JP2968695B2 - 角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム - Google Patents

角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム

Info

Publication number
JP2968695B2
JP2968695B2 JP6311098A JP31109894A JP2968695B2 JP 2968695 B2 JP2968695 B2 JP 2968695B2 JP 6311098 A JP6311098 A JP 6311098A JP 31109894 A JP31109894 A JP 31109894A JP 2968695 B2 JP2968695 B2 JP 2968695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
drift
velocity sensor
drift component
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6311098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08145690A (ja
Inventor
博美 柿沼
達也 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP6311098A priority Critical patent/JP2968695B2/ja
Publication of JPH08145690A publication Critical patent/JPH08145690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2968695B2 publication Critical patent/JP2968695B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のナビ
ゲーションシステムに用いられる角速度検出手法にかか
り、更に具体的には、角速度センサのドリフト補正に関
する。
【0002】
【背景技術】振動ジャイロを用いる角速度検出装置で
は、主として温度変動により出力信号にドリフトが生ず
る。正確な角速度検出を行うためには、そのドリフト成
分を補正する必要がある。
【0003】従来の角速度検出装置は、角速度の検出信
号を一方的に出力するのみであり、ドリフト補正は外部
装置によって行われている。図9には、自動車のナビゲ
ーションシステムの例が示されている。同図において、
自動車(図示せず)がブレーキをかけて停止し、サイド
ブレーキ10が引かれたとすると、それがナビゲーショ
ン制御部12の停止検出部14で検出され、更にその旨
がドリフト成分記憶部16に伝達される。
【0004】他方、ドリフト成分記憶部16には、角速
度検出装置20の角速度センサ22から角速度の検出信
号が供給されている。そして、前記停止検出時の検出信
号がドリフト成分として記憶される。自動車が停止して
いるときは、角速度センサ22に作用している角速度が
「0」であると判断でき、従ってこのときの検出信号は
ドリフト成分であると考えられる。これが、ドリフト成
分記憶部16に記憶される。
【0005】その後、サイドブレーキ10が解除されて
自動車が走行を開始すると、角速度センサ22の角速度
の検出信号が演算部18に供給される。演算部18に
は、ドリフト成分記憶部16からドリフト成分が供給さ
れており、これが検出信号から減算されて補正検出信号
が求められる。これにより、検出信号のドリフト補正が
行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、以上のよ
うな背景技術では、「自動車が停止しているときは角速
度センサに作用している角速度が「0」である」という
原理が利用されている。このため、自動車が停止中のみ
しかドリフト補正を行うことができないという不都合が
ある。従って、高速道路を走行するような場合のよう
に、長時間停止しないようなときには、ドリフト補正を
行うことができないため検出信号の精度が低下し、良好
なナビゲーションを行うことができない。また、連続し
て走行するような移動体のナビゲーションには適用でき
ず、利用の自由度が小さい。
【0007】この発明は、以上の点に着目したもので、
その目的は、移動体を停止させることなく、良好にドリ
フト補正を行うことである。他の目的は、移動体の停止
によるドリフト補正の手法も利用して、良好にドリフト
補正を行うことである。更に他の目的は、角速度検出手
段それ自体が、ドリフト補正のために簡便に角速度
「0」の状態を作り出すことである。更に他の目的は、
良好なドリフト補正を行って、正確なナビゲーションを
行うことである。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】前記目的を達成す
るため、この発明では、タイマ手段によって一定時間の
カウントが行われる。そして、一定時間が経過したと
き、変位手段により角速度センサが角速度を検出しない
位置に変位する。例えば、回転機構によって圧電振動ジ
ャイロの角速度検出軸が、検出すべき角速度ベクトルの
