JP2972232B2 - 計算機ネツトワーク・システムの制御方式 - Google Patents

計算機ネツトワーク・システムの制御方式

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JP2972232B2
JP2972232B2 JP1221461A JP22146189A JP2972232B2 JP 2972232 B2 JP2972232 B2 JP 2972232B2 JP 1221461 A JP1221461 A JP 1221461A JP 22146189 A JP22146189 A JP 22146189A JP 2972232 B2 JP2972232 B2 JP 2972232B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地理的に分散した計算機システム間でのジヨ
ブの実行の交換を可能とする計算機ネツトワーク・シス
テムにおいて、ネツトワーク系内で異機種の計算機同士
が接続されているときに、利用者の希望する機能を具備
した計算機システムを自動的に選択し、該選択した計算
機システムへジヨブの実行を依頼する制御方式に関する
ものであり、ネツトワーク系内の他サイトの計算機シス
テム使用に際して、処理能力,機能、および利用者の使
用面で好適な制御方式,処理方式に関する。
〔従来の技術〕
情報処理システム、すなわち電子機算機システムの応
用範囲の拡大にともない、電子計算機システムは従来の
単なる計算処理に留まることなく、画像処理,データ・
ベース利用,オンライン処理,非数値処理等へとその利
用範囲は広がつている。これにともない、情報処理シス
テム(以降、計算機システムと略す)の運転も24時間運
転サービスや、計算機ネツトワークの利用による処理の
分散,機能の分散が行われつつある。計算機システムの
24時間運転サービスを支援するための1つの方法とし
て、計算機システムの無人運転を可能とするために、特
公昭61−6426号公報では、ネツトワークを構成する計算
機システム間において、お互いの計算機システムで相互
に監視する制御方式が開示されている。特公昭61−6426
号公報に記載の技術は、ネツトワークを構成する計算機
システム間において防災監視盤の監視のもとに、計算機
システムの起動・停止は公衆回線で行ない、起動後は計
算機システム間の専用データ伝送回線を共用して相互に
計算機システムの状態を監視するものである。
一方、計算機ネツトワークによる機能分散の効果、及
び通信路の利用法,ネツトークの構成方法に関しては、
下記の刊行物にて開示されて以来、多くの分野に応用さ
れている。
シンクロナス データ リンク コントロール:ア
パースペクテイブ,アイ・ビー・エム システム ジヤ
ーナル(1974,No.2)(Synchronous data link contro
l:A perspective,IBM SYST J(1974,No.2)) また、特開昭63−58568号公報では、ホストコンピユ
ータと分散コンピユータによるネツトワーク構成におい
て、分散コンピユータでのジヨブの実行状況を中央のホ
ストコンピユータから監視出来るようにする制御方式が
開示されている。特開昭63−58568号公報で開示された
技術は、分散コンピユータの処理の実行情報のうちの必
要な情報だけを通知情報として、実行状態の変化と同時
にホストコンピユータに伝達するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術に関して、特公昭61−6426号公報記載の技術
は、ネツトワーク構成における一方の計算機システムか
ら他方の機算機システムを公衆回線を用いて起動し、専
用データ伝送回線を用いて監視データを送受信する。ま
た、特開昭63−58568号公報記載の技術は、ホストコン
ピユータと分散コンピユータによるネツトワーク構成に
おいて、分散コンピユータ内でのジヨブの実行情報を記
憶装置に蓄積し、一括してホストコンピユータに転送す
る方式の欠点、すなわち分散コンピユータで発生した事
象(ジヨブの異常終了など)をホストコンピユータで知
るタイミングが遅れてしまう欠点を解決するために、分
散コンピユータ内にホストコンピユータへの通知条件を
設定しておき、該通知条件が成立したときのみホストコ
ンピユータへタイムリーに報告する。
ところで、計算機システムの応用範囲の拡大にともな
い、計算サービス,情報提供サービスを主業務とする企
業にとつては自社の計算機システム利用の契約を結んだ
利用者に対して、常に一定のサービスを提供できること
が望ましい。例えば、自計算機システム群で具備してい
ない機能の使用要求や処理能力を越えた需要に対しても
利用者の使用要求に対応できることである。この対処方
法としては、計算機ネツトワーク・システムの活用であ
ろう。すなわち、利用者からの特殊機能の使用要求、例
えば汎用計算機のみしか装備していないサイトに対し
て、リスト処理向き計算機、あるいは科学技術計算向き
計算機の機能を使用したいとの利用者からの要求に応じ
て、ネツトワーク系内の最適な他のサイトで管理する計
算機システムへジヨブの実行依頼を行なえば良い訳であ
る。このときに解決すべき課題は、利用者にネツトワー
ク系内の各計算機システムの構成、および機能を覚えさ
すことなく、利用者の希望する機能を具備した計算機シ
ステムのサイトへ当該ジヨブを自動的に転送するように
して、利用の便宜を図らなければならない。
さらに、計算機ネツトワーク・システムの系に接続さ
れた各計算機システムの内、利用者の希望する機能を具
備した最適なサイトの選択方法も課題として残されてい
る。すなわち、ジヨブを実行させる計算機システムのサ
イトの名称をジヨブ制御文(JCL:Job Controol languag
e)の中に利用者に直接指定させるのでは、 1)シヨブ実行の度にJCL文を修正はなければならな
い、 2)ネツトワーク系内に同一の機能を具備したサイトが
複数存在していても、利用者がJCL文をジヨブの実行依
頼の都度修正しないかぎり、特定のサイトに集中する などの問題が残されており、使い易さやネツトワーク系
全体の負荷の均衡の面で、解決すべき課題が残されてい
る。
したがつて、本発明の目的は、地理的に分散した計算
機システム間でジヨブの実行の交換を可能とする計算機
ネツトワーク・システム構成において、利用者が特殊な
機能を使用したいと宣言したときに、ネツトワーク系内
の最適なサイトを自動的に選択し、当該利用者のジヨブ
のデータ・ストリームを該選択したサイトへ転送する制
御方式を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記のネツトワーク系内の最適
なサイトを自動的に選択するときに、各サイトの負荷状
況を考慮してネツトワーク系全体の負荷の均衡が図れる
選択手段を提供することにある。
本発明の他の目的は、地理的に分散した計算機システ
ム間でジヨブの実行の交換を可能とする計算機ネツトワ
ーク・システム構成において、利用者が特殊な機能を使
用したいと宣言したときに、ネツトワーク系上に接続さ
れた各サイトの計算機システム構成と実行可能な機能の
一覧を利用者の使用している端末装置に表示し、利用者
に自由に選択させる制御手段を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、地理的に分散した計算
機システム間でジヨブの実行の交換を可能とする計算機
ネツトワーク・システム構成において、利用者が特殊な
機能の使用を宣言したときに、自サイトの計算機システ
ム構成で実行可能な機能一覧と比較し、自サイトで具備
していたならば直ちに実行する一方、自サイトで具備し
ていないならばネツトワーク系内の他のサイトに対し
て、該特殊な機能の実行依頼を問い合わせるとともに、
ジヨブの受け入れ可能なサイトはその旨を応答する制御
方式を提供することにより、利用者に対してネツトワー
ク系内の全ての機能を使用可能とすることにある。
さらに、本発明の他の目的は、利用者の要求する機能
を実行するサイトを選択したときに、利用者にネツトワ
ーク制御のためのジヨブ制御文の記述を強要することな
く、自動的に生成する制御方式を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の計算機ネツトワ
ーク・システムの制御方式においては、ネツトワーク系
内の計算機システム側(各サイトと略す場合もある)に
て自サイトと交信可能な各サイトの名称,計算機システ
ムの種類と機能,当該サイトの負荷状況を記憶する第1
のテーブル群、および処理プログラム群を具備してい
る。
さらに、自サイトと契約している利用者の課金情報を
記憶した利用者登録簿テーブルを有しており、この利用
者登録簿テーブルの中に他のサイトを利用するときの代
表利用者の識別情報も格納している。また、自サイトの
計算機システムで実行可能な機能の一覧を記憶した第2
のテーブルも具備している。なお、この第2のテーブル
は、先の第1のテーブルに含まれていても構わない。ま
た、これらのテーブル群をネツトワーク・テーブルと呼
んでいる。
自サイトの計算機システムの使用契約を結んでいる利
