JP2593065B2 - 自然言語処理装置における構文解析結果の表示及び校正のための制御方法 - Google Patents

自然言語処理装置における構文解析結果の表示及び校正のための制御方法

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JP2593065B2
JP2593065B2 JP60118886A JP11888685A JP2593065B2 JP 2593065 B2 JP2593065 B2 JP 2593065B2 JP 60118886 A JP60118886 A JP 60118886A JP 11888685 A JP11888685 A JP 11888685A JP 2593065 B2 JP2593065 B2 JP 2593065B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、例えば、翻訳装置、自動抄録作成装置、作
文装置などのような自然言語処理装置に関し、特に、こ
の種の装置における中間処理として行われる構文解析の
結果の、表示及び校正に関する。
〔発明の背景〕
自然言語には、本来、文法や論理のみによつたのでは
正しい判断ができないような、不明瞭さがあり、そのた
め、装置のみによる完全な処理は極めて困難で、多くの
場合、何らかの形での人間による決定又は校正を必要と
する。例えば、機械翻訳における校正には、翻訳前の原
文に対して行われるプレエデイツトと、翻訳処理の中間
で行なわれるインタエデイツトと、生成された訳文に対
して行なわれるポストエデイツトがある。インタエデイ
ツトの一例は特開昭58-92065号公報に記載されており、
ポストエデイツトの一例は特開昭59-79376号公報に記載
されている。
インタエデイツトの一種として、構文解析が終了した
段階で構文解析結果を校正する方法があり、この方法
は、装置の構文解析能力の向上が著しい最近の装置で
は、比較的少い校正量で良好な結果をもたらすものと期
待される。また、この方法は、原語についての知識さえ
あれば校正ができる点でも、有利である。この方法の実
現のために、解析結果を解析木の形状(第4図参照)で
表示して校正する方式が、既に提案されている(特願昭
59-137132号)。しかし、解析木による表示は、構文の
階層構成を全体的に容易に把握できる利点はあるもの
の、画面上で広い場所を必要とし、そのため、画面に入
りきらないことがあり、また、複数行にわたる長文の場
合には、全体を一度で見ることができない点において、
不便であり、構正の能率も良くない。
構文解析結果の表示と校正は、翻訳装置に限らず、あ
らゆる自然言語処理装置にとつて、処理結果の正さをチ
エツク又は保証する手段として、甚だ有用である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、解析木による表示に不可避な前記の
難点を除き、特別のスペースを必要としない構文解析結
果の表示と校正を可能にすることにある。
〔発明の概要〕
本発明は、構文解析の少くとも1つの段階における解
析結果としての構文上の成分に相当するノード(例えば
句、節)を、テキスト上の識別表現(例えばアンダーラ
イン)として表示することによつて、解析木表示が必要
とする広いスペースを不要にし、かつ、表示されるノー
ドが対応する構文解析段階を操作者の要求に応じて変更
する(すなわち、ある段階における構文解析結果のノー
ドから他の段階における構文解析結果のノードに変更す
る)表示段階変更操作によつて、種々の段階での構文解
析結果が必要に応じて表示されるようにする。
校正作業のためには、本発明は、ノードを前述した形
式で表示するとともに、任意の表示されたノードに関す
るノード構成の変更のための構文解析結果情報の修正
(例えば新ノードの形成や既成ノードの無効化)を操作
者の要求に応じて行う過程に加えて、操作者の指定する
テキストの部分について、表示されるノードが対応する
構文解析段階を固定して、前述した表示段階変更操作の
対象から所要期間除外する過程を備えることにより、構
文解析結果の部分的な修正を容易にする。
〔発明の実施例〕
