JP2972265B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2972265B2
JP2972265B2 JP2070014A JP7001490A JP2972265B2 JP 2972265 B2 JP2972265 B2 JP 2972265B2 JP 2070014 A JP2070014 A JP 2070014A JP 7001490 A JP7001490 A JP 7001490A JP 2972265 B2 JP2972265 B2 JP 2972265B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は流量計にかかり、特に、使用温度範囲が広い
ために接液部のライニングが大きく伸縮する使用条件と
なり得るものにおける超音波伝播特性の改善を図った流
量計に関するものである。
【従来の技術】
インライン型の流量計にあっては、管内流体に対する
耐食性を確保するため、あるいは、長期の使用に伴うス
ケールの堆積を防止するため、接液部に合成樹脂ライニ
ングが施す場合がある。特に超音波流量計にあっては、
管内にスケールが付着することにより、接液部の外に設
けられた超音波発信器あるいは受信器との間の超音波伝
播特性が悪くなるから、スケールが付着し難いテトラフ
ルオロエチレン樹脂がライニング材として用いられてい
る。また超音波流量計にあっては、前記発信器あるいは
受信器を熱伸縮の大小にかかわらずライニングに密着さ
せて超音波伝播特性を確保しておくための配慮が必要と
され、これら発信器、受信器をライニングに密着させる
手段として接着剤が用いられている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、テトラフルオロエチレン樹脂における
スケールが付着し難いという性質は、必要な接着強度が
得られないという欠点にもつながるものであり、このよ
うな接着強度の不足に起因して、前記発信器あるいは受
信器がライニングから剥がれることによる超音波伝播特
性の低下が生じ易いという問題がある。 本発明は上記の事情に鑑みて提案されたもので、テト
ラフルオロエチレン樹脂ライニングと超音波発信器ある
いは受信器とを確実に接触させて超音波伝播特性を確保
することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、測定すべき流体
が流される本体と、該本体内の液体が接する部分を覆う
ライニング材と、該ライニング材に当接されて前記本体
内の流体との間で超音波信号を授受する超音波センサ
と、該超音波センサを前記ライニング材に圧着するよう
に付勢する付勢手段とから構成してなるものである。
【作用】
上記構成であると、付勢手段によって超音波センサが
ライニング材に圧し付けられて、これらの間の密着状態
が保存される。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもの
である。 符号1は配管の途中などにインラインで挿入されるパ
イプ状の流量計本体である。この流量計本体1の接液
部、すなわち内面は、テトラフルオロエチレン樹脂から
なるライニング材2によって覆われている。 また前記本体1の対角線上の位置には、本体1を貫通
するセンサ挿入穴3が設けられており、これらのセンサ
挿入穴3には、それぞれ超音波センサ4A・4B(一方が発
信器で他方が受信器となっている)が挿入されている。
また前記超音波センサ4A・4Bとライニング材2の外周面
との間には、これらの間の密着性を確保すべく、弾性接
着剤、グリス、オイルなどの充填材5が設けられてい
る。この充填材5には、例えば、前記超音波センサ4A・
4Bのケーシングとして用いられている材料、あるいは、
ライニング材2を構成する樹脂に近似した振動伝播特性
(固有音響インピーダンス)を持ったものを用いること
が望ましい。すなわち、超音波センサ4A・4Bとライニン
グ材2との間に隙間が生じると、これらの間に伝播特性
に極端な差のある空気が存在することとなるから、この
隙間に伝播特性が近似した充填材5を介在させることに
より伝播特性を確保している。 さらに、前記超音波センサ4A・4Bの外側には圧縮ばね
6が設けられており、この圧縮ばね6は、前記本体1の
外周に固着された押え部材7によって管の半径方向外方
への移動が規制されることにより、前記超音波センサ4A
・4Bを半径方向内方へ付勢してライニング材2に密着さ
せるようになっている。また前記超音波センサ4A・4Bの
端部にはそれぞれ突起4aが設けられ、この突起4aと配管
