JP2001239525A - 樹脂成形品の部分加飾用金型及び加飾方法 - Google Patents

樹脂成形品の部分加飾用金型及び加飾方法

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JP2001239525A
JP2001239525A JP2000060424A JP2000060424A JP2001239525A JP 2001239525 A JP2001239525 A JP 2001239525A JP 2000060424 A JP2000060424 A JP 2000060424A JP 2000060424 A JP2000060424 A JP 2000060424A JP 2001239525 A JP2001239525 A JP 2001239525A
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JP
Japan
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mold
decorating
resin molded
molded product
intermediate plate
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JP2000060424A
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English (en)
Inventor
Kiyohiro Ozaki
清博 尾崎
Yukio Morioka
幸男 森岡
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は樹脂成形品の部分加飾用金型及び加
飾方法に関し、樹脂成形製品に対し、低コストで、精度
良く、曲面部分にも加飾可能な樹脂成形品の部分加飾用
金型及び加飾方法を実現することを目的とする。 【解決手段】 転写箔又はインモールドフィルムを用い
てインモールド成形法により樹脂成形品の一部分に加飾
するための成形金型であって、前記金型は、固定側面型
10と可動側面型11と、該固定側面型10と可動側面
型11との中間に挿入される中間プレート12又はスラ
イドコア12′を具備し、前記中間プレート12又はス
ライドコア12′は、加飾する部分が窓明けされて成る
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家電製品又は自動車
部品などの樹脂成形品の一部分に所定の図柄または模様
を加飾するための樹脂成形品の部分加飾用金型及び加飾
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家電製品または自動車部品な
どの樹脂成形品に、図8に示すような部品1の一部分2
に任意の図柄又は模様を加飾する方法として、 加飾する部分の周囲をマスキングして加飾部分を吹
付け塗装する。 シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、凸版印刷な
どにより加飾部分に印刷する。 ホットスタンピングにより文字や模様を圧印して加
飾する。 シールを貼りつける。 樹脂成形品の成形時にフィルムインサートモールド
する。 等の方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の樹脂成形品
の部分加飾方法において、 塗装の場合は、単調な模様しか加飾できず、意匠性
に乏しい。また加飾時にマスク治具が必要となりコスト
高となる。 印刷の場合は、シルクスクリーン印刷、グラビア印
刷、凸版印刷はいずれも曲面への加飾は困難である。 ホットスタンプの場合は、成形品に後加工するため
のホットスタンピングマシン等の設備や加工治具が必要
となりコスト高となる。 シールを貼りつける場合は、図柄の自由度は広い
が、一般的にコストが高い。 フィルムインサートモールド成形は部分的に加飾さ
れたフィルムを金型内に配置しておき樹脂をモールドす
るため、その位置決めが困難であり、またフィルムを製
品の意匠形状にあわせて予め切断する必要がありやはり
コスト高となる。 等の問題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、樹脂成
形製品に対し、低コストで、精度良く、曲面部分にも加
飾可能な樹脂成形品の部分加飾用金型及び加飾方法を実
現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の樹脂
成形品の部分加飾用金型は、転写箔又はインモールドフ
ィルムを用いてインモールド成形法により樹脂成形品の
一部分に加飾するための成形金型であって、前記金型
は、固定側面型10と可動側面型11と、該固定側面型
10と可動側面型11との中間に挿入される中間プレー
ト12又はスライドコア12′を具備し、前記中間プレ
ート12又はスライドコア12′は、加飾する部分が窓
明けされていることを特徴とする。
【0006】また、請求項2の樹脂成形品の部分加飾方
法は、転写箔又はインモールドフィルムを用いてインモ
ールド成形法により樹脂成形品の一部分に加飾するため
の部分加飾方法であって、固定側面型10と可動側面型
11と、該固定側面型10と可動側面型11との中間に
挿入され、且つ加飾する部分が窓明けされた中間プレー
ト12又はスライドコア12′を具備した成形金型を用
い、前記固定側面型10と中間プレート12又はスライ
ドコア12′との間に転写箔又はインモールドフィルム
を配置してインモールド成形することを特徴とする。
【0007】この構成を採ることにより、樹脂成形製品
に対し、低コストで、精度良く、曲面部分にも加飾可能
な樹脂成形品の部分加飾用金型及び加飾方法が得られ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の樹脂成形品の部分
加飾用金型の実施の形態を示す図であり、(a)は型を
開いた状態の断面図、(b)は型を閉じた状態の断面
図、(c)は(b)図のZ矢視図である。同図におい
て、符号10は固定側面型、11は可動側面型、12は
中間プレートであり、可動側面型11には加飾する部分
13が突出されている。またこの突出部13に対応して
図2(a)の斜視図に示すように、固定側面型10には
凹部14が形成されている。また固定側面型10には転
写箔又はインモールドフィルムが配置され、その移動が
円滑に行われるように上部から下部に向かって浅い溝部
15が形成されている。
【0009】そして図1(b)の如く、固定側面型10
と可動側面型11との間に中間プレート12を挟んで型
を閉じた状態では、主に可動側面型11と中間プレート
12によってキャビテイ16が形成されるが、加飾する
部分は固定側面型10によって形成される。
【0010】このように形成された金型を用いた本発明
の樹脂成形品の部分加飾加飾方法を図3により説明す
る。先ず、図3(a)の如く固定側面型10の溝15に
転写箔17を配置し中間プレート12で挟み、次いで可
動側面型11を固定側面型10の方へ移動して型を閉じ
る。そして可動側面型11と中間プレート12で形成さ
