JP2970175B2 - ホワイトバランス制御装置 - Google Patents

ホワイトバランス制御装置

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JP2970175B2
JP2970175B2 JP4033100A JP3310092A JP2970175B2 JP 2970175 B2 JP2970175 B2 JP 2970175B2 JP 4033100 A JP4033100 A JP 4033100A JP 3310092 A JP3310092 A JP 3310092A JP 2970175 B2 JP2970175 B2 JP 2970175B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機内で、陰極線管(以下CRTと称する)のカソード
電流を検出し、CRTドライブアンプの直流オフセット
を制御することにより、温度や経時変化によるホワイト
バランスの変化を補正するホワイトバランス制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機が高性
能化し、ホワイトバランスをより安定にすることが求め
られている。
【0003】CRTとドライブアンプは、その特性に温
度依存性を持っており、特にカラーCRTにおいては3
原色のそれぞれのドライブアンプの直流バイアス、利
得、およびそれぞれのCRTカソードの電圧電流特性に
ばらつきが生じるとホワイトバランスのずれとなって画
面に現れる。ホワイトバランスのずれは非常に目につき
易いので、高性能なカラーテレビジョン受像機では各原
色のカソード電流を検出し、各ドライブアンプの直流オ
フセットおよび利得にフィードバックをかけ、ホワイト
バランスの安定化を図っている。
【0004】以下、図面を参照しながら、従来のホワイ
トバランス制御装置について説明する。図3は従来のホ
ワイトバランス制御装置の一構成例である。図3におい
て、1は制御信号挿入回路、2は第1の可変電圧源、3
は第2の可変電圧源、4は利得制御回路、5は加算回
路、6はドライブアンプ、7はホワイトバランス安定化
回路、8はタイミング発生回路、21はCRTである。
【0005】以上の各構成要素よりなるホワイトバラン
ス制御装置について、以下その各構成要素の関係と動作
を説明する。なお、図3は実際のホワイトバランス制御
装置の3原色(赤/緑/青)の3つのチャンネルのうち
の1チャンネルのみを示している。実際には図3と同じ
回路がさらに2チャンネル分必要であるが、赤/緑/青
のそれぞれのCRTドライブは独立に行われるので、以
後1チャンネル分のみについて説明する。
【0006】まず、制御信号挿入回路1は映像入力信号
の垂直帰線期間に、映像入力信号に対するカットオフ動
作点に対応する信号レベル設定用の第1の基準信号(以
下、直流バイアス制御信号と称す)と、基準ドライブ動
作点に対応する信号レベル設定用の第2の基準信号(以
下、利得制御信号と称す)とを時間的に分割して挿入す
る。CRT画面に対応付けるならば図4に示すように、
オーバースキャンでは見えない画面上部に1ラインず
つ、直流バイアス制御信号と利得制御信号を時間的に分
割して挿入する。挿入のタイミング・パルスはタイミン
グ発生回路8が水平と垂直の同期信号よりカウンタや単
安定マルチバイブレータなどを用いて作る。なお、挿入
は直流バイアス制御信号を先に挿入し、そのあとに利得
制御信号を挿入する。図7に直流バイアス制御信号と利
得制御信号の挿入タイミングを示す。
【0007】直流バイアス制御信号と利得制御信号の挿
入された映像信号は、次に利得制御回路4において利得
が制御され、加算回路5において直流バイアスが加算さ
れ、さらにドライブアンプ6でCRTカソードをドライ
ブするに足る電圧に増幅される。
【0008】図5にホワイトバランス安定化回路7の構
成例を示す。図5において、31はPNP形トランジス
タ、32は抵抗、33は第1の基準電圧源、34は第1
の差動増幅器、35は第1のアナログスイッチ、36は
第1の積分回路、37は第2の基準電圧源、38は第2
の差動増幅器、39は第2のアナログスイッチ、40は
第2の積分回路である。
【0009】図3と図5を用いて、引続き従来例のホワ
イトバランス制御装置について説明する。まずPNP形