第2図(a)は、本発明が適用される自然言語処理装
置の構成の一例を示す。この装置は、キーボード1、表
示装置2、プロセツサ3、メインメモリ4、及びテキス
トメモリ5より構成される。メインメモリ4には、第3
図(a)に示すごとく、処理プログラム41、構文解析用
規則42、画面表示用プログラム43、ノード情報格納エリ
ア44、校正情報格納エリア45、及びコマンド格納エリア
46が設けられている。
次に、本発明の処理過程について、原文が英文の場合
を例にとつて説明する。構文解析の対象であるテキスト
は、あらかじめ、テキストメモリ5に格納されているも
のとする。
構文解析処理は、上記テキストは、構文解析用規則42
に従い、単語、句、節、文というまとまり(ノード)の
順に認識し、そのノード間の親子関係をノード情報格納
エリア44に格納していく、一連の処理からなる。ここ
に、ノードとは、解析過程で認識された上記のまとまり
を言い、親子関係とは、句構造文法の書き換え規則の左
辺と右辺の関係であり、例えば、第4図(a)におい
て、ノード3とノード4はノード11の子供ノードであ
り、ノード11はノード3とノード4の親ノードであると
言う。また、ノード11は、ノード16,17,18及び19の子孫
ノードであると言う。
さて、構文解析が終わると、その解析結果はノード情
報格納エリア44に格納される。このとき、ノード情報格
納エリア44には、第5図(a)に示すごとく、各ノード
について、子供情報441、親情報442、表示情報443が格
納されている。ここで、子供情報441としては、当該ノ
ードが持つ子供ノードの番号が、親情報442としては、
当該ノードがもつ親ノードの番号が、また、表示情報44
3としては、各ノードを構成する単語を連ねた(単語間
スペースを含む)長さが、それぞれ格納されている。第
5図(a)のノード情報は、第4図(a)の解析木に対
応している。
また、校正情報格納エリア45には、第6図に示すよう
に、各単語について、その単語が後述するホールドを指
定をされているか否か(例えば“1"又は“0")のホール
ド情報451と、校正の各段階でまとめられたノード番号
を格納するためのサーフエス情報452が格納されてい
る。サーフエス情報452には、解析終了時点では、各単
語に対応するノード番号が格納されているものとする。
ここで、ホールドとは、解析結果の表示に関して、解
析の段階を、指定した単語列について、指定した解析の
段階のまま保持することを言い、解析結果の変更は含ま
ない。例えば、第6図(a)に示すホールド情報451に
おいて、後述するボトムアツプシフトによつて第1図
(a)から(b)に構文解析段階の表示が変わつても、
with,the,telescopeという3つの単語については、ホー
ルドを指定されているため、ノード表示(アンダーライ
ン)の状態が変化していない。また、サーフエス情報45
2は、現在、どの段階でまとめられたノードから全体が
構成されているかを覚えておくためのものであり、例え
ば、第6図において、(a)では、1,2,…,10という各
単語に対応するノードから文全体が構成されているが、
(b)では、文の先頭から数えて3番目から文末までの
単語は17のノードにまとめられており、1,2,17のノード
から文全体が構成されている。解析結果の表示は、単
語、句、節のように、次第に高次の構文にまとめられて
いく各段階について、ノード情報格納エリア44内の表示
情報443と、校正情報格納エリア45内のサーフエス情報4
52を、画面表示用プログラム43で処理することにより、
各ノードを例えばアンダーラインで示すことによつて、
表示される。
以上のような状態において、解析結果に対する校正を
行うわけであるが、そのために、例えば、各フアンクシ
ヨン・キー(以下PFキーと略す。)に対して、それぞれ
以下のような動作を割り当てる。
1.ボトムアツプシフト 原文である英文テキストの解析結果や校正された結果
の表示を、単語から句、句から節、節から文というよう
に、ボトムアツプに、すなわちより高次のノードにまと
められたものに変更する。例えば、英文テキストの単語
ごとにアンダーラインが表示されている状態で、このPF
キーを押下すると、1ランク上のレベルのノードとして
