JP2980083B2 - 移動通信システムの基地局配置方式 - Google Patents

移動通信システムの基地局配置方式

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JP2980083B2 JP31308797A JP31308797A JP2980083B2 JP 2980083 B2 JP2980083 B2 JP 2980083B2 JP 31308797 A JP31308797 A JP 31308797A JP 31308797 A JP31308797 A JP 31308797A JP 2980083 B2 JP2980083 B2 JP 2980083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー方式の移
動通信システムのチャネル割り当て方式に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話システムのような大容量の移
動通信システムでは、サービスエリアを複数の基地局に
よりカバーし、干渉妨害の発生しない基地局間では同一
チャネルを繰返し利用することにより周波数の有効利用
を図っている。このような方式はセルラー方式と呼ばれ
ている。
【0003】近年、収容可能な加入者数を増加させるた
めに、マイクロセルと呼ばれるサービスエリアの小さな
セルラーシステムの導入が検討されつつある。マイクロ
セル化は加入者数を増加させるものの、単位面積当たり
の基地局設置費用が増加するため、全てのエリアをマイ
クロセルで構成することは現実的では無いとされてい
る。現実的な解として、図4に示すような加入者の多い
エリアをマイクロセル化し、マイクロセルでサービスさ
れるエリアをも覆う形でマイクロセルよりもサービスエ
リアの大きいマイクロセルで全体を覆う階層的な構成方
式が検討されている。
【0004】各基地局で使用するチャネルの割当方式に
は、通信毎に干渉妨害が発生しないチャネルを選んで使
用するダイナミックチャネル割当てと呼ばれる方式があ
る。
【0005】ダイナミックチャネル割当て方式は、制御
方式や装置構成が複雑になるものの、干渉妨害が発生し
ない限りどのチャネルも自由に使用できるために、収容
可能な加入者数が多いという利点があり、自動車電話シ
ステムにおいて採用されつつある。階層的なセルラーシ
ステムにおいても、従来用いられている動的なチャネル
割り当てを用いることで収容可能な加入者数を多くする
ことは、周波数有効利用の点から有効である。
【0006】従来のダイナミックチャネル割当て方式の
1つとして、例えば特開平4−351126号公報に
は、図8に示す方式が提案されている。図8を参照し
て、複数のセルにそれぞれ設けられた基地局が、通話要
求に対して、全セルに互いに同一の順序に従って全通話
チャネルの中から一つの通話チャネルを選択し(ステッ
プ803、809)、通話チャネルにおける希望波対干
渉波電力比と所定値とを比較し(ステップ804〜80
6)、希望波対干渉波電力比が所定値以上であった場合
に通話チャネルを割当てる(ステップ807)ものであ
る。
【0007】すなわち、前記特開平4−351126号
公報において、通話チャネルが全部でNチャネルあると
し、各基地局とも通話チャネル#1から優先的に選択す
るものとする。このようにすると通話チャネルが使用さ
れている頻度は#1程高く、通話チャネル#n程低くな
る。従ってどの基地局またはどの移動局で空き通話チャ
ネルの干渉波レベルを測定しても、通話チャネル#1程
干渉波レベルが大きく、通話チャネル#n程干渉波レベ
ルが小さいという傾向が観測される。
【0008】このような状況において通話チャネル#1
から優先的に選択していくと、希望波対干渉波電力比の
マージンの少ない通話チャネルを割り当てることにな
る。
【0009】また、基地局近傍の移動局に対しては、希
望波レベルが十分に大きいために干渉波レベルの大きな
優先度の高い通話チャネルが割り当てられ、基地局から
離れた移動局に対しては、希望波レベルが小さいために
優先度の低い通話チャネルが割り当てられるという傾向
が生じる。従って、通話を使用している基地局と移動局
との距離が同程度に揃うことになり、優先度の高いチャ
ネルは基地局近傍の移動局により頻繁に繰り返し使用さ
れ、優先度の低いチャネルは基地局から離れた移動局に
より大きな繰り返し間隔で使用されるという周波数利用
効率の高いチャネル割り当てが実現される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のダイナミックチ
ャネル割当て方式は1階層のセルラー方式に適用されて
いたものである。
