JP2966405B1 - 魚腸骨の処理方法 - Google Patents

魚腸骨の処理方法

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    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

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  • Fodder In General (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 処理工程の簡単で、廃液の発生がなく、廃ガ
スの発生が少ない魚腸骨の処理方法を提供すること。 【解決手段】 魚腸骨を主体とした水産物原料を冷凍凍
結し、凍結状態で破砕及び摩砕してペースト化する。こ
れにより、破砕及び粉砕工程での魚臭の発生がなく、凍
結前の原料から分離した血水を回収してペースト化する
原料に添加することにより、処理工程で発生する高BO
D廃液が事実上なくなり、脱臭処理の必要な廃ガスは、
ペーストをペレット化する場合の乾燥工程の廃ガスのみ
となる。また、摩砕によりペースト中の原料粒子を微細
化することにより、ペーストをペレット化する場合に、
魚油がペレット中に均一に分散して乾燥が良好となるた
め、副資材として脱脂しない米ぬかを使用することがで
きる。さらに、原料粒子を微細化して原料の内部組織中
に含まれる魚油を遊離させると、ペーストから魚油を容
易に分離できるため、分離した魚油は乾燥用燃料として
利用することができる。また魚油を分離したペレット
は、酸化による変質のない良質のペレットとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚腸骨を主とする
水産物原料を冷凍凍結し、凍結状態で原料を粉砕及び摩
砕してペースト化する魚腸骨の処理方法、及びこのペー
ストに米ぬかを添加して造粒及び乾燥してペレット化す
る魚腸骨の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水産加工工場、魚市場、魚類を扱う店舗
等から毎日多量の魚腸骨と呼ばれる水産加工残査が発生
する。魚腸骨は、生鮮魚類から魚肉を採取した後の、魚
類の頭、骨、皮、ヒレ、尾などの「アラ」と内臓からな
る水産加工残査である。これらの残査には、油脂、蛋白
質等が豊富に含まれているため、回収処理して飼料や肥
料等として有効利用することができる。
【0003】現在知られている魚腸骨の処理方法の一つ
は、水産物原料を加熱処理した後、固液分離して魚粉及
び魚油を製造する方法を利用するものである。この方法
では、水産物原料を破砕機で適度の大きさに破砕して蒸
煮装置「クッカー」で加熱処理したものを、圧搾機で固
体成分と液体成分に分離して魚粉及び魚油を製造する。
圧搾機で分離された固体成分は、さらに乾燥、粉砕し、
篩いを通して所定粒度以下としたものが製品魚粉とな
る。良質の魚粉では魚油を10%以下として魚油の酸化に
よる魚粉の変質を防止している。圧縮機で分離された液
体成分は、油水分離器で水分と魚油に分離し、魚油の一
部は蒸煮装置や乾燥機用の燃料として利用される。
【0004】魚腸骨の別の処理方法として、水産物原料
を加熱処理することなく生のままで粉砕して肥料化する
方法である。この場合、粉砕された原料がペースト状で
あるため、米ぬか等の副資材を添加して水分を調整した
後、造粒及び乾燥してペレットとして製品化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の水産物原料を加
熱処理した後に固液分離して魚粉及び魚油を製造する処
理方法では、数多くの機器を必要とするため処理設備が
複雑となり、各機器及び機器間の移送過程で強い魚臭が
発生する。また、加熱処理前の原料の移送及び粉砕工程
で原料から分離される血水、及び、処理過程で、魚油を
分離した水分が廃液として発生する。血水を処理するた
めには、血水を集めて血水クッカー加熱処理した後、油
水分離して魚油を分離する設備が必要となる。また、魚
油を分離した水分を処理するためには、蒸発機で蒸発さ
せ、ソリュブルと呼ばれる水溶性蛋白質を回収する設備
が必要となる。
【0006】かつては、魚油は石鹸の原料として利用さ
れていたが、パーム油が使用されるようになり、現在で
は魚油の需要が少なくなっている。そのため、加熱処理
前の原料から分離される血水や、魚油を分離した水分
を、高濃度BOD含有廃液として排出することが多く、
汚水処理設備の負荷が大となっている。
【0007】一方、水産物原料を生のまま破砕してペー
スト化し、米ぬか等の副資材を加えて水分を調整した
後、造粒及び乾燥してペレット化する処理方法では、原