まとめられた句の範囲に、アンダーラインが引き直され
る。
2.トツプダウンシフト 1と反対に、原文である英文テキストの解析結果や校
正された結果の表示を、文から節、節から句、句から単
語というように、トツプダウンに、すなわちより低次の
ノードに分解されたものに変更する。例えば、文全体に
アンダーラインが引かれている状態で、このPFキーを押
下すると、その文全体を直接構成している各節ごとに、
それぞれアンダーラインが引き直される。
3.保持(ホールド)指定 デイスプレイ上に表示された英文上で、ホールドした
い部分をカーソルとマークキーで指定し、このPFキーを
押下すると、次に述べるホールド解除を指定するまで
は、上記のボトムアツプシフト又はトツプダウンシフト
の指令をしても、ホールド指定範囲のノード表示は、こ
のPFキーを押下した時点の状態のまま変わらない。
4.保持(ホールド)解除 このPFキーを押下することにより、以前に指定されて
いたホールドを解除することができる。
5.コネクト デイスプレイ上に表示された英文上で、カーソルとマ
ークキーにより、範囲を指定し、このPFキーを押下する
と、ノード情報格納エリア44内に、指定された範囲内の
各ノードを子供ノードとする新しいノードがつくられ、
それに伴い、指定範囲に対して連続したアンダーライン
が引き直された状態に、表示が変化する。
6.ブレイク このPFキーを押下することにより、カーソルを含むノ
ードについて、ノード情報格納エリア44内で、そのノー
ド自体と、それを子孫ノードとしてもつ全てのノードと
が消去される。つまり、当該ノードを構成している子供
ノードがまとめられた時点より後に行われた解析は、無
効となる。これに伴い、該ノードの子供ノードの各々に
アンダーラインが引き直された状態に、表示は変化す
る。例えば、第1図において、(g)の状態でこのPFキ
ーを押下すると、(f)の状態に表示が変化する。
上記の6つのコマンドにおいて、1〜4のコマンド
は、単に解析結果及び校正結果の表示の段階をコントロ
ールするものであり、解析の状態を変えるわけではな
い。それに対し、5及び6のコマンドは、表示を変化さ
せると同時に、ノード情報格納エリア44内の情報も書き
換えるという校正の機能を持つている。
また、ホールドには、上記3のホールド指定コマンド
を使つて、校正者が直接にホールドしたい単語の範囲と
解析の段階を指定する場合のほかに、ボトムアツプシフ
トとトツプダウンシフトを用いて解析の段階の表示を変
化させていく時に、自動的になされるホールドがある。
例えば、第7図(a)に示されるような木構造で表わさ
れる解析結果を、ボトムアツプシフトで表示する場合、
まず、1,2,3,4,5の各ノードにアンダーラインが引かれ
ており、続いてボトムアツプシフトのPFキーを押下する
と、1,2がまとめられた6のノードと、3のノードと、
4,5のノードがまとめられた7のノードに、各々アンダ
ーラインが引き直される。つまり、ここで、3のノード
は自動的にホールドされているわけである。それに対
し、上記3のホールドは、例えば、第7図(a)の木構
造から同図(b)の木構造へ校正したい時に、有効性を
発揮する。第7図(a)と(b)において、破線より右
側の4,5のノードに関しては、校正の必要がないので、
ホールド指定をしておき、破線より左側の1〜3のノー
ドにしぼつて、ボトムアツプシフト、トツプダウンシフ
トで表示の状態を変化させつつ、ブレイクやコネクトを
指定することにより、能率的に校正することができる。
以下、第1図の表示概略図、及び第8図の処理フロー
図に従つて、各コマンド指定時の処理プログラム41の処
理動作について説明する。
一例として、次の英文が校正の対象であるとする。
“I saw the man in the park with the telescope." 上記の例文の構文解析終了時点でのノード情報格納エ
イア44には、第5図(a)に示すような情報が格納され
ている。第5図(a)の表示情報443と第6図(a)の
サーフエス情報452を画面表示用プログラムで処理し、
各単語についてアンダーラインを表示した状態を第1図
(a)に示す。
まず、第1図(a)に示すように、キーボード1より
withの前にマークキー“”を挿入し、telescope.の後
