JP2972023B2 - ホログラムスキャナ - Google Patents

ホログラムスキャナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタ等に利用
可能なホログラムスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のホログラムスキャナは、光源か
ら発せられた再生光を前置きホログラムを介してホログ
ラムディスク上の走査用ホログラムに入射させ、走査用
ホログラムにより回折して偏向された回折光を後置きホ
ログラムを介して走査面上に結像させ、ホログラムディ
スクの回転により回折光の偏向角を変化せしめて光走査
をするようになっている。
【0003】ホログラムスキャナに備えられたホログラ
ムのうちでも、後置きホログラムは、広い走査角度にわ
たる無収差を確保する(収差補正)以外に、ホログラム
ディスクの回転に比例した等速走査(いわゆるf・θ補
正)及び直線走査のために設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、ホログラムスキ
ャナの装置全体を小型にする場合、ホログラムディスク
から走査面との間の光路長を短くすることが設計上必要
となる。ところが、後置きホログラムの回折格子のピッ
チが2μm 以上となることがあり、特に深溝タイプで
は、回折効率が極端に低くなるという欠点がある。回折
効率が低いならば、光源としての半導体レーザを高出力
のものに交換しなければならず、ホログラムスキャナの
小型化と低コスト化を共に推進することは困難であっ
た。
【0005】本発明は上記した背景のもとに創作された
ものであり、その目的とするところは、小型化と低コス
ト化を共に実現できるホログラムスキャナを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるホログラ
ムスキャナは、光源から発せられた光を回折して偏向さ
せる走査用ホログラムを有するホログラムディスクの前
後に、色収差補正の機能を有する前置きホログラムと、
等速走査機能を有し、同心円状のブレーズ化された縞を
有する後置きホログラムとをそれぞれ配置していること
を特徴としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はホログラムスキャナの概略図である。
【0008】図中10は光源としての半導体レーザであ
る。半導体レーザ10から発せられた再生光L1は、コリメ
ータレンズ11、前置きホログラム20を介してホログラム
ディスク30上の走査用ホログラム31に入射する。前置き
ホログラム20は後述する後置きホログラム40とともに走
査面50上に表れる色収差を主に打ち消すために設けられ
ている。
【0009】ホログラムディスク30上にはその円周方向
に沿って走査用ホログラム31が合計6枚設けられてい
る。ホログラムディスク30の下方にはこれを回転させる
ためのモータ32が設けられている。即ち、再生光L1が走
査用ホログラム31に入射すると、走査用ホログラム31に
より回折して偏向される。走査用ホログラム31により偏
向された光は回折光L2である。ホログラムディスク30が
モータ32の駆動により回転すると、これに応じて回折光
L2の偏向角が変化するようになっている。
【0010】走査用ホログラム31から出た回折光L2は、
反射ミラー41、後置きホログラム40を介して走査面50
(感光体ドラムである)上に導かれる。
【0011】後置きホログラム40はホログラムディス
ク30と走査面50との間に固定された光走査方向に長
い板材であって、F・θ補正(等速走査)及び収差補正
用として備えられているものである。即ち、後置きホロ
グラム40により、回折光L2の走査面50上の収差が
補正されるとともに(前置きホログラム20との相乗効
果により)、ホログラムディスク30の回転に比例した
等速走査が確保されるようになっている。
【0012】つまりホログラムディスク30がモータ32の
駆動により回転すると、回折光L2の偏向角が変化し、こ
れによって、回折光L2が図示矢印方向に移動して光走査
が行われるようになっている。また、走査面50もこの光
走査の方向と直角な方向に移動して、副走査が行われる
ようになっている。
【0013】さて、本発明の特徴とするところは、後置
きホログラム40をブレーズタイプのものを用いた上で、
回折格子としての縞を同心円状にした点にある。言い換
えると、後置きホログラム40に、回折格子として、同心
円状のブレーズ化された縞が形成した点が、本発明の特
徴するところである。図2は後置きホログラム40の正面
図である。図中OB線は走査中心線である。ブレーズ化
された縞は仮想点Oを中心にした同心円となっており、
図中示すように円のピッチは内側部分ほど大きく、外側
部分ほど小さく設定されている。
【0014】なお、後置きホログラム40は次のようにし
て作成する。即ち、後置きホログラム40の型を高精度旋
盤を用いた切削加工により製造し、この型を用いてプレ
ス加工等により後置きホログラム40を作成する。後置き
