JP2001218260A - 無線基地局装置及び無線基地局装置のユニット資源管理方法 - Google Patents

無線基地局装置及び無線基地局装置のユニット資源管理方法

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JP2001218260A
JP2001218260A JP2000020658A JP2000020658A JP2001218260A JP 2001218260 A JP2001218260 A JP 2001218260A JP 2000020658 A JP2000020658 A JP 2000020658A JP 2000020658 A JP2000020658 A JP 2000020658A JP 2001218260 A JP2001218260 A JP 2001218260A
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base station
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transmission service
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Mitsuo Sato
三男 佐藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のカードにおける同一の情報伝送サ
ービスクラスの負荷の集中を無くすことによって、その
カードにおける障害発生時の通信サービスの低下を低減
し、また、使用トラヒックの低い情報伝送サービスクラ
スのカードが、殆ど利用されない状態を無くすことによ
って、そのカードの資源を有効に生かすこと。 【解決手段】 無線基地局装置100に挿抜自在に取り
付けられる複数のカード#1〜#jと、この複数のカー
ド#1〜#j個々に実装され、ベースバンド信号処理を
行う複数のユニットを備え、制御部101によって、そ
の複数のユニットに割り当てられる複数の情報伝送サー
ビスクラスの信号処理機能を、情報伝送サービスクラス
毎のトラヒック比に応じてカードに配分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、W−CDMA(Wi
de band-Code Division Multiple Access)方式が適用
された移動体通信システムの無線基地局装置を構成する
ベースバンド信号処理部における制御回路等のユニット
資源を効率的に使用することを可能とする無線基地局装
置及び無線基地局装置のユニット資源管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無線基地局装置及び無線
基地局装置のユニット資源管理方法としては、特開平7
−311688号公報に記載されているものがある。
【0003】この種の資源管理方法では、ベースバンド
信号処理カード等のカード毎に同一の情報伝送サービス
クラス(例えば、映像データと音声データとでは情報量
が異なるので、それらをクラス分けしたもの)を割り当
てる方法が一般的であり、また装置のトラヒックに配慮
した場合でもカード単位で資源管理することが一般的で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、特定のカードに同一の情報伝送サービ
スクラスの負荷が集中している際に、カードに障害が発
生した場合、この障害カードに係わる通信中のデータチ
ャネル及び制御チャネルが使用不可能となり、これによ
って通信サービスに多大な悪影響を及ぼすことになり、
また、使用トラヒックの低い情報伝送サービスのカード
が、殆ど利用されない状態が生じるため、そのカードの
資源が無駄になるという問題がある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、特定のカードにおける同一の情報伝送サービスク
ラスの負荷の集中を無くすことによって、そのカードに
おける障害発生時の通信サービスの低下を低減し、ま
た、使用トラヒックの低い情報伝送サービスクラスのカ
ードが、殆ど利用されない状態を無くすことによって、
そのカードの資源を有効に生かすことができる無線基地
局装置及び無線基地局装置のユニット資源管理方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の無線基地局装置
は、CDMA方式が適用されており、所定装置位置に挿
抜自在に取り付けられる複数のカードと、この複数のカ
ード個々に実装され、ベースバンド信号処理を行う複数
のユニットと、この複数のユニットに割り当てられる複
数の情報伝送サービスクラスの信号処理機能を、前記情
報伝送サービスクラス毎のトラヒック比に応じて前記カ