にカーソル“ロ”を設定して、ホールド指定のPFキーを
押下すると、第8図(a)において、マークキーの位置
情報とカーソルの位置情報が、各々、コマンド格納エリ
ア46内のそれらに割当てられた位置MP,KPに格納され、P
Fキーの種類が判定される(101,102)。上記の処理は、
PFキーが押下されるごとに行われる処理である。この場
合は、ホールド指定のPFキーが押下されたので、第8図
(d)において、まずマークキーが格納されているかど
うか判定し(1051)、格納されていなければエラーとす
る(1052)。マークキーが格納されている場合は、MPか
らKPの範囲にある単語についてホールド情報451に“1"
を格納する(1053)。この状態における校正情報の一例
を第6図(a)に示す。
次に、ボトムアツプシフトのPFキーが押下されると、
第8図(a)において、前述のホールド指定の場合と同
様にPFキーの種類が指定され、第8図(b)において、
校正情報の先頭から順に各単語のホールド情報451を検
索し(1031)、ホールド指定があれば次の単語に処理を
移す。ホールドが指定されていない場合は、その単語の
サーフエス情報452に格納されているノード(Siとす
る)を子供ノードとして持つノードがあるかどうかにつ
いて、ノード情報格納エリア44内の子供情報441を検索
する(1032)。ただし、Si以外の子供ノードがサーフエ
ス情報中に存在しないものは無視される。該当するノー
ドがあれば、そのノード番号(M)でサーフエス情報45
2のSiをおきかえる(1033)。以上の処理を校正情報の
最後まで行い(1034)、こうして更新されたサーフエス
情報452と表示情報443に基づいて、新しくアンダーライ
ンを表示し直す(第8図(a)109)。この状態でのア
ンダーライン表示の様子を第1図(b)に示す。ここ
で、ホールドされている部分は、色を変えて表示しても
よい。
次に、第1図(b)に示すように、ホールドされてい
るノードにカーソルを設定し、ホールド解除のPFキーを
押下すると、校正情報45内の全てのホールド情報451が
“0"にクリアされる(第8図(e)1061)。
続いてボトムアツプシフトを行うことにより、第1図
(c)(d)に示すようにアンダーラインの状態が変化
し、第1図(e)に至る。
ここで、1つのノードのまとまりが同一行に表示でき
ず、行替えがおこる場合が考えられるが、例えば第1図
(e)に示すように、*などの特別なマークを挿入する
などの方法により、ノードの継続が表示できる。この状
態での校正情報の一例を第6図(b)に示す。
次に、第1図(e)に示すように、分割したいノード
にカーソルを設定して、ブレイクのPFキーを押下する
と、第8図(g)において、カーソルを含むノードSを
親ノードとしてもつノードN1,…,Nnが、ノード情報44内
で検索され(1081)、ノードS及びノードSを子孫ノー
ドとしてもつノード番号が全てノード情報から消去され
る(1082)。続いて、サーフエス情報内のSが、N1,…,
Nnで置き換えられる(1083)。このとき、単語番号i〜
mのサーフエス情報にSが格納されており(つまり、単
語番号jのサーフエス情報をSjとすると、Si=…=Sm=
Sの時)、これをN1,…,Nnで置き換えるわけであるが、
ノード情報をたどつて、ノードj(i≦j≦m)がNk
(1≦k≦n)の子孫ノードであれば、SjはNkで置き換
えられる。この状態でのノード情報の一例を第5図
(b)に、校正情報の一例を第6図(c)に、そのサー
フエス情報と表示情報に従つてアンダーラインを引き直
した時の表示画面を第1図(f)に示す。
次に、第1図(f)に示すように、ノードしてまとめ
たい範囲をカーソルとマークキーで指定し、コネクト指
定のPFキーを押下すると、第8図(f)において、ま
ず、MPが格納されているかどうかチエツクし(1071)、
されていなければ、エラーとする(1072)。MPが格納さ
れている場合は、MPからKPの範囲内にあるノード番号
(S1,…,Sn)を子供ノードとしてもつ新ノード(M)を
ノード情報44内に新しく作成し、S1,…,Snの親情報をM
に変更する(1073)。サーフエス情報内では、S1,…,Sn
