JP2968151B2 - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JP2968151B2
JP2968151B2 JP5146041A JP14604193A JP2968151B2 JP 2968151 B2 JP2968151 B2 JP 2968151B2 JP 5146041 A JP5146041 A JP 5146041A JP 14604193 A JP14604193 A JP 14604193A JP 2968151 B2 JP2968151 B2 JP 2968151B2
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ちなみ 日野
いち子 佐田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自然言語による入力
文を自動的に翻訳文に変換できる機械翻訳装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自然言語による入力文を自動
的に翻訳文に変換する機械翻訳装置として、次のような
機能を有するものがある。 (1) 辞書に記述されている制限側(動詞のように格を
有してその格に対して様々な制約を与える側)の語句と
非制限側(名詞のように上記制限側の格となって様々な
制約を受ける側)の語句との意味制限情報を利用して、
入力文に対する構文解析の結果得られた複数の構文解析
木の中から意味的に正しい構文解析木を識別する意味解
析機能。
【0003】(2) 必須とされる格が欠落している不完
全な入力文(省略文)や構文解析規則に無いような構文を
含む入力文のように、構文解析によって文全体をまとめ
あげる構文解析木が得られない場合には、部分的な構文
解析木(部分木)毎に翻訳結果を生成する分割翻訳機能。
【0004】(3) 上記非制限側の語句が、ユーザ辞書
の登録語,専門辞書の登録語あるいは辞書未登録語であ
る場合には、その意味属性として原言語の概念に近い無
難な所謂デフォルト的な意味属性を付与することによっ
て、意味解析結果がフェイルされないようにする意味属
性付与機能。 (4) 入力文中の単語が複数の訳語を有する場合には、
予め選択された訳語や一度選択された訳語を優先的に訳
出する学習機能。
【0005】こうした機能を有することによって、複数
の構文解析木が得られたり、入力文全体をまとめあげる
構文解析木が得られなかったり、専門的な単語や辞書に
登録されていない単語を含む入力文であって(1)のよう
な意味解析の結果総ての構文解析木がフェイルしてしま
っても、翻訳文が得られるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記機
械翻訳装置における種々の機能には次のような問題があ
る。 (イ) (1)の意味解析機能では、得られた構文解析木の
うち非文を成すものを排除するための意味制限情報の記
述内容が余りにも厳しすぎると、得られた総ての構文解
析木がフェイルしてしまう場合が生ずる。そこで、余り
厳しい意味制限情報を記述できないという問題がある。
【0007】(ロ) (2)の分割翻訳機能では、構文的に
不完全な部分木毎に翻訳結果を生成するために、翻訳環
境や意味解析結果に左右されて、時として奇異なユーザ
にとっては難解な翻訳結果が得られるという問題があ
る。
【0008】(ハ) (3)の意味属性付与機能では、入力
文における上記非制限側の単語がユーザ辞書や専門辞書
の登録語または辞書未登録語である場合には、当該単語
の意味属性として上記デフォルト的な“意味属性"が付
与されてしまう。したがって、そのような単語を含む構
文の意味解析はきめ細かさに欠けることになり、余り有
効な方法であるとは言いがたい。まして、そのような単
語が頻出するような文書を翻訳する際には、かえって意
味解析にノイズが生じてしまう場合がある。
【0009】(ニ) (4)の学習機能では、優先させたい
訳語が訳出されて翻訳結果に反映されるのは、当該入力
文の構文解析木と学習時の構文解析木とが一致する場合
のみである。
【0010】そこで、この発明の目的は、きめ細かい意
味制限情報を記述して精度の高い翻訳文を生成可能であ
り、且つ、得られた構文構造あるいはこの構文構造に基
づく格構造が意味解析の結果フェイルするような場合で
あっても確実に翻訳文を生成できる機械翻訳装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、少なくとも形態素解析部,
構文解析部,語義選択部および翻訳文生成部を有して,入
力文に対する構文解析の結果得られた構文構造中あるい
は当該構文構造に基づく格構造中で係り受け関係にある
両単語の語義の対に一致する語義対を辞書の語義エリア
を検索して選択し,当該選択語義対に対応付けられて上
記辞書の訳語エリアに格納されている当該単語の訳語を
用いて当該入力文の翻訳文を生成する機械翻訳装置にお
いて、上記辞書における各単語の領域に格納される訳語
の一つとして原言語の概念に近いデフォルト訳語を与え
て,そのデフォルト訳語を上記訳語エリアに格納し、上
記辞書における各単語の領域に,上記訳語エリアに格納
されている各訳語が上記デフォルト訳語であるか否かを
表示するデフォルト訳語表示エリアを設けると共に、入
力文の翻訳文を生成するに際して,原言語による入力文
の概念に近い翻訳文を生成するデフォルト訳処理を優先
的に実行するデフォルト訳優先条件を格納したデフォル
ト訳優先条件格納部と、上記デフォルト訳優先条件格納
部を参照して,当該入力文が上記デフォルト訳優先条件
を満たすか否かを判定し,判定結果が否の場合は上記語
義選択部に対して上記語義エリアの検索を指示するデフ
ォルト訳優先条件判定手段と、上記デフォルト訳優先条
件判定部の判定結果が可である場合には,当該入力文に
おけるヘッドに当たる単語のデフォルト訳語を上記辞書
におけるデフォルト訳語表示エリアを検索して求めて上
記翻訳文生成部に送出する一方,上記デフォルト訳優先
条件判定部の判定結果が否であって且つ上記語義選択部
による上記語義エリアの検索の結果上記一致する語義対
がない場合には,上記係り受け関係にある両単語の何れ
か一方のデフォルト訳語を上記辞書におけるデフォルト
訳語表示エリアを検索して求めて上記翻訳文生成部に送
出するデフォルト訳語選択部と、上記語義選択部によっ
て訳語が選択された場合には当該入力文の構文解析結果
に通常評価点を与える一方,上記デフォルト訳語選択部
によってデフォルト訳語が選択された場合には上記通常
評価点より低い評価点を与える評価点付与手段を備えた
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の機械翻訳装置において、上記デフォルト訳優先条
件格納部は、入力文の構文構造あるいは格構造が上記語
義選択部によって一致する語義対を検索できるような完
全な係り受け関係を有していないことを上記条件の一つ
として格納していることを特徴としている。
【0013】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
記載の機械翻訳装置において、上記デフォルト訳優先条
件格納部は、上記構文解析の際に用いられる文法規則に
