JP2966977B2 - 撮像装置 - Google Patents
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- JP2966977B2 JP2966977B2 JP3198324A JP19832491A JP2966977B2 JP 2966977 B2 JP2966977 B2 JP 2966977B2 JP 3198324 A JP3198324 A JP 3198324A JP 19832491 A JP19832491 A JP 19832491A JP 2966977 B2 JP2966977 B2 JP 2966977B2
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- signal
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Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に係り、特に実
質的にダイナミックレンジの広い撮像装置に関する。
質的にダイナミックレンジの広い撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像素子のダイナミックレンジを実質的
に拡大するために、露光時間の異なる複数の画像信号の
合成を行う撮像装置が公知である。
に拡大するために、露光時間の異なる複数の画像信号の
合成を行う撮像装置が公知である。
【0003】図6は特開平 1-165270 号公報に開示され
ている撮像装置の部分回路構成図である。
ている撮像装置の部分回路構成図である。
【0004】同図に示すように、1つフォトダイオード
と2つの出力スイッチからなる1つの画素SE(図中、
破線図示)に2つの垂直出力線を設け、所定の位相差を
もって走査される垂直シフトレジスタVL ,VR によっ
て、画素信号を読み出すことで、露光時間の異なる二つ
の画素信号を得ており、例えば垂直シフトレジスタVL
によりフォトダイオードから画素信号S2 を読み出し、
所定の時間Δt経過後に垂直シフトレジスタVR により
フォトダイオードから画素信号S1 を読み出すと、該画
素信号S1 は露光時間Δtの画素信号となる。次回に垂
直シフトレジスタVL により読み出される画素信号S2
′は1フレーム期間TからΔtを引いた時間の露光時
間の画素信号となる。かかる二つの画素信号を合成する
ことでダイナミックレンジの拡大を図ることができる。
と2つの出力スイッチからなる1つの画素SE(図中、
破線図示)に2つの垂直出力線を設け、所定の位相差を
もって走査される垂直シフトレジスタVL ,VR によっ
て、画素信号を読み出すことで、露光時間の異なる二つ
の画素信号を得ており、例えば垂直シフトレジスタVL
によりフォトダイオードから画素信号S2 を読み出し、
所定の時間Δt経過後に垂直シフトレジスタVR により
フォトダイオードから画素信号S1 を読み出すと、該画
素信号S1 は露光時間Δtの画素信号となる。次回に垂
直シフトレジスタVL により読み出される画素信号S2
′は1フレーム期間TからΔtを引いた時間の露光時
間の画素信号となる。かかる二つの画素信号を合成する
ことでダイナミックレンジの拡大を図ることができる。
【0005】また同様に、特開平 1-204579 号公報にも
MOS型撮像素子を利用した二つの画素信号出力方式の
撮像装置が示されている。
MOS型撮像素子を利用した二つの画素信号出力方式の
撮像装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様なMOS型撮像素子を用いた撮像装置の場合、一つの
画素には二つの出力スイッチと二つの垂直出力線が必要
となり、このために画素の有効開口部が小さくなり、感
度が低下するという問題がある。またMOS型撮像素子
は光電変換信号を読み出す時にフォトダイオードはクリ
アされるので、二つの異なる露光信号は別々に露光を行
う必要がある。
様なMOS型撮像素子を用いた撮像装置の場合、一つの
画素には二つの出力スイッチと二つの垂直出力線が必要
となり、このために画素の有効開口部が小さくなり、感
度が低下するという問題がある。またMOS型撮像素子
は光電変換信号を読み出す時にフォトダイオードはクリ
アされるので、二つの異なる露光信号は別々に露光を行
う必要がある。
【0007】なお、MOS型撮像素子で垂直出力線を一
本にすることも可能であるが、二ラインの画素信号を読
み出すことになるため、水平走査周波数が二倍になる問