方向と垂直の方向に回転する。これにより、角速度セン
サの検出信号がドリフト成分となる。これを抽出して角
速度センサの検出信号が補正される。
【0009】他の発明によれば、移動体の停止も検出さ
れる。そして、移動体が停止したとき、あるいは前記タ
イマ手段による一定時間のカウントのいずれかのとき
に、ドリフト成分が抽出され、これに基づいて角速度の
検出信号が補正される。この発明の前記及び他の目的,
特徴,利点は、次の詳細な説明及び添付図面から明瞭に
なろう。
【0010】
【好ましい実施例の説明】この発明には数多くの実施例
が有り得るが、ここでは適切な数の実施例を示し、詳細
に説明する。
【0011】<実施例1>最初に、図1〜図4を参照し
ながら実施例1について説明する。なお、上述した背景
技術に対応する構成部分には同一の符号を用いる。図1
には、実施例1の主要構成が示されている。同図におい
て、角速度検出装置30は、振動ジャイロによる角速度
センサ22の他に、回転機構32及びそのドライバ34
を備えている。回転機構32は、振動ジャイロ22を検
出すべき角速度ベクトルの方向と直交する方向(90゜
方向),好ましくは、かつ角速度の低周波成分の極めて
小さい方向に回転するためのものである。後述するよう
に、回転信号がドライバ34に供給されると回転機構3
2が駆動され、角速度センサ22が角速度を検出しない
非検出方向に回転する。
【0012】例えば、角速度センサ22が図2に示すよ
うに四角柱状の振動体22Aを含んでいるとする。この
例では、角速度センサが搭載された自動車は、xy平面
のいずれかの方向に移動し、z方向が検出される角速度
ベクトル方向である。ドリフト検出時は、回転機構32
によってx,yを含む面内方向に、すなわち、角速度ベ
クトルの方向と直交する方向に、振動体22Aの検出軸
が回転する。なお、回転機構32としては、モータや電
磁石機構など、どのようなものでもよい。
【0013】次に、ナビゲーション制御部40は、角速
度検出装置30や自動車の速度センサ,GPS(グロー
バル・ポジショニング・システム),表示装置(いずれ
も図示せず)などを制御するためのもので、それらの制
御手段(図示せず)の他に、ドリフト成分記憶部16,
演算部18,及びタイマ部42を備えている。このタイ
マ部42は、予め設定された一定時間(例えば1時間)
のカウントを行うためのもので、外部から入力される零
点補正開始信号に基づいてカウント動作を開始するよう
になっている。そして、カウントを終了すると、角速度
検出装置34のドライバ34に出力される回転信号がO
Nとなるとともに、その旨がドリフト成分記憶部16に
伝達されるように構成されている。
【0014】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、実施例1のドリフト補正動作を説明する。ナビゲー
ションシステムの使用者は、ドリフト補正が必要なとき
に、その旨のスイッチ操作を行う。すると、ドリフト補
正開始信号がナビゲーション制御部40のタイマ部42
に供給され、図3に示す動作が開始される。なお、ナビ
ゲーションシステムの起動とともに、自動的にドリフト
補正を開始するようにしてもよい。
【0015】すると、タイマ部42では、一定時間DT
のカウントが開始される(図3,ステップS10)。ナ
ビゲーション制御部40では、角速度検出装置30,速
度センサ,GPS,表示装置が制御され、よく知られて
いるナビゲーション動作が実行される(ステップS1
2)。この動作は、所定時間DTが経過するまで行われ
る(ステップS14のN)。なお、ステップS12で
は、角速度検出装置30から供給される検出信号がA/
Dされ、これからドリフト成分が減算されて補正が行わ
れるように示されているが、ナビゲーション動作開始直
後は、ドリフト成分は検出されていないので、検出信号
がそのまま利用される。
【0016】そして、一定時間DTがタイマ部42でカ
ウントされると(ステップS14のY)、タイマ部42
の回転信号がONとなり(ステップS16)、これがド
ライバ34に入力される。すると、このドライバ34に
よって回転機構32が回転駆動され、角速度センサ22
が非検出方向に90度回転する(ステップS18)。
【0017】この状態では、例え自動車がカーブを走行
中であっても、角速度センサ22に作用する角速度成分
は「0」である。従って、角速度センサ22から出力さ
れる信号は、零点のドリフト成分Dである。このドリフ
ト成分Dは、ナビゲーション制御部40のドリフト成分
記憶部16にA/D変換されて取り込まれ、記憶される
(ステップS20)。
【0018】その後回転信号はOFFとなり(ステップ
S22)、角速度センサ22は角速度の検出位置に戻
る。そして、タイマ部42は、再びカウント動作を開始
するとともに(ステップS10)、ナビゲーション動作
が実行される(ステップS12)。すなわち、角速度検
出装置30の角速度センサ22によって検出された角速
度の検出信号SGは、ナビゲーション制御部40の演算
部18に入力される。演算部18には、ドリフト成分記
憶部16に記憶されているドリフト成分Dが供給されて
おり、このドリフト成分Dが検出信号SGから減算され
て補正検出信号SGAが求められる。これによって、ド
リフト成分が補正された正確な角速度の検出信号が得ら
れる。
【0019】図4には、以上のドリフト補正動作のタイ
ムチャートが示されている。回転信号は、同図(A)に
示すように、タイマ部42の一定時間DTのカウント毎
にONとなり、角速度センサ22は、同図(B)に示す
ように、回転信号のONに対応して90゜回転する。そ
して、同図(C)に示すように、ドリフト成分Dは角速
度センサ22が90゜回転する度に記憶され、これに基
づいて以後の検出信号の補正が行われる。
【0020】このように、実施例1によれば、一定時間
経過毎に角速度センサが90゜回転し、角速度検出装置
自体によって角速度「0」の状態が作り出される。この
ため、自動車を停止することなくドリフト成分が検出さ
れ、これに基づいて良好にドリフト成分が得られる。そ
して更には、得られたドリフト成分に基づいて検出信号
が良好に補正され、正確なナビゲーションを行うことが
可能となる。
【0021】<実施例2>次に、図5〜図7を参照して
実施例2について説明する。実施例2は、前記実施例1
と背景技術を組み合わせたものである。図5には、実施
例2の主要構成が示されている。同図において、ナビゲ
ーション制御部50には、タイマ部42,ドリフト成分
記憶部16,演算部18の他に、停止検出部14が含ま
れている。この停止検出部14は、上述した背景技術と
同様にサイドブレーキ10が操作されて自動車が停止し
たことを検出する機能を有しており、検出した旨がタイ
マ部42,ドリフト成分記憶部16に伝達されるように
なっている。なお、タイマ部42は、停止検出部14で
停止検出が行われたときはリセットされるようになって
いる。
【0022】次に、図6のフローチャートを参照しなが
ら、実施例2の全体動作を説明する。動作が開始される
と、実施例1と同様に、タイマ部42におけるカウント
の開始(ステップS10),ナビゲーション動作の実行
(ステップS12)が行われる。そして、一定時間が経
過する以前にサイドブレーキ10が引かれて自動車が停
止すると(ステップS30のY)、これが停止検出部1
4で検出され、その旨がタイマ部42,ドリフト成分記
憶部16に伝達される。すると、タイマ部42では、カ
ウント中のタイマがリセットされ(ステップS32)、
ドリフト成分記憶部16では、角速度検出装置30のド
ライバ34から供給された角速度の検出信号成分がA/
D変換の後ドリフト成分Dとして記憶される。
【0023】これは、上述したように、自動車が停止し
ているときは、角速度センサ22に作用している角速度
が「0」であると判断でき、従ってこのときの検出信号
はドリフト成分であると考えられるからである。このよ
うにして、自動車停止によるドリフト成分の抽出の後
は、再びタイマ部42においてカウントが開始される。
【0024】次に、タイマ部42における所定時間のカ
ウント中に自動車が停止せず、所定時間が経過してしま
ったときは(ステップS14のY)、上述した実施例2
と同様の動作,つまり角速度センサ22の回転によるド
リフト成分の抽出が行われる(ステップS16〜S2
2)。
【0025】図7には、この実施例2によるドリフト補
正動作の一例が示されている。時刻TA〜TB間では、
同図(A)に示すように、一定時間DTのカウントが行
われる前に自動車の停止が検出されている。このため、
同図(B)に示すようにTA〜TBの期間中回転信号は
OFFであり、同図(C)に示すように角速度センサ2
2の回転角度は「0」である。しかし、同図(D)に示す
ように、停止毎にドリフト成分D0,D1,D2が抽出さ
れ、それらに基づくドリフト補正が行われる。
【0026】しかし、時刻TB以降では、同図(B)に
示すように、自動車が停止しないまま一定時間DTがカ
ウントされ、タイマ部42の回転信号がONとなる。す
ると、同図(C)に示すように、角速度センサ22が9
0゜回転し、角速度が検出できない状態となる。この状
態で、実施例1と同様にしてドリフト成分D3が抽出さ
れ、以後はこのドリフト成分D3に基づいて検出信号の
ドリフト補正が行われる。
【0027】このように、実施例2によれば、 基本的には、自動車の停止によるドリフト補正が行わ
れる。 しかし、その自動車が停止せず一定時間が経過したと
きは、角速度センサの回転によるドリフト補正が行われ
る。
【0028】このように、両者を併用することで、仮に
一方のドリフト補正が不十分であっても他方の補正で補
うことができ、補正精度を高めることができる。また、
自動車停止によるドリフト補正がセンサ回転によるドリ
フト補正よりも優先的に行われることで、回転機構の駆
動回数が低減され、長寿命化を図ることができる。
【0029】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)ドリフト成分の抽出は、所定時間の平均を計算す
ることによって精度を上げることができる。例えば、図
8に示すように、回転信号がONとなって角速度センサ
22が90゜回転している期間中のTA,TB,TC,
TDの時点でドリフト成分DA,DB,DC,DDを抽出
し、これらの平均値(DA,DB,DC,DD)/4を補正
用のドリフト成分Dとする。
【0030】また、それらの各時点でのドリフト成分値
を一次又は二次の最小二乗近似してドリフト成分Dを補
正してもよい。更に、この補正されたドリフト成分と補
正前のドリフト成分との誤差が大きいときは、もう一度
ドリフト成分を抽出して記憶し直すようにして、精度を
高めるようにしてもよい。
【0031】(2)前記実施例では、ナビゲーション制
