JP2972167B2 - 自動車のステヤリングコラム - Google Patents

自動車のステヤリングコラム

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JP2972167B2 JP9219756A JP21975697A JP2972167B2 JP 2972167 B2 JP2972167 B2 JP 2972167B2 JP 9219756 A JP9219756 A JP 9219756A JP 21975697 A JP21975697 A JP 21975697A JP 2972167 B2 JP2972167 B2 JP 2972167B2
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16—Steering columns
    • B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/19—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable incorporating energy-absorbing arrangements, e.g. by being yieldable or collapsible
    • B62D1/192—Yieldable or collapsible columns

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突時にエネルギ
変換を行う変形可能なステヤリングスピンドル部分を有
する自動車用ステヤリングコラムであって、ステヤリン
グスピンドルを、衝撃を受ける側ですべり軸受により軸
線方向に摺動自在に半径方向に移動不能に軸支し、対向
端で回転軸受により軸線方向および半径方向に移動不能
に軸支した形式のステヤリングコラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ特許公開第２３１６５１５号に
は、衝突時に変形可能な形状のステヤリングスピンドル
部分を有する可撓性ステヤリングスピンドルが記載され
ている。ステヤリングスピンドルは、ステヤリングホイ
ルの側で、変形可能な軸受に固定され、変形可能なステ
ヤリングスピンドル部分の別の側で、同じく変形可能な
軸線方向固定軸受に保持されている。ステヤリングホイ
ルが強い軸線方向負荷を受けた場合、上記の変形可能な
波形パイプ状ステヤリングスピンドル部分において、ス
テヤリングスピンドルの座屈が起こり、従って、ステヤ
リングホイルに対する乗員の衝突の抑制に役立つ抵抗が
低下することになる。この際に低減される衝突エネルギ
は僅かである。なぜならば、ステヤリングスピンドル部
分の変形の大半が、回避されるからである。かくして、
ステヤリングスピンドルのより長い摺動ストロークにわ
たるエネルギ低減は、達成されない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の種類のステヤリングコラムにおいて、衝突時に、長時
間にわたる均一な衝突エネルギ低減を達成することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、ステヤリン
グスピンドルを支持する２つの軸受と、衝突時にエネル
ギ変換を行う変形可能な且つ適切な形状のステヤリング
スピンドル部分とを有 する自動車用ステアリングコラム
において、前記２つの軸受の中間に、変形可能なステヤ
リングスピンドル部分を補足的に支持し変形時に案内す
るすべり軸受を設けることによって、解決される。
【０００５】変形可能なステアリングスピンドル部分を
補足的なすべり軸受により支持することによって、大き
い軸線方向負荷を受けた際にステヤリングスピンドルの
座屈が阻止される。この場合、すべり軸受の摩擦成分
は、変形可能なステヤリングスピンドル部分において行
われる変形仕事に比して極く僅かであるので、長い変形
ストロークにわたる均一なエネルギ低減が保証される。
【０００６】即ち、簡単に且つ妥当な経費で作製できス
テヤリングスピンドルを補足的に支持するすべり軸受に
よって、衝突時、ステヤリングホイルに対する乗員の負
荷を変形可能なステヤリングスピンドルの最適な機能に
よって僅少に保持できる。
【０００７】更に、上記説明に対応する有利な軸受を有
するステヤリングスピンドル下部の適切に変形できるス
テヤリングスピンドル部分によって、エネルギ低減が改
善され、かくして、衝突時に突出部分の貫入による乗員
の方向へのステヤリングホイルの摺動を阻止できる。
【０００８】この場合、ステヤリングスピンドル自体の
煩瑣な変更は不要である。
【０００９】すべり軸受および回転軸受は、取付け易い
よう固定フランジで一体として自動車に取付けることが
できる。
【００１０】変形可能なステヤリングスピンドル部分と
しての折返しパイプは、車の衝突時に軸線方向負荷を受
けた際、その典型的な変形可能性にもとづき、エネルギ
を低減できる。即ち、この場合、折返しパイプ端部のう
ち折込み端が、折返しパイプの中空スペースに押込ま
れ、かくして、折返しパイプの壁は連続的に変形され
る。さて、ステヤリングスピンドルは、折返しパイプの
折込み端の近傍においてすべり軸受により補足的に支持
されているので、折返しパイプの変形は、均一に且つ長
時間にわたって行われることになる。変形開始時の大き
い抵抗を避けるため、折返しパイプの折込み端には、折
込み方向へ可撓性の前変形部分を設けることができる。
【００１１】別のすべり軸受による案内性質の改善によ
って、ステヤリングステヤリングに、構造簡単で変形可
能なステヤリングスピンドル部分を設けることができ、
更に、上記部分はステヤリングスピンドルに一体に組込
むこともできる。
【００１２】ステヤリングスピンドルの縦方向へ摺動自
在な部分が、その摺動時に、良好に摺動案内されるよ
う、１つまたは複数のすべり軸受箇所に、ステヤリング
スピンドルとともに摺動できるボールケージを設けるこ
とができる。
【００１３】別の利点および構成は、従属請求項および
詳細な説明から明らかであろう。
【００１４】
【発明の実施の形態】図面を参照して、以下に、本発明
を詳細に説明する。
【００１５】図面に、自動車（図示してない）のステヤ
リングホイル２とステヤリング伝動機構３とをトルク伝
達可能に結合するステヤリングスピンドル１を示した。
