JP2979008B2 - カメラの測光装置 - Google Patents

カメラの測光装置

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JP2979008B2
JP2979008B2 JP2057271A JP5727190A JP2979008B2 JP 2979008 B2 JP2979008 B2 JP 2979008B2 JP 2057271 A JP2057271 A JP 2057271A JP 5727190 A JP5727190 A JP 5727190A JP 2979008 B2 JP2979008 B2 JP 2979008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はカメラの測光装置に係り、詳しくは測光特
性を補正することが可能なカメラの測光装置に関する。
[従来の技術] カメラには測光装置が備えられ、この測光装置で被写
体の輝度を測定している。被写体の輝度の測定はカメラ
の露出を決定するための主な要素であり、カメラはこの
輝度情報に基づき自動的に露出制御が行なわれている。
よって、被写体の幅広い輝度変化に対応できる安定した
高精度の測光装置が要求されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、測光装置は例えば測光ICの出力によって輝
度情報を得ているが、測光ICの外付抵抗やコンデンサ等
の回路素子のバラツキで、測光特性のバラツキが生じ
る。この測光特性のバラツキは必然的に露出制御に悪影
響を及ぼす。従って、例えば製造工程で、外付抵抗やコ
ンデンサ等を調整することで測光特性のバラツキを標準
の測光特性に合わせることが考えられるが、この方法に
よれば部品点数が増加し、また調整工数も増加し、しか
も自動化することが困難である等の問題が多い。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、簡単な構
造で、測光特性を調整することができ、製造の自動化に
最適なカメラの測光装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、測光して輝
度情報を得る輝度検出手段と、前記輝度情報をコンデン
サの電圧が所定値になるまでのタイマのループ回数に置
換する手段と、前記ループ回数が基準ループ回数と合う
ように、記憶手段に予め記憶されたデータから補正値を
選択して前記タイマのループ時間を変える手段とを備え
ることを特徴としている。
[作用] この発明では、製造工程で特定輝度で測光を行ない、
輝度情報をコンデンサの電圧が所定値になるまでのタイ
マのループ回数とし、このループ回数が基準ループ回数
と合うように、書換可能な記憶手段に予め記憶されたデ
ータから補正値を選択し、前記タイマのループ時間を変
えて測光特性を調整する。なお、補正された輝度情報
は、前記記憶手段に新たな情報として記憶され、この情
報によりカメラの露出制御が行なわれる。
従って、測光ICの外付抵抗やコンデンサ等の回路素子
のバラツキで、測光特性のバラツキが生じても、書換可
能な記憶手段のデータから補正値を選択し、タイマのル
ープ時間を変えることで、簡単に測光特性を調整するこ
とができ、自動化にも容易に対応できる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第5図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第1図はカメラの正面図、第2図は同カメラの背面
図、第3図は同じく平面図、第4図は同じく左側面図、
第5図は同じく右側面図であり、第6図はファインダ内
表示を示す図、第7図は液晶表示を示す拡大図である。
カメラボディ カメラ1にはその前部1aの両端に光軸方向に突出する
グリップ部1bが形成され、このグリップ部1bと、両側部
1cと、背部1dとをそれぞれ曲面に形成することで、撮影
時のホールド感を良くしている。また、ファインダ接眼
窓10を本体背部1dの長手方向の中心に配置しているた
め、カメラをホールドした手も邪魔にならず、しっかり
カメラを保持できるので、手ブレを起こしにくい形状に
なっている。しかも、保持した状態で、操作ボタン13や
レリーズボタン9を操作しやすくなっている。
カメラ1の前部1aの中央にはレンズ鏡胴2が設けら
れ、レンズ鏡胴2の上方にファインダ3、測距投光窓4
が配置され、ファインダ3の側部にストロボ発光窓5、
測距投光窓4の側部に測距受光窓6が配置されている。
測距投光窓4とファインダ3の上方にはLED表示部15が
3個設けられ、このLED表示部15を所定のタイミング
で、例えば順に点滅させてセルフ撮影時に時間を知らせ
る。また、測距装置の測距位置に対応する方向のLED表
示部15を点灯させることで、ムービングターゲットの方
向をカメラ外部から確認することができる。また、レン
ズ鏡胴2の上方位置に測光部16が配置されている。
カメラ1の上部1eには大型の液晶表示部7が設けら
れ、多数の撮影関連情報を表示するようになっている。
さらに、メインスイッチ8、レリーズボタン9が設けら
れている。このレリーズボタン9の押圧初期ストローク
ではスイッチS1がONとなり、その後のストロークではス
イッチS2がONとなる。
カメラ1の背部1dを構成する裏蓋にはファインダ接眼
窓10、パトローネ確認窓11、各種のスイッチボタン12及
び操作ボタン13が設けられている。この操作ボタン13は
その操作部13aを押圧操作することにより、ズームレン
ズの焦点距離を望遠側に移動させ、操作部13bを押圧操
作することにより広角側に移動させる。また、操作部13
dを押圧操作することにより、ムービングターゲットの
向きを左側に変更し、操作部13cを押圧操作することに
より、ムービングターゲットの向きを右側に変更する。
この操作ボタン13はズーミング操作とムービングターゲ
ット操作の2つの操作を兼用するようになっている。
カメラ1の側部1cにはストラップを掛けるストラップ
環14が設けられている。
撮影レンズ 撮影レンズはインナーフォーカスタイプのズームレン
ズ(バリフォーカルレンズ)が使用されている。レンズ
構成は4群ズームのものが用いられている。ズーム操作
は前述した操作ボタン13の押圧操作により自動的にズー
ミング動作を行なう電動ズーム駆動方式である。
ファインダ 実像式ズームファインダを用いている。ファインダ内
表示はファインダ光路中の実像面に配置した表示用液晶
により行なわれ、第6図に示すように液晶表示方式が用
いられる。
この第6図は全セグメントが点灯した状態を示してお
り、撮影レンズの焦点距離情報と測距動作により検出さ
れる被写体距離情報に基づいて自動的に視野範囲を設定
する自動パララックス補正視野枠20、測距位置を変更可
能な測距装置の測距位置に対応した位置を点灯させるム
ービングターゲットマーク21、ストロボ発光マーク22、
測距距離表示23、手振れ警告マーク24等が表示される。
焦点調節 測距装置として、投光素子から赤外光を投光し、投光
レンズを介して被写体に照射する。被写体からの反射光
を受光レンズを介して受光素子に受光し、この受光素子
上の受光する位置によって被写体距離を検知する赤外線
アクティブ方式の測距装置が用いられている。この測距
装置は撮影レンズ光軸に対して左右に測距位置を変更で
きるようになっており、このような方式をムービングタ
ーゲット方式と言う。
レリーズボタン9の第1段操作のスイッチS1ONで測距
装置を作動して測距結果を保持し、この測距結果をファ
インダ内の測距距離表示23に表示する。また、所定距離
より近い場合は測距表示23で警告表示を行なう。スイッ
チS2ONで前記測距結果に基づいて、フォーカスレンズを
合焦駆動させる。前記測距結果が所定距離より近い場合
は、レリーズロックを作動させ撮影動作を禁止してい
る。
露出制御 測光装置の受光部は2分割シリコンホトダイオードで
構成され、撮影画面の中心部を測光するスポット用測光
素子と、中心部以外の周辺を測光するアベレージ用測光
素子とを有する。この2つの測光素子で検出した被写体
輝度情報とフィルム感度情報等により、被写体に適した
露光制御を行なう。
ストロボ ストロボ装置はフィルム1駒巻上げ完了、メインスイ
ッチオン、レリーズボタンの押圧操作により、自動的に
電源から昇圧した電流をコンデンサに蓄積し、所定電圧
まで充電すると充電停止を行なう。
ストロボ発光選択モードとしては被写体輝度情報によ
り、ストロボの発光・非発光を決める自動発光モード、
被写体の輝度情報に拘らずストロボの発光を行なう強制
発光モード、被写体の輝度情報に拘らずストロボの発光
を行なわない非発光モードがある。
液晶表示 液晶表示部7の表示内容を第7図に示し、説明上全表
示が点灯した状態にしている。
表示30はフィルム順算式カウンタ30aとして用いられ
る。さらに、裏蓋開放表示31、フィルム状態表示32、イ
ンターバル時間や露出時間等を示す時間表示33、電池残
量表示34、ストロボモード表示35(自動発光35a、強制
発光35b、非発光35c)、レリーズ操作表示36、ドライブ
モード表示37(単写37a、連写37b、自己撮影等に使用さ
れレリーズ操作してから10秒のインターバル経過後に撮
影を行なうセルフ撮影37c、主に手ブレを防止するため
に使用されレリーズ操作してから3秒のインターバル経
過後に撮影を行なう短時間セルフ撮影37d)、故障表示3
8、特殊撮影モード表示39(測距手段を作動させずに、
強制的に無限ピント位置にフォーカスレンズを移動させ
て撮影を行なうINFモード39a、長時間露出を行なうNIGH
Tモード39b、テレビの画面を撮影するため1/30のシャッ
タ秒時でストロボOFFにして撮影を行なうTVモード39c、
1駒に連続的に6回のシャッタ開閉制御を行なう多重露
光するスウィングモード39d、被写体距離を検知してこ
の距離情報に基づいてバストショットになるようにズー
ムレンズをズーム駆動しオートズーム撮影するAZモード
39e、雪景色等の背景が白っぽい被写体に対して、その
輝度を測光し、輝度が高いほどプラス側に補正量を大き
くするように露光補正を行なうSNOWモード39f、スポッ
ト測光を行なうSPOTモード39g、適正露出より露出量を
1.5EVオーバーに撮影する+1.5EVモード39h、適正露出
より露出量を1.5EVアンダーに撮影する−1.5EVモード39
i、露出回数を設定できる多重露出撮影のMEモード39j、
露出時間を設定できるバルプ撮影のTEモード39k、撮影
回数と撮影間隔を設定し、インターバル撮影するINTモ
ード39l)等が表示される。
フィルム給送 フィルムの給送は公知のモータを駆動源とするオート
ロード方式が使用され、フィルム給送はフィルム装填後
裏蓋を閉じると開始され、4駒の空送りを行なう。ま
た、フィルムはスプールドライブ方式で給送され、順算
式でカウンタに駒数が表示される。巻戻しはフィルム給
送時におけるフィルム突っ張りや、最終駒の撮影終了を
検知すると自動的に行なわれ、また単独のスイッチのマ
ニュアル操作によっても巻戻しが行なわれる。
レンズ鏡胴構造 第8図は撮影レンズ鏡胴部の断面図、第9図は撮影レ
ンズ鏡胴部の一部を破断した側面図、第10図は撮影レン
ズを駆動する機構の断面図、第11図は第8図のXI-XI断
面図、第12図は第8図のXII-XII断面図、第13図はシャ
ッタ羽根制御の信号検出手段を示す図である。
レンズ鏡胴2はカメラ1の本体前側に固定される円筒
形状の固定鏡胴40を有し、この固定鏡胴40の内周面には
レンズ光軸αと平行な方向に伸びる複数の摺動溝41を形
成してある。そして、この固定鏡胴40の内部には摺動溝
41に沿ってレンズ光軸α方向へ移動できる摺動突起42a
を外周面に突起させた円筒形状のフロント摺動枠42が配
置され、このフロント摺動枠42には円筒形状の可動鏡胴
43が固定されている。また、フロント摺動枠42の内周面
にも同様にレンズ光軸αと平行な方向に伸びる複数の摺
動溝44を形成してある。このフロント摺動枠42の内部に
は摺動溝44に沿ってレンズ光軸α方向へ移動できる摺動
突起45aを外周面に突起させたリヤ摺動枠45が配置され
ている。リヤ摺動枠45の後側内部には3枚のレンズから
なる第4変倍レンズ群46群が組み込まれ、この第4変倍
レンズ群46はリヤ摺動枠45の内周に螺着されたリングネ
ジ47で固定されている。
フロント摺動枠42の内部を仕切る隔壁部42bに3枚の
レンズが取付けられ、また隔壁部42bに対向して配置さ
れたリヤ側ホルダ48には2枚のレンズが取付けられ、こ
の5枚のレンズで第3変倍レンズ群49a群を構成してい
る。リヤ側ホルダ48とリヤ摺動枠45との間にはバネ50が
設けられ、リヤ摺動枠45の第4変倍レンズ群46を常に第
3変倍レンズ群49aから離れる方向へ付勢している。リ
ヤ側ホルダ48には2枚のシャッタ羽根51が介在され、こ
のシャッタ羽根51は第3変倍レンズ群49aの間に位置し
ている。
可動鏡胴43の内部にはフロント側ホルダ52が取付けら
れ、このフロント側ホルダ52の前側には2枚のレンズか
らなる第1変倍レンズ群49bを固定するためにレンズホ
ルダ53が螺着されている。この第1変倍レンズ群49bと
第3変倍レンズ群49aとで第1−3変倍レンズ系49を構
成し、これらは一体に移動する。
フロント側ホルダ52の内側にはレンズ光軸α方向へガ
イド溝54が形成され、このガイド溝54には3枚のレンズ
で構成される第2変倍レンズ群55が組み込まれたレンズ
ホルダ56の突起56aが係合している。このレンズホルダ5
6の支持部56bはスリーブ57に摺動可能に設けられてい
る。スリーブ57はレンズ光軸α方向に設けられたステン
レスにより形成されたガイドピン58にスライド自在に密
着状態で挿入され、これによりレンズのガタ付きをなく
し、かつ直線性を良くしている。このガイドピン58はフ
ロント側ホルダ52の先端部とフロント摺動枠42に支持さ
れたプレート66との間に支持されている。レンズホルダ
56の支持部56bとフロント側ホルダ52の先端部との間に
はガイドピン58に挿入したコイルバネ59が設けられ、第
2変倍レンズ群55を常に第3変倍レンズ群49a方向へ付
勢している。フロント側ホルダ52に設けられた軸受60
と、フロント摺動枠42の隔壁部42bに設けられた軸受61
との間にネジ軸62が回動可能に支持され、このネジ軸62
はレンズ光軸α方向へ平行になっている。このネジ軸62
にはレンズホルダ56の支持部56bに設けたナット部材63
が螺着され、ネジ軸52の回転でレンズホルダ56を介して
第2変倍レンズ群55がレンズ光軸α方向へ移動可能にな
っている。
ネジ軸62には小歯車64が固定され、この小歯車64の軸
部には大歯車65が固定され、この大歯車65は第10図に示
すギヤ軸67に噛み合い、大歯車66を介してフォーカシン
グモータ69の駆動ピニオン70に噛み合い、フォーカシン
グモータ69の駆動でギヤ機構を介して第2変倍レンズ群
55をレンズ光軸α方向へ進退移動するようになってい
る。一方、ネジ軸62の小歯車64にはギヤ軸71に設けられ
た大歯車72が噛み合い、ギヤ軸71にはストッパ部材73の
歯車73aが噛み合っており、そのストッパ部73bがフロン
ト摺動枠42の隔壁部42bにストッパ部73bの軸を中心とし
て扇状に形成された凹部42cのストッパ部材73の回転方
向の端部に当接することで回転が規制され、第2変倍レ
ンズ群55の移動が規制される。これらのギヤ機構はプレ
ート66と、隔壁部42b上のプレート75との間に支持され
ている。
フォーカシングモータ69の回転軸69aには3枚羽根76
が設けられ、この3枚羽根76に対向して設けられたフォ
トインタラプタ77でフォーカシングモータ69の回転によ
りパルスLDP1を得る。
また、ギヤ軸71の軸上には大歯車78が設けられ、プレ
ート79に回動可能に設けられた回転軸80の小歯車81に噛
み合い、回転軸80には1枚羽根82が設けられている。こ
の1枚羽根82と対向する位置にフォトインタラプタ83が
設けられ、フォーカシングモータ69の回転によりパルス
LDP2を得る。
前記3枚羽根76と前記1枚羽根82は光不透過性の樹脂
であるポリアセタールにより形成される。ポリアセター
ルで形成することにより、モータの回転軸69aに軽い圧
力で圧入でき、また圧入後に回転方向での位置調整も容
易に可能とすることができる。
第9図に示すように固定鏡胴40にはカム筒90が固定鏡
胴40を中心として回動可能に取付けられ、このカム筒90
の周壁にはフロント摺動枠42及び可動鏡筒43のレンズ光
軸α方向への繰出し及び倍率変化に応じた繰出量の補正
を行なう第1補正カム溝91並びにリヤ摺動枠45のレンズ
光軸α方向への繰出し及び倍率変化に応じた繰出量の補
正を行なう第2補正カム溝92が形成されている。フロン
ト摺動枠42の外周面から突起されるフロントカムピン93
は、カム筒90の回動運動に応じてレンズ光軸α方向に移
動できるように固定鏡胴40の周壁に形成されたレンズ光
軸αと平行なスロット94を貫通して、第1補正カム溝91
中に突出される。リヤ摺動枠45の外周面から突起される
リヤカムピン95はファインダ3の倍率調整レンズの移動
量とフロント摺動枠42及び可動鏡胴43の移動量との差を
修正するため、固定鏡胴40の周壁に形成されたレンズ光
軸αと平行なスロット96及びフロント摺動枠42の逃げ溝
97を貫通して第2補正カム溝92中に突出される。
前記カム筒90の基部寄りの外周面にはリングギア98が
固定され、このリングギヤ98にはカメラ本体に固定する
ズーム駆動モータ99の駆動ピニオン100が減速歯車列101
を介して連結されている。従って、ズーム操作される
と、ズーム駆動モータ99によりリングギア98及びカム筒
90が操作方向に応じて広角側または望遠側に回動され、
同方向に第1−3変倍レンズ系49が繰出されると共に、
第1−3変倍レンズ系49の繰出し量に応じた第4変倍レ
ンズ群46の修正位置が自動的に決定されることになる。
また、可動鏡胴43の内部にはバリヤ103が備えられ、
前記可動鏡胴43の広角端位置から収納位置への移動によ
り、前記バリヤ103を図示する開状態から、二点鎖線で
示す閉状態へ移動し、収納状態における撮影レンズの保
護を行なう。
レンズの位置制御 次に、インナーフォーカスタイプのレンズ(バリフォ
ーカルレンズ)の位置制御について詳細に説明する。
第14図はレンズ移動カーブを示しており、横軸にズー
ムの回転角度を、縦軸にピント面からの距離を示してい
る。第1−3変倍レンズ系49は第1変倍レンズ群49bと
第3変倍レンズ群49aとからなり、両者は連結されてお
り、一体に移動する。第4変倍レンズ群46はピント面側
に位置しており、ズームカム機構によって、第1−3変
倍レンズ系49と連動し、かつ両者間の距離を変えて繰り
出す。
第2変倍レンズ群55は第1変倍レンズ群49bと第3変
倍レンズ群49aの間に位置しており、フォーカシングア
クチュエータであるフォーカシングモータ69によって移
動し、第1−3変倍レンズ系49または第4変倍レンズ群
46との距離を変えて移動する。
第4変倍レンズ群46のズーミング制御は回転角度が広
角端から望遠端に140度で、24段階のステップ制御が行
なわれ、1ステップは略6度に設定されている。
第15図はズームフォーカス原理図である。
この図は第2変倍レンズ群55のフォーカスレンズの制
御を示している。
パルスLDP1は前記したように3枚羽根76の回転を検知
するフォトインタラプタ77から得られ、このパルスLDP1
はフォーカシングの繰り出し分解能の精度を保つため、
またパルスの補正、例えばズーム毎の補正等ピント位置
を最終的に決めるために使用する。
パルスLDP2は1枚羽根82の回転を検知するフォトイン
タラプタ83から得られ、このパルスLDP2はズームによっ
て移動する大まかなズームゾーンを決定するために、ま
たパルスLDP1のカウントを開始するトリガパルスとして
使用される。このパルスLDP2はパルスLDP1が54パルス入
力されると、1パルス入力されるようになっている。
