JP2969323B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

Info

Publication number
JP2969323B2
JP2969323B2 JP18504194A JP18504194A JP2969323B2 JP 2969323 B2 JP2969323 B2 JP 2969323B2 JP 18504194 A JP18504194 A JP 18504194A JP 18504194 A JP18504194 A JP 18504194A JP 2969323 B2 JP2969323 B2 JP 2969323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
disk drive
disks
disk
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18504194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0850783A (ja
Inventor
豊 石塚
真司 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP18504194A priority Critical patent/JP2969323B2/ja
Publication of JPH0850783A publication Critical patent/JPH0850783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2969323B2 publication Critical patent/JP2969323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク駆動装置に関す
るものである。更に詳述すると、複数枚のディスク間に
スペーサを介在させてハブに積み上げ固定する構造のデ
ィスク駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハードデスクドライブ装置などの電子機
器には記録部材を回転するためのディスク駆動装置が使
用されている。このような装置には、情報が記憶された
複数枚のディスク間にスペーサを介在させてハブに積み
上げ固定する構造のディスク駆動装置がある。
【0003】図3および図4はその一例で、図に示すよ
うに複数枚の磁気ディスク31をスピンドルモータのハ
ブ33に積み上げて取りつけている。この取りつけに
は、円環状のスペーサ34を別部品として用意してお
き、薄板状の磁気ディスク31、31の間に介装させ、
所定枚数の介装が終わった後、同じく別部品として用意
した抑え部材35をもって保持固定している。
【0004】これとは別に図5に示される特開平4−2
76350号公報に示されているように、磁気ディスク
自体が上述のスペーサ自体と一体に構成されているもの
もある。図において、中央寄りの円環状ボス部37と、
このボス部から一体に連設したディスク本体部38とを
もってスペーサを介装させずに磁気ディスクをハブ39
に積み上げて取りつけている。
【0005】情報が記憶された複数枚のディスクは互い
に平行に且つその平面度が確保されて、はじめて所望す
る性能のディスク駆動装置として機能する。ところが上
記した装置のいずれにおいても、スペーサの上下両平坦
面がハブ外周の環状面全域に亘りディスクと接触するこ
とになる。一方前記スペーサ部の上下両平坦面相互の平
行度および夫夫の平面度を正確に加工するのは困難な作
業である。このため、上述の装置においては抑え部材3
5でディスク31を抑えつけ、ディスク相互間を平行に
且つその平面度を確保しようとするのであるが、この方
法ではディスク自体が変形し、装置の性能に悪影響を与
えてしまう恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
実状に鑑み、ディスク相互間に介装するスペーサの上下
面に凹凸を設け、その凸状部をもってディスク相互間を
保持することにより、スペーサ部の上下両平坦面相互の
平行度および夫夫の平面度を正確にしようとするもので
ある。しかもアルミ合金の焼結形成部材をもってスペー
サ部を構成することにより加工精度を上げると共に、量
産を可能にして製造単価を下げ、経済性の高いものにし
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動装置は上記
課題に鑑み、請求項1のディスク駆動装置は情報が記憶
された複数枚のディスクをハブに積み上げ、該ディスク
間にスペーサを介在させて固定する構造のディスク駆動
装置において、上記スペーサは、アルミ合金の焼結材か
らなり、円環状のリング部の軸方向の両縁面に高さの等
しい複数の凸状部が形成されている。
【0008】請求項2のディスク駆動装置は上記スペー
サのリング部の一方の縁面に形成された凸状部の位置と
他方の縁面に形成された凸状部の位置とが互いに一致す
るように形成されている。
【0009】請求項3のディスク駆動装置は上記スペー
サがディスクと接触する面積の合計をAとし、非接触面
の合計をBとした場合、A<Bとなるようにスペーサが
形成されている。
【0010】
【作用】ディスク相互間に介装するスペーサの上下面に
凹凸を設け、その凸状部をもってディスク相互間を保持
しているので、ディスクは点保持に近い状態で面保持さ
れていることなり、スペーサの両縁面を構成する上下両
平坦面相互の平行度および夫夫の平面度を正確に保持す
ることができる。しかもアルミ合金の焼結形成部材をも
ってスペーサ部を構成することにより加工精度があがる
と共に、量産を可能にすることができるので経済性が高
い。
【0011】
【実施例】図1は発明に関わるディスク駆動装置の一実
