JP2963402B2 - 生海苔のゴミ取り装置 - Google Patents
生海苔のゴミ取り装置Info
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- JP2963402B2 JP2963402B2 JP8288833A JP28883396A JP2963402B2 JP 2963402 B2 JP2963402 B2 JP 2963402B2 JP 8288833 A JP8288833 A JP 8288833A JP 28883396 A JP28883396 A JP 28883396A JP 2963402 B2 JP2963402 B2 JP 2963402B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生海苔のゴミ取り装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、乾燥海苔の製造は、生海
苔を洗浄装置により撹拌しながら洗浄し、洗浄した生海
苔を切断装置により5mm四方位の大きさに切断し、切断
した生海苔を海苔簀により漉き、漉いた生海苔を乾燥装
置により乾燥させて行なっている。
苔を洗浄装置により撹拌しながら洗浄し、洗浄した生海
苔を切断装置により5mm四方位の大きさに切断し、切断
した生海苔を海苔簀により漉き、漉いた生海苔を乾燥装
置により乾燥させて行なっている。
【0003】そして、乾燥海苔は、生海苔に混入してい
るゴミが付着している可能性があるために、ゴミ検出装
置によりゴミの検出を行ない、ゴミの検出がなされなか
ったものは、そのまま製品として出荷する一方、ゴミの
検出がなされたものは、ゴミ取り作業工程にまわすよう
にしている。
るゴミが付着している可能性があるために、ゴミ検出装
置によりゴミの検出を行ない、ゴミの検出がなされなか
ったものは、そのまま製品として出荷する一方、ゴミの
検出がなされたものは、ゴミ取り作業工程にまわすよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したゴ
ミ取り作業工程では、乾燥海苔に付着したゴミを手作業
により取除いているために、手間と労力を要して、作業
能率が悪いという問題がある。
ミ取り作業工程では、乾燥海苔に付着したゴミを手作業
により取除いているために、手間と労力を要して、作業
能率が悪いという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、所
要の大きさに切断した生海苔と塩水とを一定の重量割合
で調合する調合部と、同調合部により調合された生海苔
と塩水との調合液を吸込む吸込流路部と、同吸込流路部
に設けて、調合液中のゴミを濾過する濾過部とを具備す
る生海苔のゴミ取り装置であって、吸込流路部の先端
に、下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケースの
開口部内に濾過部形成本体を配設すると共に、同開口部
に濾過部形成体を設け、同濾過部形成体と、濾過部形成
本体との間に一定細幅の濾過用スリットを形成したこと
を特徴とする生海苔のゴミ取り装置を提供せんとするも
のである。
要の大きさに切断した生海苔と塩水とを一定の重量割合
で調合する調合部と、同調合部により調合された生海苔
と塩水との調合液を吸込む吸込流路部と、同吸込流路部
に設けて、調合液中のゴミを濾過する濾過部とを具備す
る生海苔のゴミ取り装置であって、吸込流路部の先端
に、下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケースの
開口部内に濾過部形成本体を配設すると共に、同開口部
に濾過部形成体を設け、同濾過部形成体と、濾過部形成
本体との間に一定細幅の濾過用スリットを形成したこと
を特徴とする生海苔のゴミ取り装置を提供せんとするも
のである。
【0006】また、本発明は、次の構成にも特徴を有す
る。
る。
【0007】(1) 濾過部形成本体は、吸込ケースに
取付けると共に、周面の一部に目詰まり解消用面部を形
成して、周面が濾過部形成体に対向して濾過用スリット
を形成する位置と、目詰まり解消用面部が濾過部形成体
に対向して濾過用スリットを拡幅させた目詰まり解消用
間隙を形成する位置との間で姿勢変更自在となし、吸込
ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給路を
通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水により
濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して洗い
落して目詰まりを解消可能としたこと。
取付けると共に、周面の一部に目詰まり解消用面部を形
成して、周面が濾過部形成体に対向して濾過用スリット
を形成する位置と、目詰まり解消用面部が濾過部形成体
に対向して濾過用スリットを拡幅させた目詰まり解消用
間隙を形成する位置との間で姿勢変更自在となし、吸込
ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給路を
通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水により
濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して洗い
落して目詰まりを解消可能としたこと。
【0008】(2) 吸込流路部の先端に、左右幅方向
に伸延して下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケ
ースの開口部内に左右幅方向に伸延する濾過部形成本体
を横架すると共に、同開口部の前後側縁部にそれぞれ濾
過部形成本体に沿って左右幅方向に伸延する一対の濾過
部形成体を取付け、各濾過部形成体の先端縁と、濾過部
形成本体の周面との間に一定細幅の一対の濾過用スリッ
トを形成したこと。
に伸延して下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケ
ースの開口部内に左右幅方向に伸延する濾過部形成本体
を横架すると共に、同開口部の前後側縁部にそれぞれ濾
過部形成本体に沿って左右幅方向に伸延する一対の濾過
部形成体を取付け、各濾過部形成体の先端縁と、濾過部
形成本体の周面との間に一定細幅の一対の濾過用スリッ
トを形成したこと。
【0009】(3) 濾過部形成本体は、吸込ケースに
回転自在に横架すると共に、周面の一部に長手方向に伸
延する一対の目詰まり解消用面部を円周方向に180度
対向させた位置に形成して、周面が濾過部形成体に対向
して濾過用スリットを形成する位置と、目詰まり解消用
面部が濾過部形成体に対向して濾過用スリットを拡幅さ
せた目詰まり解消用間隙を形成する位置との間で姿勢変
更自在となし、吸込ケースに洗浄水供給流路を接続し
て、同洗浄水供給路を通して吸込ケース内に逆洗水を供
給し、同逆洗水により濾過部の付着物を上記目詰まり解
消用間隙を通して洗い落して目詰まりを解消可能とした
こと。
回転自在に横架すると共に、周面の一部に長手方向に伸
延する一対の目詰まり解消用面部を円周方向に180度
対向させた位置に形成して、周面が濾過部形成体に対向
して濾過用スリットを形成する位置と、目詰まり解消用
面部が濾過部形成体に対向して濾過用スリットを拡幅さ
せた目詰まり解消用間隙を形成する位置との間で姿勢変
更自在となし、吸込ケースに洗浄水供給流路を接続し
て、同洗浄水供給路を通して吸込ケース内に逆洗水を供
給し、同逆洗水により濾過部の付着物を上記目詰まり解
消用間隙を通して洗い落して目詰まりを解消可能とした
こと。
【0010】(4) 吸込流路部の先端に、左右幅方向
に伸延して下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケ
ースの開口部内に左右幅方向に伸延する複数の濾過部形
成本体を前後方向に間隔を開けて横架すると共に、同開
口部の前後側縁部にそれぞれ濾過部形成本体に沿って左
右幅方向に伸延する一対の濾過部形成体を取付け、各濾
過部形成体の先端縁とそれに隣接する各濾過部形成本体
の周面との間、及び、隣接する濾過部形成本体同士の周
面の間にそれぞれ一定細幅の濾過用スリットを形成した
こと。
に伸延して下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケ
ースの開口部内に左右幅方向に伸延する複数の濾過部形
成本体を前後方向に間隔を開けて横架すると共に、同開
口部の前後側縁部にそれぞれ濾過部形成本体に沿って左
右幅方向に伸延する一対の濾過部形成体を取付け、各濾
過部形成体の先端縁とそれに隣接する各濾過部形成本体
の周面との間、及び、隣接する濾過部形成本体同士の周
面の間にそれぞれ一定細幅の濾過用スリットを形成した
こと。
【0011】(5) 濾過部形成本体は、吸込ケースに
複数平行させて回転自在に横架すると共に、周面の一部
に長手方向に伸延する目詰まり解消用面部を形成して、
周面が濾過部形成体若しくは隣接する濾過部形成本体の
周面に対向して濾過用スリットを形成する位置と、目詰
まり解消用面部が濾過部形成体若しくは隣接する濾過部
形成本体の目詰まり解消用面部に対向して濾過用スリッ
トを拡幅させた目詰まり解消用間隙を形成する位置との
間で回転自在となし、吸込ケースに洗浄水供給流路を接
続して、同洗浄水供給路を通して吸込ケース内に逆洗水
を供給し、同逆洗水により濾過部の付着物を上記目詰ま
り解消用間隙を通して洗い落して目詰まりを解消可能と
したこと。
複数平行させて回転自在に横架すると共に、周面の一部
に長手方向に伸延する目詰まり解消用面部を形成して、
周面が濾過部形成体若しくは隣接する濾過部形成本体の
周面に対向して濾過用スリットを形成する位置と、目詰
まり解消用面部が濾過部形成体若しくは隣接する濾過部
形成本体の目詰まり解消用面部に対向して濾過用スリッ
トを拡幅させた目詰まり解消用間隙を形成する位置との
間で回転自在となし、吸込ケースに洗浄水供給流路を接
続して、同洗浄水供給路を通して吸込ケース内に逆洗水
を供給し、同逆洗水により濾過部の付着物を上記目詰ま
り解消用間隙を通して洗い落して目詰まりを解消可能と
したこと。
【0012】(6) 吸込流路部の先端に、下面が開口
した吸込ケースを設け、同吸込ケースの開口部内に上下
方向に軸線を向けた柱状の濾過部形成本体を配設すると
共に、同開口部の内周縁部に濾過部形成体を濾過部形成
本体の周面に沿わせて設け、各濾過部形成体の周端縁
と、濾過部形成本体の周面との間に一定細幅のリング状
の濾過用スリットを形成したこと。
した吸込ケースを設け、同吸込ケースの開口部内に上下
方向に軸線を向けた柱状の濾過部形成本体を配設すると
共に、同開口部の内周縁部に濾過部形成体を濾過部形成
本体の周面に沿わせて設け、各濾過部形成体の周端縁
と、濾過部形成本体の周面との間に一定細幅のリング状
の濾過用スリットを形成したこと。
【0013】(7) 濾過部形成本体は、吸込ケースに
上下進退自在に取付けると共に、周面の一部に縮径状の
目詰まり解消用面部を形成して、周面が濾過部形成体の
周面に対向して濾過用スリットを形成する位置と、目詰