よって上記デフォルト訳処理を優先的に実行することが
指示されていることを上記条件の一つとして格納してい
ることを特徴としている。
【0014】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
記載の機械翻訳装置において、入力文の翻訳文を生成す
るに際して,上記デフォルト訳処理を優先的に実行する
デフォルト訳優先翻訳モードを指定する翻訳モード指定
手段を有すると共に、上記デフォルト訳優先条件格納部
は,上記翻訳モード指定手段によって上記デフォルト訳
優先翻訳モードが指定されていることを上記条件の一つ
として格納していることを特徴としている。
【0015】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4の何れか一つに記載の機械翻訳装置におい
て、上記辞書の各単語の領域における上記デフォルト訳
語表示エリアの表示内容を更新して、上記訳語エリアに
格納されている訳語のうち任意の訳語を上記デフォルト
訳語として指定するデフォルト訳語指定手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0016】また、請求項6に係る発明は、請求項5に
記載の機械翻訳装置において、上記辞書の各単語の領域
における上記訳語エリアに格納される訳語の少なくとも
一つを外部からの入力によって書き込み可能な未確定訳
語と成し、上記デフォルト訳語指定手段によって上記未
確定訳語が上記デフォルト訳語として指定された場合に
は,上記デフォルト訳語として確定された訳語の見出し
を当該未確定訳語に係る訳語エリアに書き込む訳語書き
込み手段を備えたことを特徴としている。
【0017】
【0018】
【作用】請求項1に係る発明では、入力文に対して形態
素解析部による形態素解析,構文解析部による構文解析
が実施されて構文構造あるいは当該構文構造に基づく格
構造が得られる。そして、デフォルト訳優先条件判定手
段によってデフォルト訳優先条件格納部が参照されて、
上記デフォルト訳優先条件が成立するかが調べられる。
その結果、上記条件が成立しない場合には、語義選択部
によって辞書の語義エリアが検索され、上記構文構造中
あるいは格構造中で係り受け関係にある両単語の語義対
に一致する語義対がない場合には、デフォルト訳語選択
部によって上記辞書のデフォルト訳語表示エリアが検索
されて、上記係り受け関係にある両単語の何れか一方の
デフォルト訳語が求められる。さらに、評価点付与手段
によって、当該入力文の構文解析結果に通常評価点より
低い評価点が与えられる。以後、こうして得られたデフ
ォルト訳語に基づいて、翻訳文生成部によって当該入力
文の翻訳文が生成される。
【0019】このように、上記構文解析の結果得られた
入力文の構文構造あるいは格構造が意味解析の結果フェ
イルされる場合には、上記係り受け関係にある両単語の
何れか一方にデフォルト訳語が与えられて、原言語によ
る入力文の概念に近い無難な翻訳文が生成されるのであ
る。
【0020】また、上記デフォルト訳優先条件判定手段
によって上記デフォルト訳優先条件が成立すると判定さ
れた場合には、上記デフォルト訳語選択部によって辞書
のデフォルト訳語表示エリアが検索されて、入力文にお
けるヘッドに当たる単語のデフォルト訳語が求められ
る。さらに、評価点付与手段によって、当該入力文の構
文解析結果に通常評価点より低い評価点が与えられる。
以後、こうして得られたデフォルト訳語に基づいて、翻
訳文生成部によって当該入力文の翻訳文が生成される。
【0021】このように、上記条件が成立する場合に
は、上記ヘッドに当たる単語にデフォルト訳語が与えら
れて、原言語による入力文の概念に近い無難な翻訳文が
優先的に生成されるのである。
【0022】また、請求項2に係る発明では、上記デフ
ォルト訳優先条件判定手段によってデフォルト訳優先条
件格納部が参照されて、構文構造あるいは格構造が語義
選択部によって一致する語義対を検索できるような完全
な係り受け関係を有していないという条件を入力文が満
たしていると判定された場合には、上記デフォルト訳処
理が優先的に実行される。このように、入力文が完全な
係り受け関係を有していない場合には、原言語による当
該入力文の概念に近い無難な翻訳文が優先的に生成され
るのである。
【0023】また、請求項3に係る発明では、上記デフ
ォルト訳優先条件判定手段によってデフォルト訳優先条
件格納部が参照されて、上記構文解析の際に用いられる
文法規則によって上記デフォルト訳処理を優先的に実行
することが指示されているという条件が成立すると判定
された場合には、上記デフォルト訳処理が優先的に実行
される。このように、上記文法規則によってデフォルト
訳処理を優先的に実行することが指示されている場合に
は、原言語による当該入力文の概念に近い無難な翻訳文
が優先的に生成されるのである。
【0024】また、請求項4に係る発明では、入力文の
翻訳文を生成するに際して、翻訳モード指定手段によっ
て、上記デフォルト訳処理を優先的に実行するデフォル
ト訳優先翻訳モードが指定される。そうすると、上記デ
フォルト訳優先条件判定手段によってデフォルト訳優先
条件格納部が参照された際に上記デフォルト訳優先翻訳
モードが指定されているという条件が成立すると判定さ
れて、上記デフォルト訳処理が優先的に実行される。こ
うして、上記デフォルト訳優先翻訳モードが指定されて
いる場合には、原言語による当該入力文の概念に近い無
難な翻訳文が優先的に生成されるのである。
【0025】また、請求項5に係る発明では、上記辞書
における訳語エリアに格納されている各訳語が原言語の
概念に近いデフォルト訳語であるか否かが表示されるデ
フォルト訳語表示エリアの内容が、デフォルト訳語指定
手段によって更新される。こうして、上述のように、得
られた構文構造または格構造が意味解析でフェイルした
場合やデフォルト訳優先条件格納部に格納された条件が
成立する場合に、上記デフォルト訳語選択部によって更
に原言語の概念に近い無難な訳語がデフォルト訳語とし
て選択されるように、デフォルト訳語表示エリアの内容
が設定される。
【0026】また、請求項6に係る発明では、上記デフ
ォルト訳語指定手段によって上記辞書の訳語エリアにお
ける未確定訳語がデフォルト訳語として指定されると、
訳語書き込み手段によって上記デフォルト訳語として確
定された訳語の見出しが当該未確定訳語に係る訳語エリ
アに書き込まれる。こうして、上記辞書の各単語の領域
における訳語エリアにデフォルト訳語としてふさわしい
訳語が登録されていない場合には、上記デフォルト訳語
としてふさわしい新たな訳語が登録される。
【0027】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。 <第1実施例>本実施例では、得られた格構造が意味解
析でフェイルした場合でも“ヘッド"に当たる単語にデ
フォルト的な訳語を与えて合格させる翻訳処理を実施す
る場合について説明する。図1は本実施例の機械翻訳装
置におけるブロック図である。
【0028】入力部1はキーボードやOCR(光学文字
読取装置)等からなり、翻訳の対象となるソース言語に
よる入力文等が入力される。翻訳モジュール2は、辞書
引き形態素解析部6,構文解析部7,木構造変換部8,通
