JP2003046865A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents
固体撮像装置およびその駆動方法Info
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- JP2003046865A JP2003046865A JP2001233698A JP2001233698A JP2003046865A JP 2003046865 A JP2003046865 A JP 2003046865A JP 2001233698 A JP2001233698 A JP 2001233698A JP 2001233698 A JP2001233698 A JP 2001233698A JP 2003046865 A JP2003046865 A JP 2003046865A
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Abstract
PD部の面積確保や光電変換セルサイズの微細化を容易
に実現する。 【解決手段】 1つの光電変換セルに、1つの光電変換
素子(PD部)1に対応したフローティングディフュー
ジョン(FD)部2と、FD部の電位を検出する画素ア
ンプ5と、PD部からの電荷信号をFD部に読み出す読
出しトランジスタ3と、FD部の電位をドレイン線7の
電位に初期化するリセットトランジスタ4とを設け、ロ
ードゲート線11に画素アンプの動作電圧を印加し、水
平ブランキング期間内でかつ選択対象行のドレイン線電
圧が「H」レベルの期間内に、リセットトランジスタを
オンして、FD部電位をリセットレベルとして画素アン
プで検出し、リセットトランジスタをオフした後に読出
しトランジスタをオンして、FD部電位を蓄積信号レベ
ルとして画素アンプで検出する。
Description
子が配置された固体撮像装置およびその駆動方法に係
り、特に光電変換セルの開口率向上やサイズ縮小化技術
に関する。
ーティングディフュージョン部(以下、FD部と略称す
る)を縮小化して感度向上を図るためと、フォトダイオ
ード部(以下、PD部と略称する)の表面をP型半導体
で覆い白キズ対策を図るために、フローティング・ディ
フュージョン・アンプリファー(以下、FDAと略称す
る)方式の画素構造を採用してきた。
蓄積された電荷を一旦FD部に読み出す読出しトランジ
スタと、光電変換セルごとに設けられた画素アンプと、
FD部の電位をリセットするリセットトランジスタと、
垂直走査を行う行選択トランジスタとで構成され、1つ
の光電変換セルに合計4つのトランジスタが必要とな
り、セルに占めるトランジスタ部分のサイズが大きくな
り、PD部の面積の確保や一つの光電変換セルサイズの
微細化が困難であるという問題を抱えている。
ものであり、その目的は、FDA方式で一般的に使用さ
れる前記4つのトランジスタのうち、行選択トランジス
タをなくすことによって、1つの光電変換セルを3つの
トランジスタのみで構成できるようにするとともに、リ
セットトランジスタのゲート電圧印加線を、光電変換セ
ル領域を遮光する遮光層と兼用させることもできるた
め、PD部の面積確保や光電変換セルサイズの微細化を
容易に実現できる固体撮像装置およびその駆動方法を提
供することにある。
め、本発明に係る第1の固体撮像装置の駆動方法は、光
電変換素子(PD部)と、光電変換素子に対応するフロ
ーティングディフュージョン(FD)部と、FD部の電
位を検出する画素アンプと、光電変換素子で光電変換さ
れた電荷信号をFD部に読み出す読出しトランジスタ
と、FD部の電位をドレイン線の電位に設定するリセッ
トトランジスタとで構成された光電変換セルが複数個半
導体基板上で行列状に配置された固体撮像装置を駆動す
る方法であって、水平ブランキング期間内において、選
択行のドレイン線を「High」レベルにし、非選択行
のドレイン線を「Low」レベルにし、少なくとも非選
択行のドレイン線につながった光電変換セルのリセット
トランジスタをオンして、選択行の光電変換セル内の画
素アンプを活性化状態にし、非選択行の光電変換セル内
の画素アンプを非活性状態にして、任意の行の光電変換
セルで蓄積された電荷信号を検出することを特徴とす
る。
のトランジスタを、画素アンプと、読出しトランジスタ