ードに配分する制御を行う制御手段と、を具備する構成
を採る。
【0007】この構成によれば、ユニットに同一の情報
伝送サービスクラスの負荷が集中しないので、特定ユニ
ットの障害発生時のサービス低下を低減することができ
る。
【0008】本発明の無線基地局装置は、上記構成にお
いて、制御手段は、当該情報伝送サービスクラスのユニ
ットに信号処理機能の空きが無くなった場合、代わりに
上位情報伝送サービスクラスのユニットの使用を許容す
る構成を採る。
【0009】この構成によれば、空きユニットを柔軟に
流用することを許容することにより、効率良くユニット
を使用することができる。
【0010】本発明の無線基地局装置は、上記構成にお
いて、制御手段は、当該情報伝送サービスクラスのユニ
ットに信号処理機能の空きが無くなった場合、代わりに
下位情報伝送サービスクラスのユニットの使用を許容す
る構成を採る。
【0011】この構成によれば、空きユニットを柔軟に
流用することを許容することにより、効率良くユニット
を使用することができる。
【0012】本発明の無線基地局装置は、上記構成にお
いて、制御手段は、特定カードに実装された特定ユニッ
ト又は全てが障害状態又は閉塞状態となった場合、正常
な他のカードに実装された空きユニットに現在使用中の
信号処理機能を移行する構成を採る。
【0013】この構成によれば、空きユニットを柔軟に
流用することを許容することにより、効率良くユニット
を使用することができる。
【0014】本発明の無線基地局装置は、上記構成にお
いて、制御手段は、情報伝送サービスクラス毎に空きユ
ニット数が既定値以下になった場合、並びに他のサービ
スクラスのユニットの空きが既定値以下となった場合
に、同一伝送サービスクラスの最も使用量の少ないユニ
ットの信号処理機能を、最も使用量の多いユニットへ順
次移行し、未使用ユニットを確保する制御を行う構成を
採る。
【0015】この構成によれば、使用トラヒックの低い
情報伝送サービスクラスのカードのユニット資源を有効
に生かすことができる。
【0016】本発明の無線基地局装置は、上記構成にお
いて、制御手段は、ユニットの信号処理機能の使用状態
を記録して、各情報伝送サービスクラス毎にユニットの
使用状態を管理するテーブルを具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、ユニットの使用状況が
記録されるので、ユニットの使用状態を適正に行うこと
ができる。
【0018】本発明の移動体通信システムは、上記いず
れかと同構成の無線基地局装置を具備する構成を採る。
【0019】この構成によれば、移動体通信システムに
おいて、上記いずれかと同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0020】本発明の無線基地局装置のユニット資源管
理方法は、所定装置位置に挿抜自在に取り付けられる複
数のカード個々に実装され、ベースバンド信号処理を行
う複数のユニットに割り当てられる複数の情報伝送サー
ビスクラスの信号処理機能を、前記情報伝送サービスク
ラス毎のトラヒック比に応じて前記カードに配分する構
成を採る。
【0021】この方法によれば、ユニットに同一の情報
伝送サービスクラスの負荷が集中しないので、特定ユニ
ットの障害発生時のサービス低下を低減することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】(実施の形態)図1は、本発明の実施の形
態に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0024】この図1に示す無線基地局装置100は、
制御部101と、保守管理部102と、図示せぬアンテ
ナ部に接続された無線制御部103と、有線伝送路I/
F(インタフェース)部104と、第1ベースバンド信
号処理部105と、第2ベースバンド信号処理部106
と、これら各部101〜106を接続する制御バス10
7とを備えて構成されている。
【0025】制御部101は、無線基地局装置100全
体の制御を司り、ユーザ毎の呼処理制御に伴う情報伝送
サービス処理を、それぞれのユーザチャネルの伝送レー
トに応じて適切な資源の割り当て管理制御を行うことに
よって実行するものであり、図示せぬ制御用CPU、プ
ログラムメモリ、資源管理用メモリ、作業用メモリ、周
辺回路等を備えて構成されている。
【0026】保守管理部102は、無線基地局装置10
1における第1ベースバンド信号処理部105を構成す
る第1のカード群111及び、第2ベースバンド信号処
理部106を構成する第2のカード群112の障害状態
や、装置101の外部からの保守監視制御情報の入出力
監視制御を行うものであり、図示せぬ制御用CPU、プ
ログラムメモリ、保守監視用情報記録メモリ、作業用メ
モリ、周辺回路等を備えて構成されている。
【0027】無線制御部103は、無線基地局装置10
