JP2969061B2 - 個人線量計 - Google Patents

個人線量計

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JP2969061B2 JP12250295A JP12250295A JP2969061B2 JP 2969061 B2 JP2969061 B2 JP 2969061B2 JP 12250295 A JP12250295 A JP 12250295A JP 12250295 A JP12250295 A JP 12250295A JP 2969061 B2 JP2969061 B2 JP 2969061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は個人線量計、特に胸のポ
ケット等に装着して使用される携帯型の個人線量計に関
する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所等の放射線取扱施設の放射
線管理区域内で従事する作業者には、個人被曝管理のた
めに個人線量計の携帯が義務付けられている。従来、そ
のような個人線量計には、例えば、フィルムバッチや半
導体検出器を内蔵した個人線量計等が知られている。
【0003】図4には、半導体検出器を内蔵した従来の
個人線量計の例が示されている。個人線量計10は、作
業者の上着の胸ポケット12に装着されるものであり、
図示の例ではペン型のものが示されている。個人線量計
の本体14は、ポケット12内に挿入され、本体14の
上部のみがポケット12のポケット布18の上縁18A
から上方に露出している。本体の前面には小型のクリッ
プ16が配置され、そのクリップ16と本体14との間
にポケット布18が挟み込まれる。本体14の上部に
は、この従来例において1個の半導体検出器(以下、検
出器という)20が内蔵され、γ線又はβ線等の特定の
放射線が検出されている。なお、本体14の背面には表
示器が設けられている。
【0004】かかる構成によれば、本体14の上部内に
配置された検出器20によって、ポケット布18を通過
した放射線ではなく、前方から飛来する放射線をそのま
ま検出でき、放射線を不必要に減弱させることがなく、
高精度で信頼性のある放射線の測定を実現できる。特
に、空気中での飛程が短いβ線等の検出においては、ポ
ケット布18による放射線エネルギーの減弱が無視でき
ないため、ポケット布18に影響されないように放射線
の測定が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の個人線量計では、その構造上、複数の検出器を内蔵
させることは困難である。すなわち、ポケット布18か
ら露出する露出部分の大きさには一定の制限があり、検
出器が内蔵される当該露出部分をあまり大きくすること
はできない。仮に、露出部分を上方へ更に伸長させる
と、作業者の動きの妨げとなり、あるいはバランスが悪
くなり、個人線量計の取扱い性が低下する。また、本体
14の幅を大きくし、これにより露出部分を横方向に広
げることも可能であり、そのような構成によれば例えば
2個程度の検出器を内蔵させることも可能であるかも知
れないが、その場合でもポケットの横方向の大きさには
一定の制約があり、例えば4個や5個といった多数の検
出器を配置するための領域を確保することは困難であ
る。各検出器はその周囲にプリアンプ等の回路を伴って
おり、そのような周辺回路の配置領域も考慮する必要が
ある。
【0006】以上のように、従来の個人線量計において
は、多数の検出器を内蔵させるのが困難であった。
【0007】その一方、周知のように、放射線にはγ
線、β線、中性子線等の各種があり、個人線量計におい
て線量当量を測定・演算するためには、基本的に、各放
射線毎に検出器を用いる必要がある。また線量当量を求
めるためには、所定の線量当量換算関数に検出器のレス
ポンスを合わせる必要があり、そのためにはフィルタ特
性を異ならせた複数の検出器を用いる必要がある。この
ように、個人線量計において、多数の検出器を配置する
ことが望まれている。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、ポケットに装着される個人線量計におい
て、多数の検出器を配置できる領域を確保できるように
することを目的とする。
【0009】また、本発明は、ポケットに対して確実に
装着できる個人線量計を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ポケットに挿入可能な形状に形成され
放射線検出信号を処理する電子回路を内蔵した本体と、