用者が特殊な機能を必要とするジヨブの実行を依頼した
ときに、本発明の計算機システムの制御方式の機構がそ
の効果を発揮する。
まず、自サイトの計算機システムにて利用者の要求す
る機能を処理できるか否かを調べる。これは先に述べた
テーブル群を調べることになる。なお、ここで特殊な機
能とは、ベクトル演算専用のスーパーコンピユータの使
用や知識処理向けのリスト処理計算機(LISPマシンとも
言われる)、あるいはデータベース・マシンの機能など
である。利用者の要求する機能を自サイトの計算機シス
テムで対処出来るならば、該利用者のシヨブのデータ・
ストリームを自イト内の計算機システムのジヨブ受付用
フアイル(スプール・フアイルと云う)に格納し、後
に、該ジヨブのデータ・ストリームが取り出され、実行
されることになる。
一方、利用者の要求する機能を自サイトの計算機シス
テムにて実行出来ないことが判明すると、当該ジヨブを
他のサイトにと実行可能か否か調べる処理がなされる。
この処理手段は、先に述べた第1のテーブルを検索して
特殊な機能要求に対応出来るサイトの候補を選択する処
理を行なう。次に、選択された候補の中から負荷状況の
最も軽いサイトを選択する。ジヨブを実行させるサイト
が選択されると、次に、当該ジヨブのデータ・ストリー
ムをネツトワーク系上に送出することになるが、その前
に、JCL文の追加・修正の処理がなされる。具体的に
は、JCL文の列の中にネツトワーク制御用のJDL文を埋め
込む処理を行う。この処理手順において、ネツトワーク
制御用のJCL文の中に、先に選択したサイトの識別情報
を設定する。以上の処理が終了すると、これらのデータ
・ストリームを一旦、スプール・フアイル内に格納す
る。後に、スプール・フアイル内に格納されたジヨブの
データ・ストリームはジヨブ管理プログラムによつて順
次取り出され、ネツトワーク制御用のJCL文検出した時
点で、再び本発明の制御機構が動作する。
すなわち、ネツトワーク制御用のJCL文で指定された
サイトの識別情報に対応するネツトワーク系内の当該サ
イトへジヨブのデータ・ストリームを送出する。ネツト
ワーク系内の該サイトはこのデータ・ストリームを受け
取ると、自サイトの計算機システム内のスプール・フア
イル内に格納し、自計算機システムのスケジユールにも
とづいて該ジヨブを実行する。実行結果は、一旦、ジヨ
ブを実行したサイトの計算機システムのスプール・フア
イル内に格納する。このとき、結果の出力先が指定され
ていると、ジヨブの実行結果の情報が、ネツトワーク系
を介して、その指定されたサイトへ送り返される。な
お、結果の出力先が指定されていないと、結果の出力は
ジヨブを実行したサイトにてなされる。
以上によつて、利用者の要求する特殊な機能を具備し
ていないサイトにおいても、利用者へのサービスを低下
しなくても済むことになる。なお、本発明においては、
ネツトワーク系上にジヨブのデータ・ストリームを送出
する前に、一旦スプール・フアイル内に格納している
が、これはジヨブ管理プログラムにてジヨブの受付の履
歴を収集するためである。したがつて、ジヨブのデータ
・ストリームを直接にネツトワーク系上に送出しても構
わない。
では次に、使い易さを向上させるための解決手段とし
て、本発明の他の特徴である各サイトの機能一覧の表示
制御方式について述べる。利用者がサイトの計算機シス
テムに接続されている端末装置より、特殊な機能の使用
を宣言すると、本発明の制御方式はネツトワーク系内の
各サイトの計算機システムの機能を記憶している第1の
記憶手段を検索して、その特殊な機能を満たすサイトを
全て抽出し、利用者の使用している端末装置に他の付加
情報、例えば当該サイトの混雑状況などとともに表示す
る制御手段を具備している。利用者は、端末装置の画面
に表示された一覧表の中から、どれかを選択すれば良
い。これによつて、本発明の制御方式は、先に述べた処
理手順、すなわちJCL文の自動生成、選択されたサイト
へデータ・ストリームの転送を自動的に行なう。
さらに、利用者がネツトワーク系の構成、実行可能な
機能の一覧などを意識しなくて済むための解決手段とし
て、本発明の制御方式では、利用者がジヨブを実行させ
るときに、どのような機能を使用するかを宣言すると、
まず、自サイトにて処理出来るか否かを判断する処理手
段が動作し、実行可能であるならば、直ちに自サイトの
計算機システムで実行させるための処理を行なう。一
方、対応する機能を具備していないならば、ネツトワー
ク系内の他のサイトに対してジヨブの実行の受け入れを
問い合わせる処理手段も具備しており、受け入れ可能の
応答のあつたサイトへ当該ジヨブを転送する処理手段が
動作する。これらの制御方式によつて、利用者はネツト
ワーク系内の全ての計算機システムの機能を利用契約を
結んでいるサイトの機能として使用することが出来る。
〔作用〕
本発明の計算機ネツトワーク・システム制御方式を実
現する機構は、オペレーテイング・システム、およびジ
ヨブ管理プログラムに付加して動作するものであり、ジ
ヨブ群(ジヨブ・ストリームともいう。)の受付処理と
JCL文の追加・修正処理、ジヨブ群の送出処理、および
ジヨブの実行結果の受信処理を分担している。また、ジ
ヨブの実行依頼のときには、自サイトの代表識別情報に
て行なう。したがつて、他のサイトからジヨブ群が転送
されて来たときには、自計算機システム内に登録されて
いる該サイトの代表識別情報にて自計算システムを使用
することなるので、ジヨブの受付後は、従来のオペーテ
レイング・システム、ジヨブ管理プログラムの制御のも
とに該ジヨブの処理がなされる。同様に、ジヨブの実行
が終了すると、実行結果は実行結果出力フアイル(スプ
ール・フアイルともいう)に格納されているので、その
フアイルを検索し、他サイトから依頼されたジヨブを取
り出し、課金情報を付加して当該サイトへ送出してい
る。また、ジヨブの実行を依頼するサイトの計算機シス
テム内での本発明の計算機ネツトワーク・システム制御
方式を実現する機構も、オペレーテイング・システム、
およびジヨブ管理プログラムに付加して動作しており、
最適サイトの選択処理、ジヨブの依頼処理、実行結果の
受取処理を分担している。したがつて、従来のオペレー
テング・システムを改造する必要がなく、誤動作するこ
とがない。
〔実施例〕
以下、本発明一実施例を第1図〜第32図により説明す
る。第1図は本発明の計算機ネツトワーク・システムの
制御方式の構成の概要を示した図である。図中の符号20
0,210,220,230は各サイトの計算機システムであり、そ
のもとでオペレーテイング・システム(Operating Syst
m:OS)205,ジヨブ管理プログラム206,通信管理プログラ
ム207,アプリケーシヨン・プログラム209が動作してい
る。ここで、アプリケーシ・プログラム209は利用者の
ジヨブであり、以降、このアプリケーシヨン・プログラ
ムのことをジヨブということにする。なお、Bセンタ・
サイト210〜Dセンタ・サイト230の計算機システム内に
は、Aセンタ・サイト200の計算機システムと同様に、
オペレーテイング・システム(Operating System:O
S)、ジヨブ管理プログラム、通信管理プログラム,ア
プリケーシヨン・プログラムが動作しているが、第1図
においては、省略して表現してある。
本発明の計算機ネツトワーク・システムの制御方式を
実現する処理プログラム群、および制御テーブル群はサ
イト選択・ジヨブ転送処理部105,負荷算出処理部106,表
示処理部110,JCL生成処理部130,ネツトワーク・テーブ
ル100、およびJCLバツフア120であり、ジヨブ管理プロ
グラム206,通信管理プログラム207と連携して動作す
る。図中、太矢印はデータの参照/更新を意味し、実線
は制御の移動を意味する。また、第1図においては、計
算機システム200のサイトをAセンタ・サイト、計算機
システム210のサイトをBセンタ・サイト、計算機シス
テム220のサイトをCセンタ・サイト、および計算機シ
ステム230のサイトをDセンタ・サイトとすることに
し、各々のサイト間は通信制御処理装置(Communicatio
n Contol Processor:CCP)150,155,160,165および線L1
〜L6を介して相互に接続されている。なお、Bセンタ・
サイト210〜Dセンタ・サイト230には、Aセンタ・サイ
ト200にように、本発明の計算機ネツトワーク・システ
ムの制御方式を実現する処理プログラム群、および制御
テーブル群を示していないが、本発明の機能を具備した
構成要件が含まれている。以降の説明に於いては、Aセ
ンタ・サイト200での構成と動作を中心に説明すること
とするが、必要に応じてB,C,Dセンタ・サイト210,220,2
30での動作を説明する。
第1図において、符号201,211,221,222はスプール・
フアイル(Spool File)、符号202はユーザ・フアイル
(User File)を示している。スプール・フアイル201は
利用者がジヨブ制御文、プログラム列,データ列(以
降、これらをジヨブ・ストリームともいう)とともにジ
ヨブの実行依頼をAセンタ・サイト200に申し込んだと
きに、OS205のジヨブ管理プログラム206、および本発明
の制御方式の構成要件の1つであるJCL生成処理部130