1で、ベースバンド信号と無線信号との相互変換を行う
ものであり、図示せぬ送受信部、送信増幅部及び受信増
幅部を備えて構成されている。
【0028】有線伝送路I/F部104は、無線基地局
装置100を統括する図示せぬ上位制御局との制御信号
及び情報伝送サービス信号の送受信を行うためのインタ
フェース部であり、1.5M、6.3M及び155Mb
psなどの伝送速度に対応するカードを有して構成され
ている。
【0029】第1ベースバンド信号処理部105は、複
数枚のカード#1〜#jを架台に差し込んだ第1のカー
ド群111を備えて構成され、各カード#1〜#jは、
それぞれW−CDMA特有の受信信号処理を、ASIC
(スタンダードセルやゲートアレイ)、DSP、CPU
及び周辺回路等で構成されたひとまとまりの回路(ユニ
ット)を複数備えて構成されている。但し、1枚のカー
ド上のユニット数は、その時期の半導体集積技術により
異なるものであり、処理能力に応じて最適化した構成と
することができる。
【0030】第2ベースバンド信号処理部106も、第
1ベースバンド信号処理部105同様に第2のカード群
112を備えて構成されている。但し、1枚のカード上
のユニット数は、その時期の半導体集積技術により異な
るものであり、処理能力に応じて最適化した構成とする
ことができる。また、技術の進歩に伴い第1ベースバン
ド信号処理部105とマージした1つの回路(ユニッ
ト)構成としても良い。
【0031】このような構成の無線基地局装置100に
おいて、図2を参照して各カード#1〜#jにおける最
小処理単位m1〜mkについて説明する。
【0032】但し、ここでは第1ベースバンド信号処理
部105の第1のカード群111を代表して説明する。
【0033】第1のカード群111のカード枚数jは、
後述で説明するユニットu1〜upの処理能力と、装置
100に要求されるユーザチャネル数と、情報伝送サー
ビスクラスの数とに応じて定まるものである。
【0034】1枚のカード(例えば#1)は、ASIC
(スタンダードセルやゲートアレイ)、DSP、CPU
及び周辺回路等で構成されたひとまとまりの回路(ユニ
ット)が、u1〜upで示すように複数実装されて構成
されている。
【0035】これらのユニットu1〜upは、各々独立
して機能することができるものであり、1つのユニット
(例えばu1)は、例えば最大2048kspsの情報
伝送サービスの1チャネル分の処理能力を有するものと
する。従って64kspsの情報伝送サービスの場合に
は、2048/64=32チャネル分の処理が行えるも
のとなる。
【0036】また、1ユニットu1は、同一の伝送速度
のサービスを行うものとされている。これは、ユニット
u1内の歯抜け(フラグメンテーション)対策を不要と
するためであり、この情報伝送サービス単位を、ここで
は例えば16ksps、32ksps、64ksps、
128ksps、256ksps、512ksps、1
024ksps、2048kspsの8種までとする。
この種類は、実際の仕様に応じて変更することができ
る。
【0037】また、各ユニットu1〜upは、各々図3
に示すように構成されている。但し、図3にはユニット
u1を代表して示す。
【0038】この図3に示すように、ユニットu1は、
第1〜第3入力制御機能部301〜303と、制御管理
機能部304と、第1〜第3出力機能部305〜307
とを備えて構成されている。
【0039】第1入力制御機能部301は、例えばフィ
ンガ(Finger)機能部であり、第2入力制御機能
部302及び第3入力制御機能部303は、例えばマッ
チトフィルタ(MF)機能部である。
【0040】第1出力機能部305は、例えばレイク
(RAKE)機能部であり、第2出力機能部306及び
第3出力機能部307は、例えばサーチャ(SERC
H)機能部である。
【0041】制御管理機能部304は、制御部101か
らの最小処理単位m1〜mkに関する情報に応じて、ユ
ニット内の情報伝送サービス単位毎の処理設定を行うと
共に、最小処理単位m1〜mkの処理状況を制御部10
1に通知するものである。
【0042】制御部101は、図4及び図5に示す未使
用ユニット資源管理テーブル400を備えている。図4
及び図5を参照して、複数のカード#1〜#j個々にお
ける複数のユニットu1〜upから、制御部101のメ
モリ部に格納された未使用ユニット資源管理テーブル4
00に、情報伝送サービスクラスを配置する例を説明す
る。
【0043】また、図6に1カード当たりのユニット配
分表の例を示す。この図6では、カード#1当たり8ユ
ニットu1〜up(up=8)の例であり、情報伝送サ
ービスクラス16kspsでは、トラヒック比率が15
%で、ユニット配分数が1である。
【0044】この他、32kspsでは、トラヒック比
率が20%で、ユニット配分数が2であり、64ksp
sでは、トラヒック比率が50%で、ユニット配分数が