と、リセットトランジスタの3つのみで構成し、リセッ
トトランジスタのゲート電圧印加線を、光電変換セル領
域を遮光する遮光層と兼用させ、ドレイン線にパルス信
号(VDDCEL)を与えて、その「High」レベル
時と「Low」レベル時のそれぞれで、全ての光電変換
セルのリセットトランジスタをオン/オフすることで、
垂直走査機能を実現することができ、従来では光電変換
セルに必要であった行選択トランジスタが不要となり、
PD部の面積確保や光電変換セルサイズの微細化を実現
することが可能になる。
固体撮像装置は、光電変換素子(PD部)と、光電変換
素子に対応するフローティングディフュージョン(F
D)部と、FD部の電位を検出する画素アンプと、光電
変換素子で光電変換された電荷信号をFD部に読み出す
読出しトランジスタと、FD部の電位をドレイン線の電
位に設定するリセットトランジスタとで構成された光電
変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置された固
体撮像装置であって、水平ブランキング期間内におい
て、選択行のドレイン線を「High」レベルにし、非
選択行のドレイン線を「Low」レベルにし、少なくと
も非選択行のドレイン線につながった光電変換セルのリ
セットトランジスタをオンして、選択行の光電変換セル
内のFD部の電位をリセットレベルとして画素アンプで
検出し、次に少なくとも非選択行のドレイン線につなが
った光電変換セルのリセットトランジスタをオフしかつ
読出しトランジスタをオンして、選択行の光電変換セル
内のFD部の電位を蓄積信号レベルとして画素アンプで
検出し、リセットレベルと蓄積信号レベルの差を検出す
るノイズキャンセル回路を半導体基板上に備えたことを
特徴とする。
駆動方法による利点に加えて、ノイズキャンセル回路に
より、画素アンプの閾値ばらつきやノイズ成分を除去す
ることが可能になる。
第2の固体撮像装置の駆動方法は、光電変換素子と、光
電変換素子に対応するフローティングディフュージョン
(FD)部と、FD部の電位を検出する画素アンプと、
光電変換素子で光電変換された電荷信号をFD部に読み
出す読出しトランジスタと、FD部の電位をドレイン線
の電位に設定するリセットトランジスタとで構成された
光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置され
た固体撮像装置の駆動方法であって、水平ブランキング
期間内において、選択行のドレイン線を「High」レ
ベルにし、非選択行のドレイン線を「Low」レベルに
する工程と、少なくとも非選択行のドレイン線につなが
った光電変換セルのリセットトランジスタと各列の出力
信号線につながったロードトランジスタをオンし、次に
リセットトランジスタとロードトランジスタをオフし
て、選択行の光電変換セル内のFD部の電位を信号のな
い基準レベルとして画素アンプで検出する工程と、ロー
ドトランジスタと読出しトランジスタをオンし、次にロ
ードトランジスタと読出しトランジスタをオフして、選
択行の光電変換セル内のFD部の電位を蓄積信号レベル
として画素アンプで検出する工程と、選択行のドレイン
線を「High」レベルから「Low」レベルにした
後、リセットトランジスタをオン/オフして、選択行を
非選択にする工程とを含むことを特徴とする。
駆動方法による利点に加えて、基準レベルの検出は、リ
セットトランジスタとロードトランジスタが共にオフの
ときに行われ、この時、ロードトランジスタがオフする
と、信号線内の電子が、基準レベルのFD部の電位がか
かった、画素内アンプゲートの下を通ってVDD電源に
流れ、安定したリセットゲート下の電位になり、安定し
た信号線電位を実現することができる。また、信号レベ
ルの検出は、読出しトランジスタとロードトランジスタ
が共にオフのときに行われ、この時、ロードトランジス
タがオフすると、信号線内の電子が、信号レベルのFD
部の電位がかかった、画素内アンプゲートの下を通って
VDD電源に流れ、安定したリセットゲート下の電位に
なり、安定した信号線電位を実現することができる。
第3の固体撮像装置の駆動方法は、光電変換素子(PD
部)と、光電変換素子に対応するフローティングディフ
ュージョン(FD)部と、FD部の電位を検出する画素
アンプと、光電変換素子で光電変換された電荷信号をF