常訳語選択部9,特別訳語選択部10,翻訳文生成部11
を有して、入力部1から入力された文に対して翻訳処理
を実施する。メモリ3は、辞書12,文法規則格納部1
3,木構造変換規則格納部14,訳語選択規則格納部15
を有すると共に、翻訳処理を実施するに際して得られた
情報を一旦格納する各種バッファを有している。出力部
4はCRT(カソード・レイ・チューブ)やプリンタ等から
なり、翻訳モジュール2によって得られたターゲット言
語による翻訳文等を出力する。翻訳制御部5は、上記入
力部1,翻訳モジュール2,メモリ3および出力部4を制
御して翻訳処理を実施する。
【0029】上記メモリ3における文法規則格納部13
に格納される文法規則は、例えば、 のように表される規則であり、1番目の文法規則は「文
は主部と述部とからできている」ことを表している。
【0030】また、上記翻訳モジュール2で実施される
翻訳処理には一般に図2に示すようなレベルがある。図
中左側はソース言語の解析レベルであり、右側はターゲ
ット言語の生成レベルである。今、ソース言語による文
が入力されると、解析レベルL1での辞書引き,解析レベ
ルL2での形態素解析,解析レベルL3での構文解析…と
解析が進められる。
【0031】機械翻訳は、上記解析レベルによって大き
く次の2つに分けられる。その1つは、解析レベルL6
のソース言語またはターゲット言語の何れにも依存しな
い概念(中間言語と呼ぶ)まで解析し、そこから生成レベ
ルL7での文脈生成,生成レベルL8での意味生成,生成レ
ベルL9での構文生成,生成レベルL10での形態素生成と
生成を進めて、ターゲット言語による文を生成していく
ピボット方式である。もう一つは、上記解析レベルL2
での形態素解析,解析レベルL3での構文解析,解析レベ
ルL4での意味解析,解析レベルL5での文脈解析の何れ
かまで解析を行ってソース言語の内部構造を得る。次
に、この得られたソース言語の内部構造をそれと同じレ
ベルのターゲット言語の内部構造に変換した後、ターゲ
ット言語の文を生成するトランスファー方式である。
【0032】上記構成の機械翻訳装置は、次のように動
作してソース言語による入力文をターゲット言語による
翻訳文に変換する。上記入力部1からソース言語による
入力文(以下、原文という)が入力されて翻訳処理開始の
指示が出されると翻訳処理がスタートする。そして、入
力された原文はメモリ3の原文バッファ16に図3に示
すように格納される。
【0033】その後、上記翻訳制御部5の制御の下に、
翻訳モジュール2の辞書引き形態素解析部6によって、
メモリ3の辞書12の情報を用いて原文バッファ16に
格納された原文を各形態素(単語:以下、単に単語と言
う)に分割し、各単語の品詞や訳語等の情報が得られ
る。こうして得られた情報は辞書引きバッファ17に図
4に示すように格納される。
【0034】次に、上記翻訳モジュール2の構文解析部
7によって、メモリ3の辞書引きバッファ17に格納さ
れた情報と文法規則格納部13に格納された文法規則と
に基づいて、各単語間の係り受け関係を表す構造解析木
が決定されて、構文構造バッファ18に図5に示すよう
に格納される。続いて、木構造変換部8によって、メモ
リ3の木構造変換規則格納部14に格納された木構造変
換規則に基づいて、上記構文構造バッファ18に格納さ
れたソース言語の構文解析木がターゲット言語の格構造
木に変換され、得られた格構造木が変換木構造バッファ
19に図6に示すように格納される。
【0035】次に、上記翻訳モジュール2の通常訳語選
択部9および特別訳語選択部10によって、後に詳述す
るように辞書12および訳語選択規則格納部15に格納
されたデフォルト訳優先条件に基づいて格構造木の各要
素の訳語が決定される(尚、図6には既に格構造木に訳
語が付加されている状態が示されている)。そして、翻
訳文生成部11によって上記格構造木とその各要素の訳
語とに基づいて翻訳文が生成され、メモリ3の出力文バ
ッファ20に図7に示すように格納される。こうして生
成された原文の翻訳文は出力部4によって出力される。
【0036】次に、上記辞書12の構成とデフォルト訳
優先条件の内容と翻訳モジュール2における通常訳語選
択部9および特別訳語選択部10の動作とについて詳細
に説明する。図8は上記辞書12の構成の一例を示し、
「見出し語:play」における必要箇所を抜き出している。
辞書12には、各見出し語毎に少なくとも表層格パター
ン番号,デフォルト訳フラグ,訳語ページ番号,訳語,1格
目意味制限,2格目意味制限が格納されている。
【0037】上記辞書12における“表層格パターン番
号"の欄には表層格パターン(すなわち、格構造のパター
ン)を表す番号を書き込む。尚、表層格パターン番号と
しては次のようなものがある。 表層格パターン番号 表層格パターン 00 → 主語+動詞+名詞句(目的語) 13 → 主語+動詞+前置詞句(with) また、上記“デフォルト訳フラグ"の欄には“訳語"の欄
に書き込まれている訳語がデフォルト的な訳語(以下、
デフォルト訳語と言う)であることを表示するフラグを
書き込む。 デフォルト訳フラグ 0 → デフォルト訳語ではない 1 → デフォルト訳語である
【0038】また、上記“訳語ページ番号"の欄には、
同一の表層格パターン番号に属する訳語に与える一連の
番号を書き込む。また、上記“1格目意味制限"の欄に
は、上記表層格パターン番号で表される表層格パターン
における“主語"となる語句(以下、1格目の語句と言
う)に対する意味制限を書き込む。また、上記“2格目
意味制限"の欄には、上記表層格パターン番号で表され
る表層格パターンにおける“名詞句"や“前置詞句"とな
る語句(以下、2格目の語句と言う)に対する意味制限を
書き込む。
【0039】図9は、上記メモリにおける訳語選択規則
格納部15に格納されているデフォルト訳優先条件の内
容の一例を示す。このデフォルト訳優先条件には、後に
詳述するように、優先的にデフォルト的な翻訳を実施す
る原文の条件や翻訳処理の条件を書き込む。
【0040】すなわち、通常訳語選択部9および特別訳
語選択部10で上記語義選択部およびデフォルト訳語選
択部を構成する。また、辞書12における“デフォルト
訳フラグ"の欄で上記デフォルト訳語表示エリアを構成
し、訳語選択規則格納部15で上記デフォルト訳優先条
件格納部を構成するのである。
【0041】次に、上記翻訳モジュール2の通常訳語選
択部9および特別訳語選択部10によって、上述のよう
な辞書12およびデフォルト訳優先条件に基づいて訳語
を選出する動作について説明する。図10は、上記翻訳
制御部5の制御の下に通常訳語選択部9および特別訳語
選択部10によって実施される一つの格構造木に対する
訳語選択処理動作のフローチャートである。先ず、図1
0および図1,図8,図9に従って、デフォルト訳語を用
いてデフォルト的な翻訳文を生成する“デフォルト訳"
を実施しない場合を例に訳語選択処理動作について説明
する。
【0042】図1における入力部1から入力される原文
は、 原文1 「I play the piano.」 であるとする。ここで、上記原文1の翻訳処理が上記翻
訳モジュール2における木構造変換部8による変換処理
まで実施され、原文1を起源とする格構造木が得られて
変換木構造バッファ19に格納されているものとする。