が、一旦、作業用に格納するフアイルである。また、ジ
ヨブの実行結果の出力データの格納用にも用いられる。
ユーザ・フアイル202は利用者の使用するプログラムや
データ、およびJCL文のデータを格納するフアイルであ
る。符号203はカードリーダなどの入力装置、符号204は
ラインプリンタなどの出力装置である。符号208は端末
装置であり、各サイトの機能一覧を表示したり、利用者
がジヨブを実行するサイトの選択指示を行なうときに用
いられる。なお、この表示装置208はタイムシエアリン
グ・システム(Time Sharing System:TSS、図示せず)
の端末装置として動作しても構わない。これにより、バ
ツチ・ジヨブ209をTSSの環境から起動することもでき
る。これはユーザ・フアイル202内に格納されているJCL
文のフアイルをスプール・フアイル201へ転送するTSSコ
マンド(SUBMTTコマンド)を利用者が投入すれば良い。
では、第1図を用いて、本発明のネツトワーク制御方
式の動作の概要を説明し、その後、第2図以降の図にて
動作の詳細を説明することにする。利用者がAセンタ・
サイト200にジヨブの実行依頼を行なう方法としては、 1)TSSの環境からジヨブをサブミツトする方法。
2)入力装置203からジヨブを投入する方法がある。上
記において、1)は先に述べたように、JCL文のデータ
・ストリームがユーザ・フアイル202からジヨブ管理プ
ログラム206を経てスプール・フアイル201に格納される
ものであり、2)は入力装置204からJCL文のデータ・ス
トリームが入力されるものである。いずれの場合におい
ても、ジヨブ管理プログラム206を経由することにな
る。そこで、ジヨブ管理プログラム206はJCL文のデータ
・ストリーム中のジヨブ制御文に特殊な機能の使用が宣
言してあると、制御を本発明のサイト選択・ジヨブ転送
処理部105へ渡す。サイト選択・ジヨブ転送処理部105
は、ネツトワーク・テーブル100を検索して要求された
該機能に合致するサイトを自動的に選択する。要求され
た該機能に合致するサイトが複数存在した場合には、負
荷状況の最も軽いサイトを選択することになる。
当然のことながら、サイト選択・ジヨブ転送処理部10
5は、要求された該機能に合致するサイトを選択する前
に、自センタ・システムで当該ジヨブの処理が可能か否
かを調べる。その結果、自センタ・システムで当該ジヨ
ブの処理が可能であるならば、当該ジヨブ・ストリーム
をスプール・フアイル201格納するため、ジヨブ管理に
制御を戻す。ジヨブ管理は当該ジヨブをスプール・フア
イル201に格納した後、後に自センタ・システム内のOS2
05の制御下で実行するときに該ジヨブ・ストリームを取
り出すことになる。
一方、当該ジヨブを自センタ・システムで実行できな
いとき、すなわち自センタ・システムでは該特殊機能の
ジヨブを実行できない場合には既に本発明のサイト選択
・ジヨブ転送処理部105が最適なサイトを選択してい
る。そこで、JCL生成処理部130へ制御が移る。JCL生成
処理部130はLCL文のデータ・ストリームの中にネツトワ
ーク制御文を追加・修正する。このときJCLバツフア120
を使用する。その後、ジヨブ管理プログラム206によつ
て、追加・修正されたジヨブ制御文のデータ・ストリー
ムがスプール・フアイル201に格納される。
次に、スプール・フアイル201内のジヨブ制御文のデ
ータ・ストリームがジヨブ管理プログラム206によつて
取り出され、他のサイトにて実行すべきジヨブ(ネツト
ワーク・ジヨブと云うことにする)であることが判明す
ると、制御は再びサイト選択・ジヨブ転送処理部105へ
渡る。サイト選択・ジヨブ転送処理105は、当該ジヨブ
をネツトワーク制御文で指定されたサイトへ送出する。
これは通信管理プログラム207,OS205を経由し、CCP150
を介して相手サイトのCCP、例えばBセンタ・サイト210
ならばCCP155へ線L1を経て送られる。その結果、当該ジ
ヨブがBセンタ・サイト210のスプール・フアイル211に
格納される。その後、該サイトのスケジユールに基づい
て取り出され、実行される。なお、ネツトワーク制御文
については、後に、第2図以降の図を用いて説明する。
ジヨブの実行結果は、一旦、ジヨブを実行したサイト
のスプール・フアイル211に格納された後、ネツトワー
ク制御文にて指定された出力サイトへ戻される。すなわ
ち、出力サイトに依頼元のサイト、すなわちAセンタ・
サイト200を指定していれば、Bセンタ・サイト210内の
サイト選択・ジヨブ転送処理部(図示せず、Aセンタサ
イトの105に相当)に制御によつて、ジヨブの実行結果
がスプール・フアイル211からCCP155,線L1,CCP155,OS20
5通信管理プログラム207を経由して戻される。
Aセンタ内のサイト選択・ジヨブ転送処理部105、お
よびジヨブ管理プログラム206は自サイトのスプール・
フアイル201内に、受け取つた結果を格納し、後に出力
装置203などに出力する。
以上が利用者の要求する特殊な機能に対応できるサイ
トへ自動的にジヨブを転送する制御方式である。では次
に、本発明の他の特徴であるサイトの機能一覧の表示制
御方式とサイト選択制御方式について、その動作の概要
を説明する。第1図を参照するに、利用者が端末装置20
8を用いて各サイトの機能一覧表示を要求したときに、
表示制御部110が動作する。なお、端末装置208はTSSの
端末装置であつても構わない。表示制御部110はネツト
ワーク・テーブル100を検索し、利用者の要求する機能
に対応したサイトを全て検索し、端末装置208に表示す
る。
利用者が実行させたいサイトを端末装置208から指示
すると、サイト選択・ジヨブ転送処理部105はそれを解
釈し、JCL生成処理部130へ制御を渡す。JCL生成処理部1
30は、ネツトワーク・テーブル100、JCLバツフア120を
用いて当該ジヨブのJCL文を修正する。この処理手順は
先に説明した通りである。この処理以降はスプール・フ
アイル201を経由して該当するサイトへジヨブが転送さ
れる。
以上がネツトワークテーブル100に各サイトの機能を
記憶していた場合の処理手順である。なお、本発明おい
ては、ネツトワーク・テーブル100には自サイトの機能
のみを記憶していても構わない。この場合には、まずサ
イト選択・ジヨブ転送処理部105はネツトワーク・テー
ブル100を検索して、利用者の要求した機能が自サイト
の計算機システムで実行可能か否かを判定することにな
る。その結果、自サイトにて実行可能であるならば、自
サイトて実行する。
一方、自サイトにて実行可能であるならば、サイト選
択・ジヨブ転送処理部105は、当該ジヨブの実行をネツ
トワーク系内の他のサイトで行なうことを試みる。すな
わち、サイト選択・ジヨブ転送処理部105は、線L1〜線L
3を介して各サイトにジヨブの実行を問い合わせる。こ
れはネツトワーク上に依頼サイト名、要求機能,予想時
間(一般にはCPU時間を用いる)のデータ・ストリーム
を送出することになる。他のサイトは、このデータ・ス
トリームを受け取つた後、受け入れ可能であるならば、
受け入れ可の旨のデータ・ストリームを返す。その後、
要求したサイトは受け入れ可の回答のあつたサイトへ当
該ジヨブを先に述べた方法にて送出する。これら一連の
処理は本発明のサイト選択・ジヨブ転送処理105、およ
びJCL生成処理部130が行なう。負荷算出処理部106は、
ジヨブの実行の終了毎に該ジヨブの受付時から処理の終
了時までの所要時間(一般にターンアラウンド・タイム
turn−Around−Timeと云う。以降の説明ではTATと略
す。)を計算し、ネツトワーク・テーブル100内に格納
する。また、ネツトワーク系内の他のサイトから送られ
て来るTATの値もこの負荷算出処理部106で受け取り、ネ
ツトワーク・テーブル100内に格納する。
以上が本発明の計算機ネツトワーク・システムの制御
方式による動作の概要である。では次に、第2図以降に
示す構成図、およびフローチヤート図を用いて動作の詳
細を説明する。第2図は第1図で示したネツトワーク・
テーブルNETTAB100の構成を表している。ネツトワーク
・テーブルNETTAB100は、サイト管理テーブルNSTAB100
a,ジヨブ処理時間テーブルJOBTAT100b,サイト選択テー
ブルSECTTAB100c、およびユーザ登録簿USERT100dでなつ
ており、サイト管理テーブルNSTAB100aはネツトワーク
系内の各サイトの機能、平均TAT、ジヨブの処理件数等
を記憶している。ジヨブ処理時間テーブルJOTAT100bは
自サイトで実行したジヨブのTATを記憶するテーブルで
あり、第3図に詳細を示してある。サイト選択テーブル
SECTTAB100cは利用者が要求した機能に合致するサイト
をサイト管理テーブルNSTAB100aから検索するときの作
業用テーブルであり、第4図にその形式を示してある。
ユーザ登録簿USERT100dは利用者(ユーザ)のジヨブを
ネツトワーク系内の他のサイトへ転送するときに該利用
者の交代の課金番号(第2図ではネツトワーク課金番号
2として示してある)を記憶している。これは該利用者
の課金情報として自サイトでの実行実績、他のサイトで
