JP2974107B2 - 太陽電池吸収層の製造方法 - Google Patents

太陽電池吸収層の製造方法

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JP2974107B2
JP2974107B2 JP5241126A JP24112693A JP2974107B2 JP 2974107 B2 JP2974107 B2 JP 2974107B2 JP 5241126 A JP5241126 A JP 5241126A JP 24112693 A JP24112693 A JP 24112693A JP 2974107 B2 JP2974107 B2 JP 2974107B2
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富夫 平野
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Yazaki Sogyo KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周期律表の1B族、3B
族、及び6B族の元素からなる化合物半導体で形成され
た太陽電池吸収層の製造方法に関し、特に銅−インジウ
ム−セレン三元合金からなる太陽電池吸収層の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池は光エネルギーを電気エネルギ
ーに変換する装置であり、電気絶縁性基板上に、電極層
と光電変換性半導体からなる吸収層と光透過性電極層と
を順次積層して構成されるのが普通である。かかる光電
変換性半導体層としては、原子比率が1:1:2である
銅−インジウム−セレン三元合金の薄層が最も優れた光
電変換効率を示すものと考えられているが、これらの3
成分の比率を制御しながら合金薄層の厚さも制御するこ
とは必ずしも容易なことではなかった。
【0003】すなわち、薄層を形成するのに広く用いら
れている蒸着法を利用して吸収層を製造しようとする
と、同時蒸着では銅、インジウム、セレンの比率を正確
に制御することが極めて困難であるので、各成分をそれ
ぞれ順次に積層蒸着してから熱処理を加えて合金化する
方法がある。また蒸着法に代えて電解めっき法を利用
し、銅やインジウム、あるいはこれらの合金を比較的に
低いコストで薄膜状に電着させる方法もあり、更には電
着法と蒸着法との併用も提案されている。
【0004】これに対して、セレンの微細粒子を分散懸
濁させた銅とインジウムとの合金電着浴を用いてセレン
粒子が分散含有された銅−インジウム合金層を形成し、
これを熱処理して銅−インジウム−セレン三元合金の吸
収層を製造する方法が提案されている(国際公開WO
92/05586号)。しかしながらこれらの方法を用
いて組成及び厚さが制御された薄層を形成しても、次の
熱処理工程において合金化することが必要であり、結晶
性の良好な合金層に転化できなければ光電変換特性のよ
い太陽電池吸収層は得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、結晶
性の優れた銅−インジウム−セレン三元合金薄層からな
り光電変換特性のよい太陽電池吸収層を安定して製造す
ることができる方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池吸収層
の製造方法は、銅−インジウム−セレン三元合金結晶核
粒子を分散含有する銅、インジウム、又は銅−インジウ
ム二元合金の薄層を形成する工程と、セレン微粉末を分
散含有する銅、インジウム、又は銅−インジウム二元合
金の薄層、セレン微粉末を含有しない銅、インジウム、
又は銅−インジウム二元合金の薄層、及びセレンの薄層
から選ばれた少なくも一種の薄層を形成する工程とを少
なくも併用して、導電性基板上に銅、インジウム、及び
セレンの3成分を含む複数層構成の積層体を形成し、次
いで熱処理して該積層体を銅−インジウム−セレン三元
合金結晶層に転換する方法である。
【0007】本発明の方法において、銅−インジウム−
セレン三元合金結晶核粒子を分散含有する銅、インジウ
ム、又は銅−インジウム二元合金の薄層を形成する工
程、セレン微粉末を分散含有する銅、インジウム、又は
銅−インジウム二元合金の薄層を形成する工程、及びセ
レン微粉末を含有しない銅、インジウム、又は銅−イン
ジウム二元合金の薄層を形成する工程の少なくも一つが
電着法を利用して薄層を形成する工程であることが好ま
しい。
【0008】特に銅−インジウム−セレン三元合金結晶
核粒子を分散含有する銅、インジウム、又は銅−インジ
ウム二元合金の薄層を形成する工程は、それぞれ銅、イ
ンジウム、又は銅−インジウム二元合金の薄層を電着さ
せることができるメッキ浴中に銅−インジウム−セレン
三元合金結晶核粒子を分散懸濁させておき、メッキ浴を
攪拌しながらそれぞれの金属層を電着させると同時に結
晶核粒子を析出させる方法が好ましく用いられる。
【0009】またセレン微粉末を分散含有する銅、イン
ジウム、又は銅−インジウム二元合金の薄層を形成する
工程も、上記と同様にセレン微粉末を分散懸濁させたメ
ッキ浴を攪拌しながらそれぞれの金属層を電着させると
同時にセレン微粉末を析出させる方法が好ましく用いら
れる。そしてまた、セレン微粉末を分散含有する薄層が
同時に銅−インジウム−セレン三元合金結晶核粒子を分
散含有するものであってもよい。
【0010】一方、セレン微粉末を含有しない銅、イン
ジウム、又は銅−インジウム二元合金の薄層を形成する
