JP2967518B2 - 杭打ち位置の視認方法 - Google Patents

杭打ち位置の視認方法

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JP2967518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の基礎とな
るコンクリートパイルなどの杭を地中に打ち込むための
杭打ち位置の視認方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の基礎となるコンクリートパイル
などの杭は、地面の所定の位置に打ち込まねばならな
い。このため、地面の杭打ち位置には、予め測量などを
行って杭打ち位置の目印となる杭芯棒が立設されてい
る。コンクリートパイルなどの杭は相当の重量と長さを
有しており、杭打ちを行う前に、地面に杭打ち孔を掘削
しなければならない。
【0003】杭打ち孔の掘削は、作業車により行われ
る。作業車のクレーンには地面掘削用スクリューなどの
掘削装置が装備されており、スクリューを直立させて回
転させながら下降させることにより、地面に垂直な杭打
ち孔を掘削し、その後、杭打ち孔内にコンクリートパイ
ルなどの杭を打ち込むようになっている。
【0004】上述のように杭打ち孔は作業車のスクリュ
ーにより掘削するが、この場合、所定の杭打ち位置を垂
直に掘削しなければならない。そこで従来、作業車のス
クリューで正しく杭打ち孔を掘削するために、トランシ
ットを用いて杭打ち位置を確認する方法や、作業者が杭
打ち位置で杭芯棒を手に持ってスクリューの位置合わせ
を行う方法などが採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらトランシ
ットの取り扱いには熟練を要するものであり、また熟練
者であってもかなりの時間と労力を要するものであっ
た。また雨天の場合にはトランシットの使用は困難もし
くは不可能であり、更にはトランシットはきわめて高価
であり、コスト的にもかなり不利なものであった。
【0006】また作業者が杭打ち位置で杭芯棒を手に持
つ方法は、頭上から落下物が落下してくるおそれがある
などかなりの危険をともなうものであった。またこの方
法では、作業者が手に持つ杭芯棒はふらつきやすく、杭
芯棒を鉛直に保持しておくことは困難であるため、掘削
位置が微妙に狂いやすいものであった。
【0007】したがって本発明は、簡易な手段で杭打ち
位置を正確に視認できる杭打ち位置の視認方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】 本発明の杭打ち位置の視
認方法は、地面に立設された杭芯棒に対して視認方向を
異ならせて、視認ユニットの認識マークとターゲットと
杭芯棒が鉛直線上で合致するようにフレームの回転位置
を調整した後、杭芯棒を地面から引き抜き、次に作業車
に備えられた掘削装置の地面掘削用スクリューが前記視
認マークおよび前記ターゲットと合致するように地面掘
削用スクリューの位置調整を行う。
【0014】
【作用】上記構成の発明によれば、視認ユニットを通
してターゲットと杭芯棒やスクリューを視認するという
簡単な方法により、所定の杭打ち位置にスクリューで垂
直に杭打ち孔を掘削することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1の杭打ち位置の視認装置の斜視図、図2
は同杭打ち位置の視認装置を使用中の平面図、図3は同
側面図、図4および図5は視認ユニットの正面図、図6
(a)は杭芯棒の側面図、図6(b)は作業車の掘削装
置のスクリューの側面図である。
【0016】まず、図1を参照して、杭打ち位置の視認
装置の構造を説明する。図1において、1は脚体となる
三脚であり、長板状の水平なフレーム2を水平回転自在
に支持している(矢印A)。3は持ち運び用の把手であ
る。
【0017】フレーム2の一端部にはポール4が上下動
自在に立設されている(矢印B)。ポール4の下部には
円筒形の透明な容器5が装着されている。容器5内には
油などの液体が貯溜されている。ポール4の上端部には
アーム6が取り付けられており、アーム6にはおもり8
が糸状体7で懸吊されており、これにより糸状体7は垂
直に張設されている。おもり8は容器5内の液体中に懸
吊されている。液体は、殊に風の強い日に容器5内でお
もり8が不要にふらつくのを防止する。勿論、糸状体7
が風などでふらつくおそれがないときは、容器5内の液
体は不要であり、また容器5を取りはずしてもよく、こ
の容器5は必ずしも必要なものではない。この糸状体7
は、視認ユニット10(後述)のターゲットとなるもの
である。
【0018】図1において、フレーム2の他端部にはポ
ール9が上下動自在に立設されている(矢印C)。ポー
ル9の上端部には視認ユニット10が設けられている。
視認ユニット10はポール9を中心に水平回転自在にな
っている(矢印D)。図4において、視認ユニット10
は、リング11の内部に視認マークとしての十字縦線1
2と十字横線13を十字状に配設して構成されており、
十字横線13には横方向にピッチをおいて目盛aが付さ
れている。なおリング11は互いに重ね合わされた円板
状の2枚のガラス板やレンズなどの透明板14を抱持し
ており、十字縦線12と十字横線13は2枚の透明板1
4の間に挟まれている。図4において、リング11は、
ポール9の上端部に設けられた台座15上の垂直な回転
軸16に矢印D方向に水平回転自在に設けられている。
なお図4では、十字縦線12は糸状体7に重なってい
る。
【0019】次に、この視認装置を用いた杭打ち位置の
視認方法について説明する。図2および図3は、視認装
置で地面に立設された杭芯棒20を視認している様子を
示している。杭芯棒20は測量結果に基づいて、杭打ち
を行う位置に予め立設されている。
【0020】図2に示すように、2台の視認装置を平面
視して90°の角度で設置し、各々の視認装置で杭芯棒
20を視認する。図3はこの視認の様子を示している。
作業者は視認装置の後側に位置し、ポール4,9を上げ
下げして糸状体7と視認ユニット10の高さを視認しや
すい高さに調整し(矢印B,C)、またフレーム2と視
認ユニット10を水平回転させ(矢印A,D)、十字縦
線12と糸状体7と杭芯棒20が同一鉛直線上に重なっ
て合致するようにする。なお図2に示す例では、2台の