【0043】以下、各実施例においては、上記変換木構
造バッファ19に格納されている格構造木のうち、表層
格パターン“主語+動詞+名詞句(目的語)"に対応する
格構造木に対する訳語選択処理動作を例に説明する。上
記通常訳語選択部9による通常訳語選択処理動作に入
る。
【0044】ステップS1で、上記辞書12における原
文1のヘッド「play」に係る見出し語の訳語の位置を訳語
ページ番号をインデックスとして指示する訳語ポインタ
Cntに“0"がセットされる。さらに、上記メモリ3に
おけるその他のバッファ21に設けられた“デフォルト
訳処理フラグ"に“0"がセットされて、デフォルト訳処
理でないことが指定される。その結果、上記辞書12の
「見出し語:play」の当該表層格パターン番号“00"の
列において、“訳語ページ番号"の欄に“000"が書き
込まれている「訳語:する」の列が指示される。ステップ
S2で、上記訳語選択規則格納部15に格納された“デ
フォルト訳優先条件"の内容が参照されて、原文1が
“デフォルト訳優先条件"に適合しているか否かがチェ
ックされる。その結果適合していればステップS8に進
み、そうでなければステップS3に進む。ここで、原文
1の場合には“デフォルト訳優先条件"の何れにも適合
しないのでステップS3に進む。
【0045】ステップS3で、以下のようにして辞書1
2が参照されて、意味制限チェックが実行される。先
ず、上記訳語ポインタCntによって指示された当該「見
出し語:play」の「訳語:する」の列における“1格目意
味制限"および“2格目意味制限"の欄が参照される。そ
して、原文1における1格目の語句に相当する「見出し
語:I」に与えられている“意味属性"の内容と上記“1
格目意味制限"の内容とが一致するかがチェックされ
る。さらに、原文1における2格目の語句に相当する
「見出し語:piano」に与えられている“意味属性"の内
容と上記“2格目意味制限"の欄の内容とが一致するか
がチェックされる。
【0046】ステップS4で、上記ステップS3における
意味制限チェックの結果が“良"である(1格目の語句お
よび2格目の語句の何れの場合も一致する)が否かが判
定される。その結果“良"であればステップS10に進
み、そうでなければステップS5に進む。ここで、上記
辞書12における「見出し語:I」には“意味属性<人間>"
が与えられ、「見出し語:piano」には“意味属性<楽器>"
が与えられているとする。そうすると、原文1における
1格目の語句に相当する「見出し語:I」に与えられてい
る“意味属性<人間>"と「見出し語:play」の「訳語:す
る」における“1格目意味制限<人間>"とが一致する。さ
らに、原文1における2格目の語句に相当する「見出し
語:piano」に与えられている“意味属性<楽器>"と「見出
し語:play」の「訳語:する」における“2格目意味制限<
スポーツ>"とは一致しない。したがって、原文1の場合
には“良"ではないと判定されてステップS5に進む。
【0047】ステップS5で、上記辞書12における当
該「見出し語:play」には、次の訳語ページが在るか否か
が判別される。その結果在ればステップS6に進み、そ
うでなければステップS7に進む。ここで、当該「見出し
語:play」の訳語ページ番号“000"の次には訳語ペー
ジ番号“001「訳語:プレイする」"が存在するのでス
テップS6に進む。ステップS6で、上記訳語ポインタC
ntの内容がインクリメントされる。こうして、次の“訳
語ページ番号"を有する訳語の列が指示され、ステップ
S3に戻って意味制限チェックが実行される。
【0048】ここで、上記原文1における2格目の語句
に相当する「見出し語:piano」に与えられている“意味
属性<楽器>"と「見出し語:play」の「訳語:プレイする」
における“2格目意味制限<ゲーム>"とは一致しない。
したがって、原文1の場合には“良"ではないと判定さ
れ(ステップS4)、「見出し語:play」の次の「訳語:演奏
する」が指示される(ステップS6)。そして、更に意味
条件チェックが繰り返される。その結果、上記「見出し
語:piano」に与えられている“意味属性<楽器>"と「見出
し語:play」の「訳語:演奏する」における“2格目意味
制限<楽器>"とは一致する。したがって、意味条件チェ
ックの結果が“良"であると判定されて(ステップS4)、
ステップS10に進む。
【0049】ステップS10で、上記訳語ポインタCntに
よって指定されている当該「見出し語:play」の当該「訳
語:演奏する」が、原文1のヘッド「play」の最適訳語で
あると確定される。ステップS11で、上記その他のバッ
ファ21に設けられた“デフォルト訳処理フラグ"の内
容が参照されて、デフォルト訳処理が指定されているか
否かが判別される。その結果デフォルト訳処理が指定さ
れていればステップS12に進み、デフォルト訳処理が指
定されていなければステップS13に進む。ここで、上記
メモリ3におけるその他のバッファ21に設けられた
“デフォルト訳処理フラグ"の内容は上記ステップS1に
おいてセットされた“0"のままである。したがって、
デフォルト訳処理は指定されてはいないのでステップS
13に進む。
【0050】ステップS13で、本訳語選択処理の対象と
なっている表層格パターン“主語+動詞+名詞句(目的
語)"に対応する格構造木に通常評価点が付与されて訳語
選択処理動作を終了する。
【0051】こうして、上記通常訳語選択部9による通
常の意味条件チェックの結果、原文1の動詞「play」の訳
語として「演奏する」が決定される。そして、上記通常評
価点が与えられた表層格パターン“主語+動詞+名詞句
(目的語)"に対応する格構造木が翻訳文の格構造木とし
て採択される。そうすると、上述のように上記辞書引き
バッファ17に格納されている形態素解析の情報を参照
して、上記原文1を起源とする上記採択された格構造木
の要素となっている全単語の訳語を得、翻訳モジュール
2の翻訳文生成部11によって原文1の翻訳文 翻訳文1 「私は、ピアノを演奏する。」 が生成されてメモリ3の出力文バッファ20に格納され
ると共に、出力部4から出力される。
【0052】次に、本実施例の特徴である“デフォルト
訳"によって訳語選択を実施する場合の訳語選択処理動
作について説明する。
【0053】今、原文は、 原文2 「I play the computer.」 であるとする。ここで、上記原文2の翻訳処理が上記翻
訳モジュール2における木構造変換部8による変換処理
まで実施されて、原文2を起源とする格構造木が得られ
て変換木構造バッファ19に格納されているものとす
る。
【0054】上述した通常訳語選択処理動作と同様にし
て、通常訳語選択部9によって、ステップS1における
訳語ポインタCntおよびデフォルト訳処理フラグの初期
値設定、ステップS2におけるデフォルト訳優先条件の
チェック、ステップS3における意味制限チェック、ス
テップS4における意味制限チェック結果の判定、ステ
ップS5における次の訳語ページの有無判定、ステップ
S6における訳語ポインタCntのインクリメントが実施
される。
【0055】今、上記辞書12における「見出し語:I」
には“意味属性<人間>"が与えられている。また、「見出
