JP2971030B2 - 把手付きカップ - Google Patents
把手付きカップInfo
- Publication number
- JP2971030B2 JP2971030B2 JP15338896A JP15338896A JP2971030B2 JP 2971030 B2 JP2971030 B2 JP 2971030B2 JP 15338896 A JP15338896 A JP 15338896A JP 15338896 A JP15338896 A JP 15338896A JP 2971030 B2 JP2971030 B2 JP 2971030B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- cup
- cup body
- ink
- film
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラーメン等のカッ
プ入り即席めん用の合成樹脂製の把手付きカップに関す
る。
プ入り即席めん用の合成樹脂製の把手付きカップに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種のカップ類は、説明するまでもな
くスーパー等の店頭で各種、各様のものを目にすること
ができる。
くスーパー等の店頭で各種、各様のものを目にすること
ができる。
【０００３】それらカップで、発泡成形材によるものは
断熱性に優れているので把手を必要としないが、非発泡
成形の肉薄材のカップの場合は断熱性に劣るので、持ち
運びのための把手付きとすることがある。
断熱性に優れているので把手を必要としないが、非発泡
成形の肉薄材のカップの場合は断熱性に劣るので、持ち
運びのための把手付きとすることがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】把手付きカップの場
合、把手をカップ体とは別途に作製し、これをカップ体
に取付ける構造のものもあるが、この場合型数が増え、
取付け手数を要しコスト高となるので、普通カップ体と
把手とを一体に成形により形成することが多い。
合、把手をカップ体とは別途に作製し、これをカップ体
に取付ける構造のものもあるが、この場合型数が増え、
取付け手数を要しコスト高となるので、普通カップ体と
把手とを一体に成形により形成することが多い。
【０００５】しかし、この一体形成方式では、把手は当
然ながらカップ体から外方に突き出た形状となるので、
荷造り時にカップを嵌合積重するように積重できないの
で荷が大形になる不便がある。
然ながらカップ体から外方に突き出た形状となるので、
荷造り時にカップを嵌合積重するように積重できないの
で荷が大形になる不便がある。
【０００６】またカップの意匠性を高めるため模様入り
とする場合、カップを高速回転させて印刷機にかけるこ
とになるが、把手がカップ体から外方に突出していると
印刷できない不都合がある。
とする場合、カップを高速回転させて印刷機にかけるこ
とになるが、把手がカップ体から外方に突出していると
印刷できない不都合がある。
【０００７】そこで、カップ体表層部分に把手を形成
し、これをカップ体から剥離させることが考えられる
が、接着されている部分の剥離は困難であり、カップ体
壁に孔を開けるおそれがある。
し、これをカップ体から剥離させることが考えられる
が、接着されている部分の剥離は困難であり、カップ体
壁に孔を開けるおそれがある。
【０００８】本発明は、模様と離形剤入りインクとを印
刷したインサートフィルムを用い、簡単に模様入りにで
き、しかもカップ体に支障なく剥離できる把手をこのカ
ップ体表層部に一体に成形形成できる把手付きカップを
得るにある。
刷したインサートフィルムを用い、簡単に模様入りにで
き、しかもカップ体に支障なく剥離できる把手をこのカ
ップ体表層部に一体に成形形成できる把手付きカップを
得るにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の把手付きカップ
は、所要の個所に模様１と離形剤入りインク２を印刷し
た筒状の合成樹脂フィルム３を胴部にインサートして透
明な合成樹脂４の射出によりカップ体５を成形形成し、
このカップ体５成形時、インサートフィルム３より表面
側の透明樹脂４層の離形剤入りインク２の印刷面部分
に、肉薄とした結合部６を除きインク２印刷面に達する
切り溝７により把手８を一体に形成した構成としたもの
である。
は、所要の個所に模様１と離形剤入りインク２を印刷し
た筒状の合成樹脂フィルム３を胴部にインサートして透
明な合成樹脂４の射出によりカップ体５を成形形成し、
このカップ体５成形時、インサートフィルム３より表面
側の透明樹脂４層の離形剤入りインク２の印刷面部分
に、肉薄とした結合部６を除きインク２印刷面に達する
切り溝７により把手８を一体に形成した構成としたもの
である。
【００１０】
【作用】上記構成とすれば、把手８はインサートフィル