御部側にタイマ手段を設けたが、角速度検出装置側にタ
イマ手段を内蔵するようにしてもよい。この場合は、タ
イマカウント終了時に、その旨をナビゲーション制御部
側に伝達し、これに基づいてドリフト成分の取り込み,
記憶を行うようにする。なお、タイマ手段のカウント時
間も、必要に応じて適宜設定してよい。
【0032】(3)角速度センサとしては、四角柱型,
三角柱型,円柱型,円筒側,リング型の圧電振動ジャイ
ロなど、ドリフト成分を検出できる状態となるようなも
のであれば、どのようなタイプのものでもよい。また、
前記実施例では、角速度センサを回転させたが、ドリフ
ト成分を検出できる状態となれば、どのように変位させ
てもよい。
【0033】(4)角速度センサがドリフト成分の検出
状態にあるときは、例え自動車が走行中であって角速度
が作用してもそれを検出することができないが、実施例
2のような停止検出の手法との併用,あるいはGPSと
の併用で、そのような不都合は十分低減ないしは回避で
きる。また、角速度センサを複数用意し、ドリフト検出
状態に変位する時刻を異なるようにし、いずれか一つの
角速度センサは必ず角速度検出状態にあるようにしても
よい。
【0034】(5)前記実施例では、自動車のサイドブ
レーキ操作から停止検出を行ったが、他のブレーキ操作
や速度計の指示など、他のものから停止検出を行っても
よい。 (6)前記実施例は、本発明を自動車のナビゲーション
システムに適用したものであるが、他の各種の移動体の
ナビゲーションやビデオカメラの手ぶれ補正など、各種
の角速度検出センサのドリフト補正に適用できる。 (7)更に、前記実施例では、一定時間の経過,あるい
は停止時にドリフト補正を行ったが、ユーザの指示で角
速度センサを変位してドリフト補正を行うようにしても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような効果がある。 (1)一定時間の経過毎に角速度センサを変位させてド
リフト成分を検出することとしたので、移動体を停止さ
せることなく、良好にドリフト補正を行うことができ
る。 (2)移動体の停止によるドリフト補正とセンサの変位
によるドリフト補正を併用することとしたので、補正精
度の向上,変位手段の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の主要構成を示すブロック
図である。
【図2】角速度センサとその回転の方向を示す図であ
る。
【図3】実施例1の動作を示すフローチャートである。
【図4】実施例1の動作を示すタイムチャートである。
【図5】実施例2の主要構成を示すブロック図である。
【図6】実施例2の動作を示すフローチャートである。
【図7】実施例2の動作を示すタイムチャートである。
【図8】他の実施例の主要動作を示す図である。
【図9】従来のドリフト補正装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10…サイドブレーキ 14…停止検出部 16…ドリフト成分記憶部 18…演算部 22…角速度センサ 22A…振動体 30…角速度検出装置 32…回転機構 34…ドライバ D,D1,D2,D3…ドリフト成分 DT…タイマカウント時間 SG…検出信号 SGA…補正検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 19/00 - 19/72 G01C 21/00 G01P 9/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角速度センサ;角速度を検出しない位置
    に前記角速度センサを変位させるための変位手段;を備
    えた角速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記変位手段は、角速度センサが検出す
    る角速度ベクトルの方向と直交する方向にその角速度セ
    ンサの検出軸を回転させる回転機構である請求項1記載
    の角速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記角速度センサは、角速度が作用した
    ときに振動体に生ずるコリオリ力を利用して角速度を検
    出する角速度センサである請求項1又は2記載の角速度
    検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,又は3記載の角速度検出
    装置を利用するドリフト補正装置であって、 所定の時間をカウントするタイマ手段;このタイマ手段
    によって時間カウントが終了したときに前記変位手段を
    駆動するためのドライブ手段;変位した角速度センサの
    検出信号からドリフト成分を抽出して記憶するドリフト
    成分記憶手段;これに記憶されたドリフト成分に基づい
    て角速度センサの検出信号を補正する演算手段;を備え
    たドリフト補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,又は3記載の角速度検出
    装置を利用するドリフト補正装置であって、 移動体の停止状態を検出する停止検出手段;所定の時間
    をカウントするタイマ手段;このタイマ手段によって時
    間カウントが終了したときに、前記変位手段を駆動する