トランジスタ31と抵抗32よりなるエミッタホロワ形
アンプはCRTのカソード電流を電圧に変換する。カソ
ード電圧は入力電圧と等しく、かつ抵抗32の両端には
カソード電流に比例した検出電圧が現れる。
【0010】次に第1の差動増幅器34において前記の
検出電圧と第1の基準電圧源33との電圧差を求め、第
1のアナログスイッチ35を介して第1の積分回路36
に入力する。第1の積分回路36の出力は直流バイアス
補正信号となり、加算回路5に接続されているため、第
1のアナログスイッチ35が閉じている間だけ第1の閉
ループを構成する。
【0011】同様に、第2の差動増幅器38において前
記の検出電圧と第2の基準電圧源37との電圧差を求
め、第2のアナログスイッチ39を介して積分回路40
に入力する。積分回路40の出力は利得補正信号となり
利得制御回路4に接続されているため、アナログスイッ
チ39が閉じている間だけ第2の閉ループを構成する。
【0012】一方、制御信号挿入回路1においては、ア
ナログスイッチ35が閉じている間は直流バイアス制御
信号が出力されている。よって、前記第1のループはド
ライブアンプ6や抵抗32、第1の積分回路36の積分
定数などによるループゲインで決まる時定数で収斂し、
前記第1のループが収斂したとき、前記検出電圧は第1
の基準電圧源33の電圧に等しくなる。
【0013】つまり、直流バイアス制御電圧と等しい電
圧がビデオ入力信号として入力されたときには、第1の
基準電圧源33と等しい検出電圧に対応したカソード電
流が得られるよう、直流バイアス補正信号が自動調整さ
れる。アナログスイッチ35が開放されると、第1の積
分回路36は直流電圧源となり、アナログスイッチ35
が開放される直前の直流バイアス補正信号を出力し続け
る。
【0014】同様に、制御信号挿入回路1においては、
アナログスイッチ39が閉じている間は利得制御信号が
出力されている。よって、前記第2のループはドライブ
アンプ6や抵抗32、第2の積分回路40の積分定数な
どによるループゲインで決まる時定数で収斂し、前記第
2のループが収斂したとき、前記検出電圧は第2の基準
電圧源37の電圧に等しくなる。
【0015】つまり、直流バイアス制御電圧と等しい電
圧が映像入力信号として入力されたときには、第2の基
準電圧源37と等しい検出電圧に対応したカソード電流
が得られるよう、利得補正信号が自動調整される。アナ
ログスイッチ39が開放されると、第2の積分回路40
は直流電圧源となり、アナログスイッチ39が開放され
る直前の利得補正信号を出力し続ける。
【0016】以上の動作により、温度変化や経時変化に
よりドライブアンプ6やCRT21の直流動作点や利得
が変化しても自動的に補正され、ホワイトバランスの安
定化が図れる。
【0017】次にホワイトバランス調整について説明す
る。カラーテレビジョン受像機のホワイトバランス調整
は、赤/緑/青の3つのチャンネルそれぞれについて、
カットオフとドライブを調整することで行われる。
【0018】ここでドライブ調整とはドライブアンプの
利得調整のことである。図3の実施例では第2の可変電
圧源24を変化させることで利得が制御できる。たとえ
ば、第2の可変電圧源3を変化させ、利得制御信号の電
圧値を小さくしたとすると、相対的に信号の振幅が大き
くなることになる。ホワイトバランス安定化回路7にお
いては利得制御信号に対するカソード電流が一定になる
よう動作するので、利得制御信号が変化すれば信号の利
得補正信号が変化することになる。
【0019】さらに、カットオフ調整とは信号がゼロの
状態をカットオフ点に設定することであり、カットオフ
点とはCRTのカソードと第1グリッド間の電圧を小さ
くして行ったときに、カソード電流が流れ始める点を意
味する。図3の実施例では、第1の可変電圧源23を変
化させることでカットオフ調整ができる。たとえば、第
1の可変電圧源2を変化させ、直流バイアス制御信号の
電圧値を小さくしたとすると、相対的に信号の直流レベ
ルが大きくなることになる。ホワイトバランス安定化回
路7においては直流バイアス制御信号に対するカソード
電流が一定になるよう動作するので、直流バイアス制御
信号が変化すれば信号の直流バイアスが変化することに
なる。
【0020】なお、第1の基準電圧源33と第2の基準
電圧源37の電圧を変化させても、それぞれカットオ
フ、ドライブを制御できるが、その場合カソード電流の
検出レベルが変化することとなり、PNPトランジスタ
31と抵抗32より構成されるカソード電流検出回路や
差動増幅器34,38において大きなダイナミックレン
ジを必要とし、カソード電流の検出レベルが小さいとき
にS/Nが悪化し、動作が不安定になるという欠点があ
るため一般には用いられない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、ドライブ調整により利得を変化させる
と、カットオフがずれてしまうため、ホワイトバランス
調整に長い時間が必要になるという課題を有していた。
【0022】以下、図6を用いて前記課題について詳し
く説明する。図6は入力信号電圧対カソード電流の特性
図であり、横軸は入力信号電圧、縦軸はCRTカソード
電流である。本来、CRTのカソード電圧対カソード電
流は一般にガンマ特性と呼ばれる非線形特性を示すが、
図6は便宜上直線で近似している。
【0023】今、図3の従来例のホワイトバランス制御
装置においてカットオフ、ドライブの調整状態が図6
(A)であったとき、信号のゼロ点がカットオフ点に一
致していない。そこで、第1の電圧源により直流バイア
ス制御信号を変化させて、図6(B)のようにカットオ
フ調整を行ったとする。なお、利得制御信号に対するカ
ソード電流は一定となるため、利得も変化する。
【0024】次にドライブ調整のため、第2の電圧源を
変化させ、利得制御信号を変化させたとする。たとえ
ば、図6(C)に示すように、利得制御信号を小さく
し、利得を上げたとすると、直流バイアス制御信号に対
するカソード電流はホワイトバランス安定化回路により
一定に保たれるため、カットオフ点に対応する入力電圧
が上昇し、カットオフ調整がずれてしまう。そこで再度
カットオフ調整を行ってからドライブ調整を行う。これ
を数回繰り返さねばホワイトバランス調整をしないの
で、ホワイトバランス調整に長い時間を費やすこととな
る。
【0025】本発明は上記課題に鑑み、短時間でホワイ
トバランス調整ができるホワイトバランス制御装置を提
供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のホワイトバランス制御装置は、映像信号の同
期信号を入力としてタイミングパルスを発生するタイミ
ング発生回路と、カットオフ動作点に対応する映像信号
レベル設定用の第1の基準信号と基準ドライブ動作点に
対応する映像信号レベル設定用の第2の基準信号とを前
記タイミングパルスに同期して映像信号に挿入する制御
信号挿入回路と、前記制御信号挿入回路の出力を入力と
し利得補正信号により映像信号の利得を補正する利得制
御回路と、前記利得制御回路の出力に直流バイアス補正
信号を加える加算回路と、前記加算回路の出力を増幅す
るドライブアンプと、前記ドライブアンプの出力と前記
タイミングパルスを入力とし陰極線管カソードをドライ
ブする信号を出力しかつ前記第1の基準信号または前記
第2の基準信号が挿入された際には前記陰極線管カソー
ドの電流が前記第1の基準信号と前記第2の基準信号の大
きさにかかわらずそれぞれ異なる2つの所定値となるよ
うにそれぞれ前記直流バイアス補正信号または前記利得
補正信号を出力するホワイトバランス安定化回路と、カ
ットオフ調整を行う第1の可変電圧源と、ドライブ調整
を行う第2の可変電圧源とを備え、前記第1の可変電圧
源より第1の抵抗を直列に介しかつ前記第2の可変電圧
源より第2の抵抗を直列に介して互いに接続された接続
部における電圧を前記第1の基準信号とし、前記第2の
可変電圧源を前記第2の基準信号とし、前記第1の抵抗
と前記第2の抵抗は、ドライブ調整のために前記第2の
可変電圧源を可変した時にカットオフ調整のずれ量が最
小となる前記第1の基準信号をとる値であるものであ
る。
【0027】また、本発明のホワイトバランス制御装置
は、映像信号の利得制御データをアドレス入力とし直流
バイアスデータの調整データを出力するのテーブル変換
するメモリと、直流バイアス制御データと前記メモリの
出力を加算する加算回路と、前記加算回路の出力をカッ
トオフ動作点に対応する信号レベル設定用のアナログ出
力である第1の基準信号に変換する第1の変換回路と、
前記利得制御データを基準ドライブ動作点に対応する信
号レベル設定用のアナログ出力である第2の基準信号に
変換する第2の変換回路と、映像信号の同期信号を入力
としてタイミングパルスを発生するタイミング発生回路
と、前記タイミングパルスに同期して前記映像信号に前
記第1の基準信号を挿入する制御信号挿入回路と、前記
制御信号挿入回路の出力と前記第2の基準信号を入力と
し利得を補正する利得制御回路と、前記利得制御回路の
出力に直流バイアス補正信号を加える加算回路と、前記
加算回路の出力を増幅するドライブアンプと、前記ドラ
イブアンプの出力と前記タイミング発生回路からのタイ
ミングパルスを入力とし陰極線管カソードをドライブす
る信号を出力しかつ前記第1の基準信号が挿入された際
に前記陰極線管カソードの電流が前記第1の基準信号の
大きさにかかわらず所定値となるように前記直流バイア
ス補正信号を出力するホワイトバランス安定化回路を備
え、前記メモリはドライブ調整のために前記利得制御デ
ータが可変した時にカットオフ調整のずれ量が最小とな
るような直流バイアス制御データが出力されるようなテ
ーブルデータが記憶されているものである。
【0028】
【作用】本発明は、上記の構成において、前記第1の抵
抗と前記第2の抵抗により、前記第1の可変電圧源と前
記第2の可変電圧源とを重み付け加算し、前記直流バイ
アス制御信号とすることにより、ドライブ調整を行った
ときにカットオフがずれないよう直流バイアス制御信号
を自動的に補正することとなる。
【0029】また、デジタルデータで映像入力信号の直
流バイアス制御および利得制御を行う場合、前記メモリ
および前記デジタル加算回路を用いて、直流バイアス制
御データに利得制御データに対応する重み付けデータ
(調整データ)を加算し、直流バイアス制御データとす
ることで、ドライブ調整を行ったときにカットオフがず
れないような直流バイアス制御信号を自動的に補正する
こととなる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
のホワイトバランス制御装置のブロック図を用いて説明
する。図1において、1は制御信号挿入回路、2は第1
の可変電圧源、3は第2の可変電圧源、4は利得制御回
路、5は加算回路、6はドライブアンプ、7はホワイト
バランス安定化回路、8はタイミング発生回路、9は第
1の抵抗、10は第2の抵抗である。
【0031】以上の各構成要素よりなるホワイトバラン
ス制御装置について、以下図1を用いてその各構成要素
の関係と動作を説明する。まず、制御信号挿入回路1、
利得制御回路4、加算回路5、ドライブアンプ6、ホワ
イトバランス安定化回路7、タイミング発生回路8の動
作については従来例と同じであり、その動作説明を省略
する。
【0032】次に、第1の抵抗9と第2の抵抗10につ
いて説明する。第1の抵抗9の値をR1、第2の抵抗1
0の値をR2、直流バイアス制御信号に対応するカソー
ド電流をI0、利得制御信号に対するカソード電流をI2
とし、その値を次式のように選ぶ。
【0033】R2=R1・(I2−I0)/I0 さらに、E1を第1の可変電圧源2の電圧、E2を第2の
可変電圧源3の出力の利得制御信号電圧、E0を第1の
抵抗9と、第2の抵抗10によりE1とE2を重み付け加
算された直流バイアス制御信号の電圧とすると、直流バ
イアス信号E0次式で表される。
【0034】 E0=(R2・E1+R1・E2)/(R1+R2) =(1−I0/I2)・E1+(I0/I2)・E2 上式を変形し、次式を得る。
【0035】 E1=(I2・E0−I0・E2)/(I2−I0) 一方、図6(A)の特性の直線の方程式は、次式で表さ
れる。
【0036】 E={(I2・E0−I0・E2)+(E2 −E0)・I}/(I2−I0) 上式より、カットオフ点I=0に対する入力電圧EC
求めると、 EC=(I2・E0−I0・E2)/(I2− I0) となり、ECはE1に一致することが判る。
【0037】すなわち、第1の可変電圧源2の電圧は常
にカットオフ点の電圧に一致し、第1の可変電圧源2に
よりカットオフ調整を行った後、第2の可変電圧源3を
変化させてドライブ調整を行ってもカットオフ調整はず
れない。
【0038】実際には、図6の特性は直線にはならず、
一般にガンマ特性と呼ばれる特性になり、上記ECとE0
に誤差が生じる。そこで実用上、誤差がもっとも少なく
なるようR1,R2の値を調整して実現する。
【0039】以上のようにして、ドライブ調整を行うと
