最後尾に再格納され、図5
(b)に示すように、先頭から順にコネクション2、
3、2、1の帯域割当用トークンが格納される。
【0037】図5(b)に示すように、2単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1にトークンがないの
で、制御部CONで送出するセルを決定する。制御部C
ONでは、帯域割当用トークンバッファTB2の先頭の
帯域割当用トークンがコネクション2のものであり、か
つコネクション2はセルバッファCB2にセルを有する
ので、コネクション2のセルを送出する。そして、使用
したコネクション2の帯域割当用トークンは最後尾に再
格納し、図5(c)に示すように、先頭から順にコネク
ション3、2、1、2の帯域割当用トークンとなる。
【0038】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(2−0)=2=1/MCR(1)なので、トークン発
生部Gは、図5(c)に示すように、コネクション1の
トークンをトークンバッファTB1に入力し、LET
(1)を“2”に更新する。3単位時間目において、ト
ークンバッファTB1にコネクション1のトークンがあ
り、かつコネクション1はセルバッファCB1にセルを
有するので、コネクション1のセルを送出する。そし
て、使用したコネクション1のトークンはトークンバッ
ファTB1から削除する。
【0039】図5(d)に示すように、4単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1にトークンがないの
で、制御部CONで送出するセルを決定する。制御部C
ONでは、帯域割当用トークンバッファTB2の先頭の
帯域割当用トークンがコネクション3のものであり、か
つコネクション3のセルバッファCB3にセルを有する
ので、コネクション3のセルを送出する。そして、使用
したコネクション3の帯域割当用トークンは最後尾に再
格納し、図5(e)に示すように、先頭から順にコネク
ション2、1、2、3のトークンが格納される。
【0040】ここで、図5(e)に示すように、(現在
の時刻−LET(1))=(4−2)=2=1/MCR
(1)なので、トークン発生部Gは、コネクション1の
トークンをトークンバッファTB1に入力し、LET
(1)を“4”に更新する。また、(現在の時刻−LE
T(2))=(4−0)=4=1/MCR(2)なの
で、コネクション2のトークンをトークンバッファTB
1に入力し、LET(2)を“4”に更新する。5単位
時間目において、トークンバッファTB1の先頭にコネ
クション1のトークンがあり、かつコネクション1はセ
ルバッファCB1にセルを有するので、コネクション1
のセルを送出する。そして、使用したコネクション1の
トークンはトークンバッファTB1から削除する。その
結果、図5(f)に示すように、トークンバッファTB
1にはコネクション2のトークンのみが格納される。
【0041】図5(f)に示すように、6単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
2のトークンがあり、かつコネクション2のセルバッフ
ァCB2にセルを有するので、コネクション2のセルを
送出する。そして、使用したコネクション2のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。
【0042】図示しないが、ここで、(現在の時刻−L
ET(1))=(6−4)=2=1/MCR(1)なの
で、コネクション1のトークンをトークンバッファTB
1に入力し、LET(1)を“6”に更新する。以下、
同様の制御を行うことにより、順次、送出するセルを決
定していく。
【0043】(第二実施例)本発明第二実施例と本発明
第一実施例との相違点は、制御部CONであらかじめ設
定する読出比率として、一律“1”を設定するところに
ある。よって、具体的な動作は本発明第一実施例で説明
したものから容易に推測できるので省略する。なお、利
用可能な帯域を各コネクション毎に平等に割り当てる方
法としては、本発明第二実施例の方法に限らず、ラウン
ドロビン等の既知の方法を用いてもよい。このような制
御を行うことにより、各コネクションに対し、上述した
公平性の基準1を満足するような帯域割り当てを行うこ
とができる。
【0044】(第三実施例)本発明第三実施例と本発明
第一実施例との相違点は、制御部CONであらかじめ設
定する読出比率として、各コネクションの保証された最
低帯域に比例したものを設定するところにある。よっ
て、具体的な動作は本発明第一実施例で説明したものか
ら容易に推測できるので省略する。利用可能な帯域をあ
らかじめ定めた読出比率に比例して割り当てる方法とし
ては、既に数多くの制御方法が提案されており、本発明
第三実施例においてはどの制御方法を用いてもよい。こ
のような制御を行うことにより、各コネクションに対し
て上述した公平性の基準3を満足するような帯域割り当
てを行うことができる。
【0045】(第四実施例)本発明第四実施例を図6〜
図9を参照して説明する。図6は本発明第二実施例のセ
ルスケジューラの要部構成図である。図7は本発明第二