    ためのドライブ手段;前記停止検出手段によって停止が
    検出されたとき、あるいは、角速度センサが変位したと
    きの検出信号からドリフト成分を抽出して記憶するドリ
    フト成分記憶手段;これに記憶されたドリフト成分に基
    づいて角速度センサの検出信号を補正する演算手段;を
    備えたドリフト補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のドリフト補正装置
    によって補正された角速度の検出信号を利用して、移動
    体の位置データを演算する制御手段を備えたナビゲーシ
    ョンシステム。
JP6311098A 1994-11-21 1994-11-21 角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム Expired - Lifetime JP2968695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6311098A JP2968695B2 (ja) 1994-11-21 1994-11-21 角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6311098A JP2968695B2 (ja) 1994-11-21 1994-11-21 角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08145690A JPH08145690A (ja) 1996-06-07
JP2968695B2 true JP2968695B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=18013120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6311098A Expired - Lifetime JP2968695B2 (ja) 1994-11-21 1994-11-21 角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2968695B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4764542B2 (ja) * 2000-09-04 2011-09-07 株式会社東日製作所 ねじ締結角度法を採用するトルクレンチにおける角速度センサのドリフト補正方法
JP4978100B2 (ja) * 2006-08-04 2012-07-18 株式会社日立製作所 測位装置及び初期化方法
JP2009109264A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用距離検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08145690A (ja) 1996-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3018497B2 (ja) 旋回角速度センサのオフセット補正装置
JPH04235310A (ja) ジャイロのバイアス補正装置
JPH05157572A (ja) ナビゲーション装置
US20080243384A1 (en) Azimuth determination apparatus, azimuth determination method and azimuth determination program
CN110967010A (zh) 基于卫星导航与惯性导航的无盲区车辆定位系统和方法
EP1357354B1 (en) Movement condition determination
JP2006344164A (ja) 車両転回検出装置および当該装置を備えた車両用ナビゲーション装置
JPH10307036A (ja) ナビゲーション装置
JP2968695B2 (ja) 角速度検出装置,ドリフト補正装置,及びナビゲーションシステム
JP4503113B2 (ja) 回転角速度検出装置
JP2007156890A (ja) 無人車輌の初期方位角設定方法
US20120167680A1 (en) Apparatus for driving multi-axial angular velocity sensor
JP2000346871A (ja) 回転角速度検出装置
JP2829354B2 (ja) 車両制御装置
JPH0552578A (ja) 車両用走行方位検出装置
JPH02266213A (ja) 振動ジャイロ装置
JPH0921650A (ja) 移動体の状態検出装置
JPH04295714A (ja) 角速度検出装置
JP2008076288A (ja) 車載用ナビゲーション装置、方法及びプログラム
JPH081448Y2 (ja) 操だ角センサを用いたナビゲーションシステム
JPH01270612A (ja) 車両用慣性航法装置
JP2782907B2 (ja) 移動体航法装置
JPH08268394A (ja) 宇宙航行体のアンローディング装置
JPH04109117A (ja) ロケータ装置
JP4735961B2 (ja) ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990804