【0011】これをサービスエリアが階層的にマイクロ
セルとマクロセルという具合に覆われている場合のセル
ラー方式に適用し両階層に同じ通話チャネルを使用し階
層間でも効率が向上するように制御することを考える。
【0012】この場合、各階層とも同じ優先順位がつけ
られているために、#1程高い頻度で使用しようとす
る。
【0013】しかし、マクロセルで#1を高い頻度で使
用できたとすると、それはマイクロセルの階層では干渉
となり、高い頻度で繰り返し使用することが出来なくな
る。
【0014】この階層間の干渉によりシステム全体とし
て、優先度の高いチャネルほど繰り返し使用され、優先
度の低いチャネル程大きなくり返し間隔で使用されると
いう秩序が崩されてしまう。その結果、収容可能な加入
者数を多くすることが出来なくなってしまうという問題
が生じる。
【0015】従って本発明の目的は、上記問題点を解消
し、セルラー方式の基地局のカバーエリアが階層的に重
なり合う場合に階層間で通話チャネルを共有し、ダイナ
ミックチャネル割当てにより周波数の有効利用を図り、
収容可能な加入者数を増大するチャネル割当て方式を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数のセルにそれぞれ設けられた基地局
が、通話要求に対して、全通話チャネルの中から通話チ
ャネルを選択し、前記通話チャネルにおける希望波対干
渉波電力比が所定値以上であった場合に、前記通話チャ
ネルを割り当てる、複数階層化されたセルラー方式の移
動通信システムのチャネル割り当て方式であって、通話
チャネルに所定のチャネル選択順序を割り当て、前記複
数の基地局を複数の各階層毎のグループに分け、前記基
地局はそれぞれのグループの毎に異なった初期値から前
記チャネル選択順序に従って通話チャネルを選択するこ
とを含んで構成される。本発明においては、好ましく
は、通話チャネルは等しい選択順序が割り当てられるも
のとする。
【0017】本発明においては、好ましくは、前記初期
値は、呼損になった呼の数が多いグループほど他のグル
ープより選択順序の高い順位から選択を開始することを
特徴とする。
【0018】本発明においては、好ましくは、呼損の代
わりにハンドオーバー失敗回数を用いること特徴とす
る。
【0019】本発明においては、好ましくは、呼損の代
わりに呼損になった呼の数とハンドオーバー失敗回数と
の和を用いてもよい。
【0020】
【作用】本発明によれば、従来のセルラー方式のような
1階層でのダイナミックチャネル割当て方式を複数階層
化されたセルラー方式に対して適用される。それぞれの
基地局の動作は、通話チャネルが全部でNチャネルある
として、通話チャネルにはチャネルの選択順位が設定さ
れているものとする。また、各セルともチャネル選択順
位の高い方から順に使用可能なチャネルが探索され、通
話チャネルを選択するものとする。
【0021】各局では、チャネル選択順位が高い通話チ
ャネルほど頻繁に使用するようになるため、各局間で同
じチャネル選択順位を設定すると、選択順位の高いチャ
ネルは基地局近傍の移動局により頻繁に繰り返し使用さ
れ、優先度の低いチャネルは基地局から離れた移動局に
より大きなくり返し間隔で使用されるという周波数利用
効率の高いチャネル割当てが実現されるように動作す
る。
【0022】しかしながら、本発明においては、従来の
ダイナミックチャネル方式の問題であった階層間の干渉
を回避するために、互いに他の階層における使用頻度の
高い通話チャネルをできる限り低い頻度で使用するよう
に構成されている。
【0023】本発明においては、グループの通話チャネ
ルに付されるチャネル選択順序を各基地局で同一とし、
基地局を各階層毎のグループに分ける。そして、前述し
たように、互いに使用頻度の高い通話チャネルをできる
限り低い頻度で使用するようにチャネル選択順序を各グ
ループ毎にオフセット値(初期値)を設ける。
【0024】このようにチャネル選択順序を設定する
と、ある階層間の高い頻度で使用している通話チャネル
は他の階層では全く使用されず他階層からの干渉がなく
なる。
【0025】従って、ダイナミックチャネル方式の特徴
である順位の高いチャネルは基地局近傍の移動局により
頻繁に繰り返し使用され、優先度の低いチャネルは基地
局から離れた移動局により大きなくり返し間隔で使用さ
れるという特性が実現される。
【0026】他のオフセットが施されたチャネル選択を
開始している階層では、他の階層の使用頻度が低いので
やはり干渉が軽減され、オフセットが施されたチャネル
より順位の高いチャネルが使用頻度が高くなるというよ
うに使用されて行くため、従来のダイナミックチャネル
方式の特徴が各階層で実現されることになる。