ム３の離形剤入りインク２の印刷面部分の透明な射出樹
脂４の表層部に形成するので、インサートフィルム３と
接着させずに形成でき、従って使用時に肉薄な結合部６
を基点として簡単に外方に引き起して突出した把手８に
できる。
ム３の離形剤入りインク２の印刷面部分の透明な射出樹
脂４の表層部に形成するので、インサートフィルム３と
接着させずに形成でき、従って使用時に肉薄な結合部６
を基点として簡単に外方に引き起して突出した把手８に
できる。
【００１１】またこの把手８はカップ体５と一体に成形
形成するので低コストで作成でき、また模様１はインサ
ートフィルム３に予かじめ印刷により形成しておき、成
形形成後カップ体５を印刷機にかける必要はないので、
簡単に模様入りとすることができる。
形成するので低コストで作成でき、また模様１はインサ
ートフィルム３に予かじめ印刷により形成しておき、成
形形成後カップ体５を印刷機にかける必要はないので、
簡単に模様入りとすることができる。
【００１２】しかも、把手８はカップ体５の表層部に形
成され、カップ体５から外方には全く出っ張らないの
で、カップを順次嵌合するように積重ねることができ、
荷造り時に至極便利である。
成され、カップ体５から外方には全く出っ張らないの
で、カップを順次嵌合するように積重ねることができ、
荷造り時に至極便利である。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下図面により一実施形態を説明
するに、本発明の把手付きカップはインサート成形によ
り形成する。即ち、図３に示した筒状の合成樹脂フィル
ム３を胴部にインサートして透明な合成樹脂４の射出に
よりカップ体５を成形形成する。
するに、本発明の把手付きカップはインサート成形によ
り形成する。即ち、図３に示した筒状の合成樹脂フィル
ム３を胴部にインサートして透明な合成樹脂４の射出に
よりカップ体５を成形形成する。
【００１４】インサートフィルム３は３重にフィルムを
ラミネートして形成したもので、中間層フィルムに予か
じめ所要の模様１を印刷により形成しておく。なお、こ
のインサートフィルム３の外層フィルムは射出される透
明な樹脂４と同質の例えばポリプロピレンを用い、しか
もこの外層フィルムの上部寄り外面の把手８形成範囲に
は離形剤入りインク２を印刷しておく。
ラミネートして形成したもので、中間層フィルムに予か
じめ所要の模様１を印刷により形成しておく。なお、こ
のインサートフィルム３の外層フィルムは射出される透
明な樹脂４と同質の例えばポリプロピレンを用い、しか
もこの外層フィルムの上部寄り外面の把手８形成範囲に
は離形剤入りインク２を印刷しておく。
【００１５】このインサートフィルム３を予かじめ金型
内の胴部部分にセットして透明な合成樹脂４、例えばポ
リプロピレンを流し込んでカップ体５を成形形成する。
内の胴部部分にセットして透明な合成樹脂４、例えばポ
リプロピレンを流し込んでカップ体５を成形形成する。
【００１６】この場合、透明な射出樹脂４のインサート
フィルム３より表面側の離形剤入りインク２の印刷面部
分に、肉薄とした結合部６を除きインク２印刷面に達す
る切り溝７により把手８として左右対称なコ字形の一対
の把手体8a, 8aを一体に形成するものである。９, ９は
指先または爪を差込む凹みである。
フィルム３より表面側の離形剤入りインク２の印刷面部
分に、肉薄とした結合部６を除きインク２印刷面に達す
る切り溝７により把手８として左右対称なコ字形の一対
の把手体8a, 8aを一体に形成するものである。９, ９は
指先または爪を差込む凹みである。
【００１７】この把手付きカップは、使用時には凹み９
を介して指先きにて一対のコ字形把手体8a, 8aを、それ
ぞれの肉薄結合部６, ６を基点として引き起してカップ
体５外方に突出させ、これらを合体させて１個の把手８
とすればよい。この場合、把手体8a, 8aは離形剤入りイ
ンク２の印刷面に形成されているので、インサートフィ
ルム３とは接着されておらず容易、簡単に引き起して外
方に突出させることができる。
を介して指先きにて一対のコ字形把手体8a, 8aを、それ
ぞれの肉薄結合部６, ６を基点として引き起してカップ
体５外方に突出させ、これらを合体させて１個の把手８
とすればよい。この場合、把手体8a, 8aは離形剤入りイ
ンク２の印刷面に形成されているので、インサートフィ
ルム３とは接着されておらず容易、簡単に引き起して外
方に突出させることができる。
【００１８】上記実施形態によれば、模様１はインサー
トフィルム３に予かじめ印刷しておくので、射出樹脂４
を透明材とすることにより簡単に模様入りとすることが
でき、また把手８はカップ体５の表層に形成され、カッ
プ体５から出っ張らないので、カップを順次嵌合するよ
うに積み重ねることができるので荷造りが便利である。
さらに、把手８はカップ体５と一体に成形されるのでコ
スト的に有利である。
トフィルム３に予かじめ印刷しておくので、射出樹脂４
を透明材とすることにより簡単に模様入りとすることが