まり解消用面部が濾過部形成体に対向して濾過用スリッ
トを拡幅させた目詰まり解消用間隙を形成する位置との
間で上下進退自在となし、吸込ケースに洗浄水供給流路
を接続して、同洗浄水供給路を通して吸込ケース内に逆
洗水を供給し、同逆洗水により濾過部の付着物を上記目
詰まり解消用間隙を通して洗い落して目詰まりを解消可
能としたこと。
上下進退自在に取付けると共に、周面の一部に縮径状の
目詰まり解消用面部を形成して、周面が濾過部形成体の
周面に対向して濾過用スリットを形成する位置と、目詰
まり解消用面部が濾過部形成体に対向して濾過用スリッ
トを拡幅させた目詰まり解消用間隙を形成する位置との
間で上下進退自在となし、吸込ケースに洗浄水供給流路
を接続して、同洗浄水供給路を通して吸込ケース内に逆
洗水を供給し、同逆洗水により濾過部の付着物を上記目
詰まり解消用間隙を通して洗い落して目詰まりを解消可
能としたこと。
【0014】(8) 吸込流路部は、調合部に濾過部の
濾過用スリットを連通させて調合液を吸込み可能な吸込
姿勢と、調合部から濾過部の濾過用スリットを離隔させ
て調合液を吸込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能
としたこと。
濾過用スリットを連通させて調合液を吸込み可能な吸込
姿勢と、調合部から濾過部の濾過用スリットを離隔させ
て調合液を吸込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能
としたこと。
【0015】(9) 吸込流路部の吸込姿勢から吸込不
能姿勢への姿勢変更動作に、濾過部形成本体の目詰まり
解消用間隙形成動作を連動させたこと。
能姿勢への姿勢変更動作に、濾過部形成本体の目詰まり
解消用間隙形成動作を連動させたこと。
【0016】(10) 濾過部形成体は、吸込ケースの
開口部の前後側縁部に、濾過部形成本体の周面に対して
進退位置調節自在に取付けて、同濾過部形成体の進退位
置調節により、濾過用スリットの幅を、0.2mm 〜3.0mm
の範囲で調節自在としたこと。
開口部の前後側縁部に、濾過部形成本体の周面に対して
進退位置調節自在に取付けて、同濾過部形成体の進退位
置調節により、濾過用スリットの幅を、0.2mm 〜3.0mm
の範囲で調節自在としたこと。
【0017】(11) 濾過部形成本体は、円柱状に形
成すると共に、外径を生海苔の細断幅よりも広幅に形成
したこと。
成すると共に、外径を生海苔の細断幅よりも広幅に形成
したこと。
【0018】(12) 生海苔と塩水とを調合する重量
割合は、塩水100重量部に対して生海苔5重量部〜4
0重量部としたこと。
割合は、塩水100重量部に対して生海苔5重量部〜4
0重量部としたこと。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0020】〔第1実施例〕図1に示すAは、本発明に
係る第1実施例としての生海苔のゴミ取り装置Mと、同
ゴミ取り装置Mによりゴミを濾過した生海苔を後処理す
る後処理装置Nとを具備する生海苔処理プラントであ
り、同ゴミ取り装置Mは、所要の大きさに切断した生海
苔と塩水とを一定の重量割合で調合する調合部1と、同
調合部1により調合された生海苔と塩水との調合液L1を
吸込む吸込流路部2と、同吸込流路部2の先端部に設け
て、調合液L1中のゴミを濾過する濾過部3とを具備して
おり、また、後処理装置Nは、濾過された生海苔を脱水
する脱水部4と、同脱水部4により脱水した生海苔を貯
留する処理済生海苔貯留部5と、同貯留部5に貯留して
いる生海苔をミンチにして脱水するミンチ・脱水部6と
を具備している。7は撹拌機、8は水位検出器、75は塩
水戻し流路、76は濾過網体、77は海苔回収流路、78は開
閉弁である。
係る第1実施例としての生海苔のゴミ取り装置Mと、同
ゴミ取り装置Mによりゴミを濾過した生海苔を後処理す
る後処理装置Nとを具備する生海苔処理プラントであ
り、同ゴミ取り装置Mは、所要の大きさに切断した生海
苔と塩水とを一定の重量割合で調合する調合部1と、同
調合部1により調合された生海苔と塩水との調合液L1を
吸込む吸込流路部2と、同吸込流路部2の先端部に設け
て、調合液L1中のゴミを濾過する濾過部3とを具備して
おり、また、後処理装置Nは、濾過された生海苔を脱水
する脱水部4と、同脱水部4により脱水した生海苔を貯
留する処理済生海苔貯留部5と、同貯留部5に貯留して
いる生海苔をミンチにして脱水するミンチ・脱水部6と
を具備している。7は撹拌機、8は水位検出器、75は塩
水戻し流路、76は濾過網体、77は海苔回収流路、78は開
閉弁である。
【0021】調合部1は、図1〜図4に示すように、支
持枠台10の上部に吸込処理槽11を設け、同吸込処理槽11
の側壁に生海苔・塩水調合流路12の先端を接続し、同調
合流路12の基端に、生海苔貯留槽13に基端を接続した生
海苔供給路14の先端と、塩水槽15に基端を接続した塩水
供給路16の先端とを接続し、上記調合流路12の中途部に
は、調合液供給ポンプP1と生海苔切断機17とを設けてい
る。13a は貯留槽用撹拌機、18は吸込処理槽用撹拌機、
19は排出流路、20,21,22はそれぞれ開閉弁である。
持枠台10の上部に吸込処理槽11を設け、同吸込処理槽11
の側壁に生海苔・塩水調合流路12の先端を接続し、同調
合流路12の基端に、生海苔貯留槽13に基端を接続した生
海苔供給路14の先端と、塩水槽15に基端を接続した塩水
供給路16の先端とを接続し、上記調合流路12の中途部に
は、調合液供給ポンプP1と生海苔切断機17とを設けてい
る。13a は貯留槽用撹拌機、18は吸込処理槽用撹拌機、
19は排出流路、20,21,22はそれぞれ開閉弁である。
【0022】このようにして、調合液供給ポンプP1を駆
動させることにより、生海苔貯留槽13より生海苔供給流
路14を通して生海苔を吸引すると共に、塩水槽15より塩
水供給流路16を通して塩水を吸引して、調合流路12内で
調合することにより調合液L1とし、さらに、同調合液L1
中の生海苔切断機17により生海苔を、例えば、10cm〜
15cmの長さに切断した後、調合流路12を通して調合液
L1を吸込処理槽11内へ圧送して供給するようにしてい
る。
動させることにより、生海苔貯留槽13より生海苔供給流
路14を通して生海苔を吸引すると共に、塩水槽15より塩
水供給流路16を通して塩水を吸引して、調合流路12内で
調合することにより調合液L1とし、さらに、同調合液L1
中の生海苔切断機17により生海苔を、例えば、10cm〜
15cmの長さに切断した後、調合流路12を通して調合液
L1を吸込処理槽11内へ圧送して供給するようにしてい
る。
【0023】ここで、生海苔と塩水とを調合する重量割
合は、生海苔が後述する濾過用スリット32中を通過し易
い程度の重量割合、例えば、塩水100重量部に対して
生海苔5重量部〜40重量部とするのが好ましく、収穫
時期によって異なる生海苔の硬さによって調整(柔らか
い程、生海苔の重量割合を多くする)することができ
る。
合は、生海苔が後述する濾過用スリット32中を通過し易
い程度の重量割合、例えば、塩水100重量部に対して
生海苔5重量部〜40重量部とするのが好ましく、収穫
時期によって異なる生海苔の硬さによって調整(柔らか
い程、生海苔の重量割合を多くする)することができ
る。
【0024】吸込流路部2は、図2〜図4に示すよう
に、前後方向に横長状に形成した吸込処理槽11の左右側
壁11a,11b 間に前後方向に間隔を開けて前後一対設けて
おり、後側の吸込流路部2について説明すると、吸込処
理槽11の左右側壁11a,11b 間に左右幅方向に伸延する中
空支軸30を枢支ブラケット31,31 を介して横架し、同中
空支軸30の左右側部に、それぞれ側面視コ字状に形成し
た左右一対の支持アーム32,32 の基端を取付け、両支持
アーム32,32 の先端間に、左右幅方向に伸延し、かつ、
下面が開口した吸込ケース33を横架し、同吸込ケース33
の左右側部と上記中空支軸30の左右側部との間に、それ
ぞれ濾過済生海苔吸込流路34と洗浄水供給流路35とを左
右に平行させて介設している。
に、前後方向に横長状に形成した吸込処理槽11の左右側
壁11a,11b 間に前後方向に間隔を開けて前後一対設けて
おり、後側の吸込流路部2について説明すると、吸込処
理槽11の左右側壁11a,11b 間に左右幅方向に伸延する中
空支軸30を枢支ブラケット31,31 を介して横架し、同中
空支軸30の左右側部に、それぞれ側面視コ字状に形成し
た左右一対の支持アーム32,32 の基端を取付け、両支持
アーム32,32 の先端間に、左右幅方向に伸延し、かつ、
下面が開口した吸込ケース33を横架し、同吸込ケース33
の左右側部と上記中空支軸30の左右側部との間に、それ
ぞれ濾過済生海苔吸込流路34と洗浄水供給流路35とを左
右に平行させて介設している。
【0025】そして、図1及び図4に示すように、中空
支軸30の左側端部に濾過済生海苔供給流路36の基端をス
イベルジョイント37を介して連結し、同供給流路36の先
端を脱水部4に連結して、同供給流路36の中途部に濾過
済生海苔供給ポンプP2を取付ける一方、中空支軸30の右
側端部に洗浄用塩水供給流路38の先端をスイベルジョイ
ント39を介して接続する一方、同供給流路38の基端を塩
水槽15内に配置した塩水供給ポンプP3に連結して、同供
給流路38の中途部に開閉弁40を取付けている。
支軸30の左側端部に濾過済生海苔供給流路36の基端をス
イベルジョイント37を介して連結し、同供給流路36の先
端を脱水部4に連結して、同供給流路36の中途部に濾過
済生海苔供給ポンプP2を取付ける一方、中空支軸30の右
側端部に洗浄用塩水供給流路38の先端をスイベルジョイ
ント39を介して接続する一方、同供給流路38の基端を塩
水槽15内に配置した塩水供給ポンプP3に連結して、同供
給流路38の中途部に開閉弁40を取付けている。
【0026】また、吸込流路部2は、図1及び図5に示
すように、姿勢変更手段41により、吸込処理槽11内の調
合液L1中に後述する濾過部3を浸漬して、同調合液L1を
吸込み可能な吸込姿勢と、同調合液L1から引上げて、同
調合液L1を吸込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能
としており、同姿勢変更動作は、支持枠台10の前側上部
に取付けた制御部48により制御している。
すように、姿勢変更手段41により、吸込処理槽11内の調
合液L1中に後述する濾過部3を浸漬して、同調合液L1を
吸込み可能な吸込姿勢と、同調合液L1から引上げて、同
調合液L1を吸込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能
としており、同姿勢変更動作は、支持枠台10の前側上部
に取付けた制御部48により制御している。
【0027】すなわち、姿勢変更手段41は、図2〜図4
に示すように、支持枠台10に姿勢変更用駆動モータ42を
載置し、同モータ42の出力軸42a と、中空支軸30の右側
部との間に、伝動チェン43をスプロケット44,45 を介し
て巻回して、上記モータ42の出力軸42a を正逆回転させ
ることにより、中空支軸30を正逆回動させ、支持アーム
