JP2965241B2 - コリオリ流量計 - Google Patents

コリオリ流量計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コリオリ流量計に関
し、より詳細には、直管式のコリオリ流量計において流
体の温度と外気温度および温度差に応じて変化する質量
流量、密度を前記温度および温度差に応じて補正する計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の質量流量および密度を計測する計
測手段として、最近はコリオリ流量計が使用される。コ
リオリ流量計は、質量流量mで流体が流れる流管を支持
点まわりに角速度ωで交番駆動したとき、質量流量mと
角速度ωとのベクトル積に比例したコリオリの力fが発
生することを利用した質量流量計であり、角速度ωを一
定とすると質量流量mはコリオリの力fに比例する。角
速度ωを流体が流れる流管の固有振動数ω0と等しい角
度速度に選ぶと、固有振動数ω0は流管のばね定数Kと
流体密度ρの関数で与えられ、流管のばね定数Kが一定
であれば流体密度ρが求められる。
【0003】コリオリの力は、交番駆動される両端支持
された流管の対称位置における位相差信号として検知さ
れるが、この位相差信号は極めて小さく、高精度にコリ
オリの力を検知するためには位相差信号を大きくとれる
ような流管形状として位相差信号の感度を高めることが
条件となる。このため多くの流管の形状は湾曲形状のも
のが選ばれている。しかし、湾曲形状にすることは、流
管が大きくなり、流体に含まれるスラリー等の異物が湾
管形状の底部に堆積したりする不都合が生じ易い。
【0004】このため、流管形状を感度を犠牲にして単
純な直管形状とすることが試みられている。しかし、コ
リオリの力の検出感度の小さい直管は、外乱影響を受け
易い。すなわち、直管形状の流管をもつコリオリ流量計
は直管形状のまま配管に取り付けられることはなく、配
管にフランジ結合される外側チューブ内に同軸に支持さ
れ、外側チューブと直管形状の流管(以後、内側チュー
ブと記す)との間に内側チューブを交番駆動する駆動手
段と位相差信号を検出する検出手段等が設けられてい
る。
【0005】しかし、流量計においては、温度、密度等
が異なる多くの流体が計測され、直管形状のコリオリ流
量計においては内側チューブにはこれらの流体が流れ
る。この結果、内側チューブは流体の温度に応じて膨張
又は収縮する。外側チューブも流体の温度影響を受ける
が、外気温度に近い温度に保たれ、内側チューブとの間
に温度差が生じ、その結果、外側チューブと内側チュー
ブとの間には熱応力が発生し、内側チューブ自体の固有
振動数ω0が変化することにより、質量流量mおよび密
度ρが共に変化して計測精度を低下させる。
【0006】このような問題を解決する手段として、従
来の直管式のコリオリ流量計においては、内側チューブ
に生ずる熱膨張を吸収するため、該内側チューブの端部
と中間部とを異径にして該端部と中間部とを円環状の板
ばねにより弾性結合したり、あるいは、内側チューブの
中央部でベローズ等により弾性結合して軸方向に弾性変
形し易い部材を設けるなどの手段を採用していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
直管式のコリオリ流量計においては、外側チューブに対
しては何の温度対策はなされず内側チューブ側のみに熱
膨張吸収対策を施していた。しかし、従来のような、内
側チューブに対する熱膨張対策をとると、内側チューブ
自体に段差が生じ、この段差部分に応力が集中して疲労
破断が生じたり、計測流体自体による応力腐蝕が発生す
るなど、信頼性が低下することや、流体中に含まれるス
ラリーが段差近傍に堆積したり、単純な直管でないため
の課題が生じた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)流体が流れる直管の内側チューブ
と、該内側チューブの外側に設けられ、両端が該内側チ
ューブに支持された直管形状の外側チューブと、前記内
側チューブを前記支持位置まわりに該内側チューブの固