ステヤリングスピンドル１は、自在継手６によって結合
された２つのステヤリングスピンドル部分４，５に分割
されている。
【００１６】上部スピンドル部分４には、図示の実施例
の場合、衝突時に大きい軸線方向圧力がステヤリングホ
イル２に加えられた際、端面の前変形部分９が内方へ折
込まれ、この際、衝突エネルギを変形エネルギに変換す
る折返しパイプ８から形成された変形可能なステヤリン
グスピンドル部分７が組込んである。この場合、上部ス
ピンドル部分４は、すべり軸受１０によって軸線方向に
摺動自在に半径方向に移動不能に支持され、下端におい
て回転軸受１１によって軸線方向および半径方向に移動
不能に支持される。
【００１７】長い変形ストロークにおいて均一なエネル
ギ低減を妨害なく達成するため、衝撃を受ける側には、
折返しパイプ８の折込み端１２の近傍に、ステヤリング
スピンドル１を半径方向に移動可能に支持し、かくし
て、座屈も阻止する少なくとも１つの別のすべり軸受１
４が設けてある。この場合、すべり軸受１４の摩擦成分
は、極く僅かであるので、折返しパイプ８は、その変形
仕事をほぼ阻止されることなく果たし、衝突する乗員の
ために顕著なエネルギ低減を実現できる。上部のすべり
軸受１０の案内ブシュ１５には、軸線方向へ摺動自在で
ありスピンドル部分４に不動に設置され、同じく大きい
摩擦抵抗なくスピンドル部分４の軸線方向摺動を可能と
するボールケージ１６が挿入されている。
【００１８】すべり軸受１０，１４および回転軸受１１
を操作簡単に且つ低コストで固定できるよう、上記軸受
は、共通の固定フランジ１７によって一体として自動車
に、例えば、横梁１８に固定されている。
【００１９】同様に機能するステヤリングスピンドル部
分７´は、ステヤリングスピンドル１の下部スピンドル
部分５の一部である。ステヤリングスピンドル部分７´
は、自動車の突出部分の貫入時にステヤリングスピンド
ル１の軸線方向負荷によって下方から可撓性に圧縮され
る波形パイプ１９から形成されている。このスピンドル
部分５は、ステヤリング伝動機構３の方向へ、内部ボー
ルケージ１６´を有するすべり軸受１０´に支持され、
自在継手６の近傍で回転軸受１１´に支持される。長時
間の変形時に波形パイプ１９によってもできる限り均一
なエネルギ低減を達成するため、上記波形パイプの衝撃
を受ける側１３´には、更に、波形パイプ１９の近傍で
スピンドル部分５を補足的に軸線方向に摺動自在に半径
方向に移動不能に支持するすべり軸受１４´が設けてあ
る。すべり軸受１４´は、案内として波形パイプ１９を
完全に囲むことができる。かくして、顕著なエネルギ低
減が可能であり、乗員の方向へのステヤリングスピンド
ル１およびステヤリングホイル２の軸線方向摺動が阻止
される。
【００２０】下部スピンドル５を簡単に且つ低コストで
固定できるよう、すべり軸受１０´，１４´および回転
軸受１１´も、共通の固定フランジ１７´によって一体
として自動車に固定されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】ステヤリングスピンドルの側面図である。
【符号の説明】
１ ステヤリングスピンドル ２ ステヤリングホイル ４ 上部スピンドル部分５ 下部スピンドル部分 ７；７´ 変形可能なステヤリングスピンドル部分 ８ 折返しパイプ １０；１０´ すべり軸受１１；１１´ 回転軸受 １３；１３´ 衝撃を受ける側 １４；１４´ すべり軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−673（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−175965（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−90667（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B62D 1/04 - 1/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 衝突時にエネルギ変換を行う変形可能な
    ステヤリングスピンドル部分を有する自動車用ステヤリ
    ングコラムであって、ステヤリングスピンドルを、衝撃
    を受ける側ですべり軸受により軸線方向に摺動自在に半
    径方向に移動不能に軸支し、対向端で回転軸受により軸
    線方向および半径方向に移動不能に軸支した形式のもの
    において、前記２つの軸受（１０、１１；１０′、１
    １′）の中間に設けられた少なくとも１つのすべり軸受
    （１４；１４´）が、衝撃を受ける側（１３；１３´）
    で変形自在なステヤリングスピンドル部分（７；７´）
    の近傍において、ステヤリングスピンドル（１）を半径
    方向に移動不能に軸支することを特徴とするステヤリン
    グコラム。
  2. 【請求項２】 すべり軸受（１０、１４´；１０´、１
    ４´）および回転軸受（１１；１１´）が、固定フラン
    ジ（１７；１７´）によって一体として自動車に固定さ
    れていることを特徴とする請求項１のステヤリングコラ
    ム。
  3. 【請求項３】 自在継手（６）によって分割されたステ
    ヤリングスピンドル（１）が、双方のスピンドル部分
    （４、５）に、それぞれ、変形できるステヤリングスピ
    ンドル部分（７；７´）を有することを特徴とする請求
    項１のステヤリングコラム。
  4. 【請求項４】 ２つの軸受（１０、１１）の中間に設け
    られたすべり軸受（１４）が、折返しパイプ（８）の衝
    撃を受ける側（１３）の折込み端（１２）の近傍でステ
    ヤリングスピンドル（１）の上部スピンドル部分（４）
    を軸支することを特徴とする請求項１のステヤリングコ
    ラム。
  5. 【請求項５】 折返しパイプ（８）が、折込み端（１
    ２）に、折込み方向へ可撓性の前変形部分（９）を有す
    ることを特徴とする請求項４のステヤリングコラム。
  6. 【請求項６】 すべり軸受（１０；１０´）には、軸線
    方向摺動運動を可能とするボールケージ（１６；１６
    ´）が設けてあることを特徴とする請求項１のステヤリ
    ングコラム。
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