をMで置き換える(1074)。該サーフエス情報と表示情
報に従つてアンダーラインを引き直した時の表示画面を
第1図(g)に、ノード情報の一例を第5図(c)に、
校正情報の一例を第6図(d)に示す。
引続きコネクト指定を行うことにより、第1図
(h),(i)のようにアンダーラインの状態を変化さ
せることができる。この場合の解析木は第4図(b)に
示される。
ここで、トツプダウン指定のPFキーを押下すると、PF
キーの種類が判定され、第8図(c)において、校正情
報の先頭から順にホールド情報をチエツクし(1041)、
ホールド指定があれば、次の単語に処理を移す。ホール
ドが指定されていない場合は、サーフエス情報に格納さ
れているノードSを親ノードとしてもつノードN1,…,Nn
があるかどうかノード情報を検索し(1042)、あればN
1,…,Nnでサーフエス情報の該ノード番号Sを置き換え
る(1043)。このとき、単語番号i〜mのサーフエス情
報にSが格納されており(つまり、単語番号jのサーフ
エス情報をSjとすると、Si=…=Sm=Sの時)、これを
N1,…,Nnで置き換えるわけであるが、ノードj(i≦j
≦m)がNk(1≦k≦n)の子孫ノードであれば、Sjは
Nkで置き換えられる(1043,1044)。
以上の処理をサーフエス情報の最後まで行い(104
5)、その結果のサーフエス情報と表示情報とから新し
くアンダーラインを引き直す。第1図(i)の状態で1
回のトツプダウンシフトを行つた状態は第1図(h)で
ある。更にトツプダウンシフトを繰返すことにより、最
後には第1図(j)の状態に至る。
次に、本発明を機械翻訳に適用した例を説明する。第
2図(b)は、本発明が適用される翻訳装置の一例を示
す。この装置は、キーボード1、表示装置2、プロセツ
サ3、メインメモリ4、テキストメモリ5、及び辞書メ
モリ6からなる。メインメモリ4には、第3図(b)に
示すように、処理プログラム41、構文解析用規則42、画
面表示用プログラム43、ノード情報格納エリア44、校正
情報格納エリア45、コマンド格納エリア46の他に、訳文
生成用規則47、単語テーブルエリア48、中間語テーブル
エリア49及び表示用バツフアエリア50が用意されてい
る。第3図(a)におけるのと同じ符号は、基本的に同
一のものを表わす。単語テーブルエリア48は、第9図
(a)に示すように、入力単語テーブル481、品詞テー
ブル482及び訳語テーブル483を含む。中間語テーブルエ
リア49は、第9図(b)に示すように、入力単語列テー
ブル491、句構文子テーブル492及び句訳語テーブル493
を含む。
英和翻訳の場合を例にとり、原文テキストは予めテキ
ストメモリ5に格納されているとする。また、個々の単
語がテキストから切り分けられて、入力単語テーブル48
1に格納される。次いで、各単語について、辞書メモリ
6から品詞情報と訳語情報を取り出し、品詞テーブル48
2と訳語テーブル483にそれぞれ格納する処理が行われ
る。それから、構文解析用規則42に従い、テキストの構
文解析処理が行なわれる。構文解析結果の表示と校正
は、前述の実施例の場合と全く同様にして行われる。
第1図(e)及び第4図(a)に示されたような構文
解析結果をそのまま用いて翻訳処理が行われるとすれ
ば、“with the telescope"の句は“the man"を修飾す
るように解釈される結果、“望遠鏡を持つた公園の男”
という訳文が得られるであろう。そこで、前述のよう
に、ブレイク操作とそれに続く何回かのコネクト操作を
施して、第1図(f)〜(i)のように校正すれば、第
4図(b)に示されるような構文が得られ、“with the
telescope"は、“the man"ではなく、“saw"を修飾す
ることになり、この状態で翻訳処理を行なえば、“望遠
鏡で公園の男を見た”という訳文が得られるはずであ
る。
続いて、校正が終了したノード情報をもとに、句単語
でまとめられた単語列を中間語テーブルエリア49内の入
力単語列テーブル491に格納し、各句に対して構文解析
用規則に従い構文子を付与し、句構文子テーブル492に
格納する。次に、訳文生成用規則に従い、各句に対し
て、単語テーブル48内の訳語テーブル483に格納されて