有振動数で駆動する駆動手段と、前記内側チューブと外
側チューブの温度を検出する温度検出素子を有し、前記
支持位置近傍対称位置における位相差に比例した質量流
量および固有振動数に応じた密度を求め、求められた該
質量流量および密度を、前記内側チューブおよび外側チ
ューブの温度に応じて補正するコリオリ流量計におい
て、前記コリオリ流量計を防爆危険区域で使用する場合
に、前記温度検出素子からの信号を切換える切換え手段
と、該切換え手段からの信号を増幅する一個の増幅回路
と、該増幅回路と外部出力との間に接続されたツェナー
バリアユニットとを有し、該ツェナーバリアユニットを
介して出力された信号に基づいて前記質量流量および密
度を補正する温度補正手段を有すること、更には、
(2)前記(1)において、前記温度検出素子の切換え
手段を、前記温度差が所定値以内のときは、内側チュー
ブの温度を持続して検出し、前記温度差が所定値を越え
たときは、前記内側チューブの温度と外側チューブの温
度とを交互に検出するように切換えるようにしたことを
特徴としたものである。
【0009】
【作用】外側チューブの両端部で、流体が流れる内側チ
ューブを支持し、外側チューブには外側温度検出素子
を、内側チューブには内側温度検出素子を設けて、外気
に露出している外側チューブと流体が流れる内側チュー
ブの温度を各々測定する。内側チューブの固有振動数
は、内側チューブと外側チューブの温度により変化する
ので、誤差を含んで質量流量及び密度が計測される。こ
の誤差を内側チューブと外側チューブの温度および時間
経過において生ずる温度差に応じて質量流量および密度
を補正する。
【0010】
【実施例】〔実施例1 図1は、本発明による質量流量および密度測定装置の一
例を説明するための構成図で、図中、1はコリオリ流量
計、2は温度補正演算器、3は内側チューブ、4は外側
チューブ、5は側板、6は駆動部、7,8は検出部、9
は内側温度検出素子、10は外側温度検出素子である。
【0011】図1において、コリオリ流量計1は、直管
形状の内側チューブ3と、該内側チューブ3の外側に直
管形状の外側チューブ4が配置され、内側チューブ3と
外側チューブ4とは外側チューブ4の両端に固着された
円環状の側板5により同軸に支持されている。内側チュ
ーブ3の中央には、駆動部6が設けられている。駆動部
6の左右対称位置に検出部7,8が設けられている。更
に、内側チューブ3の外側壁には内側温度検出素子9
が、外側チューブ4の内周壁には外側温度検出素子10
が設けられている。
【0012】内側チューブ3の支持位置5a,5bまわ
りの曲げ剛性に対し、外側チューブ4の曲げ剛性は充分
大きく、内側チューブ3に対して等価的に剛体と見なす
ことができるようになっている。駆動部6は、例えば、
コイル6aとコア6bとからなる電磁駆動部であり、検
出部7,8は、例えば、コイル7a,8aと永久磁石7
b,8bとからなり、速度変換形の検出器である。ま
た、内側および外側温度検出素子9,10は、例えば、
白金測温抵抗体である。
【0013】以上の構成からなる直管式のコリオリ流量
計1は、内側チューブ3に流体が流れ、該内側チューブ
3が駆動部6により固有振動数で、流れと直角方向に交
番駆動されると、コリオリの力が発生し、該コリオリの
力は検出部7,8の位置で互いに位相が異なる方向で、
各々の検出信号は該位相に従った信号となる。
【0014】温度補正演算器2は、内側および外側温度
検出素子9,10の検出温度および温度差を入力し、質
量流量および密度の温度を補正するための変換器であ
る。なお、コリオリ流量計1の駆動部6、検出器7,8
および内側、外側温度検出素子9,10との間は各々導
線6c,7c,8c,9c,10cで接続されている。
【0015】内側チューブ3に流入する流体は、流体の
使用目的に応じて温度、密度、圧力等が異なる。特に、
流体の温度に伴って内側チューブ3の温度が変化し、内
側チューブ3自体が膨張又は収縮し、更に、ヤング率
(剛性率)も変化を受ける。一方、外側チューブ4は外
気に接して内側チューブ3から離間しているので内側チ
ューブ3に温度変化が生じても、この影響を受けること
は少なく、内側チューブ3との間に温度変化を受ける。
当然ながらこの変化量は、流体温度と環境温度との温度
差が大きい程大きい。
【0016】内側チューブ3と外側チューブ4との材質
が同じであっても、両者間に熱膨張差が生じ、その結
果、内側チューブ3には軸方向、周方向に熱応力が発生
し、内側チューブ3自体の固有振動数ω0が変化する。
この変化は、当然計測された質量流量mにも影響を与え
る。一方、流体の密度ρは、内側チューブ3の質量およ
びばね定数と、流体の質量の関数として与えられるの
で、計測された密度値ρは、同様に誤差を含んでいる。
【0017】温度補正演算器2は、内側、外側温度検出
素子9,10の検出温度および温度差を算出して、CP
Uに予め内側チューブ3と外側チューブ4との間の温度
差に基づく質量流量演算誤差および密度誤差とを記憶し
ておいた記憶値に基づいて温度影響誤差を含まない質量
流量m及び密度ρを端子2aから出力する。
【0018】この補正を施すことにより、内側チューブ
3の形状を最も単純な直管とすることができ、計測を簡
略化して低コストで精度の高い変換器を提供することが
できる。
【0019】〔実施例2 実施例1においては、外側チューブ4の剛性を内側チュ
ーブ3に対し、充分大きくして、実質的に剛体と見なし
て内側チューブ3を駆動したが、外側チューブ4の剛性
を小さくし、更に、重鍾等を付加して、内側チューブ3
の固有振動数と等しい固有振動数にして、外側チューブ
4と内側チューブ3とを共振させることにより、より効
率的で高感度のコリオリ流量計とすることができる。な
お、実施例2におけるコリオリ流量計は、図1に示した
コリオリ流量計の内側チューブ3に重鍾を取り付けた点
が異なるだけであるから、図示することを省略した。
【0020】〔実施例3 図2は、本発明のコリオリ流量計に適用される変換器の
一例を示す回路ブロックであり、図中、20は信号処理
部、21,22はスイッチ、23はインバータ、24は
演算増幅器、25,26はツェナーバリアユニット、2
7,28はヒューズ、29は(A/D)(アナログ−デ
ィジタル)変換部、30はCPUであり、図1と同様な
作用をする部分には、図1の場合と同じ参照番号が付し
ている。ここで、PTR9は内側温度検出素子9、PT
R10は外側温度検出素子10である。
【0021】内側抵抗PTR9と外側抵抗PTR10と
は、例えば、100Ωの白金測温抵抗体でコリオリ流量
計1内の前述した位置に設けられて切換可能に接続さ
れ、各々が、後述するブリッジ回路の1辺をなしてい
る。内側抵抗PTR9は端子A,Bに、外側抵抗PT
R10は端子B,Aに接続され、接続点Bから他の端
子bを有して、変換器20の端子A1,B,b,A2に3
線式の測温抵抗体として接続され、端子b1は接地され
る。なお、この他に、コリオリ流量計1と信号処理部2
0との間は、駆動部6、検出器7,8との導線6c,7
c,8cで接続されているが、図2においては、煩雑を
避けるため図示を省いてある。実際には、コリオリ流量
計1と信号処理部20との間は特殊ケーブル(多芯)で
接続されている。信号処理部20には、(D/A)変換
部29とCPU30が接続されている。
【0022】ブリッジ回路は、抵抗R1,PTR9又は
PTR10,および抵抗R2,R3で構成され、抵抗
1,R2の一端は、定電圧源VREFに接続され、R1=R
2となっており、また、抵抗R3=PTR9=PTR10
=100Ωとなっている。内側抵抗PTR9と外側抵抗
PTR10とは、CPU30から端子Eより出力される
コントロール信号により切換えられるスイッチ21又は
22により切換えられる。スイッチ21と22との間に
は、インバータ23が介在され、スイッチ21と22と
は開閉が逆動作するようになっている。
【0023】温度信号は、ブリッジ回路の接続点A3
3の間に生じ、該温度信号は同一の入力抵抗R4,R5
を介して演算増幅器24に入力され増幅される。該増幅
回路24から出力されたアナログ温度信号は、(A/
D)変換部29によってディジタル信号に変換されCP
U30に入力される。CPU30からはコントロール信
号が出力されて内側チューブ3の温度と外側チューブ4
の温度信号を切換え、各々の温度信号がCPU30に取
り込まれる。CPU30は各々の温度に従ってコリオリ
流量計1で計測された質量流量および密度値の補正が行
われ出力される。
【0024】本発明においては、信号処理部20は本質
安全防爆となるため、図2に示す変換器回路を構成して
スイッチ21,22を設け、内側抵抗PTR9又は外側
抵抗PTR10を切換えることにより、1つの演算増幅
器24と、1つのツェナーバリアユニット25およびヒ
ューズ27を設けることができる。このとき、CPU3
0から出力されるコントロール信号に対してもツェナー
バリアユニット26,ヒューズ28が取り付けられる。
REFにもツェナーバリアが取り付けられているが、煩
雑を避けるため省いている。
【0025】一般的な電気回路構成によれば、センサ毎
にそれぞれ演算増幅回路、A/D変換器およびツエナー
バリアを必要とし、それに伴って配線を要し、その結
果、部品数の増大とシステム全体の繁雑化を招いてしま
う。そこで、本発明では、上述のように、スイッチ2
1,22を設けることにより高価な演算増幅回路とツェ
ナーバリアユニットの数を削減することができ、安価な
変換器が構成される。また、スイッチ21,22は、任
意に切換えることができるが、被計測の流体温度、環境
温度は常に一定とは限らない。このため、スイッチ2
1,22の切換えのタイミングを設定する必要がある。
本発明においては、温度変化を勘案して温度測定の切換
え手順が設定されている。
【0026】〔実施例4 図3は、本発明におけるコリオリ流量計のスイッチ切換
えタイムチャートの一例を説明するための図であり、図
3(a)は、安定状態、図3(b)は所定以上の温度差
が生じた場合のタイムチャートであり、(1)は内側抵
抗PTR9側のスイッチ21を駆動するパルスP、
(2)は外側抵抗PTR10側のスイッチ21を駆動す
るパルスQであらわし、ONの状態を斜線で示してお
り、(3)は内側チューブ3のサンプリング温度計測時
間tx1を、(4)は外側チューブ4のサンプリング温
度計測時間tx2を示す。パルスP,Qのパルス幅は、
内側チューブ3と外側チューブ4の計測された温度差に
従ってCPU30内で処理された任意の時間が設定さ
れ、例えば、パルスPがONのとき、パルスQはOFF
となり、パルスPがOFFのとき、パルスQはONとな
る。
【0027】図3(a)は、内側チューブ3と外側チュ
ーブ4との温度差が、予め定められた温度差以内の温度
をもって安定している状態の場合であり、温度変動が生
じ易い内側チューブ3側のスイッチ21の切換え時間
(パルス幅P1)を、外側チューブ4側のスイッチ22
の切換え時間(パルス幅Q1)よりも長することによ
り、もっぱら内側チューブ3の温度計側のサンプリング
回数を多くして、内側チューブ3の温度に依存した計測
を行う。例えば、内側のパルスP1の期間において、時
間Tm毎の時間tx1(Tm>tx1)内に(N−1)回のサ
ンプリングによる温度計測がなされたとすれば、最終の
切換えにて外側のパルスQ1の期間Txに1回の温度計測
が期間tx2(Tx>tx2)内でなされる。例えば、内側
パルスP1の期間に9回の時間Tm毎のサンプリング温度
計測がなされたとき、外側のパルスQ1の期間(時間
x)に1回の温度計測がなされ、内側と外側のサンプ
リング温度計測を計10回行い、内側チューブ3と外側
チューブ4との温度差が設定された値以内であれば、こ
れを1つの温度計測サイクルとしてこれを繰返す。
【0028】図3(b)は、内側チューブ3と外側チュ
ーブ4との温度差が、予め定められた温度差を越えた場
合であり、スイッチ21と22とは各々、パルスP2
2のパルス幅の時間Tm,Tx毎に交互に切換えて各々
時間tx1,tx2内で温度計測がなされ、各々の測定温度
差と比較されるが、比較された内側チューブ3と外側チ
ューブ4との温度差が設定温度差以内になると、直ち
に、図3(a)に示した温度差安定時の内側のパルスP
1,外側のパルスQ1の温度計測に戻してもよいが、温度
変動があるときは温度差異常時の切換えに戻るという、