の実行実績を区別出来るようにするためである。なおネ
ツトワーク系上にジヨブを転送する時には、利用者識別
情報は該サイトの代表識別情報が用いられる。
第5図はJCL文の含んだジヨブのデータ・ストリーム
の例であり、FEAオペランド・フイールド1にて特殊な
機能の使用を宣言している。第6図はTSSからジヨブを
投入するときのTSSコマンドの例である。第7図は第1
図の端末装置208に各サイトの状況を表示した例であ
る。第8図は元のJCL文に対してネツトワーク制御文を
自動的に付加するときの過程を説明した図である。
第9図はネツトワーク系内の他のサイトへJCL文、プ
ログラム,データを転送するときのデータ・ストリーム
であり、第10図はジヨブを実行したサイトから実行結果
を転送して来るときのデータ・ストリームである。第11
図はネツトワーク系内のいずれかのサイトに対して、ジ
ヨブの実行を問い合わせるときのデータ・ストリームで
あり、第12図はジヨブの受け入れ可のサイトから返送さ
れるデータ・ストリームである。また、第13図は第1図
で示した負荷算出処理部106が自サイトの計算機システ
ムの負荷状況をネツトワーク系内の全てのサイトへ報告
するときのデータ・ストリームである。第14図は第2図
で示したサイト管理テーブルNSTAB100aの代わりに自サ
イトで実行可能な機能のみを記憶した場合の機能テーブ
ルFUNCTであり、このテーブルを用いた場合に第11図,
第12図のデータ・ストリームが用いられる。
第15図から第32図までは本発明の計算機ネツトワーク
・システムの制御方式の各処理部の動作フロー図、およ
びプログラム構成図である。第15図はジヨブ管理プログ
ラム206におけるジヨブの実行受付時の処理フロー図、
第16図はジヨブ管理プログラム206におけるスプール・
フアイル201から実行依頼のジヨブを順番に取り出すと
きの処理フロー図、第17図はジヨブの実行終了時におけ
るジヨブ管理プログラム206の処理フロー図、第18図は
ジヨブ管理プログラム206におけるジヨブの実行結果を
スプール・フアイル201から取り出すときの処理フロー
図である。
第19図はサイト選択・ジヨブ転送処理部105プログラ
ム構成図である。第20図は第19図で示したサイト選択・
ジヨブ転送処理部105のメイン処理部NETMAIN105aの処理
フロー図であり、第21図はサイト選択処理部SELECT105b
の処理フロー図、第22図はネツトワーク・ジヨブ転送処
理部NETJOB105cの処理フロー図、第23図は出力処理部OU
TJOB105eの処理フロー図、第24図はTSSからのネツトワ
ーク・ジヨブ指定処理部REQJOB105dの処理フロー図、第
25図はネツトワーク・ジヨブ受け入れ処理部JOBEXE105g
の処理フロー図、第26図は出力ジヨブの受け入れ処理部
RSVJOB105f処理フロー図である。
第27図は第1図で示したJCL生成処理部130の処理フロ
ー図である。第28図は表示処理部110の処理フロー図で
ある。第29図は負荷算出処理部106における自サイトの
負荷を算出するときの処理フロー図であり、第30図は他
のサイトの負荷状況を受け取るときの処理フロー図であ
る。また、第31図は第21図で示したサイト選択処理SELE
CT105bの変形例の処理フロー図である。また、第32図は
サイト選択・ジヨブ転送処理部105において、他のサイ
トからジヨブの実行依頼の問い合わせがなされたとき
に、該機能の具備しているか否かの判定処理とともに、
自サイトの負荷状況をも判定手段としたときの処理フロ
ー図である。
では、第1図〜第31図を用いて、本発明の計算機シス
テムの制御方式の動作を説明する。まず、本発明の第1
の特徴である最適なサイトの自動選択と該ジヨブの自動
転送の動作方法を説明する。ここでは説明を容易にする
ために第5図で示したジヨブのデータ・ストリームが入
力装置203から投入されたものとする。第1図,第2
図,第5図、および第15図を参照するに、ジヨブのデー
タ・ストリームのJCL文に第5図で示したFEAオペランド
・フイールド1にて、VECT2が指定されたものとする。
ここで、VECTとはベクトル演算専用の計算機能を意味す
る。また、JCL文の5行目にて出力サイトOUTフイールド
3にて出力サイト4が指定されている。
ジヨブ管理プログラム206のジヨブ受付処理部は第15
図の処理ステツプ51a〜51fの動作をする。まず、処理ス
テツプ51aにて、第5図で示したJCL文を検索し、判定処
理ステツプ51bにて特殊機能指定、すなわちFEAオペラン
ドの指定がなされているか否かを検査する。指定がなさ
れていなければ処理ステツプ51dへ進む。
FEAオペランド1の指定がなされているならばサイト
選択・ジヨブ転送処理部105のメイン処理部105aに制御
を移し、サイト選択処理部SELECT105bの処理を要求す
る。第15図では、上記の処理を( )の中に記号で示し
てある。例えば処理ステツプ105−1ではSELECTを表し
ている。処理ステツプ105−1の処理フローは第19図〜
第26図であり、その中のSELECTの処理フロー図は第21図
に示してある。
第19図はサイト選択・ジヨブ転送処理部105の構成を
示したものであり、メイン処理部NETMAIN105aを経由し
て各処理部へ制御が移る。また、第20図はメイン処理部
NETMAIN105aの処理フローであり、各処理要求の種別に
よつて分岐する。ここではサイト選択、すなわちSELECT
105bが要求されている。第21図はサイト選択処理部SELE
CT105bの処理フロー図である。
サイト選択処理部SELSCT105bは処理ステツプ52a〜52p
でなつており、第2図のサイト管理テーブルNSTAB100
a、および第4図のサイト選択テーブルSECTTAB100cを使
用する。サイト管理テーブルNSTAB100aはネツトワーク
系内サイト数、すなわちネツトワーク数Nフイールド6,
サイト各フイールド7,記号名フイールド8,種別フイール
ド9,機能フイールド10,平均TATフイールド11およびジヨ
ブ件数フイールド12で構成される。サイト名フイールド
7にはサイトの名称,記号名フイールド8には該サイト
の記号名称が記憶されており、この記号名フイールド8
の値がネツトワーク系内での各サイトの唯一の名称とな
る。種別フイールド9は該サイトが装備している計算機
の種類が記憶されている。機能フイールド10には、該サ
イトにて実行可能な機能が記憶されており、先に第5図
で示したFEAオペランド・フイールド1の値に対応する
機能が記号で記憶されている。例えばベクトル演算機能
ならばVECT、知識処理用のリスト処理機能ならばLISPな
どである。したがつて、これらの機能は複数個存在して
も構わない。平均TATフイールド11には該サイトでのジ
ヨブの平均ターン・アラウンド・タイムジヨブ件数フイ
ード12には該サイトでその日に処理したジヨブの件数を
記憶している。したがつて、この平均TATとジヨブ件数
にて、該サイトの負荷状況を表すことになる。なお、負
荷状況の指標として、これらの平均TATやジヨブ件数の
代わりに他の指標、例えば中央処理装置(Central Proc
essing Unit:CPU)の利用率であつても構わない。サイ
ト管理テーブルNSTAB100aの第1エントリは自サイトの
情報を保持している。
第4図のサイト選択テーブルSECTTAB100Cはサイト選
択処理部105bが使用する作業用テーブルであり、要求さ
れた機能に合致するサイトが全て検索され、その結果が
格納される。選択されたサイト名ESITEフイールド14に
は選択結果のサイトの記号名称が格納される。エントリ
数jフイールド15には要求された機能を具備したサイト
数が格納される。各エントリはSITE(1)〜SITE(j)
の記号で示されており、サイト記号フイールド16,機能
フイールド17,可均TATフイールド18,ジヨブ件数フイー
ルド19でなつている。これらの値はサイト管理テーブル
NSTAB100aより得られる。
第2図,第4図、および第5図を参照するに、サイト
選択処理部SELECT105bにおいて、第21図の処理ステツプ
52aにて、ループカウンタi,jを0に初期化し、第2図の
サイト管理テーブルNSTAB100aをロケートする。すなわ
ち、NSTAB100a各エントリを順次に調べるための準備を
完了させる。ここで、カウンタiはサイト管理テーブル
NSTAB検索用インデクス、カウンタjは要求された機能
に合致したサイトの情報をサイト選択テーブルSECTTAB1
00cに登録するときのインデクスである。なお、カウン
タjはサイト選択テーブルSECTTAB100c内のエントリ数
フイールド15の領域を使用する。処理ステツプ52b〜52h
までを繰り返すことによつて、要求された機能を満たす
サイト全てが検索出来る。なお、繰返し回数はNSTAB100
a内のネツトワーク数Nである。処理ステツプ52bにてカ
ウンタiの値を+1した後、処理ステツプ52cにてネツ
トワーク数Nを超えたか否かの検査を行なう。ネツトワ
ーク数Nを超えていれば、処理ステツプ521へ進む。
判定処理ステツプ52dにて、サイト管理テーブルNSTAB
100aの第1エントリかの検査を行なう。第1エントリで