実施例のトークン発生部のアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。図8は本発明第二実施例の送出順序決定
アルゴリズムを示すフローチャートである。図9は本発
明第二実施例の送出順序決定アルゴリズムの具体例を示
す図である。
【0046】図6に示すように、通信中のコネクション
1〜3は三つであり、それぞれの最低帯域は50Mbp
s、25Mbps、10Mbps、利用可能な帯域は1
00Mbps、トークンバッファTB1には各コネクシ
ョンのトークンが1つずつあるとする。そして、それぞ
れのコネクション1〜3は常にセルバッファCB1〜C
B3にセルを有するとする。ここで、100Mbpsに
おける1セル送出時間を1単位時間とすると、それぞれ
のコネクションの1/MCR(i)は2単位時間、4単
位時間、10単位時間となる。
【0047】トークン発生部Gは、コネクション設定時
に設定されたMCR(i)から1/MCR(i)の値を
記録し、また各コネクション毎のLET(i)も管理す
る。ここで、LET(i)はすべて“0”とする。図7
に示すように、現在の時刻からLET(i)を引いたも
のが、1/MCR(i)以上になれば、コネクションi
のトークンを発生し、LET(i)を現在の時刻に更新
する(S23)。このとき、トークンバッファTB1に
あるコネクションiのトークンがあらかじめ定めた最大
許容数以下ならば(S21)、発生したトークンをトー
クンバッファTB1に入力し、カウンタCUiに“1”
を足す(S22)。ここでは、最大許容数を“1”、カ
ウンタCU1〜CU3の初期値をすべて“0”とする。
制御部CONは、各コネクション毎に平等に利用可能な
帯域を割り当てるので、読出比率はそれぞれ1、1、1
とする。
【0048】また、制御部CONにおいて平等に帯域を
割り当てる方法は本発明第四実施例の方法に限らず、ラ
ウンドロビン等の既知の方法を用いてもよい。本発明第
四実施例では、セルバッファCB1〜CB3にセルを有
するコネクション1〜3を帯域割当用トークンバッファ
TB2を環状に探索しながら見つける。例えば、コネク
ション数が“5”で、コネクション1、3、5のみセル
バッファにセルを有するとする。最初の探索で、コネク
ション1を見つけたならば、次の探索ではコネクション
2から探索を始める。コネクション2はセルバッファに
セルがないので、コネクション3に探索を移動し、コネ
クション3がセルバッファにセルを有するコネクション
であると見つける。次の探索ではコネクション4から探
索を始める。コネクション4はセルバッファにセルがな
いので、コネクション5に探索を移動し、コネクション
5がセルバッファにセルを有するコネクションであると
見つける。
【0049】図8に示すように、制御部CONは、トー
クンバッファTB1において、先頭のトークンから最後
尾のトークンに向かって順番に、セルバッファにセルを
有するコネクションの探索をそのトークンが発見される
まで行い(S30〜S33)、そのようなトークンを発
見すれば、発見したトークンの示すコネクションiのセ
ルを送出し、トークンバッファCBiから発見したトー
クンを取り除く(S40)。そのようなトークンを発見
しなければ、制御部CONで、ラウンドロビンによって
送出するセルを決定する(S34、S35)。決定した
コネクションjのカウンタCUjが“0”であれば、決
定されたコネクションjのセルを送出する(S38)。
しかし、決定されたコネクションjのカウンタCUjが
“0”でなければ(S36)、カウンタCUjから
“1”を引く(S37)。
【0050】図9(a)に示すように、1単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッフ
ァCB1にセルを有するので、コネクション1のセルを
送出する。そして、使用したコネクション1のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。その結果、図
9(b)に示すように、トークンバッファTB1には先
頭からコネクション2、3のトークンが格納される。
【0051】図9(b)に示すように、2単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
2のトークンがあり、かつコネクション2はセルバッフ
ァCB2にセルを有するので、コネクション2のセルを
送出する。そして、使用したコネクション2のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。
【0052】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(2−0)=2=1/MCR(1)なので、トークン発
生部Gは、図9(c)に示すように、コネクション1の
トークンをトークンバッファTB1に入力し、LET
(1)を“2”に更新する。そして、カウンタCU1を
“1”にする。その結果、トークンバッファTB1に
は、先頭からコネクション3、1のトークンが格納され
る。
【0053】図9(c)に示すように、3単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