32,32 を昇降回動作動させて、吸込ケース33を吸込姿勢
と吸込不能姿勢との間で姿勢変更可能としている。M2は
ポンプ駆動用モータ、M3は切断機駆動用モータである。
に示すように、支持枠台10に姿勢変更用駆動モータ42を
載置し、同モータ42の出力軸42a と、中空支軸30の右側
部との間に、伝動チェン43をスプロケット44,45 を介し
て巻回して、上記モータ42の出力軸42a を正逆回転させ
ることにより、中空支軸30を正逆回動させ、支持アーム
32,32 を昇降回動作動させて、吸込ケース33を吸込姿勢
と吸込不能姿勢との間で姿勢変更可能としている。M2は
ポンプ駆動用モータ、M3は切断機駆動用モータである。
【0028】ここで、支持枠台10の左側壁の上部には、
上昇回動停止スイッチ46と下降回動停止スイッチ47とを
設け、中空支軸30の左側部に突設したスイッチ作用片48
が吸込流路部2の姿勢変更動作に連動して回動し、いず
れかのスイッチ46,47 に接触して、各スイッチ46,47 を
ONさせることにより、姿勢変更用駆動モータ42の駆動
を停止させるように、制御部48により制御している。
上昇回動停止スイッチ46と下降回動停止スイッチ47とを
設け、中空支軸30の左側部に突設したスイッチ作用片48
が吸込流路部2の姿勢変更動作に連動して回動し、いず
れかのスイッチ46,47 に接触して、各スイッチ46,47 を
ONさせることにより、姿勢変更用駆動モータ42の駆動
を停止させるように、制御部48により制御している。
【0029】濾過部3は、図6〜図9に示すように、吸
込ケース33の左右側壁間に、開口部51内において、左右
幅方向に伸延する円柱状の濾過部形成本体50を回転自在
に横架すると共に、吸込ケース33の前後側縁部33a,33b
に、それぞれ濾過部形成本体50に沿って左右幅方向に伸
延する前後一対の濾過部形成体52,52 を、進退位置調節
手段53,53 を介して濾過部形成本体50の周面50b に対し
て進退位置調節自在に取付け、各濾過部形成体52,52 の
先端縁52a,52a と、濾過部形成本体50の周面50b との間
に一定細幅の濾過用スリット54,54 を形成している。
込ケース33の左右側壁間に、開口部51内において、左右
幅方向に伸延する円柱状の濾過部形成本体50を回転自在
に横架すると共に、吸込ケース33の前後側縁部33a,33b
に、それぞれ濾過部形成本体50に沿って左右幅方向に伸
延する前後一対の濾過部形成体52,52 を、進退位置調節
手段53,53 を介して濾過部形成本体50の周面50b に対し
て進退位置調節自在に取付け、各濾過部形成体52,52 の
先端縁52a,52a と、濾過部形成本体50の周面50b との間
に一定細幅の濾過用スリット54,54 を形成している。
【0030】濾過部形成本体50は、図6〜図9に示すよ
うに、周面50b に左右幅方向に伸延する一対の目詰まり
解消用面部50a,50a を円周方向に180度対向させた位
置に形成し、後述する濾過部洗浄手段55により、吸込流
路部2の吸込姿勢では、濾過部形成体52,52 に濾過部形
成本体50の周面50b が対向する一方、吸込流路部2の吸
込不能姿勢では、濾過部形成体52,52 に濾過部形成本体
50の目詰まり解消用面部50a,50a が対向して、濾過用ス
リット54,54 がそれぞれ拡幅して目詰まり解消用間隙10
0,100 が形成されるべく濾過部形成本体50を回転させる
と共に、洗浄水供給流路35を通して吸込ケース33内に洗
浄水としての塩水を圧送して供給することにより、濾過
部3への付着物を上記目詰まり解消用間隙100,100 を通
して洗い落して目詰りを解消することができるようにし
ている。
うに、周面50b に左右幅方向に伸延する一対の目詰まり
解消用面部50a,50a を円周方向に180度対向させた位
置に形成し、後述する濾過部洗浄手段55により、吸込流
路部2の吸込姿勢では、濾過部形成体52,52 に濾過部形
成本体50の周面50b が対向する一方、吸込流路部2の吸
込不能姿勢では、濾過部形成体52,52 に濾過部形成本体
50の目詰まり解消用面部50a,50a が対向して、濾過用ス
リット54,54 がそれぞれ拡幅して目詰まり解消用間隙10
0,100 が形成されるべく濾過部形成本体50を回転させる
と共に、洗浄水供給流路35を通して吸込ケース33内に洗
浄水としての塩水を圧送して供給することにより、濾過
部3への付着物を上記目詰まり解消用間隙100,100 を通
して洗い落して目詰りを解消することができるようにし
ている。
【0031】濾過部洗浄手段55は、図6、図7、及び図
9に示すように、濾過部形成本体50の左側端よりアーム
支軸50d を軸線方向に突設し、同アーム支軸50d に作動
アーム56の基端を直交状態に取付け、同作動アーム56の
中途部と吸込ケース35の側壁に取付けたスプリング係止
片57との間に引張スプリング58を介設すると共に、吸込
ケース33の天井壁にアームストッパー59を取付けて、同
アームストッパー59の後面に作動アーム56の中途部前面
を引張スプリング58により圧接させる一方、図2にも示
すように、吸込処理槽11上に立設した支持フレーム60
に、アーム作用突片61を後方へ向けて略水平に突設して
いる。
9に示すように、濾過部形成本体50の左側端よりアーム
支軸50d を軸線方向に突設し、同アーム支軸50d に作動
アーム56の基端を直交状態に取付け、同作動アーム56の
中途部と吸込ケース35の側壁に取付けたスプリング係止
片57との間に引張スプリング58を介設すると共に、吸込
ケース33の天井壁にアームストッパー59を取付けて、同
アームストッパー59の後面に作動アーム56の中途部前面
を引張スプリング58により圧接させる一方、図2にも示
すように、吸込処理槽11上に立設した支持フレーム60
に、アーム作用突片61を後方へ向けて略水平に突設して
いる。
【0032】このようにして、吸込流路部2が最上昇位
置まで上昇回動して吸込不能姿勢を採る際に、アーム作
用突片61に作動アーム56の先端部が当接し、同作動アー
ム56は引張スプリング58の付勢に抗して図9に示す反時
計方向aに回動され、それに連動して濾過部形成本体50
も反時計方向aに回動されて、目詰まり解消用面部50a,
50a を濾過部形成体52,52 に対向させて、濾過用スリッ
ト54,54 を拡幅して目詰まり解消用間隙100,100 とな
し、同状態にて、制御部48により塩水供給ポプP3を駆動
させて、塩水槽15内の塩水を洗浄用塩水供給流路38→洗
浄水供給流路35を通して吸込ケース33内に圧送して、同
吸込ケース33内、及び、濾過部形成本体50の周面50b に
付着している付着物を目詰まり解消用間隙100,100 →吸
込ケース33の上方に開口している開口部51より上方へ放
出させる洗浄運転が行なえるようにしている。
置まで上昇回動して吸込不能姿勢を採る際に、アーム作
用突片61に作動アーム56の先端部が当接し、同作動アー
ム56は引張スプリング58の付勢に抗して図9に示す反時
計方向aに回動され、それに連動して濾過部形成本体50
も反時計方向aに回動されて、目詰まり解消用面部50a,
50a を濾過部形成体52,52 に対向させて、濾過用スリッ
ト54,54 を拡幅して目詰まり解消用間隙100,100 とな
し、同状態にて、制御部48により塩水供給ポプP3を駆動
させて、塩水槽15内の塩水を洗浄用塩水供給流路38→洗
浄水供給流路35を通して吸込ケース33内に圧送して、同
吸込ケース33内、及び、濾過部形成本体50の周面50b に
付着している付着物を目詰まり解消用間隙100,100 →吸
込ケース33の上方に開口している開口部51より上方へ放
出させる洗浄運転が行なえるようにしている。
【0033】ここで、かかる洗浄運転では、濾過済生海
苔供給流路36の中途部に圧力センサ70を取付け、同圧力
センサ70により、同供給流路36内の圧力を検出して、同
検出結果が一定の設定圧力よりも低い場合に、制御部48
により姿勢変更用駆動モータ42を駆動して洗浄運転を一
定時間行なうようにしている。
苔供給流路36の中途部に圧力センサ70を取付け、同圧力
センサ70により、同供給流路36内の圧力を検出して、同
検出結果が一定の設定圧力よりも低い場合に、制御部48
により姿勢変更用駆動モータ42を駆動して洗浄運転を一
定時間行なうようにしている。
【0034】図2及び図4に示すように、吸込処理槽11
上に立設した支持フレーム60の上端部には、吸込流路部
2より放出される付着物と塩水との混合液を反射する反
射用天蓋62を、吸込不能姿勢を採る吸込流路部2の直上
方に位置させて取付けると共に、支持フレーム60の中途
部に同反射用天蓋62により反射された混合液を受けるト
レー63を取付けている。
上に立設した支持フレーム60の上端部には、吸込流路部
2より放出される付着物と塩水との混合液を反射する反
射用天蓋62を、吸込不能姿勢を採る吸込流路部2の直上
方に位置させて取付けると共に、支持フレーム60の中途
部に同反射用天蓋62により反射された混合液を受けるト
レー63を取付けている。
【0035】そして、上記トレー63は、支持枠台10に配
設した回収槽64に回収パイプ65を介して連通連結して、
同回収槽64内に混合液を回収するようにしている。
設した回収槽64に回収パイプ65を介して連通連結して、
同回収槽64内に混合液を回収するようにしている。
【0036】濾過部形成体52は、図6〜図9に示すよう
に、吸込ケース33の前後壁にそれぞれ平行させて配置し
た基端側部52b と、吸込ケース33の天井壁に平行させ、
かつ、開口縁に沿わせて配置した先端側部52c とかから
側面視L字状に形成し、先端側部52c の左右側部には前
後方向に伸延する進退ガイド用長孔66,66 を形成してい
る。
に、吸込ケース33の前後壁にそれぞれ平行させて配置し
た基端側部52b と、吸込ケース33の天井壁に平行させ、
かつ、開口縁に沿わせて配置した先端側部52c とかから
側面視L字状に形成し、先端側部52c の左右側部には前
後方向に伸延する進退ガイド用長孔66,66 を形成してい
る。
【0037】進退調節手段53は、図6〜図9に示すよう
に、吸込ケース33の前後壁の左右側部にそれぞれ雌ネジ
部67,67,67,67 を取付け、各雌ネジ部67につまみ付ボル
ト68の先端部を回転自在に取付けると共に、同つまみ付
ボルト68の中途部に、濾過部形成体52の基端側部52b を
螺着する一方、雌ネジ部67より突出させたガイドピン69
を、濾過部形成体52の先端側部52c に形成した進退ガイ
ド用長孔66中に挿通している。
に、吸込ケース33の前後壁の左右側部にそれぞれ雌ネジ
部67,67,67,67 を取付け、各雌ネジ部67につまみ付ボル
ト68の先端部を回転自在に取付けると共に、同つまみ付
ボルト68の中途部に、濾過部形成体52の基端側部52b を
螺着する一方、雌ネジ部67より突出させたガイドピン69
を、濾過部形成体52の先端側部52c に形成した進退ガイ
ド用長孔66中に挿通している。
【0038】そして、つまみ付ボルト68を回転操作する
ことにより、濾過部形成体52を濾過部形成本体50に対し
て進退位置調節自在とし、濾過用スリット54の幅を、例