し語:computer」には“意味属性"として、<スポーツ>,<
ゲーム>,<楽器>,<業務・業務的行為>の何れもが与えられ
ていないとする。そうすると、原文2の場合には、“デ
フォルト訳優先条件"の何れにも適合せず、辞書12に
おける上記2格目の語句に相当する「見出し語:compute
r」に与えられている“意味属性"と「見出し語:play」の
“表層格パターン番号"の欄に“00"が書き込まれてい
る総ての列における“2格目意味制限"の欄の内容とは
一致しない。したがって、上記ステップS3〜ステップ
S6を4回繰り返し、ステップS5において訳語ページ番
号“003"に続く訳語ページ番号がないと判別されて
ステップS7に至る。
【0056】こうして、上記特別訳語選択部10による
特別訳語選択処理動作に入るのである。ステップS7
で、上記訳語ポインタCntに“0"がセットされる。さ
らに、上記メモリ3におけるその他のバッファ21に設
けられたデフォルト訳処理フラグに“1"がセットされ
て、デフォルト訳処理が指定される。ステップS8で、
上記訳語ポインタCntによって指定されている当該「見
出し語:play」の当該訳語ページ番号“000"の列にお
ける“デフォルト訳フラグ"の欄に、“1"が書き込まれ
ているか否かが判別される。その結果、“1"が書き込
まれて当該訳語ページ番号に係る訳語が“デフォルト訳
語”であればステップS10に進み、そうでなければステ
ップS9に進む。ステップS9で、上記訳語ポインタCnt
の内容がインクリメントされる。こうして、次の訳語ペ
ージ番号を有する訳語の列が指示され、ステップS8に
戻って“デフォルト訳フラグ"の内容の判別が実行され
る。
【0057】このように、上記ステップS9によって訳
語ページ番号をインクリメントさせながらデフォルト訳
語が検索される。そして、デフォルト訳語である「訳
語:プレイする」が検索されると上述のステップS10に
進んで、当該「見出し語:play」の当該「訳語:プレイす
る」が原文2のヘッド「play」の最適訳語であると確定さ
れる。さらに、上述のステップS11において、上記その
他のバッファ21に設けられた“デフォルト訳処理フラ
グ"の内容が参照されてデフォルト訳処理が指定されて
いると判別され、ステップS12に至る。
【0058】ステップS12で、本訳語選択処理の対象と
なっている表層格パターン“主語+動詞+名詞句(目的
語)"に対応する格構造木に低い評価点が付与されて、訳
語選択処理動作を終了する。
【0059】こうして、上記通常訳語選択部9による通
常訳語選択処理では、原文2の動詞「play」の訳語が決定
できないので、特別訳語選択部10による特別訳語選択
処理動作に移行して動詞「play」の訳語「プレイする」を決
定するのである。そうすると、上述のように上記辞書引
きバッファ17に格納されている形態素解析結果の情報
を参照して、上記原文2を起源とする上記格構造木の要
素となっている全単語の訳語を得、翻訳モジュール2の
翻訳文生成部11によって原文2のデフォルト訳による
翻訳文 翻訳文2 「私は、コンピュータをプレイする。」 が生成されてメモリ3の出力文バッファ20に格納され
ると共に、出力部4から出力される。
【0060】このように、本実施例では、原文に対する
辞書引き形態素解析部6,構文解析部7および木構造変
換部8の処理によって得られた任意の格構造木に基づく
表層格パターンが、通常訳語選択部9による通常訳語選
択処理における意味解析の結果フェイルした場合には、
特別訳語選択部10による特別訳語選択処理によってデ
フォルト的な訳語を与えるようにしている。尚、その際
には、当該格構造木には低い評価点を付与する。
【0061】したがって、上記辞書12における“1格
目意味制限"及び“2格目意味制限"に厳しくきめ細かい
意味制限情報が書き込まれていようとも、上記意味解析
において最終的には上記デフォルト訳語を与えることに
よって合格させることができる。また、その際における
格構造木に対する評価点を低く設定することによって意
味解析処理を有効に機能させて、同一原文において他の
より確からしい(つまり、通常評価点が与えられている)
格構造木があればその格構造木を優先させることができ
るのである。
【0062】すなわち、本実施例によれば、緻密な意味
解析による精度の高い翻訳文生成とデフォルト的な訳語
による確実な翻訳文生成とを両立できる。
【0063】<第2実施例>本実施例では、原文が諸条
件に合致すればデフォルト訳語に指定されている訳語を
優先的に訳出する“デフォルト訳処理"を実施する場合
について説明する。尚、本実施例における機械翻訳装置
の基本的な構成および動作は、第1実施例における機械
翻訳装置の場合と同じである。但し、本実施例において
は“自動分割翻訳モード"なる翻訳モードが指定可能で
あり、この“自動分割翻訳モード"が指定されると、構
文解析部7および木構造変換部8では1つの原文が自動
的に分割されて夫々の部分節毎に構文解析処理および変
換処理が実施されるものとする。
【0064】以下、“デフォルト訳処理"の場合の訳語
選択処理動作について説明する。今、原文は、 原文3 「I bought an expensive machine which my so
n plays.」 であり、翻訳処理過程において“自動分割翻訳モード"
が指定されたとする。そうすると、原文3が、前半の原
文3a「I bought an expensive machine」と後半の原文3
b「which my son plays.」との2つの部分に分割され、夫
々に対して上記翻訳モジュール2における木構造変換部
8による変換処理までが実施される。そして、原文3a
を起源とする格構造木および原文3bを期限とする格構
造木が得られて、変換木構造バッファ19に格納され
る。こうした後、上記通常訳語選択部9および特別訳語
選択部10による図10に示すフローチャートに従った
訳語選択処理動作に入る。
【0065】以下、上記原文3b「which my son plays.」
におけるヘッド「play」に係る訳語選択方法について説明
する。この部分節「which my son plays.」の格構造は、
変則的ではあるが上記表層格パターン番号“00"で表
される表層格パターン“主語+動詞+名詞句(目的語)"
となっている。但し、この部分節には“名詞句(目的
語)"即ち上記“2格目の語句"の実体が原文3b中には存
在しないので、従来の訳語選択処理動作や第1実施例に
おける訳語選択処理動作では単語「play」の訳語が選択で
きず該当する格構造木がフェイルされることは明らかで
ある。
【0066】上記訳語ポインタCntに“0”がセットさ
れて、上記辞書12の「見出し語:play」において訳語
ページ番号が“000"である「訳語:する」の列が指示
される。さらに、上記メモリ3におけるその他のバッフ
ァ21に設けられた“デフォルト訳処理フラグ"に“0"
がセットされて、デフォルト訳処理でないことが指定さ
れる。…ステップS1 引き続いて、上記訳語選択規則格納部15に格納された
デフォルト訳優先条件が参照されてデフォルト訳優先条
件チェックが実施される。ここで、上述のように本翻訳
処理においては“自動分割翻訳モード"が指定されてお
り、原文3bは不完全な格構造を有している。したがっ