3のトークンがあり、かつコネクション3はセルバッフ
ァCB3にセルを有するので、コネクション3のセルを
送出する。そして、使用したコネクション3のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。その結果、図
9(d)に示すように、トークンバッファTB1には先
頭にコネクション1のトークンが格納される。
【0054】図9(d)に示すように、4単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッフ
ァCB1にセルを有するので、コネクション1のセルを
送出する。そして、使用したコネクション1のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。
【0055】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(4−2)=2=1/MCR(1)なので、トークン発
生部Gは、図9(e)に示すように、コネクション1の
トークンをトークンバッファTB1に入力し、LET
(1)を“4”に更新する。そして、カウンタCU1を
“2”にする。また、(現在の時刻−LET(2))=
(4−0)=4=1/MCR(2)なので、コネクショ
ン2のトークンをトークンバッファTB1に入力し、L
ET(2)を“4”に更新する。そして、カウンタCU
2を“1”にする。その結果、トークンバッファTBに
は先頭からコネクション1、2のトークンが格納され
る。
【0056】図9(e)に示すように、5単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッフ
ァCB1にセルを有するので、コネクション1のセルを
送出する。そして、使用したコネクション1のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。その結果、図
9(f)に示すように、トークンバッファTB1には先
頭にコネクション2のトークンが格納される。
【0057】図9(f)に示すように、6単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
2のトークンがあり、かつコネクション2はセルバッフ
ァCB2にセルを有するので、コネクション2のセルを
送出する。そして、使用したコネクション1のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。
【0058】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(6−4)=2=1/MCR(1)なので、トークン発
生部Gは、図9(g)に示すように、コネクション1の
トークンをトークンバッファTB1に入力し、LET
(1)を“6”に更新する。そして、カウンタCU1を
“3”にする。
【0059】図9(g)に示すように、7単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1の先頭にコネクション
1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッフ
ァCB1にセルを有するので、コネクション1のセルを
送出する。そして、使用したコネクション1のトークン
はトークンバッファTB1から削除する。
【0060】図9(h)に示すように、8単位時間目に
おいて、トークンバッファTB1にトークンがないの
で、制御部CONで送出するセルを決定する。制御部C
ONでは、まず、帯域割当用トークンバッファTB2で
コネクション1から探索を始めるが、コネクション1の
カウンタCU1は“3”なので、それから“1”を引
き、コネクション2に探索を移動する。コネクション2
のカウンタCU2は“1”なので、それから“1”を引
き、コネクション3に探索を移動する。コネクション3
はカウンタCU3の値が“0”であり、セルバッファC
B3にセルを有するので、コネクション3のセルを送出
する。
【0061】図示しないが、ここで、(現在の時刻−L
ET(1))=(8−6)=2=1/MCR(1)なの
で、コネクション1のトークンをトークンバッファTB
1に入力し、LET(1)を“8”に更新する。そし
て、カウンタCU1を“3”にする。また、(現在の時
刻−LET(2))=(8−4)=4=1/MCR
(2)なので、コネクション2のトークンをトークンバ
ッファTB1に入力し、LET(2)を“8”に更新す
る。そして、カウンタCU2を“1”にする。その結
果、トークンバッファTB1には先頭からコネクション
1、2のトークンが格納される。以下同様の制御を行う
ことにより、順次、送出するセルを決定する。このよう
な制御を行うことにより、各コネクションに対して、上
述した公平性の基準2を満足するような帯域割当てを行
うことができる。
【0062】(第五実施例)本発明第五実施例を図10
〜図12を参照して説明する。図10は本発明第五実施
例のトークン発生アルゴリズムを示すフローチャートで
ある。図11は本発明第五実施例の送出順序決定アルゴ
リズムを示すフローチャートである。図12は本発明第
五実施例の送出順序決定アルゴリズムの具体例を示す図
