JP2973078B2 - 浴槽における排水用栓体の取付構造 - Google Patents

浴槽における排水用栓体の取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内において玉鎖に
連結された排水用栓体の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽1内の排水口2を閉止するた
めの栓体3は、図5に示すように、玉鎖4の一端側に連
結され、玉鎖4の他端側が浴槽1の内壁面5の上部位置
に固定された取付具6に連結されている。そして、この
種の取付具6の構造は、例えば図6に示すように、内壁
面5から浴槽1の内側へ突出して固定された突状体7の
首部8に開孔した通し穴9に硬性の2重スプリングから
なるリング材10を挿通し、このリング材10に連結リ
ング11を通して前記玉鎖4の他端側を連結した構造で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
取付具6の構造では、栓体3や玉鎖4を取り付けたり交
換したりするときに、ドライバー等の先の細い工具を用
いて、前記2重スプリングからなるリング材10の強固
な巻回状態を解く必要があって面倒であった。また、か
かる作業の際にリング材10の端面で指先を傷つける場
合もあり、危険な作業でもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記従来の問題点を解決
するために本発明が採用した浴槽における排水用栓体の
取付構造の特徴とするところは、浴槽内の排水口を閉止
する栓体が玉鎖の一端側に連結され、該玉鎖の他端側が
浴槽の内壁面に固定した取付基台に連結されて成り、前
記玉鎖の他端側にフック片を有する係合クリップが取り
付けられ、前記取付基台には、両端部に前記係合クリッ
プのフック片が係合される係合開口が形成されると共
に、前記フック片を上記係合開口の少なくとも一方へ案
内する案内溝が形成されていることにある。
【0005】なお、前記係合クリップにおいて、フック
片の下端部を相互に交差する交差把手部に形成し、該交
差把手部を挟圧することにより前記フック片相互の間隔
を変化させ得る構成を採用することができる。
【0006】
【0007】
【作用】本発明によれば、係合クリップを構成するフッ
ク片の間隔を拡げながら、その先端を取付基台の両端部
に形成した係合開口に嵌め込むだけで、栓体を連結した
玉鎖を取付基台に取り付けることができる。すなわち、
玉鎖と取付基台とを連結するにあたり、ドライバー等の
工具が不要であるから、その作業が簡単であるうえ、従
来のように指先を傷めるおそれもない。
【0008】しかも取付基台には、フック片を少なくと
も一方の係合開口へ案内する案内溝を設けてあるので、
フック片を係合開口へ装填する作業がごく簡単である。
【0009】請求項2に記載するように、係合クリップ
における前記フック片の下端部を相互に交差せしめて交
差把手部に形成し、該交差把手部を指先で挟圧すること
により前記フック片の間隔を拡げることができるように
構成すれば、交差把手部を指先で挟圧するだけでフック
片と係合開口との係合状態を解除することができるの
で、フック片の係脱作業が簡単となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る浴槽における排水用栓体
の取付構造の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係わる浴槽における排水用栓体の取付構
造の第1実施例を示す斜視図、図2(A)(B)は取付
基台の断面態様を夫々示す断面図である。図1及び図2
には図示しないが、排水用栓体は玉鎖12の一端側(図
面では下端側)に取り付けられている。玉鎖12の他端
側(図面では上端側)は、玉鎖12の最上位にある玉体
を抜け止め係止する連結リング13を介して、係合クリ
ップ14に連結されている。
【0011】係合クリップ14は、上方へかけてやや末
広がり状に形成された半円弧状のクリップ本体15の両
端を内方へ向けて折り曲げてフック片16,16を形成
して、全体としての形状を略「U」字状にしたものであ
る。この係合クリップ14は、フック片16,16間の
間隔を拡縮して適宜変化可能であり、例えばフック片1
6,16間の距離を拡げるべくクリップ本体15に拡張
力を与えると、フック片16,16間の距離を縮めよう
とする適宜の復元力が働く弾性特性を有している。この
復元力は大きい方が係合力が大きくなってより好まし
い。
【0012】一方、取付基台17は、前記係合クリップ
14を係合して取り付けるもので、例えば図6で示した
のと同様の固定構造によって、浴槽1の内壁面5の上部
位置に突出状に固定されている。本例の取付基台17の
浴槽1内へ向かう形状は、大径からなる下側柱体18と
小径からなる上側柱体19で構成されている。上側柱体
19の両側部には、前記係合クリップ14のフック片1