前記本体の上端部に回転自在に支持され、前記本体に対
して開閉可能な部材であって、前記本体がポケットに挿
入された場合に、前記本体との間に形成される隙間にポ
ケット布が挟み込まれ、ポケットの外部に現れて使用さ
れるクリップ体と、前記クリップ体に内蔵され、前方か
ら飛来する放射線を検出する放射線検出部と、を含むこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記放射線検出部は、複
数の放射線検出器で構成されたことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記放射線検出部は、γ
線検出用放射線検出器とβ線検出用放射線検出器と中性
子検出用放射線検出器とを含み、前記クリップ体の前面
には、前記β線検出用放射線検出器に対応してβ線入射
窓が形成されたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記複数の放射線検出器
は、上下方向に並んで配置されたことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記本体の前面と前記ク
リップ体の背面の少なくとも一方にはポケット布の挟み
込みを強化する複数の凹凸部が形成されたことを特徴と
する。
【0015】また、本発明は、前記クリップ体に対して
それが閉じる方向に付勢力を与える付勢手段が設けられ
たことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記本体の背面には、測
定した結果を表示する表示器が形成されたことを特徴と
する。
【0017】また、本発明は、ポケットに挿入可能な形
状に形成された本体と、前記本体の上端部に回転自在に
支持され、前記本体に対して開閉可能な部材であって、
前記本体がポケットに挿入された場合に、前記本体との
間に形成される隙間にポケット布が挟み込まれ、ポケッ
トの外部に現れて使用されるクリップ体と、前記クリッ
プ体に内蔵され、前方から飛来する放射線を検出する放
射線検出部と、を含み、前記本体は、検出結果に基づい
て線量当量を演算する電子回路が搭載された第1基板を
含み、前記クリップ体は、前記検出部を構成する複数の
半導体検出器と前記各半導体検出器毎に設けられた複数
のプリアンプとが搭載された第2基板を含み、前記第1
基板と前記第2基板は、前記本体の上端部内を回り込ん
で配設されたフレキシブルな信号ケーブルで互いに接続
されたことを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成によれば、本体に対してクリップ体が
開かれた状態で、作業者の上着に設けられた胸ポケット
に、その本体が挿入される。この場合、本体とクリップ
体との間の隙間に、ポケット布が差し込まれる。そし
て、クリップ体を閉じることによって、本体とクリップ
体とによってそのポケット布が挟持される。これによ
り、作業者の動きによって、個人線量計がポケット内で
ぐらついたり、あるいは外部へ飛び出すことが防止さ
れ、個人線量計をポケットに確実かつ安定して装着する
ことができる。
【0019】このような装着状態では、本体の中でその
上部のみがポケット布の上縁から露出するだけであり、
むしろ従来よりもその露出量を少なくすることもでき
る。そして、クリップ体はポケット布の前面側に位置す
ることになり、ポケット布を通過させることなく放射線
の検出を行うことができる。すなわち、クリップ体の全
体がポケットの外部に露出され、それゆえ、クリップ体
の全域を放射線検出部の配置領域として利用することが
できる。
【0020】クリップ体に設けられた放射線検出部は、
前方から飛来する放射線をポケット布を通過させないで
そのまま検出する。その検出結果に基づいて、線量、線
量率又は線量当量等が求められる。
【0021】ここで、放射線検出部は、複数の放射線検
出器で構成され、例えば、γ線検出用放射線検出器、β
線検出用放射線検出器及び中性子検出用放射線検出器で
構成される。この場合、クリップ体の前面には、β線検
出用放射線検出器に対応してβ線入射窓が形成される。
【0022】一般に、ポケットの形状は上下方向に長く
なっているが、複数の放射線検出器を上下方向に整列さ
せて配置すれば、本体やクリップ体の横方向の幅を小さ
くでき、ポケットの形状に合致した個人線量計を構成で
きる。もちろん、ポケットの大きさや放射線検出器の個
数に応じて、放射線検出器を横並びで配置することもで
きる。
【0023】本体の前面とクリップ体の背面の少なくと
も一方に、ポケット布の挟み込みを強化する複数の凹凸
部を形成すれば、個人線量計をより確実かつ安定してポ
ケットに装着することができる。特に、作業者が前かが
みとなった場合等において、個人線量計が自重によって
落下することが確実に防止される。
【0024】本発明の好適な態様においては、クリップ
体に対してそれが閉じる方向に付勢力を与える付勢手段
が設けられる。この付勢手段は上記のポケット布の挟み
込みを強化するものである。また、本体の背面には、測
定した結果を表示する表示器が設けられる。本体の背面
は人体側であり、その背面に表示器を設ければ、物理的
な衝突等から表示器を保護できることになる。
【0025】また、本発明の好適な態様においては、本
体内の第1基板とクリップ体内の第2基板とがフレキシ
ブルな信号ケーブルで接続され、クリップ体の動きが許
容される。ここで、クリップ体の回動角度は、少なくと
もポケット布が挿入できる程度の角度で十分である。
【0026】以上のように、本発明では、本体ではな
く、ポケットの外側に現れるクリップ体に放射線検出部
を設けたので、放射線検出器の配置スペースを十分確保
でき、またポケット布に影響されない従来同様の放射線
測定を実現できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0028】図1には、本発明に係る個人線量計の断面
が示されており、図2には、本発明に係る個人線量計の
外観が示されている。
【0029】まず、図2を用いて説明する。図2(A)
は、本実施例の個人線量計22の右側面図であり、
(B)は個人線量計22の正面図であり、(C)は個人
線量計22の背面図である。
【0030】この個人線量計22は、大別して本体24
とクリップ体26とで構成される。本体24は、作業者
の胸のポケットに挿入されるものであり、その上部24
Aには、クリップ体26が回転自在に支持されている。
すなわち、このクリップ体26は、上記の上部24Aを
回転軸として本体24に対して開閉するものである。そ
の開閉状態が図2(A)に示されている。
【0031】クリップ体26は、本体24がポケットに
挿入された状態で、そのポケットの外側に露出するもの
であり、すなわち、このクリップ体26と本体24との
間の隙間100内にポケット布が挿入され、それらによ
って挟持される。
【0032】図2に示されるように、クリップ体26の
上部26Aは、本体24に形成された一対の支持部24
Bによって回転自在に保持されている。すなわち、この
支持部24B間には、回転軸が横渡しされている。
【0033】クリップ体26には、図2(B)に示すよ
うに本実施例において5つの検出器28、30、32、
34、36が内蔵されており、またこのクリップ体には
各検出器に対応してプリアンプ38、40、42、4
4、46が内蔵されている。本実施例において、検出器
28〜36は、半導体検出器で構成され、また、各プリ
アンプ38〜46は、それぞれ接続された半導体検出器
の検出信号を増幅するものである。本実施例において、
検出器28、30、32は、γ線検出用の半導体検出器
であり、それらには互いに異なるフィルタ特性をもった
金属フィルタが含まれる。線量当量を演算するための線
量当量換算関数に当該個人線量計22のレスポンスを合
致させるために、このような3つのγ線用検出器が配置
されている。検出器34は、β線検出用の半導体検出器
であり、その前面には、β線入射窓が形成されている。
このβ線入射窓48には、内部を保護するための金属メ
ッシュ及びその内側に遮光用アルミナイズドマイラーが
形成されている。検出器36は、中性子検出用の半導体
検出器であり、その半導体検出器の前面には、核反応層
が形成され、そこで中性子が荷電粒子(例えばα線)に
変換され、当該検出器にて検出されている。
【0034】以上のように、本実施例の個人線量計は、
γ線、β線及び中性子線を総合的に測定して線量当量を
演算するものであり、その線量当量としては例えば1c
m線量当量などが求められている。もちろん、線量当量
の種類を切り換え可能に構成してもよい。
【0035】図2(B)に示すように、本実施例の個人
線量計22は、縦長に構成され、本体24に比べてクリ
ップ体26の長さはやや短く設定されている。もちろ
ん、検出器の個数に応じてクリップ体26の長さを適宜
定めることができる。
【0036】本実施例では、各検出器が上下方向に並ん
で配置されており、個人線量計22の横幅を大きくする
ことなく、効率的な検出器の配置が実現されている。な
お、本実施例の個人線量計は、その縦方向の長さが例え
ば100mmであり、その横幅は例えば50mmであ
り、その厚さは例えば23mmである。その重量は、例
えば100g程度とされている。上述した隙間100