1の外周との距離によって超音波センサ4A・4Bとライニ
ング材2との位置関係を外部から知ることができるよう
になっている。 なお符号8は超音波センサ(発信器)4Aを駆動する発
振回路、符号9は超音波センサ(受信器)4Bが受信した
超音波を電気信号に変換し、この電気信号の特性(例え
ば位相変調量)変化に基づいて検出回路流速(あるいは
流量)を算出する検出回路である。 以上のように構成された流量計にあっては、前記発振
回路8によって駆動される発信器4Aからライニング材2
に伝播された超音波10が管内流体を介して対角線上の反
対側のライニング材2に伝播され、さらに、受信器4Bに
受信されて電気信号に変換される。このような超音波10
の伝播において、異物体間の境界層となる超音波センサ
4A・4Bとライニング材2との接触面にあっては、圧縮ば
ね6の付勢によって、両者が密接状態とされるととも
に、僅かな隙間が生じようとしても、これらの間に変形
可能な充填材5が介在しているから、空気層が生じる余
地がなく、したがって安定した超音波伝播特性を得て正
確な測定を行うことができる。 さらに、管内の流体の温度変化に伴う本体1とライニ
ング材2との熱伸縮の差によって第3図に示すような間
隙が両者の間に生じた場合であっても、両センサ4A・4B
は圧縮ばね6の付勢によってライニング材2の外周に押
し付けられ、密着性が確保される。 次いで、第4図は本発明の第2実施例を示すものであ
る。この実施例は、本体1のセンサ挿入穴3に収容され
たセンサ4A・4Bの周囲をテトラフルオロエチレン樹脂に
よってモールドし、このモールド部11によってライニン
グ部2に密着させるようにしたものである。また前記セ
ンサ挿入穴3に被せられた押え部材7には、前記センサ
挿入穴3へ溶融状態のテトラフルオロエチレン樹脂を充
填するための管12が設けられ、さらにこの管12内の通路
を開閉すべく弁体13がねじ込まれている。 この第2実施例にあっては、センサ4A・4Bをセンサ挿
入穴3内に配置して押え部材7を本体1の表面に固着し
た後、前記弁体13を緩めておき、この状態で管13を介し
てセンサ挿入穴3内に熱溶融状態の樹脂(ライニング材
と同一材質の樹脂)を圧入して、センサ挿入穴3および
押え部材7内を樹脂で満たした後、弁体13をねじ込んで
管12を閉じることにより、ライニング材2と一体に熱融
着されることによってセンサ4A・4Bをライニング材2に
密着状態に固定する樹脂層14が形成される。そして樹脂
層14は、圧入されることによって弾性変形状態で固化し
ているから、センサ4A・4Bをライニング材2に密着する
ように付勢したまま保持することができ、したがって、
前記第1実施例の圧縮ばねと同様に、超音波センサ4A・
4Bをライニング材2へ密着させるための付勢手段として
の機能を果すことができる。
【発明の効果】 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、付勢
手段によってライニング材にセンサを押し付けてセンサ
とライニング材との間に一定の接触圧を維持するように
したから、両者の間にこれらと極端に超音波伝播特性の
異なる空気層が介在することがなく、したがって、超音
波伝播特性を一定に維持して正確な超音波伝播について
の情報を得て、流量を知ることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は横断面図、第2図および第3図はそれぞれ
ライニング材が膨張した状態および収縮した状態におけ
る縦断面図、第4図は本発明の第2実施例の横断面図で
ある。 1……流量計本体、2……ライニング材、3……センサ
挿入穴、4A・4B……超音波センサ、5……充填材、6…
…圧縮ばね(付勢手段)、7……押え部材、11……モー
ルド部(付勢手段)、12……管、13……弁体。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定すべき流体が流される本体と、該本体
    内の流体に接する部分を覆うライニング材と、該ライニ
    ング材に当接されて前記本体内の流体との間で超音波信
    号を授受する超音波センサと、該超音波センサを前記ラ
    イニング材に圧着するように付勢する付勢手段とからな
    ることを特徴とする流量計。
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JP4849557B2 (ja) * 2007-03-09 2012-01-11 愛知時計電機株式会社 超音波流量計
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