6,16の間隔よりもやや広い間隔を有して、該フック
片16,16を係合する係合開口20,20が形成され
ている。これら係合開口20,20の下端は、さらに上
側柱体19の下端に向けて漸狭状になされた案内溝2
1,21が連続形成されている〔図2(A)参照〕。
【0013】しかして、図2(A)に示す断面形状から
なる取付基台17に、係合クリップ14を係合させるに
は、係合クリップ14の開放端側を上方へ向けた状態で
フック片16,16を案内溝21,21の下部に装填さ
せる。そして、この状態からこの係合クリップ14を上
方へ向けて押しやると、フック片16,16の間隔が漸
拡しながら上方へ移動して、遂にはこれらフック片1
6,16は係合開口20,20内に装填された状態で係
合される。このとき、上記した係合クリップ14の復元
力により、フック片16,16の抜け止めがなされる。
【0014】図2(B)は第1実施例において取付基台
22の他の態様を示す断面図である。同図に示す取付基
台22では、その両側部に形成した係合開口20,20
の内、一方の側に前記係合開口20及び案内溝21と同
じものを形成し、他方の側には係合開口20のみを形成
している。この場合には、図2(B)で示すように、係
合クリップ14の一方のフック片16aを前記案内溝2
1を形成していない側の係合開口20に係合せしめた後
に、他方のフック片16bを案内溝21を案内させて係
合開口20に装着すればよい。その他の構成は、図2
(A)の場合と同じである。
【0015】図3及び図4は本発明に係わる浴槽におけ
る排水用栓体の取付構造の第2実施例を示す斜視図及び
断面図である。本例の取付基台23は細長の直方体から
なり、係合クリップ24はフック片25,25の下端部
を相互に交差して形成される交差把手部26となし、該
交差把手部26の両側部27,27の上部はやや括れ状
に形成して指当て部28,28となしている。このた
め、交差把手部26の指当て部28,28に指先をあて
がって内方へ挟圧することで、前記フック片25,25
の間隔を拡げることができる。また、係合クリップ24
を取付基台23に一旦係合させた後に、取り外す時にも
同様にしてこの交差把手部26の指当て部28,28に
指先をあてがって内方へ挟圧して上記係合状態を解除す
ればよい。なお、図4に示す取付基台23には、第1実
施例で示したのと同様に係合開口29と案内溝30を例
示している。このように、本例の構造ではフック片2
5,25の係脱作業の双方ともが簡単に行うことができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ド
ライバー等の工具を特に必要としなくても浴槽の内壁面
に固定した取付基台に玉鎖を連結することができて、栓
体や玉鎖を新たに取り付けたり交換するときの作業が簡
単となる。また、かかる作業の際に指先を傷つけること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浴槽の栓体の取付構造を示す第
1実施例を示す斜視図である。
【図2】(A)(B)は、夫々第1実施例における取付
基台の態様を示す断面図である。
【図3】本発明に係わる浴槽の栓体の取付構造を示す第
2実施例を示す斜視図である。
【図4】第2実施例を示す断面図である。
【図5】従来の排水用栓体の取付状態を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の排水用栓体の取付構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…浴槽 3…栓体 5…内壁面 12…玉鎖 13…連結リング 14,24…係合クリップ 15…クリップ本体 16,25…フック片 17,23…取付基台 18…下側柱体 19…上側柱体 20…係合開口 21,30…案内溝 26…交差把手部 28…指当て部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の排水口を閉止する栓体が玉鎖の
    一端側に連結され、該玉鎖の他端側が浴槽の内壁面に固
    した取付基台に連結されて成る構造であって、前記玉
    鎖の他端側にフック片を有する係合クリップが取り付け
    られ、前記取付基台には、両端部に前記係合クリップの
    フック片が係合される係合開口が形成されると共に、前
    記フック片を上記係合開口の少なくとも一方へ案内する
    案内溝が形成されていることを特徴とする浴槽における
    排水用栓体の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合クリップは、フック片の下端部
    が相互に交差する交差把手部に形成され、該交差把手部
    を挟圧することにより前記フック片相互の間隔を変化さ
    せ得るように構成されている請求項1に記載の浴槽にお
    ける排水用栓体の取付構造。
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