である。なお、セルスケジューラの構成は図6と共通で
ある。
【0063】通信中のコネクション1〜3は三つであ
り、それぞれの最低帯域は50Mbps、25Mbp
s、10Mbps、利用可能な帯域は100Mbps、
トークンバッファTB1には各コネクション1〜3のト
ークンが一つずつあるとする。そして、それぞれのコネ
クション1〜3は常にセルバッファCB1〜CB3にセ
ルを有するとする。ここで、100Mbpsにおける1
セル送出時間を1単位時間とすると、それぞれのコネク
ション1〜3の1/MCR(i)は2単位時間、4単位
時間、10単位時間となる。トークン発生部Gは、コネ
クション設定時に設定されたMCR(i)から1/MC
R(i)の値を記録し、また各コネクション毎のLET
(i)も管理する。ここでは、LET(i)はすべて
“0”とする。
【0064】図10に示すように、トークン発生部G
は、現在の時刻からLET(i)を引いたものが、1/
MCR(i)以上になれば(S50)、コネクションi
のトークンを発生し、LET(i)を現在の時刻に更新
する(S54)。このとき、トークンバッファTB1に
あるコネクションiのトークンがあらかじめ定めた最大
許容数以下ならば(S51)、カウンタCUiが“0”
かどうか確認する(S52)。“0”ならば、発生した
トークンをトークンバッファTB1に入力し(S5
3)、“0”でなければ、カウンタCUiから“1”を
引く(S55)。ここでは、最大許容数を“1”、カウ
ンタCUiの初期値をすべて“0”とする。制御部CO
Nは、各コネクション毎に平等に利用可能な帯域を割当
てるので、読出比率はそれぞれ1、1、1とする。ま
た、平等に帯域を割当てる方法としては、ラウンドロビ
ンを筆頭に既に数多くの方式が提案されており、制御部
CONにおいてはどの方式を用いてもよい。
【0065】図11に示すように、制御部CONは、ト
ークンバッファTB1において、先頭のトークンから最
後尾のトークンに向かって順番に、セルバッファにセル
を有するコネクションの探索をそのトークンが発見され
るまで行い(S60〜S63)、そのようなトークンを
発見すれば、発見したトークンの示すコネクションiの
セルを送出し、トークンバッファCBiから発見したト
ークンを取り除く(S68)。そのようなトークンを発
見しなければ、制御部CONで、ラウンドロビンによっ
て送出するセルを決定する(S64、S65)。このと
き、決定されたコネクションiのセルを送出するととも
に、コネクションiのカウンタCUiの値に“1”を足
す(S66)。
【0066】図12(a)に示すように、1単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッ
ファCB1にセルを有するので、コネクション1のセル
を送出する。そして、使用したコネクション1のトーク
ンは、トークンバッファTB1から削除する。その結
果、図12(b)に示すように、トークンバッファTB
1には先頭からコネクション2、3のトークンが格納さ
れる。
【0067】図12(b)に示すように、2単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン2のトークンがあり、かつコネクション2はセルバッ
ファCB2にセルを有するので、コネクション2のセル
を送出する。そして、使用したコネクション2のトーク
ンはトークンバッファTB1から削除する。
【0068】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(2−0)=2=1/MCR(1)でかつカウンタCU
1が“0”なので、トークン発生部Gは、図12(c)
に示すように、コネクション1のトークンをトークンバ
ッファTB1に入力し、LET(1)を“2”に更新す
る。その結果、トークンバッファTB1には先頭からコ
ネクション3、1のトークンが格納される。
【0069】図12(c)に示すように、3単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン3のトークンがあり、かつコネクション3はセルバッ
ファCB3にセルを有するので、コネクション3のセル
を送出する。そして、使用したコネクション3のトーク
ンはトークンバッファTB1から削除する。その結果、
図12(d)に示すように、トークンバッファTB1に
は先頭にコネクション1のトークンが格納される。
【0070】図12(d)に示すように、4単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッ
ファCB1にセルを有するので、コネクション1のセル
を送出する。そして、使用したコネクション1のトーク
ンはトークンバッファTB1から削除する。
【0071】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(4−2)=2=1/MCR(1)でかつカウンタCU
1が“0”なので、トークン発生部Gは、図12(e)
に示すように、コネクション1のトークンをトークンバ
ッファTB1に入力し、LET(1)を“4”に更新す
る。また、(現在の時刻−LET(2))=(4−0)
=4=1/MCR(2)でかつカウンタCU2が“0”