4であり、128kspsでは、トラヒック比率が0%
で、ユニット配分数が0であり、256kspsでは、
トラヒック比率が15%で、ユニット配分数が1であ
り、512〜2048kspsでは何れも、トラヒック
比率が0%で、ユニット配分数が0である。
【0045】この表の値に合わせて、図4に示すよう
に、未使用ユニット資源管理テーブル400の情報伝送
サービスクラス毎の空きキュー401〜408に、各カ
ード#1…#jのユニットu1〜up…uj1〜ujp
を、同一カードから連続しないように、順番に又はラン
ダムに配置接続する。
【0046】即ち、図5に示すように、情報伝送サービ
スクラス16kspsでは、空きキュー401における
1ユニットを格納する記憶領域を有するキュー接続され
たユニット管理ブロック401aにユニットu1を配分
し、情報伝送サービスクラス32kspsでは、空きキ
ュー402におけるキュー接続されたユニット管理ブロ
ック402a,402bにユニットu2,u3を配分
し、情報伝送サービスクラス64kspsでは、空きキ
ュー403におけるキュー接続されたユニット管理ブロ
ック403a,403b,403c,403dにユニッ
トu4,u5,u6,u7を配分し、情報伝送サービス
クラス256kspsでは、空きキュー405における
キュー接続されたユニット管理ブロック405aにユニ
ットu8を配分する。
【0047】この未使用ユニット資源管理テーブル40
0の未使用状態の一例を図7に示すと共に、使用状態の
一例を図8に示し、その説明を行う。
【0048】図7において、例えば64kspsの未使
用ユニットキュー403には、ユニット管理ブロック4
03aが接続される。
【0049】このユニット管理ブロック403aは、ア
ドレスリンクエリア701と、ステータスエリア702
と、実装カードスロットNoエリア703と、論理ユニ
ットNoエリア704と、処理速度エリア705と、ユ
ニット内使用状態メモリアドレスエリア706と、メモ
リ拡張エリア707とを備えて構成されている。
【0050】アドレスリンクエリア701には、ユニッ
トの空きキューを構成するための次に接続される空きキ
ューのアドレスが記憶される。
【0051】ステータスエリア702には、当該ユニッ
トが未使用中、使用中、閉塞中、障害中であることを示
すステータスが記憶される。ステータスは、「0」又は
「1」で示され、未使用中の場合は1ビットエリアに
「0」が、使用中の場合は1ビットエリアに「1」が、
閉塞中の場合は2ビットエリアに「1」が、閉塞中でな
い場合は2ビットエリアに「0」が、障害中の場合は3
ビットエリアに「1」が、障害中でない場合は3ビット
エリアに「0」が保持される。
【0052】実装カードスロットNoエリア703に
は、当該ユニットが実装されるカードが、装置100の
どのスロット位置に実装されるかを示すスロットNoが
記憶される。スロットNoは、図1に示したカードの#
1〜#jに対応するものである。
【0053】論理ユニットNoエリア704には、カー
ド#1〜#j内の論理ユニットNoが記憶される。ユニ
ットNoは、図2示したユニットのu1〜upに対応す
るものである。
【0054】処理速度エリア705には、情報伝送サー
ビスクラスである伝送レートが記憶される。この例の場
合は、1ビットエリアが16ksps、2ビットエリア
が32ksps、3ビットエリアが64ksps、4ビ
ットエリアが128ksps、5ビットエリアが256
ksps、6ビットエリアが512ksps、7ビット
エリアが1024ksps、8ビットエリアが2048
kspsの伝送レートを示すものであり、「1」が保持
されているエリアが当該伝送レートを示すものである。
【0055】ユニット内使用状態メモリアドレスエリア
706には、当該ユニットの使用状態を管理するための
メモリが存在するエリアのアドレスが記憶される。この
場合、64kspsの場合なので、32ビットで使用状
態(最小処理単位m1〜mk)が管理され、空きキュー
である場合は全て「0」となる。
【0056】メモリ拡張エリア707は、メモリを拡張
する際に用いられる領域である。
【0057】なお、未使用ユニット資源管理テーブル4
00の項目の順番や割り当ては、1例であり、この他、
種々のバリエーションを適用することができる。
【0058】図8に示す使用中ユニット資源管理テーブ
ル500では、図7と異なるのは、ユニット管理ブロッ
ク403aのステータスエリア702のステータス内容
が使用中「1」に設定されることと、ユニット内使用状
態メモリアドレスエリア706が示す管理エリアに使用
中のフラグ「1」が設定されることにある。
【0059】ユニットu1〜upに処理を割当てる時
は、メモリ管理上、1オクテット目の0ビット目から順
番に「1」とする。処理終了により当該ビットは「1」
から「0」に更新する。運用の途中では、フラグメンテ
ーションとなるが、同一情報伝送サービスクラスを割り
当てているため問題とはならない。
【0060】ここで、ユニット内使用状態メモリアドレ
スエリア706におけるユニット内使用状態メモリアド
レスの示す管理エリアの構成例を図9に示し、その説明
を行う。
【0061】図9において、901は16ksps用の
管理エリアであり、16オクテットのエリアを有し、9
02は32ksps用の管理エリアであり、8オクテッ
トのエリアを有し、903は64ksps用の管理エリ
アであり、4オクテットのエリアを有し、804は12
8ksps用の管理エリアであり、2オクテットのエリ
アを有し、905は256ksps用の管理エリアであ
り、1オクテットのエリアを有し、906は512ks
ps用の管理エリアであり、4ビットのエリアを有し、
907は1024ksps用の管理エリアであり、2ビ
ットのエリアを有し、908は2048ksps用の管
理エリアであり、1ビットのエリアを有する。
【0062】ここでは、最大速度を2048kspsと
したが、これは1例であり、実際のハードウェアの処理
能力や、ユーザの仕様により異なっても良いものとす
る。
【0063】このように、本実施の形態の無線基地局装
置100によれば、予め無線基地局装置100の情報伝
送サービスクラス毎のトラヒック比に基づき、各ベース
バンド信号処理部105,106の複数のカード#1〜
#j毎のユニットu1〜up資源を、同一情報伝送サー
ビスクラスに集中しないように分散配置するようにした
ので、カード#1〜#j間の負荷分散及びカード障害時
のサービス低下への影響、波及度の低減を図ることがで
きる。
【0064】言い換えれば、1つのカード(例えば#
1)にサービスを集中配置すれば、カード障害時に、当
該カード内のサービスがすべて影響を受けることになる
が、このような状態を防止することができる。
【0065】また、複数のサービスクラスを同一のカー
ド#1に収容し、同一サービスクラスは、複数のカード
#1〜#jに分散させることにより、制御用チャネルを
複数のカード#1〜#jに負荷分散することができ、こ
れによってカード障害時に制御チャネルが一次的に同時
に使用できなくなるトラブルを回避することができる。
【0066】この他、使用中ユニット資源管理テーブル
500においては、当該サービスクラスのユニットu1
〜upの全てが負荷の重さにばらつきが有る場合でも使
用状態となり、空きキューに繋がるユニットがなくなっ
た場合には、最も多くの未使用ユニットを有するサービ
スクラスのユニットを、一次的に流用することを可能と
する。
【0067】即ち特定のサービスクラスにおいて予想ト
ラヒック以上の負荷が発生した場合には、最も未使用ユ
ニットの多いサービスクラスを検索して、これを割り当
てる制御を制御部101が行うようにする。
【0068】この時、使用中ユニット資源管理テーブル
500のユニット管理ブロック内のサービスクラスは更
新せず、実際に使用中のサービスクラス(処理速度)の
使用中ユニット資源管理テーブル500のキューに接続
する。サービスの終了によりユニット管理ブロック内の
サービスクラスに応じた元の未使用中ユニット資源管理
テーブル400のキューに復帰する。
【0069】即ち、当該サービスクラスよりも下位レー
トのユニットにおいても、上位レートのユニットにおい
ても、何れかの空きユニットを柔軟に流用することを許
容することにより、効率良くユニットを使用することが
できる。
【0070】また、未使用中ユニット資源管理テーブル
400又は、使用中ユニット資源管理テーブル500の
キューに接続中のユニットにおいて、カード障害発生や
保守管理部102からの閉塞指示を受けた場合に、当該
カードが使用不可となるため、サービス中のユニットの
処理を直ちに同一サービスクラスの正常なユニットへ切
り替え処理を行い、障害や閉塞となったカードのユニッ
トを、未使用中のキューからも使用中のキューからも解
放する。
【0071】その切り替えのタイミングは、無線基地局
装置100が持つ周期的なフレーム信号及びスロットタ
イミング信号を用いて、制御部101が、関連するベー
スバンド信号処理部105,106と、無線制御部10
3と、有線伝送路I/F部104とのカードが、全て同
期して制御バス107上の送受信タイミング(タイムス
ロット番号)の切り替えを行い、スムーズに処理の継続
を行うように制御する。
【0072】これによって、障害復旧や、閉塞解除によ
りカードを復帰する場合には、未使用ユニット資源管理
テーブル400のキューに、予め定めたトラヒック比に
応じたユニット配分値に従い接続することになる。
【0073】また、図7〜図9に示すユニット内の使用
(負荷)状態を示すメモリ構成により、当該ユニットの
使用(負荷)状態を管理するようにしてもよい。1つの
ユニットの有する最大伝送処理能力をここでは、204
8kspsとした時に、サービスクラスが64ksps
