JP2979730B2 - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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JP2979730B2 JP15315791A JP15315791A JP2979730B2 JP 2979730 B2 JP2979730 B2 JP 2979730B2 JP 15315791 A JP15315791 A JP 15315791A JP 15315791 A JP15315791 A JP 15315791A JP 2979730 B2 JP2979730 B2 JP 2979730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットマトリ
ックスプリンタの印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開平2ー2931
57の第13図(C)に見られるようにプランジャとコ
アが衝突した状態でもレバーを待機位置に押し戻すバネ
は圧縮ストロークに余裕を持っているものが知られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の技術を
用いたインパクトドットヘッドでは何等かの原因でイン
パクトドットヘッドとプラテン間のギャップが不適切に
広い状態で印字動作してしまった場合、印字ワイヤがイ
ンクリボン,印字紙を介してプラテンに衝突する前にプ
ランジャとコアが衝突してしまう。プランジャとコアは
磁気回路の一部として機能しているため磁気特性の優れ
た材料で形成する必要があり一般的には純鉄,珪素鋼な
どの材料が用いられている。しかし、このような磁気特
性の優れた材料は機械的強度が低いため、衝突を繰り返
すような部品に用いた場合は摩耗しやすく寿命が短いと
いう問題点を有していた。またこの様な状態では印字ワ
イヤのストロークが通常の印字動作時に比べ長くなるた
め連続駆動信号に追随できず印字ワイヤがインクリボン
をひっかけた状態となり印字ワイヤが折損するという問
題点も有していた。
【0004】そこで、本発明は、従来のこのような問題
を解決し、信頼性が高く寿命の長いインパクトドットヘ
ッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインパクトドットヘッドは、インパクトド
ットヘッドとプラテン間のギャップが不適切に広い状態
でプランジャがコアに対し吸引される時、プランジャが
コアに衝突する前にレバーを待機位置に押し戻すバネが
密着することを特徴とする。また、インパクトドットヘ
ッドとプラテン間のギャップが適正な状態での印字動作
においては、レバーを待機位置に押し戻すバネが密着す
る前に印字ワイヤがインクリボン,印字紙を介してプラ
テンに衝突することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の上記の構成によれば何等かの原因でイ
ンパクトドットヘッドとプラテン間のギャップが不適切
に広い状態で印字動作してしまった場合、プランジャが
コアに衝突する前にレバーを待機位置に押し戻すバネが
密着し、弾性変形しなくなるため、レバーを待機位置に
押し戻すバネがレバーのストロークを規制する度当りと
して機能し、レバーは待機位置へ押し戻されるためプラ
ンジャとコアの衝突が防がれる。その結果、機械的強度
の低い磁性材料で形成されたプランジャ,コアが衝突に
よる摩耗を被ることはなく、またワイヤ及びレバーのス
トロークは規制され、連続駆動信号に追随できないほど
ストロークが長くなることもないため印字ワイヤがイン
クリボンにひっかかり折損するような事態も起こらな
い。このためインパクトドットヘッドの信頼性向上と長
寿命化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明を適用したシリアルインパクトドッ
トマトリックスプリンタのメカニカルな部分の概略平面
図である。このシリアルインパクトドットマトリックス
プリンタでは桁方向に移動可能に支持されたキャリッジ
1上に搭載されたインパクトドットヘッド2により、プ
ラテン3とインクリボン4との間に配置された印字紙5
に対してキャリッジ1を桁方向に移動しながらドット印
字し所望の文字,図形等が印刷される。
【0008】図2は本発明のインパクトドットヘッド2
の断面図である。図2下半分には電磁コイル6に通電し
ていない非印字待機時の状態を示し上半分には電磁コイ
ル6に通電した印字時の状態を示している。回転運動に
よる変位を拡大し、印字ワイヤ7を駆動する駆動レバー
8は図示していない軸受により回転軸9を介して回転自
在に支持されており、電磁コイル6の巻回されているコ
ア10に対向する位置にプランジャ11を備えている。
駆動レバー8の先端に固着された印字ワイヤ7はワイヤ
ガイド12,13により所定の位置へ案内されている。
待機状態を示す駆動部拡大図である図3に示すように圧
縮コイルスプリングよりなる復帰バネ14はバネ座15
と駆動レバー8との間に圧縮状態で挟み込まれ、駆動レ
バー8をレバーストッパ16側に押し付けることにより
駆動レバー8を待機位置に位置決めする役割を果たして
いる。
【0009】以下インパクトドットヘッド2とプラテン
3間のギャップが適正な状態での印字動作を説明する。
印字しようとするときには、コイル6に通電することに
よりコア10,ヨーク17,プランジャ11を回る磁束
を発生させプランジャ11,コア10間の吸引力により
駆動レバー8を回転軸9の回りに回転させる。この時印
字ワイヤ7は、てこの原理により(印字ワイヤ7と回転