D部に読み出す読出しトランジスタと、FD部の電位を
ドレイン線の電位に設定するリセットトランジスタとで
構成された光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状
に配置された固体撮像装置の駆動方法であって、水平ブ
ランキング期間内において、選択行のドレイン線を「H
igh」レベルにし、非選択行のドレイン線を「Lo
w」レベルにし、少なくとも非選択行のドレイン線につ
ながった光電変換セルのリセットトランジスタと各列の
出力信号線につながったロードトランジスタをオンし、
先にリセットトランジスタをオフした後にロードトラン
ジスタをオフして、選択行の光電変換セル内のFD部の
電位を信号のない基準レベルとして画素アンプで検出
し、ロードトランジスタと読出しトランジスタをオン
し、次にロードトランジスタと読出しトランジスタをオ
フして、選択行の光電変換セル内のFD部の電位を蓄積
信号レベルとして画素アンプで検出し、次に、選択行の
ドレイン線を「High」レベルから「Low」レベル
にした後、リセットトランジスタをオン/オフして、選
択行を非選択にすることを特徴とする。
駆動方法による利点に加えて、第2の固体撮像装置の駆
動方法に比較して、基準レベルを検出する際に、リセッ
トトランジスタをロードトランジスタよりも早くオフに
することで、FD部の基準レベルを早く安定にさせるた
め、信号線の電位が更に安定化する。
第4の固体撮像装置の駆動方法は、光電変換素子(PD
部)と、光電変換素子に対応するフローティングディフ
ュージョン(FD)部と、FD部の電位を検出する画素
アンプと、光電変換素子で光電変換された電荷信号をF
D部に読み出す読出しトランジスタと、FD部の電位を
ドレイン線の電位に設定するリセットトランジスタとで
構成された光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状
に配置された固体撮像装置の駆動方法であって、水平ブ
ランキング期間内において、各列の出力信号線につなが
ったロードトランジスタのゲート電圧を画素アンプの動
作点となる電圧に設定し、選択行のドレイン線を「Hi
gh」レベルにし、非選択行のドレイン線を「Low」
レベルにし、少なくとも非選択行のドレイン線につなが
った光電変換セルのリセットトランジスタをオンして、
選択行の光電変換セル内のFD部の電位をリセットレベ
ルとして画素アンプで検出し、少なくとも非選択行のド
レイン線につながった光電変換セルのリセットトランジ
スタをオフした後に読出しトランジスタをオンして、選
択行の光電変換セル内のFD部の電位を蓄積信号レベル
として画素アンプで検出し、次に、選択行のドレイン線
を「High」レベルから「Low」レベルにした後、
少なくとも非選択行のドレイン線につながった光電変換
セルのリセットトランジスタをオン/オフして、選択行
を非選択にすることを特徴とする。
駆動方法による利点に加えて、画素アンプのロードトラ
ンジスタのゲート電圧を画素アンプの動作点となる電圧
に設定することで電荷検出を行なうことができる。
第5の固体撮像装置の駆動方法は、光電変換素子(PD
部)と、光電変換素子に対応するフローティングディフ
ュージョン(FD)部と、FD部の電位を検出する画素
アンプと、光電変換素子で光電変換された電荷信号をF
D部に読み出す読出しトランジスタと、FD部の電位を
ドレイン線の電位に設定するリセットトランジスタとで
構成された光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状
に配置された固体撮像装置を駆動する方法であって、水
平ブランキング期間内において、選択行のドレイン線を
「High」レベルにし、非選択行のドレイン線を「L
ow」レベルにし、各列の出力信号線につながったロー
ドトランジスタのゲート電圧を「Low」レベルに設定
し、少なくとも非選択行のドレイン線につながった光電
変換セルのリセットトランジスタをオン/オフした後、
読出しトランジスタをオン/オフして、光電変換セルで
生成された電荷信号を初期化し、次に、選択行のドレイ
ン線を「High」レベルから「Low」レベルにした
後、少なくとも非選択行のドレイン線につながった光電
変換セルのリセットトランジスタをオン/オフして、選