の場合には、最大32ユーザチャネルのサービスが可能
であることを示す。
【0074】従って、64kspsの場合には4オクテ
ットのメモリにより、その使用(負荷)状態を管理する
ことができるしくみとする。制御部101は、このユニ
ット資源管理テーブル400/500に基づき、ベース
バンド信号処理部105,106の当該カードに処理依
頼を随時行うことになる。
【0075】図7及び図8の例では、ユニットの最大伝
送処理能力を2048kspsとしているが、ハードウ
ェアの都合で最大伝送処理能力が512kspsの場合
には、1オクテットの8ビットにより管理してもよい。
【0076】また、1つのユニット内は、同一のサービ
スクラスとなるため、通常使用では、フラグメンテーシ
ョン状態になっても何ら問題とはならない。しかしなが
ら、予想外のトラヒック発生により、当初配置した各サ
ービスクラスの複数のユニットが不足することが発生す
る可能性に対して、対応策を施しておく必要がある。
【0077】ここでは、当該サービスクラスのユニット
の残り数が、予め定めておいた既定値以下(例えば3:
運用中の更新可能)となった時には、前述のように、空
きユニット無しとなる前に、他のサービスクラスの最も
空きユニットの多い所をまず流用するが、未使用ユニッ
ト資源管理テーブル400に接続中のユニットが全然な
い場合には、それぞれのサービスクラス毎に、制御部1
01がユニット内の未使用状態(管理メモリ内のビット
が「0」の数)を集計して、空きユニットの捻出が可能
であるかをチェックし、捻出可能なサービスクラスにお
いては、最も使用負荷率の軽いユニットの処理を、他の
同一サービスクラスのユニットに順次シフト(いわゆる
コンデンス)操作を行うことにより空きユニットの確保
を行い、未使用ユニット資源管理テーブル400のキュ
ーに接続する。
【0078】このように、実施の形態の無線基地局装置
100によれば、各ベースバンド信号処理部105,1
06を構成する複数のカード#1〜#j毎に実装された
複数のユニットu1〜up資源を、無線基地局装置10
0の情報伝送サービスクラス毎のトラヒック比に応じ
て、複数のカード#1〜#jに分散することによって、
障害発生時のサービス低下を低減することができる。
【0079】また、使用終了により未使用キューに接続
する時には、同一カード番号が連続しないように制御部
101が管理する。特定の情報伝送サービスクラスの負
荷が既定値以上となった時には、他の情報伝送サービス
クラスのユニットを一次的に流用することを許容し、障
害や閉塞となったカードのユニット内の処理は、速やか
に他のユニットが継続処理するように制御部101が割
り当てを速やかに変更するタイミング管理処理を行い。
【0080】また、ユニット内の使用(負荷)状態は、
制御部101のユニット資源管理テーブル400/50
0により管理し、予想外のトラヒックでユニット不足と
なった時には、他のサービスクラスのユニットに対して
負荷の移動による空きユニットの捻出操作を行うことに
よって、空きユニットの流用を速やかに行う仕組みを得
ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定のカードにおける同一の情報伝送サービスクラスの
負荷の集中を無くすことによって、そのカードにおける
障害発生時の通信サービスの低下を低減し、また、使用
トラヒックの低い情報伝送サービスクラスのカードが、
殆ど利用されない状態を無くすことによって、そのカー
ドの資源を有効に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線基地局装置の構
成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る無線基地局装置のカード
構成及び各カードを構成するユニット内の最小処理単位
の構成を示すブロック図
【図3】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
ユニットの構成を示すブロック図
【図4】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
情報伝送サービスクラスに応じたユニット配分図
【図5】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
情報伝送サービスクラスに応じたユニット資源管理テー
ブルのキュー管理構成図
【図6】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
1カード当たりのユニット配分表図
【図7】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
情報伝送サービスクラスに応じた未使用ユニット資源管
理テーブルの状態図