両側には機械的にフォーカスレンズの移動を規制する
ストップ位置が設定され、この間をフォーカスレンズが
移動する。フォーカスレンズは収納状態では前側のスト
ッパ位置で停止している。パルスLDP1とパルスLDP2によ
って、フォーカシングモータ69の制御が行なわれ、これ
によりフォーカシングする。図において、左方向への移
動がモータ逆転で、右方向への移動がモータ正転とす
る。
フォーカスレンズは実線で示す位置が広角無限と、望
遠無限である。破線で示す位置が広角0.8mと、望遠0.8m
であり、フォーカスレンズは一点鎖線で示す位置が移動
初期位置であり、カメラの撮影待期状態で、この位置に
保持される。
従って、メインスイッチがONされると、収納状態にあ
る鏡胴をワイド端位置までズーミング駆動し、フォーカ
シングモータ69を逆転方向に通電し、LDP2を5パルスカ
ウントして停止する。その時、フォーカシングレンズ前
方の突き当てであるストップ位置からワイド撮影待期状
態になる。これで、フォーカスレンズは一点鎖線で示す
フォーカシングのための移動初期位置に移動し、鏡胴が
ワイドの位置ではこの位置から前方にフォーカス制御さ
れる。ズーム駆動を行ない、望遠端に移動させた時に、
フォーカスレンズは広角側移動初期位置から望遠側移動
初期位置へズームフォーカスされる。この状態から撮影
を行なう場合は前方にフォーカス制御される。この実施
例ではインナーフォーカスを使用しているため、望遠側
と広角側では有限距離に対する合焦位置で、フォーカス
レンズの移動量が異なる。また、広角側でフォーカスレ
ンズが所定の位置にあった場合、望遠側に移動すると、
そのフォーカスレンズの位置が異なる。
第16図はピント位置補正原理図である。
インナーフォーカスでは第16図に示すようなピント位
置補正が必要になる。横軸に被写体距離が0.8m〜無限に
設定され、この被写体距離に対してオートフォーカスの
ための数値が設定されている。縦軸にはレンズ繰り出し
量が示され、広角側は約160パルス、望遠側は約180パル
スで設定されている。
この図において、フォーカスレンズの望遠側での移動
を実線で示し、広角側での移動を一点鎖線で示す。これ
によれば、広角側と望遠側で無限位置が設定されていて
も、例えば1.2mの被写体にピントを合せる場合、望遠側
と広角側では繰り出し量が異なる。広角側では絞られた
状態で制御され、特に近距離側ではさらに絞って制御し
て解像力を高めようとするため、即ち、絞り値により解
像力のピークの位置が変化するため、近距離ピント絞り
時のフォーカスレンズの繰り出し量を補充している。
ピント位置補正は被写体距離が1.2m〜無限大までは、
ドライブパルスは P1×AFZ/128で設定されるが、 被写体距離が0.8m〜1.2mの範囲では、望遠側ドライブ
パルス1が P1+P2(AFZ−128)/64 で繰り出し量が補正され、 また、広角側ドライブパルスが P1+P2(AFZ−128)/64+P3 で繰り出し量が補正される。
これらのパルスデータは広角側から望遠側までのズー
ミング停止位置を24段階のポジション毎に、EEPROMに記
憶されている。
無限位置はパルスLDP2及びシフトパルスで補正され
る。
第17図はズーム位置制御のためのエンコーダを示す
図、第18図はズームスイッチタイミングチャートであ
る。
第17図はズーム制御のための信号を得る摺動抵抗パタ
ーンと摺動接片からなるエンコーダを示しており、摺動
抵抗パターン300と摺動接片310とでズーム位置信号を得
るようにしている。この摺動抵抗パターン300と摺動接
片310はズーム駆動モータ99の動力をカム筒90に伝達す
る減速歯車列101が配置される部分に備えられ、摺動接
片310を減速歯車列101のギヤに固定して回転可能にし、
摺動抵抗パターン300はこの摺動接片310に対向させてカ
メラ本体側に配置される。摺動接片310はレンズの繰り
出しに応じて回転し、摺動抵抗パターン300を摺動す
る。
この摺動抵抗パターン300は内周側から第1パターン3
01、第2パターン302、第3パターン303及び第4パター
ン304からなり、摺動接片310は第1接片311、第2接片3
12、第3接片313及び第4接片314からなっている。
第4パターン304は摺動抵抗体で構成され、広角側端
部がGNDに、望遠側端部が3Vになるようになっており、
第1パターン301と第4パターン304と、第1接片311と
第4接片314とで第18図に示すようなアナログ電圧のズ
ーム位置信号ZIを得る。このズーム位置信号ZIはA/D変
換され、表−1に示すようなEEPROMに記憶されたテーブ
ルからズームゾーンZZを得るようになっている。このテ
ーブルにはズームゾーンZZに応じたズーム補正値FZと測
光補正値AEが設定されている。
また、第2パターン302と第3パターン303とでデジタ
ルパターンを形成しており、第2接片312と第3接片313
とで、第18図に示すようなズームクローズ位置信号ZC、
ズーム広角端信号ZW、ズーム望遠端信号ZT及びデジタル
のズーム移動パルス信号ZPを得る。
従って、操作ボタン13の操作でズーム操作信号が入力
されると、ズーム駆動モータ99を回転させるズーム動作
前に、ズーム位置信号ZIをA/D変換して次に示す表−1
のように、ズームゾーンZZを得る。これにより、フォー
カスレンズの現在位置を得るが、ズーム広角端信号ZWま
たはズーム望遠端信号ZTが入力されると、A/D変換しな
いで、ゾーン位置[0]、または[23]を得る。
そして、ズーム操作信号の入力に応じてズーム駆動モ
ータ99が駆動し、操作ボタン13を離された後、ズーム移
動パルス信号ZPの所定の位置に停止させる。このとき得
られるズーム位置信号ZIをA/D変換し、ズームゾーンZZ
を得る。
ズーム動作前で得られたズームゾーンZZのフォーカス
ゾーンFZと、ズーム動作後に得られたズームゾーンZZの
フォーカスゾーンFZとの差を求める。
この差で得られた値だけ、ズームフォーカスしてフォ
ーカスレンズ位置の変更を行なう。
第19図(a),(b),(c),(d)はズーミング
動作のタイミングチャートである。
第19図(a),(b)はズームアップ時のタイミング
チャートを示している。第19図(a)はズーム移動パル
ス信号ZPがOFF時に、操作ボタン13の操作部13aの押圧操
作を解除することにより、ズームアップ信号ZUがONから
OFFになると、ズーム移動パルス信号ZPがOFFからONにな
るタイミングで、ズーム駆動モータの通電は正転通電か
ら逆転通電にしてズーム移動パルス信号3と4の間のON
の位置に停止制御する。
また、第19図(b)はズーム移動パルス信号ZPがON時
に、操作ボタン13の操作部13aの押圧操作を解除するこ
とにより、ズームアップ信号ZUがONからOFFになると、
ズーム移動パルス信号ZPのOFFを待ち、OFFからONになる
タイミングで、ズーム駆動モータは通電は正転通電から
逆転通電にしてズーム移動パルス信号4と5の間のONの
位置に停止制御する。
第19図(c),(d)はズームダウン時のタイミング
チャートを示している。第19図(c)はズーム移動パル
ス信号ZPがOFF時に、操作ボタン13の操作部13bの押圧操
作を解除することにより、ズームダウン信号ZDがONから
OFFになると、ズーム移動パルス信号ZPがOFFからONにな
るタイミングで、ズーム駆動モータ通電は逆転通電から
正転通電し、次のズーム移動パルス信号ZPがOFFからON
になるタイミングで、ズーム駆動モータ通電を正転通電
から逆転通電にして、ズーム移動パルス信号8と9の間
のONの位置に停止制御する。
第19図(d)はズーム移動パルス信号ZPがON時に、操
作ボタン13の操作部13bの押圧操作を解除することによ
り、ズームダウン信号ZDがONからOFFになると、ズーム
移動パルス信号ZPのOFFを待ち、OFFからONになるタイミ
ングで、ズーム駆動モータ通電は逆転通電から正転通電
し、次のズーム移動パルス信号ZPがOFFからONになるタ
イミングで、ズーム駆動モータ通電を正転通電から逆転
通電にして、ズーム移動パルス信号7と8の間のONの位
置に停止制御する。
このように、ズーム停止は正転ドライブ中に、ズーム
アップ信号ZUまたはズームダウン信号ZDのスイッチを入
力した時点で、ズーム移動パルス信号ZPがOFFからONに
なると、ただちに停止させる。この正転動作でのOFFか
らONになる位置のみを使うことで、ズーム停止位置の精
度を向上することができる。
また、ズーム停止前に、ズーム移動パルス信号ZPのス
イッチがOFF状態であることを把握し、ONになるタイミ
ングでモータ制御を行なっており、このようにON状態で
制御することによるチャタリングをなくしている。これ
によって、チャタリングマスク時間中でのズーム駆動モ
ータ99のオーバーランを短縮するズことができ、これで
移動速度依存性の吸収、温度依存性の吸収、機械的機構
の個体差の吸収ができるため、ズーム駆動モータ99の停
止精度を向上させている。
また、逆転中は停止前に正転側へドライブした後停止
させており、この動作を行なうことにより機械的機構に
生じるバックラッシュを吸収することができ、かつ正転
側に駆動するストロークは少なくともズーム移動パルス
信号ZPのパルス幅はあるので正転側に駆動するストロー
クは電圧変化が生じても一定で、モータ停止精度を向上
させることができる。
さらに、停止直前に逆通電を行なうことによりブレー
キをかけて、停止時のオーバーランを短縮させており、
温度依存性の吸収ができる。また、正逆同電位による電
池電圧依存性を吸収できる。この逆通電を引火する時間
は、外気の温度、電池電圧、個体差情報によって制御さ
れる。
第20図(a),(b)は第19図(b),(d)のオー
トズームモードにおけるレンズの移動を示し、被写体距
離情報に基づき焦点距離を望遠側に2パルス移動させる
オートズームタイミングチャートで、ズーム移動パルス
信号ZPはOFFからONでカウントしてプラス1する。
第20図(a)は正転側に2パルス移動する例で、カウ
ント終了時に、ズームアップ時と同様にただちに停止処
理を行なう。
第20図(b)は逆転側に2パルス移動する例で、カウ
ント終了時に、ズームダウン時と同様にズーム移動パル
ス信号ZPのOFFを待ち、OFFからONになるタイミングで、
ズーム駆動モータ通電は逆転通電から正転通電し、次の
ズーム移動パルス信号ZPがOFFからONになるタイミング
で、ズーム駆動モータ通電を正転通電から逆転通電にし
て停止する。
このように、逆転側も正転させることで、正転側と同
様な停止処理を行なうことができ、しかも前記したよう
に、特別のチャタリングマスクを用いないで、パルスカ
ウント終了時に、ただちにズーム駆動モータ99を停止す
るため、一定の処理で迅速に停止することができ、しか
もオーバーランを軽減することができる。
従って、特に、自動的に距離を演算して、その結果に
応じてズーミング量を変えるオートズームに好適であ
る。
第21図にフォーカシング駆動シーケンスを示す。
フォーカシングの停止制御は常にフォーカスレンズを
前に繰り出す方向で、即ちフォーカシングモータ69の正
転側で作動して停止させる。フォーカシングモータ69が
駆動されてフォーカシングされ、最初のパルスLDP2の立
下がりをトリガとしてパルスLDP1のカウントが開始さ
れ、前述した所定パルスが入力されるとフォーカシング
モータ69の停止制御が開始される。フォーカシングモー
タ69にショートブレーキをかけて、リバースA時間t1だ
け定電圧逆通電を行ない、そして定電圧正転通電を行な
う。再び、ショートブレーキをかけてリバースB時間t2
だけ定電圧逆通電を行ない、そして定電圧正転通電を行
なう。さらに、リバースC時間t3だけ定電圧逆通電を行
ない、最後に所定時間をかけて停止させている。
リバースA時間t1は制御パルスの数に依存している。
この制御パルスは第16図に示すように、測距結果に依存
し、目標回転制御量に見合ったモータ回転量として設定
されるパルスLDP1は、無限位置を出すためにシフトパル
スに依存している。この制御パルスの設定は、望遠側、
広角側で異なり、ズームゾーンZZ毎に設定される。
リバースA時間t1は制御パルスが多い場合は、時間が
長くなり、制御パルスが少ない場合時間は短くなり、リ
バースB時間t2及びリバースC時間t3はフォーカスレン
ズの移動速度に応じて、ブレーキ時間を設定し、フォー
カスレンズの移動速度に応じた停止制御を行ない、常に
一定のオーバーランで停止でき、しかもオーバーランを
軽減している。
このように、リバースA時間t1は制御パルスに依存し
て、例えば表−2のように設定される。
また、リバースB時間t2はショートブレーキ時間、定
電圧逆転通電を行なうリバースA時間t1及び定電圧正転
通電を行なう時間に入力される一定の例えば14パルス
(PA)の動作時間に依存して設定される。
さらに、リバースC時間t3はショートブレーキ時間、
定電圧逆転通電を行なうリバースB時間t2及び定電圧正
転通電を行なう時間に入力される一定の例えば8パルス
(PB)の動作時間に依存して設定される。
この、リバースB時間t2、リバースC時間t3は、例え
ば表−3のようになる。
また、リバースA時間t1及びリバースB時間t2前のシ
ョートブレーキ時間は、例えば200μsecの極短時間でモ
ータに悪影響を与えないようにし、リバース時間C後の
ブレーキ時間は例えば200msecで、それぞれ一定に設定
され、ショートブレーキを用いてより短時間にフォーカ
シングモータ69を停止させる。
このように、MAIN-CPU200(第40図)はフォーカシン
グモータ69に逆通電と正通電のブレーキを繰返して行な
い停止させる停止手段と、逆通電と正通電のブレーキに
よる所定量の移動の通電に要する時間に基づいて、次の
ブレーキの通電時間を設定する制御手段とを有してお
り、フォーカスレンズの移動速度に応じたブレーキを行
なうことができ、オーバーラン量を一定にすることがで
き、しかもフォーカスレンズの停止を短時間に、かつ高
精度に行なうことができる。
また、リバースA時間t1、リバースB時間t2、リバー
スC時間t3は、温度、電源電圧、個体差情報により補正
を行なっている。
シャッタ構造 シャッタ構造は第8図及び第9図に示すように、リヤ
側ホルダ48にシャッタ羽根51の作動を検出するフォトイ
ンタラプタ102が設けられ、シャッタ羽根51に形成され
た切欠51b〜51eと先端部51f(第13図)とで第1〜第5
のトリガ信号を得るようになっている。
シャッタ羽根51は第13図に示すように、作動ピン84の
作動により駆動するようになっており、作動ピン84は回
転軸85(第10図)に設けられたレバー86に固定され、こ
のレバー86に形成された歯部86aは直流モータで構成さ
れるシャッタ駆動モータ87の駆動ピニオン88と噛み合っ
ている。シャッタ駆動モータ87の駆動でレバー86を介し
て作動ピン84が作動し、一対のシャッタ羽根51を開閉す
るようになっている。シャッタ羽根51はそれぞれフロン
ト摺動枠42(第10図)の突起89に回動可能に支持されて
おり、作動ピン84が、その基部51aを押動することで開
閉作動する。
シャッタ羽根51は第22図のシャッタ羽根の構造を示す
断面図を示すように、ポリエステルフィルム400でベー
スが形成され、この両側にハステロイ(導電体)蒸着40
1し、さらにこのハステロイ蒸着401に潤滑静電塗装402
を行なったもので構成されている。このシャッタ羽根51
の厚さD1は例えば100〜150μに、ハステロイ蒸着401の
厚さD2は例えば1〜2μ及び潤滑静電塗装402の厚さD3
は例えば1〜10μに設定される。
このシャッタ羽根51は平面性が良くて固く、しかもベ
ースにポリエステルフィルム400を用いることで軽くな
っている。さらに、ポリエステルフィルム400のベース
にハステロイ蒸着401することで、シャッタ羽根51の作
動で生じる静電気を導電体の作動ピン84からレバー86、
回転軸85を介して金属のプレート66(第10図)に放電さ
せ、シャッタ羽根51の帯電を防止している。このように
金属のプレート66に放電させることで、フロント摺動枠
42やリヤ側ホルダ48等を金属にしないで樹脂で成形する
ことができ、カメラの製作が容易である。
シャッタの駆動装置 次に、このカメラのシャッタの駆動装置について詳細
に説明する。
第23図はAEプログラム線図で、ISO感度100のフィルム
を使用した状態での露出制御を示している。露出制御は
シャッタ速度と絞りの2要素から行なわれ、シャッタ速
度を横軸に、絞りを縦軸に示している。フィルム感度が
決まり、被写体輝度を測定すると適正露出値であるEV値
が決まり、そのEV値になるようにシャッタ速度と絞りが
設定され、このプログラム制御ではEV値3〜EV値18が連
動範囲である。このカメラはズーム制御が行なわれてい
るため、焦点距離が変化すると有効F値が変わり、広角
側の全開でF3.5が得られ、望遠側の全開でF8.5が得られ
る。広角側ではF3.5では所定の解像力が得られないため
F3.8を用いており、広角側では全開にしていない。
また、このカメラではEV値18以上を測光手段の能力で
測光できないため、望遠側ではEV値18としてシャッタ速
度約1/300で露光制御するようになっているが、ISO感度
400のフィルムを用いればシャッタ速度1/500で露光制御
が可能になっている。さらに、望遠側及び広角側でのス
トロボ発光制御が連動する範囲を二重線で示している。
第24図(a)〜(d)は露光量自動補正原理図で、第
24図(a)は標準シャッタの露光制御を示し、第24図
(b)はシャッタ羽根51の作動が遅い場合の露光制御を
示し、第24図(c)は標準シャッタの露光制御を示し、
第24図(d)はシャッタ羽根51の作動が遅い場合の露光
制御を示している。
第24図(a)ではレリーズ操作でシャッタ羽根51を駆
動する直流モータで構成されるシャッタ駆動モータ87に
所定時間t1逆通電して機械のバックラッシュを除き、シ
ャッタバネを閉側の突き当て位置に移動させ、高い電圧
で所定時間t2通電してシャッタ羽根51を開方向に駆動さ
せ、以後所定時間t3低い電圧で通電してシャッタ羽根51
を開口する。そして、シャッタ羽根51の作動で、所定の
開口絞りが得られた時に出力するトリガ信号STの立ち下
りで、シャッタ駆動モータ87へ所定時間t4を逆通電し
て、シャッタ羽根51を閉じ方向へ作動させて停止させ
る。このシャッタ駆動モータ87の回転量に応じて指数関
数的に、シャッタ羽根51の開口面積が大きくなり、逆通
電から所定の遅延時間t5が経過するとシャッタ羽根51が
閉じ所定の露光量を得ることができる。
ところで、第24図(b)に示すように、例えば、シャ
ッタ駆動モータ87の回転速度上昇が遅くなると、シャッ
タ羽根51の作動が遅くなるためトリガ信号STの出力が遅
くなって、その分露光量に誤差が生じる。
従って、第24図(c),(d)に示すようにシャッタ
駆動モータ87に、シャッタ開口時高い電圧と低い電圧と
を印加する手段と、シャッタ羽根51の開口作動に同期し
て複数のトリガ信号を得る手段と、シャッタ羽根の開口
開始点前に発生する第1のトリガ信号ST0により全閉の
初期位置から開口動作後の第1のトリガ信号ST0の立下
がりまでの間は高い電圧で通電し、第1のトリガ信号ST
0の立下がりから第2のトリガ信号ST1の立下がりまでの
間は低い電圧を通電する手段とを備えている。シャッタ
羽根51の開口作動に同期して複数のトリガ信号を得る手
段の具体的な構成は第13図に示しており、第1〜第5の
トリガ信号STを得るようになっている。
これにより、第24図(c)に示すように、例えばシャ
ッタ羽根51の作動が標準の場合には、第1のトリガ信号
ST0の出力時間が短く、これに応じて高い電圧での通電
時間t2が短い。ところで、第24図(d)に示すように、
例えばシャッタ羽根51の作動が遅い場合には、第1のト
リガ信号ST0の出力時間が長くなり、この第1のトリガ
信号ST0の出力に応じて高い電圧での通電時間t2が長く
なって、第2のトリガ信号ST1の立下がりにより逆通電
