JP2980325B2 - ハニカム構造体 - Google Patents
ハニカム構造体Info
- Publication number
- JP2980325B2 JP2980325B2 JP1198337A JP19833789A JP2980325B2 JP 2980325 B2 JP2980325 B2 JP 2980325B2 JP 1198337 A JP1198337 A JP 1198337A JP 19833789 A JP19833789 A JP 19833789A JP 2980325 B2 JP2980325 B2 JP 2980325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- honeycomb
- core layer
- sandwich panel
- weight
- honeycomb structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業の利用分野) この発明は、例えば人工衛星に搭載される太陽電池パ
ドルや、アンテナ反射鏡等のハニカム構造体に関する。
ドルや、アンテナ反射鏡等のハニカム構造体に関する。
(従来の技術) 従来より、宇宙開発の分野においては、搭載されたア
ンテナ反射鏡等の軽量高剛性化の要請があり、これらの
構造体を第3図に示すようにアルミハニカム等のハニカ
ムコア層1をカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)等
の外皮層2a,2bで挟装したハニカムサンドイッチパネル
3を用いて構成している。ところで、このようなハニカ
ム構造体は、最近の宇宙開発にともなう人工衛星等の大
形化の要請により、その強度及び剛性を確保したうえ
で、その軽量化の促進が要請されている。そこで、この
ようなハニカム構造体にあっては、そのハニカムコア層
1のコア密度を調整したり、発砲材を併用したり、ある
いはそのハニカムコア層1の厚さtを薄形化したりする
ことにより、強度及び剛性の確保と共に、軽量化の促進
を図っていた。
ンテナ反射鏡等の軽量高剛性化の要請があり、これらの
構造体を第3図に示すようにアルミハニカム等のハニカ
ムコア層1をカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)等
の外皮層2a,2bで挟装したハニカムサンドイッチパネル
3を用いて構成している。ところで、このようなハニカ
ム構造体は、最近の宇宙開発にともなう人工衛星等の大
形化の要請により、その強度及び剛性を確保したうえ
で、その軽量化の促進が要請されている。そこで、この
ようなハニカム構造体にあっては、そのハニカムコア層
1のコア密度を調整したり、発砲材を併用したり、ある
いはそのハニカムコア層1の厚さtを薄形化したりする
ことにより、強度及び剛性の確保と共に、軽量化の促進
を図っていた。
しかしながら、上記ハニカム構造体では、その構成
上、現状以上の軽量化の促進を図ることが困難なため
に、太陽電池パドルや、反射鏡アンテナの大形化を図る
と、非常に重量化が促進されるという問題を有してい
た。
上、現状以上の軽量化の促進を図ることが困難なため
に、太陽電池パドルや、反射鏡アンテナの大形化を図る
と、非常に重量化が促進されるという問題を有してい
た。
(発明が解決しようとする課題) 以上のべたように、従来のハニカム構造体では、その
軽量化の促進を図ることが困難なために、大形化を図る
と非常に重量がかさむという問題を有していた。
軽量化の促進を図ることが困難なために、大形化を図る
と非常に重量がかさむという問題を有していた。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易
な構成で、かつ、可及的に軽量化の促進を図り得るよう
にしたハニカム構造体を提供することを目的とする。
な構成で、かつ、可及的に軽量化の促進を図り得るよう
にしたハニカム構造体を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、ハニカムコア層を外皮層で挟装してなる
ハニカムサンドイッチパネルで形成したハニカム構造体
において、前記ハニカムサンドイッチパネルの一方面
に、前記外皮層及びハニカムコア層が周囲に残るように
前記ハニカムコア層までを所定形状に切欠いた複数の切
欠部を設けて構成したものである。
ハニカムサンドイッチパネルで形成したハニカム構造体
において、前記ハニカムサンドイッチパネルの一方面
に、前記外皮層及びハニカムコア層が周囲に残るように
前記ハニカムコア層までを所定形状に切欠いた複数の切
欠部を設けて構成したものである。
(作用) 上記構成によれば、ハニカムサンドイッチパネルは切
欠部を形成した一方面のハニカムコア層及び外皮層がい
わゆる補強梁の作用を奏して、所望の強度及び剛性が確
保されると共に、その切欠部の切欠いたハニカムコア層
及び外皮層の重量分だけの重量が軽減される。従って、
構造体としての強度及び剛性を確保したうえで、その軽
量化の促進が実現される。
欠部を形成した一方面のハニカムコア層及び外皮層がい
わゆる補強梁の作用を奏して、所望の強度及び剛性が確
保されると共に、その切欠部の切欠いたハニカムコア層
及び外皮層の重量分だけの重量が軽減される。従って、
構造体としての強度及び剛性を確保したうえで、その軽