えば、0.2mm 〜3.0mm の範囲で適宜調節することができ
るようにしている。
ことにより、濾過部形成体52を濾過部形成本体50に対し
て進退位置調節自在とし、濾過用スリット54の幅を、例
えば、0.2mm 〜3.0mm の範囲で適宜調節することができ
るようにしている。
【0039】このようにして、吸込流路部2を吸込処理
槽11内の調合液L1中に浸漬させた状態にて、濾過済生海
苔供給ポンプP2を駆動させて、濾過部3の濾過スリット
54を通して吸込ケース33内に調合液L1を吸込むことによ
り、調合液L1中の生海苔に付着しているゴミを濾過し
て、濾過済の生海苔を吸込ケース33→濾過済生海苔吸込
流路34→濾過済生海苔供給路36を通して脱水部4に供給
する濾過運転が行なえるようにしている。
槽11内の調合液L1中に浸漬させた状態にて、濾過済生海
苔供給ポンプP2を駆動させて、濾過部3の濾過スリット
54を通して吸込ケース33内に調合液L1を吸込むことによ
り、調合液L1中の生海苔に付着しているゴミを濾過し
て、濾過済の生海苔を吸込ケース33→濾過済生海苔吸込
流路34→濾過済生海苔供給路36を通して脱水部4に供給
する濾過運転が行なえるようにしている。
【0040】かかる濾過運転と前記した洗浄運転は、制
御部48により自動的に制御運転することができるように
している。なお、前側の吸込流路部2は、前記した後側
の吸込流路部2と前後対称位置にて同様に構成してい
る。また吸込流路部2に複数個の濾過部3を連通連設す
ることにより、生海苔の濾過処理効率を向上させること
もできる。
御部48により自動的に制御運転することができるように
している。なお、前側の吸込流路部2は、前記した後側
の吸込流路部2と前後対称位置にて同様に構成してい
る。また吸込流路部2に複数個の濾過部3を連通連設す
ることにより、生海苔の濾過処理効率を向上させること
もできる。
【0041】〔第2実施例〕図10及び図11は、第2
実施例としての生海苔のゴミ取り装置Mを示しており、
同ゴミ取り装置Mは、基本的構造を前記第1実施例とし
てのゴミ取り装置Mと同様に構成しているが、特に、吸
込流路部2の姿勢変更動作と、同吸込流路部2の濾過部
3に複数の濾過部形成本体50を並列状態に配設して、濾
過用スリット54を増設した点において異なる。
実施例としての生海苔のゴミ取り装置Mを示しており、
同ゴミ取り装置Mは、基本的構造を前記第1実施例とし
てのゴミ取り装置Mと同様に構成しているが、特に、吸
込流路部2の姿勢変更動作と、同吸込流路部2の濾過部
3に複数の濾過部形成本体50を並列状態に配設して、濾
過用スリット54を増設した点において異なる。
【0042】すなわち、ゴミ取り装置Mは、図10及び
図11に示すように、支持枠台10の前部に左右一対の支
柱80,80 を立設し、同支柱80,80 の直後方位置にトレー
63を配設し、同トレー63の直後方位置に吸込処理槽11を
配置している。
図11に示すように、支持枠台10の前部に左右一対の支
柱80,80 を立設し、同支柱80,80 の直後方位置にトレー
63を配設し、同トレー63の直後方位置に吸込処理槽11を
配置している。
【0043】そして、上記左右一対の支柱80,80 に吸込
流路部2を姿勢変更手段41を介して取付けて、同姿勢変
更手段41により吸込流路部2を、後述する濾過部3が吸
込処理槽11内の調合液L1中に浸漬して、同調合液L1を吸
込み可能な吸込姿勢と、同調合液L1から引上げて前上方
のトレー63の直上方位置まで移動させて、調合液L1を吸
込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能としており、
同姿勢変更動作は、支柱80,80 の前側上部に取付けた制
御部48により制御している。
流路部2を姿勢変更手段41を介して取付けて、同姿勢変
更手段41により吸込流路部2を、後述する濾過部3が吸
込処理槽11内の調合液L1中に浸漬して、同調合液L1を吸
込み可能な吸込姿勢と、同調合液L1から引上げて前上方
のトレー63の直上方位置まで移動させて、調合液L1を吸
込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能としており、
同姿勢変更動作は、支柱80,80 の前側上部に取付けた制
御部48により制御している。
【0044】姿勢変更手段41は、図10及び図11に示
すように、左右一対の支柱80,80 の前側上部に姿勢変更
用駆動モータ42を取付ける一方、両支柱80,80 の上端間
に、左右幅方向に伸延する回動支軸81を回動自在に横架
し、同回動支軸81の左側部と上記駆動モータ42の出力軸
42a との間に伝動チェン43をスプロケット44,45 を介し
て巻回し、また、回動支軸81の左右側端部にそれぞれ昇
降用スプロケット82,82 を取付け、各昇降用スプロケッ
ト82,82 に昇降用チェン83,83 の中途部を掛回し、各昇
降用チェン83,83 の先端に吸込流路部2を連結する一
方、各昇降用チェン83,83 の基端に重り84,84 を連結し
ている。85は重り昇降用ガイドパイプである。
すように、左右一対の支柱80,80 の前側上部に姿勢変更
用駆動モータ42を取付ける一方、両支柱80,80 の上端間
に、左右幅方向に伸延する回動支軸81を回動自在に横架
し、同回動支軸81の左側部と上記駆動モータ42の出力軸
42a との間に伝動チェン43をスプロケット44,45 を介し
て巻回し、また、回動支軸81の左右側端部にそれぞれ昇
降用スプロケット82,82 を取付け、各昇降用スプロケッ
ト82,82 に昇降用チェン83,83 の中途部を掛回し、各昇
降用チェン83,83 の先端に吸込流路部2を連結する一
方、各昇降用チェン83,83 の基端に重り84,84 を連結し
ている。85は重り昇降用ガイドパイプである。
【0045】そして、左右一対の支柱80,80 の上部に
は、後方へ向けて伸延する左右一対の支持アーム86,86
の基端を取付け、各支持アーム86,86 の先端にガイドス
プロケット87,87 を転動自在に取付けて、各ガイドスプ
ロケット87,87 に前記昇降用チェン83,83 の中途部を掛
回し、また、各支持アーム86,86 の基部と吸込処理槽11
の左右側壁との間にそれぞれ昇降用ガイドレール88,88
を介設している。89,90は取付ブラケットである。
は、後方へ向けて伸延する左右一対の支持アーム86,86
の基端を取付け、各支持アーム86,86 の先端にガイドス
プロケット87,87 を転動自在に取付けて、各ガイドスプ
ロケット87,87 に前記昇降用チェン83,83 の中途部を掛
回し、また、各支持アーム86,86 の基部と吸込処理槽11
の左右側壁との間にそれぞれ昇降用ガイドレール88,88
を介設している。89,90は取付ブラケットである。
【0046】また、昇降用ガイドレール88は、上下方向
に伸延する左右一対の縦レール88a,88b と、各縦レール
88a,88b の上端より前上方へ伸延する横レール88c,88d
とから形成し、外側の横レール88c を内側の横レール88
d よりも上方位置にて平行に配置している。88e はガイ
ドローラ案内レールである。
に伸延する左右一対の縦レール88a,88b と、各縦レール
88a,88b の上端より前上方へ伸延する横レール88c,88d
とから形成し、外側の横レール88c を内側の横レール88
d よりも上方位置にて平行に配置している。88e はガイ
ドローラ案内レールである。
【0047】吸込流路部2は、前記左右一対の昇降用チ
ェン83,83 の先端間に、左右幅方向に伸延する支持フレ
ーム91の左右側部を連結し、同支持フレーム91の左右側
端部にそれぞれ前記縦・横レール88a,88a,88b,88b,88c,
88c,88d,88d 上を転動する左右一対の上下側ガイドロー
ラ92,92,93,93 を上下方向に間隔を開けて取付ける一
方、支持フレーム91の直下方位置に、左右幅方向に伸延
し、かつ、下面が開口した吸込ケース33を左右一対の連
結アーム94,94 を介して連結し、同吸込ケース33の天井
壁に濾過済生海苔供給流路36と逆洗用塩水供給流路38と
を左右に平行させて連通連結している。101 は、吸込不
能姿勢にて連結アーム94に作用するストッパー体であ
る。
ェン83,83 の先端間に、左右幅方向に伸延する支持フレ
ーム91の左右側部を連結し、同支持フレーム91の左右側
端部にそれぞれ前記縦・横レール88a,88a,88b,88b,88c,
88c,88d,88d 上を転動する左右一対の上下側ガイドロー
ラ92,92,93,93 を上下方向に間隔を開けて取付ける一
方、支持フレーム91の直下方位置に、左右幅方向に伸延
し、かつ、下面が開口した吸込ケース33を左右一対の連
結アーム94,94 を介して連結し、同吸込ケース33の天井
壁に濾過済生海苔供給流路36と逆洗用塩水供給流路38と
を左右に平行させて連通連結している。101 は、吸込不
能姿勢にて連結アーム94に作用するストッパー体であ
る。
【0048】濾過部3は、図12〜図14に示すよう
に、吸込ケース33の左右側壁33c,33c間に、開口部51内
において、左右幅方向に伸延する円柱状の前後側濾過部
形成本体50,50 を前後方向に間隔を開けて回転自在に横
架すると共に、両濾過部形成本体50,50 の間に左右幅方
向に伸延する四角柱状の中央濾過部形成本体50を回転自
在に横架している。
に、吸込ケース33の左右側壁33c,33c間に、開口部51内
において、左右幅方向に伸延する円柱状の前後側濾過部
形成本体50,50 を前後方向に間隔を開けて回転自在に横
架すると共に、両濾過部形成本体50,50 の間に左右幅方
向に伸延する四角柱状の中央濾過部形成本体50を回転自
在に横架している。
【0049】そして、吸込ケース33の前後側縁部33a,33
b には、それぞれ前後側濾過部形成本体50,50 に沿って
左右幅方向に伸延する前後一対の濾過部形成体52,52 を
取付け、各濾過部形成体52,52 の先端縁52a,52a と、前
後側濾過部形成本体50,50 の周面との間に一定細幅の濾
過用スリット54,54 を形成すると共に、前後側濾過部形
成本体50,50 の周面50b,50b と中央濾過部形成本体50の
角部50c,50c との間にも一定細幅の濾過用スリット54,5
4 を形成している。
b には、それぞれ前後側濾過部形成本体50,50 に沿って
左右幅方向に伸延する前後一対の濾過部形成体52,52 を
取付け、各濾過部形成体52,52 の先端縁52a,52a と、前
後側濾過部形成本体50,50 の周面との間に一定細幅の濾
過用スリット54,54 を形成すると共に、前後側濾過部形
成本体50,50 の周面50b,50b と中央濾過部形成本体50の
角部50c,50c との間にも一定細幅の濾過用スリット54,5
4 を形成している。
【0050】また、前後側濾過部形成本体50,50 の周面
50b,50b には、図12〜図14に示すように、左右幅方
向に伸延する目詰まり解消用面部50a,50a を形成すると
共に、四角柱状の中央濾過部形成本体50の周面を形成す
る各辺部を目詰まり解消用面部50a,50a,50a,50a となし
ている。
50b,50b には、図12〜図14に示すように、左右幅方