されるまでの所定時間t3の間低い電圧で通電する。この
ように、シャッタ駆動モータ87に印加する高い電圧の通
電時間t2を変更することで、均一な露出量を得ることが
できる。従って、シャッタ羽根51の重量等の個体差によ
る負荷のバラツキを吸収し、また温度等の環境的要因に
よる影響等を排除することができ、精度が良い露光量を
得ることができる。
また、シャッタ羽根51の開口作動に同期して得えられ
る第1のトリガ信号ST0の出力に応じて、高い電圧での
通電時間が自動的に設定することができ、特別な調整手
段を用いることなくシャッタ開口動作に応じた高い電圧
を通電して、露光量の補正を行なうことができる。
第25図は露光量の補正を詳細を示し、第25図の実線が
第24図(c)の標準シャッタの露光量を、破線が第24図
(d)のシャッタ羽根51の作動が遅い場合の露光量を示
している。
第1のトリガ信号ST0の出力に応じて、直流モータの
高い電圧の通電時間t2が自動的に調整され、第1のトリ
ガ信号ST0の立下がりで低い電圧の通電が行なわれ、第
2のトリガ信号ST1の立下がりで逆通電される。
即ち、シャッタ羽根51による露光制御でシャッタ駆動
モータ87の負荷が大きい場合は、シャッタ羽根51の動作
速度が遅く、破線で示す第24図(d)のように実線で示
す第24図(c)のシャッタ羽根51による露光制御の場合
より、露光量特性曲線の傾きが立上がり立下り共ゆるや
かであるが、高い電圧での通電時間t2を長くすること
で、露光量は略同一になるように補正される。
第26図(a)〜(f)はシャッタ羽根51の作動状態を
示している。第26図(a)はモータの起動時の状態を示
しており、第1のトリガ信号ST0が出力されるが、シャ
ッタ駆動モータ87は回転していないで、この第1のトリ
ガ信号ST0の出力で高い電圧が通電され、これによりシ
ャッタ駆動モータ87が駆動される。第26図(b)ではシ
ャッタ駆動モータ87が約70度回転し、レバー86が作動し
てシャッタ羽根51が作動し、第2のトリガ信号ST1が出
力され、シャッタ開口直前の状態になる。第26図(c)
ではシャッタ羽根51がさらに作動して第3のトリガ信号
ST2が出力され、このトリガ信号ST2をトリガとしてシャ
ッタ羽根51の停止制御を行ない、絞りをF5.6にする。第
26図(d)ではシャッタ羽根51がさらに作動して第4の
トリガ信号ST3が出力され、このトリガ信号ST3をトリガ
としてシャッタ羽根51の停止制御を行ない、絞りがF3.8
にする。第26図(e)では第5のトリガ信号ST4が出力
され、このトリガ信号ST4をトリガとしてシャッタ羽根5
1の停止制御を行ない、開放絞りを形成し、第26図
(f)で示す絞りが得られる。全開時のシャッタ羽根51
の停止制御を行なうことにより、全開時のシャッタ羽根
51のバウンドを防止することができるため、バウンドを
吸収するためのシャッタ羽根51の全開からの機械的なオ
ーバーストロークを少なくすることができる。
シャッタ羽根51が全開時、シャッタ駆動モータ87の軸
は約1回転する。この実施例で示すシャッタ駆動モータ
87は、起動から1回転程度では飽和速度に達することが
なく、シャッタ開口動作はモータの起動特性に依存して
いる。従って、正転、逆転の応答性の高い領域で使用す
ることができるようになっている。
第27図(a)〜(d)はシャッタ駆動シーケンスを示
し、第28図(a)は通電時間テーブルを示し、第28図
(b)は制御時間テーブルを示し、また第29図はシャッ
タ羽根51の開口特性を示している。
第27図(a)はシャッタスピード高速時の制御で、第
23図の望遠側及び広角側の絞り値とシャッタ速度が変化
する領域A1,A2のシャッタ駆動を示す。第27図(b)は
広角側の近距離での絞り値が一定で、シャッタ速度が変
化する領域Bのシャッタ駆動を示し、第27図(c)は広
角側の遠距離での絞り値が一定で、シャッタ速度が変化
する領域Cのシャッタ駆動を示す。第27図(d)は望遠
側の全開時の絞り値が一定で、シャッタ速度が変化する
領域Dのシャッタ駆動を示している。
シャッタ駆動モータ87は第24図(a)〜(d)に示す
ようにシャッタ羽根51で出力されるトリガ信号STで駆動
される。シャッタ駆動モータ87はシャッタ駆動開始から
高い電圧が通電され、第1のトリガ信号ST0の立下がり
で、低い電圧を通電されて切替えられ、開口作動が行な
われる。このシャッタ駆動モータ87に印加される正電圧
の露光量制御テーブル通電時間t6は、例えば第28図
(a)に示すようなテーブル1に記憶されている。
第27図(a)では第2のトリガ信号ST1の立下がり
を、第27図(b)では第3のトリガ信号ST2の立下がり
を、第27図(c)では第4のトリガ信号ST3の立下がり
を、第27図(d)では第5のトリガ信号ST4の立下がり
を、トリガとして露光制御を行なう。
第27図(a)では第2のトリガ信号ST1の立下がりを
トリガ信号として、前記テーブル2の時間経過後に逆通
電が所定時間t7行なわれて、所定時間t8制動され、第29
図に示すような三角形波形のシャッタ羽根の開口特性X1
を得る。
第27図(b)〜第27図(d)は停止制御が行なわれ、
トリガ信号STを計数して、第3,第4,第5のトリガ信号ST
2,ST3,ST4の立下がりで、調整時間t9逆通電して所定時
間t10制動し、さらに所定時間t11逆通電して再び所定時
間t12制動され、第29図に示すような台形波形のシャッ
タ羽根51の開口特性X2,X3,X4を得る。
この第3,第4,第5のトリガ信号の立下がりでの逆通電
する調整時間t9はEEROM等の記憶手段に書込まれてお
り、F値毎に調整時間t9が異なる。また、この調整時間
t9の後に行なわれる制動の所定時間t10は、例えば第28
図(b)に示すように予め記憶されたメモリのテーブル
2が用いられ、このテーブル2は各絞りに対応じて露光
時間のテーブルをシフトして使用し、情報が簡略化して
いる。
また、第27図(a)〜(d)の第1のトリガ信号ST0
がストロボ制御の発光タイミングとして用いられ、この
第1のトリガ信号ST0から割込み制御が行なわれて、ス
トロボ発光が行なわれる。また、ストロボの発光タイミ
ングは第27図(a)〜(d)において、例えば第2,第3,
第4,第5のトリガ信号ST1,ST2,ST3,ST4によって行なう
こともできる。
第27図(a)〜(d)のシャッタ駆動シーケンス及び
第29図のシャッタ羽根の開口特性X1,X2,X3,X4に示すよ
うに、第1のトリガ信号ST0からの時間で三角波形を制
御し、それ以降のトリガ信号で台形波形を制御し、これ
により露光量の制御が行なわれる。
シャッタ羽根51の開口作動に同期して絞り値に相応す
るトリガ信号STを得る手段と、シャッタ開口時に発生す
るトリガ信号STを絞り値情報として検知してシャッタ駆
動モータ87の駆動を停止して絞りを形成する手段と、こ
の直流モータのシャッタ駆動モータ87の駆動停止から所
定時間後にシャッタ羽根51を閉口作動して停止制御する
手段とを備えている。従って、シャッタ駆動モータ87の
駆動によって、シャッタ開口中に発生するトリガ信号ST
1,ST2,ST3,ST4を絞り値情報として検知し、シャッタ駆
動モータ87の駆動を停止して絞りを形成し、所定時間後
に逆通電してシャッタ羽根の閉口制御を行なう。
この第1のトリガ信号ST0からの時間で三角波形を制
御することで、時間を記憶したテーブル1が1個でよ
く、また第27図(b),(c)に示すように、絞りのF
値が増加してもF値に応じて時間を設定すればよいか
ら、テーブル1のサイズを小さくすることができる。
また、第1のトリガ信号ST0からの時間で三角波形を
制御し、それ以降のトリガ信号で制動或いは逆通電の時
間によって台形波形を制御することで、露光優先或いは
絞り優先のプログラム制御を行なうことができ、しかも
露出精度を向上することができる。
また、シャッタ羽根51の停止制御は第30図(a)〜
(c)に示すようにしてもよく、シャッタ羽根51を正確
かつ安定して停止させるため、調整時間や通電電圧を変
化させることで制動効果をもたせている。第30図(a)
は逆通電の調整時間t14,t15を変化させたものであり、
第30図(b)は逆通電の電圧E1を低くしたものである。
また、第30図(c)は第1回の逆通電の電圧E2を高く
し、第2回の逆通電の電圧E3を低くしている。即ち、急
制動を行なうときの加速度によって大きなバラツキが生
じることがあるが、2回目の逆通電の電圧E3を低くする
ことで緩やかな停止制御を行なうことができる。
測距測光装置 カメラの測距装置は測距ポイントが可変可能になって
おり、操作ボタンの押圧操作により測距方向を段階的に
左右に変化させることができる。また、測光装置も測距
装置に一体で測光方向を変化させるようになっている。
第31図は測距測光装置の平面図、第32図は測距測光装
置のA−A′断面図である。
カメラの前カバー500に近接した測距投光部501、測距
受光部502及び測光部503が備えられ、各々は測距ベース
504に取付けられている。
この測距ベース504は本体に固定的に保持したムービ
ングターゲットベース505に設けられた支持軸506に挿嵌
されて、この支持軸506を支点として左右方向へ回動可
能になっており、これで測距投光部501、測距受光部50
2、測光部503の方向を変更している。支持軸506には位
置規制バネ507が設けられ、この一端部507aはムービン
グターゲットベース505に固定されたストッパ508に、他
端部507bは測距ベース504に係止され、この位置規制バ
ネ507で支持軸506の周方向及び軸方向のガタを抑えてい
る。
測距ベース504には連結ピン509が設けられ、この連結
ピン509は調整プレート510の凹部510aに係合されてい
る。調整プレート510はドラム511に固定され、ドラム51
1が支持軸524を支点として左右方向へ回転すると、測距
ベース504が連動して所定角度回転される。調整プレー
ト510にはドラム511の支持軸524を中心として円周方向
に長孔510bが形成されており、この長孔510bにドラム51
1のピン511fを挿入し、この位置関係を偏心ピン511gで
調整することができ、組付時に取付位置を変化させて測
距位置の調整を行なうことができる。
ドラム511の対向する位置には作動溝511a,511bが2段
ずつ形成され、この作動溝511a,511bには、ムービング
ターゲットベース505の支持軸523に回動可能に設けられ
たムービングターゲットレバー512の両端部512a,512bに
設けた軸を中心に回動可能に取付けられた送り爪513,51
4と、ムービングターゲットベース505の支持軸515,516
に回動可能に設けられた固定爪517,518が係合する。ム
ービングターゲットレバー512はその一方が押圧された
場合、他方の送り爪513,514は作用溝511a,511bとの係合
を解除し、退避すると共に固定爪517,518の立上り部517
b,518bを押圧し、固定爪も作用溝からの解除と退避を行
なう。
固定爪517,518のドラム側には下向きのストッパ部517
a,518aが、非ドラム側には上向きの立上り部517b,518b
が形成されている。支持軸515,516にはバネ519,520が設
けられ、その一端部519a,520aは固定爪517,518に、他端
部519b,520bはムービングターゲットベース505に設けた
ストッパ521,522に係止され、固定爪517,518を常にドラ
ム511の作用溝511a,511bに係合するように付勢してい
る。
ムービングターゲットレバー512はムービングターゲ
ットベース505の支持軸523に回動可能に設けられてい
る。この支持軸523に螺着した取付軸部550には復帰バネ
528が装着され、この復帰バネ528の両端部528aは支持軸
524に螺着した取付軸部551の軸部551cに形成されたスト
ッパ部551dに係合しており、ストッパ部512cを介してム
ービングターゲットレバー512は常に初期位置に復帰す
るように付勢されている。
ドラム511の外周部には凹部511eが形成され、この凹
部511eにセンタクリック板526のバネ部526aが係合する
ようになっている。センタクリック板526はムービング
ターゲットベース505にビス527で固定され、このセンタ
クリック板526の作用で、ドラム511が初期位置で保持さ
れ、測距投光部501、測距受光部502、測光部503が回動
しない中心位置になる。
一方、ドラム511の軸部には復帰バネ525が装着され、
この復帰バネ525の両端部525aはムービングターゲット
レバー512の軸部に係合しており、この復帰バネ528でス
トッパ部511cを介してドラム511は常に初期位置へ復帰
するように付勢されている。
ムービングターゲットレバー512の両端に回動可能に
ドラム511方向にバネ519,520により付勢された送り爪51
3,514はムービングターゲットレバー512の左右方向の回
転で、ドラム511の作用溝511a,511bに係合してドラム51
1を1段ずつ回動させる。この送り爪513,514の下方に固
定爪517,518が位置している。
ムービングターゲットレバー512は操作ボタン13で支
持軸523を支点にして左右方向へ回動され、このムービ
ングターゲットレバー512の回転で回転方向の送り爪51
3,514がドラム511の作用溝511a,511bに係合して押動す
る。これで、ドラム511が回転して、回転方向の固定爪5
17,518がドラム511の次の作用溝511a,511bに係合し、ド
ラム511を1段の作用溝511a,511b分回転させて保持す
る。このとき、非回転方向の送り爪513,514はムービン
グターゲットレバー512の回転で固定爪517,518の立上が
り部517b,518bに当接し、固定爪517,518をバネ519,520
に抗して回転して非回転方向の作用溝511a,511bとの係
合を解除し、ドラム511を回動可能にする。ムービング
ターゲットレバー512が初期位置に復帰すると、固定爪5
17,518は送り爪513,514での係止が解除されるため、次
段の作用溝511a,511bに係合してドラム511の回動を規制
するようになっている。
操作ボタン13の上下には突起13e,13fが左右に取付部1
3g,13hが設けられ、ズーミング操作とムービングターゲ
ット操作の2つの操作を兼用するようになっている。
即ち、操作ボタン13の操作部13aを押圧操作すること
により、突起13eがムービングターゲットベ−ス505に設
けた弾性導電ゴムで形成されたスイッチ552の接片部552
aを押圧して本体側の制御部と接続されたフレキシブル
プリント基板のパターンを導通状態にし、ズームレンズ
の焦点距離を望遠側に移動させる。
一方、操作ボタン13の操作部13bを押動操作すること
により、突起13fが接片部552bを押圧して本体側の制御
部と接続されたフレキシブルプリント基板のパターンを
導通状態にし、ズームレンズの焦点距離を広角側に移動
させる。
また、操作ボタン13の操作部13dを押圧操作すること
により、取付部13hでムービングターゲットレバー512の
左側が押動され、送り爪514を介してドラム511が右方向
へ回動して、測距ベース504を左方向へ回動し、測距、
測光方向を変更する。
操作ボタン13の操作部13cを押圧操作することによ
り、前記と反対に取付部13gでムービングターゲットレ
バー512の右側が押動され、送り爪513を介してドラム51
1が左方向へ回動して、測距ベース504を右方向へ回動
し、測距、測光方向を右側に変更する。
このドラム511に設けられたピン529には位置検出レバ
ー530の凹部530aが係合され、この位置検出レバー530は
支持軸531に回動可能に設けられ、位置検出レバー530の
回動で接片532が図示しないパターン上を摺動してドラ
ム511の回転情報を出力し、測距制御での測距ベース504
の位置情報を得るようになっている。
支持軸531にはまた解除レバー533が回動可能に設けら
れ、この解除レバー533に接片534が設けられ、2つの位
置をクリックにより取り得るメインスイッチ8の操作と
連動して作動する。解除レバー533に設けられた軸部533
aはドラム511の軸部511cに回動可能に設けられた解除プ
レート535の凹部535aに係合しており、解除レバー533の
操作で解除プレート535を時計・反時計方向へ回動す
る。
従って、メインスイッチ8をOFFすると、このメイン
スイッチ8の操作で解除レバー533は時計方向へ回動す
る。これで、解除プレート535が反時計方向へ回動する
と、その作動部535b,535cが固定爪517,518のストッパ51
7a,518aに当接して押動する。このため、固定爪517,518
は支持軸515,516を支点としてバネ519,520に抗してドラ
ム511の作用溝511a,511bから離れる方向へ回動する。こ
れによって、ドラム511の位置規制が解除されるため、
ドラム511は復帰バネ525によって中心の初期位置へ復帰
して、ドラム511の凹部511eにセンタクリック板526のク
リック部526aが係合して、この初期位置に保持される。
従って、メインスイッチ8をOFFすると、常にムービン
グターゲットは中心の位置に自動的に復帰され、特別な
操作を行なうことなく、次の撮影の準備が可能になる。
測距制御 次に、ムービングターゲット情報セットについて説明
する。第33図は第31図及び第32図に示す測距装置からム
ービングターゲット情報を得る概略図を示している。
第31図に示すドラム511の回転によって測距ベース504
の方向を変え、これにより位置検出レバー530の接片532
が第33図のパターン0〜4に接続されると、そのパター
ン0〜4に応じてアナログ電圧MVIが得られる。このア
ナログ電圧MVIをA/D変換し、このA/D値から測距方向位
置情報MVZを求める。この実施例では、測距方向位置情
報MVZが0のとき左6.6度、MVZが1のとき左3.3度、MVZ
が2のとき中央、MVZが3のとき右3.3度、MVZが4のと
き右6.6度の測距装置の振れ角であることを検出でき
る。
この測距方向位置情報MVZと、焦点距離情報ZZとか
ら、表−4に示すムービングターゲットテーブルからム
ービングターゲット位置情報MVを選定する。
この選定されたムービングターゲット位置情報MVに基
づいて、第6図のファインダ内表示を左から1〜13個の
LCDの内1個を選択して点灯する。
このように、ファインダ内の表示を行なうことで、外
部からどの位置を測距しているかを容易に確認すること
ができる。測距装置の振れ角がこの実施例では撮影レン
ズの光軸を中心として左右に2段階切換が可能になって
おり、ズーミングによる撮影光学系を移動することで、
前記光軸中心以外の振れ角で、ファインダ内のターゲッ
トフレーム表示と、測距装置の測距ポイントにズレが起
こる。このズレはズーミングによる焦点距離の変化に伴
ってファインダ内の倍率も変化するが、測距装置の振れ
角は変化しないために起こるもので、この補正をファイ
ンダ内のムービングターゲット表示位置を変化させるこ
とで、測距ポイントとムービングターゲット表示を対応
させることができ、これにより望遠、広角での測距範囲
の変化をなくすことができる。
さらに、パララックス補正の情報セットについて説明
する。パララックス補正は、撮影レンズでの撮影範囲と
ファインダの撮影範囲が一致しないことを補正するもの
で、ファインダ光路中に設けられた液晶表示した自動パ
ララックス補正視野枠20での点灯、点滅の制御により行
なう。
第34図(1)〜(3)はファインダ内を示し、視野枠
20a,20bの点滅により視野範囲を制御するパララックス
の表示状態は、被写体距離情報Xに基づき、測距ゾーン
情報AFZを求め、この測距ゾーン情報AFZと、焦点距離情
報ZZから、表−5のパララックス補正テーブルから選択
される。
即ち、測距ゾーン情報AFZが0〜63の場合には焦点距
離情報ZZに関係なく、第34図(1)の補正が行なわれ、
測距ゾーン情報AFZが64〜127の場合には焦点距離情報ZZ
が望遠側の場合は、第34図(2)の補正が行なわれ、測