なので、コネクション2のトークンをトークンバッファ
TB1に入力し、LET(2)を“4”に更新する。そ
の結果、トークンバッファTB1には先頭からコネクシ
ョン1、2のトークンが格納される。
【0072】図12(e)に示すように、5単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッ
ファCB1にセルを有するので、コネクション1のセル
を送出する。そして、使用したコネクション1のトーク
ンはトークンバッファTB1から削除する。その結果、
図12(f)に示すように、トークンバッファTB1に
は先頭からコネクション2のトークンが格納される。
【0073】図12(f)に示すように、6単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン2のトークンがあり、かつコネクション2はセルバッ
ファCB2にセルを有するので、コネクション2のセル
を送出する。そして、使用したコネクション2のトーク
ンはトークンバッファTB1から削除する。
【0074】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(6−4)=2=1/MCR(1)でカウンタCU1が
“0”なので、トークン発生部Gは、図12(g)に示
すように、コネクション1のトークンをトークンバッフ
ァTB1に入力し、LET(1)を“6”に更新する。
【0075】図12(g)に示すように、7単位時間目
において、トークンバッファTB1の先頭にコネクショ
ン1のトークンがあり、かつコネクション1はセルバッ
ファCB1にセルを有するので、コネクション1のセル
を送出する。そして、図12(h)に示すように、使用
したコネクション1のトークンはトークンバッファTB
1から削除する。
【0076】図12(h)に示すように、8単位時間目
において、トークンバッファTB1にトークンがないの
で、制御部CONで送出するセルを決定する。制御部C
ONでは、ラウンドロビンによりコネクション1のセル
を送出する。そして、カウンタCU1に“1”を足す。
【0077】ここで、(現在の時刻−LET(1))=
(8−6)=2=1/MCR(1)だがカウンタCU1
は“0”でないので、コネクション1のカウンタCU1
から“1”を引き、LET(1)を“8”に更新する。
【0078】また、図示しないが、(現在の時刻−LE
T(2))=(8−4)=4=1/MCR(2)でカウ
ンタ2が“0”なので、トークン発生部Gは、コネクシ
ョン2のトークンをトークンバッファTB1に入力し、
LET(2)を“8”に更新する。その結果、トークン
用バッファにはコネクション2のトークンがある。以下
同様の制御を行うことにより、順次、送出するセルを決
定する。このような制御を行うことにより、各コネクシ
ョンに対して、上述した公平性の基準2を満足するよう
な帯域割当てを行うことができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATM通信網における最低帯域を保証されたコネクショ
ンに対し、上記の公平性の基準1、2、3を全て満足す
ることができるとともに、同一システム構成により、セ
ルスケジューラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセルスケジューラの要部構成図。
【図2】本発明第一実施例のセルスケジューラの要部構
成図。
【図3】トークン発生アルゴリズムを示すフローチャー
ト。
【図4】本発明第一実施例の送出順序決定アルゴリズム
を示すフローチャート。
【図5】本発明第一実施例の送出順序決定アルゴリズム
の具体例を示す図。
【図6】本発明第四および第五実施例のセルスケジュー
ラの要部構成図。
【図7】本発明第二実施例のトークン発生部のアルゴリ
ズムを示すフローチャート。
【図8】本発明第二実施例の送出順序決定アルゴリズム
を示すフローチャート。
【図9】本発明第二実施例の送出順序決定アルゴリズム
の具体例を示す図。
【図10】本発明第五実施例のトークン発生アルゴリズ
ムを示すフローチャート。
【図11】本発明第五実施例の送出順序決定アルゴリズ
ムを示すフローチャート。
【図12】本発明第五実施例の送出順序決定アルゴリズ
ムの具体例を示す図。
【図13】従来のセルスケジューリングを示す図。
【符号の説明】
CB1〜CBn セルバッファ CON 制御部 CU1〜CUn カウンタ D 送出順序決定部 G トークン発生部 TB1 トークンバッファ TB2 帯域割当用トークンバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−93256(JP,A) 特開 平5−83284(JP,A) 特開 平4−336862(JP,A) 特開 平2−155326(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告SSE 97−166 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56 H04J 3/00 - 3/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクション毎に設けられた複数のセル