向に伸延する目詰まり解消用面部50a,50a を形成すると
共に、四角柱状の中央濾過部形成本体50の周面を形成す
る各辺部を目詰まり解消用面部50a,50a,50a,50a となし
ている。
【0051】このようにして、後述する濾過部洗浄手段
55により、吸込流路部2の吸込姿勢では、濾過部形成体
52,52 に前後側濾過部形成本体50,50 の各周面50b,50b
が対向すると共に、前後側濾過部形成本体50,50 の各周
面50b,50b に中央濾過部形成本体50の角部50c が対向す
る一方、吸込流路部2の吸込不能姿勢では、濾過部形成
体52,52 に前後側濾過部形成本体50,50 の目詰まり解消
用面部50a,50a が対向すると共に、前後側濾過部形成本
体50,50 の周面50b,50b に中央濾過部形成本体50の目詰
まり解消用面部50a,50a が対向して、濾過用スリット5
4,54,54,54 がそれぞれ拡幅して目詰まり解消用間隙10
0,100,100,100 が形成されるべく前後側濾過部形成本体
50,50 を回転させると共に、洗浄水供給流路35を通して
吸込ケース33内に洗浄水としての塩水を圧送して供給す
ることにより、濾過部3への付着物を上記目詰まり解消
用間隙100,100,100,100 を通して洗い落して目詰まりを
解消することができるようにしている。
55により、吸込流路部2の吸込姿勢では、濾過部形成体
52,52 に前後側濾過部形成本体50,50 の各周面50b,50b
が対向すると共に、前後側濾過部形成本体50,50 の各周
面50b,50b に中央濾過部形成本体50の角部50c が対向す
る一方、吸込流路部2の吸込不能姿勢では、濾過部形成
体52,52 に前後側濾過部形成本体50,50 の目詰まり解消
用面部50a,50a が対向すると共に、前後側濾過部形成本
体50,50 の周面50b,50b に中央濾過部形成本体50の目詰
まり解消用面部50a,50a が対向して、濾過用スリット5
4,54,54,54 がそれぞれ拡幅して目詰まり解消用間隙10
0,100,100,100 が形成されるべく前後側濾過部形成本体
50,50 を回転させると共に、洗浄水供給流路35を通して
吸込ケース33内に洗浄水としての塩水を圧送して供給す
ることにより、濾過部3への付着物を上記目詰まり解消
用間隙100,100,100,100 を通して洗い落して目詰まりを
解消することができるようにしている。
【0052】濾過部洗浄手段55は、図12〜図14に示
すように、中央濾過部形成本体50の左側端の回転中心位
置よりアーム支軸50d を軸線方向に突設し、同アーム支
軸50d に上下方向に伸延する作動アーム56の下端を直交
状態に取付け、同作動アーム56の上端部と吸込ケース35
の天井壁に取付けたスプリング係止片57との間に引張ス
プリング58を介設する一方、図10にも示すように、支
柱80の中央部に、アーム作用突片61を後方へ向けて略水
平に突設している。
すように、中央濾過部形成本体50の左側端の回転中心位
置よりアーム支軸50d を軸線方向に突設し、同アーム支
軸50d に上下方向に伸延する作動アーム56の下端を直交
状態に取付け、同作動アーム56の上端部と吸込ケース35
の天井壁に取付けたスプリング係止片57との間に引張ス
プリング58を介設する一方、図10にも示すように、支
柱80の中央部に、アーム作用突片61を後方へ向けて略水
平に突設している。
【0053】そして、図12及び図13に示すように、
吸込ケース33の左側部には連動リンク機構収容ケース96
を形成し、同連動リンク機構収容ケース96内に連動リン
ク機構97を収容しており、同連動リンク機構97は、前後
側濾過部形成体50,50 の左側端部の回転中心位置より軸
線方向に突設した支軸50e,50e と、上記アーム支軸50d
よりそれぞれ連動アーム97a,97a,97a を上方へ向けて立
上げ、各連動アーム97a,97a,97a の上端間にリンク97b,
97b を介設し、前側の連動アーム97a に、連動リンク機
構収容ケース96の前壁に前後方向に進退位置調節自在に
取付けたスリット幅調節ボルト98の先端を当接させてい
る。
吸込ケース33の左側部には連動リンク機構収容ケース96
を形成し、同連動リンク機構収容ケース96内に連動リン
ク機構97を収容しており、同連動リンク機構97は、前後
側濾過部形成体50,50 の左側端部の回転中心位置より軸
線方向に突設した支軸50e,50e と、上記アーム支軸50d
よりそれぞれ連動アーム97a,97a,97a を上方へ向けて立
上げ、各連動アーム97a,97a,97a の上端間にリンク97b,
97b を介設し、前側の連動アーム97a に、連動リンク機
構収容ケース96の前壁に前後方向に進退位置調節自在に
取付けたスリット幅調節ボルト98の先端を当接させてい
る。
【0054】このようにして、吸込流路部2がトレー63
の直上方位置まで上昇移動して吸込不能姿勢を採る際
に、アーム作用突片61に作動アーム56の中途部が当接
し、同作動アーム56は引張スプリング58の付勢に抗して
図10及び図12に示す反時計方向に回動され、それに
連動して三個の濾過部形成本体50,50,50も反時計方向に
回動されて、目詰まり解消用面部50a,50a を濾過部形成
体52,52 に対向させると共に、隣接する目詰まり解消用
面部50a,50a 同士を対向させて、各濾過用スリット54,5
4,54,54 を拡幅させて目詰まり解消用間隙100,100,100,
100 を形成し、同状態にて、制御部48により塩水供給ポ
ンプP3を駆動させて、塩水槽15内の塩水を洗浄用塩水供
給流路38→洗浄水供給流路35を通して吸込ケース33内に
圧送して、同吸込ケース33内、及び、濾過部形成本体50
の周面に付着している付着物を、上記目詰まり解消用間
隙100,100,100,100 を通して吸込ケース33の下方に開口
している開口部51より下方へ放出させる洗浄運転が行え
るようにしている。
の直上方位置まで上昇移動して吸込不能姿勢を採る際
に、アーム作用突片61に作動アーム56の中途部が当接
し、同作動アーム56は引張スプリング58の付勢に抗して
図10及び図12に示す反時計方向に回動され、それに
連動して三個の濾過部形成本体50,50,50も反時計方向に
回動されて、目詰まり解消用面部50a,50a を濾過部形成
体52,52 に対向させると共に、隣接する目詰まり解消用
面部50a,50a 同士を対向させて、各濾過用スリット54,5
4,54,54 を拡幅させて目詰まり解消用間隙100,100,100,
100 を形成し、同状態にて、制御部48により塩水供給ポ
ンプP3を駆動させて、塩水槽15内の塩水を洗浄用塩水供
給流路38→洗浄水供給流路35を通して吸込ケース33内に
圧送して、同吸込ケース33内、及び、濾過部形成本体50
の周面に付着している付着物を、上記目詰まり解消用間
隙100,100,100,100 を通して吸込ケース33の下方に開口
している開口部51より下方へ放出させる洗浄運転が行え
るようにしている。
【0055】ここで、かかる洗浄運転では、濾過済生海
苔供給流路36の中途部に圧力センサ70を取付け、同圧力
センサ70により、同供給流路36内の圧力を検出して、同
検出結果が一定の設定圧力よりも低い場合に、制御部48
により姿勢変更用駆動モータ42を駆動して洗浄運転を一
定時間行なうようにしている。
苔供給流路36の中途部に圧力センサ70を取付け、同圧力
センサ70により、同供給流路36内の圧力を検出して、同
検出結果が一定の設定圧力よりも低い場合に、制御部48
により姿勢変更用駆動モータ42を駆動して洗浄運転を一
定時間行なうようにしている。
【0056】また、濾過用スリット54の幅を調節する際
には、連動リンク機構収容ケース96の前壁に取付けたス
リット幅調節ボルト98を進退調節して三個の濾過部形成
本体50,50,50を連動リンク機構97を介して回転させ、各
目詰まり解消用面部50a の姿勢を変更することにより、
四個の濾過用スリット54の幅を同時に、例えば、0.2mm
〜3.0mm の範囲で適宜微調節することができるようにし
ている。
には、連動リンク機構収容ケース96の前壁に取付けたス
リット幅調節ボルト98を進退調節して三個の濾過部形成
本体50,50,50を連動リンク機構97を介して回転させ、各
目詰まり解消用面部50a の姿勢を変更することにより、
四個の濾過用スリット54の幅を同時に、例えば、0.2mm
〜3.0mm の範囲で適宜微調節することができるようにし
ている。
【0057】なお、第2実施例においても、第1実施例
と同様に、濾過部形成体52を進退位置調節自在とするこ
とにより、濾過用スリット54の幅を上記範囲内にて適宜
微調節することもできる。
と同様に、濾過部形成体52を進退位置調節自在とするこ
とにより、濾過用スリット54の幅を上記範囲内にて適宜
微調節することもできる。
【0058】ここで、上記した第1・第2実施例として
のゴミ取り装置M,Mでは、濾過部形成本体50の好まし
い適用例として、同濾過部形成本体50の断面形状を円柱
状、又は正四角柱状に形成したものを使用しているが、
かかる濾過部形成本体50の断面形状は、これに限られる
ものではなく、少なくとも濾過部形成本体50の周面と濾
過部形成体52との間、又は、隣接する濾過部形成本体5
0,50 の周面同士の間に濾過用スリット54を形成するこ
とができると共に、各濾過部形成本体50の回転により、
各濾過部形成本体50の周面に形成した目詰まり解消用面
部50a と濾過部形成体52との間、又は、目詰まり解消用
面部50a,50a 同士の間に、濾過用スリット54を拡幅させ
た目詰まり解消用間隙100 を形成することができる形状
であればよい。
のゴミ取り装置M,Mでは、濾過部形成本体50の好まし
い適用例として、同濾過部形成本体50の断面形状を円柱
状、又は正四角柱状に形成したものを使用しているが、
かかる濾過部形成本体50の断面形状は、これに限られる
ものではなく、少なくとも濾過部形成本体50の周面と濾
過部形成体52との間、又は、隣接する濾過部形成本体5
0,50 の周面同士の間に濾過用スリット54を形成するこ
とができると共に、各濾過部形成本体50の回転により、
各濾過部形成本体50の周面に形成した目詰まり解消用面
部50a と濾過部形成体52との間、又は、目詰まり解消用
面部50a,50a 同士の間に、濾過用スリット54を拡幅させ
た目詰まり解消用間隙100 を形成することができる形状
であればよい。
【0059】従って、濾過部形成本体50の断面形状は、
例えば、正三角柱状、正五角柱状、楕円形状等に形成す
ることもでき、角柱状の場合は、各辺部を目詰まり解消
用面部50a として利用することができるが、他の円形状
等の場合には、別途、目詰まり解消用面部50a を形成し
て、同目詰まり解消用面部50a により目詰まり解消用間
隙100 が形成できるようにすればよい。
例えば、正三角柱状、正五角柱状、楕円形状等に形成す
ることもでき、角柱状の場合は、各辺部を目詰まり解消
用面部50a として利用することができるが、他の円形状
等の場合には、別途、目詰まり解消用面部50a を形成し
て、同目詰まり解消用面部50a により目詰まり解消用間