距ゾーン情報AFZが128〜192の場合には焦点距離情報ZZ
が8〜15の場合に、第34図(2)の補正が行なわれ、焦
点距離情報ZZが16〜23の場合に、第34図(3)の補正が
行なわれる。また、メインスイッチがONされ、ズーミン
グ情報のみしか得られない場合は第34図(1)の状態に
している。撮影後は再び第34図(1)の状態に戻す。
第35図は測距方向を可変することにより、防塵パネル
面を透過する測距光の屈折角が変化してしまい、この変
化による測距誤差を補正する方法を示している。
測距装置の前方に測距ユニット等を保護する防塵パネ
ル600を備え、防塵パネル600はカメラケース側に固定さ
れており、測距ポイントの変化によって動くことがな
い。このため、第35図に示すように投光素子601から被
写体602へ投光される測距光は、測距方向の振れ角αに
よって防塵パネル600を透過するときの屈折が変化す
る。これが原因で、AFレンズ603を介して受光素子604の
PSD測距面に誤差xが生じ、正確が測距結果が得られな
い。
このため、第35図に示すように、予め下記にようにし
て誤差xの振れ角θ,αによる変化を求めてテーブルに
記憶しておく。
ここで、t′は光軸とAFレンズとの距離で で求める。
次に、防塵パネル600の屈折角θ′を求めると、 ここで、nは防塵パネル600の屈折率で、例えば略n
=1.5程度である。
この防塵パネル600の屈折による誤差x0は 誤差x0=d・(tanθ−tanθ′) ……式3 で求める。
また、防塵パネル600での屈折による測距光と、屈折
しない測距光との距離x1は、 x1=x0cosθ ……式4 で求める。
従って、受光素子604のPSD測距面での誤差xは、 で求める。
このようにして、測距方向の位置情報を得る手段と、
この測距方向位置情報に基づいて測距情報を補正する手
段とを備えておき、測距方向位置情報に基づいて予め記
憶されているテーブルから測距情報を補正することで、
測距方向の振れ角によって防塵パネルを透過する測距光
の屈折が変化して生じる測距誤差を除去することがで
き、正確な測距結果を得る。測距装置の投光光の光束も
防塵パネル600による屈折が起こるが、この補正はファ
インダ内ムービングターゲットマーク21を予め前記屈折
により起こる光束のズレ量分だけ調整しておけばよい。
測光制御 次に、測光制御について説明する。
第36図は測光のタイミングチャートである。
この測光制御は第36図に示すように、スポット・アベ
レージ測光切替信号S/A、計測開始指令信号CA、計測ス
タート信号CB、計測停止信号AEIの制御により行なわ
れ、測光ICの出力のスポット時間SPTとアベレージ時間A
VTを求める。
この測光制御ではスポット・アベレージ測光切替信号
S/AがLレベルの状態でスポット測光が行なわれ、Hレ
ベルの状態でアベレージ測光が行なわれる。測光ルーチ
ン前のルーチンの動作が終了すると測光ルーチンがスタ
ートして、電源電圧の安定化のために所定時間後に計測
スタート信号CBがHレベルになり、基準電圧に設定され
たコンデンサの放電を所定時間行ない、この時間を経過
後計測開始指令信号CAをHレベルにし、タイマTを作動
すると共に、スポット測光用の測光素子の受光する光量
に応じて充電時間が変化する前記コンデンサの充電を開
始し、前記基準電圧に達することにより、計測停止信号
AEIがHレベルになり、この間のタイマTのループ回数
で、スポット測光時間SPTを測定する。
次に、スポット・アベレージ測光切替信号S/AをHレ
ベルにして、電源電圧の安定化のために所定時間後に、
計測スタート信号CBをHレベルにし、基準電圧に設定さ
れたコンデンサの放電を所定時間行ない、この時間を経
過後、計測開始指令信号CAがHレベルにすると、タイマ
Tを作動すると共に、アベレージ測光用の測光素子の受
光光量に応じて充電時間が変化する前記コンデンサの充
電を開始し、前記基準電圧に達するのを検知することに
より、計測停止信号AEIをHレベルにし、この間のタイ
マTのループ回数で、アベレージ時間AVTを測定する。
次に、測光演算補正について説明する。
スポット測光時間SPT及びアベレージ測光時間AVTが明
るさに比例しており、それぞれの時間が長いと暗く、短
いと明るいと判断され、この測光特性を例えば、アベレ
ージ測光時間AVTについて第37図のグラフに示す。
第37図で、縦軸に演算を容易にするためタイマTのル
ープ回数から演算されたEV値を5倍した値、EVAVを定
め、横軸にアベレージ測光時間AVTを定めると、この両
者の関係は実線の標準特性で示すことができる。
ところで、例えば、測光ICの外付け抵抗やコンデンサ
等のバラツキで、一点鎖線や二点鎖線で示すような誤差
特性になることがあると、この誤差特性を標準特性に合
せることで、測光演算補正が行なわれる。
しかしながら、この誤差特性を標準特性に合せる測光
補正は、例えば補正するための抵抗を設ける等ハードで
補正することは、部品点数が増加し、自動化が困難で、
また調整工数が必要である等の問題点がある。
ところで、第38図のアベレージ測光時間AVTとタイマ
Tのループ回数の関係はグラフに示すようになっている
ため、アベレージ測光時間AVTを測定するためのタイマ
Tのループ時間を、選択することで誤差特性を標準特性
に合せることができる。
即ち、アベレージ時間AVTを測定するために、1ルー
プ標準で248μsecのタイマをまわして、アベレージ測光
時間AVTの間にタイマTがまわるループ回数で測定して
いる。このため、例えば第38図の一点鎖線の誤差特性は
1ループ232μsecのタイマを、また二点鎖線の誤差特性
は264μsecのタイマを選定する。
これにより、第39図のEVAVとタイマTのループ回数の
関係のグラフに示すような制御特性に合せることができ
る。
この測光制御は、第39図に示す制御特性が得られるテ
ーブルで行なわれ、この制御特性は次のように測光時間
AVTからアベレージ測光値EVAVを求めている。
EVAV=EVSFT−タイマTのループ回数 ここで、EVSFTはシフト量を示すものでEEPROM内のデ
ータ(0〜127)で標準特性に対しての上下方向のズレ
をシフト調整するためのものである。また、タイマTは
表−6に示すようにEEPROM内のデータEVLENによって決
まるものである。
従って、EVLENを選択することにより、傾き特性の誤
差を補正し、EVSFTを選択することにより、上下のシフ
ト特性の誤差を補正することができ、例えば第37図に示
すように、一点鎖線で示すような誤差特性になることが
あると、第38図のタイマT232μsecを、二点鎖線で示す
ような誤差特性になることがあると、タイマT264μsec
を選択して補正する。
このように、アベレージ測光時間AVTは標準測光特性
から外れることがあっても、ハードを調整することをせ
ずに、標準測光特性と一致させるようにタイマTのルー
プ時間を変えることで、標準測光特性が得られるように
している。
また、メモリに記憶されたEVLENデータの選択で傾き
特性の誤差を補正し、同様にEVSFTデータの選択で上下
のシフト特性の誤差を補正し、第39図の測光特性を得て
いるため、測光の補正のテーブルが1個でよく、メモリ
容量を削減、処理時間の短縮等の利点を有している。
制御回路 第40図はこの発明が適用されるカメラの概略回路ブロ
ック図である。
このカメラにはMAIN-CPU200とSUB-CPU201が用いられ
ており、シリアルインタフェースで交互に情報の授受が
行なわれる。MAIN-CPU200は主として大電流を要する駆
動系の制御やカメラの撮影動作の制御シーケンスを実行
し、SUB-CPU201はMAIN-CPU200の制御及び撮影関連情報
を表示する外部LCD202やファインダ内LCD203等を駆動す
る。
MAIN-CPU200は第40図に示すような入出力端子を有し
ている。
入力端子DO、出力端子DI、SK、CSは書き変え可能な不
揮発性メモリ(以下EEPROMという)204の制御に用いら
れ、端子DOは初期状態はLレベルで、端子DI、SK、CSも
初期状態はLレベルである。
出力端子SST、SCK、SIO、入力端子SRQ、SIはSUB-CPU2
01とのシリアル転送に用いられ、端子SSTは初期状態が
Hレベル、端子SRQは初期状態がHレベルで、端子SCKは
初期状態がHレベル、端子SIOは初期状態がLレベル
で、端子SIは初期状態がLレベルである。
入力端子AFE、出力端子AFR、A/D変換入力端子AFI、出
力端子SYNCは測距IC205の制御に用いられ、端子AFEは初
期状態がHレベルで、端子AFRは初期状態がHレベルで
ある。また、端子AFIは距離検出素子(PSD)からの出力
を演算した測距情報を得る。
出力端子IR1〜IR3は測距用発光素子206の制御に用い
られ、それぞれに接続される抵抗値を変え、発光量を可
変にし、初期状態Hがレベルである。
出力端子NT1〜NT3はLED表示207の駆動に用いられ、初
期状態がHレベルである。
出力端子PHSは自己電源保持に用いられ、端子PHSをL
レベルにすると、トランジスタ220をオンしレギュレー
タ221からの電圧がMAIN-CPU200に供給される。この端子
PHSの初期状態はLレベルである。
出力端子PHP、PH3は初期状態がLレベルであり、端子
PHPはレギュレータ221からの電圧を所定の回路に供給す
るVB電源208の制御に、端子PH3は電源電池から直接所定
の回路に供給するVD3電源209の制御に用いられる。
入力端子FFUL、出力端子FSTP、FTRG、FCHGはストロボ
回路210の制御に用いられる。端子FFULはストロボ充電
完了検出に用いられ、ストロボコンデンサの充電が完了
していない状態ではHレベルであり、充電を完了すると
Lレベルになる。端子FSTPは初期状態がHレベルで、ス
トロボ充電停止制御に用いられ、ストロボコンデンサの
充電停止を行なう際にLレベルに切替える。端子FTRG、
FCHGは初期状態がHレベルであり、端子FTRGはストロボ
発光制御を行ない、ストロボ発光を行なう時はLレベル
信号に切替える。端子FCHGはストロボ充電開始制御に用
いられ、ストロボコンデンサの充電を開始する際にはL
レベルに切替える。
入力端子DX2、DX3、DX4はDXフィルム211からのDXコー
ド入力に用いられ、フィルム感度を検出する。
出力端子M0、M1、M2はフィルム給送モータ212及びズ
ーム駆動モータ99の第1のモータ制御IC213の制御に用
いられ、端子M0はフィルム給送モータ212を駆動する時
はLレベルに設定し、ズーム駆動モータ99を駆動する時
はHレベルに設定し、端子M1,M2の通電によりそれぞれ
のモータの回転制御を行なう初期状態はLレベルであ
る。
出力端子SLS、SFR、SBM1、SBM2はフォーカシングモー
タ69及びシャッタ駆動モータ87の第2のモータ制御IC21
4に用いられ、初期状態はLレベルである。端子SLSはフ
ォーカシングモータ69を駆動する時はLレベルに設定
し、シャッタ駆動モータ87を駆動する時はHレベルに設
定する。端子SFRはフォーカシングモータ69及びシャッ
タ駆動モータ87を高速回転駆動する時はLレベルに設定
し、低速回転で駆動する時はHレベルに設定する。端子
SBM1、SBM2は回転制御に用いられる(表−7に示す)。
端子SHLは初期状態はHレベルであり、定電圧レベル制
御に用いられる(表−8に示す)。スイッチS1、S2はレ
リーズ第1信号及び第2信号に用いられ、初期状態がH
レベルであり、LレベルでONされる。
低速1<低速2 入力端子AEI、出力端子S/A、CB、CAは測光IC215の制
御に用いられ、端子AEIは測光素子(PD)からの出力を
測光IC215で演算した輝度情報を得る。端子S/A、CB、CA
は初期状態がLレベルである。端子S/Aは中央測光用の
受光素子と周辺測光用の受光素子の切替えの制御を行な
い、Lレベルで中央測光用の受光素子を選択し、Hレベ
ルで周辺測光用の受光素子を選択する。
入力端子MVはムービングターゲット操作の検出に用い
られ、操作されない状態ではHレベルを入力し、操作が
行なわれるとLレベルを入力し、AD変換入力端子MVIか
らムービングターゲット位置信号を入力する。
入力端子BRIAはスイッチ216によるバリア開閉検出に
用いられ、バリヤ開でHレベルを入力し、バリヤ開でL
レベルを入力する。
入力端子MAINはメインスイッチ8の操作検出に用いら
れ、メインスイッチ8がON状態でHレベルになり、カメ
ラの回路を作動可能状態とし、OFF状態でLレベルにな
り不作動状態とする。
入力端子ZUは操作ボタン13のズームアップ操作に用い
られ、操作しない状態ではHレベルが入力され、操作状
態ではLレベルが入力され、ズーム駆動を行なう。端子
ZDはズームダウン操作に用いられ、操作しない状態では
Hレベルが入力され、ズーム駆動を行なわず、操作状態
ではLレベルが入力され、ズーム駆動を行なう。
A/D変換入力端子BCIは電池電圧検知、A/D変換入力端
子ZIはズーム位置検知、A/D変換入力端子MVIはムービン
グターゲット位置検知、A/D変換入力端子THIは温度補償
をそれぞれ基準電圧VDDから得、A/D変換入力端子AFIは
測距情報を基準電圧AVDDから得る。
入力端子ZP、ZT、ZW、ZCはズーム制御に用いられ、端
子ZPはズームレンズの駆動に基づいて出力する1ビット
のデジタル情報を検知する。端子ZTはズームテレ端検出
に用いられ、ズームレンズが最テレ端でLレベルを入力
する。端子ZWはズームワイド端検出に用いられ、ズーム
レンズが最ワイド端でHレベルを入力する。端子ZCはメ
インスイッチをオフして撮影レンズを収納位置にした時
にズームクローズ端の検出に用いられ、撮影レンズが収
納位置にある状態でLレベルを入力する。
端子STはフォトインタラプタ102からのシャッタ羽根
開口情報の入力に用いられ、前述したシャッタ羽根51の
開閉検出を行なう。
入力端子LDP1、LDP2は撮影レンズのフォーカシングレ
ンズ駆動に伴なって、フォトインタラプタ77,83からの
フォーカシングパルス1,2の入力に用いられる。
入力端子SSPはスイッチ217からのフィルム給送情報検
出に用いられ、フィルム給送に伴なって出力するデジタ
ル信号を入力する。
出力端子DTRG、入力端子WCIはデート制御IC218に用い
られ、データを写し込みを行なう時はLレベルにして写
し込み用ランプを発光させる。端子DTRGは初期状態がH
レベルである。
SUBCPU201は次のような入出力端子を有している。
入力端子MAINLはメインスイッチ8の作動検出に用い
られ、メインスイッチ8のオン状態でHレベルを入力
し、オフ状態でLレベルを入力する。
入力端子SBは裏蓋開閉スイッチ219からの裏蓋開閉状
態の検出に用いられ、裏蓋開放時はHレベルを入力し、
裏蓋閉時はLレベルを入力する。
入力端子S1Lはレリーズボタン9のスイッチS1の検出
に用いられ、レリーズボタン9の第1段階の押圧操作で
Lレベルを入力し、操作しない状態ではHレベルを入力
する。
入力端子ZMRは操作ボタン13からのズーム操作の検出
に用いられ、ズーム釦の操作によりHレベルを入力し、
操作しない状態ではLレベルを入力する。
入力端子MVLはムービングターゲット操作の検出に用
いられ、ムービングターゲット操作によりHレベルを入
力し、操作しない状態ではLレベルを入力する。
入力端子MREWはマニュアルリワインドスイッチ222の
リワインド操作の検出に用いられ、マニュアルリワイン
ドスイッチ222が操作されるとLレベルを入力し、巻戻
し動作を開始させる。また、操作されない状態ではHレ
ベルを入力する。
入力端子TESTはカメラのテストモードの入力を検出す
る。
入力端子KEYOはコモンとして用いられる。
入力端子STOはストロボモード変更入力に用いられ、
押圧操作によりLレベルを入力する。ストロボ設定スイ
ッチの押圧操作に応じて、ストロボモードを自動発光モ
ードである“AUTO"、ストロボを強制的に発光させる“O
N"、ストロボを輝度に拘らず発光させない“OFF"を順次
サイクリックに選択する。
入力端子Dはドライブモード変更入力に用いられ、通
常Hレベルを入力し、押圧操作によりLレベルを入力す
る。ドライブモード設定スイッチの押圧操作に応じて、
ドライブモードを単写モード、連写モード、セルフタイ
マモードを順次サイクリックに選択する。
入力端子FNCはファンクション変更入力のON-OFFに用
いられ、通常Hレベルを入力し、押圧操作によりLレベ
ルを入力する。
入力端子ROLLはファンクション変更入力に用いられ、
通常Hレベルを入力し、押圧操作によりLレベルを入力
する。
入力端子SEL、SETはファンクションデータ変更用に用
いられ、出力端子PHMはMAIN-CPU200の電源制御に用いら
れ、作動時はHレベルを設定し、不作動時はLレベルを
設定する。
出力端子SRQ、入力端子SSTはシリアル転送用に用いら
れ、入力端子LIVEはMAIN-CPU200の電源モニタに用いら
れ、出力端子RSTOはMAIN-CPUリセット用出力に用いら
れ、さらに外部LCD202及びファインダ内のLCD203への出
力端子を有している。
実行モード、モードフラグ及びデータ転送 このMAIN-CPU200のフローチャートに示す実行モー
ド、モードフラグ及び転送は、次のようになっている。
MAIN-CPU(SUB-CPU→MAIN-CPU) 次に、MAIN-CPUからSUB-CPUへのデータ転送について
説明する。
第41図はMAIN-CPUとSUB-CPUとの転送インタフェー
ス、第42図はMAIN-CPUからSUB-CPUへの転送タイミング
チャートである。
MAIN-CPU200からSUB-CPU201への転送は、第42図の転
送タイミングチャートに示すようなシリアル転送で行な
われる。
端子SSTの立下がりで(a)、MAIN-CPU200からの転送
開始指示が行なわれ、端子SRQの立ち下がりで(b)、S
UB-CPU201での転送受け付け準備が完了する。そして、
端子SCKのHレベル、Lレベルに同期して(c)、MAIN-
CPU200は端子SIOからデータ排出が、SUB-CPU201は端子S
ILでデータ読み込みが行なわれる。端子SRQの立ち上が
りで(d)SUB-CPU201での転送が、また端子SSTの立ち
上がりで(e)MAIN-CPU200での転送がそれぞれ終了す
る。
このシリアル転送終了後、端子SCKは外部ロック入力
モード、端子SIO,SIOLは入力モードにセットする。
また、SUB-CPU201のフローチャートに示す実行モー
ド、モードフラグ及び転送は、次のようになっている。
次に、SUB-CPUからMAIN-CPUへのデータ転送について
説明する。
第43図はSUB-CPUからMAIN-CPUへの転送タイミングチ
ャートである。
SUB-CPU201からMAIN-CPU200への転送は、第43図の転
送タイミングチャートに示すようなシリアル転送で行な
われる。
端子SRQの立上がりで(a)、SUBCPU201から転送開始
指示が行なわれ、端子SSTの立ち下がりで(b)、MAIN-
CPU200は転送受け付け準備が完了する。そして、端子SC
Kに同期して(c)、SUB-CPU201は端子SIOLでデータ排
出、MAIN-CPU200は端子SIでデータ読み込みが行なわれ
る。端子SRQの立ち上がりで(d)SUB-CPU201での転送
が、端子SSTの立ち上がりで(e)でMAIN-CPU200での転
送がそれぞれ終了する。
このシリアル転送終了後も同様に、端子SCKは外部ロ
ック入力モード、端子SIO,SIOLは入力モードにセットす
る。
制御回路のフローチャート [MAIN-CPUメインルーチン] 第44図はMAIN-CPU200の動作を示したもので、MAIN-CP
U200はSUB-CPU201によって動作が制御される。まず、SU
B-CPU201は端子RSTOをLレベルにしてMAIN-CPU200の端
子RESETに与え、MAIN-CPU200をリセット状態にし、次に
端子PHMをLレベルにして、トランジスタ220をオンさ
せ、レギュレータ221からSUB-CPU201の端子LIVEとMAIN-