題がある。
本にすることも可能であるが、二ラインの画素信号を読
み出すことになるため、水平走査周波数が二倍になる問
題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、非
破壊型の光電変換素子を有する画素が複数配列された撮
像装置において、リセット動作後、第1の蓄積時間が経
過した後に第1の読み出し動作を行い、各画素から蓄積
時間の短い画素信号を読み出す第1の信号読み出し系回
路と、前記リセット動作後、前記第1の蓄積時間より長
い第2の蓄積時間が経過した後に第2の読み出し動作を
行い、各画素から蓄積時間の長い画素信号を読み出す第
2の信号読み出し系回路と、前記第2の信号読み出し系
回路から出力された蓄積時間の長い画素信号の中に飽和
画素信号を検出した場合に、その画素信号を前記第1の
信号読み出し系回路から出力された蓄積時間の短い画素
信号と置換するスイッチ回路を含む信号処理回路と、を
具備し、前記各光電変換素子に接続された一つの信号出
力線に前記第1及び第2の信号読み出し系回路が接続さ
れていることを特徴とする。
破壊型の光電変換素子を有する画素が複数配列された撮
像装置において、リセット動作後、第1の蓄積時間が経
過した後に第1の読み出し動作を行い、各画素から蓄積
時間の短い画素信号を読み出す第1の信号読み出し系回
路と、前記リセット動作後、前記第1の蓄積時間より長
い第2の蓄積時間が経過した後に第2の読み出し動作を
行い、各画素から蓄積時間の長い画素信号を読み出す第
2の信号読み出し系回路と、前記第2の信号読み出し系
回路から出力された蓄積時間の長い画素信号の中に飽和
画素信号を検出した場合に、その画素信号を前記第1の
信号読み出し系回路から出力された蓄積時間の短い画素
信号と置換するスイッチ回路を含む信号処理回路と、を
具備し、前記各光電変換素子に接続された一つの信号出
力線に前記第1及び第2の信号読み出し系回路が接続さ
れていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の撮像装置は、露光時間の異なる複数の
画素信号を読み出し、露光時間の長い一の画素信号の中
から飽和画素信号を検出した場合に、該飽和画素信号を
露光時間のより短い該画素の非飽和画素信号と置換する
ことで、実質的にダイナミックレンジの拡大を図るもの
である。
画素信号を読み出し、露光時間の長い一の画素信号の中
から飽和画素信号を検出した場合に、該飽和画素信号を
露光時間のより短い該画素の非飽和画素信号と置換する
ことで、実質的にダイナミックレンジの拡大を図るもの
である。
【0010】本発明において、画素の光電変換素子が非
破壊型であるため、光電変換された電荷は信号読出し時
にも非破壊であり、各画素の電荷蓄積中に蓄積時間の短
い画素を読み出しても蓄積された電荷はほぼ非破壊で保
持され、その後さらに信号電荷の蓄積を続け、一定時間
後に蓄積時間の長い画素信号を読み出すことができる。
すなわち、二つの蓄積時間の異なる画素信号は別々に信
号電荷の蓄積を行う必要がない。
破壊型であるため、光電変換された電荷は信号読出し時
にも非破壊であり、各画素の電荷蓄積中に蓄積時間の短
い画素を読み出しても蓄積された電荷はほぼ非破壊で保
持され、その後さらに信号電荷の蓄積を続け、一定時間
後に蓄積時間の長い画素信号を読み出すことができる。
すなわち、二つの蓄積時間の異なる画素信号は別々に信
号電荷の蓄積を行う必要がない。
【0011】また本発明において、一つの画素について
一本の信号出力線を接続するとともに、該信号出力線に
独立した二つの信号読み出し系回路を接続し、この二つ
の信号読み出し系回路から二つの画素信号をそれぞれ出
力すれば、信号出力線を二本にする必要がなく、図6に
示した撮像装置よりも画素の有効開口部を大きくとるこ
とができ、感度を低下させることがない。また、独立し
た二つの信号読み出し系回路により読出されるため、水
平走査周波数を二倍にする必要もない。
一本の信号出力線を接続するとともに、該信号出力線に
独立した二つの信号読み出し系回路を接続し、この二つ
の信号読み出し系回路から二つの画素信号をそれぞれ出
力すれば、信号出力線を二本にする必要がなく、図6に
示した撮像装置よりも画素の有効開口部を大きくとるこ
とができ、感度を低下させることがない。また、独立し
た二つの信号読み出し系回路により読出されるため、水
平走査周波数を二倍にする必要もない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0013】図2は本発明の撮像装置の光電変換部及び