所謂、計測のハンチングを起こすので、これを避けるた
めスイッチ21と22の切換回数をM回継続することと
し、この間の時間を、例えば、25秒としている。この
時間経過したとき、温度差が設定温度差以内であると、
再び、図3(a)の温度差安定時の温度計測に戻され
る。なお、上記切換回数Mは整数であり、内側チューブ
3の切換えの回数N1と外側チューブ4の切換回数N2
の比(N1/N2)に等しいか、又は、差(N1−N2)に
等しい。
【0029】設定された内側チューブ3と外側チューブ
4の温度差に基づいたアルゴリズムにより温度計測手段
が選ばれるので、常に正確な内側チューブ3、外側チュ
ーブ4の温度が計測でき、この温度差に基づいて正確な
質量流量および密度が計測できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下に示す効果がある。請求項に対応する
効果:防爆用の流量計として、本発明においては、複数
の検出信号を切換えるので、1個のツェナーバリアユニ
ットと一個の演算増幅器とすることができ、しかも伝送
線も削減されるので、変換器を安価とすることができ
る。請求項に対応する効果:請求項1の効果に加え、
設定された所定の温度差が発生したときと定常状態にお
ける温度計測のタイミングを変えたので常に正確な温度
計測が可能となり常に正確な温度補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による質量流量および密度測定装置の
一例を説明するための構成図である。
【図2】 本発明の質量流量および密度測定装置に適用
される変換器の一例を示す回路ブロックである。
【図3】 本発明における質量流量および密度計測装置
のスイッチ切換えタイムチャートの一例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…コリオリ流量計、2…温度補正演算器、3…内側チ
ューブ、4…外側チューブ、5…側板、6…駆動部、
7,8…検出部、9…内側温度検出素子、10…外側温
度検出素子、20…信号処理部、21,22…スイッ
チ、23…インバータ、24…演算増幅器、25,26
…ツェナーバリアユニット、27,28…ヒューズ、2
9…(A/D)(アナログ−ディジタル)変換部、30
…CPU。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流れる直管の内側チューブと、該
    内側チューブの外側に設けられ、両端が該内側チューブ
    に支持された直管形状の外側チューブと、前記内側チュ
    ーブを前記支持位置まわりに該内側チューブの固有振動
    数で駆動する駆動手段と、前記内側チューブと外側チュ
    ーブの温度を検出する温度検出素子を有し、前記支持位
    置近傍対称位置における位相差に比例した質量流量およ
    び固有振動数に応じた密度を求め、求められた該質量流
    量および密度を、前記内側チューブおよび外側チューブ
    の温度に応じて補正するコリオリ流量計において、前記
    コリオリ流量計を防爆危険区域で使用する場合に、前記
    温度検出素子からの信号を切換える切換え手段と、該切
    換え手段からの信号を増幅する一個の増幅回路と、該増
    幅回路と外部出力との間に接続されたツェナーバリアユ
    ニットとを有し、該ツェナーバリアユニットを介して出
    力された信号に基づいて前記質量流量および密度を補正
    する温度補正手段を有することを特徴とするコリオリ流
    量計。
  2. 【請求項2】 前記温度検出素子の切換え手段を、前記
    温度差が所定値以内のときは、内側チューブの温度を持
    続して検出し、前記温度差が所定値を越えたときは、前
    記内側チューブの温度と外側チューブの温度とを交互に
    検出するように切換えるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のコリオリ流量計。
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