施例の断面図である。図において、ディスク駆動装置は
フレーム1とフレーム1に立設した軸2、およびヨーク
3に巻回されたコイル4をステータとし、ヨーク外周面
を環状に取り囲むマグネット5、軸を軸支する軸受6、
軸受6とマグネット5とを有するハブ7などのロータか
ら構成され、ハブ7には複数枚のディスク8の間に介装
させる発明に関わるスペーサ10があり、複数枚の磁気
ディスクがハブ7に積み上げて取りつけている。スペー
サ10は上述のように薄板状の磁気ディスクの間に介装
させ、所定枚数の介装が終わった後、同じく別部品とし
て用意した抑え部材9をもって保持固定される。
【0012】図2は別部品として用意された、円環状の
スペーサの図であり図2(a)はその斜視図で、図2
(b)はそのX、X断面図である。スペーサ10は中心
が開口された円環状のリング部材で、その軸方向の両縁
面に、しかも垂直方向の上下一致した位置に高さの等し
い複数の凸状部11a、11bおよび11cと12a、
12bおよび12cが設けられ、夫夫は平坦面を構成し
ている。この際、ディスクの接触面となる凸状部11
a、11bおよび11cの面積とディスクの非接触面と
なる13a、13bおよび13cの平坦面の面積の比較
をした場合、接触面となる凸状部の平坦面の面積よりも
非接触面の面積の方が広いものである。同様に、接触面
となる凸状部12a、12bおよび12cの平坦面の面
積とディスクの非接触面となる13a、13bおよび1
3cの面積の比較をした場合、接触面となる凸状部の平
坦面の面積よりも非接触面の面積の方が広いものであ
る。つまり、上記スペーサがディスクと接触する面積の
合計をAとし、非接触面の合計をBとした場合、A<B
となるようにスペーサが形成されている。尚、図ではス
ペーサ10の凸状部を3か所設けているが、3か所に限
らず3か所以上設けてもよい。
【0013】この図2で示されるスペーサ10はA60
61系のアルミニウム合金を焼結形成することにより成
形される。初めに焼結金型により概略形状、つまりブラ
ンクを製作しておき、その後前記凸状部11a、11b
および11cと凸状部12a、12bおよび12cを平
行研磨などで2次加工し平坦面が確保される。尚、上記
焼結後において、平行研磨前に内部応力除去のため熱処
理T6処理を施しておくのが望ましい。この操作によっ
て硬度が高まり、平行度の高いスペーサができあがる。
【0014】従って、このスペーサ10および20の製
造工程は下記の通りである。 原料粉混合 6061系アルミニウム ↓ 成形 金型成型 ↓ 焼成 真空焼結 ↓ 熱処理 T6処理 ↓ サイジング ↓ 洗浄 超音波洗浄 ↓ 完成
【0015】かかるアルミニウム合金は、Alに少量の
Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Cr、Zn、Tiが含
まれた金属粉を成型して焼成した焼結材からなっている
ので、切削加工がし易く、切削加工をした場合、切り粉
が粉状で、バイト先端に堆積することが少なく切削油が
不要であるばかりでなく後の洗浄がし易い。従って、工
程の無人化を図り易いので、2次加工を経済的に行うこ
とが可能で本発明のスペンサー形成部材として最適なも
のである。また、95%以上の高密度であって、しかも
収縮率が少ないので、成型及びサイジングで概ねの寸法
精度に仕上げることができる。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたように本発明のスペンサー
はA6061系アルミニウム合金を焼結成型することに
より精度の高い中間体(ブランク)を安価に製作できる
と共に、この中間体は被切削性に優れているので仕上げ
加工を簡略化でき、部品コストを大幅に削減できる。
【0017】本発明のスペーサは、ディスクに対して少
なくとも3個所の凸状部で接触する。この結果、スペー
サに対する座りがよく、抑え部材(クランパ)により加
圧されてもディスクの変形を極小にすることができる。
【0018】仕上げ加工もスペーサの両縁面を平行研磨
などを施すのみで完了し、経済性の高いものになったば
かりでなく、大量に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に関わるディスク駆動装置の一実施例の断
面図である。
【図2】発明に関わるスペーサの一実施例を示す図であ
る。
【図3】従来のディスク駆動装置の横断面を示す図であ
る。
【図4】図4のディスク駆動装置に介装されているスペ
ーサの斜視図である。
【図5】従来のディスク駆動装置の横断面を示す別な図
である。
【符号の説明】
7 ハブ 8 ディスク 9 抑え部材(クランパ) 10 スペーサ 13 非接触面 21 凸状部 22 凸状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/12 313 G11B 17/038 G11B 23/03 603 G11B 25/04 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記憶された複数枚のディスクをハ
    ブに積み上げ、該ディスク間にスペーサを介在させて固
    定する構造のディスク駆動装置において、 上記スペーサは、アルミ合金の焼結材からなり、円環状
    のリング部の軸方向の両縁面に高さの等しい複数の凸状
    部が形成されていることを特徴とするディスク駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記スペーサのリング部の一方の縁面に
    形成された凸状部の位置と他方の縁面に形成された凸状
    部の位置とが互いに一致するように形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記スペーサがディスクと接触する面積
