JP2979799B2 - 予備帯域通信方式 - Google Patents
予備帯域通信方式Info
- Publication number
- JP2979799B2 JP2979799B2 JP33376091A JP33376091A JP2979799B2 JP 2979799 B2 JP2979799 B2 JP 2979799B2 JP 33376091 A JP33376091 A JP 33376091A JP 33376091 A JP33376091 A JP 33376091A JP 2979799 B2 JP2979799 B2 JP 2979799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- logical link
- spare
- normal
- logical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
率を高める、あるいは通信品質を向上させる予備帯域通
信方式に関するものである。
と、障害が発生したため障害対応に運用されている状態
との2とおりの状態に区別できる。これらをそれぞれ、
正常運用時,障害運用時と呼ぶ。一般に、通信網は対地
(交換ノード)間の通信のために対地間に論理リンクを
張っている。さらに、論理リンクにおいては、常時使用
する通信容量と、障害運用時にのみ使用する通信容量を
独立に確保している。この常時使用する通信容量を普通
帯域,障害運用時にのみ使用する通信容量を予備帯域と
呼ぶ。
報Vol.89 No.262 IN89−71阪内他
による「障害回復を考慮した予備帯域割当て方式の検
討」にもあるように不慮の論理リンクあるいは交換ノー
ドの障害が発生した場合に、障害論理リンクあるいはノ
ードを利用しているトラヒック(障害トラヒック)を別
論理リンクに迂回させ、通信を継続するという目的のた
めに必要な最低限の帯域として設計,確保される。
されている場合に、1つの予備帯域を設定し、予備帯域
を全論理リンクで共用するという通信網の運用方法と、
n個の予備帯域を固有に設定し、各予備帯域を各論理リ
ンクが1対1で使用するという通信網の運用方法とが有
り得る。
おける帯域の管理においては、次の2つの運用方式があ
る。図9は帯域管理における第1の運用方式を示してお
り、図9(A)は正常運用時における論理リンクと帯域
の関係を、図9(C)は正常運用時における物理リンク
と帯域の関係を、図9(B)は障害運用時における論理
リンクと帯域の関係を、図9(D)は障害運用時におけ
る物理リンクと帯域の関係を示している。帯域管理にお
ける第1の運用方式は、図9(A)に示すように、交換
ノード50と交換ノード51の間に設定されている論理
リンク10が、帯域として予備帯域30と普通帯域31
とを管理しており、図9(C)に示されるように予備帯
域30は物理リンク20上に、普通帯域31は物理リン
ク21上にあるとし、図9(A)及び(C)に示すよう
に普通帯域31は、斜線領域で示される論理リンク10
の負荷が通常使用する帯域とし、図9(B)及び(D)
に示すように予備帯域30は、普通帯域31あるいは普
通帯域を提供する物理リンク21が障害発生状態の時に
図9(B)及び(C)に示すように論理リンク10の負
荷が予備帯域30を使用するように帯域を管理する方式
である。
を示しており、図10(A)は正常運用時における論理
リンクと帯域の関係を、図10(C)は正常運用時にお
ける物理リンクと帯域の関係を、図10(B)は障害運
用時における論理リンクと帯域の関係を、図10(D)
は、障害運用時における物理リンクと帯域の関係を示し
ている。帯域管理における第2の運用方式は、図10
(A)に示すように、交換ノード50と交換ノード51
の間に設定されている論理リンク10が、帯域として予
備帯域30と普通帯域31とを管理し、交換ノード50
と交換ノード51の間に設定されている論理リンク11
が、帯域として予備帯域40と普通帯域41とを管理
し、図10(C)に示されるように予備帯域30および
普通帯域31は物理リンク21上に、予備帯域40およ
び普通帯域41は物理リンク20上にあるとし、普通帯
域31は、右下がりの斜線領域で示される論理リンク1
0の負荷が通常使用する帯域として割当てられており、
予備帯域40は、図10(B)及び(D)に示すように
普通帯域31あるいは普通帯域31を提供する物理リン
ク21が障害発生状態の時に図10(B)及び(D)に
示すように論理リンク10の負荷が予備帯域40を使用
し、普通帯域41は、右上がりの斜線帯域で示される論
理リンク11の負荷が通常使用する帯域として割当てら
