JP2967141B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents
日焼け止め化粧料Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、耐水性、耐汗性及び耐油性に優れた日焼け
止め化粧料に関するものである。
止め化粧料に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕 最近、日焼けを健康美の表現としてあるいはファッシ
ョンとしての意識がある若年層を中心に、積極的に日焼
けしたいと考える人が多くなってきており、日焼け止め
用又は日焼け用の化粧料が種々開発されている。
ョンとしての意識がある若年層を中心に、積極的に日焼
けしたいと考える人が多くなってきており、日焼け止め
用又は日焼け用の化粧料が種々開発されている。
また、近年、紫外線から肌を保護する意識が高まり、
化粧料中にひぶくれ・紅斑等の原因となる紫外線(波長
290nm〜320nm)を吸収する紫外線吸収剤が配合されるよ
うになってきた。
化粧料中にひぶくれ・紅斑等の原因となる紫外線(波長
290nm〜320nm)を吸収する紫外線吸収剤が配合されるよ
うになってきた。
しかし、ほとんどの紫外線吸収剤は皮膚刺激性を有す
るものであり、その紫外線吸収効果とは反対に、多量に
配合した製品を繰り返し使用すると皮膚に炎症を起こし
たり、皮膚を変色させたりすることがある。
るものであり、その紫外線吸収効果とは反対に、多量に
配合した製品を繰り返し使用すると皮膚に炎症を起こし
たり、皮膚を変色させたりすることがある。
さらに、従来の日焼け止め化粧料は耐水性、耐汗性及
び耐油性が不十分で、水中に入った場合、多量に汗をか
いた場合などに流れ落ちやすく、再塗布を忘れたときな
ど思わぬ炎症の原因となったり、基剤である油分が水に
溶け出し易く水汚染の原因になるという欠点があった。
び耐油性が不十分で、水中に入った場合、多量に汗をか
いた場合などに流れ落ちやすく、再塗布を忘れたときな
ど思わぬ炎症の原因となったり、基剤である油分が水に
溶け出し易く水汚染の原因になるという欠点があった。
このような問題を解決するために、ポリオルガノシロ
キサンを配合する試みはいろいろ行われている。しかし
ながら、これらの従来のエアゾール化粧料に用いられて
いるものは、鎖状のポリジオルガノシロキサンやR3SiO
0.5単位とSiO2単位から成るシロキサン(Rは1価の有
機基)等を配合したものであり、これではまだ撥水性付
与は十分でなかった。
キサンを配合する試みはいろいろ行われている。しかし
ながら、これらの従来のエアゾール化粧料に用いられて
いるものは、鎖状のポリジオルガノシロキサンやR3SiO
0.5単位とSiO2単位から成るシロキサン(Rは1価の有
機基)等を配合したものであり、これではまだ撥水性付
与は十分でなかった。
本発明の目的は、優れた耐水性と耐汗性により、塗布
した化粧料の持続性が良好で、即ち繰り返し化粧料を塗
布する必要がなく紫外線吸収剤による刺激が抑えられ、
過度の日焼けによる炎症を防止しながら、且つさらっと
した感触を有する日焼け止め化粧料を得ることである。
した化粧料の持続性が良好で、即ち繰り返し化粧料を塗
布する必要がなく紫外線吸収剤による刺激が抑えられ、
過度の日焼けによる炎症を防止しながら、且つさらっと
した感触を有する日焼け止め化粧料を得ることである。
本発明者らは、このような欠点を克服するため鋭意研
究の結果、特殊なシリコーン樹脂を配合することにより
上記目的が達成されることを見出し、ここに本発明をな
すに至った。
究の結果、特殊なシリコーン樹脂を配合することにより
上記目的が達成されることを見出し、ここに本発明をな
すに至った。
即ち本発明は、(a)実質的に一般式 (ここで、Rは置換もしくは非置換の同一又は異種の一
価炭化水素基、Xは水酸基又は加水分解性基、nは10〜
20,000の整数)で示されるポリジオルガノシロキサン
(以下、成分(a)とする)の一種又は二種以上と (b)式R3SiO0.5で示されるシロキサン単位及び式SiO2
で示されるシロキサン単位からなる共重合体(ここで、
Rは置換もしくは非置換の同一又は異種の一価炭化水素
基)で、1分子中にケイ素原子に結合した水酸基もしく
は加水分解性基を少なくとも1個有するポリオルガノシ
ロキサン(以下、成分(b)とする)の一種又は二種以
上 とを縮合させることにより得られる有機シリコーン樹脂
を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料である。
価炭化水素基、Xは水酸基又は加水分解性基、nは10〜
20,000の整数)で示されるポリジオルガノシロキサン
(以下、成分(a)とする)の一種又は二種以上と (b)式R3SiO0.5で示されるシロキサン単位及び式SiO2
で示されるシロキサン単位からなる共重合体(ここで、
Rは置換もしくは非置換の同一又は異種の一価炭化水素
基)で、1分子中にケイ素原子に結合した水酸基もしく
は加水分解性基を少なくとも1個有するポリオルガノシ
ロキサン(以下、成分(b)とする)の一種又は二種以
上 とを縮合させることにより得られる有機シリコーン樹脂
を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料である。