【図8】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
情報伝送サービスクラスに応じた使用中ユニット資源管
理テーブルの状態図
【図9】上記実施の形態に係る無線基地局装置における
情報伝送サービスクラスに応じたユニット内使用状態の
管理メモリの構成図
【符号の説明】
100 無線基地局装置 101 制御部 105,106 ベースバンド信号処理部 #1〜#j カード u1〜up ユニット 400 未使用ユニット資源管理テーブル 500 使用中ユニット資源管理テーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式が適用されており、所定装
    置位置に挿抜自在に取り付けられる複数のカードと、こ
    の複数のカード個々に実装され、ベースバンド信号処理
    を行う複数のユニットと、この複数のユニットに割り当
    てられる複数の情報伝送サービスクラスの信号処理機能
    を、前記情報伝送サービスクラス毎のトラヒック比に応
    じて前記カードに配分する制御を行う制御手段と、を具
    備することを特徴とする無線基地局装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、当該情報伝送サービスクラ
    スのユニットに信号処理機能の空きが無くなった場合、
    代わりに上位情報伝送サービスクラスのユニットの使用
    を許容することを特徴とする請求項1記載の無線基地局
    装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、当該情報伝送サービスクラ
    スのユニットに信号処理機能の空きが無くなった場合、
    代わりに下位情報伝送サービスクラスのユニットの使用
    を許容することを特徴とする請求項1記載の無線基地局
    装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、特定カードに実装された特
    定ユニット又は全てが障害状態又は閉塞状態となった場
    合、正常な他のカードに実装された空きユニットに現在
    使用中の信号処理機能を移行することを特徴とする請求
    項1記載の無線基地局装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、情報伝送サービスクラス毎
    に空きユニット数が既定値以下になった場合、並びに他
    のサービスクラスのユニットの空きが既定値以下となっ
    た場合に、同一伝送サービスクラスの最も使用量の少な
    いユニットの信号処理機能を、最も使用量の多いユニッ
    トへ順次移行し、未使用ユニットを確保する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、ユニットの信号処理機能の
    使用状態を記録して、各情報伝送サービスクラス毎にユ
    ニットの使用状態を管理するテーブルを具備することを
    特徴とする請求項1から請求項5いずれかに記載の無線
    基地局装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6いずれかに記載の
    無線基地局装置を具備することを特徴とする移動体通信
    システム。
  8. 【請求項8】 所定装置位置に挿抜自在に取り付けられ
    る複数のカード個々に実装され、ベースバンド信号処理
    を行う複数のユニットに割り当てられる複数の情報伝送
    サービスクラスの信号処理機能を、前記情報伝送サービ
    スクラス毎のトラヒック比に応じて前記カードに配分す
    ることを特徴とする無線基地局装置のユニット資源管理
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004387A1 (ja) * 2002-06-28 2004-01-08 Nec Corporation 無線基地局装置およびリソース割当制御方法
JP2005124166A (ja) * 2003-09-10 2005-05-12 Delta Networks Inc WLAN用QoSベース負荷バランスポリシー
JP2008022073A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Nec Corp データ転送システムにおけるデータ転送カードの切替方法および方式
US7630690B2 (en) 2002-04-12 2009-12-08 Interdigital Technology Corp. Access burst detector correlator pool

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