CPU200の端子VDDに電力を供給する。端子LIVEは前記電
力を検知し、前記電力が供給されるとMAIN-CPU200の端
子VDDにも電力を供給されていると判断する。前記端子R
STOをHレベルにしてMAIN-CPU200を作動可能状態にする
と、RAMをクリアにして、MAIN-CPU200はまずカメラに装
填されたフィルムパトローネのDX情報を入力する。DX情
報の入力は第69図に示すDX情報入力サブルーチンに従っ
て行なわれる(ステップ1−1)。
次に、EEPROMのデータのうちバッテリチック電圧補正
データBCDと、温度補正データTHDとを入力する(ステッ
プ1−2)。温度情報を端子THIからアナログ電圧情報
として入力し、このアナログ電圧情報をA/D変換を行な
い第70図に示したテーブルに対応したTEMPをMAIN-CPU20
0のRAMに記憶する(ステップ1−3)。
500msecのタイマを作動させ、このタイマ計時中に端
子SRQの状態を検知しLレベルになったらワークモード
をSUB-CPU201からMAIN-CPU200へシリアル転送する(ス
テップ1−4)。ここで、ワークモードがS1に設定され
た時、つまりレリーズボタン9の操作によりSUB-CPU201
の端子S1LがLレベルを検知した場合はフローチャートS
1へ進む(ステップ1−5)。ワークモードがウエイク
に設定された時、つまりメインスイッチ8の操作による
SUB-CPU201の端子MAINLがLレベルを検知した場合はフ
ローチャートウエイク処理へ進む(ステップ1−8)。
ワークモードがスリープに設定された時、つまりメイン
スイッチ8の操作によるSUB-CPU201の端子MAINLがHレ
ベルを検知した場合は、フローチャートスリープ処理へ
進む(ステップ1−9)。ワークモードがズームに設定
された時、つまり操作ボタン13のズーム操作による端子
SUB-CPU201のZMRがLレベルを検知した場合、フローチ
ャートズームアップまたはズームダウン処理へ進む(ス
テップ1−10)。ワークモードがリワインドに設定され
た時は、つまりSUB-CPU201の端子MREWがLレベルを検知
した場合、フローチャート巻戻し作動処理へ進む(ステ
ップ1−11)。ワークモードが軽負荷バッテリチェック
に設定された時、つまり軽負荷のバッテリチェックを行
ない端子BCIから分圧された電圧情報を入力し、MAIN-CP
U200内のA/D変換器によりデジタル情報とし、フローチ
ャート軽負荷バッテリチェック処理へ進む(ステップ1
−12)。ワークモードがムービングに設定された時、つ
まり操作ボタン13でのムービングターゲット操作による
SUB-CPU201の端子MVLがLレベルを検知した場合、フロ
ーチャートムービングターゲット処理へ進む(ステップ
1−14)。この他の説明は、簡略するため省略する。
イニシャルメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグINITIALが
“1"に設定されている場合には(ステップ1−13)、第
45図に示すINITIALに進む。まず、バッテリチェックを
行ない(ステップ2−1)、ズーム鏡胴を収納位置に戻
し(ステップ2−2)、フォーカスレンズも収納状態と
する(ステップ2−3)。シャッタ羽根を閉方向に駆動
して初期状態とする(ステップ2−4)。次に、DXデー
タの情報が“7"(NONDX)か否かを判断し(ステップ2
−5)、DXデータが情報が“7"でない場合はNに4をセ
ットし(ステップ2−6)、タイマ1に1secを設定する
(ステップ2−7)。フィルム給送モータMFを正転させ
(ステップ2−8)、フィルムの巻上げ動作を行なう。
フィルムの巻上げに連動して出力されるSSPを検知し
(ステップ2−9)、フラグT0の状態を検知し(ステッ
プ2−10)、“0"の場合はフィルム給送モータMFにブレ
ーキをかけ(ステップ2−11)、カウンタに“1"をセッ
トし(ステップ2−12)、このカウンタ情報をSUB-CPU2
01に転送を行なう(ステップ2−13)。ステップ2−5
において、DXデータ情報が“7"の場合はカウンタを“0"
に設定し(ステップ2−14)、このカウンタ情報をSUB-
CPU201に転送を行なう(ステップ2−15)。ステップ2
−9において、フラグT0が“1"の場合は、カウンタを
“0"に設定する(ステップ2−16)。
オートロードメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグALが“1"に
設定させている場合には(ステップ1−7)、第46図に
示すオートロードに進む。バッテリチェックを行ない
(ステップ3−1)、このバッテリ電圧情報をSUB-CPU2
01に転送する(ステップ3−2)。SUB-CPU201はこのバ
ッテリ電圧情報を液晶表示器に表示する。バッテリチェ
ックの結果を判断し(ステップ3−3)、所定電圧レベ
ル未満の場合は、カメラを不作動状態にし、所定電圧レ
ベル以上の場合はDXデータが“7"か否かを判断し(ステ
ップ3−4)、“7"でない場合はDXフィルムでないとし
てSUB-CPU201に転送する。DXデータが“7"の場合はカウ
ンタNをフィルム4駒巻上分に対応するカウント数“1
6"をセットする(ステップ3−5)。次に、タイマ1を
1secと設定し(ステップ3−6)、その後フィルム給送
モータMFを正転させ(ステップ3−7)、タイマにタイ
マ1をセットする(ステップ3−8)。フィルム巻上げ
に連動してスプロケットが回転し、デジタル信号を出力
し、端子SSPでこの信号の変化を判断し(ステップ3−
9)、信号の変化があると設定されたNを1減算し(ス
テップ3−10)、カウンタNの数を検知し(ステップ3
−11)、N=0でない場合はステップ3−8に戻り、再
度繰り返す“0"になったらフラグTOを“0"に設定する
(ステップ3−12)。フラグTOの状態を判断し(ステッ
プ3−13)、“0"の場合は第46図のようにフィルム給送
モータをフローに従って停止させる(ステップ3−1
4)。次に、オートロード終了情報をSUB-CPU201に転送
し(ステップ3−15)、MAIN-CPU200の作動を停止させ
る。ステップ3−9で信号の変化がなくタイマで設定し
た時間を越えた場合は、フィルム給送モータを停止し、
フラグTOを“1"に設定し(ステップ3−16)、オートロ
ードが完全に行なわれなかったことをSUB-CPU201に転送
し(ステップ3−17)、MAIN-CPU200の作動を停止させ
る。
ウエイクメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグWAKEが“1"
に設定されている場合には(ステップ1−8)、第47図
に示すWAKEに進む。バッテリチェックを行なう。(ステ
ップ4−1)。ズーム鏡胴初期位置セットサブルーチン
を実行し(ステップ4−2)、フラグT0の状態を検知し
(ステップ4−3)、“0"の場合はフォーカシングレン
ズ初期位置セットサブルーチンを実行する(ステップ4
−4)。再度フラグT0の状態を検知し(ステップ4−
5)、“0"の場合はNTLEDを任意のタイミングを点滅制
御しNTWAKEを実行し(ステップ4−6)、ストロボコン
デンサの充電制御を行ない(ステップ4−7)、ウエイ
ク処理終了情報をSUB-CPU201に転送を行なう(ステップ
4−8)。また、ステップ4−3及びステップ4−5
で、フラグT0の状態が“1"の場合作動不良として、SUB-
CPU201にエラー情報を転送する(ステップ4−9)。
スリープメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグSLEEPが
“1"に設定されている場合には(ステップ1−9)、第
47図に示すSLEEPに進む。ズーム鏡胴収納サブルーチン
を実行し(ステップ5−1)、フラグT0の状態を検知し
(ステップ5−2)、“0"の場合はフォーカシング収納
位置セットサブルーチンを実行し(ステップ5−3)、
スリープ処理終了情報をSUB-CPU201に転送を行なう(ス
テップ5−4)。ステップ5−2においてフラグT0の状
態が“1"の場合は作動不良として、SUB-CPU201にエラー
情報を転送する(ステップ4−9)。
ズームメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグZMRが“1"
に設定されている場合には(ステップ1−10)、第48図
に示すZOOMに進む。まず、バッテリチェックを行ない
(ステップ6−1)、ZIを入力を行ないZID1にFZを入力
する(ステップ6−2)。ズーム操作状態を検知し、MA
IN-CPU200の端子ズームアップZUの状態を検知して(ス
テップ6−3)、“0"の場合はMAIN-CPU200のズームのT
ELE端を検知する端子ZT情報を検知して(ステップ6−
4)、“1"の場合はズーム駆動モータを正転される(ス
テップ6−5)。そして、タイマを5secにセットし(ス
テップ6−6)、再度端子ズームアップZUの状態を検知
して(ステップ6−7)、“0"の場合MAIN-CPU200の端
子ズームTELE情報を検知して(ステップ6−8)、“0"
の場合はズーム駆動モータを停止し(ステップ6−
9)、ムービングターゲットサブルーチンのMVZに進む
(ステップ6−10)。このズーム駆動モータを停止する
サブルーチンは、第49図に示す。
端子ズームアップZUの状態を検知して(ステップ6−
11)、“1"の場合は端子ZDの状態を検知して(ステップ
6−12)、“1"の場合はZMLDを行なう(ステップ6−1
3)。端子ZUの状態を検知して(ステップ6−14)、
“1"の場合は端子ZDの状態を検知して(ステップ6−1
5)、“1"の場合はカメラを不作動状態にする。
ステップ6−3において、端子ZDの状態を検知して
(ステップ6−16)、“0"の場合MAIN-CPU200のズーム
のWIDE端を検知する端子ZWを検知して(ステップ6−1
7)、“1"の場合はズーム駆動モータを逆転させる(ス
テップ6−18)。そして、タイマを5secにセットし(ス
テップ6−19)、再度端子zDの状態を検知して(ステッ
プ6−20)、“0"の場合MAIN-CPU200の端子ZW情報を検
知して(ステップ6−21)、“0"の場合はズーム駆動モ
ータを停止する(ステップ6−22)。
巻戻しメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグREWが“1"
に設定されている場合には(ステップ1−11)、第50図
に示すリワインドに進む。巻戻しは途中巻戻し釦の操作
か又はフィルム1駒巻上げ途中に突張ったこと(フィル
ム終端)を検出して巻戻しを開始するもので、オートロ
ードで説明した記号により行なわれる。巻戻しはフィル
ム給送モータの駆動で行ない、途中巻戻しを行なったと
きはフィルムパトローネからの端部のベロを残した状態
でフィルム巻戻しを停止さる。この巻戻しの動作の説明
は省略する。
バッテリチェックメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグBCRが“1"
に設定されている場合には(ステップ1−12)、第51図
に示すBCRに進む。バッテリサブルーチンBC2を行ない
(ステップ7−1)、この結果SUB-CPU201に転送を行な
う(ステップ7−2)。
ムービングターゲットメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグMVが“1"に
設定されている場合には(ステップ1−14)、第52図に
示すMVに進む。バッテリチェックを行ない(ステップ8
−1)。ムービングターゲットサブルーチンのMVZ2を行
なう(ステップ8−2)。次に、ムービングターゲット
の方向に対応するカメラ前面に配置した発光LEDを点灯
させる(ステップ8−3)。操作ボタンのムービングタ
ーゲット操作により出力されるムービングターゲット操
作信号を検知し(ステップ8−4)、“1"の場合はカメ
ラを不作動状態にする。ステップ8−4で“0"の場合は
ステップ8−2に戻る。
S1ONメインルーチン 第44図で、フローチャートにおいてフラグS1が“1"に
設定されている場合には(ステップ1−5)、第53図に
示すS1に進む。第53図はフローチャートS1を示してい
る。まず、バッテリチェックを行なう。このバッテリチ
ェックは第71図のサブルーチンに示すBC1に進む(ステ
ップ2−1)。設定されたストロボモードとドライブモ
ードの設定をSUB-CPU201からMAIN-CPU200に前述したよ
うにシリアル転送を行なう(ステップ9−2)。同じよ
うにカウンタ情報の転送(ステップ9−3)、インター
バル撮影や連写撮影などの撮影回数情報(ステップ9−
4)、設定されたファンクションモード情報(ステップ
9−5)の転送を行なう。そして、通常撮影か否かを判
断して(ステップ9−6)、通常撮影の場合には焦点距
離情報を検知するためにMAIN-CPU200の端子ZIのアナロ
グ情報を検知する。AD変換器によりデジタル情報とし、
このデジタル情報に対応した第89図の焦点距離入力テー
ブルに示したZZを記憶する。このZZは焦点距離の最短焦
点距離から最長焦点距離までを24分割された焦点距離情
報として示される。
これにより、第54図に示すムービングターゲット情報
の入力をして、このムービングターゲット情報入力は第
73図に示すように行なわれる(ステップ10−1)。EEPR
OMから測光補正データ、測距補正データ、フォーカシン
グ補正データ、シャッタ駆動補正データ等を入力する
(ステップ10−2)。測光を行ない(ステップ10−
3)、次に測距を行なう。測距は第75図及び第76図に示
すように行なわれる(ステップ10−4)。測光及び測距
の結果からシャッタ制御、フォーカシング制御のための
演算を行なう(ステップ10−5)。そして、MAIN-CPU20
0のRAMに記憶しておいた距離情報と焦点距離情報からパ
ララックスデータテーブルからパララックス補正情報を
演算し(ステップ10−6)、SUB-CPU201にパララックス
補正情報を転送する(ステップ10−7)。距離情報AFZ
が近距離警告レベルか否かを判断し(ステップ10−
8)、近距離警告レベルでない場合は、ストロボコンデ
ンサの充電を第56図に示すように、まずストロボモード
を検知し(ステップ10−9)、ストロボ充電中に操作ボ
タン13のズーム操作がされたか否かを判断し(ステップ
10-10)、フラグZINTが“1"の場合は操作されたと判断
して5Eに進み“0"の場合は操作されていないと判断し、
次のステップに進む(ステップ10-11)。測距データをM
AIN-CPU200からSUB-CPU201にシリアル転送を行なう(ス
テップ10-12)。次に、ムービングターゲットの方向を
外部表示するNTLEDを点灯させて、測距する方向を被写
体側からの視認を可能としている(ステップ10-13)。
次に、テストモード処理を行ない(ステップ10-14)、
フラグSTを検知してシャッタ羽根が初期位置になるとき
は“1"を設定し11Aに進む(ステップ10-15)、初期位置
にない場合はシャッタ羽根が初期位置にセットされてい
ないと判断しシャッタ羽根初期位置不良としてエラー情
報をSUB-CPU201に転送する(ステップ10-16)。
ファンクションモードで設定されるスイングモードが
設定されたか否かをフラグSWINGを検知し(ステップ10-
17)、“1"の場合はフラグMECを“1"に設定する(ステ
ップ10-18)。次に、フォーカシング駆動を行ない(ス
テップ10-19)、スイッチS1の入力状態を検知し、オン
の場合には次のステップに進む(ステップ10-20)。ス
イッチS1が入力され、さらにスイッチS2が入力されると
(ステップ10-21)、撮影レンズのバリヤ103の開信号が
あるか否かを検知し(ステップ10-22)、開信号が入力
されるとドライブモードの検出を行なう(ステップ10-2
3)。ドライブモードが“1"に設定され単写Sか連写C
にセットされている場合はSUB-CPU201とMAIN-CPU200の
撮影作動の開始の同期をとるためにPRINT転送を行なう
(ステップ10-24)。
次に、第57図に示すように、端子DTRGを“L"に設定し
て(ステップ10-25)、1msec計時して(ステップ10-2
6)、ISOデータを検知して4〜6の場合は30msec計時を
行ない0〜3の場合は60msec計時を行ないつぎのステッ
プに進む(ステップ10-27)。端子DTRGを“H"に設定し
(ステップ10-28)、フラグMECを検知して“0"の場合は
フォーカシング駆動を行ない(ステップ10-29)、シャ
ッタ駆動を行ない(ステップ10-30)、ドライブモード
が連写に設定されているか否かを判断し(ステップ10-3
1)、連写Cに設定されていない場合はフォーカシング
モータの初期位置へのチャージを行なう(ステップ10-3
2)。SUB-CPU201にチャージ転送を送りSUB-CPU201はチ
ャージ転送を受信すると、液晶表示器にフィルム巻上げ
中表示を行なう(ステップ10-33)。
次に、フラグCを検知し“0"でない場合(ステップ10
-35)、Nを4とセットし(ステップ10-36)、タイマを
500msecに設定し(ステップ10-37)、フィルム1駒分の
巻上げを検知するとフィルム給送モータMFにブレーキを
かけ停止させる(ステップ10-38)。
フラグT0検知して“0"の場合はカウンタCに“1"加算
する(ステップ10-39)。カウンタCが39より大きい場
合は39と設定し、また39以下の場合はその数を(ステッ
プ10-40)転送する(ステップ10-41)。
次に、第58図に示すように、フラグCを検知して(ス
テップ10-42)、“0"の場合はストロボコンデンサの充
電を行なう(ステップ10-43)。フラグT0を検知し、
“0"の場合は(ステップ10-44)、フラグDRVを検知し
“1"以外の場合は(ステップ10-45)、スイッチS1を検
知しオフの場合は(ステップ10-46)、SUB-CPU201に液
晶表示器の測距情報の消去(ステップ10-47)、測光情
報の消去させる情報を転送する(ステップ10-48)。
そして、第67図において、スイッチS1の状態検知(ス
テップ11−1)、ズームスイッチZUの状態検知(ステッ
プ11−2)、ズームスイッチZDの状態検知を行ない(ス
テップ11−3)、それぞれオフの場合は第68図に示すよ
うに、I/Oポートをリセットし(ステップ12−1)、端
子PH3,PHP,FCFG,FTRGをHレベルに設定し(ステップ12
−2)、20msec計時後(ステップ12−3)、端子PSHを
Hレベルに設定し(ステップ12−4)、100msec後MAIN-
CPU200の作動を終了する(ステップ12−5)。
第53図で、フローチャートにおいてフラグINT、SPO
T、+1.5EV、−1.5EVのいずれかが“1"に設定されてい
る場合には(ステップ9−7からステップ9−10)、第
54図に進み、それぞれの特殊撮影モードを実行する。
また、第53図でフローチャートにおいてフラグME、T
E、INT、NIGHT、STAR、SWING、AZ、MECNT、MEEMD、TEEN
D、INTCNT、TV、AVのいずれかが“1"に設定されている
場合には(ステップ9−11からステップ9−25)、それ
ぞれに応じて第59図から第66図に進み、それぞれの特殊
撮影モードを実行する。
[MAIN-CPUサブルーチン] DX情報入力サブルーチン DX情報の入力は第69図に示すDX情報入力サブルーチン
に従って行なわれる。MAIN-CPU200の端子DXOをLレベル
にセットし(ステップ1−1)、この状態が安定する時
間(3msec)の計時を行ない(ステップ1−2)、経過
後端子DX2〜DX4の電圧印加状態を順次検知し(ステップ
1−3)、前記端子DXOをHレベルにし(ステップ1−
4)、ISOデータとDXデータを第70図に示すDXコード表
に従って、MAIN-CPU200のRAMに記憶する(ステップ1−
5,6)。ISOデータは後述する露出演算を行なう時に使用