いる訳語を結びつけ、句訳語テーブル493に格納する。
この状態での中間語テーブルの内容を第9図(b)に示
す。更に、該中間語テーブルをもとに、訳文生成用規則
により句の順序を日本語に適するように並べ替え、必要
な助詞等を補いながら結びつけていくことにより、訳文
が生成され、表示用バツフアエリア50に格納される。こ
の状態における表示用バツフアエリア50の内容を第9図
(c)に示し、この訳文が原文と並んで表示された表示
画面を第1図(k)に示す。すなわち、第5図(a)の
ノード情報で示される構文解析結果をそのまま用いれ
ば、“私は、望遠鏡を持つた公園の男を見た”という、
誤つた訳文が得られるべきところを、校正により、“私
は、望遠鏡で、公園の男を見た”という、正しい訳文が
得られる。
以上に説明した実施例では、コネクト処理の範囲を、
カーソルとマークキーで挾むことによつて指示するが、
それに代えて、常に隣接する2個のノードがコネクトさ
れるものとした上で、カーソルでそれらの適当な位置を
指定すればよいように設計すれば、校正操作が簡略化さ
れる。また、表示されるテキストの行間スペースが充分
ある場合には、第10図(a)のように、全段階の構文解
析結果を表示してもよく、あるいは、第10図(b)のよ
うに、一定数の段階の結果だけを表示してもよい。これ
らの場合でも、解析木を表示するよりは、表示に必要な
スペースはずつと小さくてすむ。
更に、色分けを併用すれば、一層便利である。例え
ば、第10図のように、複数段階の構文解析結果を複数組
のアンダーラインで同時に表示する場合に、句、節など
の構文レベルの違いを色によつて区別することができ、
あるいは、前置詞句の格(時間を表わす時間格、場所を
表わす場所格など)に関する意味上の違いを色によつて
区別してもよい。このような色分け表示の併用は、表示
された構文解析結果の理解を容易にする。特に翻訳処理
の場合、意味上の違いの色分け表示は、効果的である。
例えば、“in"で始まる前置詞句には、時間を表わす場
合や場所を表わす場合など、種々あるが、それらの格の
違いが色の違いで表示されれば、翻訳結果に生じうべき
意味上の誤りを未然に発見して、色の変更などの方法に
より直ちに修正することができる。例えば、“in June"
が場所格の色で表示されていれば、その訳は“6月で”
となるであろうか、これを時間格の色に修正することに
より、“6月に”という正しい訳を得ることができる。
色分けは、翻訳アルゴリズムが構文解析や意味解析から
自動的に判定できる範囲のものものでよい。
また、ノードの表示形態としては、アンダーラインの
他に、枠囲い、色又は輝度の変化・反転など、字間及び
行間スペースの実質的変更を伴わない限り、任意の識別
表現を用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、テキストの字間及び行間を変えるこ
となく、構文解析結果を任意の段階で表示・校正するこ
とができ、解析木表示のような広いスペースを必要とし
ない。したがつて、長い文や複数の文の構文解析結果を
テキストと共に一度に表示し、校正することが可能であ
り、その結果、チエツク及び校正の能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による表示画面を例示する図、第2図は
本発明が適用される自然言語処理装置の2つの例を示す
ブロツクダイヤグラム、第3図は第2図の装置における
メインメモリの領域割付けを示す模式図、第4図は構文
解析結果を表わす解析木の図、第5図は第3図における
ノード情報格納エリアの内容を例示する模式図、第6図
は第3図における校正情報格納エリアの内容を例示する
模式図、第7図は構文解析結果の部分的修正と表示の部
分的固定を説明するための解析木の図、第8図は本発明
の一実施例のフローチヤート、第9図は翻訳装置のメイ
ンメモリのいくつかの領域の内容を示す模式図、第10図
は表示画面の他の例を示す図である。 1……キーボード、2……表示装置、3……プロセツ
サ、4……メインメモリ、5……テキストメモリ、6…
…辞書メモリ、101……指令情報取込過程、103,104……
表示段階変更処理過程、105……表示段階固定過程、106