択行を非選択に戻すことを特徴とする。
することなく、光電変換素子のみリセット状態にするこ
とができ、電子シャッター機能を実現することができ
る。
て、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態で
は、固体撮像装置としてMOS型イメージセンサを例に
説明する。
実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
OS型イメージセンサにおける光電変換セルの回路構成
図である。なお、図1の光電変換セルの構成は、後述す
る他の実施形態においても同様である。
部、2は光電変換後の電荷を蓄積するFD部、3はFD
部2に電荷読出しを行う読出しトランジスタ、4はFD
部2の電位をドレイン線信号VDDCELの電位に初期
化するリセットトランジスタ、5はFD部2の電荷検出
を行う画素アンプ、6は画素アンプ5と共にソースフォ
ロワアンプを形成するためのロードトランジスタ、7は
ドレイン線、8は読出しトランジスタ3に読み出し信号
READを印加する読み出しパルス線、9はFD部2の
電位をドレイン電圧信号VDDCELの電位に初期化す
るリセット信号RESTが印加されるリセットパルス
線、10は画素アンプ5で検出された画素信号VOを伝
達する出力信号線、11はロードトランジスタ6のゲー
トにロードゲート信号LGCELを印加するロードゲー
ト線、12はロードトランジスタ6のソースにソース電
圧信号SCELを印加するソース線である。
配置したMOS型イメージセンサの全体回路構成図で、
図3はその駆動方法を示す動作タイミング図である。
路、32はノイズキャンセル回路、33は水平ライン走
査回路、34は出力アンプ、35はマルチプレクサ、3
6は垂直ライン走査回路である。タイミング発生回路3
1は、ロードゲート信号LGCEL、ソース電圧信号S
CEL、リセット信号RESET、サンプルホールドパ
ルスSHNCを生成するとともに、ドレイン電圧信号V
DDCEL、読み出し信号READの生成タイミングを
制御する。
態によるMOS型イメージセンサの動作について詳細に
説明する。なお、図3の動作タイミングは、水平ブラン
キング期間内で一連の動作を完結させるものである。
信号LGCELとして、画素アンプ5が動作する所定の
一定電圧Vclgを印加する。次に、選択対象行のドレ
イン電圧信号VDDCELを「High」レベルにした
後、全ての光電変換セルに共通するリセット信号RES
ETを活性化して、FD部2の電位をドレイン電圧信号
VDDCELの電位に初期化する。このとき、FD部2
の電位をリセットレベルVrとして画素アンプで検出
し、出力信号線10を介して、このリセットレベルVr
をサンプルホールドパルスSHNCでサンプリングし
て、ノイズキャンセル回路32にて、画素信号VOのリ
セットレベルクランプを行なう(図3の期間Tr)。
ット信号RESETを非活性化した後、選択行の読み出
し信号READを活性化してFD部2にPD部1の蓄積
電荷を読み出し、画素アンプ5で蓄積信号レベルVsを
検出し、出力信号線10を介して、この蓄積信号レベル
VsをサンプルホールドパルスSHNCでサンプリング
して、ノイズキャンセル回路32にて、画素信号VOの
サンプルホールドを行なう(図3の期間Ts)。以上の
動作により、画素アンプ5の閾値ばらつきやノイズ成分
を除去した画素信号VOを検出することができる。
CELを「Low」レベルにして、全ての光電変換セル
に共通するリセット信号RESETを活性化すると、F
D部2の電位は、ドレイン電圧信号VDDCELの「L
ow」レベル(この場合、GND)になり、画素アンプ
5は動作しなくなる。以降、垂直ライン走査回路36に
よって、再び該選択行のドレイン電圧信号VDDCEL
と読み出し信号READが活性化されるまで、該画素ア
ンプ5は動作しないため、非選択状態となる。
L、読み出し信号READ及びリセット信号RESET
のタイミングによって、3つのトランジスタ3、4、5
だけで、光電変換セルの蓄積信号読み出し、蓄積信号リ
セット、および垂直走査が行えることになり、従来では
必要であった行選択トランジスタが不要になるととも
に、リセット信号RESETが印加されるリセット線9
を遮光層と兼用できるため、光電変換セル内のPD部1