本発明に用いられる(a)のポリジオルガノシロキサ
ンは、実質的に両末端に水酸基又は加水分解性基を有す
るものである。加水分解性基としては、アルコキシ基、
ケトオキシム基、アミノキシ基などの縮合反応性基が例
示されるが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基などのアルコキシ基が一般的である。これは
実質的に直鎖状のものであるが、分岐状が10%以内含ま
れていてもよい。又、平均重合度nは10〜20,000のもの
で、分子量でいうと約700〜1,500,000に相当するもので
ある。
ンは、実質的に両末端に水酸基又は加水分解性基を有す
るものである。加水分解性基としては、アルコキシ基、
ケトオキシム基、アミノキシ基などの縮合反応性基が例
示されるが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基などのアルコキシ基が一般的である。これは
実質的に直鎖状のものであるが、分岐状が10%以内含ま
れていてもよい。又、平均重合度nは10〜20,000のもの
で、分子量でいうと約700〜1,500,000に相当するもので
ある。
本発明に用いられる有機シリコーン樹脂の原料となる
成分(b)は、当業者によく知られているものであっ
て、これは例えばSiO2単位を構成する水ガラス、オルソ
エチルシリケート、エチルポリシリケートの少なくとも
一種と、R1 3SiO0.5単位を構成するトリメチルクロロシ
ラン、トリメチルメトキシシラン、トリフェニルクロロ
シラン、フェニルジメチルメトキシシラン、ジメチルビ
ニルクロロシラン、ジメチルビニルメトキシシランなど
のシランの少なくとも一種とを共加水分解縮合させるこ
とにより得られる。式R3SiO0.5で示されるシロキサン単
位と式SiO2で示されるシロキサン単位のモル比が0.5〜
1.0であり、1分子中にケイ素原子に結合した水酸基又
は加水分解性基を少なくとも1個有する共重合体で、平
均分子量は約2,000〜3,000を有することが望ましい。
成分(b)は、当業者によく知られているものであっ
て、これは例えばSiO2単位を構成する水ガラス、オルソ
エチルシリケート、エチルポリシリケートの少なくとも
一種と、R1 3SiO0.5単位を構成するトリメチルクロロシ
ラン、トリメチルメトキシシラン、トリフェニルクロロ
シラン、フェニルジメチルメトキシシラン、ジメチルビ
ニルクロロシラン、ジメチルビニルメトキシシランなど
のシランの少なくとも一種とを共加水分解縮合させるこ
とにより得られる。式R3SiO0.5で示されるシロキサン単
位と式SiO2で示されるシロキサン単位のモル比が0.5〜
1.0であり、1分子中にケイ素原子に結合した水酸基又
は加水分解性基を少なくとも1個有する共重合体で、平
均分子量は約2,000〜3,000を有することが望ましい。
本発明の有機シリコーン樹脂は、(a)成分と(b)
成分とを部分縮合させたものである。この有機シリコー
ン樹脂を構成する成分(a)と成分(b)との比率は、
80:20乃至20:80が好ましい。この部分縮合反応は、無触
媒下あるいは塩基性触媒下で行われるが、塩基性触媒の
例としては、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等の金
属水酸化物、トリメチルアミン、ジエチルアミン等の脂
肪族アミン、アニリン、メチルアニリン等の芳香族アミ
ン及びオルガノアンモニウムハイドロオキサイド等の第
4級アンモニウム化合物等が挙げられる。
成分とを部分縮合させたものである。この有機シリコー
ン樹脂を構成する成分(a)と成分(b)との比率は、
80:20乃至20:80が好ましい。この部分縮合反応は、無触
媒下あるいは塩基性触媒下で行われるが、塩基性触媒の
例としては、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等の金
属水酸化物、トリメチルアミン、ジエチルアミン等の脂
肪族アミン、アニリン、メチルアニリン等の芳香族アミ
ン及びオルガノアンモニウムハイドロオキサイド等の第
4級アンモニウム化合物等が挙げられる。
本発明の有機シリコーン樹脂の配合量は日焼け止め化
粧料全量中の0.1〜50重量%である。0.1重量%未満では
十分な効果が得られず、50重量%を超えると低沸点溶媒
に溶解しにくくなる。
粧料全量中の0.1〜50重量%である。0.1重量%未満では
十分な効果が得られず、50重量%を超えると低沸点溶媒
に溶解しにくくなる。
本発明の日焼け止め化粧料は、通常、以下の溶媒を含
むものであり、室温で揮発する低沸点溶媒が用いられ
る。低沸点溶媒としては、低沸点鎖状シリコーン、環状
シリコーン、低沸点イソパラフィン系炭化水素、炭化水
素のフルオロクロル置換体などが好ましい。
むものであり、室温で揮発する低沸点溶媒が用いられ
る。低沸点溶媒としては、低沸点鎖状シリコーン、環状
シリコーン、低沸点イソパラフィン系炭化水素、炭化水
素のフルオロクロル置換体などが好ましい。
低沸点鎖状シリコーンは次の一般式で表され、具体的
にはヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロ
キサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペ
ンタシロキサンなどである。
にはヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロ
キサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペ
ンタシロキサンなどである。
(式中、pは0〜5の整数を表す。) 環状シリコーンは次の一般式で表され、具体的にはオ
クタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサ
ンなどである。
クタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサ
ンなどである。
(式中、qは3〜7の整数を表す。) 低沸点イソパラフィン系炭化水素としては、常温にお
ける沸点が50〜300℃の範囲にあるイソパラフィン系炭
化水素を挙げることができる。
ける沸点が50〜300℃の範囲にあるイソパラフィン系炭
化水素を挙げることができる。
また、炭化水素のフルオロクロル置換体としては、ト
リクロロトリフロロエタンやテトラクロロジフロロエタ
ンなどを挙げることができる。
リクロロトリフロロエタンやテトラクロロジフロロエタ
ンなどを挙げることができる。
上記低沸点溶媒は任意の1種又は2種以上を用いるこ
とができ、合計の配合量は日焼け止め化粧料全量中の99
重量%以下であり、好ましくは10〜90重量%である。
とができ、合計の配合量は日焼け止め化粧料全量中の99
重量%以下であり、好ましくは10〜90重量%である。
上記成分に加えてエタノール、IPA等の低級アルコー
ルを添加してもよい。更に、本発明に添加できる成分と
してシリコーン誘導体があり、例えば鎖状ジメチルシリ
コーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、ポリ
エーテル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーン
オイル、エポキシ変性シリコーンオイル、フッ素変性シ
コーンオイルなどの任意の成分を1種又は2種以上が添
加できる。
ルを添加してもよい。更に、本発明に添加できる成分と
してシリコーン誘導体があり、例えば鎖状ジメチルシリ
コーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、ポリ
エーテル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーン
オイル、エポキシ変性シリコーンオイル、フッ素変性シ
コーンオイルなどの任意の成分を1種又は2種以上が添
加できる。
このシリコーン誘導体は、有機シリコーン樹脂皮膜の
改質のために有効である。樹脂皮膜の改質に低分子量の
可塑剤を添加することはよく知られているが、従来の可
塑剤であるフタール酸誘導体、高級アルコールポリオキ
シエチレンエーテルは相溶性の点から不適当である。そ
の点、シリコーン誘導体は有機シリコーン樹脂系の相溶
性がよく、樹脂皮膜を効果的に可塑化し、皮膚への接着
性を強め、平滑性を失わず、べたつかない理想的な皮膜
を得ることができる。
改質のために有効である。樹脂皮膜の改質に低分子量の
可塑剤を添加することはよく知られているが、従来の可
塑剤であるフタール酸誘導体、高級アルコールポリオキ
シエチレンエーテルは相溶性の点から不適当である。そ
の点、シリコーン誘導体は有機シリコーン樹脂系の相溶
性がよく、樹脂皮膜を効果的に可塑化し、皮膚への接着
性を強め、平滑性を失わず、べたつかない理想的な皮膜
を得ることができる。
これらシリコーン誘導体の配合量は、日焼け止め化粧
料全量中99重量%以下である。99重量%を超えると有機
シリコーン樹脂が皮膜を形成しなくなるので、好ましく
ない。
料全量中99重量%以下である。99重量%を超えると有機
シリコーン樹脂が皮膜を形成しなくなるので、好ましく
ない。
本発明の剤型は任意であり、可溶化系、乳化系、粉末
分散系、油−水の2層系、油−水−粉末の3層系など、
いずれでも構わない。
分散系、油−水の2層系、油−水−粉末の3層系など、
いずれでも構わない。
乳化系の場合は、有機シリコーン樹脂を含む油相をノ
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面
活性剤あるいはそれらの混合物で乳化しているのが一般
的であるが、その際に、予め界面活性剤と水溶性多価ア
ルコールとの混合物を調製し、次いで油相と混合して乳
化組成物を得る方法が好ましい。
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面
活性剤あるいはそれらの混合物で乳化しているのが一般
的であるが、その際に、予め界面活性剤と水溶性多価ア
ルコールとの混合物を調製し、次いで油相と混合して乳
化組成物を得る方法が好ましい。
水溶性多価アルコールは分子内に2個以上の水酸基を
有する多価アルコールであり、具体的にはエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、グリセリン、ポリグリセリン(ジグリセリン、ト
リグリセリン、テトラグリセリン、ゼカグリセリンな
ど)、グルコース、マルチトール、ショ糖、フラクトー
スキシリトール、エリスリトール、デンプン分解糖還元
アルコールなどであり、これらのうちから1種又は2種
以上が任意に選択されて用いられる。
有する多価アルコールであり、具体的にはエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、グリセリン、ポリグリセリン(ジグリセリン、ト
リグリセリン、テトラグリセリン、ゼカグリセリンな
ど)、グルコース、マルチトール、ショ糖、フラクトー
スキシリトール、エリスリトール、デンプン分解糖還元
アルコールなどであり、これらのうちから1種又は2種
以上が任意に選択されて用いられる。
乳化化粧料の油相を構成する油としては、本発明にか
かる有機シリコーン樹脂の他に次のような油を挙げるこ
とができる。
かる有機シリコーン樹脂の他に次のような油を挙げるこ
とができる。
即ち、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ
油、綿実油などの油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルナ
バロウなどのロウ油、流動パラフィン、スクワラン、ワ
セリン、揮発性イソパラフィンなどの炭化水素油、脂肪
酸類、アルコール類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸
イソプロピルなどのエステル油、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン
油、シリコーン樹脂など、化粧料で一般的に用いられる
油である。
油、綿実油などの油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルナ
バロウなどのロウ油、流動パラフィン、スクワラン、ワ
セリン、揮発性イソパラフィンなどの炭化水素油、脂肪
酸類、アルコール類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸
イソプロピルなどのエステル油、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン
油、シリコーン樹脂など、化粧料で一般的に用いられる
油である。
上記成分の一般的な配合量は、界面活性剤が日焼け止
め化粧料全量中の0.5〜10重量%、有機シリコーン樹脂
を含む油相が20〜80重量%であり、予め界面活性剤と水
溶性多価アルコールとの混合物を調製して油相と混合し
て乳化組成物を得る方法の場合は、界面活性剤が1〜20
重量%、有機シリコーン樹脂を含む油相が10〜70重量
%、水溶性多価アルコールが化粧料全量中の5〜30重量
%で界面活性剤に対して50〜90重量%程度にするのが好
ましい。
め化粧料全量中の0.5〜10重量%、有機シリコーン樹脂
を含む油相が20〜80重量%であり、予め界面活性剤と水
溶性多価アルコールとの混合物を調製して油相と混合し
て乳化組成物を得る方法の場合は、界面活性剤が1〜20
重量%、有機シリコーン樹脂を含む油相が10〜70重量
%、水溶性多価アルコールが化粧料全量中の5〜30重量
%で界面活性剤に対して50〜90重量%程度にするのが好
ましい。
なお、乳化化粧料の乳化形式としては、油中水型又は
水中油型のいずれでもあり得るが、本発明の効果である
撥水性を失わないように調製することが望ましい。
水中油型のいずれでもあり得るが、本発明の効果である
撥水性を失わないように調製することが望ましい。
本発明の日焼け止め化粧料には上記の必須構成成分に
加えて、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的・
質的範囲で、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、ビタ
ミン、ホルモンなどの薬剤、香料を配合してもよい。
加えて、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的・
質的範囲で、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、ビタ
ミン、ホルモンなどの薬剤、香料を配合してもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。例中の
配合量はすべて重量%である。
本発明はこれによって限定されるものではない。例中の
配合量はすべて重量%である。
参考例 表1に示す(a)成分と(b)成分の50%トルエン溶
液を、(a)成分と(b)成分の重量比((a)/
(b))で配合した後、(a)成分100部に対し水酸化
ナトリウム0.002部を縮合触媒として加え、トルエン還
流下に加熱撹拌しながら縮合反応を行い、有機シリコー
ン樹脂I〜IVを得た。
液を、(a)成分と(b)成分の重量比((a)/
(b))で配合した後、(a)成分100部に対し水酸化
ナトリウム0.002部を縮合触媒として加え、トルエン還
流下に加熱撹拌しながら縮合反応を行い、有機シリコー
ン樹脂I〜IVを得た。
一方、比較用ポリシロキサンとして以下のものを用意
した。
した。
P1=式(a)においてR及びX;メチル基、n=7000 P2=式(a)においてR;メチル基、X;水酸基、n=5000 P3=P2と(CH3)3SiO0.5/SiO2=0.7、重合度2500との30
/70混合体 実施例1〜4、比較例1〜3 表2に示す組成で各種日焼け止め液状化粧料を調製し