れたキャビテイ16に樹脂を注入し樹脂成形品18を形
成する。すると転写箔17は図7(a)に示すようにベ
ースフィルム17a、剥離層17b、転写層17cとよ
りなるため転写層17cが剥離層17bより剥離して樹
脂成形品18に転写される。
【0011】図3(b)は型を開いた状態を示す。金型
の開状態においては樹脂成形品18の加飾部に転写箔の
転写層17cが転写されている。金型を開く作動の順番
としては、初めに中間プレート12と固定側面型10と
の間を開くが、このとき転写箔17に適度のテンション
を与えるか、または機械的方法等により転写箔17を固
定側面型10の表面に接しているように保持することが
好ましい。
【0012】図4は中間プレート12の代わりにスライ
ドコア12′を用いた場合のインモールド成形時の金型
の開状態を示す。この場合、加飾は転写箔またはインモ
ールドフィルムの何れでも可能であるが、転写箔の場合
は中間プレートを用いた時と同様に型開時に転写箔を固
定側面型10の表面に接しているように保持することが
好ましい。またインモールドフィルムにより加飾を行う
場合にはインモールド成形後にフィルム切断装置19に
より切断し、樹脂成形品18を金型より取り出した後加
飾部の外周を切除する必要がある。
【0013】本実施の形態によれば、図2(b)に示す
ように、中間プレート12又はスライドコア12′の高
さh1 および固定側面型10の凹部14の深さh2 およ
び曲面Rを任意の値(0〜100程度)に設定すること
により所望の3次元形状の加飾を行うことができる。
【0014】図5は樹脂成形品の部分加飾用金型及び加
飾方法の他の実施の形態を示す図で(a)は加飾部20
が1個所、(b)は加飾部20が2個所の場合であり、
いずれも加飾部を突起させず、平面としたことである。
このようにすることにより加飾部が平面部と同一面とな
り、また同時に複数個所に加飾することができる。
【0015】以上の実施の形態においては射出成形の場
合について説明したが、図6に示すようにブロー成形に
も応用することができる。同図において、21、21′
はブロー成形金型、22は中間プレート、23はダイ
ス、24はパリソン、25は加飾部、26はブロー成形
金型と中間プレートとの間に配置した転写箔であり、図
の如くブロー成形時に加飾部25に転写箔26を転写し
て加飾することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の樹脂成形品の部分加飾用金型及
び加飾方法に依れば、インモールド法を用いたことによ
り樹脂成形製品に対し、低コストで、精度良く、曲面部
分にも加飾可能な樹脂成形品の部分加飾用金型及び加飾
方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成形品の部分加飾用金型の実施の
形態を示す図で、(a)は型を開いた状態を示す断面
図、(b)は型を閉じた状態を示す断面図、(c)は
(b)図のZ矢視図である。
【図2】本発明の樹脂成形品の部分加飾用金型の実施の
形態を示す図で、(a)は固定側面型の斜視図、(b)
は図3(a)のA部拡大図である。
【図3】本発明の樹脂成形品の部分加飾方法を説明する
ための図で、(a)は型を閉じ樹脂を注入した状態、
(b)はインモールド成形後に型を開いた状態をそれぞ
れ示す断面図である。
【図4】本発明の樹脂成形品の部分加飾方法において、
中間プレートの代わりにスライドコアを用いた場合のイ
ンモールド成形後に型を開いた状態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の樹脂成形品の部分加飾方法の他の実施
の形態を示す図である。
【図6】本発明の樹脂成形品の部分加飾金型および加飾
方法の応用例を示す図である。
【図7】転写箔を示す断面図である。
【図8】従来の部分加飾を施した樹脂成形品の1例を示
す図である。
【符号の説明】
10…固定側面型 11…可動側面型 12,22…中間プレート 12′…スライドコア 13…突出部 14…凹部 15…溝部 16…キャビテイ 17,26…転写箔 18…樹脂成形品 19…フィルム切断装置 20,25…加飾部 21,21′…ブロー成形金型 23…ダイス 24…パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 31:30 31:30 31:34 31:34 Fターム(参考) 4F202 AD08 AD10 AF10 AG03 AH17 AH33 AH51 CA11 CB13 CB19 CK54 CM01 CQ07 4F206 AD08 AD10 AF10 AG03 AH17 AH33 AH51 JA07 JB13 JB19 JL02 JM05 JN25 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写箔又はインモールドフィルムを用い
    てインモールド成形法により樹脂成形品の一部分に加飾
    するための成形金型であって、 前記金型は、固定側面型(10)と可動側面型(11)
    と、該固定側面型(10)と可動側面型(11)との中
    間に挿入される中間プレート(12)又はスライドコア
    (12′)を具備し、 前記中間プレート(12)又はスライドコア(12′)
    は、加飾する部分が窓明けされていることを特徴とする
    樹脂成形品の部分加飾用金型。
  2. 【請求項2】 転写箔又はインモールドフィルムを用い
    てインモールド成形法により樹脂成形品の一部分に加飾
    するための部分加飾方法であって、 固定側面型(10)と可動側面型(11)と、該固定側
    面型(10)と可動側面型(11)との中間に挿入さ
    れ、且つ加飾する部分が窓明けされた中間プレート(1
    2)又はスライドコア(12′)を具備した成形金型を
    用い、 前記固定側面型(10)と中間プレート(12)又はス
    ライドコア(12′)との間に転写箔又はインモールド
    フィルムを配置してインモールド成形することを特徴と
    する樹脂成形品の部分加飾方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005011969A1 (en) * 2003-07-31 2005-02-10 Splendor Corporation A mold for manufacturing the buffering cover
JP2008260155A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Cp Toms:Kk ゴルフ用マーカーおよびインモールド成型磁石
WO2012086367A1 (ja) * 2010-12-21 2012-06-28 株式会社バンダイ シール貼付治具
JP2014000744A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Panasonic Corp インモールド成形方法およびインモールド装置

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