きのカットオフのずれが少なくなり、ホワイトバランス
調整に要する時間が短縮され、かつ簡単な回路で実現で
きる。
【0040】なお、本第1の実施例においてホワイトバ
ランス安定化回路は、直流バイアス制御、利得制御とも
にカソード電流を検出してフィードバックをかけること
としたが、カソード電圧を検出してフィードバックをか
ける構成としても同様の効果が得られる。
【0041】次に本発明の第2の実施例について図2の
ホワイトバランス制御装置のブロック図を用いて説明す
る。1は制御信号挿入回路、12はメモリ(ROM)、
13はデジタル加算回路、14は第1のD/A変換回
路、15は第2のD/A変換回路、4は利得制御回路、
5はアナログ加算回路、6はドライブアンプ、7はホワ
イトバランス安定化回路、8はタイミング発生回路、2
1はCRTである。
【0042】以上のように構成されたホワイトバランス
制御装置について、以下図2を用いてその動作を説明す
る。まず、制御信号挿入回路1、利得制御回路4、アナ
ログ加算回路5、ドライブアンプ6、ホワイトバランス
安定化回路7、タイミング発生回路8の動作については
従来例とほぼ同じであり、その動作説明を省略する。た
だし、利得制御はカソード電流検出によるフィードバッ
クをかけておらず、第2のD/A変換回路15の出力を
利得補正信号とし、利得を直接制御する。ホワイトバラ
ンス安定化回路7においては直流バイアス制御信号に対
するカソード電流のみを検出し、直流バイアス補正信号
にフィードバックをかけ、カットオフの安定化を図って
いる。第2のD/A変換回路15は利得制御データをア
ナログ信号に変換し、このアナログ信号を利得補正信号
として利得制御回路4に入力する。利得制御データを変
化させることでドライブ調整が行える。
【0043】また、利得制御データはメモリ12のアド
レス入力に入力される。メモリ12においては利得制御
データをカットオフ補正データにテーブル変換する。メ
モリ12のカットオフ補正データ出力はデジタル加算回
路13において直流バイアス制御信号と加算され、第1
のD/A変換回路14においてアナログ信号に変換さ
れ、前記アナログ信号は直流バイアス制御信号として制
御信号挿入回路1に入力される。
【0044】直流バイアス制御データを変化させてカッ
トオフ調整を行ったあと、利得制御データを変化させド
ライブ調整を行っても、メモリ12とデジタル加算回路
13によりカットオフ調整のずれを打ち消すカットオフ
補正データがバイアス制御データに加算されるため、カ
ットオフがずれない。第1の実施例において、一定のカ
ソード電流に対する入力電圧である利得制御信号により
カットオフのずれを補正したのと同様に、第2の実施例
におけるメモリ12によるテーブル変換は、利得制御デ
ータを一定出力に対する入力に換算するため、割り算を
行う。またメモリ12によるテーブル変換は高い柔軟性
を持つため、ガンマ特性や利得制御回路17の制御特性
をも考慮した補正が行えるため、高い精度でカットオフ
のずれを補正でき、カットオフ調整とドライブ調整が一
度ですむためホワイトバランス調整に要する時間を大幅
に短縮できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る本発明の構
成により、簡単な回路でホワイトバランス調整時間
するホワイトバランス制御装置を提供できる。
【0046】また、請求項2に係る本発明の構成によ
り、ガンマ特性や利得制御回路の制御特性を考慮した補
正が可能となり、高い精度でカットオフのずれを補正で
き、かつ、ホワイトバランス調整時間を短縮するホワイ
トバランス制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるホワイトバラン
ス制御装置のブロック図
【図2】同、第2の実施例におけるホワイトバランス制
御装置のブロック図
【図3】従来のホワイトバランス制御装置のブロック図
【図4】本発明および従来例のホワイトバランス制御装
置の直流バイアス制御信号と利得制御信号の挿入位置を
示す図
【図5】同、ホワイトバランス安定化回路のブロック図
【図6】同、入力信号電圧対カソード電流の特性図
【図7】直流バイアス信号および利得制御信号の挿入タ
イミング図
【符号の説明】