    の合計をAとし、非接触面の合計をBとした場合、A<
    Bとなるようにスペーサが形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のディスク駆動装置。
JP18504194A 1994-08-08 1994-08-08 ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2969323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18504194A JP2969323B2 (ja) 1994-08-08 1994-08-08 ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18504194A JP2969323B2 (ja) 1994-08-08 1994-08-08 ディスク駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0850783A JPH0850783A (ja) 1996-02-20
JP2969323B2 true JP2969323B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=16163765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18504194A Expired - Lifetime JP2969323B2 (ja) 1994-08-08 1994-08-08 ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2969323B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741544B1 (en) 1997-09-25 2004-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk drive apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0850783A (ja) 1996-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6212030B1 (en) Magnetic disk drive having means for reducing disk deformation
US20060232159A1 (en) Stator Used for Recording Disk Driving Motor, Recording Disk Driving Motor, and Recording Disk Driving Device
CN103516095A (zh) 基板、基底单元、马达及盘驱动装置
JP2007218340A (ja) スリーブ部材の製造方法およびスリーブユニットの製造方法
JP2969323B2 (ja) ディスク駆動装置
US20070159717A1 (en) Hard-Disk Drive Device
US5833777A (en) Base plate for suspension assembly in a hard disk drive with a hardened flange and soft hub
JP5733828B2 (ja) モータ用ベース及びこれを含むハードディスクドライブ
KR20130048825A (ko) 모터용 베이스 및 이를 포함하는 하드 디스크 드라이브
KR101452075B1 (ko) 베이스 플레이트, 이의 제조 방법 및 이를 포함하는 디스크 구동장치
US20090108691A1 (en) Hydrodynamic bearing device, motor and information recording and reproducing apparatus in which same is used, and method for manufacturing shaft used in hydrodynamic bearing device
JP3688907B2 (ja) スピンドルモータのハブ加工方法
JP3688908B2 (ja) スピンドルモータのハブ加工方法
JPH09117118A (ja) インダクションモータ及びステータ製造方法
CN101418832B (zh) 主轴电动机和使用其的信息记录再现装置
JP2008263677A (ja) ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ
JP2002029772A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板のプレス成形用金型とその製造方法および磁気ディスク用ガラス基板
US8929026B2 (en) Base for disk driving device
WO2022185892A1 (ja) 磁気ディスク装置および磁気ディスク装置を製造する方法
JP3471557B2 (ja) 磁気ディスク基板の製造方法及びその装置
JPH10208241A (ja) 磁気ディスク及びその製造方法
JP4073620B2 (ja) フランジ製造方法、及びそれにより製造されたフランジ部を有するハードディスク駆動用スピンドルモータのハブ
US20140185162A1 (en) Base assembly and hard disk drive including the same
KR101477403B1 (ko) 디스크 구동장치용 베이스
JP3273655B2 (ja) 精密機器用シャシーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990713