あるならば、該第1エントリの機能フイールド10が要求
された機能と合致するか否かを調べる。その結果、合致
しなければ処理ステツプ52bへ戻る。合致したならば、
処理ステツプ52j,52kを実行する。すなわち、処理ステ
ツプ52jにて、第4図の選択サイト名ESITEフイールド14
に自サイトの記号名8を格納し、処理ステツプ52kにて
リターン・コード(Return Code:RC)の値を0とする。
ここで、RCはプログラム間のリンク時における引数であ
り、0は自サイトの選択を意味する。
検索のエントリが第1エントリでないならば、判定処
理ステツプ52jにて、サイト管理テーブルNSTAB100aの第
iエントリの機能フイールド10が要求された機能と合致
するか否かを調べる。その結果、合致しなければ処理ス
テツプ52bへ戻る。合致したならば、処理ステツプ52g,5
2hを実行する。すなわち、処理ステツプ52gにてカウン
タjの値を+1した後、処理ステツプ52hにてサイト選
択テーブルSECTTAB100cの第j番目のエントリ、すなわ
ちSITE(j)にサイト管理テーブルNSTAB100aのi番目
のエントリの情報を複写する。複写される情報は、第4
図に示すように、サイト記号名16,機能17,平均TAT18,ジ
ヨブ件数19などである。その後、処理ステツプ52bへ戻
る。
サイト管理テーブルNSTAB100aの検索が全て完了する
と、処理ステツプ52l〜52pが実行される。判定処理ステ
ツプ52lでは、カウンタjの値が0かを調べる。カウン
タjの値が0ならば、要求された機能に対応出来るサイ
トが存在しなかつたことになり、RC値を0にした後、選
択サイト名ESITEフイールド14の値を“Null"として終了
する。ここで、“Null"の値は0であつても構わない。
カウンタjの値が0でないならば、要求された機能を
ネツトワーク系内の他のサイトにて実行可能であること
になる。そこで、処理ステツプ52mでは、サイト選択テ
ーブルSECTTAB100cを検索して平均TATフイールド18の値
が最も小さいサイト、すなわちTATの速いサイトを選択
する。選択した結果を選択サイト名ESITEフイールド14
にサイト記号名フイールド16の値を格納する。次に、処
理ステツプ52nにて、RCの値を1とする。これは他のサ
イトを選択したことを意味する。
以上の処理が終了すると、制御は再び第15図の処理ス
テツプ105−1へ戻る。まず、自サイトが選択されると
きにはRCの値は0となつているので処理ステツプ51dへ
進む。次に、判定処理ステツプ51cでは、選択サイト名E
SITE14の値が“Null"であるか否かを調べる。その結
果、値が“Null"であるならば、処理ステツプ51fにてエ
ラーの旨のメツセージを第5図のデータ・ストリームに
続いて出力し、それらをまとめて出力用のスプール・フ
アイル201に格納する。
一方、ESITE14の値が“Null"でないならば、要求され
た機能は自サイトを含めてネツトワーク系内のどこかの
サイトにて実行可能である。そこで、第1図で示したJC
L生成処理部130へ制御を移し、第5図のJCL文を含んだ
データ・ストリームに対してネツトワーク制御用のJCL
文を付加する。その後、処理ステツプ51dにて、ネツト
ワーク制御用のJCL文が付加されたJCL文およびプログラ
ム、データのデータ・ストリームを第1図のジヨブ受付
用のスプール・フアイル201に格納する。このときに当
該ジヨブの受付時刻T0をジヨブ名称とともにスプール・
フアイル201に格納する。
以上の処理ステツプにてジヨブの受付処理が完了した
ことになる。次に、スプール・フアイル201からジヨブ
のデータ・ストリームを取り出して、該ジヨブを実行す
る。ジヨブの実行の処理手順を説明する前に、JCL生成
処理部130の動作を説明する。第27図はJCL生成処理部13
0の処理フローを示している。ここで、第27図はJCL生成
処理部130の処理フローを説明する前に、第8図を用い
てネツトワーク制御のためのJCL文の自動生成方法を説
明する。
第8図を参照するに、第5図で示したデータ・ストリ
ームにはネツトワーク制御用のJCL文23には含まれてい
ない。また、利用者識別情報5も該サイトと利用契約を
している識別情報ID1が指定されており、かつ課金番号2
1も利用契約をしているサイト用となつている。そこ
で、JCL生成処理部130では、 1)利用者名(ユーザ名)の変更 2)課金番号の変更 3)ネツトワーク制御用JCL文の自動生成の処理を行な
う。
1)の利用者名の変更は他のサイトへジヨブの実行を
依頼するときに、依頼したサイトの代表者識別情報を用
いることにより、相手サイトの利用者の管理を容易にす
るためである。2)の課金番号の変更は自サイト内にて
処理した件数とネツトワーク系内の他のサイトにて処理
した件数を区別するためである。したがつて、特に2)
の処理は必要不可欠なものではない。3)のネツトワー
ク制御JCL文の自動生成処理は、第5図に示した利用者
の元のJCL文のデータ・ストリームを破壊することなく
ネツトワーク制御用のJCL文を生成するものである。
第8図より、もとのJCL文を含むデータ・ストリーム
を入力として、サイト選択テーブルSECTTAB100c内のESI
TE14に設定された実行サイトのサイト記号名称と第2図
のユーザ登録簿USERT100dの情報を用いる。まず、ユー
ザ登録簿USERT100dを検索して利用者識別情報ID1(符号
5)に対応するエントリを得る。このエントリより、ネ
ツトワーク課金番号2の情報“BBB"(符号27)を得る。
次に、JCLバツフア120内に当該サイトの代表識別情報
ID2(符号6)とネツトワーク課金番号2の情報“BBB"
(符号27)を用いて、JOB文を作る。なお、当該サイト
の代表識別情報ID2(符号6)は当該サイトの固定情報
である。その後、符号23で示すネツトワーク制御用のJC
L文(NETWORK文で示してある)を付加する。このとき
に、符号24で示す実行サイトの記号名称にESITE14に格
納された値を用いる。
第27図は、上述で述べたJCL生成処理部130の処理フロ
ーを示している。処理ステツプ60aにてJOB制御文を完成
させる。処理ステツプ60bにてジヨブの実行サイト指定
用のXDESTオペランド・フイールドにESITE14の値を格納
する。判定処理ステツプ60c、および処理ステツプ60d,6
0eにてジヨブの実行結果の出力サイト指定用ODESTオペ
ラン・フイールドを完成させ、JCL生成処理部130の処理
が終了する。
第16図はジヨブ管理プログラム206におけるジヨブの
実行受付時の処理フロー図である。処理ステツプ53aに
てスプール・フアイル201より、JCL文を含むデータ・ス
トリームを取り出す。このときにジヨブ処理時間テーブ
ルJOBTAT100b内のジヨブ名称フイールド35とT0フイール
ド36に、先に格納していた値を設定する。判定処理ステ
ツプ53bでは、第8図で示したNETWORK文23が存在するか
否かを調べる。NETWORK文23が存在しないならば、処理
ステツプ53c,53dを実行する。この処理は自動的に自サ
イトの計算機システムにて当該ジヨブを実行するもので
ある。処理ステツプ53cにて現在の時刻を得て、第2図
のジヨブ処理時間テーブルJOBTAT100b内のT2フイールド
38に格納する。その後、処理ステツプ53dにて当該ジヨ
ブを自サイトの計算機システムのOS(Operating Syste
m)にて実行させる。
一方、NETWORK制御文が存在したならば、第1図のサ
イト選択・ジヨブ転送処理部105へ制御を移す。この処
理プログラムはNETJOB105cである。NETJOB105にて処理
した結果、自サイトにて実行すべきジヨブであるならば
処理ステツプ53,53dを実行する。さもなくば、NETJOB10
5cにて当該ジヨブをネツトワーク系上に転送しているの
で、処理ステツプ53eにて現在の時刻を得て、第2図の
ジヨブ処理時間テーブルJOBTAT100b内のT1フイールド37
に格納する。
第22図はNETJOB105cの処理フロー図である。まず、処
理ステツプ54aにてネツトワーク制御文のXDESTオペラン
ド・フイールド、ODESTオペランド・フイールドの値を
得る。判定処理ステツプ54bにてXDESTオペランド・フイ
ールドの値が“自サイト”を示していたならば終了出口
2からジヨブ管理プログラム206の処理ステツプ53cへ戻
る。
一方、他のサイトへのジヨブ転送であるならば、処理
ステツプ54c,54dを実行する。まず、処理ステツプ54cで
は、第2図のNSTAB100aをアクセスし、XDESTフイールド
の値と等しい記号名8に対応するサイト名7を得る。次
に、処理ステツプ54dにてサイト名7のサイトの計算機
システムへJCL文,プログラム,データを転送する。こ
のときの転送するデータ形式は第9図に示す通りであ
る。すなわち、フラグ44aの値を‘1'とし、フイールド4
4bには依頼元サイト名,フイールド44bには依頼先サイ
ト名を格納し、続いてJCL文,プログラム,データを転
送する。
上記で述べた第9図のデータ・ストリームがネツトワ
ーク系上に転送されると、各サイト計算機システムはデ
