JP2978340B2 - ロボット装置及び物品の組立方法及び複数部品と組立装置の配置方法 - Google Patents

ロボット装置及び物品の組立方法及び複数部品と組立装置の配置方法

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JP2978340B2 JP4264432A JP26443292A JP2978340B2 JP 2978340 B2 JP2978340 B2 JP 2978340B2 JP 4264432 A JP4264432 A JP 4264432A JP 26443292 A JP26443292 A JP 26443292A JP 2978340 B2 JP2978340 B2 JP 2978340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のパレットから複
数種類の部品を把持し、所定の製品を組み立てるための
ロボット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の部品を組み合わせて1つの製品を
組み立てるためのロボットとしては、従来より、門型の
xy直交ロボットや円筒座標型ロボット等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、一般的に、1つのハンドにより複数
種類の部品のピックアップと製品の組み立てとを行って
いるため、ハンドは、部品が配置されている複数種類の
パレットや組立治具等が置かれている全てのエリアをカ
バーする様に動けることが必要であった。そのため、ハ
ンドの移動ストロークが大きくなり、ロボットが大型
化、高コスト化するという問題点があった。
【0004】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、複数の部
品を組み合わせて1つの製品を組み立てる場合に使用さ
れるロボット装置の小型化、低コスト化を図ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のロボット装置は、基台
と、該基台に対して所定の回転軸を中心に回転可能に支
持された回転体と、該回転体上に、前記回転軸を中心と
する円周の接線に沿う方向に延出した状態で配置された
ところの複数のアームであって、前記回転軸から前記複
数のアームの夫々に下ろした垂線の足を境として、一方
の長さと他方の長さが異なる複数のアームと、前記複数
のアームの夫々の端部に配置された複数のハンドと、前
記複数のアームを、前記回転体の回転面と平行な平面内
で移動させる移動手段とを具備し、該移動手段は、前記
回転体を該回転体の回転面に平行な平面内で、x方向と
それに直交するy方向に沿って移動させるステージから
構成されていると共に、前記複数のアームは夫々直交す
る様に配置されており、前記複数のアームにおける前記
垂線の足を境とする一方の長さと他方の長さの差の最も
大きいものを前記x方向の移動ストロークと略等しく設
定し、前記回転軸から前記複数のアームの夫々までの距
離の最も大きいものを前記y方向の移動ストロークの1
/2と略等しく設定したことを特徴としている。基台
と、また、本発明に係わるロボット装置は、該基台に対
して所定の回転軸を中心に回転可能に支持された回転体
と、該回転体上に、前記回転軸を中心とする円周の接線
に沿う方向に延出した状態で配置されたところの複数の
アームであって、前記回転軸から前記複数のアームの夫
々に下ろした垂線の足を境として、一方の長さと他方の
長さが異なる複数のアームと、前記複数のアームの夫々
の端部に配置された複数のハンドと、前記複数のアーム
を、前記回転体の回転面と平行な平面内で移動させる移
動手段とを具備し、前記回転体は、複数の回転角度位置
において停止位置決めされる様に構成されており、該複
数の回転角度位置の数は、前記複数のアームの数の2倍
に設定されていることを特徴としている。
【0006】また、本発明に係わる物品の組立方法は、
複数の部品から物品を組み立てるための物品の組立方法
であって、前記物品の組立位置の周囲に、組み立てるべ
き前記複数の部品毎に各部品を配置した複数の部品置き
領域を定め、該複数の部品置き領域に隣接して、x、
y、z軸方向に移動可能及びz軸回りに回転可能なステ
ージを配置し、該ステージ上に、前記z軸中心位置から
偏倚すると共に、前記z軸を中心として固定中心位置か
らアーム先端位置までの突出長さl1、l2をl1≠l2
関係にして互いに交差する2つのアームを取り付け、該
各アームの両端にハンドを配置し、前記ステージの回転
操作及びx、y方向の移動操作により前記アームに取り
付けられた各ハンドを前記各部品置き領域内に移動させ
ることにより各部品を前記組立位置に搬送することを特
徴としている。また、本発明に係わる物品の組立方法
は、複数の部品から物品を組み立てるための物品の組立
方法であって、組立治具を中心とした平面の第1乃至第