のサイズが大きくとれ、セルサイズの微細化に有利にな
る。
実施形態について、図2および図4を参照して説明す
る。
OS型イメージセンサの駆動方法を示す動作タイミング
図である。以下、図2および図4を用いて、本実施形態
によるMOS型イメージセンサの動作について詳細に説
明する。なお、図4の動作タイミングは、水平ブランキ
ング期間内で一連の動作を完結させるものである。
DCELを「High」レベルにした後、各列のロード
トランジスタ6に共通するロードゲート信号LGCEL
と、全ての光電変換セルに共通するリセット信号RES
ETとを活性化して、FD部2の電位をドレイン電圧信
号VDDCELの電位に初期化する。次に、リセット信
号RESETを非活性化した後、マージン期間Tmを設
けて、ロードゲート信号LGCELを非活性化し、この
直後に、画素アンプ5で信号のない基準レベルVrを検
出し、出力信号線10を介して、この基準レベルVrを
サンプルホールドパルスSHNCでサンプリングして、
ノイズキャンセル回路32にて、画素信号VOの基準レ
ベルクランプを行なう(図4の期間Tr)。
行の読み出し信号READを活性化して、FD部2にP
D部1の蓄積電荷を読み出した後、読み出し信号REA
Dを非活性化した後、マージン期間Tmを設けて、ロー
ドゲート信号LGCELを非活性化し、この直後に、画
素アンプ5で蓄積信号レベルVsを検出し、出力信号線
10を介して、この蓄積信号レベルVsをサンプルホー
ルドパルスSHNCでサンプリングして、ノイズキャン
セル回路32にて、画素信号VOのサンプルホールドを
行なう(図4の期間Ts)。
ロードゲート信号LGCELよりも早く非活性化するこ
とで、FD部2の基準レベルVrが早く安定化する。ま
た、読み出し信号READをロードゲート信号LGCE
Lよりも早く非活性化することで、PD部1から読み出
した蓄積信号レベルが早く安定化する。これにより、安
定した信号検出が可能になる。
CELを「Low」レベルにして、リセット信号RES
ETを活性化にすると、FD部2の電位は、ドレイン電
圧信号VDDCELの「Low」レベル(この場合GN
D)になり、画素アンプ5は動作しなくなる。以降、垂
直ライン走査回路36によって、再び該選択行のドレイ
ン電圧信号VDDCELと読み出し信号READが活性
化されるまで、該画素アンプ5は動作しないため、非選
択状態となる。
L、読み出し信号READ及びリセット信号RESET
のタイミングによって、3つのトランジスタ3、4、5
だけで、光電変換セルの蓄積信号読み出し、蓄積信号リ
セット、および垂直走査が行えることになり、従来では
必要であった行選択トランジスタが不要になるととも
に、リセット信号RESETが印加されるリセット線9
を遮光層と兼用できるため、光電変換セル内のPD部1
のサイズが大きくとれ、セルサイズの微細化に有利にな
る。
実施形態について、図5および図6を参照して説明す
る。
OS型イメージセンサの全体回路構成図であり、図6
は、その駆動方法を示す動作タイミング図である。
実施形態と異なる点は、図2の構成に加えて、電子シャ
ッター走査回路37を設けた点にあり、電子シャッター
走査回路37から、FD部2の電位をドレイン電圧信号
VDDCELの電位に初期化するために、電子シャッタ
ー時リセット信号ERESETが、またPD部1からF
D部2への蓄積信号読出し用に、電子シャッター時読み
出し信号EREADが出力される。
タイミングに電子シャッター動作を組み込んだ例を示
し、ロードゲート信号LGCELのタイミングに特徴を
持たせている。すなわち、蓄積信号を検出する場合は、
ロードゲート信号LGCELとしてパルス信号あるいは
所定の一定電圧をロードトランジスタ6のゲートに印加
して画素アンプ5を動作させ、蓄積信号を出力せずに蓄
積信号の初期化のみ行う場合は、ロードゲート信号LG
CELをGND状態にして、画素アンプ5を動作させな
いようにしている。この初期化のみ行う動作により、電
子シャッター動作を実現するものである。
FDA方式であるにもかかわらず、1つの光電変換セル
を3つのトランジスタだけで構成することができ、開口
率の向上およびセルサイズの微細化を実現することが可
能となる。
OS型イメージセンサの全体回路構成図
ージセンサの駆動方法を示す動作タイミング図
ージセンサの駆動方法を示す動作タイミング図