信号読出し回路部の一実施例の回路構成図である。な
お、ここでは説明の簡易化のため、9画素のみ示してい
る。
信号読出し回路部の一実施例の回路構成図である。な
お、ここでは説明の簡易化のため、9画素のみ示してい
る。
【0014】光電変換部の画素は、バイポーラ型の増幅
素子(光電変換素子)Tr、容量CB 、PMOSトラン
ジスタRTで構成されており、バイポーラ型の増幅素子
Trのベース領域に電荷を蓄積し、この蓄積された電荷
に対応する信号をエミッタ領域から出力する。ベース領
域には容量CB 及びPMOSトランジスタRTが接続さ
れ、ベース領域のベース電位は容量CB を介して制御さ
れ、またPMOSトランジスタRTを通してリセットさ
れる。各画素は、ランダムアクセス可能な垂直走査回路
(Vデコーダ)1によって選択され、画素のリセット動
作と画素信号の読み出し動作が行われる。垂直方向に位
置する各画素の出力端子はそれぞれ垂直出力線l1 、l
2 、l3 に共通接続されている。また垂直出力線l1 、
l2 、l3 にはそれぞれクリア用のMOSトランジスタ
MR1,MR2,MR3、二系統の転送用トランジスタM11〜
M14、M21〜M24、M31〜M34と、二系統の一時蓄積手
段CT11 ,CT12 、CT21 ,CT22 、CT31 ,CT32 と
が接続されている。従って、この二系統の一時蓄積手段
(例えば、CT11 ,CT12 )には二つの水平走査線の画
素信号を転送することができる。
素子(光電変換素子)Tr、容量CB 、PMOSトラン
ジスタRTで構成されており、バイポーラ型の増幅素子
Trのベース領域に電荷を蓄積し、この蓄積された電荷
に対応する信号をエミッタ領域から出力する。ベース領
域には容量CB 及びPMOSトランジスタRTが接続さ
れ、ベース領域のベース電位は容量CB を介して制御さ
れ、またPMOSトランジスタRTを通してリセットさ
れる。各画素は、ランダムアクセス可能な垂直走査回路
(Vデコーダ)1によって選択され、画素のリセット動
作と画素信号の読み出し動作が行われる。垂直方向に位
置する各画素の出力端子はそれぞれ垂直出力線l1 、l
2 、l3 に共通接続されている。また垂直出力線l1 、
l2 、l3 にはそれぞれクリア用のMOSトランジスタ
MR1,MR2,MR3、二系統の転送用トランジスタM11〜
M14、M21〜M24、M31〜M34と、二系統の一時蓄積手
段CT11 ,CT12 、CT21 ,CT22 、CT31 ,CT32 と
が接続されている。従って、この二系統の一時蓄積手段
(例えば、CT11 ,CT12 )には二つの水平走査線の画
素信号を転送することができる。
【0015】本実施例では、一時蓄積容量CT12 、CT2
2 、CT32 には長時間露光による画素信号を蓄積し、も
う一方の一時蓄積容量CT11 、CT21 、CT31 には短時
間露光による画素信号を蓄積する。これらの信号は出力
アンプをへて、外部へ出力信号S2 (長時間露光信
号),S1 (短時間露光信号)として出力される。図
中、φHS,φH1,φH2は水平走査回路(H.SR)2,
3を制御するパルス信号、φVnは垂直走査回路1を制御
するパルス信号、φHCは水平出力線をリセットするMO
Sトランジスタを制御するパルス信号、φCは垂直出力
線l1 、l2 、l3 をクリアするためのパルス信号、φ
T は各画素のエミッタから一時蓄積容量への信号転送を
制御するパルス信号である。
2 、CT32 には長時間露光による画素信号を蓄積し、も
う一方の一時蓄積容量CT11 、CT21 、CT31 には短時
間露光による画素信号を蓄積する。これらの信号は出力
アンプをへて、外部へ出力信号S2 (長時間露光信
号),S1 (短時間露光信号)として出力される。図
中、φHS,φH1,φH2は水平走査回路(H.SR)2,
3を制御するパルス信号、φVnは垂直走査回路1を制御
するパルス信号、φHCは水平出力線をリセットするMO
Sトランジスタを制御するパルス信号、φCは垂直出力
線l1 、l2 、l3 をクリアするためのパルス信号、φ
T は各画素のエミッタから一時蓄積容量への信号転送を
制御するパルス信号である。
【0016】図3は上記撮像装置の概略的なタイミング
図である。
図である。
【0017】同図において、f1 ,f2 ,・・・は水平
走査期間を、HBLKは水平ブランク期間を示す。Vn
,Vn+1 ,・・・は水平走査線を示す。
走査期間を、HBLKは水平ブランク期間を示す。Vn
,Vn+1 ,・・・は水平走査線を示す。
【0018】図中、Vn 線において、TR2は長時間露光