ホログラム40の縞は同心円状であることから、型は切削
加工により比較的簡単に製造される。
【0015】上記した前置きホログラム20、走査用ホロ
グラム31、後置きホログラム40が果たす役割は基本的に
は各々異なるものの、これらのホログラムが一体となっ
て所定の役割を果たすことから、これらに形成された回
折格子のパターンはコンピュータを利用した光線追跡に
よる最適化を行うことにより決定する。
【0016】光路長を250mm と設定し最適化を行った結
果、各ホログラムの回折格子のピッチは下記の通りとな
った。
【0017】 前置きホログラム10 : 0.534μm 走査用ホログラム31 : 0.534μm 後置きホログラム40 : 18.7 〜2.6 μm (図2中示さ
れたOB断面の部分のピッチは18.7μm 、OA断面の部
分のピッチは2.6 μm ) 。
【0018】この場合、走査面50面上のスポット径(1/e
2 ) はφ60μm となっており、半導体レーザ10の波長が
0.1 nm程度変動しても、走査面50における主走査方向の
結像点の移動は7.8 μm 程度となり、良好な光学的特性
が得られることが判った。
【0019】従来、後置きホログラムとして深溝タイプ
を用いた場合、各ホログラムの回折格子の各ピッチは下
記の通りであった。
【0020】 前置きホログラム : 0.477μm 走査用ホログラム : 0.807μm 後置きホログラム : 0.945〜0.908 μm
【0021】この場合、走査面上のスポット径(1/e2 )
はφ60μm であるが、半導体レーザの波長が0.1 nm程度
変動すると、走査面における主走査方向の結像点の移動
は11μm 程度であり、光路長も376mm と大きくなり、本
実施例の場合に比較して光学的特性が劣っている。
【0022】即ち、後置きホログラム40の回折格子のピ
ッチを2μm 以上にすると、深溝タイプを用いた場合に
比較して、回折効率以外の光学的特性も良好になること
が判った。
【0023】なお、本発明のホログラムスキャナは3枚
のホログラム(前置きホログラム、走査用ホログラム、
後置きホログラム)を備えるものであれば、如何なる種
類のものにも適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明のホログラムスキャナによ
る場合には、後置きホログラムとしてブレーズタイプの
ものを用いた構成となっているので、従来とは異なり、
後置きホログラムの回折効率に何ら規制されず、回折格
子のピッチを2μm以上にすることが可能となる。従っ
て、ホログラムスキャナの小型化と低コスト化を共に推
進することが可能となる。また、後置きホログラムの回
折格子としての縞は同心円状となっているので、後置き
ホログラムを容易に作成することができ、この点でも、
ホログラムスキャナの量産性、ひいては低コスト化を図
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
ホログラムスキャナの概略図である。
【図2】同じく後置きホログラムの正面図である。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 20 前置きホログラム 30 ホログラムディスク 31 走査用ホログラム 40 後置きホログラム 50 走査面 L1 再生光 L2 回折光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発せられた光を回折して偏向さ
    せる走査用ホログラムを有するホログラムディスクの前
    後に、色収差補正の機能を有する前置きホログラムと、
    等速走査機能を有し、同心円状のブレーズ化された縞を
    有する後置きホログラムとをそれぞれ配置していること
    を特徴とするホログラムスキャナ。
JP10875592A 1992-03-05 1992-03-31 ホログラムスキャナ Expired - Fee Related JP2972023B2 (ja)

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EP93301690A EP0559492B1 (en) 1992-03-05 1993-03-05 A holographic scanner
US08/440,211 US5680232A (en) 1992-03-05 1995-05-12 Holographic scanner including a rotary hologram disk between a front hologram and a rear hologram
US08/856,954 US5805315A (en) 1992-03-05 1997-05-15 Holographic scanner including a rotary hologram disk between a front hologram and a rear hologram

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