    バッファと、このコネクション毎に設定された要求品質
    にしたがって前記セルバッファからのセルの送出順序を
    決定する手段とを備えたセルスケジューラであって、 前記決定する手段は、前記コネクションの送出権を示す
    トークンを発生する手段と、このトークンをその発生順
    序にしたがって格納するトークンバッファと、前記要求
    品質に対応するセルの読出比率にしたがって前記コネク
    ションに前記トークンとは別の送出権を与える読出制御
    手段と、前記トークンバッファにトークンがあるときに
    はそのトークンが示すコネクションに送出権を与え前記
    トークンバッファにトークンがないときには前記読出制
    御手段にしたがって前記コネクションに送出権を与える
    手段とを備え 前記トークンを発生する手段は、各コネクション毎の最
    低保証帯域に反比例した時間間隔で前記トークンを発生
    する手段と、前記トークンバッファに格納されたトーク
    ンの数があらかじめ設定された許容数未満であれば前記
    発生したトークンを前記トークンバッファに格納し、許
    容数以上であれば前記発生したトークンを廃棄する手段
    とを含む ことを特徴とするセルスケジューラ。
  2. 【請求項2】 前記読出制御手段は、前記読出比率に対
    応した数の帯域割当用トークンを格納する帯域割当用ト
    ークンバッファを備え、この帯域割当用トークンバッフ
    ァの先頭にある帯域割当用トークンの示すコネクション
    に前記送出権が与えられたときには、その帯域割当用ト
    ークンは、前記帯域割当用トークンバッファの最後尾に
    再格納される請求項1記載のセルスケジューラ。
  3. 【請求項3】 前記読出比率は複数のコネクションにつ
    いて一律とする請求項1または記載のセルスケジュー
    ラ。
  4. 【請求項4】 前記読出比率は複数のコネクションのそ
    れぞれの最低保証帯域に比例して設定される請求項1ま
    たは記載のセルスケジューラ。
  5. 【請求項5】 コネクション毎に設けられた複数のセル
    バッファと、このコネクション毎に設定された要求品質
    にしたがって前記セルバッファからのセルの送出順序を
    決定する手段とを備えたセルスケジューラであって、 前記決定する手段は、前記コネクションの送出権を示す
    トークンを発生する手段と、このトークンをその発生順
    序にしたがって格納するトークンバッファと、前記要求
    品質に対応するセルの読出比率にしたがって前記コネク
    ションに前記トークンとは別の送出権を与える読出制御
    手段と、前記トークンバッファにトークンがあるときに
    はそのトークンが示すコネクションに送出権を与え前記
    トークンバッファにトークンがないときには前記読出制
    御手段にしたがって前記コネクションに送出権を与える
    手段とを備え、 前記コネクション毎にカウンタが設けられ、前記トーク
    ンバッファにトークンが格納される毎にこのトークンが
    示すコネクションの前記カウンタを加算する手段を備
    え、前記トークンバッファにトークンがないときには、
    前記読出制御手段は、前記カウンタの値が“0”である
    コネクションに送出権を与える手段を含むことを特徴と
    するセルスケジューラ。
  6. 【請求項6】 コネクション毎に設けられた複数のセル
    バッファと、このコネクション毎に設定された要求品質
    にしたがって前記セルバッファからのセルの送出順序を
    決定する手段とを備えたセルスケジューラであって、 前記決定する手段は、前記コネクションの送出権を示す
    トークンを発生する手段と、このトークンをその発生順
    序にしたがって格納するトークンバッファと、前記要求
    品質に対応するセルの読出比率にしたがって前記コネク
    ションに前記トークンとは別の送出権を与える読出制御
    手段と、前記トークンバッファにトークンがあるときに
    はそのトークンが示すコネクションに送出権を与え前記
    トークンバッファにトークンがないときには前記読出制
    御手段にしたがって前記コネクションに送出権を与える
    手段とを備え、 前記コネクション毎にカウンタが設けられ、前記読出制
    御手段により送出権が与えられたコネクションのカウン
    タを“1”加算する手段と、前記トークンを発生する手
    段の発生したトークンのうちこのカウンタの値が“0”
    であるコネクションについて前記トークンバッファにト
    ークンを格納しこのカウンタの値が“0”でないコネク
    ションについては発生したトークンを廃棄するとともに
    このカウンタの値から“1”減算する手段とを備えた
    とを特徴とするセルスケジューラ。
  7. 【請求項7】 前記コネクションがサービスクラスに対
    応する請求項1ないしのいずれかに記載のセルスケジ
    ューラ。
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