信号の読み出し期間であり、水平走査線の電位がミドル
レベル(例えばGND)からハイレベルに上昇すると、
バイポーラ型の増幅素子のベース領域のベース電位が上
昇し、ベース領域に蓄積された電荷に対応する信号がエ
ミッタから読み出される。TC1は水平走査線に接続され
た画素の一括リセット期間であり、水平走査線の電位が
ハイレベルからロウレベル(負電位)に低下するとPM
OSトランジスタRTは導通状態となってベース領域は
所定の電位にリセットされる。TC2は過渡リセット期間
であり、水平走査線の電位をロウレベルからハイレベル
に上昇させ、φC をハイレベル(不図示)としてベース
領域をエミッタに対して順バイアスとし、ベースに残留
する電荷をリセットする。TS1は短時間露光期間であ
り、水平走査線の電位をハイレベルからミドルレベルに
低下させると、ベース領域はエミッタに対して逆バイア
ス状態となり、蓄積状態となる。本実施例では、約2H
期間、即ち約1/800秒が露光時間である。TR1は1
/800秒露光後の画素信号の読み出し期間であり、水
平走査線の電位をミドルレベルからハイレベルに上昇さ
せることで、ベース領域をエミッタに対して順バイアス
状態として信号の読み出しを行ない、この信号は一時蓄
積容量CT11 〜CT31 に読出され、蓄積される。本実施
例の撮像装置は増幅型撮像素子であるので、光電変換信
号は非破壊の状態で、増幅信号を読出すことができる。
信号の読み出し期間であり、水平走査線の電位がミドル
レベル(例えばGND)からハイレベルに上昇すると、
バイポーラ型の増幅素子のベース領域のベース電位が上
昇し、ベース領域に蓄積された電荷に対応する信号がエ
ミッタから読み出される。TC1は水平走査線に接続され
た画素の一括リセット期間であり、水平走査線の電位が
ハイレベルからロウレベル(負電位)に低下するとPM
OSトランジスタRTは導通状態となってベース領域は
所定の電位にリセットされる。TC2は過渡リセット期間
であり、水平走査線の電位をロウレベルからハイレベル
に上昇させ、φC をハイレベル(不図示)としてベース
領域をエミッタに対して順バイアスとし、ベースに残留
する電荷をリセットする。TS1は短時間露光期間であ
り、水平走査線の電位をハイレベルからミドルレベルに
低下させると、ベース領域はエミッタに対して逆バイア
ス状態となり、蓄積状態となる。本実施例では、約2H
期間、即ち約1/800秒が露光時間である。TR1は1
/800秒露光後の画素信号の読み出し期間であり、水
平走査線の電位をミドルレベルからハイレベルに上昇さ
せることで、ベース領域をエミッタに対して順バイアス
状態として信号の読み出しを行ない、この信号は一時蓄
積容量CT11 〜CT31 に読出され、蓄積される。本実施
例の撮像装置は増幅型撮像素子であるので、光電変換信
号は非破壊の状態で、増幅信号を読出すことができる。
【0019】TS2はTS1に引き続いての長時間露光期間
であり、水平走査線の電位をハイレベルからミドルレベ
ルに低下させると、ベース領域はエミッタに対して逆バ
イアス状態となり、蓄積状態となってTS1に蓄積された
電荷に加えて更に電荷が蓄積される。TS2の露光による
光電変換信号は約1フィールド後、f1 水平走査期間の
駆動パルスによってTR2の期間に一時蓄積容量CT12 〜
CT32 に読出され、蓄積される。
であり、水平走査線の電位をハイレベルからミドルレベ
ルに低下させると、ベース領域はエミッタに対して逆バ
イアス状態となり、蓄積状態となってTS1に蓄積された
電荷に加えて更に電荷が蓄積される。TS2の露光による
光電変換信号は約1フィールド後、f1 水平走査期間の
駆動パルスによってTR2の期間に一時蓄積容量CT12 〜
CT32 に読出され、蓄積される。
【0020】同様にVn+1 線、Vn+2 線、・・・と順次
駆動される。図中、φHn期間は一時蓄積容量CT11 、C
T21 、CT31 、CT12 、CT22 、CT32 からの信号の出
力期間である。S1 ,S2 はその時の仮の信号波形を示
す。例えば、f2 期間にS2からはVn+1 線の信号が出
力される。該信号は一部の期間で飽和している。これに
対し、2H遅れたf5 期間にVn+1 線の信号が出力され
る。この信号は露光時間が短いために、画素は飽和して
いない。この様に出力S2 では飽和していた信号でも出
力S1 では露光時間が約1/65と短いために飽和して
おらず、出力S2 で飽和した信号を出力S1 の飽和して
いない信号で置換すれば、その分だけダイナミックレン
ジが改善されたことになる。
駆動される。図中、φHn期間は一時蓄積容量CT11 、C