量化の促進が実現される。
(実施例) 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係るハニカム構造体の
要部を取出して示すもので、ハニカムサンドイッチパネ
ル10は前述したようにアルミハニカム等のハニカムコア
層10aをCFRP等の外皮層10b,10cで挟装して形成される。
そして、このハニカムサンドイッチパネル10の一方面に
は、例えば太陽電池パドルの場合には図示しない太陽電
池セルが搭載され、その他方面には、外皮層10c及びハ
ニカムコア層10aが周囲に残るようにハニカムコア層10a
までを、例えば矩形状に切欠いた複数の切欠部11が所定
の間隔に形成される。この切欠部11は一方面の外皮層10
c及びハニカムコア層10aが要求される強度及び剛性を満
足するように、例えば矩形状に切欠れて形成される。
要部を取出して示すもので、ハニカムサンドイッチパネ
ル10は前述したようにアルミハニカム等のハニカムコア
層10aをCFRP等の外皮層10b,10cで挟装して形成される。
そして、このハニカムサンドイッチパネル10の一方面に
は、例えば太陽電池パドルの場合には図示しない太陽電
池セルが搭載され、その他方面には、外皮層10c及びハ
ニカムコア層10aが周囲に残るようにハニカムコア層10a
までを、例えば矩形状に切欠いた複数の切欠部11が所定
の間隔に形成される。この切欠部11は一方面の外皮層10
c及びハニカムコア層10aが要求される強度及び剛性を満
足するように、例えば矩形状に切欠れて形成される。
上記構成により、ハニカムサンドイッチパネル10は、
その他方面のハニカムコア層10a及び外皮層10b,10cがい
わゆる補強梁の作用を奏して、構造体としての所望の強
度及び剛性を確保する。従って、ハニカムサンドイッチ
パネル10は、その形状寸法に比して、その軽量化が実現
される。
その他方面のハニカムコア層10a及び外皮層10b,10cがい
わゆる補強梁の作用を奏して、構造体としての所望の強
度及び剛性を確保する。従って、ハニカムサンドイッチ
パネル10は、その形状寸法に比して、その軽量化が実現
される。
このように、上記ハニカム構造体はハニカムサンドイ
ッチパネル10に一方面の外皮層10c及びハニカムコア層1
0aを切欠いた切欠部11を設けて構成したことにより、そ
のハニカムサンドイッチパネル10の重量が切欠いた切欠
部分の重量だけ軽減される。これにより、構造体の形状
寸法を従来と同様に形成した場合においても、その軽量
化が実現されるため、構造体自体の大形化の促進に寄与
できる。
ッチパネル10に一方面の外皮層10c及びハニカムコア層1
0aを切欠いた切欠部11を設けて構成したことにより、そ
のハニカムサンドイッチパネル10の重量が切欠いた切欠
部分の重量だけ軽減される。これにより、構造体の形状
寸法を従来と同様に形成した場合においても、その軽量
化が実現されるため、構造体自体の大形化の促進に寄与
できる。
なお、上記実施例では、ハニカム構造体として、太陽
電池パドルを構成した場合で説明したが、これに限るこ
となく、第2図に示すようなアンテナ反射鏡を構成する
ことも可能である。この場合には、同様にハニカムコア
層12aを外皮層12b,12cで挟装したハニカムサンドイッチ
パネル12をパラボラ形状に形成して、その一方面に曲率
面を有した形状の切欠部13を形成することとなる。
電池パドルを構成した場合で説明したが、これに限るこ
となく、第2図に示すようなアンテナ反射鏡を構成する
ことも可能である。この場合には、同様にハニカムコア
層12aを外皮層12b,12cで挟装したハニカムサンドイッチ
パネル12をパラボラ形状に形成して、その一方面に曲率
面を有した形状の切欠部13を形成することとなる。
よって、この発明は上記実施例に限ることなく、この
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得る
ことは勿論のことである。
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得る
ことは勿論のことである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成
で、かつ、可及的に軽量化の促進を図り得るようにした
ハニカム構造体を提供することができる。
で、かつ、可及的に軽量化の促進を図り得るようにした
ハニカム構造体を提供することができる。
第1図はこの発明の一実施例に係るハニカム構造体の要
部を示す構成図、第2図はこの発明の他の実施例を示す
構成図、第3図は従来のハニカム構造体の要部を示す構
成図である。 10,12……ハニカムサンドイッチパネル、10a,12a……ハ
ニカムコア層、10b,10c,12b,12c……外皮層、11,13……
切欠部。
部を示す構成図、第2図はこの発明の他の実施例を示す
構成図、第3図は従来のハニカム構造体の要部を示す構
成図である。 10,12……ハニカムサンドイッチパネル、10a,12a……ハ
ニカムコア層、10b,10c,12b,12c……外皮層、11,13……
切欠部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 3/00 - 3/30 B64G 1/00 - 9/00 E04C 2/00 - 2/54
Claims (1)