隙100 が形成できるようにすればよい。
【0060】また、濾過部形成本体50は、第2実施例の
ように、吸込ケース33内に複数個横架して使用する場合
には、異なる断面形状のものを適宜組合わせて使用する
こともできる。
ように、吸込ケース33内に複数個横架して使用する場合
には、異なる断面形状のものを適宜組合わせて使用する
こともできる。
【0061】〔第3実施例〕図15及び図16は、第3
実施例としての生海苔のゴミ取り装置Mを示しており、
同ゴミ取り装置Mは、基本的構造を前記第2実施例とし
てのゴミ取り装置Mと同様に構成しているが、特に、濾
過部3の構造が異なるので、その濾過部3について説明
する。
実施例としての生海苔のゴミ取り装置Mを示しており、
同ゴミ取り装置Mは、基本的構造を前記第2実施例とし
てのゴミ取り装置Mと同様に構成しているが、特に、濾
過部3の構造が異なるので、その濾過部3について説明
する。
【0062】すなわち、濾過部3は、図15〜図17に
示すように、左右幅方向に伸延する吸込ケース33内の左
右側部に、上方へ向けて先細り状で、かつ、円錐台状の
濾過部形成本体50,50 を配設すると共に、各濾過部形成
本体50,50 の直下方に位置する吸込ケース33の底部の部
分に各濾過部形成本体50,50 の下端の外径よりもやや大
径の円形口を開口して濾過部形成体52,52 を形成し、各
濾過部形成体52,52 の周端縁52b,52b と、各濾過部形成
本体50,50 の周面50b,50b の下端部との間に一定細幅で
リング状の濾過用スリット54,54 を形成し、濾過部形成
本体50の周面50b の上部を目詰まり解消用面部50a とな
している。
示すように、左右幅方向に伸延する吸込ケース33内の左
右側部に、上方へ向けて先細り状で、かつ、円錐台状の
濾過部形成本体50,50 を配設すると共に、各濾過部形成
本体50,50 の直下方に位置する吸込ケース33の底部の部
分に各濾過部形成本体50,50 の下端の外径よりもやや大
径の円形口を開口して濾過部形成体52,52 を形成し、各
濾過部形成体52,52 の周端縁52b,52b と、各濾過部形成
本体50,50 の周面50b,50b の下端部との間に一定細幅で
リング状の濾過用スリット54,54 を形成し、濾過部形成
本体50の周面50b の上部を目詰まり解消用面部50a とな
している。
【0063】濾過部形成本体50は、図17に示すよう
に、吸込ケース33の天井壁33a と、その上方に配置した
支持フレーム19とを上下方向に貫通させた支持ロッド11
0 の下端に取付けており、同支持ロッド110 は、吸込ケ
ース33の天井壁33a に取付けた上下進退位置調節手段11
1 により支持している。
に、吸込ケース33の天井壁33a と、その上方に配置した
支持フレーム19とを上下方向に貫通させた支持ロッド11
0 の下端に取付けており、同支持ロッド110 は、吸込ケ
ース33の天井壁33a に取付けた上下進退位置調節手段11
1 により支持している。
【0064】上下進退位置調節手段111 は、吸込ケース
33の天井壁33a に形成した雌ネジ部112 に、上下方向に
軸線を向けた筒状雄ネジ部113 を螺着し、同筒状雄ネジ
部113 中に前記支持ロッド110 の下端部を挿通して、同
支持ロッド110 の下部に取付けたスプリング受け体114
と筒状雄ネジ部113 の上端に形成した鍔部113aとの間に
スプリング115 を介在させて、同スプリング115 により
支持ロッド110 を上方へ弾性付勢し、同支持ロッド110
の下端に取付けた濾過部形成本体50の上面を筒状雄ネジ
部113 の下端に当接させて、同濾過部形成本体50の位置
決めをしている。116 は回止め用ナットである。
33の天井壁33a に形成した雌ネジ部112 に、上下方向に
軸線を向けた筒状雄ネジ部113 を螺着し、同筒状雄ネジ
部113 中に前記支持ロッド110 の下端部を挿通して、同
支持ロッド110 の下部に取付けたスプリング受け体114
と筒状雄ネジ部113 の上端に形成した鍔部113aとの間に
スプリング115 を介在させて、同スプリング115 により
支持ロッド110 を上方へ弾性付勢し、同支持ロッド110
の下端に取付けた濾過部形成本体50の上面を筒状雄ネジ
部113 の下端に当接させて、同濾過部形成本体50の位置
決めをしている。116 は回止め用ナットである。
【0065】このようにして、筒状雄ネジ部113 を回動
させて、下方へ進出させるべく位置調節すると、円錐台
形状の濾過部形成本体50が下降位置調節されて、濾過用
スリット54を大きくすることができる。また、反対の調
節をすると、濾過用スリット54を小さくすることができ
る。
させて、下方へ進出させるべく位置調節すると、円錐台
形状の濾過部形成本体50が下降位置調節されて、濾過用
スリット54を大きくすることができる。また、反対の調
節をすると、濾過用スリット54を小さくすることができ
る。
【0066】そして、支持ロッド110 の上端には、転動
ローラ117 を取付けており、同転動ローラ117 は、吸込
流路部2が吸込不能姿勢を採った際に、左右一対の支柱
80,80 の上端部に取付板118 を介して突設したローラガ
イドレール119 に当接して、同ローラガイドレール119
に沿って転動する間に、支持ロッド110 を介して濾過部
形成本体50を下降摺動させ、目詰まり解消用面部50a を
濾過部形成体52と対向させて、濾過スリット54を拡幅さ
せて目詰まり解消用間隙100 を形成するようにしてい
る。110bは、支持ロッド110 の中途部に形成した下降規
制用段部、110cは、支持ロッド110 の中途部に形成した
上昇規制用段部、125 は規制片である。
ローラ117 を取付けており、同転動ローラ117 は、吸込
流路部2が吸込不能姿勢を採った際に、左右一対の支柱
80,80 の上端部に取付板118 を介して突設したローラガ
イドレール119 に当接して、同ローラガイドレール119
に沿って転動する間に、支持ロッド110 を介して濾過部
形成本体50を下降摺動させ、目詰まり解消用面部50a を
濾過部形成体52と対向させて、濾過スリット54を拡幅さ
せて目詰まり解消用間隙100 を形成するようにしてい
る。110bは、支持ロッド110 の中途部に形成した下降規
制用段部、110cは、支持ロッド110 の中途部に形成した
上昇規制用段部、125 は規制片である。
【0067】しかも、かかる状態にて洗浄運転が行なえ
るようにしている。
るようにしている。
【0068】図18〜図21は、第3実施例における濾
過部3の変容例を示している。
過部3の変容例を示している。
【0069】すなわち、濾過部3は、図18〜図20に
示すように、吸込ケース33を天井壁33a を有する円筒状
に形成し、同天井壁33a に上下進退位置調節手段111 を
取付ける一方、下端開口部の内周縁にリング状の濾過部
形成体52を一体成形し、上記上下進退位置調節手段111
の筒状雄ネジ部113 中に支持ロッド110 を挿通して、同
支持ロッド110 の下部に形成した段付大径部110aを筒状
雄ネジ部113 の下端に当接させ、同段付大径部110aの下
端に濾過部形成本体50を取付けて、同濾過部形成本体50
の周面50b の下端部を濾過部形成体52の周端縁に対向さ
せて配置し、これらの間に濾過用スリット54を形成して
いる。120 は取付用突片、121 は支持アーム、122 はス
プリング受け体固定用ナットである。
示すように、吸込ケース33を天井壁33a を有する円筒状
に形成し、同天井壁33a に上下進退位置調節手段111 を
取付ける一方、下端開口部の内周縁にリング状の濾過部
形成体52を一体成形し、上記上下進退位置調節手段111
の筒状雄ネジ部113 中に支持ロッド110 を挿通して、同
支持ロッド110 の下部に形成した段付大径部110aを筒状
雄ネジ部113 の下端に当接させ、同段付大径部110aの下
端に濾過部形成本体50を取付けて、同濾過部形成本体50
の周面50b の下端部を濾過部形成体52の周端縁に対向さ
せて配置し、これらの間に濾過用スリット54を形成して
いる。120 は取付用突片、121 は支持アーム、122 はス
プリング受け体固定用ナットである。
【0070】そして、吸込ケース33には、図18〜図2
0に示すように、濾過済生海苔供給流路36の始端と洗浄
水供給流路35の終端とを接続しており、濾過済生海苔供
給流路36の始端は吸込ケース33の上部に接続する一方、
洗浄水供給流路35の終端は吸込ケース33の下部で、か
つ、濾過部形成本体50の周面50b の接線方向に向けて接
続している。
0に示すように、濾過済生海苔供給流路36の始端と洗浄
水供給流路35の終端とを接続しており、濾過済生海苔供
給流路36の始端は吸込ケース33の上部に接続する一方、
洗浄水供給流路35の終端は吸込ケース33の下部で、か
つ、濾過部形成本体50の周面50b の接線方向に向けて接
続している。
【0071】このようにして、吸込ケース33内の濾過済
生海苔を、同吸込ケース33の上部から効率良く吸込むよ
うにし、また、洗浄水は吸込ケース33の下部で、かつ、
濾過部形成本体50の周面50b の接線方向に向けて圧送し
て、同周面50b や濾過部形成体52に付着した付着物を確
実に洗い落すことができるようにしている。
生海苔を、同吸込ケース33の上部から効率良く吸込むよ
うにし、また、洗浄水は吸込ケース33の下部で、かつ、
濾過部形成本体50の周面50b の接線方向に向けて圧送し
て、同周面50b や濾過部形成体52に付着した付着物を確
実に洗い落すことができるようにしている。
【0072】また、図19に示す吸込流路部2の吸込姿
勢から、図21に示す吸込流路部2の吸込不能姿勢へ姿
勢変更することにより、所定位置に固設したロッド押圧
ローラ123 に支持ロッド110 の上端を押し当て、同支持
ロッド110 を介して濾過部形成本体50を下降させて、目
詰まり解消用間隙100 を形成することができる。
勢から、図21に示す吸込流路部2の吸込不能姿勢へ姿
勢変更することにより、所定位置に固設したロッド押圧
ローラ123 に支持ロッド110 の上端を押し当て、同支持
ロッド110 を介して濾過部形成本体50を下降させて、目
詰まり解消用間隙100 を形成することができる。
【0073】上記のように構成した濾過部3では、構造
をコンパクトにすることができるために、多数の濾過部
3を吸込処理槽11内の調合液L1中に浸漬して、目詰まり
を起した濾過部3を個々に姿勢変更させて目詰まりの解
消をすればよく、大多数の濾過部3は常時調合液L1中に
浸漬させて濾過作業を継続させることができるために、
濾過作業能率を向上させることができる。
をコンパクトにすることができるために、多数の濾過部
3を吸込処理槽11内の調合液L1中に浸漬して、目詰まり
を起した濾過部3を個々に姿勢変更させて目詰まりの解
消をすればよく、大多数の濾過部3は常時調合液L1中に
浸漬させて濾過作業を継続させることができるために、
濾過作業能率を向上させることができる。
【0074】しかも、濾過部3の構造が簡易であるため
に、同濾過部3の製造コストを安価なものとすることが
できる。
に、同濾過部3の製造コストを安価なものとすることが