T21 、CT31 、CT12 、CT22 、CT32 からの信号の出
力期間である。S1 ,S2 はその時の仮の信号波形を示
す。例えば、f2 期間にS2からはVn+1 線の信号が出
力される。該信号は一部の期間で飽和している。これに
対し、2H遅れたf5 期間にVn+1 線の信号が出力され
る。この信号は露光時間が短いために、画素は飽和して
いない。この様に出力S2 では飽和していた信号でも出
力S1 では露光時間が約1/65と短いために飽和して
おらず、出力S2 で飽和した信号を出力S1 の飽和して
いない信号で置換すれば、その分だけダイナミックレン
ジが改善されたことになる。
【0021】以下、本発明の撮像装置の信号処理回路系
について説明する。
について説明する。
【0022】図1は本発明の信号処理回路系を示すブロ
ック図である。システムはシステム制御回路20によっ
て制御される。センサ10から出力された長時間露光信
号S2 はカメラ信号処理回路30に入力される。カメラ
信号処理回路30では通常のカメラのようにγ補正等が
行なわれている。カメラ信号処理回路30の出力信号は
A/D変換器50でデジタル信号に変換されメモリ60
に記憶される。
ック図である。システムはシステム制御回路20によっ
て制御される。センサ10から出力された長時間露光信
号S2 はカメラ信号処理回路30に入力される。カメラ
信号処理回路30では通常のカメラのようにγ補正等が
行なわれている。カメラ信号処理回路30の出力信号は
A/D変換器50でデジタル信号に変換されメモリ60
に記憶される。
【0023】任意の位相差をもって出力される短時間露
光信号S1 はカメラ信号処理回路40でニー特性処理さ
れるとともに飽和信号レベルに相当する信号成分の加算
がなされてスイッチ回路90に入力される。メモリ60
に記憶された信号は、短時間露光信号S1 の走査線と同
番地の長時間露光信号S2がメモリ60より出力されD
/A変換器70を経て、スイッチ回路90に入力され
る。通常、スイッチ回路90はD/A変換器70から出
力される長時間露光信号S2 に接続されているが、メモ
リ60の出力が飽和信号の時は信号制御回路80からの
パルスによりスイッチ回路90はカメラ信号処理回路4
0から出力される短時間露光信号S1 に接続される。そ
の結果、スイッチ回路90からはダイナミックレンジが
拡大された信号を得ることができる。
光信号S1 はカメラ信号処理回路40でニー特性処理さ
れるとともに飽和信号レベルに相当する信号成分の加算
がなされてスイッチ回路90に入力される。メモリ60
に記憶された信号は、短時間露光信号S1 の走査線と同
番地の長時間露光信号S2がメモリ60より出力されD
/A変換器70を経て、スイッチ回路90に入力され
る。通常、スイッチ回路90はD/A変換器70から出
力される長時間露光信号S2 に接続されているが、メモ
リ60の出力が飽和信号の時は信号制御回路80からの
パルスによりスイッチ回路90はカメラ信号処理回路4
0から出力される短時間露光信号S1 に接続される。そ
の結果、スイッチ回路90からはダイナミックレンジが
拡大された信号を得ることができる。
【0024】図4及び図5に二水平走査線同時出力、イ
ンタレース駆動時の概略説明図を示す。各画素の水平走
査線は奇数フィールドと偶数フィールドでは組み合わせ
を変えて、画素信号の出力がなされる。
ンタレース駆動時の概略説明図を示す。各画素の水平走
査線は奇数フィールドと偶数フィールドでは組み合わせ
を変えて、画素信号の出力がなされる。
【0025】今、図4で、出力S2 は二つの水平走査線
O5からの信号が出力されているとすれば、図5に示す
ように出力S1 は二つの水平走査線O3からの信号が出
力されていることになる。
O5からの信号が出力されているとすれば、図5に示す
ように出力S1 は二つの水平走査線O3からの信号が出
力されていることになる。
【0026】このように、インタレース走査に一致させ
て複数の水平走査線の露光信号を読み出すことにより、
同一画素からの長時間露光信号と短時間露光信号とから
合成信号を形成することができる。
て複数の水平走査線の露光信号を読み出すことにより、
同一画素からの長時間露光信号と短時間露光信号とから
合成信号を形成することができる。
【0027】前述した実施例では、米国特許第 4,686,5
54号明細書に記載されているような増幅型撮像素子、特
にバイポーラ型の撮像素子で説明したが、本発明は他の
構成の撮像素子にも適用でき、例えばJ−FET型、M
OSFET型等の増幅型撮像素子であってもよい。ま