料を加熱処理する上記の方法に比べて処理に要する機器
の数が少なく処理工程が簡単であり、また、現在では米
ぬかの用途が少ないため、副資材として米ぬかを使用す
ることは米ぬかの有効利用ともなる。
【0008】しかし、原料を生のままで破砕する工程で
は強い魚臭が発生する。また、原料を破砕しただけでは
原料組織中の魚油が充分に遊離しないため、ペレット中
での油分の分散が悪く、米ぬかは約18%の油脂分を含
み、ペースト中の魚油を充分に吸着できないために、魚
油の集中個所が乾燥不良となる。そのため、副資材とし
て米ぬかを使用する場合には、有機溶剤で脱脂した米ぬ
かを使用する必要がある。
【0009】本発明の課題は、処理工程が簡単で、魚臭
の発生が少なく、廃液が発生しない魚腸骨の処理方法を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題は本発明の方
法により解決される。
【0011】請求項1記載の発明は、生鮮魚類から魚肉
を採取した後の魚類の、頭、骨、皮、ヒレ、尾などのア
ラと内蔵とからなる水産加工残査である魚腸骨を主とす
る水産物原料から血水を分離する工程と、前記血水を分
離した水産物原料を冷凍凍結して破砕する工程と、前記
破砕した水産物原料に前記分離した血水を添加する工程
と、前記血水を添加した水産物原料を摩砕してペースト
化する工程と含むことを特徴としている。
【0012】水産物原料を凍結状態で破砕及び摩砕して
ペースト化する技術は、食品製造分野では、生鮮魚類か
ら採取した魚肉を凍結状態で破砕及び摩砕してペースト
化する冷凍すり身の製造技術として知られている。これ
によると、原料の破砕及び摩砕が容易となり原料の鮮度
が維持される。
【0013】本発明は、この冷凍すり身の製造技術を魚
腸骨の処理に適用したものであるが。これによると、原
料の破砕及び摩砕を容易化して原料の鮮度が維持される
だけでなく、前記の魚粉及び魚油を製造する処理方法を
適用した処理方法に比べて、処理工程を著しく簡略化す
ることができる。そして破砕及び摩砕工程で魚臭の発生
がなく、高BOD廃液の発生も殆どなくすことができ
る。また、摩砕によってペースト中の原料粒子を米ぬか
等の粒子よりも微細化されるため、このペーストに副資
材を添加してペレット化する場合に、ペレット中に魚油
が均一に分散してペレットの乾燥が良好となる。請求項
2記載のとおり、摩砕として、粗挽き摩砕及び細挽き摩
砕することにより、ペースト中の原料粒子がさらに微細
化して、原料の細胞膜が破壊され、原料の内部組織に含
まれる魚油が遊離されるために、従来の魚油製造法のよ
うな加熱処理をすることなく、デカンタ、遠心分離機等
によってペーストから魚油を容易に分離することができ
る。
【0014】また、本発明は、水産物原料から分離した
血水を、破砕した原料に添加してペースト化するもので
ある。凍結前の原料から分離される血水を回収してペー
スト化途中の原料に添加することにより、魚腸骨の処理
工程から排出される高濃度BOD含有廃液が事実上なく
なる。また、血水の添加によりペーストの油脂分及び蛋
白質分が高くなり、このペーストをさらにペレット化す
る場合に、ペレットの結着性を向上させることができ
る。
【0015】請求項記載の発明は、上記のようにして
得られたペーストに、副資材を添加して水分調整した
後、造粒及び乾燥してペレット化することを特徴として
いる。
【0016】この方法で得られるペーストは70〜75%程
度の水分を含むため、水分が45〜50%程度になるよう米
ぬか等の副資材を加えて水分を調整する必要があるが、
原料の摩砕によりペースト中の原料粒子が微細化してい
るため、添加した副資材に魚油が均一に分散してペレッ
トの乾燥が良好となる。そのため、請求項に記載のと
おり、副資材として脱脂しない通常の米ぬかを使用する
ことができる。
【0017】請求項記載の発明は、前記ペーストから
魚油を分離した後、副資材を添加してペレット化する方
法である。前記のようにペースト中の原料粒子が微細化
して原料組織中の魚油が遊離しているため、デカンタ、
遠心分離器によってペーストから容易に魚油を分離する
ことができる。ペーストから魚油を分離することにより
ペレットの乾燥がさらに容易となり、分離した魚油は乾
燥用の燃料として利用することができる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0023】図1には、魚腸骨を主体とした水産物原料
をペースト化する本発明の処理工程を示す。図1に示す
とおり、水産加工工場、水産物を扱う店舗などから収集
された魚腸骨を主体とする水産物原料が、地下の原料ピ
ット1に投入される。原料ピット1に投入された原料
は、第1スクリューコンベア2で掻き上げて第1ベルト
コンベア3に搬送される。掻き上げの過程で原料から分
