JP2968421B2 - 光パルス試験器 - Google Patents
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Description
して光パルスを供給し、これに伴って被測定光ファイバ
から戻ってくる後方散乱光およびフレネル反射光を光−
電気変換し信号処理することによって被測定光ファイバ
の光損失や障害点等を測定する光パルス試験器に関する
ものである。
この光パルスの供給に伴って被測定光ファイバから戻っ
てくる後方散乱光およびフレネル反射光を光−電気変換
し、信号処理して波形表示することにより、被測定光フ
ァイバの損失や障害点等の測定を行う装置として光パル
ス試験器が知られている。
構成図である。この光パルス試験器は光パルス発生部5
1、E/O変換器52、例えば方向性結合器のような切
換手段である光スイッチ53、O/E変換器54、増幅
器55、信号処理部56、表示器57を備えて構成され
ている。そして、この光パルス試験器では、被測定光フ
ァイバ58の長さに対応した周期、すなわち、被測定光
ファイバ58に光パルスを供給してから被測定光ファイ
バ58の全長に渡って反射光が戻ってくるまでの時間t
より長い時間の周期Tで光パルス発生部51よりE/O
変換器52に対して信号が出力されると、E/O変換器
52は光スイッチ53を介して周期T毎に光パルスを被
測定光ファイバ58に入射する。この光パルスの供給に
伴って被測定光ファイバ58より戻ってくる後方散乱光
およびフレネル反射光は、光スイッチ53を介してO/
E変換器54に入射し、O/E変換器54で光−電気変
換され、この変換された信号は信号処理部56によりデ
ータのサンプリングをして対数変換する信号処理が行わ
れる。そして、この信号処理の結果に基づいて表示器5
7に波形が表示される。
測定光ファイバ58には、光パルスが周期T(例えば1
msec)毎に入射しており、1周期Tの間にサンプリ
ングしたN個(例えば5000個)のデータの一部で、
被測定光ファイバ58からの反射光を含まないM個(例
えば20個)のデータの平均値をゼロデータとし、サン
プリングしたN個の各データからゼロデータを差し引き
対数変換して得られる波形データに基づいて波形表示を
行っていた。この1周期Tのサンプリング動作は、例え
ば256回周期回行なわれ、この積算平均化処理によっ
てS/Nを改善していた。
パルス試験器の装置内部で発生する雑音としては、増幅
器の雑音、熱雑音等のように、時間的にランダムに発生
する雑音と、サンプリングクロックノイズ、光パルスの
周期に同期している信号等のように、レベルに変動があ
るものの一定の周期性をもって発生する周期性雑音とが
あるが、上述した構成の光パルス試験器では、被測定光
ファイバからの反射光に基づく波形信号の中から目的の
信号成分を抽出しているので、雑音成分の低減が必要と
なる。
は、光パルスを周期的に繰り返して出射し、各サンプリ
ングデータからゼロデータを差し引いて各サンプリング
データの時間平均をとる構成なので、ランダムに発生す
る雑音成分の低減を図ることはできるが、周期性雑音の
同相成分を低減することができなかった。
れたものであって、その目的は、特に装置内部で一定の
周期性をもって発生する周期性雑音を確実に低減するこ
とができる光パルス試験器を提供することにある。
め、本発明の請求項1による光パルス試験器は、被測定
光ファイバ8に光パルスを断続的に供給する光パルス出
力手段3と、前記被測定光ファイバに前記光パルスを供
給している時の前記被測定光ファイバからの光をサンプ
リングする第1のサンプリング手段6aと、前記被測定
光ファイバに前記光パルスを供給していない時の前記被
測定光ファイバからの光をサンプリングする第2のサン
プリング手段6bと、時間的に対応した前記第1のサン
プリング手段によるサンプリングデータから前記第2の
サンプリング手段によるサンプリングデータを差し引い
て波形データを演算する波形データ演算手段6eとを備
えたことを特徴としている。
基準信号に同期して光パルスを発生させるとともに、前
記光パルスを選択的に被測定光ファイバ8の送信端に供
給する光パルス制御手段10と、前記被測定光ファイバ
の前記送信端からの光を電気信号に変換する光電変換器
4と、前記光パルス制御手段が前記光パルスを供給した
直後の所定時間にわたって前記光電変換器の電気信号を