ージセンサの全体回路構成図
示す動作タイミング図
Claims (6)
- 【請求項1】 光電変換素子と、前記光電変換素子に対
応するフローティングディフュージョン(FD)部と、
前記FD部の電位を検出する画素アンプと、前記光電変
換素子で光電変換された電荷信号を前記FD部に読み出
す読出しトランジスタと、前記FD部の電位をドレイン
線の電位に設定するリセットトランジスタとで構成され
た光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置さ
れた固体撮像装置を駆動する方法であって、 水平ブランキング期間内において、選択行のドレイン線
を「High」レベルにし、非選択行のドレイン線を
「Low」レベルにし、少なくとも非選択行のドレイン
線につながった光電変換セルの前記リセットトランジス
タをオンして、選択行の光電変換セル内の画素アンプを
活性化状態にし、非選択行の光電変換セル内の画素アン
プを非活性状態にして、任意の行の光電変換セルで蓄積
された電荷信号を検出することを特徴とする固体撮像装
置の駆動方法。 - 【請求項2】 光電変換素子と、前記光電変換素子に対
応するフローティングディフュージョン(FD)部と、
前記FD部の電位を検出する画素アンプと、前記光電変
換素子で光電変換された電荷信号を前記FD部に読み出
す読出しトランジスタと、前記FD部の電位をドレイン
線の電位に設定するリセットトランジスタとで構成され
た光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置さ
れた固体撮像装置であって、 水平ブランキング期間内において、選択行のドレイン線
を「High」レベルにし、非選択行のドレイン線を
「Low」レベルにし、少なくとも非選択行のドレイン
線につながった光電変換セルのリセットトランジスタを
オンして、選択行の光電変換セル内の前記FD部の電位
をリセットレベルとして前記画素アンプで検出し、次に
前記少なくとも非選択行のドレイン線につながった光電
変換セルのリセットトランジスタをオフしかつ前記読出
しトランジスタをオンして、前記選択行の光電変換セル
内の前記FD部の電位を蓄積信号レベルとして前記画素
アンプで検出し、前記リセットレベルと前記蓄積信号レ
ベルの差を検出するノイズキャンセル回路を前記半導体
基板上に備えたことを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項3】 光電変換素子と、前記光電変換素子に対
応するフローティングディフュージョン(FD)部と、
前記FD部の電位を検出する画素アンプと、前記光電変
換素子で光電変換された電荷信号を前記FD部に読み出
す読出しトランジスタと、前記FD部の電位をドレイン
線の電位に設定するリセットトランジスタとで構成され
た光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置さ
れた固体撮像装置の駆動方法であって、 水平ブランキング期間内において、 選択行のドレイン線を「High」レベルにし、非選択
行のドレイン線を「Low」レベルにする工程と、 少なくとも非選択行のドレイン線につながった光電変換
セルのリセットトランジスタと各列の出力信号線につな
がったロードトランジスタをオンし、次に前記リセット
トランジスタと前記ロードトランジスタをオフして、選
択行の光電変換セル内の前記FD部の電位を信号のない
基準レベルとして前記画素アンプで検出する工程と、 前記ロードトランジスタと前記読出しトランジスタをオ
ンし、次に前記ロードトランジスタと前記読出しトラン
ジスタをオフして、前記選択行の光電変換セル内の前記
FD部の電位を蓄積信号レベルとして前記画素アンプで
検出する工程と、 前記選択行のドレイン線を「High」レベルから「L
ow」レベルにした後、前記リセットトランジスタをオ
ン/オフして、前記選択行を非選択にする工程とを含む
ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項4】 光電変換素子と、前記光電変換素子に対
応するフローティングディフュージョン(FD)部と、
前記FD部の電位を検出する画素アンプと、前記光電変
換素子で光電変換された電荷信号を前記FD部に読み出