離して原料ピット1に溜まった血水は、高BOD濃度の
液であるため、外部に排出することなくポンプ4で血水
タンク5に移送して貯留する。
【0024】第1ベルトコンベア3では、原料に混入し
た金属片を金属探知器6により探知して除去するほか、
原料に混在するプラスチック、布、繊維屑その他の異物
も除去する。
【0025】異物や夾雑物が除去された原料は、ロード
セル付の第1ローラーコンベア7上で計量され、複数の
容器8(200kgパン)に定量充填される。容器8に定量
充填された原料は、フォークリフト9で冷凍庫10に移送
され、−5℃以下(通常−25℃)で24時間冷凍貯蔵
して充分に凍結させる。
【0026】原料が充分に凍結すると、原料を充填した
容器8を冷凍庫10からフォークリフト9で第2ローラー
コンベア11に移送し、コンベア端部の脱パン装置12で容
器8を反転し、凍結した原料ブロックを容器8から離脱
させ、ブロック受け台13に落とす。凍結した原料ブロッ
クは破砕機(ブロックカッター)14でチップ状に破砕さ
れ、第2スクリューコンベア15でミキサー16に投入され
る。ミキサー16では前記血水タンク5からポンプ17送ら
れる血水がチップ状の原料に添加される。血水の量が原
料に比べて僅かであるため、原料チップの凍結状態が維
持される。
【0027】血水を添加した原料チップは、第3スクリ
ューコンベア18で第1摩砕機19に投入されて粗挽き摩砕
される。粗挽き摩砕された原料は、さらにポンプ20で第
2摩砕機21に移送して細挽き摩砕し、微細化したペース
トが得られる。この破砕及び摩砕工程では、ペーストの
利用目的に応じて原料の粒径を1〜1/100 mmに無段階に
調節することができる。
【0028】本発明の魚腸骨の処理方法によると、凍結
状態で処理される上記の破砕及び摩砕工程で魚臭の発生
がなく、また摩擦熱による原料の変質がない。さらに凍
結前の原料から分離される血水を回収して処理過程の原
料に添加することにより、処理工程での高BOD廃液が
事実上発生しない。原料の鮮度が高い場合には、この破
砕及び摩砕工程で得られたペーストを製品とすることが
できる。また、この処理工程で得られたペーストに米ぬ
か添加して水分調整した後、造粒及び乾燥してペレット
化することにより、製品の貯蔵及び取扱が容易となる。
【0029】図2は、摩砕機19、21に続くペーストの製
品化工程を示す。可食部分の残ったマグロの魚腸骨な
ど、鮮度の高い原料から得られたペーストを、細挽き摩
砕機21からポンプ22で定量充填機23に送り、第3ローラ
ーコンベア24上で容器25(20kgパン)に定量充填し、フ
ォークリフト9で冷凍庫10に移送して冷凍貯蔵する。こ
の冷凍ペーストは養殖うなぎ用の生餌となる。
【0030】図3は、摩砕機19、21に続くペーストのペ
レット化処理工程を示す。ペーストをペレット化する場
合は、細挽き摩砕機21で摩砕されたペーストをポンプ22
で造粒機26に送る。なお、ポンプ22は図2のポンプ22と
同一であり、ペーストを製品化する場合、またはペレッ
ト化する場合に、ポンプ22の出口経路をバルブ(図示省
略)で切り替えるようにしている。前記工程で摩砕され
たペーストは水分が70〜75%程度であるため、ペースト
中の水分が45〜50%程度になるよう、副資材タンク27か
ら米ぬかを水分調整材として添加して十分に混合して直
径6mmのペレットとして造粒される。前記工程での細挽
き摩砕により原料粒子が米ぬかの粒子よりも微粒子化さ
れているために、水分調整材として脱脂しない米ぬかを
使用してもペレット中で魚油が均一に分散し、乾燥工程
での乾燥むらが生じない。
【0031】なお、図示を省略したが、前記摩砕工程の
次に魚油の分離工程を加えることができる。摩砕工程で
得られるペーストは、原料が微粒化されて原料組織中の
魚油が遊離しているために、従来の魚油製造法のような
加熱処理を必要とせず、デカンタや遠心分離器によって
容易に油分を分離することができる。魚油を分離したペ
ーストをペレット化す場合は、乾燥がさらに容易とな
り、分離した魚油は乾燥用燃料として利用することがで
きる。
【0032】造粒されたペレットは第2ベルトコンベア
28で乾燥機29に送入され、乾燥機29内に通される80℃の
乾燥用空気30で乾燥処理して水分を10%以下とする。乾
燥されたペレットは、密閉されたコンベア状の冷却器31
内を通過する過程で冷却用空気32によって常温近くまで
冷却される。冷却ずみのペレットは第3ベルトコンベア
33で袋詰機(サイロ)34に送られ貯蔵される。貯蔵ペレ
ットは製品として袋35(1t袋)に袋詰めした状態で出荷
される。乾燥機29を通った空気36、及び冷却器31を通っ
た空気37は廃ガスとして脱臭装置(図示省略)に送られ
て脱臭処理される。