れており、予備帯域30は、普通帯域41あるいは普通
帯域41を提供する物理リンク20が障害発生状態の時
に論理リンク11の負荷が予備帯域30を使用するよう
に帯域を管理する方式である。
着するために瞬間的に負荷が論理リンクの使用可能帯域
を越えてしまう状態(輻輳状態)に陥ることがある。こ
の輻輳状態の時には、パケットはバッファに入れられる
ため、網内では、バッファに入れたパケットを処理する
までの遅延、あるいはバッファに入りきらなかったパケ
ットの廃棄といった通信品質の劣化が発生する。この遅
延及び廃棄は論理リンクの帯域が一定の場合、負荷を小
さく制限すればするほど小さくできる。逆に負荷一定の
場合、論理リンクの帯域を大きくするほど遅延及び廃棄
が小さい高品質の通信が可能となる。
継続という目的のために、正常運用時には予備帯域は使
用しない方式がとられていた。従って、普通帯域が輻輳
状態にある場合でも、普通帯域だけで通信を行うため、
品質の劣化を避けることができなかった。すなわち、予
備帯域が遊休状態にあるにも拘わらず、普通帯域が輻輳
し、通信品質の劣化を引き起こすといった不都合が発生
していた。一般には、障害運用時の正常運用時に対する
時間的比率(障害率)は、小さいと考えられる。従っ
て、予備帯域が使用される確率も非常に小さく、網が効
率的に使用されているとはいえなかった。
おける予備帯域が効率的に利用されず、かつ普通帯域が
輻輳し、通信品質の劣化を引き起こすという点である。
除去して、予備帯域を効率的に利用し、かつ通信品質の
劣化を軽減する予備帯域通信方式を提供することにあ
る。
式は、通信網において、対地間の通信のために、対地間
に第1の論理リンクが多重されており、第1の論理リン
クが管理する帯域として、第1の論理リンクの負荷が使
用する帯域として割当てられている普通帯域と、普通帯
域が障害発生状態の時に第1の論理リンクの負荷が使用
する帯域として割当てられている予備帯域とを持つパケ
ット交換網において、あるいは、第1の論理リンクが管
理する帯域として、第1の論理リンクの負荷が使用する
帯域として割当てられている普通帯域と、第1の論理リ
ンク以外の第2の論理リンクの障害発生状態の時に、第
2の論理リンクの負荷が使用する帯域として割当てられ
ている予備帯域とを持つパケット交換網において、網が
正常状態の時においても、各々の論理リンクは、論理リ
ンクが管理する普通帯域と予備帯域とを同時に使用して
通信を行うことを特徴とする。
いるN個の複数論理リンクのうち、1個以上N個以下で
あるn個の特定の論理リンクを選択し、選択された論理
リンクにおいて、網が正常状態の時においても、論理リ
ンクが管理する普通帯域と予備帯域とを同時に使用して
通信を行う。
大きさに応じてn個の論理リンクを選ぶことができる。
ク毎に決められている品質クラスあるいはサービスクラ
スあるいは優先度に応じてn個の論理リンクを選ぶこと
ができる。
ンクの利用状況に応じてn個の論理リンクを選ぶことが
できる。
ンクの利用状況予測に応じてn個の論理リンクを選ぶこ
とができる。
とができる。
ることができる。
おいても普通帯域と予備帯域を同時に使用する際に、予
備帯域を再割当てする。
においても普通帯域と同時に使用する予備帯域を、網の
利用状況に応じて再割当てする。
おいても普通帯域と同時に使用する予備帯域を、網の利
用状況予測に応じて再割当てする。
で、論理リンクの容量が増加する。パケットが非同期に
到着するために瞬間的に負荷が論理リンクの使用可能帯
域を越えてしまうという輻輳状態が発生する確率は、負
荷一定の下では、論理リンクの容量を大きくすること
で、小さくすることができる。その結果、遅延及び廃棄
といった通信品質を一層良いものにすることができる。
を、帯域増加の必要性の高い論理リンクと、帯域増加の
必要性の低い論理リンクとに分け、予備帯域を必要性の
高い論理リンクに与えることで、必要性の高い論理リン
クが使用可能な予備帯域を一層増加させることができ
る。
るときに、パケットの廃棄・遅延をできるだけ小さくす
るような品質向上を要求するような品質クラスあるいは
サービスクラスが利用している論理リンク、あるいはあ
る優先度を持つ論理リンクを帯域増加の必要性の高い論
理リンクとし、必要性の高い論理リンクだけに使用可能
な予備帯域を一層増加させることにより、品質向上を望
む論理リンクの品質を効果的に向上することができる。
要に応じて再割当てし、予備帯域を必要性の高い論理リ
ンクに与えることで、必要性の高い論理リンクが使用可
能な予備帯域を一層増加させることができる。
延・廃棄が大きくなり、品質が劣化するような負荷、利
用状況、利用状況予測などを持つ論理リンクだけに予備
帯域を大きく与えることで、品質の劣化を効果的に防ぐ