する。DXデータはDX情報のないフィルムパトローネかフ
ィルムパトローネがカメラに装填されていないかを判別
するために用いられる。
バッテリチェックサブルーチン バッテリチェックは第71図のサブルーチンに示すよう
に作動する。重負荷におけるバッテリチェックを行なう
BC1ではシャッタ駆動モータMSをシャッタが閉じる方向
に駆動し(ステップ2−1)、これを30msec継続し(ス
テップ2−2)、このときの端子BCIから分圧された電
圧情報を入力する(ステップ2−3)。次に、フラグBC
Rの状態を検知して(ステップ2−4)、フラグBCRが
“0"の場合は、シャッタ駆動モータMSの駆動を停止し
(ステップ2−5〜8)、AD変換器によりデジタル情報
とし、このデジタル情報を第72図のバッテリチェックテ
ーブルに対応するBCをMAIN-CPU200のRAMに記憶する(ス
テップ2−9)。
軽負荷におけるバッテリーチェックを行なうBC2で
は、シャッタ駆動モータMSの駆動を行なわずに負荷のか
からない状態で、端子BCIから分圧された電圧情報を入
力する(ステップ2−10)。そして、ステップ2−4で
のフラグBCRの判断では“1"に進み、ステップ2−9を
行なう。なお、第72図の表ではBCZMは4ビットデータに
して、ズーム駆動モータを停止するMZBRK2,3のルーチン
で使用するようにしてある。
ムービングターゲット位置検出サブルーチン ムービングターゲット情報の入力は、第73図に示すよ
うに行なわれる。MVZ1の場合は端子ZIを検知し、このデ
ータにもどついて表−1(ZI入力テーブル)焦点距離情
報ZZ、フォーカスレンズ位置情報FZ、露出の補正情報ZA
EZをセットし(ステップ3−1)、次にフォーカスレン
ズ位置情報FZをZID1にセットし、これはオートズームの
時に使う(ステップ3−2)。端子MVIを検知し(ステ
ップ3−3)、これらのデータに基づいて表−4によっ
て表わされるムービングターゲットテーブルからムービ
ングターゲット位置情報MVを選定し(ステップ3−
4)、SUB-CPU201に、この情報を転送する(ステップ3
−5)。その他、MVZ2,MVZ3,MVZ4はフローチャートに示
すように行なわれる。
測光タイミングチャート この測光は第36図の測光タイミングチャートに示すよ
うに行なわれる。まず、撮影画面の中央部の輝度を測光
するSPOT測光を行なう。MAIN-CPU200の端子S/A,CA,CBを
Lレベルにし、20msec後、CBをHレベルにして積分用コ
ンデンサにより第1積分を9msec行ない、次にCAをHレ
ベルにして第2積分を行ない、コンデンサの電圧が所定
の電圧レベルに達するまでの時間を計測し、その時間SP
Tにより輝度を測定する。
次に、撮影画面全体の輝度を測光するAVERAGE測光を
行なう。端子S/AをHレベルに切替えと同時に端子CA,CB
をLレベルにし、ここから7msecの計時を行ない、CBを
Hレベルにして第1積分を9msec行なう。次に、CAをH
レベルにして第2積分を行ない、コンデンサの電圧が所
定の電圧レベルに達するまでの時間を計測し、その時間
AVTにより輝度を測定する。
測光サブルーチン この測光は第74図の測光サブルーチンに示すように行
なわれる。まず、被写体画面のほぼ全体の平均輝度を測
定するために平均輝度EVAVはEEPROM内にある測光基準デ
ータEVSFTからタイマ1のループ回数を減算した情報を
セットする(ステップ4−1)。ここで、測光基準デー
タEVSFTは所定の高輝度情報として設定し、タイマ1の
ループを繰り返すごとに減算され、輝度が低い情報にな
る。次に、スポット撮影モードか否かを判断し(ステッ
プ4−2)、被写体画面の中央輝度を測定するために中
央輝度EVSPは、測光基準データEVSFTに受光面積による
受光量を補正するスポット測光補正データSPSFT加算し
た情報からタイマ2のループ回数を減算した情報をセッ
トする(ステップ4−3)。スポット撮影モードの場合
は、中央輝度EVSPは測光基準データEVSFTに受光面積に
より受光量を補正するスポット測光補正データSPSFTを
加算した情報から、タイマ1のループ回数を減算した情
報をセットする(ステップ4−4)。
フォーカシングサブルーチン 第75図に示すようにフォーカシングの駆動を説明す
る。まず、表−2のようにレンズLDPからt1算出し(ス
テップ5−1)、イベントカウンタ1をセットし、MR1
を“1"にセットする(ステップ5−2)。フォーカシン
グ駆動モータMLを高速正回転し(ステップ5−3)、後
述するLDP2をカウントするEVENT1を実行する(ステップ
5−4)。フラグT.Oを検知し、EVENT1で誤動作がある
か否かを判断し、“1"の場合は誤動作があったとしてカ
メラを不作動状態にし、“0"の場合は次に進む(ステッ
プ5−5)。フォーカシング駆動モータの回転をフォト
インタラプタによって検出し(ステップ5−6)、パル
スの立ち上がりを検知してイベントカウンタ0をセット
し(ステップ5−7)EVENT0はLDP1をカウントする(ス
テップ5−8)。フラグT0を検知し“1"の場合はカメラ
を不作動状態にし、“0"の場合は次に進む(ステップ5
−9)。フォーカシング駆動モータMLをOFFし(ステッ
プ5−10)、フォーカシング駆動モータMLをBRAKEする
(ステップ5−11)。タイマ1に200マイクロsecを設定
し計時を開始する(ステップ5−12)。イベントカウン
タ0をセットしスタートさせるとともにMR0=14を設定
し(ステップ5−13)、タイマ1の状態を検知してタイ
ムオーバーになったら(ステップ5−14)、フォーカシ
ング駆動モータMLをOFFし(ステップ5−15)、フォー
カシング駆動モータMLを高速逆回転させる(ステップ
サブ5−16)。これを、8msec継続し(ステップ5−1
7)、フォーカシング駆動モータMLをOFFする(ステップ
5−18)。次に、フォーカシングモータMLを定電圧で正
転させ(ステップ5−19)、第76図に進み、タイマ2を
計時し(ステップ6−1)、EVENT0を実行し(ステップ
6−2)、フラグT0を検知し(ステップ6−3)、“0"
の場合はフォーカシング駆動モータMLをOFFし(ステッ
プ6−4)続いて、フォーカシングモータMLをBRAKEさ
せ(ステップ6−5)、タイマ1に200マイクロsecを設
定し、計時を開始する(ステップ6−6)。イベントカ
ウンタ0をセットし、スタートさせるとともにMR0=8
を設定し(ステップ6−7)、タイマ2にストップをか
け、スタートからストップまでの時間をLD1にセットし
(ステップ6−8)、t2を表−2から選択し(ステップ
6−9)、タイマ1の状態を検知してタイムオーバーに
なったら(ステップ6−10)、フォーカシング駆動モー
タMLをOFFし(ステップ6−11)、続いてフォーカシン
グモータMLを定電圧で逆回転を行なう(ステップ6−1
2)。この回転を前記t2と、第102図に示す温度データ補
正TETの加算分の時間継続し(ステップ6−13)、フォ
ーカシング駆動モータMLをOFFし(ステップ6−14)、
続いてフォーカシング駆動モータMLを定電圧で正転させ
る(ステップ6−15)。タイマ2の計時を開始し(ステ
ップ6−16)、EVENT0を実行する(ステップ6−17)。
フラグT0を検知し(ステップ6−18)、“0"の場合は第
77図に進み、フォーカシング駆動モータMLをOFFし(ス
テップ7−1)、続いてフォーカシング駆動モータMLを
定電圧逆転を行ない(ステップ7−2)、タイマ2の計
時を停止しスタートからストップまでの時間をLDT2にセ
ットし、(ステップ7−3)、t3を表−3から選択し
(ステップ7−4)、t3に第102図に示す温度データ補
正TETと5msecの加算した時間継続し(ステップ7−
5)、第78図「E」に進む。
第78図でフォーカシング駆動モータMLをOFFし(ステ
ップ7−6)、続いてフォーカシングモータMLのBRAKE
を行ない(ステップ7−7)、30msec継続し(ステップ
7−8)、フォーカシング駆動モータMLをOFFし(ステ
ップ7−9)、フラグT0を検知し(ステップ7−10)、
“0"の場合はメインルーチンに戻る。
フォーカシングチャージサブルーチン 第78図に示すようにフォーカシングの駆動を説明す
る。LDPを判断し(ステップ8−1)、“0"でない場合
はイベントカウンタ0をセットし、(MRO)=(LDP)に
セットしスタートさせる(ステップ8−2)。フォーカ
シング駆動モータを定電圧で逆転させ(ステップ8−
3)、EVENT0を実行し(ステップ8−4)、フラグT.O
を検知し(ステップ8−5)、“0"でない場合はイベン
トカウンタ1をセットし、スタートさせるとともにMR1
=1に設定し(ステップ8−6)、EVENT1を実行し(ス
テップ8−7)、フラグT.Oを検知し(ステップ8−
8)、フォーカシング駆動モータをOFFし(ステップ8
−9)、フォーカシング駆動モータを高速正回転し(ス
テップ8−10)、イベントカウンタ1をセットしスター
トさせるとともにMR1=1に設定し(ステップ8−1
1)、タイマを1.5msecセットし、スタートさせ(ステッ
プ8−12)、LDP1の状態を検知し(ステップ8−13)、
“1"になったらタイマを1.5msecセットし、スタートさ
せ(ステップ8−14)、LDP1の状態を検知し(ステップ
8−15)、“1"の場合はタイマの状態を判断する(ステ
ップ8−16)。フォーカシング駆動モータMLをOFFし
(ステップ7−6)、続いてフォーカシング駆動モータ
MLをBRAKEを行ない(ステップ7−7)、30msec継続し
(ステップ7−8)、フォーカシング駆動モータMLをOF
Fし(ステップ7−9)、フラグT.0を検知し(ステップ
7−10)、“0"の場合はメインルーチンに戻る。
フォーカシングウエイクサブルーチン 第78図に示すようにフォーカスレンズの初期設定の駆
動を説明する。イベントカウンタ1をセットしスタート
させる(MR1)=5にセット(ステップ9−1)。フォ
ーカシング駆動モータMLを定電圧逆転を行なう(ステッ
プ9−2)、その後ステップ8−7に進む。
ズームによるフォーカシングサブルーチン 第78図に示すようにフォーカスレンズの初期設定の駆
動を説明する。焦点距離情報ZZとフォーカスレンズ位置
情報FZ、開放F値の補正情報ZAEZを入力し(ステップ10
−1)、次にFZLDをフォーカスレンズ位置情報FZからZI
D1を減算し(ステップ10−2)、イベントカウンタ1を
セットしスタートさせるとともにMR1=FZLDをセットす
る(ステップ10−3)。続いて、FZLDの状態を検出し
(ステップ10−4)、“0"より小さい場合はフォーカシ
ング駆動モータMLを定電圧で正回転させ(ステップ10−
5)、EVENT1を実行する(ステップ10−6)。フラグT.
Oを検知し(ステップ10−7)、“0"の場合はイベント
カウンタ0をセットしスタートさせるとともにMR0=16
をセットし(ステップ10−8)、EVENT0を実行する(ス
テップ10−9)。フラグT.0を検知し(ステップ10-1
0)、“0"の場合はフォーカシング駆動モータMLをOFFし
(ステップ10-11)、続いてフォーカシング駆動モータM
Lを高速逆回転を行なう(ステップ10-12)。次にDに進
む。
フォーカシングスリープサブルーチン 第79図に示すフォーカシングスリープサブルーチンは
次のように行なわれる。まず、フォーカシング駆動モー
タを高速正転させる(ステップ11−1)。100msecを計
時し(ステップ11−2)、タイマ1に10msecセットし開
始する(ステップ11−3)。LDP1の電圧の立ち上がりを
検知し(ステップ11−4)、“1"の場合は今度はタイマ
1に10msecセットし開始する(ステップ11−5)。LDP1
の電圧の立ち上がりを検知し(ステップ11−6)、そし
てステップ11−3に戻る。ステップ11−3でタイマを検
知して(ステップ11−7)、タイムオーバーの場合はフ
ォーカシング駆動モータMLの駆動を停止する(ステップ
11−8〜11)。
LDP1イベントカウンタサブルーチン 第80図に示すLDP1イベントカウンタサブルーチンは、
フォーカスレンズの移動に伴ない出力されるパルス状の
信号LDP1の立ち下がりエッジをカウントするためのルー
チンであり、まずタイマ1を1sec設定し、これを計時開
始する(ステップ12−1)。所定のLDP1の立ち上がりエ
ッジをカウントしたか否かを判断し(ステップ12−
2)、カウントしていない時はタイマ1の計時が終了し
たかを判断し(ステップ12−3)、計時が終了しない場
合ステップ12−2に戻る。ステップ12−3においてカウ
ントを終了した場合はフラグT.Oを“0"にセットする
(ステップ12−4)。ステップ12−3でフラグTOを“1"
にセットする(ステップ12−5)。
LDP2イベントカウンタサブルーチン 第81図に示すLDP2イベントカウンタサブルーチンはフ
ォーカスレンズの移動に伴ない出力されるパルス状の信
号LDP2のパルスをカウントするためのルーチンであり、
まずタイマ1を1sec設定し、これを計時開始する(ステ
ップ13−1)、LDP2の立ち上がりを検出し(ステップ13
−2)“1"になったらLDP2の立ち下りを検出し(ステッ
プ13−3)、イベントカウンタ1が終了したか否かを判
断し(ステップ13−4)、終了していない場合はLDP1の
カウントアップを行ない(ステップ13−5)、タイマ1
を1secセットし計時を開始する(ステップ13−6)。LD
P2の立ち上がりを検出し(ステップ13−7)、“1"にな
ったらLDP2の立ち下りを検出し(ステップ13−8)、LD
P1のカウント(ステップ13−9)が所定数の場合はイベ
ントカウンタ1が終了したか否かを判断し(ステップ13
-10)、終了したと判断したときはフラグT.Oを“0"をセ
ットする(ステップ13-11)。ここで、ステップ13−2,
3,7,8において、タイム1の計時が終了した場合はフラ
グT.Oを“1"にセットする(ステップ13-12,13)。終了
していない場合は、次のステップに進む。
測距サブルーチン 測距は第82図に示すように行なわれる。この実施例の
赤外アクディブ方式測距装置で、投光器の赤外発光素子
をパルス状に複数回発光させ、被写体からの反射光を受
光器側の受光素子(PSD)で受光し、光電流を蓄積して
いき所定電圧レベルに達すると、赤外光の発光を中止す
ると共に測距装置からの測距情報を入力する。
MAIN-CPU200の端子CTRLをHレベルからLレベルに切
替え、32msec計時した後、測距ICの端子DATAがLレベル
からHレベルに変化し、これをMAIN-CPU200は検知して
端子CTRLをt1計時後、LレベルからHレベルにして、こ
の端子CTRLをLレベルからHレベルの切替えで測距情報
をセットし、測距情報が安定する時間後、測距情報を読
む。その後、端子CTRLをHレベルに戻し、以下これを繰
返す。2回目以降の測距はt4を待った後、開始する。
次に、第83図に示す測距サブルーチンを説明する。ま
ず、EEPROMから測距補正情報AFLEN,AFSFTを入力し(ス
テップ14−1)、フラグINFを検知し(ステップ14−
2)、“0"の場合は端子IRCをLレベルに設定し(ステ
ップ14−3)、前述したようなタイミングチャートに従
って測距が行なわれ、DATAが入力される(ステップ14−
4)。端子IRCをHレベルに設定し(ステップ14−
5)、後述するAEZ演算を行なう(ステップ14−6)。
次に、前記AFZが近距離撮影限界か否かを判断し(ステ
ップ14−7)、撮影可能範囲内の場合は4回の測距が行
なわれ(ステップ14−8)、前記4回の測距結果の平均
を演算する(ステップ14−9)。この測距平均値をEEPR
OMから読出した測距補正情報AFLENと演算し(ステップ1
4-10)、この演算結果をEEPROMから読出した測距補正情
報AFSETと演算し(ステップ14-11)、このように演算さ
れた測距情報AFZが無限ピント位置か否かを判断し(ス
テップ14-12)、AFZが“6"未満の場合は測距情報を“6"
と設定する(ステップ14-13)。
ストロボ充電サブルーチン ストロボ撮影モードの場合、ファインダ内ストロボ充
電マークを点灯表示を行ない、測距のマークを消灯す
る。次に、ストロボ充電開始するために、MAIN-CPU200
の端子PHP,PH3,FTRGをHレベルにし、端子FCHG,FSTPを
Lレベルにする。そして、タイマを8secセットし、メイ
ンスイッチの状態及びスイッチS1の状態を検知し、入力
がない場合は充電完了か否かを検出し、充電完了の場合
はストロボ充電終了するためにMAIN-CPU200の端子PHP,P
H3をLレベルにし、端子FCHG,FSTPをHレベルにして充
電を完了する。
シャッタ駆動サブルーチン 第84図のシャッタ駆動サブルーチンを説明する。スト
ロボ情報DATが“1"か否かを判断し(ステップ15−
1)、“1"の場合はタイマ2をセットし(ステップ15−
2)、“1"でない場合はタイマ2をセットしないで次に
進む(ステップ15−3)。フラグT.Oを“0に設定する
(ステップ15−4)。シャッタ駆動モータを定電圧で、
シャッタが閉まる方向に逆転される(ステップ15−
5)。これを、8msec継続し(ステップ15−6)、次に
シャッタ駆動モータを第1の定電圧で、シャッタが開口
する方向に正転させる(ステップ15−7,8)。測光結果
情報や測距結果情報などによって設定されるシャッタ駆
動時間SDT1継続する(ステップ15−9)。シャッタ駆動
モータを第1の定電圧から第2の定電圧に切替え正転さ
せ(ステップ15-10)、タイマ1を50msecにセットして
スタートする(ステップ15-11)。シャッタのピンホー
ル開口に到達した時に出力されるシャッタトリガSTを検
知して(ステップ15-12)、“0"の場合はタイマ2を計
時し(ステップ15-13)、第85図に進む。
第85図で、フラグSTCが“0"の場合は、(ステップ16
−1)、シャッタ駆動時間SDT2を継続する(ステップ16
−2)。計時後、シャッタ駆動モータをオフし(ステッ
プ16−3)、シャッタ駆動モータを第2の定電圧で逆転
駆動を行ない(ステップ16−4)、フラグSPRGの状態を
検知し(ステップ16−5)、“0"でない場合はSDT3継続
し(ステップ16−6)、シャッタ駆動モータをオフし
(ステップ16−7)、シャッタ駆動モータにBRAKEを行
ない(ステップ16−8)、1msec継続し(ステップ16−
9)、シャッタ駆動モータをオフし(ステップ16-1
0)、シャッタ駆動モータを第2の定電圧で逆転駆動を
行ない(ステップ16-11)、ストロボ情報DATが2か否か
を判断し(ステップ16-12)、“2"でない場合はSPRGを
判断し(ステップ16-13)、“0"の場合はシャッタトリ
ガSTを検知して(ステップ16-14)、“1"の場合はシャ
ッタ駆動モータをオフし(ステップ16-15)、フラグFTR
Gを“1"に設定して終了する(ステップ16-16)。
露出演算サブルーチン 露出演算サブルーチンは第86図乃至第94図に示すよう
に行なわれる。まず、逆光検知フラグBLを“0"に設定し
(ステップ17−1)、スポット測光か否かを判断する
(ステップ17−2)。平均測光の場合は全体輝度EVAVと
中央輝度EVSPの差BLJを演算する(ステップ17−3)。B
LJの値がEEPROMに記憶された所定値よりも小さいと逆光
とは判断されず、大きい場合は逆光検知フラグBLを“1"
に設定し(ステップ17−4)、測光値EVZを全体輝度EVA
Vに基づいて所定の演算を行なう(ステップ17−5)。
続いて、ズーム鏡胴の位置検知により焦点距離情報ZAEZ
を入力し(ステップ17−6)、焦点距離情報ZAEZやISO
データを含め測光値EVZを演算する(ステップ17−
7)。次に、露出モードが+1.5EV補正モードか否かを
判断し(ステップ17−8)、“0"の場合は+1.5EV補正
モードを設定していないと判断し、−1.5EV補正モード
か否かを判断し(ステップ17−9)、“0"の場合は−1.