でき、また把手８はカップ体５の表層に形成され、カッ
プ体５から出っ張らないので、カップを順次嵌合するよ
うに積み重ねることができるので荷造りが便利である。
さらに、把手８はカップ体５と一体に成形されるのでコ
スト的に有利である。
【００１９】
【発明の効果】上記したように、本発明による把手付き
カップは、インサート成形により形成するものであり、
模様１はインサートフィルム３に予かじめ印刷しておく
ので、射出樹脂４として透明材を用いることにより簡単
に模様入りとすることができ、また把手８はインサート
フィルム３より表面側の樹脂４層の離形剤入りインク２
印刷面部分に形成するので、カップ体５から外方に出っ
張ることなく、そしてインサートフィルム３に接着させ
ずに成形形成でき、従って使用時に簡単、容易に突出さ
せることができる等多くの優れた実用上の効果を奏す
る。
カップは、インサート成形により形成するものであり、
模様１はインサートフィルム３に予かじめ印刷しておく
ので、射出樹脂４として透明材を用いることにより簡単
に模様入りとすることができ、また把手８はインサート
フィルム３より表面側の樹脂４層の離形剤入りインク２
印刷面部分に形成するので、カップ体５から外方に出っ
張ることなく、そしてインサートフィルム３に接着させ
ずに成形形成でき、従って使用時に簡単、容易に突出さ
せることができる等多くの優れた実用上の効果を奏す
る。
【図１】一実施形態の外形斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図３】同実施形態のインサートフィルムの外形斜視図
である。
である。
１ 模様 ２ 離形剤入りインク ３ インサートフィルム ４ 透明な合成樹脂 ８ 把手 8a 把手体
Claims (1)
- 【請求項１】 所要の個所に模様１と離形剤入りインク
２を印刷した筒状の合成樹脂フィルム３を胴部にインサ
ートして透明な合成樹脂４の射出によりカップ体５を成
形形成し、このカップ体５成形時、インサートフィルム
３より表面側の透明樹脂４層の離形剤入りインク２の印
刷面部分に、肉薄とした結合部６を除きインク２印刷面
に達する切り溝７により把手８を一体に形成した把手付
きカップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15338896A JP2971030B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 把手付きカップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15338896A JP2971030B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 把手付きカップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08310535A JPH08310535A (ja) | 1996-11-26 |
| JP2971030B2 true JP2971030B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15561401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15338896A Expired - Fee Related JP2971030B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 把手付きカップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2971030B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100494539B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-06-16 | 김용률 | 손잡이 일체형 종이컵 |
| KR200457998Y1 (ko) * | 2009-10-19 | 2012-01-16 | (주)아모레퍼시픽 | 회전 전개형 걸고리를 갖는 용기 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP15338896A patent/JP2971030B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08310535A (ja) | 1996-11-26 |
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Legal Events
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
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