ことができる。
について説明する。
図3を参照して説明する。図1は、交換機102と交換
機103の間の論理リンク104は、帯域αを持つ普通
帯域101と帯域βを持つ予備帯域100から構成され
ており、交換機102から送出された負荷105が、普
通帯域101及び予備帯域100を利用して交換機10
3に伝送される様子を示している。図2は、負荷203
がバッファ201及び分配機202からなる帯域選択機
204を通って、普通帯域101及び予備帯域100に
送出される様子を示している。図2において、分配機2
02は、信号線205信号の内容に応じて負荷を分配す
る。分配機202においては、信号線205の信号がO
FFの場合、常に負荷を普通帯域101に送出し、信号
線205の信号がONの場合、瞬間的な負荷の大きさR
に対してR>αの場合にはR−αに相当する負荷を予備
帯域100に送出し、αに相当する負荷を普通帯域10
1に送出し、R≦αの場合には、Rに相当する負荷を普
通帯域101に送出する。図3は、瞬間的な負荷の大き
さRの時間変動の例を示しており、負荷が普通帯域を越
える場合でも予備帯域を使用することで負荷が論理リン
ク容量以下になることを示している。すなわち、R>α
の負荷の場合には、R−αに相当する負荷が普通帯域で
は送出できず、この負荷は、バッファの容量が十分でな
い場合には廃棄され、あるいはバッファの容量が十分な
場合には遅延を被ることになるが、本実施例のように普
通帯域と予備帯域を同時に使用することにより、廃棄あ
るいは遅延を軽減させることができる。
いて述べた、帯域を固有に設定する運用方法における帯
域の管理における2つの運用方式にいずれも適応可能で
ある。図11は帯域管理における第1の運用方式におけ
る本実施例の作用及び効果を示しており、図11(A)
は正常運用時における論理リンクと帯域の関係を、図1
1(C)は正常運用時における物理リンクと帯域の関係
を、図11(B)は障害運用時における論理リンクと帯
域の関係を、図11(D)は障害運用時における物理リ
ンクと帯域の関係を示している。図11(A)及び
(C)に示すように本実施例により斜線領域で示される
物理リンク10の負荷は、予備帯域30を使用すること
が可能になるため、従来の技術においては、廃棄される
べき負荷を予備帯域30上に示されているように廃棄す
ること無く通信することができる。なお、障害運用時に
おいても図9(B)及び(D)に示すように予備帯域3
0を用いて、従来の技術において通信可能な負荷を本実
施例でも通信することが可能である。
式における本実施例の作用及び効果を示しており、図1
2(A)は正常運用時における論理リンクと帯域の関係
を、図12(C)は正常運用時における物理リンクと帯
域の関係を、図12(B)は障害運用時における論理リ
ンクと帯域の関係を、図12(D)は障害運用時におけ
る物理リンクと帯域の関係を示している。図12(A)
及び(C)に示すように、本実施例により右下がりの斜
線領域で示される論理リンク10の負荷は、予備帯域3
0を使用することが可能になるため、従来の技術におい
ては、廃棄されるべき負荷を予備帯域30上で示されて
いるように廃棄すること無く通信することができる。な
お、障害運用時においても図12(B)及び(D)に示
すように予備帯域40を用いて、従来の技術において通
信可能な負荷を本実施例でも通信することが可能であ
る。
線205の信号を常にONに固定する方式も可能であ
る。
図4を参照して説明する。図4において、交換機102
と交換機103の間に複数の論理リンク104からなる
論理リンク群400が設定され、論理リンク群400に
おいては、各論理リンク104に対応して帯域選択機2
04も複数設定されている。交換機102に到着した負
荷は、交換機102によって、その負荷の行き先,サー
ビスクラス,品質クラスといった属性に応じて、対応す
る論理リンク104に送られる。帯域選択機204は、
第1の実施例に述べられたと同様の動作を行うため、負
荷の廃棄あるいは遅延を軽減することができる。
4及び図5を参照して説明する。図5において、網内の
交換機102は、論理リンク群400を通して、交換機
103と通信している。論理リンク群400には、複数
の論理リンクが多重されており、各論理リンク104
は、識別用の番号がつけられている。網内の交換機10
2及び交換機103は、各々の交換機内のスイッチの負
荷状況としてスイッチのスループット(利用率)を負荷
状況データ線501を通して、リンク選択機502に送
出する。リンク選択機502は、データ線501の負荷
状況及びテーブル503に保持されている交換機102
と交換機103間の論理リンクの属性に応じて、予備帯