- 【請求項1】ハニカムコア層を外皮層で挟装してなるハ
ニカムサンドイッチパネルで形成したハニカム構造体に
おいて、 前記ハニカムサンドイッチパネルの一方面に、前記外皮
層及びハニカムコア層が周囲に残るように前記ハニカム
コア層までを所定形状に切欠いた複数の切欠部を設けた
ことを特徴とするハニカム構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1198337A JP2980325B2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | ハニカム構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1198337A JP2980325B2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | ハニカム構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0361528A JPH0361528A (ja) | 1991-03-18 |
JP2980325B2 true JP2980325B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16389438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1198337A Expired - Fee Related JP2980325B2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | ハニカム構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000343476A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-12 | Nippon Mitsubishi Oil Corp | 搬送用部材 |
CN106739281A (zh) * | 2016-11-24 | 2017-05-31 | 东台银信钢结构工程有限公司 | 一种蜂窝钢板 |
CN109193138B (zh) * | 2018-11-01 | 2023-08-01 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种星载数传天线 |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP1198337A patent/JP2980325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0361528A (ja) | 1991-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3113242B2 (ja) | 放物面用合成等間格子構造体 | |
US4495237A (en) | Pyramidal core structure | |
CA2592181A1 (en) | Integrated aircraft structural floor | |
GB2032508A (en) | Force distribution element for a sandwich-form structural element | |
JPS5836832B2 (ja) | 電池構造体 | |
JP2980325B2 (ja) | ハニカム構造体 | |
JPS62166671U (ja) | ||
JPH06126869A (ja) | ハニカムサンドイッチパネル | |
US3167776A (en) | Dielectric foam antenna | |
JP2842751B2 (ja) | 剛性ボード | |
US20050183358A1 (en) | Structural panel for use in buildings | |
JPS6260302A (ja) | アンテナ装置 | |
JPH0138968Y2 (ja) | ||
JP2990370B2 (ja) | ハニカム材 | |
JP2848621B2 (ja) | 骨組構造部材接続継手 | |
JP3902429B2 (ja) | 衛星搭載光学機器用ハニカムサンドイッチパネル | |
JP3021627U (ja) | 軽量枕木 | |
Saatchi et al. | Thermoplastic Graphite Skin/Foam Sandwich Structure Fabrication | |
KR800000602B1 (ko) | 보강된 단열재(스틸플) 제조방법 | |
RHODES et al. | Composite sandwich lattice structure[Patent] | |
JPS6182483A (ja) | 太陽電池パネル装置 | |
JPS6376142U (ja) | ||
JPH11270053A (ja) | 筋交い入りパネル | |
JP2002353489A (ja) | 太陽電池実装用サンドイッチパネル | |
JPH02115797U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |