JP2974911B2 - 高速給紙装置 - Google Patents

高速給紙装置

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JP2974911B2 JP6167808A JP16780894A JP2974911B2 JP 2974911 B2 JP2974911 B2 JP 2974911B2 JP 6167808 A JP6167808 A JP 6167808A JP 16780894 A JP16780894 A JP 16780894A JP 2974911 B2 JP2974911 B2 JP 2974911B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OCR装置や、プリン
タ、イメージ読取装置、複写機、ファクシミリ装置など
の、積載された多数の帳票あるいは用紙を連続的に処理
する装置における高速給紙装置に関するものであり、特
にホッパに積載された多数の帳票あるいは用紙をピック
ローラ(給紙ローラ)により1枚ずつ引き出して給紙す
る方式の給紙装置において給紙速度を高速化するための
改良手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のOCR装置に用いられる給紙装置
について説明する。図8は、給紙装置内のピックユニッ
トの概要を示す図であり、図中、1はホッパ、2は帳
票、3はピックローラ、4はパット台、5は分離パッ
ド、6はモータ、7はモータギヤ、8はアイドラギヤ、
9はピックギヤ、10はピックアーム、11はピックア
ーム支持軸、12はピックローラ駆動軸を示す。
【0003】モータギヤ7、アイドラギヤ8、ピックギ
ヤ9はそれぞれ結合され、モータ6によって駆動され
る。ピックローラ3とピックギヤ9は、ピックアーム1
0の一端に設けられたピックローラ駆動軸12に取り付
けられ、ピックギヤ9とピックローラ3は一体になって
回転する。またピックアーム10は、ピックアーム支持
軸11を支点にして、ピックローラ3を上下に揺動可能
にする。
【0004】動作の開始によりモータ6が駆動される
と、モータギヤ7が時計方向に回転し、アイドラギヤ8
を介してピックギヤ9を時計方向に回転させる。ピック
ギヤ9とピックローラ3とは一体に連結されているの
で、ピックローラ3も時計方向に回転する。ピックロー
ラ3は比較的大きな摩擦係数をもち、ホッパ1に積載さ
れている帳票2の上に押し付けられているので、ピック
ローラ3の時計方向回転につれて最上段の帳票は分離パ
ッド5の方向に引き出される。その際、分離パッド5と
帳票との間の摩擦力により、2段目の帳票とのダブルフ
ィード(重送)が防止され、最上段の帳票だけが給送さ
れる。
【0005】図9は、図8に示されているピックユニッ
トの詳細を示す斜視図である。図示のように、ピックア
ーム支持軸11に揺動可能に枢着されたバネ取り付け台
13に、ピックユニット圧調整バネ14の一端が取り付
けられており、ピックユニット全体を上方に引張る力を
与えて、ピックローラ3が帳票を押す力を調整してい
る。
【0006】このような従来の給紙装置では、給紙速度
を高速にすると、ピックローラ3の回転速度が上がるた
め、ピックローラの回り始めでの帳票間の静止摩擦が大
きくなって、ピックローラの回転が受ける反力も大きく
なり、ピックローラ3がピックアーム10とともに跳ね
上がってピックアーム10に固着されているバネ取り付
け台13がストッパ15に衝突し停止しては元のピック
位置へ戻るバウンド動作が繰り返して生じる可能性があ
った。このためピックミスが起こる、騒音が発生す
る、という問題があった。
【0007】また給紙装置では、図10(a)に示すよ
うに、ホッパ1を昇降させるモータ16aおよびラック
・ピニオン機構16bを備えており、図10(b)のよ
うに、まず積載された帳票の最上部の帳票2がピックロ
ーラ3の下部にぶつかるまでホッパ1を上昇させ、この
後、最上部の帳票2が図10(c)のように引き出さ
れ、ピックローラ3と分離パッド5の間に挿入された時
点でホッパ1を下降させている。これは、ホッパ1に積
載された残りの帳票がピックローラ3によって続けて引
き出されダブルフィードが発生するのを防ぐためであ
り、残りの積載帳票をピックローラ3から離すことが目
的となっている。しかし帳票を1枚給紙するたびにホッ
パ1の昇降を行うために、時間がかかり、高速給紙を行
うにはこの昇降時間を短縮する必要がある。
【0008】そのため従来は、重量の大きいホッパを高
速に上下駆動できるように大きなトルクの出る大型のモ
ータを使用しており、装置が大型化するという問題があ
った。
【0009】さらにピックユニットにより多数の帳票を
連続給紙して処理する場合、従来は、図11(a)に示
すように、ホッパ1からピックローラ3によって引き出
された1枚の帳票2が搬送ローラ17によって搬送さ
れ、帳票2の後端が後端検出センサ18によって検出さ
れて帳票後端が所定の箇所を通過したことを確認してか
らピックローラ3による次の帳票の給紙動作を開始させ
ていた。しかし本来は、帳票の後端がピックローラ3か
ら外れれば直ぐに次の帳票の給紙を開始することが可能
なので、この後端検出で生じるずれ時間は、連続する帳
票の給紙間での無駄時間となっていた。そのため、後端
検出センサ18をできるだけピックローラ3に近い位置
に設ける努力がなされていたが、それには限度があっ
た。特に、後端検出センサ18として反射型光学センサ
を用いた場合には、帳票がプレ印刷されていて帳票中に
黒い印刷領域があると帳票後端と誤認するおそれがある
ため、通常は30mm程度のマージンを設け、反射型光学
センサが後端を検出しても、帳票がさらに30mmの区間
再び帳票を検出することなく移動するまでは次の帳票給
紙を開始させないようにしているため、余計に無駄時間
が長くなっていた。図11(b)はその動作シーケンス
を示したもので、は帳票の給紙動作期間を示し、t0
で帳票後端がピックローラを外れてからt1 で次帳票の
給紙が開始されるまでが無駄時間となる。この無駄時間
は、で後端検出センサが帳票後端を検出するまでの遅
れ時間と、でプレ印刷により生じる誤認識の防止のた
めに設定されたマージンが経過するまでの時間との和と
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ピックロー
ラを用いてホッパ上の帳票あるいは用紙を給送する高速
給送装置において、誤動作や騒音が少なく、より高速給
送動作が可能で、コンパクトな高速給紙装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速給紙装置
において給紙動作開始時に起こり易いピックローラのバ
ウンドを緩衝手段を用いて抑制し、またホッパの底部に
設けたソレノイド駆動によりアームを上下揺動する押し
上げ手段で帳票あるいは用紙の端部のみを押し上げ/復
旧させることにより、モータおよびラック・ピニオンに
よるホッパの昇降動作の負担を軽減して装置の高速化お
よび小型化を図り、また帳票の後端がピックローラから
外れるときのピックローラの動きを検出して連続給紙を
制御することにより給紙間の無駄時間をなくし、連続給
紙動作を高速化している。
【0012】図1の(a),(b),(c)により、本
発明の高速給紙装置の原理的構成を説明する。なお、図
示されている構成は、例示的なものである。図1の
(a)は、ピックローラのバウンド抑制のための緩衝手
段をもつ構成を示し、図中、1はホッパ、2は帳票また
は用紙(以後、簡単化のため帳票で代表する)、3はピ
ックローラ、5は分離パッド、10はピックアーム、2
0は制動作用をもつ緩衝手段である。動作は次の通りで
ある。
【0013】給紙開始時に、ホッパ1上に積載された帳
票2の最上部にピックローラ3の下部が接して時計方向
に回転される。このときピックローラ3は、帳票2との
間に生じる反力により上方に跳ね上がり、バウンド動作
を始めようとするが、緩衝手段20により制動され、バ
ウンド動作は減衰して急速に安定動作状態に移行する。
【0014】図1の(b)は、ホッパ上の帳票の端部の
みを押し上げる押し上げ手段をもつ構成を示し、図中、
1はホッパ、2は帳票、3はピックローラ、5は分離パ
ッド、10はピックアーム、16aはモータ、16bは
ラック・ピニオン機構、21はピックローラ3の下方の
ホッパ1の底部に設けられた押し上げ手段のアーム、2
2はアーム21を揺動させるソレノイドである。動作は
次の通りである。
【0015】ピックローラ3による給紙開始時に、ソレ
ノイド22が駆動され、アーム21を上方に揺動させ
る。これにより、アーム21はホッパ上に積載された帳
票2の図示左端のみを上方に押し上げ、最上部の帳票2
をピックローラ3の下部に押し付ける。これにより、ピ
ックローラ3による給紙動作が可能となる。この場合、
モータ16aおよびラック・ピニオン機構16bによる
押し上げ機構は、帳票2の積載量の変化を補償する機能
が主となる。最上部の帳票2がピックローラ3と分離パ
ッド5との間に挿入された後、ソレノイド22は消勢さ
れ、アーム21は復旧して、左端が持ち上がっていた帳
票も元の平らな状態に戻る。
【0016】図1の(c)は、ピックローラから帳票後
端が外れるときのピックローラの動きを検出する手段を
設けて連続給紙制御を行う構成を示し、図中、1はホッ
パ、2は帳票、3はピックローラ、5は分離パッド、1
0はピックアーム、17は搬送ローラ、23はピックロ
ーラの動きを検出するピック位置検出センサである。動
作は次の通りである。
【0017】ピックローラ3がホッパ1から帳票2を引
き出して搬送ローラ17へ送り込んだとき、帳票2の後
端はまだピックローラ3と分離パッド5の間に挟まれた
ままである。このとき搬送ローラ17の搬送速度はピッ
クローラ3による給紙速度よりも大きいため、ピックア
ーム10の一端に取り付けられているピックローラ3は
搬送ローラ17側へ引張られ、ピックアーム10の他端
を支点としてピックローラ3は反時計方向に揺動され
る。この動きはピックアーム10に対して設けられてい
るピック位置検出センサ23によって検出される。その
後、搬送ローラ17が帳票2をさらに前進させることに
よって、帳票2の後端はピックローラ3から外れる。こ
のためピックローラ3を反時計方向に揺動させていた力
は失われて、ピックローラ3は時計方向に戻される。こ
の動きを、ピック位置検出センサ23によって検出し、
その出力によって次の帳票給紙の制御を開始させる。
【0018】
【作用】図1の(a)の構成によれば、ピックローラ3
が高速給紙のために回転速度が上げられてもバウンドの
発生は緩衝手段によって抑制されるので、給紙動作を安
定に行わせることができ、従来装置にくらべてミスフィ
ードや騒音の少ない高速給紙装置が実現される。
【0019】図1の(b)の構成によれば、アーム21
およびソレノイド22は、ホッパ1に積載された帳票2
の一部分だけを押し上げればよいので、小型のもので高
速動作を行わせることができる。一方、従来からのラッ
ク・ピニオンを用いたホッパ昇降機構は、ホッパ1から
帳票2が1枚ずつ給紙されて行くごとに帳票1枚分の厚
さを補償するためにホッパ1を上昇させれば良いだけな
ので、高速動作は不要であり、駆動用のモータ16aに
は小型のものを用いることができる。したがって、高速
給紙装置全体を小型化、低コスト化することができる。
【0020】図1の(c)の構成によれば、現在給紙中
の帳票2の後端がピックローラ3から外れた時点をピッ
ク位置検出センサ23で直ちに検出できるので、次の帳
票の給紙の開始を早めることができ、連続給紙時の無駄
時間がなくなり、高速給紙装置が実現される。
【0021】
【実施例】図2の(a)は、図1の(a)に示す構成に
対応する1実施例として緩衝手段にエアーダンパーを用
いたものであり、図9に示した従来装置のピックユニッ
トの一部を改良した形で示してある。したがって、変更
のない構成部分には図9と同じ参照番号が用いられてお
り、図9についてなされた説明が援用される。
【0022】図2の(a)において、ピックローラ3
は、ピックローラ駆動軸12およびピックアーム10を
介してピックアーム支持軸11に揺動可能なように取り
付けられている。ピックアーム支持軸11にはピックユ
ニット圧調整バネ14を取り付けるバネ取り付け台13
が固着されている。したがってバネ取り付け台13はピ
ックローラ3の揺動時に一体に揺動する。本実施例で
は、このバネ取り付け台13の端部にエアーダンパー2
4を取り付ける。
【0023】図2の(b)はエアーダンパー24の断面
を示す。図中、25はシリンダ、26はピストン、27
はピストンロッド、28はピストン26の駆動時にシリ
ンダ25内と外部との間でガスが少しずつ流入/流出す
るように抵抗をもたせた小孔、29は本体フレーム(図
示せず)にピンで枢着される取り付け孔、30は図2の
(a)のバネ取り付け台13の端部にピンで枢着される
取り付け孔である。
【0024】前述したように、給紙開始時にピックロー
ラ3がバウンド動作に入るおそれのある急速な揺動を行
うと、バネ取り付け台13も同時に揺動してエアーダン
パー24のピストン26を駆動する。しかしピストン2
6の運動は、シリンダ25内のガス圧によって制限さ
れ、ピストン26中の小孔28をガスが入出する量に依
存してゆるやかな運動に変えられる。エアーダンパー2
4は、急速な運動に対して大きな摩擦抵抗をもち、また
遅延要素としても作用するため、ピックローラ3のバウ
ンドつまり振動のエネルギーはエアーダンパー24によ
って吸収され、ピックローラ3の動作は安定化される。
【0025】図3は、図1の(a)の構成に対する他の
実施例であり、緩衝手段に衝撃緩和部材を用いたもので
ある。本実施例の基本構成は図2の(a)の場合と同じ
であるので、図3では改良部分のみが示されている。
【0026】図3において、10はピックアーム、11
はピックアーム支持軸、13はバネ取り付け台、14は
ピックユニット圧調整バネ、15は本体フレームに固着
されたストッパ、31は衝撃緩和部材である。前述した
ように、バネ取り付け台13はピックローラ3(図示省
略)と一体に揺動するが、ストッパ15によって揺動範
囲を制限されている。本実施例では、このストッパ15
と係合するバネ取り付け台13の上面あるいはストッパ
15自身の下面に衝撃緩和部材(たとえばソルボセイ
ン:登録商標)31を取り付け、ピックローラ3のバウ
ンド時にバネ取り付け台13がストッパ15に激しく衝
突する際にエネルギーを吸収する。
【0027】衝撃緩和部材31は、低硬度の弾性体であ
るが急激な力に対しては大きな粘性を示す。これにより
ピックローラ3のバウンドは急速に減衰され、ピックミ
スや騒音の発生を防止することができる。なおピックロ
ーラ3の回転が安定した状態では、衝撃緩和部材31の
弾性係数が低いことから、ピック圧には影響しない。
【0028】図4は、図1の(b)に対応する実施例で
あり、ホッパ底部に帳票の端部のみを急速に押し上げす
ることのできる押し上げ手段を設けたものである。図
中、1はホッパ、2は帳票、3はピックローラ、5は分
離パッド、16aはホッパ昇降用のモータ、16bはラ
ック・ピニオン機構、32は押し上げ用の揺動するアー
ム、33はアーム駆動用のソレノイド、34はアーム揺
動の支点である。
【0029】図4の(a)は、ピックローラ3による給
紙動作開始時の帳票押し上げによるピックローラとの係
合状態、図4の(b)は、ピックローラ3による最上部
帳票の引き出し開始後の残りの帳票の退避状態を示して
いる。
【0030】図4の(a)において、ピックローラ3に
よる給紙動作開始時にソレノイド33が駆動される。こ
れによりアーム32は支点34を中心に上方へ揺動さ
れ、その上に積載されている各帳票2の左端部を一緒に
上方へ押し上げ、最上部の帳票2をピックローラ3の下
部に係合させて給紙動作を可能にする。モータ16aと
ラック・ピニオン機構16bは、ホッパ1に積載されて
いる帳票の全厚みの変化を補償するためだけに昇降を行
う。
【0031】ホッパ1の最上部の帳票2がピックローラ
3により所定の距離だけ引き出された後、ソレノイド3
3が消勢されて、図4の(b)に示されるようにアーム
32は元の位置に復旧される。これにより、アームの上
部で押し上げられていた各帳票の左端部は平になり、最
上部の帳票はピックローラ3の下部との係合から退避さ
れて、ダブルフィードが防止される。
【0032】図5は、図4の変形実施例であり、押し上
げ手段として、図4のソレノイドの代わりにモータカム
を用いたものである。図中、59はモータ、60はカム
である。
【0033】図5の(a)は、ピックローラ3による給
紙動作開始時の状態であり、モータ59を駆動してたと
えばカム60を時計方向に回転させ、カム60の長径部
によりアーム34を下から押し上げて停止させる。これ
により、アーム34は上方に揺動し、アーム34上に積
載されている帳票2の左端は一緒に押し上げられて、最
上部の帳票2は図示のようにピックローラ3の下部に係
合し、ピックローラ3の回転にしたがって引出し可能に
される。
【0034】図5(b)は、給紙開始直後の状態であ
り、帳票の引き出しが所定の距離進んだときモータ59
を再び駆動し、カム60の短径部がアーム34に係合す
るようにしてアーム34を下げ、残りの帳票2を下方退
避させる。
【0035】図6の(a)は、図1の(c)に対応する
実施例であり、ピックローラの動きにより帳票後端を検
出するピック位置検出センサをもつものである。図中、
3はピックローラ、10はピックアーム、11はピック
アーム支持軸、13はピックユニット圧調整バネを取り
付けるバネ取り付け台、35はバネ取り付け台13の側
面から突出させて設けられたセンサ作用片、36は本体
フレーム等に固定されてセンサ作用片35を検出するセ
ンサである。センサ作用片35とセンサ36がピック位
置検出センサを構成する。
【0036】図6の(a)に示されたピックローラ3お
よびピックアーム10は、図1の(c)で説明した搬送
ローラによる帳票の引張り作用があると、図示された位
置から上方に揺動した位置に移動する。これによりセン
サ作用片35は、センサ36と係合し、センサ36によ
ってピックローラ3の上方揺動状態が検出される。次に
帳票がさらに前方へ搬送されて帳票後端がピックローラ
3から外れると、ピックローラ3およびピックアーム1
0は下方に揺動し、センサ作用片35はセンサ36との
係合状態から脱出する。このタイミングをセンサ36に
より検出し、次の帳票の給紙を開始させる。
【0037】図6の(b)はその動作シーケンスを示
し、はセンサ36が用紙後端を検出したタイミングで
あり、直ちにのように次の帳票の給紙動作を開始させ
る。は図11の(a)に示した従来からの後端検出セ
ンサ18により後端が検出されるタイミングであり、セ
ンサ36による後端検出タイミングに比較して遅れるこ
とがわかる。
【0038】図7は、本発明が適用されるイメージ読取
装置の実施例のブロック構成を示したものである。図に
おいて、40はホスト装置との間で情報を送受するイン
タフェ−ス回路、41は制御プログラムや制御データが
格納されるROM、42はMPU、43は作業データ等
が格納されるRAM、44はバスドライバ、45はI/
O制御のためのアドレスデコーダ、46は入力ポート、
47は出力ポート、48はドライバ及び機構部、49は
キャリア(読取ユニット)送りモータや図4のホッパ昇
降用のモータ16aなどを含む機構駆動用のモータ群、
50は図4のソレノイド33などの機構駆動用のソレノ
イド群、51は図6のセンサ36や図11の後端検出セ
ンサ18などを含むセンサ群、52はイメージ読取用の
CCD、53はCCD出力ビデオ信号を増幅する増幅
器、54は入力画像の白レベルに追従してビデオ信号の
白レベルを適正に補正する白レベルフォロワ回路、55
はアナログ形式のビデオ信号をディジタル形式の多値画
像データに変換するAD変換器、56は多値画像データ
を2値化する2値化回路、57は多値データを保持する
バッファ、58は直並列変換器である。
【0039】MPU42は、ROM41の制御プログラ
ムを実行し、図2の(a)に示されるような高速給紙装
置のモータ、ソレノイドを制御し、センサにより状態を
検出して帳票をホッパから給紙させ、CCD52によっ
て読み取りを行う。読み取り結果のデータは、RAM4
3あるいはバッファ57に一旦格納されてホスト装置へ
送出される。
【0040】
【発明の効果】本発明による高速給紙装置は、比較的小
型のモータを用いて高速の連続給紙を行うことができ、
無駄時間や、ミスフィード、騒音も少なく、低コストで
性能向上と小型化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成図である。
【図2】本発明の1実施例装置の説明図である。
【図3】本発明の他の実施例装置の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例装置の説明図である。
【図5】本発明の他の実施例装置の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例装置の説明図である。
【図7】本発明実施例装置のブロック構成図である。
【図8】従来の給紙装置の概要図である。
【図9】従来のピックユニットの斜視図である。
【図10】従来のホッパ昇降機構の説明図である。
【図11】従来の連続給紙制御の説明図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 帳票 3 ピックローラ 5 分離パッド 10 ピックアーム 17 搬送ローラ 20 緩衝手段 21 アーム 22 ソレノイド 23 ピック位置検出センサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降機構を有するホッパを備え、該昇降
    機構によりホッパを上昇させてホッパ上に積載された帳
    票あるいは用紙の最上部をピックローラに当て、ピック
    ローラを回転させることにより最上部の帳票あるいは用
    紙より順次1枚ずつ引き出して給紙する高速給紙装置に
    おいて、 給紙開始時に上記ピックローラを回転させる際の回転が
    受ける反力で生じるピックローラのバウンド動作に基づ
    くピックアームの揺動を抑制する緩衝手段を設け、該緩
    衝手段は、ピックアームの揺動を制限するエアーダンパ
    ーあるいは衝撃緩和部材であることを特徴とする 高速給
    紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ホッパのピックロー
    ラ下方位置に、駆動手段により駆動されて上方に揺動
    し、上部に積載されている帳票あるいは用紙の端部を押
    し上げるアームをもつ押し上げ手段を設けたことを特徴
    とする高速給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、駆動手段はソレノイ
    ドであることを特徴とする高速給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、駆動手段はモータお
    よびモータにより回転されるカムであることを特徴とす
    る高速給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、ピックローラによる
    給紙動作開始後にピックローラの後方に位置する搬送ロ
    ーラによる帳票あるいは用紙の引張り作用に基づき生じ
    るピックローラの揺動の動作のタイミングを検出するピ
    ック位置検出手段を設け、該検出手段の検出出力により
    次の帳票あるいは用紙の給紙開始を制御することを特徴
    とする高速給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7490827B2 (en) 2005-06-30 2009-02-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

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