前記基準信号に同期して順次サンプリングしてその値を
記憶するとともに、前記光パルス制御手段が前記光パル
スを供給していないときの前記光電変換器の電気信号を
前記基準信号に同期して順次サンプリングしてその値を
前記所定周期にわたって記憶するサンプリング手段15
と、前記光パルスを供給しているときの記憶されたサン
プル値と前記光パルスを供給していないときの記憶され
たサンプル値とを受けて順番が対応するサンプリング毎
に減算する演算手段16とを備えたことを特徴としてい
る。
出力手段3は被測定光ファイバ8に対して光パルスを断
続的に供給する。第1のサンプリング手段6aは光パル
スを供給している時の被測定光ファイバからの光をサン
プリングし、第2のサンプリング手段6bは被測定光フ
ァイバ8に光パルスを供給していない時の被測定光ファ
イバからの光をサンプリングする。そして、波形データ
演算手段6eは時間的に対応した第1のサンプリング手
段6aによるサンプリングデータから第2のサンプリン
グ手段6bによるサンプリングデータを差し引いて各サ
ンプリングデータの演算を行って波形データを得る。
ルス制御手段10は基準信号に同期して発生する光パル
スを選択的に被測定光ファイバ8の送信端に供給する。
光電変換器4は被測定光ファイバ8の送信端からの光を
電気信号に変換する。サンプリング手段15は光パルス
制御手段10が光パルスを供給した直後の所定時間にわ
たる光電変換器4の電気信号と、光パルス制御手段10
が光パルスを供給していないときの光電変換器4の電気
信号とを、各々基準信号に同期して順次サンプリングし
てその値を記憶する。演算手段16は光パルスを供給し
ているときの記憶されたサンプル値と、光パルスを供給
していないときの記憶されたサンプル値とを受けて順番
が対応するサンプリング毎に減算して波形データを得
る。
施例を示すブロック図、図2は同光パルス試験器の動作
を説明するためのタイミングチャート図である。この実
施例による光パルス試験器は、同期信号発生手段1、同
期信号出力制御手段2、光パルス出力手段3、O/E変
換器4、増幅器5、信号処理手段6、表示手段7を備え
て構成されている。
の長さLに対応した時間であって、少なくとも被測定光
ファイバ8に光パルスを供給してから被測定光ファイバ
8の全長に渡って反射光が戻ってくるまでの時間tより
も長い時間T(例えば1msec)を1周期とする同期
信号を光パルス出力手段3および信号処理手段6に出力
している(図2参照)。
段3および信号処理手段6に対する同期信号の入力タイ
ミングを制御している。さらに説明すると、実施例にお
いて、信号処理手段6には同期信号が1周期T毎に入力
しているのに対し、後述する光パルス出力手段3のE/
O変換器3aについては、6周期を繰り返し周期TAと
する前半の3周期TAaのみ1周期T毎に同期信号が入
力し、後半の3周期TAbは同期信号の入力が停止する
ように、同期信号の入力タイミングを制御している。
号出力制御手段2の構成を図3に基づいて説明する。同
期信号発生手段1は基準信号発生部1aと同期信号発生
部1bを備えて構成されている。基準信号発生部1aは
クロックに対応した小さいパルス幅のクロック信号を基
準信号aとして発生している。
段2からの制御信号cによって基準信号のうち所望のク
ロックのみを同期信号として発生するもので、被測定光
ファイバ8に対する光パルスの供給の有無に対応して2
種類の同期信号b1,b2を発生している。
信号b1を基準信号aとともに反射光データサンプリン
グ手段6aに出力し、他方の同期信号b2を基準信号a
とともに雑音データサンプリング手段6bに出力してい
る。
光スイッチ3bを備えて構成されており、E/O変換器
3aは同期信号出力制御手段2の制御に基づいて同期信
号発生手段1より入力される同期信号により光パルスを
断続的に光スイッチ3bに出射している。
続的に入射される光パルスを被測定光ファイバ8に供給
している。
光スイッチ3bを介して入射される被測定光ファイバ8
からの後方散乱光およびフレネル反射光を電気信号に変
換して増幅器5に出力している。
気信号を所定レベルまで増幅して信号処理手段6に出力
している。
の同期信号に基づいて被測定光ファイバ8からの反射光
を信号処理して波形データの演算を行っており、反射光
データサンプリング手段(第1のサンプリング手段)6
a、雑音データサンプリング手段(第2のサンプリング
手段)6b、反射光データ平均手段6c、雑音データ平
均手段6d、波形データ演算手段6eを備えて構成され
ている。
信号発生手段1からの繰り返し周期TAにおける前半の
3周期TAaの1周期T毎の同期信号の入力タイミング
に基づいて被測定光ファイバ8に光パルスを供給してい
る時の増幅器5からの電気信号を所定の等間隔のサンプ
リング周期で順次サンプリングし、このサンプリングに
よって順次得られるN個(例えば5000個)の反射光
データを1グループデータとして反射光データ平均手段
6cに出力している。
号発生手段1からの繰り返し周期TAにおける後半の3
周期TAbの1周期T毎の同期信号の入力タイミングに
基づいて被測定光ファイバ8に光パルスを供給していな
い時の増幅器5からの電気信号を所定の等間隔のサンプ
リング周期で順次サンプリングし、このサンプリングに
よって順次得られるN個の雑音データを1グループデー
タとして雑音データ平均手段6dに出力している。
サンプリング手段6aより順次入力されるN個の反射光
データをグループ反射光データとして、このグループ反
射光データを複数(実施例では3グループ)取り込んで
その平均を演算し、この平均化されたN個の反射光デー
タを波形データ演算手段6eに出力している。
プリング手段6bより順次入力されるN個の雑音データ
をグループ雑音データとして、このグループ雑音データ
を複数(実施例では3グループ)取り込んでその平均を
演算し、この平均化されたN個の雑音データを波形デー
タ演算手段6eに出力している。
均手段6cからのN個の反射光データと、雑音データ平
均手段6dからのN個の雑音データとを比較し、時間的
に対応する同相成分の各ポイント(サンプリング位置に
対応)における反射光データから雑音データを差し引
き、このデータを対数変換して波形データを演算してい
る。
り得られた波形データに基づく波形を表示画面上に表示
している。
験器の動作について説明する。信号処理手段6および光
パルス出力手段3には、同期信号発生手段1より1周期
T毎に同期信号が入力している。E/O変換器3aにつ
いては、最初の3周期TAaで1周期T毎に同期信号が
入力され、後の3周期TAbで同期信号が停止するよう
な繰り返し周期TAで同期信号出力制御手段2により同
期信号の入力が制御される。この結果、同期信号の6周
期TAにおける前半の3周期TAaは1周期T毎に被測
定光ファイバ8に対して光パルスが供給され、後半の3
周期TAbは被測定光ファイバ8に対する光パルスの供
給が停止される(図2参照)。以下、この繰り返し周期
TAで被測定光ファイバ8に対して光パルスが断続的に
供給される。
供給している前半の3周期TAaでは、この光パルスの
供給に伴う被測定光ファイバ8からの反射光がO/E変
換器4により電気信号に変換され、増幅器5により所定
レベルまで増幅された後に反射光データサンプリング手
段6aに入力される。反射光データサンプリング手段6
aは同期信号の1周期T毎の入力タイミングで増幅器5
からの電気信号を順次サンプリングしてN個の反射光デ
ータを1グループデータとして3グループ分の反射光デ
ータを反射光データ平均手段6cに出力する。反射光デ
ータ平均手段6cは反射光データサンプリング手段6a
より順次入力されるN個の反射光データからなる3グル
ープ分の反射光データの平均を演算し、この平均化され
たN個の反射光データを波形データ演算手段6eに出力
する。
給していない後半の3周期TAbでは、雑音データサン
プリング手段6bが同期信号の1周期T毎の入力タイミ
ングで増幅器5からの電気信号を順次サンプリングして
N個の雑音データを1グループデータとして3グループ
分の雑音データを雑音データ平均手段6dに出力する。
雑音データ平均手段6dは雑音データサンプリング手段
6bより順次入力されるN個の雑音データからなる3グ
ループ分の雑音データの平均を演算し、この平均化され
たN個の雑音データを波形データ演算手段6eに出力す
る。
的に対応した同相成分の各ポイントにおける反射光デー
タから雑音データを差し引いたデータを対数変換してN
個の波形データを演算する。そして、この演算されたN
個の波形データに基づく波形を表示手段7の表示画面上
に表示する。
応した同相成分での反射光データから雑音データを差し
引いているので、各周期Tで同じタイミングで生じる雑
音成分を相殺して周期性雑音を低減することができ、雑