4象限上に、組み立てるべき前記複数の部品毎に各部品
を配置した複数の部品置き領域を定め、該複数の部品置
き領域に隣接して前記各象限上のx、y、z軸方向に移
動可能及びz軸回りに回転可能なステージを配置し、該
ステージ上に、前記z軸の回転中心位置から所定の距離
偏倚した位置に、夫々x軸とy軸方向に延びる2つのア
ームを直交状態に配置すると共に、該各アームの交差位
置は交差点からの振り分け長さl1、l2がl1≠l2の関
係となるように設定し、前記各アームの両端にハンドを
配置し、前記ステージの回転操作及びx、y方向の移動
操作により前記アームに取り付けられた各ハンドを前記
各部品を配置した象限内を移動範囲としたことを特徴と
している。
【0007】また、本発明に係わる複数部品と組立装置
の配置方法は、複数の部品から物品を組み立てるため
の、複数部品と組立装置の配置方法であって、前記組立
装置のベースとして、x、y、z軸方向に移動可能及び
z軸回りに回転可能なステージを配置し、該ステージ上
に、前記z軸中心位置から偏倚すると共に、前記z軸を
中心として固定中心位置からアーム先端位置までの突出
長さl1、l2をl1≠l2の関係にして互いに交差する2
つのアームを取り付け、該各アームの両端にハンドを配
置し、前記組立装置に隣接した位置に組立治具を配置
し、該治具を中心とした複数の領域に前記複数の部品毎
に各部品を収容したパレットを配置し、前記複数の領域
を、前記ステージの回転操作及びx、y方向の移動操作
により前記アームに取り付けられた各ハンドが各部品を
ピックアップする作業領域としたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】以上の様に、この発明に係わるロボット装置は
構成されているので、回転体上に、一方への突出量と他
方への突出量の異なるアームを複数配置することによ
り、回転体を回転させてこれらのアームを位置決めした
ときに、ピックアップしようとする目的の部品が載置さ
れたパレットに最も近い位置に位置するハンドで部品を
ピックアップすることができるので、アームの移動量を
少なくすることが可能となり、ロボット装置の小型化、
低コスト化を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、一実施例の
ロボット装置の構成を示す斜視図である。図1におい
て、ロボット装置10は、基台12を介して工場等の床
面上に載置されている。基台12の上面には、x軸方向
にスライド可能なxステージ14が配置されており、こ
のxステージ14の上部には、更にx軸方向に直交する
y軸方向にスライド可能なyステージ16が配置されて
いる。yステージ16の上方には、z軸方向、すなわち
上下方向にスライド可能なzステージ18が配置されて
いる。
【0010】zステージ18の上面上には、上下方向に
沿う回転軸Lを中心に水平面内で回転する回転テーブル
20が配置されている。この回転テーブル20はターレ
ット式に、90°毎に4個所の回転位置で停止位置決め
される。回転テーブル20の上面には、互いに直交した
状態で配置されたアーム22,24が配設されている。
夫々のアーム22,24の先端部には、ハンド26A,
26B,26C,26Dが夫々配設されている。これら
のハンド26A〜26Dは、夫々不図示の駆動装置によ
り駆動され、後述するパレットから部品をピックアップ
して製品の組み立て動作を行う。
【0011】ここで、アーム22,24は、図1を上方
から見た平面図である図2に示す様に配置されている。
すなわち、アーム22は、回転テーブル20上の、回転
軸Lを中心とする半径aの円周の接線に、その長手方向
を沿わせた状態で配置されている。また、アーム22
は、回転軸Lからアーム22に下ろした垂線の足である
点Aに対して、アーム22の一方の長さがl1 、他方の
長さがl2 (ただし、l 1 <l2 )となる様に回転テー
ブル20上に配設されている。
【0012】一方、アーム24は、アーム22に対して
直交した状態で回転テーブル20上に配置されており、
アーム22と同様に、回転軸Lを中心とする半径aの円
周に長手方向を接している。そして、回転軸Lからアー
ム24に下ろした垂線の足である点Bに対して、アーム
24の一方の長さがl1 、他方の長さがl2 となる様に
回転テーブル20に対して固定されている。
【0013】なお、図1において、ロボット装置10の
脇には、製品を組み立てるための組立治具28と、製品
を組み立てるための部品を複数配列したパレット30
A,30B,30C,30Dが配置されている。パレッ
ト30A〜30Dは、組立治具28を取り巻く様に配置
されている。パレット30Aには、部品B1 が収納され
ており、パレット30Bには部品B2 、パレット30C
には部品B3 パレット30Dには部品B4 という様に、
夫々のパレットにはそれぞれ異なる種類の部品が収納さ
れている。
【0014】次に、上記の様に構成されたロボット装置
10の動作について図3を参照して説明する。ここで、
製品の組立動作の手順としては、まず、部品B1 を組立
治具28上にクランプし、次に部品B2 を部品B1 に組
み付け、次に、部品B1 と部品B2 との部組品に部品B
3 を組み付け、最後に部品B4 を組み付けて製品を完成
させるものとする。
【0015】まず、回転テーブル20を回転させて、図
3(a)に示す様にハンド26Aがパレット30Aの上
方に来る様に、回転テーブル20を割り出す。この状態
から、xステージ14、yステージ16及びzステージ
18を動作させてパレット30Aからハンド26Aによ
り部品B1 を1個ピックアップし、組立治具28上に搬
送する。組立治具28上では、不図示のクランプ機構に
より、部品B1 が組立治具28上にクランプされる。こ
のとき、ハンド26Aは、図中破線で示した範囲S1 内
を移動できれば良く、xステージ14の移動ストローク
及びyステージの移動ストロークは、図示した様にハン
ド26Aが範囲S1 の領域全体に渡って移動できる様に
規定されている。また、アーム22の突出長さl1 及び
回転軸Lからの離間距離aは、xステージ14及びyス
テージ16がそのストロークの中立位置にいるときにハ
ンド26Aが、範囲S1 の中央に位置する様に規定され
ている。
【0016】部品B1 の組立治具28への搬送動作が終
了すると、回転テーブル20が、反時計回転方向に1ス
テップ回転して、図3(b)で示した位置に割り出され
る。この状態において、アーム24のハンド26Bが、
パレット30Bから部品B2をピックアップして、組立
治具28上にクランプされている部品B1 に部品B2を
組み付ける。このときハンド26Bが動くべき範囲は、
図中破線で示した範囲S2 であり、xステージ14及び
yステージ16が中立位置にいるときには、ハンド26
Bは、この範囲S2 の略中央部に位置している。この範
囲S2 のx方向の長さと、y方向の長さは、範囲S1 と
略同一となる様に設定されており、xステージ14とy
ステージ16が、図3(a)に示した場合と同一のスト
ロークだけ動くことにより、ハンド26Bが、範囲S2
の全域を移動する。そして、図3(a),図3(b)か
ら明らかな様に、範囲S1 と範囲S2 とは、 組立治具2
8を含む範囲を共有しているが、大部分は、異なる作業
領域を有している。すなわちアーム22,24をこの実
施例の様に配置し、回転テーブル20を回転させること
により、xステージ14及びyステージ16の移動量が
同一であっても、広い作業領域が確保されるわけであ
る。
【0017】部品B2 の部品B1 への組み付け動作が終
了すると、回転テーブル20が、反時計回転方向にもう
1ステップ回転して、図4(c)に示した位置に割り出
される。この状態において、アーム22のハンド26C
が、パレット30Cから部品B3 をピックアップして、
組立治具28上にクランプされている部品B1 と部品B
2 との部組品に部品B3 を組み付ける。このときハンド
26Cが動くべき範囲は、図中破線で示した範囲S3 で
あり、xステージ14及びyステージ16が中立位置に
いるときには、ハンド26Cは、この範囲S3 の略中央
部に位置している。この範囲S3 のx方向の長さと、y
方向の長さは、範囲S1 ,S2 と略同一となる様に設定
されており、xステージ14とyステージ16が、図3
(a),(b)に示した場合と同一のストロークだけ動
くことにより、ハンド26Cが、範囲S3 の全域を移動
する。そして、図3(a),図3(b),図4(c)か
ら明らかな様に、範囲S1 と範囲S2 と範囲S3 とは、
組立治具28を含む範囲を共有しているが、大部分は、
異なる作業領域を有している。
【0018】次に、部品B3 の部品B1 と部品B2 との
部組品への組み付け動作が終了すると、回転テーブル2
0が、反時計回転方向に更に1ステップ回転して、図4
(d)に示した位置に割り出される。この状態におい
て、アーム24のハンド26Dが、パレット30Dから
部品B4 をピックアップして、組立治具28上にクラン
プされている部品B1 〜部品B3 の部組品に部品B4 を
組み付ける。このときハンド26Dが動くべき範囲は、
図中破線で示した範囲S4 であり、xステージ14及び
yステージ16が中立位置にいるときには、ハンド26
Dは、この範囲S4 の略中央部に位置している。この範
囲S4 のx方向の長さと、y方向の長さは、範囲S1 ,
S2 ,S3 と略同一となる様に設定されており、xステ
ージ14とyステージ16が、図3(a),図3
(b),図4(c)に示した場合と同一のストロークだ
け動くことにより、ハンド26Dが、範囲S4 の全域を
移動する。そして、図3(a),図3(b),図4
(c),図4(d)から明らかな様に、範囲S1 と範囲
S2 と範囲S3 と範囲S4 とは、 組立治具28を含む範
囲を共有しているが、大部分は、異なる作業領域を有し
ている。
【0019】このようにして、xステージ14及びyス
テージ16の移動量が少ないにもかかわらず、作業範囲
の広いロボットを実現することができる。なお、上記の
様に、回転テーブル20が割り出された時に、ハンド2
6A〜26Dが夫々の作業範囲S1 〜S4 の略中央に位
置する様にするためには、アーム22,24の両端の突
出量の差(l2 −l1 )をxステージ14の移動ストロ
ークと略同一に設定するとともに、アーム22,24の
回転軸Lからの距離aを、yステージ16の移動ストロ
ークの約半分に設定すれば良い。
【0020】次に、図5乃至図8は、この実施例のロボ
ット装置10により組み立てる製品の例を示したもので
ある。図5に示したものは、スチルカメラに使用される
オートフォーカスユニットの分解斜視図であり、このオ
ートフォーカスユニットの一部を構成する視野マスク5
0、フィルター52、遮光カバー54を、図6に示す様
に部組品として組み立てるときに、この実施例のロボッ
ト装置10が使用される。
【0021】また、図7に示したものは、複写機やレー
ザービームプリンターの定着器ユニットを示したもので
あり、この定着器ユニットを、本体60と側板62とレ
バー64とバネ66とGリング68とから組み立てる場
合にも、この実施例のロボット装置10を使用すること
ができる。また、図8に示したものは、インクジェット
プリンターにおける紙送りユニットを示したものであ
る。この紙送りユニットを、本体70とモーター72と
ギヤ74とレバー76とから組み立てる場合にも、この
実施例のロボット装置10を使用することができる。
【0022】以上説明した様に、この実施例のロボット
装置によれば、アームの回転テーブルからの突出量をア
ームの一方側と他方側で異ならせることにより、x方向
及びy方向の移動ストロークを小さくしても、広い範囲
の作業領域を確保することができ、ロボット装置の小型
化を図ることができる。なお、本発明は、その主旨を逸
脱しない範囲で上記実施例を修正または変形したものに
適用可能である。
【0023】例えば、上記実施例においては、回転テー
ブル上に2つのアームを配置する場合について説明した
が、3つ以上のアームを配置する様にしても良い。アー
ムの数を増やすことにより、より多くの種類の部品を組
み付ける場合にも対応することができる。この場合に
は、回転テーブルの割り出し数もアームの本数の2倍と
なる様に増加させることが必要である。
【0024】また、上記の実施例においては、各アーム
の回転軸からの離間距離aを各々等しく設定したが、部
品を収納したパレットの位置に応じて、各アームの回転
軸からの離間距離を異ならせる様にしても良い。また、
同様に、各アームの回転テーブルからの突出長さの差
(l2 −l1 )を夫々のアームについて等しく設定した
が、これもアーム毎に異ならせる様にしても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のロボット装
置によれば、回転体上に、一方への突出量と他方への突
出量の異なるアームを複数配置することにより、回転体
を回転させてこれらのアームを位置決めしたときに、ピ
ックアップしようとする目的の部品が載置されたパレッ
トに最も近い位置に位置するハンドで部品をピックアッ
プすることができるので、アームの移動量を少なくする
ことが可能となり、ロボット装置の小型化、低コスト化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のロボット装置の構成を示した斜視図
である。
【図2】図1を上方から見た平面図である。
【図3】一実施例のロボット装置の組立動作を説明する
ための図である。
【図4】一実施例のロボット装置の組立動作を説明する
ための図である。
【図5】一実施例のロボット装置により組み立てる製品
の例を示した図である。
【図6】一実施例のロボット装置により組み立てる製品
の例を示した図である。
【図7】一実施例のロボット装置により組み立てる製品
の例を示した図である。
【図8】一実施例のロボット装置により組み立てる製品
の例を示した図である。
【符号の説明】
10 ロボット装置 12 基台 14 xステージ 16 yステージ 18 zステージ 20 回転テーブル 22,24 アーム 26A,26B,26C,26D ハンド 28 組立治具 30A,30B,30C,30D パレット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 該基台に対して所定の回転軸を中心に回転可能に支持さ
    れた回転体と、 該回転体上に、前記回転軸を中心とする円周の接線に沿
    う方向に延出した状態で配置されたところの複数のアー
    ムであって、前記回転軸から前記複数のアームの夫々に
    下ろした垂線の足を境として、一方の長さと他方の長さ
    が異なる複数のアームと、 前記複数のアームの夫々の端部に配置された複数のハン
    ドと、 前記複数のアームを、前記回転体の回転面と平行な平面
    内で移動させる移動手段とを具備し、 該移動手段は、前記回転体を該回転体の回転面に平行な
    平面内で、x方向とそれに直交するy方向に沿って移動
    させるステージから構成されていると共に、前記複数の
    アームは夫々直交する様に配置されており、前記複数の
    アームにおける前記垂線の足を境とする一方の長さと他
    方の長さの差の最も大きいものを前記x方向の移動スト
    ロークと略等しく設定し、前記回転軸から前記複数のア
    ームの夫々までの距離の最も大きいものを前記y方向の
    移動ストロークの1/2と略等しく設定したことを特徴
    とするロボット装置。
  2. 【請求項2】 基台と、 該基台に対して所定の回転軸を中心に回転可能に支持さ
    れた回転体と、 該回転体上に、前記回転軸を中心とする円周の接線に沿
    う方向に延出した状態で配置されたところの複数のアー
    ムであって、前記回転軸から前記複数のアームの夫々に
    下ろした垂線の足を境として、一方の長さと他方の長さ
    が異なる複数のアームと、 前記複数のアームの夫々の端部に配置された複数のハン
    ドと、 前記複数のアームを、前記回転体の回転面と平行な平面
    内で移動させる移動手段とを具備し、 前記回転体は、複数の回転角度位置において停止位置決
    めされる様に構成されており、該複数の回転角度位置の
    数は、前記複数のアームの数の2倍に設定されているこ
    とを特徴とするロボット装置。
  3. 【請求項3】 複数の部品から物品を組み立てるための
    物品の組立方法であって、 前記物品の組立位置の周囲に、組み立てるべき前記複数
    の部品毎に各部品を配置した複数の部品置き領域を定
    め、該複数の部品置き領域に隣接して、x、y、z軸方
    向に移動可能及びz軸回りに回転可能なステージを配置
    し、該ステージ上に、前記z軸中心位置から偏倚すると
    共に、前記z軸を中心として固定中心位置からアーム先
    端位置までの突出長さl 1 、l 2 をl 1 ≠l 2 の関係にして
    互いに交差する2つのアームを取り付け、該各アームの
    両端にハンドを配置し、前記ステージの回転操作及び
    x、y方向の移動操作により前記アームに取り付けられ
    た各ハンドを前記各部品置き領域内に移動させることに
    より各部品を前記組立位置に搬送することを特徴とする
    物品の組立方法
  4. 【請求項4】 複数の部品から物品を組み立てるための
    物品の組立方法であって、 組立治具を中心とした平面の第1乃至第4象限上に、組
    み立てるべき前記複数の部品毎に各部品を配置した複数
    の部品置き領域を定め、該複数の部品置き領域に隣接し
    て前記各象限上のx、y、z軸方向に移動可能及びz軸
    回りに回転可能なステージを配置し、該ステージ上に、
    前記z軸の回転中心位置から所定の距離偏倚した位置
    に、夫々x軸とy軸方向に延びる2つのアームを直交状
    態に配置すると共に、該各アームの交差位置は交差点か
    らの振り分け長さl 1 、l 2 がl 1 ≠l 2 の関係となるよう
    に設定し、前記各アームの両端にハンドを配置し、前記
    ステージの回転操作及びx、y方向の移動操作により前
    記アームに取り付けられた各ハンドを前記各部品を配置
    した象限内を移動範囲としたことを特徴とする物品の組
    立方法
  5. 【請求項5】 複数の部品から物品を組み立てるため
    の、複数部品と組立装置の配置方法であって、 前記組立装置のベースとして、x、y、z軸方向に移動
    可能及びz軸回りに回転可能なステージを配置し、該ス
    テージ上に、前記z軸中心位置から偏倚すると共に、前
    記z軸を中心として固定中心位置からアーム先端位置ま
    での突出長さl 1 、l 2 をl 1 ≠l 2 の関係にして互いに交
    差する2つのアームを取り付け、該各ア ームの両端にハ
    ンドを配置し、前記組立装置に隣接した位置に組立治具
    を配置し、該治具を中心とした複数の領域に前記複数の
    部品毎に各部品を収容したパレットを配置し、前記複数
    の領域を、前記ステージの回転操作及びx、y方向の移
    動操作により前記アームに取り付けられた各ハンドが各
    部品をピックアップする作業領域としたことを特徴とす
    る複数部品と組立装置の配置方法。
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JP5582126B2 (ja) * 2011-10-13 2014-09-03 株式会社安川電機 ワーク取出システム、ロボット装置および被加工物の製造方法

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JPH06114646A (ja) 1994-04-26

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