域を使用すべき論理リンクの番号を決定する。決定され
た論理リンク番号を持つ論理リンクにはON信号が、決
定された論理リンク番号以外の番号を持つ論理リンクに
はOFF信号が、信号線205を通して論理リンク群4
00に伝えられる。論理リンク群400においては、帯
域選択機204は、第2の実施例に述べられたと同様の
動作を行うため、負荷の廃棄あるいは遅延を軽減するこ
とができる。
除いた構成を用い、リンク選択機502がデータ線50
1の負荷状況のみを用いて論理リンク番号を決定する方
式も可能である。
2における番号決定方式として、リンク選択機502が
データ線501の負荷状況を用い、将来の負荷状況を予
測し、その予測負荷を用いて論理リンク番号を決定する
方式も可能である。負荷状況を予測する方式としては、
例えば、過去における時系列、t1,t2(t2のほう
がより新しい時刻とする)における負荷状況をρ1,ρ
2とするとき、将来の時刻t3における負荷予測値ρ3
を、d=(ρ2−ρ1)/(t2−t1)、ρ3=d×
(t3−t2)という計算式にて求め、将来の予測負荷
値とする方式があり、その計算式は容易な回路で実現で
きる。
としての利用率の代わりに、交換機の入力側バッファに
おけるパケットの待ち行列長等の輻輳の度合いを用いる
構成も可能である。
れている論理リンクの属性として、論理リンクの普通帯
域及び予備帯域の大きさを用いる構成も可能である。
れている論理リンクの属性として、論理リンクの品質ク
ラス及びサービスクラス及び優先度を用いる構成も可能
である。
を決定する方式として、予め許容値の上限下限を決めて
おき、テーブルに保持されている論理リンクの属性が上
限及び下限値内にあるような論理リンクを選ぶという方
式を用いる構成も可能である。
4及び図6を参照して説明する。図6において、網内の
交換機102は、論理リンク群400を通して、交換機
103と通信している。論理リンク群400には、複数
の論理リンクが多重されており、各論理リンク104
は、識別用の番号がつけられている。状態監視装置60
1は、論理リンク群400内の各論理リンク104のリ
ンク利用率を監視していおり、利用率を信号線603を
通して、リンク選択機602に送出する。リンク選択機
602は、データ線603の利用率及びテーブル503
に保持されている交換機102と交換機103間の論理
リンクの属性に応じて、予備帯域を使用すべき論理リン
クの番号を決定する。決定された論理リンク番号を持つ
論理リンクにはON信号が、決定された論理リンク番号
以外の番号を持つ論理リンクにはOFF信号が、信号線
205を通して論理リンク群400に伝えられる。論理
リンク群400においては、帯域選択機204は、第2
の実施例に述べられたと同様の動作を行うため、負荷の
廃棄あるいは遅延を軽減することができる。
監視する利用率の代わりに、バッファの待ち行列長など
で定義される輻輳度を用いる構成も可能である。
図7を参照して説明する。第5の実施例においては、第
2の実施例における論理リンク104の代わりに、図7
に示されるように予備帯域100の大きさが信号線70
1の再割当て帯域値で決められるような予備帯域100
を持つ論理リンク104で構成される。本実施例では、
信号線701の再割当て帯域値は、全ての論理リンク1
04に対して一定値にしておく。以上のように信号線7
01により全論理リンクに一定の予備帯域を再割当てす
ることで、全論理リンクにおいて、負荷の廃棄あるいは
遅延を軽減することができる。
01を、必要に応じて計算することも可能である。例え
ば、図8において、状態監視装置601は、論理リンク
群400内の各論理リンク104のリンク利用率および
監視しており、利用率を信号線603を通して、帯域計
算機802に送出する。帯域計算機802は、データ線
603の利用率及びテーブル503に保持されている交
換機102と交換機103間の論理リンクの属性に応じ
て、必要となる予備帯域を計算する。計算された予備帯
域値は、再割当て帯域値として信号線701を通して論
理リンク群400の各論理リンク104に伝えられる。
信号線701により論理リンクの利用状況に応じて、全
論理リンクに必要なだけの一定の予備帯域を再割当てす
ることで、全論理リンクにおいて、負荷の廃棄あるいは
遅延を効率よく軽減することができる。
01を、例えば、第4の実施例のように論理リンクへの
要求品質に応じて計算する方式も可能である。
用することで普通帯域を使用する負荷に対して品質の高
い通信を行うことができる。一方、障害運用時に、障害
箇所を利用している負荷(障害トラヒック)の通信を保
証するためには、次のような方式がある。すなわち、第