……表示段階固定解除過程、107,108……構文解析結果
情報修正過程、109……アンダライン表示過程。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置と制御情報入力装置とデータ処理
    装置とを備え、自然言語で表現されたテキストに対して
    構文解析を含む言語処理を行う装置において、テキスト
    の構文を複数の段階において解析して各段階における構
    文上の成分に対応する前記テキストの各部分をノードと
    して識別する情報を含む構文解析結果情報を生成する構
    文解析過程の後に、前記構文解析結果情報に基づいて少
    くとも1つの段階における構文解析結果の各ノードを前
    記テキスト上の識別表現として前記表示装置に表示する
    過程と、表示されるノードが対応する構文解析段階を前
    記制御情報入力装置からの指令信号に応じて変更する表
    示段階変更過程とを有する、構文解析結果の表示のため
    の制御方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲1において、その表示段階
    変更過程は、前記テキストの指定された部分について、
    表示されるノードが対応する構文解析段階をある指令情
    報に応じて固定する過程とその固定を他の指令情報に応
    じて解除する過程とを含む、構文解析結果の表示のため
    の制御方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲1又は2において、そのテ
    キスト上の識別表現は前記テキストに付されたアンダー
    ラインである、構文解析結果の表示のための制御方法。
  4. 【請求項4】表示装置と制御情報入力装置とデータ処理
    装置とを備え、自然言語で表現されたテキストに対して
    構文解析を含む言語処理を行う装置において、テキスト
    の構文を複数の段階において解析して各段階における構
    文上の成分に対応する前記テキストの各部分をノードと
    して識別する情報を含む構文解析結果情報を生成する構
    文解析過程の後に、前記構文解析結果情報に基づいて少
    くとも1つの段階における構文解析結果の各ノードを前
    記テキスト上の識別表現として前記表示装置に表示する
    過程と、前記制御情報入力装置からの第1の指令情報に
    応じて前記テキストの指定された部分について表示され
    るノードが対応する構文解析段階を固定する過程と、前
    記段階を固定された部分を除き表示されるノードが対応
    する構文解析段階を前記制御情報入力装置からの第2の
    指令情報に応じて変更する過程と、表示されたノードの
    少くとも1つが関連するノード構成を変更するように前
    記構文解析結果情報を前記制御情報入力装置からの第3
    の指令情報に応じて変更する構文修正過程とを有する、
    構文解析結果の表示及び校正のための制御方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲4において、その構文修正
    過程は、指定された複数のノードからなる単一のノード
    をある指令情報に応じて形成する過程と、指定されたノ
    ードとそれより上位のノードを他の指令情報に応じて無
    効にする過程の少くとも一方を含む、構文解析結果の表
    示及び校正のための制御方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲4又は5において、そのテ
    キスト上の識別表現は前記テキストに付されたアンダー
    ラインである、構文解析結果の表示及び校正のための制
    御方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲4、5又は6において、そ
    の言語処理装置は翻訳装置である、構文解析結果の表示
    及び校正のための制御方法。
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