た。
/70混合体 実施例1〜4、比較例1〜3 表2に示す組成で各種日焼け止め液状化粧料を調製し
た。
実施例1〜4、比較例1〜3の日焼け止め化粧料を透
明な石英ガラス板に塗布厚5μ用のアプリケーターで塗
布し、分光光度計で波長308nmの吸光度を測定した。吸
光度からSPF値(サンケア指数)を測定した。
明な石英ガラス板に塗布厚5μ用のアプリケーターで塗
布し、分光光度計で波長308nmの吸光度を測定した。吸
光度からSPF値(サンケア指数)を測定した。
又、耐水性の評価として以下のような実験を行った。
1. 腕に試料を塗布した直後と、一定流水で水洗した後
での紫外線吸収剤量をエタノールによる抽出で定量し、
紫外線吸収剤の残存率(%)を求めた。
での紫外線吸収剤量をエタノールによる抽出で定量し、
紫外線吸収剤の残存率(%)を求めた。
2. 各試料を背中に塗布し、真夏に2時間海水浴をして
試料を塗布した部分の24時間後の日焼けの評価を紅斑の
程度で評価した。
試料を塗布した部分の24時間後の日焼けの評価を紅斑の
程度で評価した。
これらの結果を表2に合わせて示す。
〔発明の効果〕 本発明の日焼け止め化粧料は特定の有機シリコーン樹
脂が配合されているので、優れた耐水性と耐汗性により
塗布した化粧料の持続性が良好で、繰り返し化粧料を塗
布する必要がなく紫外線吸収剤による刺激が抑えられ、
過度の日焼けによる炎症を防止しながら、且つさらっと
した感触を有するものである。
脂が配合されているので、優れた耐水性と耐汗性により
塗布した化粧料の持続性が良好で、繰り返し化粧料を塗
布する必要がなく紫外線吸収剤による刺激が抑えられ、
過度の日焼けによる炎症を防止しながら、且つさらっと
した感触を有するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】(a)実質的に一般式 (ここで、Rは置換もしくは非置換の同一又は異種の一
価炭化水素基、Xは水酸基又は加水分解性基、nは10〜
20,000の整数)で示されるポリジオルガノシロキサンの
一種又は二種以上と (b)式R3SiO0.5で示されるシロキサン単位及び式SiO2
で示されるシロキサン単位からなる共重合体(ここで、
Rは置換もしくは非置換の同一又は異種の一価炭化水素
基)で、1分子中にケイ素原子に結合した水酸基もしく
は加水分解性基を少なくとも1個有するポリオルガノシ
ロキサンの一種又は二種以上とを縮合させることにより
得られる有機シリコーン樹脂を含有することを特徴とす
る日焼け止め化粧料。 - 【請求項2】化粧料が低沸点溶媒を含有するものである
請求項1記載の日焼け止め化粧料。 - 【請求項3】低沸点溶媒が低沸点シリコーン、炭素数1
〜30の低沸点イソパラフィン系炭化水素、炭化水素のフ
ルオロクロル置換体から選ばれた1種以上の溶剤である
請求項2記載の日焼け止め化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25970790A JP2967141B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 日焼け止め化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25970790A JP2967141B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 日焼け止め化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04139121A JPH04139121A (ja) | 1992-05-13 |
JP2967141B2 true JP2967141B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=17337822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25970790A Expired - Lifetime JP2967141B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 日焼け止め化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967141B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2773064B1 (fr) | 1997-12-29 | 2000-05-05 | Oreal | Utilisation d'un solvant fluore volatil, en tant qu'agent accelerateur de sechage, dans des produits cosmetiques |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP25970790A patent/JP2967141B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04139121A (ja) | 1992-05-13 |
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