【0027】また、本発明は、オフセット値の制御情報
として各局で得られる単位時間当たりに得られる呼損の
数を用いることにより、オフセット値を最適に制御して
各層で使用するチャネルを最適分配するものである。オ
フセット値の値が大きいほどチャネルを多く必要とする
ため、各階層間でのチャネル分配を相対的に多くなるよ
うにオフセット値を制御し、システム全体の呼損率が均
一になるようにする。
【0028】さらに、本発明は、オフセット値の制御情
報の代わりにハンドオーバーの失敗確率を用いる。これ
はハンドオーバーの失敗の原因がチャネルが少ないこと
に関係していることを適用したものである。ハンドオー
バーの失敗が多い階層、またはセルほどチャネルが足り
ないことを意味している。従って、そのような階層又は
セルに対してオフセット値を制御してできるだけ高い選
択順位から開始するように制御することにより、システ
ム全体にハンドオーバー失敗確率が均一になるように制
御する。
【0029】そして、本発明では、オフセット値の制御
情報とハンドオーバーの失敗率との和を用いる。
【0030】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施例
を以下に説明する。
【0031】
【実施例1】本発明の第1の実施例を図4に示した移動
通信システムの構成例を用いて説明する。図4はマイク
ロセルとマクロセルにより2階層化されたチャネル割当
方式が用いられている移動通信システムの構成例を示し
ている。
【0032】図4を参照して、移動通信システムは、交
換局200、201、202、207等の複数の基地局
203、204、209等の複数の移動局から構成さ
れ、マイクロセル205、206に基地局201、20
2が設けられ、マクロセル208に基地局207が設け
られている。
【0033】また、図4において、DuPは基地局20
1における上り希望波レベル、Uupsは基地局201
における同一階層からの上り干渉波レベル、Ddown
は移動局203における下り希望波レベル、Ddown
sは移動局203における同階層からの下り干渉波レベ
ル、Uupoは基地局201における他階層からの上り
干渉波レベル、Udownoは移動局203における他
階層からの下り干渉波レベルをそれぞれ示している。
【0034】基地局201のセルに在圏する移動局20
3に通話要求が発生した場合、基地局201における上
り希望波対干渉波電力比(Dup−Uups−Unp
o)及び移動局203における下り希望波対干渉波電力
比(Ddown−Udowns−Udowno)が所要
値以上となる通話チャネルを選んで使用する。
【0035】本実施例においては、ダイナミックチャネ
ル割当て方式の特徴である順位の高いチャネルは基地局
近傍の移動局により頻繁に繰り返し使用され、かつ階層
間でできるだけ高い頻度で使用される通話チャネルが他
の階層で使用されないように、各グループ(階層)で通
話チャネルのチャネル選択順序を決定する。
【0036】一例として、2階層の場合は第1の階層
(マイクロセル)が通話チャネルの番号(「#n」で表
わす、但しn=1、2、3…)の順に選択することと
し、第2の階層(マクロセル)が通話チャネルの番号の
逆から順に選択するものとする。
【0037】図1は、本実施例のチャネル割当方式にお
ける、マイクロセル階層及びマクロセル階層の基地局の
制御を説明するための流れ図である。
【0038】基地局は、定期的に空き通話チャネルの干
渉波レベル(同一階層及び他階層からの上り干渉波レベ
ル)Uups(i)+Uupo(i=1、2、…)の値
を受信して記憶している。また、移動局の送信電力
(「Pms」という)及び基地局の送信電力(「Pb
s」という)は既知であるとする。
【0039】図1を参照して、通話要求が発生した場
合、または基地局は制御チャネルで受信した発呼要求が
発生した場合、基地局は制御チャネルで受信した発呼要
求信号(移動局発呼の場合)または呼出応答信号(移動
局着呼の場合)の受信レベルを、上り希望波レベル(D
up)として記憶する(ステップ100)。
【0040】次に、移動局の送信電力Pmsから上り希
望波レベルDupを差し引いた値を、基地局−移動局間
の伝搬損(「L」という)とする(ステップ101)。
【0041】上り回線と下り回線には可逆性が成り立
ち、伝搬損Lは同一と想定されることから、基地局の送
信電力PbsからLを差し引くことによって移動局にお
ける下り希望波レベル(Ddown)を求めることがで
きる(ステップ102)。
【0042】ここで、通話チャネルを識別するパラメー
タiをマイクロセル階層ではjに、マクロセル階層では
kに設定する(ステップ103)。j、kの値としては
マクロセルをオフセットさせることとし、j=1、k=