て、図9に示す条件番号“00"に適合するので、特別
訳語選択部10によるデフォルト訳優先処理動作に移行
する。…ステップS2
【0067】当該「見出し語:play」の当該「訳語:す
る」はデフォルト訳語に指定されていないので、当該「見
出し語:play」の次の「訳語:プレイする」が指定され
る。そして、当該「訳語:プレイする」はデフォルト訳語
に指定されているので、当該「訳語:プレイする」が原文
3bのヘッド「play」の最適訳語であると確定される。…
ステップS8〜ステップS10
【0068】次に、上記デフォルト訳処理チェックが行
われ、メモリ3におけるその他のバッファ21に設けら
れた“デフォルト訳処理フラグ"によってデフォルト訳
処理が指定されていない(本デフォルト訳優先処理動作
においてはステップS7が実行されないのでデフォルト
訳処理フラグの内容は“0"のままである)ので、木構造
変換部8によって得られた原文3bの格構造木のうち、
本訳語選択処理の対象となっている表層格パターン“主
語+動詞+名詞句(目的語)"に対応する格構造木には通
常評価点が付与される。…ステップS11,ステップS13
【0069】そうした後、上述のように上記辞書引きバ
ッファ17に格納されている形態素解析結果の情報を参
照して、上記原文3bを起源とする上記格構造木の要素
となっている全単語の訳語を得、翻訳モジュール2の翻
訳文生成部11によって原文3bの翻訳文が生成され
る。同様にして、原文3aに対する翻訳文も生成されて
原文3の翻訳文 翻訳文3 「私は、高価な機械を買った‖私の息子がプ
レイする。」 が生成されてメモリ3の出力文バッファ20に格納され
ると共に、出力部4から出力される。
【0070】このように、本実施例では、原文に対する
辞書引き形態素解析部6,構文解析部7および木構造変
換部8の処理によって得られた格構造木の要素となって
いる全単語の訳語を得るに際して、当該原文がメモリ3
における訳語選択規則格納部15に格納されたデフォル
ト訳優先条件に適合している場合には、特別訳語選択部
10によるデフォルト訳処理によって優先的にデフォル
ト的な訳語を与えて、当該格構造木には通常評価点を付
与するようにしている。
【0071】したがって、上記通常訳語選択部9による
通常の意味解析ではフェイルするような格構造木の場合
であっても、上記デフォルト訳優先条件として適切な条
件を設定しておけば、特別訳語選択部10によって積極
的にデフォルト訳語を与え合格させることができる。
【0072】すなわち、本実施例によれば、格構造が不
完全な原文等であってもデフォルト的な翻訳によって確
実に翻訳文を生成できるのである。
【0073】本実施例における“デフォルト訳優先条
件"は図9に示すような条件に限定されるものではない
ことは言うまでもない。また、上記第1,第2実施例に
おける訳語選択処理動作は、図10に示すフローチャー
トに限定されるものではない。
【0074】<第3実施例>上記第1実施例および第2
実施例においては、原文に対する辞書引き,形態素解析,
構文解析,木構造変換を実施して得られた格構造木が意
味解析の結果フェイルする場合やデフォルト訳優先条件
に適合する場合には、デフォルト訳語を与えて当該格構
造木を合格させるようにしている。ところが、こうした
デフォルト訳処理が実施されても、得られる翻訳文は所
望する翻訳内容とは異なる場合が生ずる。
【0075】そこで、本実施例においては、複数の訳語
を有する単語におけるデフォルト訳語を任意に指定/変
更可能にするのである。尚、本実施例における機械翻訳
装置の基本的な構成および動作は、第1実施例における
機械翻訳装置の場合と同じである。ここで、上記入力部
1で上記翻訳モード指定手段,デフォルト訳語指定手段
および訳語書き込み手段を構成する。
【0076】上記辞書12に登録されている単語におけ
るデフォルト訳語を指定する際には次のようにして行
う。図11は、上記翻訳制御部5によって実施されるデ
フォルト訳語指定処理動作のフローチャートである。以
下、図11に従ってオペレータが動詞「introduce」のデ
フォルト訳語を指定する場合を例にデフォルト訳語指定
処理動作について説明する。今、上記辞書12における
「見出し語:introduce」には、図12に示すように“表
層各パターン番号",“デフォルト訳フラグ",“訳語ペー
ジ番号",“訳語"の内容が書き込まれているものとす
る。尚、訳語ページ番号“000"の「訳語:訳語入力」
とは上記未確定訳語であり、オペレータが自由に訳語を
入力設定可能であることを表している。また、図12に
おいては表層格パターン番号“00"の列のみが記載さ
れているが、他の表層格パターン番号の表層格パターン
も存在するとする。
【0077】ステップS21で、デフォルト訳語指定の対
象となる単語の見出し「introduce」が入力部1等から指
定される。ステップS22で、上記辞書21の“見出し
語",“表層格パターン番号",“デフォルト訳フラグ"お
よび“訳語"が検索されて、「見出し語:introduce」にお
ける総ての表層格パターン番号毎に現在設定されている
デフォルト訳語が読み出される。そして、読み出された
“見出し語",“表層格パターン番号",“表層格パター
ン"および“デフォルト訳語"が図13に示すようにCR
T等の出力部4に表示される。ステップS23で、図13
に示す表示画面の最下部に設定された“選択No."の欄
に、デフォルト訳語指定の対象となる“表層格パターン
番号"が入力される。ここで、表層格パターン番号“0
0"が指定されたものとする。
【0078】ステップS24で、上記辞書12に、図12
に示すように登録されている「見出し語:introduce」に
おける表層格パターン番号“00"の領域が検索され
る。ステップS25で、当該「見出し語:introduce」の当
該表層格パターン番号“00"の領域に登録されている
総ての訳語、および、現在指定されているデフォルト訳
語「No.001(紹介する)」が、図14に示すように出力
部4に表示される。ステップS26で、図14に示す表示
画面の最下部に設定された“選択No."の欄に、デフォ
ルト訳語を指定したい訳語の“訳語ページ番号"が入力
される。ここで、訳語ページ番号“000"が指定され
たものとする。
【0079】ステップS27で、上記ステップS26におい
て入力された訳語ページ番号が“000"であるか否か
が判別される。その結果“000"であればステップS2
8に進み、そうでなければステップS30に進む。ステッ
プS28で、デフォルト訳語の“見出し"を直接オペレー
タが入力する訳語入力モードに動作モードが切り替えら
れる。ステップS29で、デフォルト訳語として確定され
た訳語の“見出し"が入力部1から入力される。ここ
で、上記デフォルト訳語として確定された訳語の“見出
し"として「先導する」が入力されたものとする。
【0080】ステップS30で、図15に示すように、当
該「見出し語:introduce」の当該表層格パターン番号
“00"の列における“デフォルト訳フラグ"の欄に書き
込まれている“1"が“0"に書き換えられて、デフォル
ト訳語指定が解除される。ステップS31で、上記ステッ
プS26において入力された“訳語ページ番号"に該当す
る列における“デフォルト訳フラグ"の欄に“1"が書き