6の実施例は、第1の実施例において、負荷の各パケッ
トのヘッダに優先権ビットを設定しておき、分配機20
2が予備帯域に送出するパケットの優先権ビットを1と
し、普通帯域に送出するパケットの優先権ビットを0と
して論理リンクに送出し、障害運用時には、障害箇所を
利用している負荷(障害トラヒック)のパケットの優先
権ビットを0として予備帯域に送出し、予備帯域におい
ては、優先権ビットが0であるパケットに優先権を与え
る方式である。これにより、正常運用時に予備帯域が必
要時に応じて使用されたとしても、障害運用時には予備
帯域を用いて、障害トラヒックの通信を行うことが可能
である。
を越える負荷が一時的に論理リンクに加わった場合、負
荷のパケットは、廃棄される、あるいは遅延されるとい
った品質劣化を被っていた。本発明は、正常運用時に使
用されずに遊休状態にある予備帯域を使用し、廃棄,遅
延といった品質劣化を軽減するものである。本発明によ
れば、負荷が一時的に普通帯域α以上になった場合で
も、その負荷が普通帯域αと予備帯域βの合計以下であ
るならば、論理リンク容量が負荷を上回っているため、
廃棄,遅延が起こらない。従って、従来方式に比べて廃
棄遅延を軽減することができ、通信品質劣化の少ない高
品質な網を構築することができる。
すべき品質(廃棄,遅延)を満足するような負荷制限を
行っておけば、正常運用時には、予備帯域を使用するこ
とで、規定よりも良い廃棄,遅延が期待できるため、よ
り確実に品質を保証できる。さらにこの場合、障害運用
時に予備帯域を使用することで障害トラヒックはもちろ
ん正常トラヒックも保証すべき品質を満足できるため、
予備帯域本来の機能を遂行することもできる。障害発生
の確率が小さければ小さいほど、正常運用時に予備帯域
を使用する効果が高くなる。将来、網の信頼性が上が
り、障害発生確率が低下することで、本発明の効果はさ
らに大きくなる。
ており、負荷が両方の帯域を使用して通信を行っている
状況を示した説明図である。
ており、負荷を予備帯域と普通帯域に分配するための装
置を示した説明図である。
明図である。
普通帯域と予備帯域とで構成されている装置を示した説
明図である。
特定の論理リンクを選択する機能を持つ装置を示した説
明図である。
特定の論理リンクを選択する機能を持つ装置を示した説
明図である。
て予備帯域を割当てる機能を持つ論理リンクを示した説
明図である。
予備帯域を再計算する機能を持つ装置を示した説明図で
ある。
リンクに管理されている状況、及び両帯域が物理リンク
上に実現されている状況での正常運用時及び障害運用時
の負荷の通信状況について示した図である。
理リンクに管理されている状況、及び両帯域が物理リン
ク上に実現されている状況での正常運用時及び障害運用
時の負荷の通信状況について示した図である。
ンクに管理されている状況、及び両帯域が物理リンク上
に実現されている状況での正常運用時及び障害運用時の
負荷の通信状況について示した図である。
ンクに管理されている状況、及び両帯域が物理リンク上
に実現されている状況での正常運用時及び障害運用時の
負荷の通信状況について示した図である。
Claims (11)
- 【請求項1】通信網において、対地間の通信のために、
対地間に第1の論理リンクが多重されており、第1の論
理リンクが管理する帯域として、第1の論理リンクの負
荷が使用する帯域として割当てられている普通帯域と、
普通帯域が障害発生状態の時に第1の論理リンクの負荷
が使用する帯域として割当てられている予備帯域とを持
つパケット交換網において、あるいは、第1の論理リン
クが管理する帯域として、第1の論理リンクの負荷が使
用する帯域として割当てられている普通帯域と、第1の
論理リンク以外の第2の論理リンクの障害発生状態の時
に、第2の論理リンクの負荷が使用する帯域として割当
てられている予備帯域とを持つパケット交換網におい
て、 網が正常状態の時においても、各々の論理リンクは、論
理リンクが管理する普通帯域と予備帯域とを同時に使用
して通信を行うことを特徴とする予備帯域通信方式。 - 【請求項2】対地間に多重されているN個の複数論理リ
ンクのうち、1個以上N個以下であるn個の特定の論理
リンクを選択し、選択された論理リンクにおいて、網が
正常状態の時においても、論理リンクが管理する普通帯
域と予備帯域とを同時に使用して通信を行うことを特徴
とする請求項1記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項3】前記特定の論理リンクとして、普通帯域の
大きさに応じてn個の論理リンクを選ぶことを特徴とす
る請求項2記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項4】前記特定の論理リンクとして、論理リンク