1+l(l>0)に初期設定される。
【0043】Dupから通話チャネル#1(マイクロセ
ル階層の場合)又はチャネル#(1+l)(マクロセル
階層の場合)の上り干渉波レベルUups(1)+Uu
po(1)を引いた値、即ち上り希望波対干渉波電力比
と所要値(「CIRth」という)とを比較する(ステ
ップ104)。
【0044】上り希望波対干渉波電力比がCIRth以
上の場合、基地局は移動局に通話チャネル#1の下り干
渉波レベルUdowns(1)+Udowno(1)の
測定を指示し、結果を移動局から受け取る(ステップ1
05)。
【0045】そして、DdownからUdowns
(1)+Udowno(1)を差し引いた値、即ち下り
希望波対干渉波電力比とCIRthとを比較する(ステ
ップ106)。
【0046】その結果、下り希望波対干渉波電力比もC
IRth以上であれば、通話チャネル#1又はチャネル
#(1+l)を通話要求に対して割り当てる(ステップ
107)。
【0047】通話チャネル#1又はチャネル#(1+
l)の上り希望波対干渉波電力比または下り希望波対干
渉波電力比がCIRth未満の場合、パラメータに1を
加え次のチャネル#2またはチャネル#(2+l)を選
択する(ステップ109)。
【0048】以下、同様にしてステップ104〜106
を繰り返すことにより干渉条件の判定を行う。
【0049】最後の通話チャネル#nに対して判定を行
ったが(ステップ108)、使用可能な通話チャネルが
見つからなかった場合には、呼損となる(ステップ11
0)。
【0050】図2は、本実施例により得られる各チャネ
ルの使用頻度をあらわしている。2を参照して、マイク
ロセルではチャネル#1から使用され、マクロセルでは
オフセット処理されチャネル#k(k>1)から使用さ
れる。
【0051】図2に示すように、オフセットが施されて
いない階層(本実施例ではマイクロセル階層)において
高い頻度で使用されているチャネルはマクロセル階層か
らは干渉されない。そして、マクロセル階層が使用する
チャネルは、マイクロセル階層では使用頻度が低いため
に干渉が軽減され、マクロセル階層でもダイナミックチ
ャネルの効果が現われることになる。
【0052】図3に各階層における通話チャネルの選択
順位(プライオリティ;優先順位)の様子を示す。各図
において変数jはマイクロセルのオフセット値、kはマ
クロセルのオフセット値を示し、値が大きいほどオフセ
ットが大きいことを意味する。
【0053】
【実施例2】本発明の第2の実施例を図5を参照して以
下に説明する。図5は分散制御で行う時の各基地局の制
御の流れ図を示している。
【0054】図5を参照して、各基地局は変数Mを零に
設定して(ステップ301)、タイマーをスタートさせ
る(ステップ302)。
【0055】タイマーがタイムアウトする間、呼損が発
生したか否かを判定し(ステップ304)、呼損が発生
した時には変数Mを増加させる。
【0056】タイムアウトが発生すると(ステップ30
3)、変数Mとして得られる一定期間の呼損の回数を予
め設定したしきい値BTと比較する。このしきい値はネ
ットワーク全体の平均呼損値の基準値であり、この基準
値を超えている場合はこのセルに与えているチャネルが
足りないためにオフセット値を少なくする(ステップ3
07)。
【0057】また、その逆はオフセット値を増大させて
(ステップ308)、チャネルを開放させる。もし、一
方の階層に優先権を持たせる時は、その階層の基地局に
渡り、図5の制御を行わない方法もある。
【0058】図6に、図5の端子A、B間の制御にヒス
テリシス特性を設けた時の制御の流れ図を示す。この場
合、しきい値BTの代わりに上限のしきい値BT1と下
限のしきい値BT2とを設定する。
【0059】そして、各オフセット値がこのBT1、B
T2の間に入るように制御する。
【0060】図6を参照して、図5におけるタイムアウ
ト後(ステップ303)、オフセット値を上限のしきい
値と比較判定する(ステップ311)。
【0061】その結果、上限を超えていればチャネルが
少ないために呼損が発生していると判断し、オフセット
値を少なくする(ステップ313)。
【0062】また、上限のしきい値を超えていない時は
オフセット値を下限のしきい値と比較する(ステップ3
12)。
【0063】下限のしきい値を超えている場合にはチャ
ネルが多いと判断しオフセット値を大きくする(ステッ
プ314)。
【0064】図7に本実施例を集中制御で行う時の制御
局の制御の流れ図を示す。
【0065】この場合、各基地局は移動交換局(図4の
200)等に各基地局の情報が集められる。全体の制御
の流れは図5と等しく、変更点は各基地局が制御を行わ
ず交換局が制御を行う点と、制御の流れを示す図5の端