工程は、電着法、蒸着法、或いはスパッタリング法など
任意の薄膜形成手段を利用することができ、またセレン
の薄層を形成する方法も特に限定されない。
【0011】本発明において積層体を構成する複数層の
いずれかに分散含有されている銅−インジウム−セレン
三元合金結晶核粒子は、500〜600℃の熱処理には
安定な、銅:インジウム:セレンのモル比が1:1:2
のものである。
【0012】本発明の方法に従って、まず導電性基板上
には銅−インジウム−セレン三元合金結晶核粒子を分散
含有する銅、インジウム、又は銅−インジウム二元合金
の薄層と、その他の銅、インジウム、セレンの3成分を
含む1層以上の薄層とからなる複数層構成の積層体が形
成されるが、この積層体は次の熱処理によって三元合金
に転化する。しかし積層体中の銅:インジウム:セレン
のモル比は熱処理の際のセレンの揮発などによって変化
するので、このような組成変化をあらかじめ考慮に入れ
て、合金化した後の銅:インジウム:セレンのモル比が
1:1:2となるように選択されることが望ましい。
【0013】
【作用】本発明の方法によれば、積層体を構成する複数
層のいずれかに分散含有されている銅−インジウム−セ
レン三元合金結晶核粒子が分散含有されているので、比
較的に低温度での短時間熱処理によっても、生成する銅
−インジウム−セレン三元合金の結晶化が促進されて光
電特性のよい太陽電池吸収層が得られる。
【0014】
【実施例】銅:インジウム:セレンのモル比が1:1:
2の銅−インジウム−セレン三元合金結晶核粒子を1g/
l となるよう第2銅イオン0.5mol/l を含むスルファ
ミン酸系電着浴に混合し、モリブデン薄膜電極を表面に
設けたガラス基板を陰極として攪拌しながら電流密度5
A/dm2 で6分間電着を行なって、厚さ6.0μmの結晶
核粒子を含む電着銅層を得た。
【0015】次に、インジウム1.0mol/l を含む硫酸
系電着浴にセレン微粉末を20g/lとなるよう混合し、
上記の電着銅層の上に攪拌しながら電流密度2A/dm2
5分間電着を行なって、厚さ3.3μmのセレンを含む
電着インジウム層を得た。
【0016】こうして得た電着積層体を分析したとこ
ろ、銅:インジウム:セレンのモル比は1:1:2.6
であった。次いでこの積層体をセレン粉末を入れたボー
トと共に真空加熱炉中に装入し、10-3Torrの真空とし
た後に200℃に1時間続いて400℃に1時間熱処理
したところ、銅:インジウム:セレンのモル比が1:
1:2であってP型の結晶性のよい太陽電池吸収層Aが
得られた。
【0017】また比較のために、結晶核粒子を懸濁しな
い銅電着浴を用いた他は上記と全く同様にして厚さ6.
0μmの電着銅層を得、次いで厚さ3.3μmのセレン
を含む電着インジウム層を積層させた。そしてこの積層
体を上記と同様の方法で200℃に1時間続いて400
℃に1時間熱処理した太陽電池吸収層Bと、200℃に
1時間続いて400℃に3時間熱処理した太陽電池吸収
層Cとを製造した。
【0018】これらの太陽電池吸収層の光電変換効率を
調べたところ、吸収層Aが最も優れ、次いで吸収層Cが
よく、吸収層Bは最も効率が低かった。
【0019】
【発明の効果】本発明の太陽電池吸収層の製造方法によ
れば、銅、インジウム、セレンの3成分を含む1層以上
の薄層とからなる複数層構成の積層体中に銅−インジウ
ム−セレン三元合金の結晶核粒子を分散含有させてある
ために、厳しい条件で熱処理しなくても結晶性が優れて
光電変換効率が高い太陽電池吸収層を容易に製造するこ
とができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅−インジウム−セレン三元合金結晶核
    粒子を分散含有する銅、インジウム、又は銅−インジウ
    ム二元合金の薄層を形成する工程と、セレン微粉末を分
    散含有する銅、インジウム、又は銅−インジウム二元合
    金の薄層、セレン微粉末を含有しない銅、インジウム、
    又は銅−インジウム二元合金の薄層、及びセレンの薄層
    から選ばれた少なくも一種の薄層を形成する工程とを少
    なくも併用して、導電性基板上に銅、インジウム、及び
    セレンの3成分を含む複数層構成の積層体を形成し、次
    いで熱処理して該積層体を銅−インジウム−セレン三元
    合金結晶層に転換することを特徴とする太陽電池吸収層
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 銅−インジウム−セレン三元合金結晶核
    粒子を分散含有する銅、インジウム、又は銅−インジウ
    ム二元合金の薄層を形成する工程、セレン微粉末を分散
    含有する銅、インジウム、又は銅−インジウム二元合金
    の薄層を形成する工程、及びセレン微粉末を含有しない
    銅、インジウム、又は銅−インジウム二元合金の薄層を
    形成する工程の少なくも一つが電着法を利用して薄層を
    形成する工程である、請求項1記載の太陽電池吸収層の
    製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101853889B (zh) * 2003-12-01 2012-07-04 加利福尼亚大学董事会 用于光伏器件的多频带半导体组合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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