毎に決められている品質クラスあるいはサービスクラス
あるいは優先度に応じてn個の論理リンクを選ぶことを
特徴とする請求項2記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項5】前記特定の論理リンクとして、各論理リン
クの利用状況に応じてn個の論理リンクを選ぶことを特
徴とする請求項2記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項6】前記特定の論理リンクとして、各論理リン
クの利用状況予測に応じてn個の論理リンクを選ぶこと
を特徴とする請求項2記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項7】前記利用状況として輻輳度合いを用いるこ
とを特徴とする請求項5記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項8】前記利用状況予測として輻輳度合いを用い
ることを特徴とする請求項6記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項9】網が正常状態の時においても普通帯域と予
備帯域を同時に使用する際に、予備帯域を再割当てする
ことを特徴とする請求項2記載の予備帯域通信方式。 - 【請求項10】網が正常状態の時においても普通帯域と
同時に使用する予備帯域を、網の利用状況に応じて再割
当てすることを特徴とする請求項2記載の予備帯域通信
方式。 - 【請求項11】網が正常状態の時においても普通帯域と
同時に使用する予備帯域を、網の利用状況予測に応じて
再割当てすることを特徴とする請求項2記載の予備帯域
通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33376091A JP2979799B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 予備帯域通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33376091A JP2979799B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 予備帯域通信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05167619A JPH05167619A (ja) | 1993-07-02 |
JP2979799B2 true JP2979799B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18269655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33376091A Expired - Lifetime JP2979799B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 予備帯域通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979799B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10230248A1 (de) * | 2001-11-16 | 2003-06-12 | Nec Europe Ltd | Verfahren zum Übertragen von zeitsynchronen Daten |
JP3972737B2 (ja) | 2002-06-05 | 2007-09-05 | 日本電気株式会社 | ディジタル伝送システム及びそれに用いるディジタル伝送方法 |
JP4083169B2 (ja) | 2002-11-29 | 2008-04-30 | 富士通株式会社 | 通信装置、制御方法及びプログラム |
WO2004105276A1 (ja) | 2003-05-19 | 2004-12-02 | Fujitsu Limited | Sdh伝送装置及び信号送信方法 |
CN101874388B (zh) | 2007-10-31 | 2013-11-20 | 爱立信电话股份有限公司 | 在节点之间具有多个路径的网络和用于这样的网络的节点 |