5EV補正モードを設定していないと判断する。フラグTEB
を“0"にセットし(ステップ17-10)、同一撮影画面中
で所定回数を連続的にシャッタの開閉を行ない、ゴルフ
のスイング等を撮影するスイングモードに設定されてい
るか否かの判定で、フラグSWINGの状態を判断し、“0"
の場合はスイングモードを選択していないと判断し(ス
テップ17-11)、続いて多重露光モードはフラグME、連
写モードはフラグDRVと、それぞれのフラグを判断し
(ステップ17-12)、多重露光モード及び連写モードが
設定されていない場合はフラグAEZLを“0"にセットし
(ステップ17-13)、第87図に進む。
第87図で、測距サブルーチンからもとめた測距データ
からFMZを演算し(ステップ18−1)、AEFMを表−9のA
EFMテーブルに基づいてセットする(ステップ18−
2)。
AEFMを、再度焦点距離情報ZFMZやISOデータを含めて
演算する(ステップ18−3)。次に、測光値EVZを検知
し(ステップ18−4)、測距値AEFMを検知し(ステップ
18−5)、バルブ用フラグBLBを“0"にセットし(ステ
ップ18−6)、ズーム位置情報ZZを検知して(ステップ
18−7)、広角側の場合は第88図のA2へ進む。望遠側の
場合はEVZMAX=38とし(ステップ18−8)、フラグTEを
検知して(ステップ18−9)、“0"の場合はフラグTVを
検知して(ステップ18-10)、テレビ撮影モードの場合
はEVZ=48にする(ステップ18-11)。テレビ撮影モード
でない場合はEVZを検知して(ステップ18-12)、EVZがE
VZMAXより小さいと明るいと判断して、第89図のP1へ進
む。EVZがEVZMAXより大き場合には暗いと判断して第90
図のP4へ進む。
第88図では、フラグTVを検知して(19−1)、テレビ
モードの場合にはEVZ=38にして(ステップ19−2)、
以後ステップ19−3,4の処理をして第90図のP2へ進む。
また、テレビモードでない場合にはフラグAFZを検知し
(ステップ19−5)、近距離の場合にはフラグTEを検知
し(ステップ19−6)、“1"の場合にはバルブモードを
セットして(ステップ19−7)、ステップ19−3,4の処
理を行ない第90図のP2へ進む。
ステップ19−5で、遠距離の場合にはステップ19−8
の処理を行ない、フラグTEを検知して(ステップ19−
9)、“1"の場合にはバルブモードをセットして(ステ
ップ19-10)、ステップ19-11,12の処理をして第90図のP
3へ進む。ステップ19−9でフラグTEが“0"の場合に
は、フラグEVZを検知して(ステップ19-13,14)、明る
いと判断されるとステップ19-15の処理を行なって第89
図のP1へ進む。
第89図では、SPRGを“0"にし(ステップ20−1)、ST
Cを“0"にし(ステップ20−2)、ストロボフラグを検
知し(ステップ20−3)、ONの場合には第103図のEVZテ
ーブルからAET1をセットし(ステップ20−4)、同様に
FMTをセットし(ステップ20−5)、ステップ20−6でA
ETを、ステップ20−7でFMTを求める。EVZテーブルでは
AET1〜AET4がEVZによりセットされ、FMTのみAEFMにより
セットされている。
ステップ20−8ではFMTとAETとの関係の判断が行なわ
れ、AMTがAETより以下の場合にはステップ20−9,10の処
理を行ない第91図のA3へ進む。ステップ8で、FMTがAET
より以上の場合には、FMTとAETとを同じにし(ステップ
20-11)、ステップ20−9,10の処理を行ない第91図のA3
へ進む。ステップ12でフラグBLを検知して(ステップ20
-12)、逆光の場合もステップ20−4へ進み同様に処理
される。
ステップ20−3でストロボOFFの場合、またステップ2
0-12で順光の場合には、EVZテーブルよりAET1をセット
し(ステップ20-13)、ステップ20-14,15の処理を行な
い第91図のA3へ進む。
第90図で、P2からはステップ21−1でSPRGに1を、ス
テップ21−2でSTCに1をセットし、またP3からはステ
ップ21−3でSPRGに2を、ステップ21−4でSTCに2を
セットし、さらにP4からはステップ21−5でSPRGに3
を、ステップ21−6でSTCに3をセットする。ステップ2
1−7でEVZとTEBZの関係を判断し、EVZがTEBZより大き
い場合にはTEBを1にし(ステップ21−8)、ストロボ
フラグを検知し(ステップ21−9)、“1"の場合はフラ
グTEBを検知し(ステップ21-10)、“0"の場合はAETを
セットする。ステップ21-10でフラグTEBが“1"の場合で
あり、またステップ21−9でストロボがオートモード
で、フラグTEBを検知し(ステップ21-11)、“1"の場合
にはフラグNIGHTを検知し(ステップ21-12)、EVZをTEB
Zにし(ステップ21-13)、TEBを0にして(ステップ21-
14)、AETをセットする。ステップ21-11でフラグTEBが
“0"の場合には、フラグBLを検知して(ステップ21-1
5)、“1"の場合にはAETをセットする。
AETのセットはフラグSPRGを検知して(21-16)、フラ
グSPRG1〜3に応じてEVZテーブルよりAET2〜AET4をセッ
トし、AETをAET2〜AET4にする。AEFMをEVZMAXと比較し
(ステップ21-17)、AEFMが大きい場合にはステップ21-
18を行ない、フラグBLBを検知し(ステップ21-19)、バ
ルブモードの場合にはステップ21-20,21を行ない第91図
に進み、第92図、第93図のフローが実行されてリターン
する。
ステップ21-17でAEFMがEVZMAXより以下の場合には、E
VZテーブルからFMTをセットし(ステップ21-22)、ステ
ップ21-23,24を行ない、ステップ21-19へ進む。
ステップ21−9で、ストロボOFFの場合には、ステッ
プ21-25〜30を行ない、ステップ21-19へ進む。
ズームスリーブサブルーチン 第94図はズームスリーブサブルーチンを示し、まずZI
テーブルから焦点位置情報ZZとフォーカスレンズ位置情
報FZ、露出補正情報ZAEZを入力し(ステップ22−1)、
前記FZをZID1に置換え(ステップ22−2)、フラグT.O
を“0"にセットする(ステップ22−3)。ズーム鏡胴の
収納状態は、ズームクローズ端検出を行なう端子ZCの状
態を検知して行なわれ(ステップ22−4)、“1"の場合
は未収納状態としてズーム駆動モータMZを逆転させ(ス
テップ22−5)、タイマを5secをセットし、計時を開始
する(ステップ22−6)。タイムオーバーか否かを判断
し(ステップ22−7)、時間内の場合は端子ZCの状態を
検知し(ステップ22−8)、“0"を検知した場合はズー
ム駆動モータMZを停止させる(ステップ2−9)。ステ
ップ22−7で設定した時間を越える場合は、ズーム駆動
モータMZを停止させ(ステップ22-10)、フラグT.Oを
“1"にセットする(22-11)。
ズームウエイクサブルーチン 第95図はズームウエイクサブルーチンを示し、まずZI
テーブルからフォーカスレンズ位置情報FZをZID1に入力
する(ステップ23−1)。次に、フラグT.Oを“0"にセ
ットし(ステップ23−2)、ズーム鏡胴の広角端位置状
態を、ズーム広角端検出を行なう端子ZWの状態を検知し
て(ステップ23−3)、“1"の場合は広角端位置にセッ
トされていない状態としてズーム駆動モータMZを正転さ
せ(ステップ23−4)、タイマを500msecをセットし、
計時を開始する(ステップ23−5)。タイムオーバーか
否かを判断し(ステップ23−6)、時間内の場合は端子
ZWの状態を検知し(ステップ23−7)、“0"を検知した
場合はズーム駆動モータMZを停止させる(ステップ23−
8)。ステップ23−6で設定した時間を越える場合は、
ズーム駆動モータMZを停止させ(ステップ23−9)、ズ
ームスリープサブルーチンを行ない(ステップ23-10)
フラグT.Oを“1"にセットする(23-11)。
この第94図及び第95図でのズーム駆動モータMZを停止
させるフローを、第96図に示す。
第97図はセルフタイマサブルーチンを示しており、こ
のフローの説明は省略する。
テストサブルーチン テストサブルーチンは第98図乃至第101図に示し、テ
ストモードに設定した時に外部表示用液晶に測光情報や
測距情報を表示し、測距結果と測光結果の性能の確認を
行なうものである。第98図で、テストモードに設定され
ている場合は、フラグTESTが“1"の場合、測距結果の測
距情報AFZ、測光結果の測光情報ZZを、MAIN-CPU200から
SUB-CPU201に転送し、SUB-CPU201に転送された情報は液
晶表示器により表示する(ステップ24−1,2)。フラグN
ORMを検知し(ステップ24−3)、“1"の場合には撮影
解像度用モードが行なわれる。フラグINFを検知して
(ステップ24−4)、“1"の場合は第99図の24へ進み、
測光テストが行なわれる。フラグNIGHTを検知して(ス
テップ24−5)、“1"の場合は第99図の25へ進み、バッ
テリチェック及び温度検出テストが行なわれ、“0"の場
合は第100図の26へ進み、ピント検出テストが行なわれ
る。
[SUB-CPUルーチン] 第104図で、MAIN-CPUルーチンで説明したように入出
力端子をセットし(ステップ1−1)、RAMをクリアし
(ステップ1−2)、外部LCD及びファインダ内LCDを全
点灯する(ステップ1−3)。端子LIVEを検知して(ス
テップ1−4)、OFFの場合はレリーズマークを点滅し
(ステップ1−5)、端子S1Lを検知し(ステップ1−
6)、レリーズ第1信号がONの場合には第120図に示す
表示Aが行なわれる(ステップ1−7)。表示Aはフィ
ルムカウンタとフィルム状態を表示し、フィルム状態表
示はフラグCにより行ない、フラグCが“0"のときは必
ず消灯する。
再度、端子S1Lを検知し(ステップ1−8)、レリー
ズ第1信号がOFFの場合はSUB-CPU201からMAIN-CPU200へ
転送準備を行ない(ステップ1−9)、イニシャル転送
を行ない(ステップ1−10)、端子TEST1を検知し(ス
テップ1−11)、端子TEST1が“0"の場合は(TEST)を
“1"にして(ステップ1−12)、端子TEST1が“1"の場
合は(TEST)を“0"にして(ステップ1−13)、第110
図へ進む。
第110図では表示Aを行ない(ステップ6−1)、端
子PHMを1にし(ステップ6−2)、各フラグをクリア
し(ステップ6−3)、端子LIVEを検知して(ステップ
6−4)、Lレベルの場合はフラグMEERRを検知し(ス
テップ6−5)、MEERRが“1"の場合にはフラグMEERRを
“0"にして6Bへ進み、MEERRが“0"の場合は第105図へ進
む。
ステップ6−4で、端子LIVEがHレベルの場合は端子
SSTを検知し(ステップ6−7)、Lレベルの場合はMAI
N-CPU200からSUB-CPU201へ情報が転送され、その情報に
基づいて各フラグがセットされる(ステップ6−8)。
フラグCHGを検知し(ステップ6−9)、“1"でフィル
ムチャージされている場合はフラグCを検知し(ステッ
プ6−10)、フラグCが“0"でない場合チャージ処理を
行なう(ステップ6−11)。(ステップ6−9)でフラ
グCHGが“0"の場合は、フラグREWSTを検知し(ステップ
6−12)、“1"の場合は第106図の2Aへ進み、“0"の場
合にはフラグERRを検知し(ステップ6−13)、“1"の
場合はエラー処理を行ない、“0"の場合はフラグCFを検
知し(ステップ6−14)、“1"の場合はカウンタ表示処
理を行なう(ステップ6−15)。
ステップ6−14で、フラグCFが“0"の場合は、フラグ
LCDFを検知し(ステップ6−16)、“1"の場合はBC、A
E、AF等のLCD表示処理を行ない(ステップ6−17)、
“0"の場合はフラグMVFを検知し(ステップ6−18)、
“1"の場合はMV表示処理を行なう(ステップ6−19)。
ステップ6−18で、フラグMVFが“0"の場合はフラグS
WERRを検知し(ステップ6−20)、エラーの場合にはエ
ラー処理を行ない(ステップ6−21)、端子MAINLを検
知し(ステップ6−22)、メインスイッチをOFFにする
と、フラグSWERRを“0"にして(ステップ6−23)、第1
05図へ進む。
第105図では、端子PHMをHレベルにして(ステップ0
−1)、端子MAINLを検知し(ステップ0−2)、メイ
ンスイッチがOFFの場合はモードリセットを行ない(ス
テップ0−3)、フラグNBCを“0"にして(ステップ0
−4)、再び端子PHMをHレベルにして(ステップ0−
5)、端子LIVEのON,OFFを検知して(ステップ0−
6)、ONの場合は第110図へ進み、OFFの場合はフラグSL
WKを検知して(ステップ0−7)、ウエイクの場合はフ
ラグSWERRを検知して(ステップ0−8)、エラーでな
い場合はスリープ処理を行ない(ステップ0−8)、ス
テップ0−5へ進む。ステップ0−8でエラーの場合に
はSWERRを“0"にして(ステップ0−10)、SUB-CPU201
がSTOPモードから割り込み復帰するレベルを端子SBの現
在の状態の逆に設定し(ステップ0−11)、端子MAINL
の割り込み復帰レベルを“0"にし(ステップ0−12)、
端子S1L,MVL,ZML,MREWの割り込み復帰レベルを“0"にし
(ステップ0−13)、STOPモードを実行し(ステップ0
−14)、設定した割り込み復帰レベルを検知して(ステ
ップ0−15)、割り込み復帰レベルになった場合、SUB-
CPU201のSTOPモード状態を解除し、ステップ0−1へ進
む。
ステップ0−7で、スリープの場合は端子MREWを検知
して(ステップ0−16)、ONの場合には第106図へ進
み、OFFの場合にはフラグCを検知して(ステップ0−1
7)、“0"の場合には端子SBを検知して(ステップ0−1
8)、裏蓋が開いている場合にはフラグALを“1"にする
(ステップ0−19)。裏蓋が閉じている場合にはフラグ
ALを検知して(ステップ0−20)、ステップ0−21〜25
でバッテリチェックを行ない、フラグBCを検出して(ス
テップ0−26)、バッテリが所定電圧以下の場合にはフ
ラグALを0にして(ステップ0−27)、ステップ0−11
へ進み、バッテリが所定電圧以上の場合には第107図へ
進む。
ステップ0−2で端子MAINLがLレベルの場合には、
端子LIVEを検知し(ステップ0−28)、ONの場合には第
110図へ進み、OFFの場合には端子MREWを検知して(ステ
ップ0−29)、ONの場合には第106図へ進み、OFFの場合
にはフラグNBCを検知し(ステップ0−30)、“0"の場
合にはNBCに“1"をセットして(ステップ0−31)、例
えば周辺機器の作動していない軽負荷状態でバッテリチ
ェックと、その情報の転送を行ない(ステップ0−3
2)、フラグBCを検知して(ステップ0−33)、バッテ
リが所定電圧以下の場合にはLCD全消灯し(ステップ0
−34)、バッテリが所定電圧以上の場合にはフラグCを
検知して(ステップ0−35)、“0"でない場合にはフラ
グSLWKを検知し(ステップ0−36)、スリープの場合に
は第108図へ進む。
このように、メインスイッチの入力により軽負荷のバ
ッテリチェックを行なう第1のバッテリチェック手段を
構成しており、第1のバッテリチェック手段でのバッテ
リチェックで、例えば周辺機器の作動していない軽負荷
状態で、バッテリチェックを行なうため周辺の機器の作
動している重負荷状態でのバッテリチェックでの急激な
バッテリ電圧低下による電子制御装置の誤動作や暴走を
防止できるバッテリ電圧レベルにあるか事前に検出でき
る。このため、バッテリチェックで電子制御装置の誤動
作や暴走を防止することができる。
ステップ0−36で、ウエイクの場合には端子S1Lを検
知し(ステップ0−37)、レリーズ第1信号が入力され
ている場合には第109図へ進み、入力されていない場合
には端子ZMLを検出し(ステップ0−38)、ズーム操作
信号が入力されている場合には第115図へ進む。ズーム
操作信号が入力されていない場合には端子MVLを検知し
て(ステップ0−39)、MV操作信号が入力されている場
合には第116図へ進み、MV操作信号が入力されていない
場合にはステップ40,41でKey処理を行ない、端子S1Lを
検知して(ステップ0−42)、レリーズ第1信号が入力
されている場合には第109図へ進み、レリーズ第1信号
が入力されていない場合には第110図へ進む。
また、ステップ0−35で、フラグCが“0"の場合には
端子SBを検知して(0−43)、裏蓋が開状態の場合には
フラグALを1にして(ステップ0−44)、ステップ0−
36へ進み、閉状態の場合にはフラグALを検知して(ステ
ップ0−45)、オートロードでない場合はステップ0−
36へ進み、オートロードの場合には第107図へ進む。
第106図では、転送準備を行ない(ステップ2−
1)、SUB-CPU201からMAIN-CPU200へREW転送を行ない
(ステップ2−2)、カウンタ−1転送を行ない(ステ
ップ2−3)、モードリセットを行なう(ステップ2−
4)。端子PHMをHレベルにして(ステップ2−5)、
各フラグをクリアにする(ステップ2−6)。リワイン
ド中の表示を行ない(ステップ2−7)、端子LIVEを検
知し(ステップ2−8)、MAIN-CPU電源モニタOFFの場
合フラグREWERRを1にし(ステップ2−9)、ステップ
2−8でMAIN-CPU電源モニタONの場合には端子SSTを検
知し(ステップ2−10)、SSTが有の場合にはMAIN-CPU2
00からSUB-CPU201へカウンタ転送が行なわれ(ステップ
2−11)、フラグCFを検知し(ステップ2−12)、“1"
の場合にはカウンタ処理して(ステツプ2−13)、ステ
ップ2−7へ進み、“0"の場合はAタイマに10secセッ
トしてスタートし(ステップ2−14)、第121図に示す
表示Bを行なう(ステップ2−15)。表示BではALエラ
ー表示、裏蓋開表示、REWエラー表示等である。
端子SBを検知し(ステップ2−16)、裏蓋が開いてい
る場合にはフラグALを1にし(ステップ2−17)、フラ
グCを0にし(ステップ2−18)、フラグを全クリアし
て(ステップ2−19)、フラグERRを検知し(ステップ
2−20)、エラーの場合はステップ2−30へ進み、エラ
ーでない場合には第105図へ進む。
ステップ2−16で裏蓋が閉じている場合には端子LIVE
を検知し(ステップ2−21)、MAIN-CPU電源モニタOFF
の場合フラグREWERRを検知し(ステップ2−22)、エラ
ーの場合には端子S1Lを検知し(ステップ2−23)、レ
リーズ第1信号がONの場合はステップ2−1へ進み、再
びリワインド処理される。
ステップ2−22で、エラーでない場合にはフラグCを
0にして(ステップ2−24)、端子MREWを検知し(ステ
ップ2−25)、ONの場合はステップ2−1へ進み、OFF
の場合は端子MAINLを検知し(ステップ2−26)、メイ
ンスイッチがONの場合にはAタイマがタイムオーバーす
るまでステップ2−15へ進み、タイムオーバーしたらス
テップ2−30へ進む。
端子MAINL,SBの割り込み復帰レベルを設定し(ステッ
プ2−30)、端子S1L,MVL,ZML,MREWの割り込み復帰レベ
ルを“0"にし(ステップ2−31)、STOPモードを実行し
(ステップ2−32)、設定した割り込み復帰を検知して
(ステップ2−33)、割り込み復帰レベルになった場
合、SUB-CPU201のSTOPモード状態を解除しステップ2−
14へ進む。
第107図では、転送準備を行ない(ステップ3−
1)、SUB-CPU201からMAIN-CPU200へAL転送を行ない
(ステップ3−2)、各フラグをクリアにし(ステップ
3−3)、BC転送を行なう(ステップ3−4)。フラグ
BCを検知して(ステップ3−5)、バッテリが所定電圧
以下の場合には第105図へ進み、これが第2のバッテリ
チェック手段を構成しており、バッテリが所定電圧以上
の場合には端子PHMをHレベルにして(ステップ3−
6)、50msecを設定して(3−7)、NONALでオートロ
ード中に表示を行なわせない。
第2のバッテリチェック手段は、軽負荷のバッテリチ
ェックの後、周辺機器の駆動により重負荷のバッテリチ
ェックを行ない、この第2のバッテリチェック手段は、
シャッタ羽根を閉方向へ駆動する通電を行なう重負荷の
バッテリチェックを行なうように構成される。このよう
に、第1のバッテリチェック手段で軽負荷のバッテリチ
ェックを行ない、その後、第2のバッテリチェック手段
で重負荷のバッテリチェックを行なうから、第1のバッ
テリチェック手段でのバッテリチェックで、バッテリに
よる電源電圧が所定以下に低下すると、電子制御装置の
作動を停止することができ、バッテリチェックで電子制
御装置が誤動作や暴走することを防止することができ
る。
また、第2のバッテリチェック手段を、シャッタ羽根
を閉方向へ駆動する通電を行なう重負荷のバッテリチェ
ックを行なうように構成されるから、このバッテリチェ
ックでカメラが作動することがないと共に、一定の電流
を流すことができ、電源電圧を簡単かつ正確に検出する
ことができる。
端子LIVEを検知し(3−8)、MAIN-CPU電源モニタOF
Fの場合フラグALERRを1にし(ステップ3−9)、オー
トロードミス表示をセットして、第106図の2Bへ進み、
ステップ3−8でMAIN-CPU電源モニタONの場合には端子
SSTを検知し(ステップ3−11)、SSTが無の場合にはオ
ートロード中の表示を行ない(ステップ3−12)、ステ
ップ3−8へ進み、SSTが有の場合にはMAIN-CPU200から
SUB-CPU201へシリアル転送(AL終了もしくはNONAL転送
もしくはALエラー転送)が行なわれる(ステップ3−1
3)。フラグALERRを検知して(ステップ3−14)、オー
トロードエラーの場合はステップ3−10へ進み、エラー
でない場合にはフラグALENDを検知し(ステップ3−1
5)、オートロードが正常に終了するとフラグCを1に
し(ステップ3−16)、オートロード正常終了の表示を
行ない(ステップ3−17)、ステップ3−15でフィルム
がない場合にはオートロードを行なわないことを表示す
る(ステップ3−18)。
第108図では、フラグクリア(SWERRとSWEND)を行な
い(ステップ4−1)、転送準備を行ない(ステップ4
−2)、フラグSLWKを検知して(ステップ4−3)、ス
リーブ(メインスイッチオフの状態)の場合はWAKE転送
を行ない(ステップ4−4)、BC転送を行なう(ステッ