音の影響が少ないより高精度な測定を行うことができ
る。
て被測定光ファイバ8に対して光パルスを断続的に供給
し、被測定光ファイバ8に光パルスを供給している時の
データサンプリングによって得られる複数グループの反
射光データと、被測定光ファイバ8に光パルスを供給し
ていない時のデータサンプリングによって得られる複数
グループの雑音データとを時間的に各々平均化している
ので、装置内部でランダムに発生する雑音についても、
従来通り低減することができる。
については、従来通りサンプリングの総数(サンプリン
グ回数)を増すことによってさらに低減させることがで
きる。
の第2実施例を示すブロック図、図5は同光パルス試験
器による出射切替え動作のタイミングチャート図、図6
は同光パルス試験器によるサンプリング動作のタイミン
グチャート図である。
ルス制御手段10、O/E変換器4、増幅器5、信号処
理手段14、表示手段7を備えて構成されており、上述
した第1実施例と同一の構成要素には同一番号を付して
説明する。
11、出力制御手段12、出射切替手段13、光パルス
出力手段3を備えて構成されている。基準信号発生手段
11は図5(a)に示す等間隔の周期Tで所定パルス幅
のクロック信号を基準信号として出射切替手段13に出
力している。
が発生する基準信号の出力タイミングを制御している。
また、被測定光ファイバ8に対する光パルスの出射を切
り替えるための出射切替制御信号を出力している。さら
に説明すると、図5(b)に示すように、基準信号発生
手段11よりn個(256個)の基準信号が入力される
毎(256msec毎)にオン・オフする出射切替制御
信号を光パルス出力手段3に出力している。さらに、後
述するデータサンプリング手段に対して図5(d)に示
すサンプリング制御信号を出力している。また、後述す
る反射光データ記憶手段14cと雑音データ記憶手段1
4dのいずれの記憶手段にサンプリングしたデータを記
憶するかを決める選択制御信号を出力している。
射切替制御信号のタイミングに基づいて図5(c)に示
す光パルスを光パルス出力手段3に出力している。さら
に説明すると、出力制御手段12からの出射切替制御信
号がオンしている間、基準信号のタイミングに基づく光
パルス信号をオンし、出射切替制御信号がオフしている
間、光パルス信号の出力をオフしている。
光スイッチ3bを備えて構成されている。E/O変換器
3aは出射切替手段12からの光パルス信号のオン・オ
フのタイミングに基づいて被測定光ファイバ8に図5
(c)に示す光パルスを供給している。さらに説明する
と、光パルス信号がオンしている前半の256周期TA
a毎に光スイッチ3bに光パルスを供給している。ま
た、光パルス信号がオフしている後半の256周期TA
b毎に光スイッチ3bへの光パルスの供給を停止し、光
スイッチ3bに対して光パルスを断続的に出射してい
る。
ような切換手段であって、E/O変換器3aにより断続
的に入射される光パルスを被測定光ファイバ8に供給し
ている。
光スイッチ3bを介して入射される被測定光ファイバ8
からの後方散乱光およびフレネル反射光を電気信号に変
換して増幅器5に出力している。
気信号を所定レベルまで増幅して信号処理手段14に出
力している。
らの反射光を信号処理して波形データの演算を行ってお
り、サンプリング手段15と波形データ演算手段16を
備えて構成されている。
グ手段15a、データ平均手段15b、データ記憶手段
15cを備えて構成されている。データサンプリング手
段15aは図5(d)に示すサンプリング制御信号のタ
イミングに基づいて増幅器5からの電気信号を所定のサ
ンプリング周期で順次サンプリングしている。さらに説
明すると、被測定光ファイバ8に光パルスを供給してい
る時には、サンプリングによって順次得られるサンプル
値をN個(例えば5000個)の反射光データとしてデ
ータ平均手段15bに出力している。また、被測定光フ
ァイバ8に光パルスを供給していない時には、サンプリ
ングによって順次得られるサンプル値をN個(例えば5
000個)の雑音データとしてデータ平均手段15bに
出力している。
グ手段15aより順次入力されるN個のデータを1つの
グループデータとして、このグループデータを複数(実
施例ではn=256グループ)取り込んでその平均を演
算し、この平均化されたN個のデータをデータ記憶手段
15cに出力している。すなわち、データサンプリング