1 制御信号挿入回路 2 第1の可変電圧源(E1) 3 第2の可変電圧源(E2) 4 利得制御回路 5 加算回路 6 ドライブアンプ 7 ホワイトバランス安定化回路 8 タイミング発生回路 9 第1の抵抗(R1) 10 第2の抵抗(R2) 21 CRT(陰極線管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/73

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の同期信号を入力としてタイミ
    ングパルスを発生するタイミング発生回路と、カットオ
    フ動作点に対応する映像信号レベル設定用の第1の基準
    信号と基準ドライブ動作点に対応する映像信号レベル設
    定用の第2の基準信号とを前記タイミングパルスに同期
    して映像信号に挿入する制御信号挿入回路と、前記制御
    信号挿入回路の出力を入力とし利得補正信号により映像
    信号の利得を補正する利得制御回路と、前記利得制御回
    路の出力に直流バイアス補正信号を加える加算回路と、
    前記加算回路の出力を増幅するドライブアンプと、前記
    ドライブアンプの出力と前記タイミングパルスを入力と
    し陰極線管カソードをドライブする信号を出力しかつ前
    記第1の基準信号または前記第2の基準信号が挿入され
    た際には前記陰極線管カソードの電流が前記第1の基準
    信号と前記第2の基準信号の大きさにかかわらずそれぞ
    れ異なる2つの所定値となるようにそれぞれ前記直流バ
    イアス補正信号または前記利得補正信号を出力するホワ
    イトバランス安定化回路と、カットオフ調整を行う第1
    の可変電圧源と、ドライブ調整を行う第2の可変電圧源
    とを備え、前記第1の可変電圧源より第1の抵抗を直列
    に介しかつ前記第2の可変電圧源より第2の抵抗を直列
    に介して互いに接続された接続部における電圧を前記第
    1の基準信号とし、前記第2の可変電圧源を前記第2の
    基準信号とし、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗は、ド
    ライブ調整のために前記第2の可変電圧源を可変した時
    にカットオフ調整のずれ量が最小となる前記第1の基準
    信号をとる値であることを特徴とするホワイトバランス
    制御装置。
  2. 【請求項2】 映像信号の利得制御データをアドレス入
    力とし直流バイアスデータの調整のためのカットオフ補
    正データを出力するメモリと、直流バイアス制御データ
    と前記メモリの出力を加算する加算回路と、前記加算回
    路の出力をカットオフ動作点に対応する信号レベル設定
    用のアナログ出力である第1の基準信号に変換する第1
    の変換回路と、前記利得制御データを基準ドライブ動作
    点に対応する信号レベル設定用のアナログ出力である第
    2の基準信号に変換する第2の変換回路と、映像信号の
    同期信号を入力としてタイミングパルスを発生するタイ
    ミング発生回路と、前記タイミングパルスに同期して前
    記映像信号に前記第1の基準信号を挿入する制御信号挿
    入回路と、前記制御信号挿入回路の出力と前記第2 の基
    準信号を入力とし利得を補正する利得制御回路と、前記
    利得制御回路の出力に直流バイアス補正信号を加える加
    算回路と、前記加算回路の出力を増幅するドライブアン
    プと、前記ドライブアンプの出力と前記タイミング発生
    回路からのタイミングパルスを入力とし陰極線管カソー
    ドをドライブする信号を出力しかつ前記第1の基準信号
    が挿入された際に前記陰極線管カソードの電流が前記第
    1の基準信号の大きさにかかわらず所定値となるように
    前記直流バイアス補正信号を出力するホワイトバランス
    安定化回路を備え、前記メモリはドライブ調整のために
    前記利得制御データが変化した時にカットオフ調整のず
    れ量が最小となるような直流バイアス制御データとする
    ための前記カットオフ補正データを出力するテーブルを
    記憶していることを特徴とするホワイトバランス制御装
    置。
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