プ4−5)。フラグBCを検知して(ステップ4−6)、
この第2のバッテリチェック手段でバッテリが所定電圧
以下の場合には第105図へ進み、バッテリが所定電圧以
上の場合には端子PHMをHレベルにする(ステップ4−
7)。また、ステップ4−3でウエイク(メインスイッ
チオンの状態)の場合にはSLEEP転送を行ない(ステッ
プ4−8)、ステップ4−7へ進む。端子LIVEを検知し
(4−9)、MAIN-CPU電源モニタOFFの場合フラグSLWK
を検知し(ステップ4−10)、ウエイクミスの場合は第
110図の6Bへ進み、スリープミスの場合はエラー処理し
て(ステップ4−11)、リターンする。ステップ4−9
でMAIN-CPU電源モニタONの場合には端子SSTを検知し
(ステップ4−12)、SSTが無の場合にはステップ4−
9へ進み、SSTが有の場合にはMAIN-CPU200からSUB-CPU2
01へSW終了転送もしくはSWエラー転送が行なわれる(ス
テップ4−13)。フラグSWERRを検知して(ステップ4
−14)、エラーの場合はステップ4−10へ進み、エラー
でない場合にはフラグSLWKを検知し(ステップ4−1
5)、スリープ処理終了の場合はフラグSLWKを0にし、
スリープセットし(ステップ4−16)、ファインダ内表
示を消灯して(ステップ4−17)、リターンする。ステ
ップ4−15でウエイク処理終了の場合にはフラグSLWKを
1にし、ウエイクセットし(ステップ4−18)、第12図
の表示Iを行ない(ステップ4−19)、この表示Iはム
ービングターゲット、パララックス補正の初期化を行な
っており、第105図へ進む。
第109図では、転送準備を行ない(ステップ5−
1)、フラグTESTを検知して(ステップ5−2)、“1"
の場合には第117図へ進み、“0"の場合にはS1転送を行
ない(ステップ5−3)、端子PHMをHレベルにし(ス
テップ5−4)、BC転送を行なう(ステップ5−5)。
フラフBCを検知して(ステップ5−6)、この第2のバ
ッテリチェック手段で、バッテリが所定電圧以下の場合
にはステップ5−32へ進み、バッテリが所定電圧以上の
場合には、ステップ5−7〜10でセット転送を行ない、
フラグBCを検知して(ステップ5−11)、再度フラグBC
を検知して、所定電圧以下の場合にはフラグFUNCを検知
して(ステップ5−12)、ファンクションのインターバ
ルモードの場合はステップ5−35へ進み、それ以外のモ
ードはステップ5−13へ進む。所定のバッテリ電圧以上
の場合には表示Aを行なう(ステップ5−13)。
端子LIVEを検知し(5−14)、MAIN-CPU電源モニタOF
Fの場合はステップ5−35へ進み、ステップ5−14でMAI
N-CPU電源モニタONの場合には端子SSTを検知し(ステッ
プ5−15)、SSTが無の場合にはステップ5−13へ進
み、SSTが有の場合にはAE,AF,PRINT,ERR,MEWORK,MV,パ
ラ,TESTD,SWERRの転送が行なわれ(ステップ5−16)、
エラージャッジを行ない(ステップ5−17)、フラグST
を検知して(ステップ5−18)、“1"の場合は第110図
の6Aへ進む。フラグSTが“0"の場合はフラグPRINTを検
知して(ステップ5−19)、“0"の場合はフラグMEWORK
を検知して(ステップ5−20)、“1"の場合は第111図
へ進み、“0"の場合はフラグTESTDを検知して(ステッ
プ5−21)、“0"の場合はステップ5−13へ進み、“1"
の場合にはTEST転送を行ない(ステップ5−22)、フラ
グTESTDを“0"にしてステップ5−13へ進む。
ステップ5−19で“1"の場合にはフラグDRVを検知し
(ステップ5−24)、“0"または“1"の場合は単写、連
写でステップ5−38へ進み、“2"はセルフ1でタイマ10
secセットし(ステップ5−25)、“3"はセルフ2でタ
イマ3secセットし(ステップ5−26)、これらのセット
が行なわれると、フラグPRINTを0にして(ステップ5
−27)、タイマ処理を行ない(ステップ5−28)、表示
処理(ステップ5−29)を行なう。
端子LIVEを検知し(5−30)、MAIN-CPU電源モニタOF
Fの場合はセルフキャンセル表示を行ない(ステップ5
−31)、フラグMECNTを検知して(ステップ5−32)、
“0"の場合は第110図へ進み、“1"の場合は端子LIVEを
検知し(ステップ5−33)、MAIN-CPU電源モニタOFFの
場合は第111図へ進む。スイッチ5−30でMAIN-CPU電源
モニタONの場合には端子SSTを検知し(ステップ5−3
4)、SSTが無の場合にはステップ5−28へ進み、SSTが
有の場合には転送が行なわれ(ステップ5−35)、フラ
グPRINTを検知し(ステップ5−36)、“0"の場合には
ステップ5−31へ進み、“1"の場合はファンクション表
示を行なう(ステップ5−37)。
ステップ38〜42でフラグFUNCを検知し、“0〜5,7,8,
9"の場合は第110図へ進み、“10"の場合は第111図へ進
み、“11"の場合は第114図へ進み、“12"の場合には第1
13図へ進み、“6"の場合は第111図へ進み、これらでな
い場合にはフラグMECNTを検知して(ステップ5−4
3)、“0"の場合には第105図へ進み、“1"の場合には第
111図へ進む。
第111図では、端子LIVEを検知し(7−1)、MAIN-CP
U電源モニタONの場合はフラグSSTを検知し(ステップ7
−2)、“0"の場合には転送が行なわれ(ステップ7−
3)、エラージャッジを行ない(ステップ7−4)、フ
ラグSTを検知し(ステップ7−5)、“1"の場合はフラ
グSWERRを検知し(ステップ7−6)、“0"の場合は第1
10図へ進み、“1"の場合はステップ7−28へ進む。ステ
ップ7−4のエラージャッジのルーチンを第112図に示
す。
ステップ7−5で“0"の場合はフラグREWSTを検知し
て(ステップ7−7)、“1"の場合には第113図へ進
み、“0"の場合には表示Bを行ない(ステップ7−
8)、ステップ7−1へ進む。
ステップ7−1でMAIN-CPU電源モニタOFFの場合には
フラグDRVを検知し(ステップ7−9)、“1"の連写及
びスイングモードSWINGの場合はME再セットし(ステッ
プ7−10)、第105図へ進み、“1"でない場合にはフラ
グSWINGを検知する(ステップ7−11)。ステップ7−1
1で、“1"の場合にはステップ7−10へ進み、“0"の場
合にはステップ7−12,13の処理を行ない、ME表示処理
を行なう(ステップ7−14)。
フラグKを検知して(ステップ7−15)、“0"の場合
はME再セットを行ない(ステップ7−16)、ステップ7
−31へ進み、“0"でない場合は端子MAINLを検知し(ス
テップ7−17)、Hレベルの場合はステップ7−30へ進
み、Lレベルの場合は端子S1Lを検知し(ステップ7−1
8)、Hレベルの場合は端子ZMLを検知し(ステップ7−
19)、Hレベルの場合は端子MVLを検知し(ステップ7
−20)、Hレベルの場合はステップ21,22の処理を行な
いステップ7−15へ進む。ステップ18〜20でLレベルの
場合は第109図へ進む。
ステップ7−23でフラグPRINT,MVF,SWERRをクリアし
て、端子LIVEを検知し(ステップ7−24)、MAIN-CPU電
源モニタOFFの場合はステップ7−15へ進み、ONの場合
はフラグSSTを検知し(ステップ7−25)、“1"の場合
はステップ7−24へ進み、“0"の場合は転送が行なわれ
る(ステップ7−26)。端子MVFを検知し(ステップ7
−27)、“1"の場合はMV表示処理を行ない(ステップ7
−28)、ステップ7−24へ進み、“0"の場合はSWERRを
検知して(ステップ7−29)、“0"の場合はステップ7
−24へ進み、“1"のエラーの場合はMEを解除して(ステ
ップ7−30)、端子LIVEを検知し(ステップ7−31)、
MAIN-CPU電源モニタOFFの場合はフラグMECNTを0、フラ
グMEENDを1にし(ステップ7−32)、転送準備、フォ
ロー転送、セット転送フラグPHMを1にするセットを行
ない(ステップ7−33)、フラグSWERRを検知して(ス
テップ7−34)、フラグMEERRを1にし(ステップ7−3
5)、第110図へ進む。
第113図では、フラグMVF,PRINT,CHG,REWST,CF,INTVCN
T,LCDFをクリアし(ステップ8−1)、インターバル表
示を行ない(ステップ8−2)、端子LIVEを検知し(8
−3)、MAIN-CPU電源モニタOFFの場合はFUNC解除し
(ステップ8−4)、ステップ8−17へ進み、ステップ
8−3でMAIN-CPU電源モニタONの場合には端子SSTを検
知し(ステップ8−5)、SSTが無の場合にはステップ
8−2へ進み、SSTが有の場合には転送が行なわれ(ス
テップ8−6)、エラージャッジを行ない(ステップ8
−7)、フラグSTを検知し(ステップ8−8)、“1"の
場合は第110図へ進み、“0"の場合はフラグCHGを検知し
(ステップ8−9)、“1"の場合はフィルムチャージの
CHG処理を行ない(ステップ8−10)、ステップ8−1
へ進み、“0"の場合はフラグREWSTを検知する(ステッ
プ8−11)。このステップ8−11で、“1"の場合はFUNC
解除を行ない(ステップ8−12)、第106図へ進み、
“0"の場合はフラグCFを検知し(ステップ8−13)、
“0"の場合はステップ8−2へ進み、“1"の場合はKを
K−1にして(ステップ8−14)、Kを検知し(ステッ
プ8−15)、“0"の場合はインターバル再セットを行な
い(ステップ8−16)、ファインダ内のAF表示、AE表示
をクリアして(ステップ8−17)、フラグCFを0にして
(ステップ8−18)、第110図へ進む。
ステップ8−15でKが“0"でない場合にはタイマセッ
トを行ない(ステップ8−19)、端子MAINを検知して
(ステップ8−20)、“1"でメインスイッチOFFの場合
にはステップ8−4へ進み、“0"でメインスイッチONの
場合はタイマ処理して(ステップ8−21)、インターバ
ル表示処理を行ない(ステップ8−22)、フラグINTVCN
Tを検知し(ステップ8−23)、“1"の場合はステップ
8−24でタイマの判断を行ない、設定時間以下の場合に
はステップ8−1へ進み、以上の場合にはステップ8−
20へ進む。
ステップ8−23で、フラグINTVCNTが“0"の場合に
は、端子LIVEを検知し(8−25)、MAIN-CPU電源モニタ
OFFの場合はステップ8−26でタイマの判断を行ない、
設定時間以下の場合にはフラグINTVCNTを1にし(ステ
ップ8−27)、ステップ8−28〜31でセットを行ない、
ステップ8−20へ進む。
第114図では、ステップ9−1〜3のTE転送を行な
い、このTE転送では正常時はPRINT転送を受信してお
り、タイマをスタートさせ(ステップ9−4)、再度ス
テップ9−5〜7でTE転送を行なう。ついで、ステップ
8,9の処理を行ない、タイマ処理(ステップ9−10)、T
E表示処理(ステップ9−11)を行ない、端子LIVEを検
知し(ステップ9−12)、MAIN-CPU電源モニタOFFの場
合はステップ9−13で端子MAINを検知し(ステップ9−
13)、ステップ9−14でタイムオーバーすると、ステッ
プ15〜18の処理を行ない第110図へ進む。
第115図では、転送準備(ステップ10−1)、ズーム
転送(ステップ10−2)、BC転送(ステップ10−3)を
行ない、第110図へ進む。
第116図では、転送準備(ステップ11−1)、MV転送
(ステップ11−2)、BC転送(ステップ10−3)を行な
い、第110図へ進む。
第117図では、TEST転送(ステップ12−1)、ファン
クション転送(ステップ12−2)、フラグNORMを検知し
(ステップ12−3)、“0"の場合にステップ12−4〜7
の処理を行なって第110図へ進む。これにより、第123図
に示すテストデータ表示1,2が行なわれる。
転送準備サブルーチン 転送準備は第118図に示すように、端子RSTOをLレベ
ルにし(ステップ1−1)、端子PHMをLレベルにし
(ステップ1−2)、ステップ1−3,4で直読みを行な
い、端子RSTOをHレベルにして(ステップ1−5)、リ
ターンする。
エラーサブルーチン エラー表示は第119図に示すように、タイマ5secをセ
ットしてスタートさせ(ステップ2−1)、タイマの設
定時間エラー表示し(ステップ2−2,3)、端子LIVEを
検知して(ステップ2−4)、OFFの場合はエラー表示
を解除する(ステップ2−5)。ついで、転送準備を行
ない(ステップ2−6)、スリープ転送を行ない(ステ
ップ2−7)、端子PHMをHレベルにして(ステップ2
−8)、ステップ2−9〜11で転送を行ない、ステップ
2−9で端子LIVEがLレベルの場合にはスリープ状態に
セットして(ステップ2−12)、リターンする。
[発明の効果] 前記のように、この発明では、輝度情報をコンデンサ
の電圧が所定値になるまでのタイマのループ回数に置換
する手段と、このループ回数が基準ループ回数と合うよ
うに書換可能な記憶手段の予め記憶されたデータから補
正値を選択し前記タイマのループ時間を変える手段とを
備えるから、測光ICの外付抵抗やコンデンサ等の回路素
子のバラツキで、測光特性のバラツキが生じても、タイ
マのループ時間を変えることで、簡単に測光特性を調整
することができ、自動化にも容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第1図はカメラの正面図、第2図は同カメラの背面
図、第3図は同じく平面図、第4図は同じく左側面図、
第5図は同じく右側面図、第6図はファインダ内表示を
示す図、第7図は液晶表示を示す拡大図、第8図は撮影
レンズ鏡胴部の断面図、第9図は撮影レンズ鏡胴部の一
部を破断した側面図、第10図は撮影レンズを駆動する機
構の断面図、第11図は第8図のXI-XI断面図、第12図は
第8図のXII-XII断面図、第13図はシャッタ羽根制御の
信号検出手段を示す図、第14図はレンズ移動カーブを示
す図、第15図はズームフォーカス原理図、第16図はピン
ト位置補正原理図、第17図はズーム位置制御のためのエ
ンコーダを示す図、第18図はズームスイッチタイミング
チャート、第19図(a)〜(d)はズーミング動作のタ
イミングチャート、第20図(a),(b)は第19図
(b),(d)のオートズームモードにおけるレンズの
移動を示す図、第21図はフォーカシング駆動シーケンス
を示す図、第22図はシャッタ羽根の構造を示す断面図、
第23図はAEプログラム線図、第24図(a)〜(d)は露
光量自動補正原理図、第25図は露光量の補正を詳細に示
す図、第26図(a)〜(f)はシャッタ羽根の作動状態
を示す図、第27図(a)〜(d)はシャッタ駆動シーケ
ンズを示す図、第28図(a)は通電時間テーブルを示す
図、第28図(b)は制動時間テーブルを示す図、第29図
はシャッタ羽根の開口特性を示す図、第30図(a)〜
(c)はシャッタ羽根の停止制御を示す図、第31図は測
距測光装置の平面図、第32図は測距測光装置のA−A′
断面図、第33図は第31図及び第32図に示す測距装置から
ムービングターゲット情報を得る概略図、第34図(1)
〜(3)はファインダ内を示す図、第35図は測距方向を
可変することによる測距情報を補正する構造を示す図、
第36図は測光のタイミングチャート、第37図はアベレー
ジ測光特性を示す図、第38図はアベレージ測光時間AVT
とタイマTのループ回数の関係を示す図、第39図はEVAV
とタイマTのループ回数の関係を示す図、第40図はこの
発明が適用されるカメラの概略回路ブロック図、第41図
はMAIN-CPUとSUB-CPUとの転送インターフェース、第42
図はMAIN-CPUからSUB-CPUへの転送タイミングチャー
ト、第43図はSUB-CPUからMAIN-CPUへの転送タイミング
チャート、第44図はMAIN-CPUメインルーチンを示す図、
第45図はMAIN-CPUメインルーチンを示す図、第46図はMA
IN-CPUオートロードメインルーチンを示す図、第47図は
MAIN-CPUウェイクメインルーチンを示す図、第48図はMA
IN-CPUズームメインルーチンを示す図、第49図はMAIN-C
PUズーム駆動モータを停止するサブルーチンを示す図、
第50図はMAIN-CPU巻戻しメインルーチンを示す図、第51
図はMAIN-CPUバッテリチェックメインルーチンを示す
図、第52図はMAIN-CPUムービングターゲットメインルー
チンを示す図、第53図はMAIN-CPUSIONメインルーチンを
示す図、第54図はMAIN-CPUSIONメインルーチンを示す
図、第55図はMAIN-CPUSIONメインルーチンを示す図、第
56図はMAIN-CPUストロボ充電ルーチンを示す図、第57図
はMAIN-CPU撮影ルーチンを示す図、第58図はMAIN-CPU撮
影ルーチンを示す図、第59図はMAIN-CPU撮影ルーチンを
示す図、第60図はMAIN-CPU撮影ルーチンを示す図、第61
図はMAIN-CPUメインルーチンを示す図、第62図はMAIN-C
PU撮影ルーチンを示す図、第63図はMAIN-CPU撮影ルーチ
ンを示す図、第64図はMAIN-CPU撮影ルーチンを示す図、
第65図はMAIN-CPU撮影ルーチンを示す図、第66図はMAIN
-CPU撮影ルーチンを示す図、第67図はMAIN-CPU撮影ルー
チンを示す図、第68図はMAIN-CPU撮影ルーチンを示す
図、第69図はMAIN-CPUDX情報入力サブルーチンを示す
図、第70図はDXコードテーブルを示す図、第71図はMAIN
-CPUバッテリチェックサブルーチンを示す図、第72図は
バッテリチェックテーブルを示す図、第73図はMAIN-CPU
ムービングターゲット位置検出サブルーチンを示す図、
第74図はMAIN-CPU測光サブルーチンを示す図、第75図は
MAIN-CPUフォーカシングサブルーチンを示す図、第76図
はMAIN-CPUフォーカシングサブルーチンを示す図、第77
図はMAIN-CPUフォーカシングサブルーチンを示す図、第
78図はMAIN-CPUフォーカシングチャージサブルーチンを
示す図、第79図はMAIN-CPUフォーカシングスリープサブ
ルーチンを示す図、第80図はMAIN-CPULDP1イベントカウ
ンタサブルーチンを示す図、第81図はMAIN-CPULDP2イベ
ントカウンタサブルーチンを示す図、第82図は測距動作
のタイミングチャート、第83図はMAIN-CPU測距サブルー
チンを示す図、第84図はMAIN-CPUシャッタ駆動サブルー
チンを示す図、第85図はMAIN-CPUシャッタ駆動サブルー
チンを示す図、第86図はMAIN-CPU露出演算サブルーチン
を示す図、第87図はMAIN-CPU露出演算サブルーチンを示
す図、第88図はMAIN-CPU露出演算サブルーチンを示す
図、第89図はMAIN-CPU露出演算サブルーチンを示す図、
第90図はMAIN-CPU露出演算サブルーチンを示す図、第91
図はMAIN-CPU露出演算サブルーチンを示す図、第92図は
MAIN-CPU露出演算サブルーチンを示す図、第93図はMAIN
-CPU露出演算サブルーチンを示す図、第94図はMAIN-CPU
ズームスリープサブルーチンを示す図、第95図はMAIN-C
PUズームウエイクサブルーチンを示す図、第96図はMAIN
-CPUズーム駆動モータを停止させるフローを示す図、第
97図はMAIN-CPUセルフタイマサブルーチンを示す図、第
98図はMAIN-CPUテストサブルーチンを示す図、第99図は
MAIN-CPUテストサブルーチンを示す図、第100図はMAIN-
CPUテストサブルーチンを示す図、第101図はMAIN-CPUテ
ストサブルーチンを示す図、第102図は温度データテー
ブルを示す図、第103図はEVZテーブルを示す図、第104
図はSUB-CPUルーチンを示す図、第105図はSUB-CPUルー
チンを示す図、第106図はSUB-CPUルーチンを示す図、第
107図はSUB-CPUルーチンを示す図、第108図はSUB-CPUル
ーチンを示す図、第109図はSUB-CPUルーチンを示す図、
第110図はSUB-CPUルーチンを示す図、第111図はSUB-CPU
ルーチンを示す図、第112図はSUB-CPUルーチンを示す
図、第113図はSUB-CPUルーチンを示す図、第114図はSUB
-CPUルーチンを示す図、第115図はSUB-CPUルーチンを示
す図、第116図はSUB-CPUルーチンを示す図、第117図はS
UB-CPUルーチンを示す図、第118図はSUB-CPUルーチンを
示す図、第119図はSUB-CPUルーチンを示す図、第120図
は液晶の表示状態の拡大図、第121図は液晶の表示状態
の拡大図、第122図はファインダ内の表示状態を示す
図、第123図は液晶の表示状態の拡大図である。 図中符号2はレンズ鏡胴、3はファインダ、8はメイン
スイッチ、9はレリーズボタン、13は操作ボタン、15は
LED表示部、16は測光部、21はムービングターゲットマ
ーク、40は固定鏡胴、42はフロント摺動枠、43は可動鏡
胴、45はリヤ摺動枠、46は第1変倍レンズ群、49は第1
−3変倍レンズ系、49aは第3変倍レンズ群、49bは第1
変倍レンズ群、51はシャッタ羽根、55は第2変倍レンズ
群、69はフォーカシングモータ、77,83,102はフォトイ
ンタラプタ、87はシャッタ駆動モータ、99はズーム駆動
モータ、200はMAIN-CPU、201はSUB-CPU、204はEEPROM、
205は測距IC、213は第1のモータ制御IC、214は第2の
モータ制御IC、215は測光IC、300は摺動抵抗パターン、
301は第1パターン、302は第2パターン、303は第3パ
ターン、304は第4パターン、310は摺動接片、311は第
1接片、312は第2接片、313は第3接片、314は第4接
片、501は測距投光部、502は測距受光部、503は測光
部、512はムービングターゲットレバー513,514は送り
爪、517,518は固定爪である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測光して輝度情報を得る輝度検出手段と、
    前記輝度情報をコンデンサの電圧が所定値になるまでの
    タイマのループ回数に置換する手段と、前記ループ回数
    が基準ループ回数と合うように、記憶手段に予め記憶さ
    れたデータから補正値を選択して前記タイマのループ時
    間を変える手段とを備えることを特徴とするカメラの測
    光装置。
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