手段15aからN個の反射光データが入力されると、こ
のN個の反射光データを1つのグループデータとして2
56グループ取り込んでその平均を演算し、この平均化
されたN個の反射光データをデータ記憶手段15cに出
力している。また、データサンプリング手段15aから
N個の雑音データが入力されると、このN個の雑音デー
タを1つのグループデータとして256グループ取り込
んでその平均を演算し、この平均化されたN個の雑音デ
ータをデータ記憶手段15cに出力している。
手段15caと雑音データ記憶手段15cbを備えて構
成されており、出力制御手段12からの選択制御信号に
よっていずれかの記憶手段が選択されるようになってい
る。反射光データ記憶手段15caは例えば選択制御信
号がHレベル(高レベル)のときに、データ平均手段1
5bで平均化処理されたN個の反射光データを記憶して
いる。雑音データ記憶手段15cbは例えば選択制御信
号がLレベル(低レベル)のときに、データ平均手段1
5bで平均化処理されたN個の雑音データを記憶してい
る。
憶手段15caからのN個の反射光データと、雑音デー
タ記憶手段15cbからのN個の雑音データとを受けて
比較し、順番が対応するサンプリング毎、すなわち、時
間的に対応する同相成分の各ポイント(サンプリング位
置に対応)における反射光データから雑音データを差し
引き、このデータを対数変換して波形データを演算して
いる。
り得られた波形データに基づく波形を表示画面上に表示
している。
験器の動作について説明する。基準信号発生手段11は
出力制御手段12の制御により周期T毎に基準信号を発
生する(図5(a)参照)。出力制御手段12は最初の
基準信号の立ち上がりでオンし、257個目の基準信号
の立ち上がりでオフする出射切替制御信号を出力する
(図5(b)参照)。これにより、出射切替手段13は
512周期を繰り返し周期TAとして、前半の256周
期TAaの周期T毎に被測定光ファイバ8に光パルスを
供給し、後半の256周期TAbは被測定光ファイバ8
に対する光パルスの供給を停止する(図5(c)及び図
6(a)参照)。このとき、出力制御手段12の選択制
御信号はHレベルになっている。
供給している前半の256周期TAaでは、この光パル
スの供給に伴う被測定光ファイバ8からの反射光がO/
E変換器4により電気信号に変換され、増幅器5により
所定レベルまで増幅された後にデータサンプリング手段
15aに入力される。データサンプリング手段15aは
図5(d)に示すサンプリング制御信号に基づいて増幅
器5からの電気信号を順次サンプリングしてN個の反射
光データを1グループデータとして256グループ分の
反射光データをデータ平均手段15bに出力する(図6
(b)参照)。データ平均手段15bはデータサンプリ
ング手段14aより順次入力されるN個の反射光データ
からなる256グループ分の反射光データの平均を演算
する。この平均化されたN個の反射光データは反射光デ
ータ記憶手段15caに記憶される。
給していない後半の256周期TAbでは、出力制御手
段12の選択制御信号がLレベルになっている。そし
て、データサンプリング手段15aは図5(d)に示す
サンプリング制御信号に基づいて増幅器5からの電気信
号を順次サンプリングしてN個の雑音データを1グルー
プデータとして256グループ分の雑音データをデータ
平均手段15bに出力する(図6(b)参照)。データ
平均手段15bはデータサンプリング手段15aより順
次入力されるN個の雑音データからなる256グループ
分の雑音データの平均を演算する。この平均化されたN
個の雑音データは雑音データ記憶手段15cbに記憶さ
れる。
的に対応した同相成分の各ポイントにおける反射光デー
タおよび雑音データをデータ記憶手段15cから読み出
し、この読み出した反射光データから雑音データを差し
引いたデータを対数変換してN個の波形データを演算す
る。そして、この演算されたN個の波形データに基づく
波形を表示手段7の表示画面上に表示する。
しているときの反射光データ記憶手段15caに記憶さ
れたサンプル値(反射光データ)と、光パルスを供給し
ていないときの雑音データ記憶手段15cbに記憶され
たサンプル値(雑音データ)とを、順番が対応するサン
プリング毎に減算しているので、第1実施例と同様に、
各周期Tで同じタイミングで生じる雑音成分を相殺して
周期性雑音を低減することができ、雑音の影響が少ない