子A、B間と端子C、D間が図7の制御に変更されてい
ることである。
【0066】タイマーがタイムアウトを起こすまでの
間、マイクロセルで呼損が発生する(ステップ340)
と変数Mを増加させ(ステップ342)、マクロセルで
呼損が発生する(ステップ341)と変数Nを増加させ
る。
【0067】独立した変数M、Nで求められたそれぞれ
の階層の呼損値は、タイムアウト(図5のステップ30
3)の後、オフセットの制御のために用いられる。変数
M、Nを上限、下限のしきい値BT1、BT2と比較し
(ステップ330、331、334、335)、各オフ
セット値がこのBT1、BT2の間に入るように制御す
る。
【0068】本実施例では、初めにマイクロセルのオフ
セットの制御をステップ330〜ステップ333で行
う。また、続いてマクロセルの制御をステップ334〜
ステップ337で行う。各制御は図6と同じものであ
る。
【0069】
【実施例3】本発明の第2の実施例を以下に説明する。
本実施例は、前記第1の実施例の図5のステップ30
4、または前記第2の実施例の図7のステップ340、
341の呼損をそれぞれハンドオーバー(移動局が通話
中に一の基地局のエリアから他の基地局エリアに移動し
た際の回線の切り換え)の失敗回数、または呼損とハン
ドオーバーの失敗回数の加算値に変更したものである。
【0070】以上、本発明を上記各実施例に即して説明
したが、本発明は上記態様にのみ限定されず、本発明の
原理に準ずる各種態様を含むことは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な制御と単純なチャネル選択順序の直交化とによ
り、階層化されたセル構造のセルラー方式において周波
数利用効率の高いチャネル割当て方式を提供することが
できる。
【0072】また、本発明によればオフセット値を制御
することにより、更に最適な配分が得られると共に、シ
ステム全体が呼損、ハンドオーバー失敗確率に対して、
いずれか、または同時に均一になるように制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基地局の制御を説明
するための流れ図である。
【図2】本発明の一実施例における各通話チャネルの使
用頻度の状態例を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例において2階層化時の各階層
でのチャネル選択順序例を示す図である。
【図4】移動通信システムの階層化されたセル構造の構
成例を説明するための図である。
【図5】本発明の別実施例における制御を説明するため
の流れ図である。
【図6】本発明の別の実施例においてヒステリシス特性
を持たせた場合の制御を説明するための流れ図である。
【図7】本発明の別の実施例における集中制御時の制御
を説明するための図である。
【図8】従来のダイナミックチャネル割当て方式の制御
を説明するための図である。
【符号の説明】
200 交換極 201、202 基地局 203、204 移動局 205、206 マイクロセル 208 マクロセル DuP 基地局201における上り希望波レベル Ddown 移動局203における下り希望波レベル Ddowns 移動局203における同階層からの下り
干渉波レベル Uups 基地局201における同一階層からの上り干
渉波レベル Uupo 基地局201における他階層からの上り干渉
波レベル Udowno 移動局203における他階層からの下り
干渉波レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセルにそれぞれ設けられた基地局
    が、通話要求に対して、全通話チャネルの中から通話チ
    ャネルを選択し、前記通話チャネルにおける希望波対干
    渉波電力比が所定値以上であった場合に前記通話チャネ
    ルを割り当てる、複数階層化されたセルラー方式の移動
    通信システムのチャネル割り当て方式において、 前記通話チャネルに所定のチャネル選択順序を割り当て
    ると共に、前記複数の基地局を複数の各階層毎のグルー
    プに分け、前記基地局はそれぞれのグループ毎に異なっ
    た値を有する初期値から前記チャネル選択順序に従って
    通話チャネルを選択することを特徴とする移動通信シス
    テムのチャネル割当方式。
  2. 【請求項2】前記通話チャネルに等しくチャネル選択順
    序を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の移動
    通信システムのチャネル割当方式。
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