た、図1の本発明の実施例では長時間露光信号をメモリ
に記憶させたが、反対に短時間露光信号をメモリに記憶
させても、あるいは両信号をメモリに記憶させてから画
像処理を行なってもよい。
54号明細書に記載されているような増幅型撮像素子、特
にバイポーラ型の撮像素子で説明したが、本発明は他の
構成の撮像素子にも適用でき、例えばJ−FET型、M
OSFET型等の増幅型撮像素子であってもよい。ま
た、図1の本発明の実施例では長時間露光信号をメモリ
に記憶させたが、反対に短時間露光信号をメモリに記憶
させても、あるいは両信号をメモリに記憶させてから画
像処理を行なってもよい。
【0028】また、前述した実施例では、露光時間の異
なる二つの画素信号を読み出したが、必要に応じて三つ
以上の露光時間の異なる二つの画素信号を読み出し、一
の画素信号の中から飽和画素信号を検出し、該飽和画素
信号を、より露光時間の短い一つ又は二つ以上の画素信
号の非飽和画素信号と置換することもできる。
なる二つの画素信号を読み出したが、必要に応じて三つ
以上の露光時間の異なる二つの画素信号を読み出し、一
の画素信号の中から飽和画素信号を検出し、該飽和画素
信号を、より露光時間の短い一つ又は二つ以上の画素信
号の非飽和画素信号と置換することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の撮
像装置によれば、実質的にダイナミックレンジの拡大を
図ることができる。また、インタレース走査に対する対
応も容易であり、動解像度の劣化がなく、高品位な画像
を得ることができる。
像装置によれば、実質的にダイナミックレンジの拡大を
図ることができる。また、インタレース走査に対する対
応も容易であり、動解像度の劣化がなく、高品位な画像
を得ることができる。
【0030】本発明においては、画素の光電変換素子が
非破壊型であるため、光電変換された電荷は信号読出し
時にも非破壊であり、各画素の電荷蓄積中に蓄積時間の
短い画素を読み出しても蓄積された電荷はほぼ非破壊で
保持され、その後さらに信号電荷の蓄積を続け、一定時
間後に蓄積時間の長い画素信号を読み出すことができ
る。すなわち、二つの蓄積時間の異なる画素信号は別々
に信号電荷の蓄積を行う必要がない。
非破壊型であるため、光電変換された電荷は信号読出し
時にも非破壊であり、各画素の電荷蓄積中に蓄積時間の
短い画素を読み出しても蓄積された電荷はほぼ非破壊で
保持され、その後さらに信号電荷の蓄積を続け、一定時
間後に蓄積時間の長い画素信号を読み出すことができ
る。すなわち、二つの蓄積時間の異なる画素信号は別々
に信号電荷の蓄積を行う必要がない。
【0031】本発明において、一つの画素について一本
の信号出力線を接続するとともに、該信号出力線に独立
した二つの信号読み出し系回路を接続し、この二つの信
号読み出し系回路から二つの画素信号をそれぞれ出力す
れば、信号出力線を二本にする必要がなく、図6に示し
た撮像装置よりも画素の有効開口部を大きくとることが
でき、感度を低下させることがない。また、独立した二
つの信号読み出し系回路により読出されるため、水平走
査周波数を二倍にする必要もない。
の信号出力線を接続するとともに、該信号出力線に独立
した二つの信号読み出し系回路を接続し、この二つの信
号読み出し系回路から二つの画素信号をそれぞれ出力す
れば、信号出力線を二本にする必要がなく、図6に示し
た撮像装置よりも画素の有効開口部を大きくとることが
でき、感度を低下させることがない。また、独立した二
つの信号読み出し系回路により読出されるため、水平走
査周波数を二倍にする必要もない。
【図1】本発明の信号処理回路系を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の撮像装置の光電変換部及び信号読出し
回路部の一実施例の回路構成図である。
回路部の一実施例の回路構成図である。
【図3】上記撮像装置の概略的なタイミング図である。
【図4】二水平走査線同時出力、インタレース駆動時の
概略説明図である。
概略説明図である。
【図5】二水平走査線同時出力、インタレース駆動時の
概略説明図である。
概略説明図である。
【図6】特開平 1-165270 号公報に開示されている撮像
装置の部分回路構成図である。
装置の部分回路構成図である。
10 センサ、 20 システム制御回路、 30 カ
メラ信号処理回路、40カメラ信号処理回路、 50
A/D変換器、 60 メモリ、 70D/A変換器、
80 信号制御回路、 90 スイッチ回路。
メラ信号処理回路、40カメラ信号処理回路、 50