は、本体24に対してクリップ体26が平行に位置した
ときに例えば2mmとなるように設定されている。ここ
で、クリップ体26の下端を本体24に接触させること
もできる。
【0037】図2(C)に示されるように、本体24の
背面には、液晶ディスプレイから成る表示器50が設け
られ、この表示器50に演算結果である線量当量が表示
される。このように本体24の背面側に表示器50が設
けられているため、個人線量計22を作業者のポケット
に装着した状態において、外部の衝撃から表示器50を
保護することが可能である。
【0038】図1には、本実施例の個人線量計22の具
体的な内部構造が示されている。上述したように、本体
24に対してクリップ体26が回転軸52によって回転
自在に支持されている。この回転を許容するために、ク
リップ体26の上部26Aには、切欠54が形成されて
おり、クリップ体26が開いた時に、この切欠54内に
本体24の上端が挿入する。また、本実施例では、クリ
ップ体26に対してその閉止方向に付勢力を働かせるた
めに、ばね56が設けられており、このばね56は、回
転軸52に捲回され、その一端がクリップ体26に係合
し、その他端が本体24に形成されたピン58に係合し
ている。もちろん、そのような付勢手段としては、図示
したばね56に限られず、他の手段を用いてもよい。
【0039】クリップ体26内には、回路が印刷された
基板60が配置され、その基板には上述した検出器28
〜36及びプリアンプ38〜46が搭載されている。こ
こで、β線検出用の検出器34の前方には、上述したよ
うにβ線入射窓48が形成され、そのβ線入射窓48
は、金属メッシュ及び遮光用アルミナイズドマイラーで
覆われている。
【0040】図1に示されるように、β線検出用の検出
器34は、他の検出器よりも前方に迫り出して配置され
ている。これはβ線の入射角度を広く取るためである。
検出器28、30、32、36の前方は、クリップ体2
6の前面板26Bで覆われており、その前面板26Bは
例えば1mmのマグネシウム合金又はアルミ材で構成さ
れる。
【0041】クリップ体26の背面板26Cと本体24
の前面板24Bとの間の隙間100には、上述したよう
にポケット12のポケット布18が挿入され、かつ挟持
される。クリップ体26の背面板26Cの上縁は、水平
方向に本体側へ屈曲しており、ポケット布18の高さす
なわちポケット12の深さが本体24の長さとの関係に
おいて深い場合には、ポケット布18の上縁がその屈曲
部に当接する。その一方、ポケット12の深さが浅い場
合には、本体24の底壁がポケット12の底に当たるこ
とになる。いずれの状態においても、クリップ体26と
本体24との間にポケット布18が挟持され、確実かつ
安定した個人線量計の装着が達成されている。なお、本
体24の横幅は、ポケット12にそれが収容できる大き
さ以下に設定されている。
【0042】本体24内には、回路が印刷された基板6
2が配置されており、基板62の下部にはバッテリ64
が配置され、またその基板62上には電子回路66が配
置されている。この電子回路66は、各検出器からの出
力信号を受け入れて線量、線量率あるいは線量当量など
を必要に応じて演算するものである。本実施例において
は、基本的に線量当量が演算され、それが表示器50に
表示される。基板60と基板62との間は、フレキシブ
ルな信号ケーブルとしてフラットケーブル68によって
接続されている。もちろん、このフラットケーブル68
は、上記のようにフレキシブルであり、一定のたるみを
有するため、クリップ体26の回動を妨げることはな
い。
【0043】なお、バッテリ64が下方に配置されてい
るため、本体24の重心を下げることができ、個人線量
計のポケット12への安定した装着が達成されている。
【0044】図3には、クリップ体26の背面板26C
及び本体24の前面板24Bに、ギザギザ状の多数の凹
凸を形成した実施例が示されている。かかる構成によれ
ば、ポケット布18の挟み込み作用を強化して、より確
実な装着を達成できる。このようなギザギザ形状は、本
体24及びクリップ体26の少なくともいずれか一方に
形成するのが望ましく、必要に応じて両者に形成するの
が好適である。もちろん、このような構造を採用せず
に、摺動摩擦力が大きいゴム材などを配置することもで
きる。
【0045】以上説明した実施例では、検出器が5つ上
下方向に直列配置されていたが、もちろん、これらの個
数は本実施例のものには限られない。また、更に多くの
検出器を配置する場合には、検出器の列を2つ形成して
もよい。あるいは、マトリックス状に配置してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポケットに装着される個人線量計において、ポケット布