できる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
れる。
【0076】(1) 請求項1記載の本発明では、調合部
により、所要の大きさに切断した生海苔と塩水とを、生
海苔が濾過用スリット中を通過し易い程度の重量割合で
調合して、この調合液を吸込流路部に吸込むことによ
り、その途中で濾過部の濾過用スリットにより調合液中
のゴミを確実に濾過することができる。
により、所要の大きさに切断した生海苔と塩水とを、生
海苔が濾過用スリット中を通過し易い程度の重量割合で
調合して、この調合液を吸込流路部に吸込むことによ
り、その途中で濾過部の濾過用スリットにより調合液中
のゴミを確実に濾過することができる。
【0077】従って、付着ゴミの検出や、手作業による
ゴミ取り作業の手間を省くことができて、能率良く海苔
の製造が行なえると共に、高品質の海苔を提供すること
ができる。
ゴミ取り作業の手間を省くことができて、能率良く海苔
の製造が行なえると共に、高品質の海苔を提供すること
ができる。
【0078】(2) 請求項2記載の本発明では、濾過部
に付着物が付着して目詰まりが発生した場合に、濾過部
形成本体を姿勢変更動作させて濾過用スリットを拡幅さ
せて目詰まり解消用間隙を形成すると共に、吸込ケース
内に逆洗水を供給して、付着物を目詰まり解消用間隙を
通して洗い落して目詰まりを解消することができるよう
にしているために、速やかに濾過部の濾過機能を良好に
回復させて、濾過作業を続行することができる。
に付着物が付着して目詰まりが発生した場合に、濾過部
形成本体を姿勢変更動作させて濾過用スリットを拡幅さ
せて目詰まり解消用間隙を形成すると共に、吸込ケース
内に逆洗水を供給して、付着物を目詰まり解消用間隙を
通して洗い落して目詰まりを解消することができるよう
にしているために、速やかに濾過部の濾過機能を良好に
回復させて、濾過作業を続行することができる。
【0079】(3) 請求項3記載の本発明では、左右幅
方向に伸延する濾過部形成本体と、同濾過部形成本体に
沿って左右幅方向に伸延する一対の濾過部形成体との間
に一対の濾過用スリットを形成しているために、両方の
濾過用スリットにより効率良く調合液中のゴミを濾過す
ることができる。
方向に伸延する濾過部形成本体と、同濾過部形成本体に
沿って左右幅方向に伸延する一対の濾過部形成体との間
に一対の濾過用スリットを形成しているために、両方の
濾過用スリットにより効率良く調合液中のゴミを濾過す
ることができる。
【0080】(4) 請求項4記載の本発明では、濾過部
形成本体の周面の一部に、長手方向に伸延する一対の目
詰まり解消用面部を円周方向に180度対向させた位置
に形成しているために、同濾過部形成本体を回転させる
ことにより、一対の目詰まり解消用間隙を形成すること
ができて、両目詰まり解消用間隙を通して効率良く付着
物を洗い落すことができ、速やかに目詰まりを解消する
ことができる。
形成本体の周面の一部に、長手方向に伸延する一対の目
詰まり解消用面部を円周方向に180度対向させた位置
に形成しているために、同濾過部形成本体を回転させる
ことにより、一対の目詰まり解消用間隙を形成すること
ができて、両目詰まり解消用間隙を通して効率良く付着
物を洗い落すことができ、速やかに目詰まりを解消する
ことができる。
【0081】(5) 請求項5記載の本発明では、濾過用
スリットを並列状態に複数配設しているために、前記
(3) の効果を複数倍にして濾過効率を高めることができ
る。
スリットを並列状態に複数配設しているために、前記
(3) の効果を複数倍にして濾過効率を高めることができ
る。
【0082】(6) 請求項6記載の本発明では、並列状
態に複数配設した濾過用スリットをそれぞれ拡幅させ
て、目詰まり解消用間隙を形成すると共に、吸込ケース
内に逆洗水を供給して、付着物を目詰まり解消用間隙を
通して洗い落して目詰まりを解消することができるよう
にしているために、速やかに濾過部の濾過機能を良好に
回復させて、濾過作業を続行することができる。
態に複数配設した濾過用スリットをそれぞれ拡幅させ
て、目詰まり解消用間隙を形成すると共に、吸込ケース
内に逆洗水を供給して、付着物を目詰まり解消用間隙を
通して洗い落して目詰まりを解消することができるよう
にしているために、速やかに濾過部の濾過機能を良好に
回復させて、濾過作業を続行することができる。
【0083】(7) 請求項7記載の本発明では、吸込流
路部の先端に、下面が開口した吸込ケースを設け、同吸
込ケースの開口部内に上下方向に軸線を向けた柱状の濾
過部形成本体を配設すると共に、同開口部の内周縁部に
濾過部形成体を濾過部形成本体の周面に沿わせて設け、
各濾過部形成体の周端縁と、濾過部形成本体の周面との
間に一定細幅のリング状の濾過用スリットを形成してい
るために、濾過効率を良好に確保したまま濾過部をコン
パクトに構成することができる。
路部の先端に、下面が開口した吸込ケースを設け、同吸
込ケースの開口部内に上下方向に軸線を向けた柱状の濾
過部形成本体を配設すると共に、同開口部の内周縁部に
濾過部形成体を濾過部形成本体の周面に沿わせて設け、
各濾過部形成体の周端縁と、濾過部形成本体の周面との
間に一定細幅のリング状の濾過用スリットを形成してい
るために、濾過効率を良好に確保したまま濾過部をコン
パクトに構成することができる。
【0084】(8) 請求項8記載の本発明では、濾過部
形成本体は、吸込ケースに上下進退自在に取付けると共
に、周面の一部に縮径状の目詰まり解消用面部を形成し
て、周面が濾過部形成体の周面に対向して濾過用スリッ
トを形成する位置と、目詰まり解消用面部が濾過部形成
体に対向して濾過用スリットを拡幅させた目詰まり解消
用間隙を形成する位置との間で上下進退自在となし、吸
込ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給路
を通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水によ
り濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して洗
い落して目詰まりを解消可能としているために、速やか
に濾過部の濾過機能を良好に回復させて、濾過作業を続
行することができる。
形成本体は、吸込ケースに上下進退自在に取付けると共
に、周面の一部に縮径状の目詰まり解消用面部を形成し
て、周面が濾過部形成体の周面に対向して濾過用スリッ
トを形成する位置と、目詰まり解消用面部が濾過部形成
体に対向して濾過用スリットを拡幅させた目詰まり解消
用間隙を形成する位置との間で上下進退自在となし、吸
込ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給路
を通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水によ
り濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して洗
い落して目詰まりを解消可能としているために、速やか
に濾過部の濾過機能を良好に回復させて、濾過作業を続
行することができる。
【0085】(9) 請求項9記載の本発明では、吸込流
路部を、調合部に連通して調合液を吸込み可能な吸込姿
勢と、調合部から離隔して調合液を吸込み不能な吸込不
能姿勢とに姿勢変更可能としているために、吸込流路部
を吸込不能姿勢に姿勢変更することにより、同吸込流路
部、特に、濾過部のメンテナンスを楽に行なうことがで
きる。
路部を、調合部に連通して調合液を吸込み可能な吸込姿
勢と、調合部から離隔して調合液を吸込み不能な吸込不
能姿勢とに姿勢変更可能としているために、吸込流路部
を吸込不能姿勢に姿勢変更することにより、同吸込流路
部、特に、濾過部のメンテナンスを楽に行なうことがで
きる。
【0086】例えば、濾過部には、ゴミ等が付着して目
詰まりを起こすことがあるが、このような場合にも、目
詰まりを解消するための対応が速やかに行なえる。
詰まりを起こすことがあるが、このような場合にも、目
詰まりを解消するための対応が速やかに行なえる。
【0087】(10) 請求項10記載の本発明では、吸込
流路部の吸込姿勢から吸込不能姿勢への姿勢変更動作
に、濾過部形成本体の回転動作を連動させて、濾過部洗
浄手段による濾過部洗浄を行なうようにしているため
に、同濾過部の付着物を調合部の外部へ確実に洗浄・排
出することができて、この点からも濾過効率を向上させ
ることができる。
流路部の吸込姿勢から吸込不能姿勢への姿勢変更動作
に、濾過部形成本体の回転動作を連動させて、濾過部洗
浄手段による濾過部洗浄を行なうようにしているため
に、同濾過部の付着物を調合部の外部へ確実に洗浄・排
出することができて、この点からも濾過効率を向上させ
ることができる。
【0088】(11) 請求項11記載の本発明では、濾過
用スリットの幅を収穫時期により異なる生海苔の硬さに
応じて、0.2mm 〜3.0mm の範囲で調節(生海苔が柔かい
程、幅を小さくする)自在とすることにより、生海苔を
濾過用スリット中に円滑に通過させることができると共
に、確実な濾過機能も確保することができる。従って、
濾過効率を良好に保つことができる。
用スリットの幅を収穫時期により異なる生海苔の硬さに
応じて、0.2mm 〜3.0mm の範囲で調節(生海苔が柔かい
程、幅を小さくする)自在とすることにより、生海苔を
濾過用スリット中に円滑に通過させることができると共
に、確実な濾過機能も確保することができる。従って、
濾過効率を良好に保つことができる。
【0089】(12) 請求項12記載の本発明では、濾過
部形成本体を円柱状に形成すると共に、外径を生海苔の
裁断幅(例えば、10cm〜15cm)よりも広幅に形成して、
同濾過部形成本体と濾過部形成体との間に形成される一
対の濾過用スリットの間隔を生海苔の裁断幅よりも広幅
に配置することにより、生海苔が左右側の濾過用スリッ
ト間に跨がり状態で引掛かるのを防止することができ
て、円滑かつ確実に濾過を行なうことができる。
部形成本体を円柱状に形成すると共に、外径を生海苔の
裁断幅(例えば、10cm〜15cm)よりも広幅に形成して、
同濾過部形成本体と濾過部形成体との間に形成される一
対の濾過用スリットの間隔を生海苔の裁断幅よりも広幅
に配置することにより、生海苔が左右側の濾過用スリッ
ト間に跨がり状態で引掛かるのを防止することができ
て、円滑かつ確実に濾過を行なうことができる。
【0090】(13) 請求項13記載の本発明では、生海
苔と塩水とを調合する際の重量割合を、収穫時期により
異なる生海苔の硬さに応じて、塩水100重量部に対し
て生海苔5重量部〜40重量部(生海苔が柔かい程、重
量割合を大きくする)に調整することにより、生海苔が
濾過用スリット中を通過し易く、かつ、生海苔とゴミと
のからみつきを少なくすることができるために、濾過用
スリットによるゴミの濾過をより確実にすることができ
る。
苔と塩水とを調合する際の重量割合を、収穫時期により
異なる生海苔の硬さに応じて、塩水100重量部に対し
て生海苔5重量部〜40重量部(生海苔が柔かい程、重
量割合を大きくする)に調整することにより、生海苔が
濾過用スリット中を通過し易く、かつ、生海苔とゴミと