JP6033353B2 (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-30 | テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) | ノード間の複数のパスを有するネットワーク及びそのようなネットワークに対するノード |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02135839A (ja) * | 1988-11-16 | 1990-05-24 | Nec Corp | パケット交換システム制御方式 |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP33376091A patent/JP2979799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05167619A (ja) | 1993-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2112756C (en) | Burst band-width reservation method in asynchronous transfer mode (atm) network | |
US5467348A (en) | Bandwidth allocation system of virtual path in asynchronous transfer mode | |
US6480911B1 (en) | Grouping class sensitive queues | |
EP0732019B1 (en) | Control of overload situations in frame relay network | |
EP0788698B1 (en) | A method for congestion management in a frame relay network and a node in a frame relay network | |
US7443790B2 (en) | System and method for slot deflection routing at optical router/switch | |
JP3606941B2 (ja) | フロー制御装置及びフロー制御方法 | |
US7236458B2 (en) | Method for monitoring traffic in packet switched network | |
US6317414B1 (en) | Signal switching method | |
US6473815B1 (en) | Queue sharing | |
US7263096B2 (en) | Apparatus, system and method for managing circuit and packet-switched calls on a network | |
JP3228256B2 (ja) | パケット通信システムおよび網側装置およびタイムスロット割当制御方法 | |
JP2003018186A (ja) | 通信装置及び通信制御方法 | |
EP0450974B1 (en) | Transmission congestion control method and apparatus | |
JP2979799B2 (ja) | 予備帯域通信方式 | |
JP3273790B2 (ja) | フレーム中継ネットワーク内の渋滞管理方法及びフレーム中継ネットワークのノード | |
US8477602B2 (en) | Adaptively maintaining quality of service (QoS) in distributed PBX networks | |
US6356564B1 (en) | Use of booking factors to redefine available bandwidth | |
JPH07131465A (ja) | Atmセル多重化制御方式 | |
JP3223898B2 (ja) | 集中型通信網観測制御装置 | |
JP2000224180A (ja) | データ優先転送方法 | |
JP2001218260A (ja) | 無線基地局装置及び無線基地局装置のユニット資源管理方法 | |
GB2379356A (en) | Controlling data routing on a network | |
JP3429647B2 (ja) | バッファメモリ管理システム | |
JP2755402B2 (ja) | 自己ルーチング交換システムおよび非同期転送モード交換システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 13 |