ータ・ストリーム内のフラグ・フイールド44aを調べ、
その値が‘1'であるならばジヨブの受け入れの準備をす
る。この処理は第1図,第19図で示したサイト選択・ジ
ヨブ転送処理部105のネツトワーク・ジヨブ受け入れ処
理部JOBEXE105gが行なう。第25図はネツトワーク・ジヨ
ブ受け入れ処理部JOBEXE105gのフローである。
第25図を参照するに、まず、判定処理ステツプ53fで
は、第9図のデータ・ストリームの依頼先サイト名フイ
ールド44cの値が自サイトとなつているか否かを検査す
る。検査の結果、自サイトの指定でなければネツトワー
ク系内の他のサイトがこのジヨブを処理することになる
ので、当該サイトでは何もしない。一方、自サイトが指
定されていれば、第9図のデータ・ストリーム中のフイ
ールド44d、すなわちJCL文、プログラム、データのスト
リームを自サイトのスプール・フアイル、例えば、Bセ
ンタ・サイトのスプール・フアイル211に格納する。こ
れによつて、後にBセンタ・サイトのジヨブ管理プログ
ラムが該ジヨブを取り出して、順次に実行することにな
る。そのときの処理フローは第16図と同じである。
以上によつて、利用者の要求した特殊機能のジヨブな
ども、利用者に負担させることなくネツトワーク系内の
最適なサイトにて実行可能となる。では次に、あるサイ
トにてジヨブを実行した後の動作を説明する。ジヨブの
実行が終了すると、第1図のOS205からジヨブ管理プロ
グラム206へ制御が、一旦、移る。第17図はジヨブ管理
プログラム206におけるジヨブの実行終了時の処理フロ
ーである。処理ステツプ55aでは、当該ジヨブの終了時
刻を得て第3図に示したジヨブ処理時間テーブルJOBTAT
100bのT3フイールド39に格納後、負荷算出処理部106に
制御を移す。
負荷算出処理106は2つの機能を有しており、それら
は自サイトの負荷状況の算出と他のサイトの負荷状況の
受信である。第29図は自サイトの負荷状況を算出すると
きの処理フローであり、第30図は他のサイトの負荷状況
を受信したときの処理フローである。第29図を参照する
に、処理ステツプ56aにてJOBTAT100bの対応するエント
リを位置付けた後、T3フイールド39の値からT0フイール
ド36の値を差し引いた後、結果をフイールド40に格納す
る。この値はジヨブの受付時から実行終了時までに要し
た時間となり、一般にはTAT(Turn Around Time)とな
る。さらに、T3フイールド39の値からT2フイールド38の
値を差し引いた後、結果をフイールド41に格納する。こ
の値はジヨブの実行開始から終了までの時間となる。
処理ステツプ56cでは、当該イニシエータの平均TATを
計算して、結果をフイールド42に格納する。また、フイ
ールド43の件数を+1する。処理ステツプ56dでは、該
サイトで処理したジヨブの平均TATと件数を計算し、結
果を各々フイールド30,31に格納する。判定処理ステツ
プ56eでは自サイトの負荷状況を他のサイトへ報告する
時刻か否かを調べる。これはJOBTAT100bの報告時刻フイ
ールド33と現在の時刻を比較すれば良い。比較の結果、
報告時刻に達していなければ、負荷状況算出処理部106
の処理は終了する。
報告時刻に達していたならば、処理ステツプ56f,56g
を実行する。まず、処理ステツプ56fにて次の報告時刻
を設定し、フイールド33に格納する。報告の間隔は15分
単位でも良いし、30分単位でも良い。処理ステツプ56g
にて自サイトの負荷状況、すなわち、平均TATの値をネ
ツトワーク系内の全てのサイトへ報告する。なお、自サ
イトに関しては、第2図のサイト管理テーブルNSTAB100
aの第1エントリに平均TAT,ジヨブ件数を格納してお
く。
第13図はこのときデータ・ストリーム形式である。こ
のときのフラグ48aの値は‘D'となり、報告サイト名48b
に続いて合計のTAT48c,および合計のジヨブ件数48dが続
く。その後のフイールド48e〜フイールド48gは各機能の
負荷状況である。例えば、ベクトル処理やリスト処理の
負荷状況などである。
第13図のデータ・ストリームがネツトワーク系上に送
られてくると、各サイトの負荷状況算出処理部106は、
そのデータを受信して第2図のサイト管理テーブルNSTA
B100aに格納する。第30図は、その処理フローである。
処理ステツプ57aにて第13図のデータ・ストリームを受
信した後、機能フイールド48e〜48gの個数をカウント
し、その個数をnとする。また、カウンタiの値を0に
初期化する。ここで、次に、カウンタiは作業用変数で
ある。処理ステツプ57bにて報告サイト名フイールド48
に対応するNSTAB100a内のエントリをロケートする。
処理ステツプ57cでは第13図で示した合計フイールド
の平均TAT48c,ジヨブ件数48dの値を、先にロケートした
当該エントリの平均TATフイールド11,ジヨブ件数フイー
ルド12に格納する。処理ステツプ57d〜57fは第13図で示
した各機能毎の平均TAT,ジヨブ件数の値(符号48e,符号
48g)サイト管理テーブルNSTAB100a内の当該エントリー
の平均TAT11,ジヨブ件数12の各フイールドに追加して格
納する。したがつてサイト管理テーブルNSTAB100a内の
各サイトに対応する当該エントリには、該サイトの平均
のTATと合計のジヨブ件数に続いて各機能対応に、その
機能毎の平均のTATジヨブ件数が格納される。判定処理
ステツプ57eにて、カウンタiの値がnを越えたなら
ば、他のサイトからの負荷状況報告に伴う処理が終了す
る。
では次に、ジヨブの実行結果の出力処理の動作を説明
する。第18図はジヨブ管理プログラム206におけるジヨ
ブの実行結果の出力処理の処理フローである。処理ステ
ツプ58aにてスプールフアイル201よりジヨブの実行結果
を取り出す。このとき、第8図に示したJCL文のデータ
列も取り出される。判定処理ステツプ58cでは、出力先
指定のオペランド・フイールド、すなわちODEST=フイ
ールド24aの指定がなされているか否かを調べる。指定
がなされていなければ、処理ステツプ58dによつて、そ
のジヨブの実行結果を自サイトの出力装置に出力する。
一方、指定がなされており、かつ、その出力先のサイト
が自サイト以外なら(判定処理ステツプ58c)、サイト
選択・ジヨブ転送処理部105の出力処理OUTJOB105eへ制
御を渡す。
第23図はサイト選択・ジヨブ転送処理105の出力処理
部OUTJOB105eの処理フローであり、判定処理ステツプ58
f,58gを経て、処理ステツプ58hにて、ジヨブの実行結果
をネツトワーク系上に送出する。第10図はジヨブの実行
結果をネツトワーク系上に送出したときのデータ・スト
リームの形式である。このデータ・ストリームはジヨブ
の実行結果のフイールド45fの前に、フラグ・フイール
ド45a,依頼元サイト名フイールド45b,出力先フイールド
45c,実行元サイト名フイールド45d、およびCPU時間や入
出力回数等の課金情報フイールド45eが付加されてい
る。これらの付加情報は、処理ステツプ58hにて作られ
る。
第10図で示したデータ・ストリームがネツトワーク系
上に送出されると、ジヨブの実行を依頼したサイト選択
・ジヨブ転送処理部105(第1図)内の出力ジヨブ受け
入れ処理部RSVJOB105fが動作し、該データ・ストリーム
を検査する。第26は出力ジヨブ受け入れ処理部RSVJOB10
5fの処理フローを示している。まず処理ステツプ59aに
てフラグ45aを調べて、ジヨブの実行結果のデータ・ス
トリームであることを確認する。処理ステツプ59bでは
該データ・ストリームの出力サイト名フイールド45cの
値が自サイトを指定しているか否を調べている。その結
果、自サイトでないならば、ネツトワーク系内の他のサ
イトにて処理することになる。
一方、自サイトが指定されていたならば、処理ステツ
プ59cにて第10図の実行結果のフイールド45fを自サイト
のスプール・フアイル201に格納する。なお、このとき
に、課金情報フイールド45eの情報もユーザ登録簿USERT
100dに格納する。これによつて、後に、ジヨブ管理プロ
グラム206がスプールフアイル201より、該ジヨブの実行
結果を取り出して自サイトの出力装置204に出力する。
以上によつて、利用者の要求した特殊機能のジヨブも
ネツトワーク系内の、いずれかのサイトにて自動的に実
行され、再び、自サイトにて結果を出力出来る。なお、
上記で述べた最適なサイトの選択方法は自サイト内にサ
イト管理テーブルNSTAB100aを具備し、かつ、負荷状況
の最も軽いサイトを選択するものであつたが、サイト管
理テーブルNSTAB100aを検索して、要求された機能に合
致するサイトを最初に検出したサイトを選択する方法
も、変形例として考えられる。
また、第21図で示したサイト選択処理SELCT105bの変
形例としては、要求された機能に対して自サイトにて実
行出来るか否かを判断する処理手段と、実行不可能であ
るならば、ネツトワーク系内の全てのサイトに対して該
特殊機能のジヨブの実行の受け入れを問い合わせる制御
手段と受け入れ可の応答のあつたサイトへ該ジヨブを転
送して対応する制御方式がある。第31図は第21図で示し