のからみつきを少なくすることができるために、濾過用
スリットによるゴミの濾過をより確実にすることができ
る。
【図1】本発明に係るの第1実施例としての生海苔のゴ
ミ取り装置を具備する生海苔処理プラントの概念的説明
図。
ミ取り装置を具備する生海苔処理プラントの概念的説明
図。
【図2】同ゴミ取り装置の側面説明図。
【図3】同ゴミ取り装置の平面図。
【図4】同ゴミ取り装置の正面図。
【図5】同ゴミ取り装置の洗浄運転状態の説明図。
【図6】濾過部の正面図。
【図7】同濾過の平面図。
【図8】同濾過部の断面側面図。
【図9】濾過部形成本体の動作説明図。
【図10】第2実施例としての生海苔のゴミ取り装置の
側面説明図。
側面説明図。
【図11】同ゴミ取り装置の一部切欠背面図。
【図12】濾過部の側面説明図。
【図13】同濾過部の一部断面説明図。
【図14】同濾過部の断面側面図。
【図15】第3実施例としての生海苔のゴミ取り装置の
側面説明図。
側面説明図。
【図16】同ゴミ取り装置の一部切欠背面図。
【図17】濾過部の側面説明図。
【図18】第3実施例の濾過部の変容例を示す斜視図。
【図19】同濾過部の断面側面説明図。
【図20】同濾過部の一部切欠平面図。
【図21】同濾過部の断面側面説明図。
A 生海苔のゴミ取り装置 B 生海苔処理プラント 1 調合部 2 吸込流路部 3 濾過部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/337 103
Claims (13)
- 【請求項1】 所要の大きさに切断した生海苔と塩水と
を一定の重量割合で調合する調合部と、 同調合部により調合された生海苔と塩水との調合液を吸
込む吸込流路部と、 同吸込流路部に設けて、調合液中のゴミを濾過する濾過
部とを具備する生海苔のゴミ取り装置であって、 吸込流路部の先端に、下面が開口した吸込ケースを設
け、同吸込ケースの開口部内に濾過部形成本体を配設す
ると共に、同開口部に濾過部形成体を設け、同濾過部形
成体と、濾過部形成本体との間に一定細幅の濾過用スリ
ットを形成したことを特徴とする生海苔のゴミ取り装
置。 - 【請求項2】 濾過部形成本体は、吸込ケースに取付け
ると共に、周面の一部に目詰まり解消用面部を形成し
て、周面が濾過部形成体に対向して濾過用スリットを形
成する位置と、目詰まり解消用面部が濾過部形成体に対
向して濾過用スリットを拡幅させた目詰まり解消用間隙
を形成する位置との間で姿勢変更自在となし、 吸込ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給
路を通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水に
より濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して
洗い落して目詰まりを解消可能としたことを特徴とする
請求項1記載の生海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項3】 吸込流路部の先端に、左右幅方向に伸延
して下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケースの
開口部内に左右幅方向に伸延する濾過部形成本体を横架
すると共に、同開口部の前後側縁部にそれぞれ濾過部形
成本体に沿って左右幅方向に伸延する一対の濾過部形成
体を取付け、各濾過部形成体の先端縁と、濾過部形成本
体の周面との間に一定細幅の一対の濾過用スリットを形
成したことを特徴とする請求項1記載の生海苔のゴミ取
り装置。 - 【請求項4】 濾過部形成本体は、吸込ケースに回転自
在に横架すると共に、周面の一部に長手方向に伸延する
一対の目詰まり解消用面部を円周方向に180度対向さ
せた位置に形成して、周面が濾過部形成体に対向して濾
過用スリットを形成する位置と、目詰まり解消用面部が
濾過部形成体に対向して濾過用スリットを拡幅させた目
詰まり解消用間隙を形成する位置との間で姿勢変更自在
となし、 吸込ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給
路を通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水に
より濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して
洗い落して目詰まりを解消可能としたことを特徴とする
請求項3記載の生海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項5】 吸込流路部の先端に、左右幅方向に伸延
して下面が開口した吸込ケースを設け、同吸込ケースの
開口部内に左右幅方向に伸延する複数の濾過部形成本体
を前後方向に間隔を開けて横架すると共に、同開口部の
前後側縁部にそれぞれ濾過部形成本体に沿って左右幅方
向に伸延する一対の濾過部形成体を取付け、各濾過部形
成体の先端縁とそれに隣接する各濾過部形成本体の周面
との間、及び、隣接する濾過部形成本体同士の周面の間
にそれぞれ一定細幅の濾過用スリットを形成したことを
特徴とする請求項1記載の生海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項6】 濾過部形成本体は、吸込ケースに複数平
行させて回転自在に横架すると共に、周面の一部に長手
方向に伸延する目詰まり解消用面部を形成して、周面が
濾過部形成体若しくは隣接する濾過部形成本体の周面に
対向して濾過用スリットを形成する位置と、目詰まり解
消用面部が濾過部形成体若しくは隣接する濾過部形成本
体の目詰まり解消用面部に対向して濾過用スリットを拡
幅させた目詰まり解消用間隙を形成する位置との間で回
転自在となし、 吸込ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給
路を通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水に
より濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して
洗い落して目詰まりを解消可能としたことを特徴とする
請求項5記載の生海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項7】 吸込流路部の先端に、下面が開口した吸
込ケースを設け、同吸込ケースの開口部内に上下方向に
軸線を向けた柱状の濾過部形成本体を配設すると共に、
同開口部の内周縁部に濾過部形成体を濾過部形成本体の
周面に沿わせて設け、各濾過部形成体の周端縁と、濾過
部形成本体の周面との間に一定細幅のリング状の濾過用
スリットを形成したことを特徴とする生海苔のゴミ取り
装置。 - 【請求項8】 濾過部形成本体は、吸込ケースに上下進
退自在に取付けると共に、周面の一部に縮径状の目詰ま
り解消用面部を形成して、周面が濾過部形成体の周面に
対向して濾過用スリットを形成する位置と、目詰まり解
消用面部が濾過部形成体に対向して濾過用スリットを拡
幅させた目詰まり解消用間隙を形成する位置との間で上
下進退自在となし、 吸込ケースに洗浄水供給流路を接続して、同洗浄水供給
路を通して吸込ケース内に逆洗水を供給し、同逆洗水に
より濾過部の付着物を上記目詰まり解消用間隙を通して
洗い落して目詰まりを解消可能としたことを特徴とする
請求項7記載の生海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項9】 吸込流路部は、調合部に濾過部の濾過用
スリットを連通させて調合液を吸込み可能な吸込姿勢
と、調合部から濾過部の濾過用スリットを離隔させて調
合液を吸込み不能な吸込不能姿勢とに姿勢変更可能とし
たことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の生
海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項10】 吸込流路部の吸込姿勢から吸込不能姿
勢への姿勢変更動作に、濾過部形成本体の目詰まり解消
用間隙形成動作を連動させたことを特徴とする請求項
2、4、6、8のいずれかに記載の生海苔のゴミ取り装
置。 - 【請求項11】 濾過部形成体は、吸込ケースの開口部
の前後側縁部に、濾過部形成本体の周面に対して進退位
置調節自在に取付けて、同濾過部形成体の進退位置調節
により、濾過用スリットの幅を、0.2mm 〜3.0mm の範囲
で調節自在としたことを特徴とする請求項1〜10のい
ずれかに記載の生海苔のゴミ取り装置。 - 【請求項12】 濾過部形成本体は、円柱状に形成する
と共に、外径を生海苔の細断幅よりも広幅に形成したこ
とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の生海苔
のゴミ取り装置。 - 【請求項13】 生海苔と塩水とを調合する重量割合
は、塩水100重量部に対して生海苔5重量部〜40重
量部としたことを特徴とする請求項1〜12いずれかに
記載の生海苔のゴミ取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288833A JP2963402B2 (ja) | 1995-12-06 | 1996-10-30 | 生海苔のゴミ取り装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31827795 | 1995-12-06 | ||
JP8-77480 | 1996-03-29 | ||
JP7-318277 | 1996-03-29 | ||
JP7748096 | 1996-03-29 | ||
JP8288833A JP2963402B2 (ja) | 1995-12-06 | 1996-10-30 | 生海苔のゴミ取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09313139A JPH09313139A (ja) | 1997-12-09 |
JP2963402B2 true JP2963402B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=27302434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8288833A Expired - Lifetime JP2963402B2 (ja) | 1995-12-06 | 1996-10-30 | 生海苔のゴミ取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2963402B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8288833A patent/JP2963402B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09313139A (ja) | 1997-12-09 |
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