込まれて新たにデフォルト訳語が設定され、デフォルト
訳語指定処理動作を終了する。
【0081】図15は、上述のようにして、訳語ページ
番号“000"の「未確定訳語:訳語入力」をデフォルト
訳語として指定した場合における当該「見出し語:intro
duce」の当該表層格パターン番号“00"の領域の内容で
ある。この場合には、訳語ページ番号“000"の列に
おける“訳語"の欄には未確定訳語に対する確定訳語の
見出し「先導する」が書き込まれ、“デフォルト訳フラ
グ"の欄の内容は“1"に更新されている。さらに、訳語
ページ番号“001"の列における“デフォルト訳フラ
グ"の欄の内容は“0"に更新されている。図16は、上
記訳語ページ番号“002"の「訳語:導入する」をデフ
ォルト訳語として指定した場合における当該「見出し
語:introduce」の当該表層格パターン番号“00"の領
域の内容である。この場合には、訳語ページ番号“00
2"の列における“デフォルト訳フラグ"の欄に“1"が
書き込まれている。
【0082】このように、本実施例では、辞書12にお
ける“デフォルト訳フラグ"の欄の内容を対話形式で更
新できる。したがって、オペレータは入力文の分野や性
格に応じて自在にデフォルト訳語を指定/変更でき、オ
ペレータの意に即した翻訳文を得ることができる。
【0083】尚、上記実施例においては、上記辞書12
における各表層格パターン毎にデフォルト訳語指定処理
を実施する場合を例に説明している。しかしながら、こ
の発明はこれに限定されるものではなく、複数の表層格
パターン総てに対して一括して、あるいは、複数の表層
格パターンをグループ化して各グループ毎に一括してデ
フォルト訳語指定処理を実施しても構わない。
【0084】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の機械翻訳装置は、辞書に登録する単語の訳語の
一つとしてデフォルト訳語を与えて上記辞書の訳語エリ
アに格納し、上記辞書に設けたデフォルト訳語表示エリ
アに各訳語がデフォルト訳語であるか否かを表示し、デ
フォルト訳優先条件判定手段によってデフォルト訳優先
条件が成立しないと判定され、且つ、入力文から得られ
た構文構造中または格構造中で係り受け関係にある両単
語の語義対に一致する語義対が辞書にない場合には、デ
フォルト訳語選択部によって上記辞書のデフォルト訳語
表示エリアを検索して上記係り受け関係にある両単語の
何れか一方のデフォルト訳語を求め、翻訳文生成部によ
って上記デフォルト訳語を用いて入力文の翻訳文を生成
するので、構文解析の結果得られた当該入力文の構文構
造あるいは格構造が意味解析の結果フェイルされても、
上記係り受け関係にある両単語の何れか一方にデフォル
ト訳語を与えて、原言語による当該入力文の概念に近い
無難な翻訳文を生成することができる。
【0085】さらに、上記デフォルト訳優先条件判定手
段によって上記条件が成立すると判定された場合には、
上記辞書のデフォルト訳語表示エリアを検索して当該入
力文におけるヘッドに当たる単語のデフォルト訳語を求
め、翻訳文生成部によって上記デフォルト訳語を用いて
入力文の翻訳文を生成するので、上記条件が成立するた
めに構文構造あるいは格構造が意味解析の結果フェイル
される可能性が高い場合には、原言語による当該入力文
の概念に近い無難な翻訳文を生成することができる。
【0086】また、請求項2に係る発明の機械翻訳装置
は、辞書に登録する単語の訳語の一つとしてデフォルト
訳語を与えて上記辞書の訳語エリヤに格納し、上記辞書
に設けられたデフォルト訳語表示エリアに各訳語がデフ
ォルト訳語であるか否かを表示し、デフォルト訳優先条
件格納部にデフォルト訳処理を優先して実行する条件を
格納し、デフォルト訳語選択部によって、上記条件が成
立する場合には、上記辞書のデフォルト訳語表示エリア
を検索して入力文におけるヘッドに当たる単語のデフォ
ルト訳語を求め、翻訳文生成部によって上記デフォルト
訳語を用いて入力文の翻訳文を生成するので、上記条件
が成立するために構文構造あるいは格構造が意味解析の
結果フェイルされる可能性が高い場合には、原言語によ
る当該入力文の概念に近い無難な翻訳文を生成すること
ができる。
【0087】また、請求項2の発明の機械翻訳装置は、
デフォルト訳優先条件格納部には、入力文から得られた
構文構造あるいは格構造が完全な係り受け関係を有して
いないことを上記条件の一つとして格納しているので、
構文構造あるいは格構造が完全な係り受け関係を有して
いなために意味解析の結果フェイルされる可能性が高い
入力文であっても、確実に翻訳文を生成することができ
る。
【0088】また、請求項3の発明の機械翻訳装置は、
上記デフォルト訳優先条件格納部には、上記文法規則に
よって上記デフォルト訳処理を優先的に実行することが
指示されていることを上記条件の一つとして格納してい
るので、意味解析の結果フェイルされる可能性が高い入
力文の場合には、上記文法規則に従って自動的にデフォ
ルト訳処理が実施されて、確実に翻訳文を生成すること
ができる。
【0089】また、請求項4に係る発明の機械翻訳装置
は、デフォルト訳処理を優先的に実行するデフォルト訳
優先翻訳モードを指定する翻訳モード指定手段を有し
て、上記デフォルト訳優先条件格納部には、上記翻訳モ
ード指定手段によって上記デフォルト訳優先翻訳モード
が指定されていることを上記条件の一つとして格納して
いるので、意味解析の結果フェイルされる可能性が高い
入力文の場合には、デフォルト訳優先翻訳モードを指定
することによって、確実に且つ迅速に翻訳文を生成する
ことができる。
【0090】また、請求項5に係る発明の機械翻訳装置
は、上記辞書のデフォルト訳表示エリアの表示内容をデ
フォルト訳語指定手段によって更新して任意の訳語を上
記デフォルト訳語として指定できるので、上記デフォル
ト訳処理を実施する際に、上記デフォルト訳語選択部に
よってデフォルト訳語としてふさわしい訳語が選択され
るようにできる。したがって、上記デフォルト訳処理に
際して、原言語による入力文の概念により近くしかもユ
ーザに理解できる翻訳文を生成できる。
【0091】また、請求項6に係る発明の機械翻訳装置
は、上記辞書の上記訳語エリアに格納される訳語の少な
くとも一つを外部からの入力によって書き込み可能な未
確定訳語と成し、上記デフォルト訳語指定手段によって
上記未確定訳語が指定された場合には、訳語書き込み手
段によって、上記デフォルト訳語として確定された訳語
の見出しを当該未確定単語に係る訳語エリアに書き込む
ので、上記辞書の訳語エリアにデフォルト訳語としてふ
さわしい訳語が登録されていない場合には、ユーザによ
ってふさわしい訳語の見出しを登録してデフォルト訳語
として指定できる。したがって、上記デフォルト訳処理
を実施するに際して、上記デフォルト訳語選択部によっ
てデフォルト訳語として最もふさわしい訳語が選択され
るようにして、原言語による入力文の概念に最も近くし
かもユーザが容易に理解できる翻訳文を生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の機械翻訳装置におけるブロック図で
ある。
【図2】翻訳レベルの説明図である。
【図3】図1における原文バッファに原文が格納された
ようすを示す図である。