す読出しトランジスタと、前記FD部の電位をドレイン
線の電位に設定するリセットトランジスタとで構成され
た光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置さ
れた固体撮像装置の駆動方法であって、 水平ブランキング期間内において、 選択行のドレイン線を「High」レベルにし、非選択
行のドレイン線を「Low」レベルにし、少なくとも非
選択行のドレイン線につながった光電変換セルのリセッ
トトランジスタと各列の出力信号線につながったロード
トランジスタをオンし、先に前記リセットトランジスタ
をオフした後に前記ロードトランジスタをオフして、選
択行の光電変換セル内の前記FD部の電位を信号のない
基準レベルとして前記画素アンプで検出し、前記ロード
トランジスタと前記読出しトランジスタをオンし、次に
前記ロードトランジスタと読出しトランジスタをオフし
て、前記選択行の光電変換セル内の前記FD部の電位を
蓄積信号レベルとして前記画素アンプで検出し、 次に、前記選択行のドレイン線を「High」レベルか
ら「Low」レベルにした後、前記リセットトランジス
タをオン/オフして、前記選択行を非選択にすることを
特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項5】 光電変換素子と、前記光電変換素子に対
応するフローティングディフュージョン(FD)部と、
前記FD部の電位を検出する画素アンプと、前記光電変
換素子で光電変換された電荷信号を前記FD部に読み出
す読出しトランジスタと、前記FD部の電位をドレイン
線の電位に設定するリセットトランジスタとで構成され
た光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置さ
れた固体撮像装置の駆動方法であって、 水平ブランキング期間内において、 各列の出力信号線につながったロードトランジスタのゲ
ート電圧を画素アンプの動作点となる電圧に設定し、 選択行のドレイン線を「High」レベルにし、非選択
行のドレイン線を「Low」レベルにし、少なくとも非
選択行のドレイン線につながった光電変換セルのリセッ
トトランジスタをオンして、選択行の光電変換セル内の
前記FD部の電位をリセットレベルとして前記画素アン
プで検出し、前記少なくとも非選択行のドレイン線につ
ながった光電変換セルのリセットトランジスタをオフし
た後に前記読出しトランジスタをオンして、前記選択行
の光電変換セル内の前記FD部の電位を蓄積信号レベル
として前記画素アンプで検出し、 次に、前記選択行のドレイン線を「High」レベルか
ら「Low」レベルにした後、前記少なくとも非選択行
のドレイン線につながった光電変換セルのリセットトラ
ンジスタをオン/オフして、前記選択行を非選択にする
ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項6】 光電変換素子と、前記光電変換素子に対
応するフローティングディフュージョン(FD)部と、
前記FD部の電位を検出する画素アンプと、前記光電変
換素子で光電変換された電荷信号を前記FD部に読み出
す読出しトランジスタと、前記FD部の電位をドレイン
線の電位に設定するリセットトランジスタとで構成され
た光電変換セルが複数個半導体基板上で行列状に配置さ
れた固体撮像装置を駆動する方法であって、 水平ブランキング期間内において、 選択行のドレイン線を「High」レベルにし、非選択
行のドレイン線を「Low」レベルにし、各列の出力信
号線につながったロードトランジスタのゲート電圧を
「Low」レベルに設定し、少なくとも非選択行のドレ
イン線につながった光電変換セルのリセットトランジス
タをオン/オフした後、前記読出しトランジスタをオン
/オフして、前記光電変換セルで生成された電荷信号を
初期化し、 次に、前記選択行のドレイン線を「High」レベルか
ら「Low」レベルにした後、前記少なくとも非選択行
のドレイン線につながった光電変換セルのリセットトラ
ンジスタをオン/オフして、前記選択行を非選択に戻す
ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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