に放射線が減弱されることなく、多数の検出器を配置す
ることができる。また、ポケットに対して確実に装着で
きる個人線量計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る個人線量計の断面図である。
【図2】本発明に係る個人線量計の外観を示す図であ
る。
【図3】ポケット布の挟持力を強化した構成を示す図で
ある。
【図4】従来の個人線量計の使用例を示す図である。
【符号の説明】
12 胸ポケット、22 個人線量計、24 本体、2
6 クリップ体、28,30,32,34,36 検出
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−172947(JP,A) 実開 昭58−32479(JP,U) 実開 昭57−198080(JP,U) 実公 昭39−24695(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01T 1/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポケットに挿入可能な形状に形成され
    放射線検出信号を処理する電子回路を内蔵した本体と、 前記本体の上端部に回転自在に支持され、前記本体に対
    して開閉可能な部材であって、前記本体がポケットに挿
    入された場合に、前記本体との間に形成される隙間にポ
    ケット布が挟み込まれ、ポケットの外部に現れて使用さ
    れるクリップ体と、 前記クリップ体に内蔵され、前方から飛来する放射線を
    検出する放射線検出部と、 を含むことを特徴とする個人線量計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の個人線量計において、 前記放射線検出部は、複数の放射線検出器で構成された
    ことを特徴とする個人線量計。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の個人線量計において、 前記放射線検出部は、γ線検出用放射線検出器とβ線検
    出用放射線検出器と中性子検出用放射線検出器とを含
    み、 前記クリップ体の前面には、前記β線検出用放射線検出
    器に対応してβ線入射窓が形成されたことを特徴とする
    個人線量計。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の個人線量計におい
    て、 前記複数の放射線検出器は、上下方向に並んで配置され
    たことを特徴とする個人線量計。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の個人線量計において、 前記本体の前面と前記クリップ体の背面の少なくとも一
    方にはポケット布の挟み込みを強化する複数の凹凸部が
    形成されたことを特徴とする個人線量計。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の個人線量計において、 前記クリップ体に対してそれが閉じる方向に付勢力を与
    える付勢手段が設けられたことを特徴とする個人線量
    計。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の個人線量計において、 前記本体の背面には、測定した結果を表示する表示器が
    形成されたことを特徴とする個人線量計。
  8. 【請求項8】 ポケットに挿入可能な形状に形成された
    本体と、 前記本体の上端部に回転自在に支持され、前記本体に対
    して開閉可能な部材であって、前記本体がポケットに挿
    入された場合に、前記本体との間に形成される隙間にポ
    ケット布が挟み込まれ、ポケットの外部に現れて使用さ
    れるクリップ体と、 前記クリップ体に内蔵され、前方から飛来する放射線を
    検出する放射線検出部と、 を含み、 前記本体は、検出結果に基づいて線量当量を演算する電
    子回路が搭載された第1基板を含み、 前記クリップ体は、前記検出部を構成する複数の半導体
    検出器と前記各半導体検出器毎に設けられた複数のプリ
    アンプとが搭載された第2基板を含み、 前記第1基板と前記第2基板は、前記本体の上端部内を
    回り込んで配設されたフレキシブルな信号ケーブルで互
    いに接続されたことを特徴とする個人線量計。
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