【図4】図1における辞書引きバッファに形態素情報の
一部が格納されたようすを示す図である。
【図5】図1における構文構造バッファに格納されてい
る構文解析木の一例を示す概念図である。
【図6】図1における変換木構造バッファに格納されて
いる格構造木の一例を示す概念図である。
【図7】図1における出力文バッファに格納された翻訳
文の一例を示す図である。
【図8】図1における辞書の構成例を示す図である。
【図9】図1における訳語選択規則格納部に格納されて
いるデフォルト訳優先条件の内容の一例を示す図であ
る。
【図10】図1における通常訳語選択部および特別訳語
選択部によって実施される訳語選択処理動作のフローチ
ャートである。
【図11】図1における翻訳制御部によって実施される
デフォルト訳語指定処理動作のフローチャートである。
【図12】図8に示す構成を有する辞書の他の内容を示
す図である。
【図13】デフォルト訳語指定処理動作中において図1
に示す表示部に表示される表示内容の一例を示す図であ
る。
【図14】図13とは異なる表示例を示す図である。
【図15】図8に示す構成を有する辞書における図12
とは異なる内容を示す図である。
【図16】図8に示す構成を有する辞書における図12
および図15とは異なる内容を示す図である。
【符号の説明】
1…入力部、 2…翻訳モジュー
ル、3…メモリ、 4…出力部、
5…翻訳制御部、 6…辞書引き形態
素解析部、7…構文解析部、 8…木
構造変換部、9…通常訳語選択部、 10…
特別訳語選択部、11…翻訳文生成部、
12…辞書、13…文法規則格納部、 14
…木構造変換規則格納部、15…訳語選択規則格納部、
16…原文バッファ、17…辞書引きバッフ
ァ、 18…構文構造バッファ、19…変換木
構造バッファ、 20…出力文バッファ、21…
その他のバッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福持 陽士 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−165883(JP,A) 特開 平4−65763(JP,A) 特開 昭64−57368(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも形態素解析部,構文解析部,語
    義選択部および翻訳文生成部を有して、入力文に対する
    構文解析の結果得られた構文構造中あるいは当該構文構
    造に基づく格構造中で係り受け関係にある両単語の語義
    の対に一致する語義対を辞書の語義エリアを検索して選
    択し、当該選択語義対に対応付けられて上記辞書の訳語
    エリアに格納されている当該単語の訳語を用いて当該入
    力文の翻訳文を生成する機械翻訳装置において、 上記辞書における各単語の領域に格納される訳語の一つ
    として原言語の概念に近いデフォルト訳語を与えて、そ
    のデフォルト訳語を上記訳語エリアに格納し、 上記辞書における各単語の領域に、上記訳語エリアに格
    納されている各訳語が上記デフォルト訳語であるか否か
    を表示するデフォルト訳語表示エリアを設けると共に、入力文の翻訳文を生成するに際して、原言語による入力
    文の概念に近い翻訳文を生成するデフォルト訳処理を優
    先的に実行するデフォルト訳優先条件を格納したデフォ
    ルト訳優先条件格納部と、 上記デフォルト訳優先条件格納部を参照して、当該入力
    文が上記デフォルト訳優先条件を満たすか否かを判定
    し、判定結果が否の場合は上記語義選択部に対して上記
    語義エリアの検索を指示するデフォルト訳優先条件判定
    手段と、 上記デフォルト訳優先条件判定部の判定結果が可である
    場合には、当該入力文におけるヘッドに当たる単語のデ
    フォルト訳語を上記辞書におけるデフォルト訳語表示エ
    リアを検索して求めて上記翻訳文生成部に送出する一
    方、上記デフォルト訳優先条件判定部の判定結果が否で
    あって且つ 上記語義選択部による上記語義エリアの検索
    の結果上記一致する語義対がない場合には、上記係り受
    け関係にある両単語の何れか一方のデフォルト訳語を上
    記辞書におけるデフォルト訳語表示エリアを検索して求
    めて上記翻訳文生成部に送出するデフォルト訳語選択部
    と、上記語義選択部によって訳語が選択された場合には当該
    入力文の構文解析結果に通常評価点を与える一方、上記
    デフォルト訳語選択部によってデフォルト訳語が選択さ
    れた場合には上記通常評価点より低い評価点を与える評
    価点付与手段を備えた ことを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の機械翻訳装置におい
    て、 上記デフォルト訳優先条件格納部は、入力文の構文構造
    あるいは格構造が上記語義選択部によって一致する語義
    対を検索できるような完全な係り受け関係を有していな
    いことを上記条件の一つとして格納している ことを特徴
    とする機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の機械翻訳装置におい
    て、 上記デフォルト訳優先条件格納部は、上記構文解析の際
    に用いられる文法規則によって上記デフォルト訳処理を
    優先的に実行することが指示されていることを上記条件
    の一つとして格納していることを特徴とする機械翻訳装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の機械翻訳装置におい
    て、入力文の翻訳文を生成するに際して、上記デフォルト訳
    処理を優先的に実行するデフォルト訳優先翻訳モードを
    指定する翻訳モード指定手段を有すると共に、 上記デフォルト訳優先条件格納部は、上記翻訳モード指
    定手段によって上記デフォルト訳優先翻訳モードが指定
    されていることを 上記条件の一つとして格納しているこ
    とを特徴とする機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記
    載の機械翻訳装置において、上記辞書の各単語の領域における上記デフォルト訳語表
    示エリアの表示内容を更新して、上記訳語エリアに格納
    されている訳語のうち任意の訳語を上記デフォルト訳語
    として指定するデフォルト訳語指定手段を備えた ことを
    特徴とする機械翻訳装置。
  6. 【請求項6】 請求項に記載の機械翻訳装置におい
    て、 上記辞書の各単語の領域における上記訳語エリアに格納
    される訳語の少なくとも一つを外部からの入力によって
    書き込み可能な未確定訳語と成し、 上記デフォルト訳語指定手段によって上記未確定訳語が
    上記デフォルト訳語として指定された場合には、上記デ
    フォルト訳語として確定された訳語の見出しを当該未確
    定訳語に係る訳語エリアに書き込む訳語書き込み手段
    備えたことを特徴とする機械翻訳装置。
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