【0033】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の魚腸骨の処理方
法によると、凍結状態で原料を破砕及び摩砕してペース
ト化するため、魚粉及び魚油の製造方法を利用した従来
の処理方法に比べて処理が簡単であり、破砕及び摩砕工
程での魚臭の発生がなく、冷凍前の原料から分離された
血水を回収して摩砕前の原料に添加することにより、処
理工程で排出される高BOD廃液が事実上なくなる。ま
た脱臭処理が必要な廃ガスが発生するのは、ペーストを
ペレット化する場合の乾燥工程のみとなる。
【0034】また、原料の摩砕によりペースト中の原料
粒子が微細化され、原料の組織中に含まれる魚油が遊離
するため、ペレット化する場合に、副資材として脱脂し
ない米ぬかを使用してもペレット中で魚油が均一に分散
して良好な乾燥ができる。
【0035】さらに、従来の魚油製造法のような加熱処
理を必要とせず、ペースト中の魚油をデカンタ、遠心分
離機で容易に分離できるため、魚油を分離したペースト
を用いることにより、ペレットの乾燥がさらに容易とな
り、分離した魚油を乾燥用燃料として利用することがで
きる。
【0036】上記方法によって製造されるペレットは、
原料中の成分がそのまま含まれ、副資材として脱脂しな
い米ぬかを使用できるため、安価で油脂、蛋白質の含有
率の高いペレット製品が得られる。また、魚油を分離し
たペーストから製造されるペレットは、酸化による変質
のない良質の飼料となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 魚腸骨をペースト化する本発明の魚腸骨の処
理方法のフローシートである。
【図2】 図1の処理方法で得られたペーストを製品化
する工程のフローシートである。
【図3】 図1の処理方法で得られたペーストをペレッ
ト化する工程のフローシートである。
【符号の説明】
1・・・原料ピット 2・・・第1スクリューコンベア 3・・・第1ベルトコンベア 4・・・ポンプ 5・・・血水タンク 6・・・金属探知器 7・・・第1ローラーコンベア 8・・・容器 9・・・フォークリフト 10・・・冷凍庫 11・・・第2ローラーコンベア 12・・・脱パン装置 13・・・冷凍ブロック受け台 14・・・破砕機(ブロックカッター) 15・・・第2スクリューコンベア 16・・・ミキサー 17・・・ポンプ 18・・・第3スクリューコンベア 19・・・第1摩砕機 20・・・ポンプ 21・・・第2摩砕機 22・・・ポンプ 23・・・定量充填機 24・・・第3ローラーコンベア 25・・・容器 26・・・造粒機 27・・・副資材タンク 28・・・第2ベルトコンベア 29・・・乾燥機 30・・・乾燥用空気 31・・・冷却器 32・・・冷却用空気 33・・・第3ベルトコンベア 34・・・袋詰機 35・・・袋詰め製品 36、37・・・廃ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23K 1/00 - 1/10 C05F 9/00 A22C 25/00 A23P 1/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生鮮魚類から魚肉を採取した後の魚類
    の、頭、骨、皮、ヒレ、尾などのアラと内蔵とからなる
    水産加工残査である魚腸骨を主とする水産物原料から血
    水を分離する工程と、 前記血水を分離した水産物原料 を冷凍凍結して破砕する
    工程と、 前記破砕した水産物原料に前記分離した血水を添加する
    工程と、 前記血水を添加した水産物原料を 摩砕してペースト化す
    工程と含むことを特徴とする魚腸骨の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記の摩砕が、粗挽き摩砕及び細挽き摩
    砕によって行われる請求項1記載の魚腸骨の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記摩砕してペースト化されたものに、
    副資材を添加して水分調整した後、造粒及び乾燥してペ
    レット化することを特徴とする請求項1又は2記載の
    腸骨の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記水分調整材が脱脂しない米ぬかであ
    る請求項3記載の魚腸骨の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ペーストから魚油を分離した後、前
    記副資材を添加してペレット化する請求項4記載の魚腸
    骨の処理方法。
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