JP3221233B2 - 伝送符号誤り補償装置 - Google Patents

伝送符号誤り補償装置

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  • Error Detection And Correction (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル移動通信な
どに利用し、国際電信電話諮問委員会勧告G.721に
規定される適応差分パルス符号変調(以下、ADPCM
と記載する。)方式音声符号化を利用する場合におい
て、ADPCM符号の特性を利用して異音の発生を防止
する伝送符号誤り補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ADPCM方式では、過去の入力信号か
ら現在の入力有信号を予測し、その予測値と実際の値と
の差分を量子化し、ADPCM符号として伝送する。こ
うした音声符号化処理をディジタル移動通信などに適用
する場合、伝送符号の誤りを補償する装置が必要にな
る。
【0003】図2は従来の伝送誤り補償装置の構成を示
すブロック図である。図2において、1は送信側装置、
2は受信側装置である。送信側装置1には、音声信号を
入力する入力端子11と、音声信号をADPCM方式で
符号化するADPCM符号器12と、ADPCM符号の
数サンプル分を単位として伝送誤り検出符号を付加し、
このADPCM符号および誤り検出符号を1フレームと
して伝送バーストを生成する伝送誤り検出符号付加器1
3と、伝送バーストを出力する出力端子14とを備えて
いる。
【0004】一方、受信側装置2は、受信した伝送バー
ストを入力する入力端子21と、伝送バーストから伝送
誤り検出符号を分離する伝送誤り検出符号分離器22
と、伝送誤り検出符号を用いて伝送誤りの発生の有無を
検出する誤り検出器23と、伝送誤りが生じている場合
にADPCM符号を復号信号における振幅のより小さい
変化を表すADPCM符号に変換するADPCM符号変
換器24と、ADPCM符号を音声信号に復号するAD
PCM復号器25と、音声信号を出力する出力端子26
とを備えている。
【0005】次に、上記従来例の動作について説明す
る。送信側装置1では、入力端子11から入力した音声
信号が、ADPCM符号器12によりADPCM符号化
される。このADPCM符号の数サンプル分に対し、伝
送誤り検出符号付加器13がCRC等の伝送誤り検出符
号を付加し、この伝送誤り検出符号とADPCM符号数
サンプル分を1フレームとして伝送バーストを生成し、
出力端子14から出力する。
【0006】一方、受信側装置2では、入力端子21か
ら入力した伝送バーストを、伝送誤り検出符号分離器2
2がADPCM符号と伝送誤り検出符号とに分解する。
分解された一方のADPCM符号は、誤り検出器23と
ADPCM符号変換器24に入力し、他方の伝送誤り検
出符号は、誤り検出器23に入力する。誤り検出器23
は、その伝送誤り検出符号を用いて、フレーム内のAD
PCM符号に符号誤りが生じたか否かを判定し、誤り検
出信号をADPCM符号変換器24に出力する。ADP
CM符号変換器24は、誤り検出信号が符号誤りの検出
を示しているときには、符号誤りの検出されたフレーム
のADPCM符号が、復号信号の振幅の大幅な増大を表
す符号である場合には、その符号を復号信号における振
幅のより小さい変化を表す符号に変換する。なお、誤り
検出信号が符号誤り無しを示しているときは、ADPC
M符号変換器24は、ADPCM符号を変換せず、その
ままADPCM符号を出力する。ADPCM復号器25
は、ADPCM符号変換器24から出力されたADPC
M符号を復号し、出力端子26から音声信号として出力
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の伝送符号誤り補償装置では、フレーム内に誤りを検
出した場合、フレーム全体に誤りがあることしか分から
ないため、その中の正常なADPCM符号についても変
換を行なってしまうことがあり、聴感上の音声品質が劣
化するという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、誤りのないADPCM符号を変換してし
まうことによる異音の発生を少なくし、聴感上での音声
品質を向上させた優れた伝送誤り補償装置の提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受信側において、誤りが検出され、かつ
ADPCM復合化処理により求めた逆量子化スケールフ
ァクタy(k)が予め設定されたしきい値を超えたとき
のみ符号変換を行なうようにしたものである。
【0010】
【作用】したがって本発明によれば、伝送誤りが検出さ
れた場合に、受信側装置の復号処理において求めた逆量
子化スケールファクタy(k)が予め定めたしきい値を
超えた場合には、ADPCM符号を復号信号における振
幅のより小さい変化を表すADPCM符号に変換し、そ
のADPCM符号を復号して出力する。したがって、誤
りが検出された場合に、そのフレームすべての符号に対
して符号変換をすることを防ぐことができるので、音声
出力を行なう際に聴感上の音声品質を向上させることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例における伝送符
号誤り補償装置の構成を示すブロック図であり、説明の
便宜上、図2の従来例に用いた符号を同様な要素に用い
てある。図1において、1は送信側装置、2は受信側装
置である。送信側装置1には、音声信号を入力する入力
端子11と、音声信号をADPCM方式で符号化するA
DPCM符号器12と、ADPCM符号数サンプル分を
単位として伝送誤り検出符号を付加し、このADPCM
符号および伝送誤り検出符号を1フレームとして伝送バ
ーストを生成する伝送誤り検出符号付加器13と、伝送
符号を出力する出力端子14とを備えている。
【0012】一方、受信側装置2は、受信した伝送バー
ストを入力する入力端子21と、伝送バーストから伝送
誤り検出符号を分離する伝送誤り検出符号分離器22
と、ADPCM符号を音声信号に復号するADPCM復
号器25と、ADPCM復号器25により求めた逆量子
化スケールファクタy(k)の値の大きい部分を検出す
るパラメータ誤り検出器27と、伝送誤り検出符号およ
びパラメータ誤り検出符号を用いて誤りの発生の有無を
検出する誤り検出器23と、伝送誤りおよびパラメータ
誤りが生じている場合に、ADPCM符号を復号信号に
おける振幅のより小さい変化を表すADPCM符号に変
換するADPCM符号変換器24と、音声信号を出力す
る出力端子26とを備えている。
【0013】次に、上記実施例における動作について説
明する。まず、送信側装置1の入力端子11から音声信
号を入力すると、ADPCM符号器12は、この信号を
ADPCM符号に符号化する。この符号に対して、伝送
誤り検出符号付加器13がCRC符号などの伝送誤り検
出符号を付加し、この伝送誤り検出符号とADPCM符
号数サンプル分とを1フレームとして伝送バーストを生
成し、出力端子14から出力する。
【0014】一方、受信側装置2では、入力端子21か
ら入力した伝送バーストを、伝送誤り検出符号分離器2
2がADPCM符号と伝送誤り検出符号とに分解する。
分解された一方のADPCM符号は、誤り検出器23と
ADPCM符号変換器24に入力し、他方の伝送誤り検
出符号は、パラメータ誤り検出器22と誤り検出器23
とに入力する。誤り検出器23は、その伝送誤り検出符
号と後述するパラメータ誤り検出器27からのパラメー
タ誤り検出符号とを用いて、ADPCM符号に符号誤り
が生じたか否かを判定し、誤り検出信号をADPCM符
号変換器24に出力する。ADPCM符号変換器24
は、誤り検出信号が符号誤りの検出を示しているときに
は、その符号が復号信号の振幅の大幅な増大を表す符号
である場合に、その符号を復号信号における振幅のより
小さい変化を表す符号に変換する。なお、誤り検出信号
が符号誤り無しを示しているときには、ADPCM符号
変換器24は、ADPCM符号を変換せず、そのままA
DPCM符号を出力する。ADPCM復号器25は、A
DPCM符号変換器24から出力されたADPCM符号
を復号し、出力端子26から音声信号として出力する。
【0015】次に、パラメータ誤り検出器27における
パラメータ誤り検出符号の検出方法について説明する。
ADPCM符号方式では、過去の信号の振幅の変化から
次に入力される信号の振幅を予測し、その予測値と実際
に入力された信号の振幅値との差分を対数変換し、逆量
子化スケールファクタy(k)との差をとることで量子
化し、4ビットの符号に変換する。受信側装置2では、
このADPCM符号は、逆量子化スケールファクタy
(k)との和をとることで逆量子化し、逆対数変換をし
て量子化差分信号を求める。ここで逆量子化スケールフ
ァクタy(k)の値が大きいと、量子化差分信号の値も
大きくなり、復号信号の振幅の増大につながる。したが
って、伝送誤り検出符号によって誤りが検出された場合
に、逆量子化スケールファクタy(k)にある一定のし
きい値Mを設け、y(k)としきい値Mを比較し、 y(k)>M である場合、つまり復号信号の振幅の変化が大きくなる
と推定される場合には、その値を次のようにしきい値に
変換し、パラメータ誤り検出符号として、誤り検出器2
3に出力する。
【0016】y(k)=M 次に、誤り検出器23において、フレーム内のADPC
M符号の誤りを検出し、かつパラメータ誤りを検出した
場合、誤り検出信号をADPCM符号変換器24に出力
する。ADPCM符号変換器24は、4ビットのADP
CM符号I(k)を、極性を示す最上位ビットIs
(k)と振幅を示す下位3ビットId(k)に分割し、
誤り検出信号が符号誤り検出を示しているときには、I
d(k)としきい値Nを比較し、 Id(k)>N である場合には、振幅を示すId(k)を、 Id(k)=N に変換して、Is(k)と合成し、その合成したADP
CM符号を出力する。なお、誤り検出信号が符号誤り無
しを示しているときには、ADPCM符号変換器24
は、ADPCM符号を変換せず、そのままADPCM符
号を出力する。ADPCM復号器25は、ADPCM符
号変換器24から出力されたADPCM符号を復号し、
出力端子26から音声信号として出力する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願発
明によれば、伝送誤りが検出された場合に、受信側装置
の復号処理において求めた逆量子化スケールファクタy
(k)が予め定めたしきい値を超えた場合には、ADP
CM符号を復号信号における振幅の、より小さい変化を
表すADPCM符号に変換し、そのADPCM符号を復
号して出力するので、そのフレームすべての符号に対し
て符号変換をすることを防ぐことができ、誤りのないA
DPCM符号を変換することが少なくなり、また復号信
号の振幅の大きな異音の発生を防止することができ、音
声出力を行う際の聴感上での音声品質を向上させること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における伝送符号誤り補償装
置の構成を示すブロック図
【図2】従来の伝送符号誤り補償装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 送信側装置 2 受信側装置 11 入力端子 12 ADPCM符号器 13 伝送誤り検出符号付加器 14 出力端子 21 入力端子 22 伝送誤り検出符号分離器 23 誤り検出器 24 ADPCM符号変換器 25 ADPCM復号器 26 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 14/00 - 14/06 H03M 3/00 - 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信側において、入力した伝送バーストか
    らADPCM符号と伝送誤り検出符号とを分離する伝送
    誤り検出符号分離手段と、ADPCM符号を復号するA
    DPCM復号手段と、伝送誤りが検出された場合に、前
    記ADPCM復号手段で求めた逆量子化スケールファク
    タy(k)の値の大きい部分を検出し、検出した部分を
    符号パラメータ誤り検出符号として出力するパラメータ
    誤り検出手段と、前記伝送誤り検出符号およびパラメー
    タ誤り検出符号からADPCM符号に符号誤りが生じた
    か否かを検出する誤り検出手段と、伝送バーストによっ
    て伝送されたADPCM符号の内、前記誤り検出手段に
    おいて誤りが検出された逆量子化スケールファクタy
    (k)の値の大きいADPCM符号を、復号信号におけ
    る振幅のより小さい変化を表すADPCM符号に変換す
    るADPCM符号変換手段とを備え、 前記変換されたADPCM符号を前記ADPCM復号手
    段によって復号することを特徴とする伝送符号誤り補償
    装置。
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