たサイト選択処理SELCT105bの変形例の処理フロー図で
ある。この場合には、第2図のサイト管理テーブルNSTA
B100aの代わりに第14図の機能テーブルFUNCT100eを用い
る。機能テーブルFUNCT100eは自サイトの計算機システ
ムで実行できる機能の一覧を記憶したテーブルであり、
機能フイールド49,プロセツサ名フイールド49b、および
付加情報として性能フイールド49cでなつている。ここ
で、性能フイールド49cは特殊な機能に対応できるか否
かの検査には必須要件でない。
第31図を参照するに、処理ステツプ61aにて第14図の
記能テーブルFUNCT100eを検索して、要求された機能と
機能フイールド49aとの間で比較検査を行なう。判定処
理ステツプ62bにて該当する機能が存在したならば、処
理ステツプ61i,61jを実行する。この処理ステツプは第2
1の処理ステツプ52j,52kと同じ様に、第3図のESITEフ
イールド14に自サイトの記号名を格納し、RCの値を0、
すなわち自サイトの選択の旨を設定して、ジヨブ管理プ
ログラム206に制御を戻す。
比較検査の結果、自サイトに対応する機能が存在しな
いならば、処理ステツプ61d〜61hを実行する。まず、処
理ステツプ61dにて第11図に示す問い合わせ用のデータ
・ストリームを作成する。このデータ・ストリームはフ
ラグ・フイールド49eの値が‘F'となり、依頼元サイト
名フイールド49f,要求機能フイールド49,予想CPU時間フ
イールド49h、および付加情報フイールド49iで成つてい
る。この問い合わせ用のデータ・ストリームをネツトワ
ーク系内の全てのサイトへ送出する。一定時間の経過
後、ネツトワーク系内のサイトからの応答を待つ。判定
処理ステツプ61dにて一定時間が経過しても、どのサイ
トからも応答がなければ、処理ステツプ61hにてRCの値
を‘−1'、すなわち選択不可としてジヨブ管理プログラ
ム206に制御を戻す。
第11図のデータ・ストリームを受信したサイトは自サ
イトにて要求機能49gに対応できるか否かを調べる。そ
の処理はサイト選択・ジヨブ転送処理部105のネツトワ
ーク・ジヨブ受け入れ処理部105g(第19図の符号105g)
が行ない、第32図は受け入れ可能か否かの判定処理の処
理フローである。処理ステツプ62aにて第11図の要求機
能フイールド49gと第2図のサイト管理テーブルNSTAB10
0aの第1エントリの機能フイールド10とを比較検査す
る。ここで、第1エントリは自サイトの情報を記憶して
いる。判定処理ステツプ62bの結果、自サイトで要求機
能に対応する機能を具備していたならば、次に、判定処
理ステツプ62cにて自サイトの負荷状況を検査する。本
実施例においては、NSTAB100aの平均TAT11がしきい値を
超えていなければ、受け入れ可能と判断している。な
お、負荷状況の指標しては上記の他にCPU利用率を用い
ても構わない。判定処理の結果、受け入れ可能であるな
らば、処理ステツプ62dにて第12図のデータ・ストリー
ムを作成し、依頼元のサイトへ送り返す。
再び第31図を参照するに、依頼元のサイトでは処理ス
テツプ61eにて第12図のデータ・ストリームを受信し、
続いて処理ステツプ61fに受け入れ可のサイト名フイー
ルド49mの値を第4図のESITE14に格納する。処理ステツ
プ61gではRCの値を‘1'、すなわち他のサイトの選択の
旨を表してジヨブ管理プログラム206に制御を戻す。上
記で述べた制御方式によつても利用者の特殊機能の使用
要求に対応可能である。
では次に、本発明の他の特徴である各サイトの機能一
覧の表示制御方式とサイト選択制御方式による動作を説
明する。この動作は第6図,第7図、および第28図を用
いて説明する。第6図は端末装置208より、TSSコマンド
にてジヨブの実行を指令するときのSUBMITコマンドの形
式を示している。このコマンドにおいては、第5図のJC
L文が格納されているフアイル202内に名称をオペランド
・フイールド81aにて指定する。さらに、オペランド・
フイールド81bにて特殊機能の使用を宣言し、また、オ
ペランド・フイールド81cにて結果の出力サイトを指定
することになる。
このコマンドが投入されると、制御は第1図の表示制
御処理部110に移る。第28図は表示制御処理部110の処理
フロー図である。処理ステツプ65aでは第2図のNSTAB10
0aの内容を端末層208に表示し、利用者からの応答を待
つ。第7図は端末装置208に表示したときの表示例であ
る。利用者がSELECTフイールド83aに‘S'を指定する
と、処理ステツプ65b,65cが実行される。処理ステツプ6
5bにて端末装置208からの応答があつたことを確認し,
処理ステツプ65cにて第4図のESITE14に選択されたサイ
トに応答する記号名(NSTAB100aのフイールド8)を格
納後、制御をサイト選択・ジヨブ転送処理部105のREQJO
B05d(第20図参照)に渡す。
第24図は、REQJOB105dの処理フロー図である。まず、
処理ステツプ66aにてユーザ・フアイル202より、第6図
のオペランド・フイールド81aで指定されたフアイルを
読み込み、制御をGENJCL130に渡す。GENJCL130の処理
は、先に第27図にて説明したように、ネツトワーク制御
文を自動的に生成する。REQJOB105aではGENJCL130より
制御がもどると、JCLバツフア120の内容を第15図のジヨ
ブ管理プログラムのジヨブ受付処理の第2の入口51gへ
制御を渡す。したがつて、この処理以降はスプール・フ
アイル201を経由して先に述べた処理がなされ、かつ、
該当するサイトにてジヨブが実行される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、地理的に分散した計算機システム間
でジヨブの実行の交換を可能とする計算機ネツトワーク
・システム構成において、各計算機システム側におい
て、ネツトワーク系内の各計算機システム側、すなわち
各サイトにて自サイトと交信可能な各サイトの名称,計
算機システムの種類と機能、該サイトの負荷状況を記憶
する第1のテーブル群と処理プログラム群を具備してい
るので、自サイトと使用契約を結んでいる利用者が特殊
機能を必要とするジヨブの実行を依頼したときに、該第
1のテーブルを検索して該機能に最適なサイトを自動的
に検索し、かつ、ジヨブの実行に必要なJCL制御文も自
動的に生成するので、利用者は該契約を結んでいるサイ
トの計算機システムを使用しているが如く制御でき、か
つ、利用者に対しては、常に一定のサービスを提供する
ことが出来る効果がある。
さらに、地理的に分散した計算機システム間でジヨブ
の実行の交換を可能とする計算機ネツトワーク・システ
ム構成において、他のサイトヘジヨブの実行を依頼する
ときに、利用者の準備した元のJCL文をもとにして、別
途、新たにネツトワーク制御用のJCL文を生成・付加す
るので、利用者がネツトワーク系の構成を覚えておく必
要がなくなるという効果がある。
さらに、他のサイトへジヨブの実行を依頼するとき
に、最適なサイトを自動的に選択し、利用者の準備した
元のJCL文をもとにして、別途、新たにネツトワーク制
御用のJCL文を生成・付加するので、ネツトワーク系内
の特定のサイトにジヨブの実行の依頼が集中しないとい
う効果がある。
さらに、本発明のネツトワーク制御方式においては、
利用者の使用している端末装置に、利用者の要求に応じ
て、ネツトワーク系内の全てのサイトの機能、および該
サイトの混雑状況を該端末装置に表示する制御手段も具
備しているので、利用者端末装置に表示されたサイトの
一覧の中から選択・指示をすれば良く、利用者からの使
い勝手が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の計算機ネツトワーク・システムの制御
方式の構成の概要を示した図、第2図は第1図で示した
ネツトワーク・テーブルNETTAB100の構成を示した図、
第3図はジヨブ処理時間テーブルJOBTATの構成を示した
図、第4図はサイト選択テーブルSECTTABの構成を示し
た図、第5図はJCL文を含んだジヨブのデータ・ストリ
ームの例を示した図、第6図はTSS(Time Sharing Syst
em)からジヨブを投入するときのTSSコマンドの一例を
示した図、第7図は第1図の端末装置208に各サイトの
状況を表示した例を示した図、第8図は元のJCL文に対
してネツトワーク制御文を自動的に付加するときの過程
を説明した図、第9図はネツトワーク系内の他のサイト
へJCL文、プログラム,データを転送するときのデータ
・ストリームを示した図、第10図はジヨブを実行したサ
イトから実行結果を転送して来るときのデータ・ストリ
ームを示した図、第11図はネツトワーク系内のいずれか
のサイトに対して、ジヨブの実行を問い合わせるときの
データ・ストリームを示した図、第12図はジヨブの受け
入れ可のサイトから返送されるデータ・ストリームを示
した図、第13図は第1図で示した負荷率算出処理部106
が自サイトの計算機システムの負荷状況をネツトワーク
系内の全てのサイトへ報告するときのデータ・ストリー
ムを示した図、第14図は第2図の代わりに、自サイトで