A/D変換器、 60 メモリ、 70D/A変換器、
80 信号制御回路、 90 スイッチ回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 非破壊型の光電変換素子を有する画素が
複数配列された撮像装置において、 リセット動作後、第1の蓄積時間が経過した後に第1の
読み出し動作を行い、各画素から蓄積時間の短い画素信
号を読み出す第1の信号読み出し系回路と、 前記リセット動作後、前記第1の蓄積時間より長い第2
の蓄積時間が経過した後に第2の読み出し動作を行い、
各画素から蓄積時間の長い画素信号を読み出す第2の信
号読み出し系回路と、 前記第2の信号読み出し系回路から出力された蓄積時間
の長い画素信号の中に飽和画素信号を検出した場合に、
その画素信号を前記第1の信号読み出し系回路から出力
された蓄積時間の短い画素信号と置換するスイッチ回路
を含む信号処理回路と、を具備し、 前記各光電変換素子に接続された一つの信号出力線に前
記第1及び第2の信号読み出し系回路が接続されている
ことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3198324A JP2966977B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3198324A JP2966977B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522670A JPH0522670A (ja) | 1993-01-29 |
JP2966977B2 true JP2966977B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=16389219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3198324A Expired - Fee Related JP2966977B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2966977B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100371428B1 (ko) | 1995-03-28 | 2003-04-08 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 화상기록장치및화상재생장치 |
DE19837483C2 (de) * | 1998-08-12 | 2000-11-30 | Deutsch Zentr Luft & Raumfahrt | Verfahren und Vorrichtung zur Aufnahme optischer Eigenschaften einer relativbewegten Szene |
US7492398B1 (en) | 1998-09-29 | 2009-02-17 | Minolta Co., Ltd | Three-dimensional input apparatus and image sensing control method |
US7583305B2 (en) * | 2004-07-07 | 2009-09-01 | Eastman Kodak Company | Extended dynamic range imaging system |
JP5012493B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2012-08-29 | セイコーエプソン株式会社 | 映像出力装置、映像出力方法及び映像出力プログラム、映像処理システム、並びに映像処理装置、映像処理方法及び映像処理プログラム |
WO2009086849A1 (en) * | 2008-01-09 | 2009-07-16 | European Space Agency | Active pixel sensor apparatus for use in a star tracker device |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP3198324A patent/JP2966977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0522670A (ja) | 1993-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |