JP2962623B2 - 音声符号の誤り検出方法 - Google Patents

音声符号の誤り検出方法

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JP2962623B2 JP4278456A JP27845692A JP2962623B2 JP 2962623 B2 JP2962623 B2 JP 2962623B2 JP 4278456 A JP4278456 A JP 4278456A JP 27845692 A JP27845692 A JP 27845692A JP 2962623 B2 JP2962623 B2 JP 2962623B2
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浩 桂川
義博 有山
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克俊 伊東
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声符号の誤り検出方法
に関し、例えば、デジタル移動体通信に適用し得るもの
である。
【0002】
【従来の技術】デジタル移動体通信においては、帯域の
有効利用だけでなく、回線が無線回線であるため通信路
雑音に対する保護を考慮して、音声信号を符号化、復号
化しなければならない。このような点を考慮した音声符
号化通信方法として、文献『PN2797, TR45.3 subcommit
tee, EIA/TIAの3章「3. Channel Coding 」』に記載さ
れたものがある。
【0003】この文献に記載の音声符号化通信方法にお
いては、音声信号の情報源符号化方式にコード励振線形
予測符号化方式(CELP)を用いており、このように
して得られた情報源符号に対して、畳み込み符号による
誤り訂正、及び、巡回冗長検査(CRC)による誤り検
出を組み合わせて施している。このような方法は、音声
信号を圧縮した後、特に重要な符号について冗長度を加
えて想定する通信路雑音に対して保護し、さらにその通
信路符号によって誤りが十分に訂正できなかった場合に
は、誤り検出して対応しようとしたものである。
【0004】図2は、この従来方法の送信機側の要部構
成を示すものであり、この図2を参照しながら従来方法
をより具体的に説明する。コード励振線形予測符号化方
式に従う情報源符号器1によって符号化された音声信号
の情報源符号は、重要な符号(以下、クラス1の符号と
呼ぶ)とそうでもない符号(以下、クラス2の符号)と
に分けられる。クラス1の中の最重要な符号(以下、ク
ラス0と呼ぶ)に対してはCRC演算器2によって誤り
検出符号を掛けた後に畳み込み符号器3に与え、畳み込
み符号器3はCRC演算器2からの出力符号及び情報源
符号器1からのクラス1の符号に対して誤り訂正符号に
よって冗長度を付加して多重化器4に与える。多重化器
4は、畳み込み符号器3からの出力符号及び情報源符号
器1からのクラス2の符号とを多重して(インターリー
ブ処理を含む)出力する。
【0005】なお、受信機側の通信路復号器の構成は、
当然に図2に示す構成と対称的なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来方
法においては、誤り検出は、最重要なクラス0の符号に
対してしか行なっていない。これは、符号伝送速度には
上限があり、この制約のために、情報源符号の全体に対
する誤り検出を行なうことができないためである。しか
しながら、受信機において良質の音声信号を得るために
は、クラス0の符号以外の符号に対しても誤りも検出し
て、補間処理等のそれに応じた措置を講じることが望ま
しい。
【0007】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、符号伝送速度を高めることなく、誤りの検出
能力を高めることができる音声符号の誤り検出方法を提
供しようとしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、情報源符号器において、音声入
力を線スペクトル対パラメータに変換して送信処理し、
情報源復号器において、線スペクトル対パラメータが昇
順に並んでいるか否かを判別して誤りを検出することと
した。
【0009】
【作用】一般に、通信路において生じた誤りの訂正や検
出は、通信路符号器及び通信路復号器の機能であるが、
本発明はこれに加えて又は代えて、情報源符号器及び情
報源復号器の機能として誤り検出を実行できるようにし
たものである。
【0010】声道情報の表現としては各種のものがある
が、その1種である線スペクトル対パラメータは、その
各要素が昇順に並んでいるという符号特徴を有するもの
である。従って、線スペクトル対パラメータの形態で声
道情報を情報源符号器及び情報源復号器間で授受し、情
報源復号器において線スペクトル対パラメータの各要素
が昇順に並んでいるか否かを確認するようにすれば、通
信路において生じた誤りを検出することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による音声符号の誤り検出方法
の一実施例を図1を参照しながら詳述する。この実施例
に係る音声符号化通信も、情報源符号化方式として、音
声信号における声道情報と声帯情報とを分けて符号化
し、それらを多重化して伝送するコード励振線形予測符
号化方式を採用したものである。
【0012】ここで、図1(A)が送信機における情報
源符号器の要部構成を示し、図1(B)が受信機におけ
る情報源復号器の要部構成を示したものであり、以下、
これらを順に説明する。
【0013】図1(A)において、この実施例の声道情
報の情報源符号化構成は、声道分析器10、線スペクト
ル対変換器11及び量子化器12からなる。デジタル化
された音声入力は、例えばLPC分析器でなる声道分析
器10に与えられ、この声道分析器10によって声道分
析され、得られた声道パラメータ(LPCパラメータ)
が線スペクトル対変換器11に与えられる。線スペクト
ル対変換器11は、与えられた声道パラメータを線スペ
クトル対パラメータに変換して量子化器12に与え、量
子化器12は与えられた線スペクトル対パラメータを量
子化して多重化器13に与える。
【0014】この多重化器13には、励振源符号器14
から励振源パラメータも与えられており、声道符号とし
ての線スペクトル対パラメータと声帯符号としての励振
源パラメータとを多重して、図示しない通信路符号器に
与える。
【0015】励振源符号器14は、例えば、統計励振コ
ードブックや適応励振コードブックを備え、局部再生の
音声が最も音声入力に近くなる統計励振コードベクトル
や適応励振コードベクトルを求め、コードブックにおけ
るそのベクトルに対するインデックスを励振源パラメー
タとして出力するものであり、実際上、上述した声道分
析器10や線スペクトル対変換器11もその構成要素と
するものである。
【0016】この実施例においては、通信路符号器には
特徴がなく、各種の通信路符号器構成(従来の技術の項
で説明した構成を含む)を適用可能であるのでその説明
は省略する。
【0017】次に、図1(B)を参照して、通信路復号
された符号を処理する情報源復号器の構成及び動作につ
いて説明する。
【0018】図1(B)において、通信路符号器と対象
的な構成を有する図示しない通信路復号器によって得ら
れた情報源符号は多重分離器20に与えられ、多重分離
器20は、量子化されている線スペクトル対パラメータ
と励振源パラメータとに分離する。量子化されている線
スペクトル対パラメータは、逆量子化器21によって逆
量子化されて線スペクトル対パラメータに変換されて線
スペクトル対逆変換器22に与えられる。線スペクトル
対逆変換器22は、この線スペクトル対パラメータを声
道パラメータに変換して音声合成器23に与える。励振
源復号器24には、多重分離器20が分離した励振源パ
ラメータが与えられ、励振源復号器24はこれを復号し
て励振コードベクトル(例えば統計励振コードベクトル
と適応励振コードベクトルを合成したもの)を音声合成
器23に与える。音声合成器23は、入力された励振コ
ードベクトルに対して入力された声道パラメータで合成
処理し(聴覚特性に対する重付け処理を含む)、情報源
符号器(図1(A))への音声入力に対応した音声出力
を得る。
【0019】以上が情報源復号器としての基本構成であ
るが、この実施例の場合、さらに昇順判別器25を備え
ている。この昇順判別器25には、逆量子化器21から
出力された線スペクトル対パラメータが与えられる。昇
順判別器25は、入力された線スペクトル対パラメータ
の各要素(周波数成分)ωi (iは1〜p )が昇順に並
んでいるか否かを判別し、昇順に並んでいない場合には
誤り検出出力を送出する。
【0020】線スペクトル対パラメータは、周知のよう
に、各要素ω1 、ω2 、…、ωp がω1 <ω2 <…<ω
p の昇順関係にあるという符号特徴を有するものであ
る。そこで、この実施例では、このような線スペクトル
対パラメータが有する符号特徴を利用して誤り検出を行
なっている。すなわち、昇順関係を満足しない場合に
は、通信路において誤りが生じたと判断するようにし
た。
【0021】この誤り検出出力が送出された場合には、
出力音声をミュートしたり、他の情報との置き換えを行
なったりするなどの周知の対策措置を講じる。例えば、
誤ったフレームの直前フレームの波形と近似した波形を
有する部分を探索してその直後の波形を誤ったフレーム
の音声波形と置き換えたりする。
【0022】従って、上記実施例によれば、送信機及び
受信機間で声道情報として線スペクトル対パラメータを
授受するようにすると共に、受信機において線スペクト
ル対パラメータの昇順という符号特徴を監視して誤り検
出を行なうようにしたので、従来より誤り検出能力を高
くすることができる。誤り検出は、一般には、通信路符
号化、復号化の機能であるが、この実施例では情報源符
号化、復号化機能でも行なうことができ、通信路符号
化、復号化を通じて誤りを検出をしている場合には、線
スペクトル対パラメータによる誤り検出機能と相俟って
検出精度は非常に高くなる。また、通信路復号器で検出
し得なかった誤りをもこの実施例の情報源復号器によっ
て検出することができる。
【0023】その結果、回線状況が頻繁に変化する反射
波の影響が大きいデジタル移動通信に、この実施例は非
常に適したものとなる。
【0024】ここで、線スペクトル対パラメータを送信
機及び受信機間で授受することで不都合が生じるなら
ば、上述した効果は半減する。しかし、LPC係数でな
る声道パラメータと線スペクトル対パラメータとは等価
な表現であって、線スペクトル対パラメータに変換して
も一部情報がなくなることはなく、また、伝送速度を高
くする必要もない。むしろ、線スペクトル対パラメータ
を送信機及び受信機間で授受することは、特願平3−3
27443号明細書及び図面に記載のように、各種の効
果を生じるものである。
【0025】なお、本発明は、デジタル移動通信だけで
なく各種の通信に適用することができる。ここで、通信
とは広義の意味であり、通信路が記録媒体の場合を含む
ものである。また、音声認識、音声合成のような声道情
報と声帯情報とを分離することなく、声道パラメータに
よって処理するシステムにも本発明を適用できるもので
あり、従って、情報源符号化方式もコード励振線形予測
符号化方式に限定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、情報源
符号器において、音声入力を線スペクトル対パラメータ
に変換して送信処理し、情報源復号器において、線スペ
クトル対パラメータが昇順に並んでいるか否かを判別し
て誤り検出するようにしたので、符号伝送速度を高める
ことなく、誤りの検出能力を従来より高めることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…声道分析器(LPC分析器)、11…線スペクト
ル対変換器、12…昇順判別器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 克俊 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 14/00 - 14/06 G10L 3/00 - 9/18 H04L 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報源符号器において、音声入力を線ス
    ペクトル対パラメータに変換して送信処理し、情報源復
    号器において、線スペクトル対パラメータが昇順に並ん
    でいるか否かを判別して誤りを検出することを特徴とし
    た音声符号の誤り検出方法。
JP4278456A 1992-10-16 1992-10-16 音声符号の誤り検出方法 Expired - Lifetime JP2962623B2 (ja)

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