視認装置を用いて2方向から視認しているが、1台の視
認装置を用い、この視認装置の位置を変えて2方向から
前後2回視認するようにしてもよい。
【0021】図4は、このときの視認ユニット10を示
している。上記した操作を、図2に示す2方向から行
う。これは、図3において鎖線で示すように、杭芯棒2
0が視認方向(前後方向)に傾いている場合の誤差発生
を防止するためである。なお図2に示す2台あるいは前
後2回の視認装置の設置角度は、理論上は90°が望ま
しいが、少々の角度の狂いがあっても実際上は支障ない
ものであり、要は視認方向を異ならせて2方向から視認
すればよい。
【0022】以上のようにして杭芯棒20の位置を視認
したならば、次にスクリューによる杭打ち位置の掘削を
行う。図6(a)は、杭打ち位置に杭芯棒20を立設し
ている状態を示しており、また図6(b)は上記視認作
業が終了し、杭芯棒20を地面から引き抜いて、引き抜
き位置をスクリュー21で掘削する様子を示している。
図中、Pが杭芯棒20の引き抜き位置である。またこの
スクリュー21は、作業車(図示せず)のクレーンに保
持された掘削装置に備えられたものである。
【0023】この場合も、図2および図3の場合と同様
に、作業者は視認ユニット10の後側に位置し、2方向
からスクリュー21を視認する。そして作業者は、作業
車の運転者にスクリュー21のセンターが糸状体7およ
び十字縦線12と同一鉛直線上になって合致するように
スクリュー21の位置調整指令を出す。運転者はこの指
令に基づいて作業車を操作し、スクリュー21のセンタ
ーを糸状体7および十字縦線12に合わせる。図5は、
スクリュー21のセンターが糸状体7および十字縦線1
2と鉛直線上で重なった状態を示している。なお図4お
よび図5において、十字横線13の目盛aは杭芯棒20
やスクリュー21の外形からそのセンター位置を目測で
確認するために形成されたものであり、これによりこれ
らのセンター位置合わせを正確に行うことができる。
【0024】以上のようにしてスクリュー21の位置調
整をしたならば、運転者は作業車を操作し、スクリュー
21を回転させながら垂直に下降させ(図6(b)の矢
印E)、地面を掘削する。そして掘削が終了したなら
ば、コンクリートパイルなどの杭を掘削孔に打ち込む。
【0025】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2の視認ユニットの正面図である。この視認ユニット
30は、認識マークとしての十字形のセンターマーク3
1と同心円マーク32を有している。これらのマーク3
1,32も、2枚の透明板14の間に挟まれている。
【0026】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3の視認ユニットの正面図である。この視認ユニット
40は、リングの内部に視認マークとしてのスポット形
のセンターマーク41と同心円マーク42を有してい
る。これらのマーク41,42も透明板14の間に挟ま
れている。図7および図8の視認ユニットも、上記実施
の形態1と同様に使用することができる。以上のように
視認ユニットは様々な設計変更が可能である。なお十字
縦線、十字横線、マーク31,32,41,42などは
透明板の表面に刻印したり描いたりして形成してもよ
い。
【0027】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4の杭打ち位置の視認装置の斜視図である。図1と同
じ部材には同一符号を付している。フレーム2の一端部
には棒状体16が垂直に立設されている。この棒状体1
6は上記糸状体7に替わるものであって、視認ユニット
10のターゲットとなる。この実施の形態4の視認装置
の取り扱い方法は実施の形態1と同様である。このよう
に視認ユニットのターゲットとしては様々なものを用い
ることができるが、何れにしても糸状体や棒状体などの
線状体が望ましい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
易な方法で杭打ち位置を簡単かつ正確に視認し、杭を正
しく地中に打ち込むことができる。また視認装置の構造
や取り扱いも簡単であり、初心者でも容易に取り扱うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の杭打ち位置の視認装置の斜視図
【図2】実施の形態1の杭打ち位置の視認装置を使用中
の平面図
【図3】実施の形態1の杭打ち位置の視認装置を使用中
の側面図
【図4】実施の形態1の視認ユニットの正面図
【図5】実施の形態1の視認ユニットの正面図
【図6】(a)実施の形態1の杭芯棒の側面図 (b)実施の形態1の作業車の掘削装置のスクリューの
側面図
【図7】実施の形態2の視認ユニットの正面図
【図8】実施の形態3の視認ユニットの正面図
【図9】実施の形態4の杭打ち位置の視認装置の斜視図
【符号の説明】
1 三脚 2 フレーム 5 容器 7 糸状体 8 おもり 10,30,40 視認ユニット 12 十字縦線 13 十字横線 16 棒状体 20 杭芯棒 21 スクリュー 31,41 センターマーク 32,42 同心円マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14 E02D 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚体と、脚体上に水平回転自在に支持さ
    れたフレームと、フレームの一端部側に設けられた垂直
    なターゲットと、前記フレームの他端部側に設けられて
    ターゲットを視認する視認マークを有する視認ユニット
    から成る視認装置を用いた杭打ち位置の視認方法であっ
    て、地面に立設された杭芯棒に対して視認方向を異なら
    せて、前記視認ユニットの視認マークと前記ターゲット
    と前記杭芯棒が合致するように前記フレームの回転位置
    を調整した後、前記杭芯棒を地面から引き抜き、次に作
    業車に備えられた掘削装置の地面掘削用スクリューが前
    記視認マークおよび前記ターゲットと合致するように地
    面掘削用スクリューの位置調整を行うことを特徴とする
    杭打ち位置の視認方法。
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