軸9の距離)/(プランジャ11と回転軸9の距離)の
比でプランジャ11の変位より増幅された変位だけワイ
ヤガイド12,13に案内されながら前進しインクリボ
ン4を介して印字紙5をプラテン3に打ち付け衝撃印字
する。この過程で復帰バネ14は待機状態より更に圧縮
され、ひずみエネルギーを蓄える。
【0010】インパクトドットヘッド2とプラテン3の
間のギャップが適正な場合は、印字ワイヤ7がインクリ
ボン4を介して印字紙5をプラテン3に打ち付け、駆動
レバー8が前進を阻まれた時、駆動部拡大図である図4
に示すようにまだ復帰バネ14は密着しておらず、また
プランジャ11はコア10に衝突していない。
【0011】印字を終了すると電磁コイル6への通電を
停止することにより、プランジャ11とコア10の間の
吸引力を消滅し、復帰バネ14に蓄えられた歪エネルギ
ーによる力で駆動レバー8がレバーストッパ16へ押し
付けられた待機状態に復帰し1サイクル終了する。
【0012】図5に示すようなインパクトドットヘッド
2とプラテン3間のギャップが不適切に広い状態で印字
動作した場合には、印字ワイヤ7がインクリボン4を介
して印字紙5をプラテン3に打ち付けないが、駆動部拡
大図である図6に示すようにプランジャ11がコア10
に衝突する前に復帰バネ14が密着し、弾性変形しなく
なるため、復帰バネ14は駆動レバー8のストロークを
規制する度当りとして機能し駆動レバー8は待機位置へ
押し戻されるためプランジャ11とコア10の衝突が防
がれる。その結果機械的強度の低い磁性材料で形成され
たプランジャ11,コア10が衝突による摩耗を被るこ
とはなく、また印字ワイヤ7及び駆動レバー8のストロ
ークは規制され、連続駆動に追随できないほどストロー
クが長くなることもないため印字ワイヤ7がインクリボ
ン4にひっかかり折損するような事態も起こらない。こ
のため何等かの原因でインパクトドットヘッド2とプラ
テン3間のギャップが不適切に広い状態で印字動作して
しまった場合でもインパクトドットヘッドの故障は起こ
らず信頼性が高く寿命の長いインパクトドットヘッドを
得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のインパクトドットヘッドにおい
ては以上説明したように何等かの原因でインパクトドッ
トヘッドとプラテン間のギャップが不適切に広い状態で
印字動作してしまった場合、プランジャがコアに衝突す
る前にレバーを待機位置に押し戻すバネが密着し弾性変
形しなくなるため、レバーを待機位置に押し戻すバネが
レバーのストロークを規制する度当りとして機能し、レ
バーは待機位置へ押し戻されるためプランジャとコアの
衝突が防がれる。その結果、機械的強度の低い磁性材料
で形成されたプランジャ,コアが衝突による摩耗を被る
ことはなく、またワイヤ及びレバーのストロークは規制
され、連続駆動信号に追随できないほどストロークが長
くなることもないため、印字ワイヤがインクリボンにひ
っかかり折損するような事態も起こらない。このためイ
ンパクトドットヘッドの信頼性向上と長寿命化を図るこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシリアルインパクトドットマ
トリックスプリンタのメカニカルな部分の概略平面図で
ある。
【図2】インパクトドットヘッドとプラテン間のギャッ
プが適正な状態での本発明のインパクトドットヘッドの
断面図である。
【図3】本発明のインパクトドットヘッドの待機状態を
示す駆動部拡大図である。
【図4】本発明のインパクトドットヘッドとプラテン間
のギャップが適正な場合の印字動作状態を示す駆動部拡
大図である。
【図5】インパクトドットヘッドとプラテン間のギャッ
プが不適切に広い状態での本発明のインパクトドットヘ
ッドの断面図である。
【図6】本発明のインパクトドットヘッドとプラテン間
のギャップが不適切に広い場合の印字動作状態を示す駆
動部拡大図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 インパクトドットヘッド 3 プラテン 4 インクリボン 5 印字紙 6 電磁コイル 7 印字ワイヤ 8 駆動レバー 9 回転軸 10 コア 11 プランジャ 12 ワイヤガイド 13 ワイヤガイド 14 復帰バネ 15 バネ座 16 レバーストッパ 17 ヨーク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに巻回したコイルへ選択的に通電
    し、プランジャを吸引する事で印字ワイヤを打ち出し、
    インクリボン、印字紙をプラテンに対して打ち付け衝撃
    印字する形式のインパクトドットヘッドにおいて、前記
    印字ワイヤを駆動するレバー及び該レバーを待機位置に
    押し戻すバネを備え、前記インパクトドットヘッドと前
    記プラテン間のギャップが不適切に広い状態で前記プラ
    ンジャが前記コアに対し吸引される時、前記プランジャ
    が前記コアに衝突する前に前記バネが密着することを特
    徴とするインパクトドットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インパクトドットヘッドと前記プラ
    テン間のギャップが適正な状態での印字動作において
    は、前記レバーを待機位置に押し戻すバネが密着する前
    に前記印字ワイヤが前記インクリボン、前記印字紙を介
    して前記プラテンに衝突することを特徴とする請求項1
    記載のインパクトドットヘッド。
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