より高精度な測定を行うことができる。この際、ランダ
ムに発生する雑音についても、従来通りの平均化により
低減することができる。しかも、ランダムな雑音と周期
性雑音の両方を低減することができるので、例えば光通
信回線に並列使用した際にも、雑音が少なく十分にS/
Nを改善して高精度な通信を実施することができる。
換器3aに入力される同期信号を制御して被測定光ファ
イバ8に供給される光パルスの断続を制御する構成につ
いて説明したが、図3の破線で示すように、E/O変換
器3aに代えて光スイッチ3bに入力される同期信号を
制御する構成としても同様の効果を得ることができる。
イバ8に供給される光パルスの断続を3周期(3T)お
よび256周期(256T)毎に行う構成を例にとって
説明したが、例えば光パルスの断続を図7に示すように
1つ置き、すなわち、1周期(1T)を1msecとし
て交互に、あるいは2つ置きといったように、任意の周
期置きに光パルスを出力する構成としてもよい。
ス試験器が動作している場合、被測定光ファイバ8の終
端面8a側から光が入射すると、この光によって波形信
号のレベルが全体的に上がるが、この光パルス試験器で
は、このシフトしている分を雑音(不要な信号)と判別
し、この雑音のレベルを0(基準レベル)として信号処
理を行うことができる。
項1の光パルス試験器は、被測定光ファイバに光パルス
を断続的に供給し、時間的に対応した同相成分における
光パルスを供給している時のサンプリングデータから光
パルスを供給していない時のサンプリングデータを差し
引いて波形データを得る構成であり、また、請求項2の
光パルス試験器は、基準信号に同期した光パルスを選択
的に被測定光ファイバに供給し、この光パルスを供給し
た直後の所定時間にわたるサンプル値と、光パルスを供
給していないときのサンプル値とを記憶し、光パルスを
供給しているときの記憶されたサンプル値と、光パルス
を供給していないときの記憶されたサンプル値との順番
が対応するサンプリング毎に減算する構成なので、特に
装置内部で一定の周期性をもって発生する周期性雑音を
確実に低減することができる。
ブロック図
ミングチャート図
ロック図
すブロック図
ミングチャート図
ずつ交互に断続したときのサンプリング動作のタイミン
グチャート図
プリング動作のタイミングチャート図
タイミングチャート図
グ手段(第1のサンプリング手段)、6b…雑音データ
サンプリング手段(第2のサンプリング手段)、6e…
波形データ演算手段、8…被測定光ファイバ、10…光
パルス制御手段、15…サンプリング手段、16…波形
データ演算手段。
Claims (2)
- 【請求項1】 被測定光ファイバ(8)に光パルスを断
続的に供給する光パルス出力手段(3)と、前記被測定
光ファイバに前記光パルスを供給している時の前記被測
定光ファイバからの光をサンプリングする第1のサンプ
リング手段(6a)と、前記被測定光ファイバに前記光
パルスを供給していない時の前記被測定光ファイバから
の光をサンプリングする第2のサンプリング手段(6
b)と、時間的に対応した前記第1のサンプリング手段
によるサンプリングデータから前記第2のサンプリング
手段によるサンプリングデータを差し引いて波形データ
を演算する波形データ演算手段(6e)とを備えたこと
を特徴とする光パルス試験器。 - 【請求項2】 基準信号に同期して光パルスを発生させ
るとともに、前記光パルスを選択的に被測定光ファイバ
(8)の送信端に供給する光パルス制御手段(10)
と、前記被測定光ファイバの前記送信端からの光を電気
信号に変換する光電変換器(4)と、前記光パルス制御
手段が前記光パルスを供給した直後の所定時間にわたっ
て前記光電変換器の電気信号を前記基準信号に同期して
順次サンプリングしてその値を記憶するとともに、前記
光パルス制御手段が前記光パルスを供給していないとき
の前記光電変換器の電気信号を前記基準信号に同期して
順次サンプリングしてその値を前記所定周期にわたって
記憶するサンプリング手段(15)と、前記光パルスを
供給しているときの記憶されたサンプル値と前記光パル
スを供給していないときの記憶されたサンプル値とを受
けて順番が対応するサンプリング毎に減算する演算手段
(16)とを備えたことを特徴とする光パルス試験器。
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