の実行可能な機能のみを記憶した場合の機能テーブルFU
NCTの形式を示した図、第15図はジヨブ管理プログラム2
06におけるジヨブの実行受付時の処理フロー図、第16図
はジヨブ管理プログラム206におけるスプール・フアイ
ル201から実行依頼のジヨブを順番に取り出すときの処
理フロー図、第17図はジヨブの実行終了時におけるジヨ
ブ管理プログラム206の処理フロー図、第18図はジヨブ
管理プログラム206におけるジヨブの実行結果をスプー
ル・フアイル201から取り出すときの処理フロー図、第1
9図はサイト選択・ジヨブ転送処理部105のプログラム構
成を示した図、第20図は第19図で示したサイト選択・ジ
ヨブ転送処理部105のメイン処理部NETMAIN105aの処理フ
ロー図、第21図はサイト選択処理部SELECT105bの処理フ
ロー図、第22図はネツトワーク・ジヨブ転送処理部NETJ
OB105cの処理フロー図、第23図は出力処理部OUTJOB105e
の処理フロー図、第24図はTSSからのネツトワーク・ジ
ヨブ指定処理部REQJOB105dの処理フロー図、第25図はネ
ツトワーク・ジヨブ受け入れ処理部JOBEXE105gの処理フ
ロー図、第26図は出力ジヨブ受け入れ処理部RSVJOB105f
の処理フロー図、第27図は第1図で示したJCL生成処理
部130の処理フロー図、第28図は表示処理部110の処理フ
ロー図、第29図は負荷算出処理部106における自サイト
の負荷を算出するときの処理フロー図、第30図は他のサ
イトの負荷状況を受け取るときの処理フロー図、第31図
は第21図で示したサイト選択処理SELECT105bの変形例の
処理フロー図、第32図はサイト選択・ジヨブ転送処理部
105において他のサイトからジヨブの実行依頼の問い合
わせがなされたときに、該機能を具備しているか否かの
判定処理とともに、自サイト負荷状況をも判定手段とし
たときの処理フロー図である。 100……ネツトワーク・テーブル、105……サイト選択・
ジヨブ転送処理部、106……負荷算出処理部、110……表
示処理部、120……JCLバツフア、130……JCL生成処理
部、150,155,160,165……通信制御処理装置(Communica
tion Control Processor:CCP)、200,210,220,230……
計算機システム、205……オペレーテイング・システム
(OS)、206……ジヨブ管理プログラム、207……通信管
理プログラム、201,211,221,222……スプール・フアイ
ル、202……ユーザ・フアイル、203……入力装置、204
……出力装置、208……端末装置、209……アプリケーシ
ヨン・プログラム、100a……サイト管理テーブル、100b
……ジヨブ処理時間テーブル、100c……サイト選択テー
ブル、100d……ユーザ登録簿テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 伊九夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウェア工場内 (72)発明者 遠藤 慎一 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−95329(JP,A) 特開 昭63−100561(JP,A) 特開 昭63−95557(JP,A) 特開 昭63−273152(JP,A) 特開 昭63−284661(JP,A) 特開 昭63−76051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/16

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他の複数の計算機システムとネットワーク
    を介してジョブの実行の交換を行うことが可能な計算機
    システムであって、 上記他の複数の計算機システムの各計算機システムで実
    行可能なジョブに関する情報を保持する記憶手段と、 要求されたジョブを実行できない場合に、上記他の複数
    の計算機システムの何れかの計算機システムに転送する
    ジョブ転送手段を有し、 上記ジョブ転送手段は、上記記憶手段を参照して、上記
    他の複数の計算機システムから、上記ジョブを実行でき
    る機能を有する計算機システムを選択し、上記要求され
    たジョブに対応するジョブ制御文の中に、ネットワーク
    制御文を追加し、上記ネットワーク制御文が追加された
    ジョブ制御文を上記選択した計算機システムに送信する
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】上記ジョブ転送手段は、上記ネットワーク
    制御文に、上記選択した計算機システムの識別情報を設
    定することを特徴とする請求項1に記載の計算機システ
    ム。
  3. 【請求項3】上記ジョブ転送手段は、上記ネットワーク
    制御文が追加されたジョブ制御文と共に、上記要求され
    たジョブのジョブ・ストリームを上記選択した計算機シ
    ステムに送信することを特徴とする請求項1又は2の何
    れかに記載の計算機システム。
  4. 【請求項4】他の複数の計算機システムとネットワーク
    を介してジョブの実行の交換を行うことが可能な計算機
    システムであって、 上記他の複数の計算機システムの各計算機システムで実
    行可能なジョブに関する情報を保持する記憶手段と、 要求されたジョブを実行できない場合に、上記他の複数
    の計算機システムの何れかの計算機システムに転送する
    ジョブ転送手段を有し、 上記ジョブ転送手段は、上記記憶手段を参照して、上記
    他の複数の計算機システムから、上記ジョブを実行でき
    る機能を有する計算機システムを選択し、上記要求され
    たジョブに対応するジョブ制御文の中に、上記選択した
    計算機システムの識別情報を設定し、上記識別情報設定
    されたジョブ制御文を上記選択した計算機システムに送
    信することを特徴とする計算機システム。
  5. 【請求項5】上記ジョブ転送手段は、上記ネットワーク
    制御文が追加されたジョブ制御文と共に、上記要求され
    たジョブのジョブ・ストリームを上記選択した計算機シ
    ステムに送信することを特徴とする請求項4に記載の計
    算機システム。
  6. 【請求項6】上記記憶手段は、上記他の複数の計算機シ
    ステムの各計算機システムの負荷に関する情報を保持
    し、 上記ジョブ転送手段は、上記他の複数の計算機システム
    の中に、上記ジョブを実行できる機能を有する計算機シ
    ステムが複数ある場合、負荷が軽い計算機システムを選
    択することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の計算機システム。
  7. 【請求項7】上記他の複数の計算機システムの各計算機
    システムから送信される各計算機システムの負荷に関す
    る情報を受信し、該情報を上記記憶手段に書き込む手段
    を有することを特徴とする請求項6に記載の計算機シス
    テム。
  8. 【請求項8】上記負荷に関する情報は平均ターンアラウ
    ンド・タイム(Turnaround Time)であることを特徴と
    する請求項6又は7の何れかに記載の計算機システム。
  9. 【請求項9】ネットワークを介して接続される他の複数
    の計算機システムにジョブを転送するジョブの転送方法
    であって、 要求されたジョブを実行できない場合、上記他の複数の
    計算機システムの各計算機システムで実行可能なジョブ
    に関する情報を保持する記憶手段を参照して上記他の複
    数の計算機システムから、上記ジョブを実行できる機能
    を有する計算機システムを選択し、 上記要求されたジョブに対応するジョブ制御文の中に、
    ネットワーク制御文を追加し、 上記ネットワーク制御文が追加されたジョブ制御文を上
    記選択した計算機システムに送信することを特徴とする
    ジョブの転送方法。
  10. 【請求項10】上記ネットワーク制御文に、上記選択し
    た計算機システムの識別情報を設定することを特徴とす
    る請求項9に記載のジョブの転送方法。
  11. 【請求項11】上記ネットワーク制御文が追加されたジ
    ョブ制御文と共に、上記要求されたジョブのジョブ・ス
    トリームを上記選択した計算機システムに送信すること
    を特徴とする請求項9又は10の何れかに記載のジョブの
    転送方法。
  12. 【請求項12】上記他の複数の計算機システムの各計算
    機システムの負荷に関する情報を保持する記憶手段を参
    照し、 上記他の複数の計算機システムの中に、上記ジョブを実
    行できる機能を有する計算機システムが複数ある場合、
    負荷が軽い計算機システムを選択することを特徴とする
    請求項9乃至11の何れかに記載のジョブの転送方法。
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