JP2961830B2 - Ofケーブル用油そうのガス漏洩検知システム - Google Patents

Ofケーブル用油そうのガス漏洩検知システム

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、OFケーブル線路用油そうのガス漏洩検知
システムに関し、特に外油入外ガス形圧力油そう(以下
OPTという。)のガス漏洩検知システムに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
OPTのガス漏洩を検知するため、従来からOPTにガス圧
検知器の一種である接点付連成計を付設し、ガス圧が警
報設定点まで低下して連成計の接点が閉成すると警報発
信器が作動し、警報を報知するようにしたシステムがと
られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のシステムにおいては、ガス圧が
警報設定点まで低下してはじめて警報が発せられるた
め、警報発生までに相当量のガスが放出される。また、
検出時期が遅れるばかりでなく、夜間或いは休日に関係
なく警報が発せられるため、保守員は常に緊張を余儀な
くされる。
このため、油量のほかにガス圧のデータを定期的に記
録し、過去のデータと現在のデータとを対比し、経験的
に異常を早期に検知したり、或いは年末年始等休日に続
く場合に予め油やガスを補給することが行われている。
そこで、この発明は保守員がこのような措置に煩わさ
れることを避けるため、早期かつ自動的にガス漏洩を検
出し、適切な警報を発生できるシステムを提供すること
を技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明は一定の時間
間隔で油そう内のガス圧を取込む手段、そのガス圧が低
下傾向にあるか否かを判断する手段、一定以上の低下傾
向にある場合にその低下速度を所定の第一の基準値と比
較判断する手段、第一の基準値を越えた場合に、当該ガ
ス圧の常温大気圧換算のガス減少速度を演算する手段、
そのガス減少速度を所定の第二の基準値と比較判断する
手段及び第二の基準値を越えた場合に警報を発する手段
とにより、OFケーブル用油そうのガス漏洩検知システム
を構成したものである。
上記の構成において、ガス圧が減少傾向を示した場合
に、ガス減少速度を常温大気圧換算したものを用いるの
は次のとおりである。
OPTの場合、外油中にガス(N2)が溶解する。その飽
和溶解ガス量は圧力および温度により変動する。しかし
ながら、第1図に示すように、数年にわたる気温とガス
圧の計測記録に基づき、20℃大気圧換算ガス量を算出
し、その変動の推移を見ると、標準偏差は平均値の1.
5%以下であり、上述の外油中へのガスの溶解現象の影
響や測定誤差等はそのバラツキ内で吸収される。従っ
て、常温大気圧換算ガス量の減少速度の急激な変化を把
握することにより、ガス漏洩を精度よく検知することが
できる。
〔実施例〕
第2図はシステムの構成図であり、油そう部1、制御
所2、電力所3を含み、油そう部1はOPT4、端局装置
5、電話線切替装置6等を有する。OPT4はガス圧検知セ
ンサー7を有し、そのセンサー7の出力が端局装置5に
入力される。端局装置5は入力されたガス圧データに基
づき大ガス漏洩を検出すると、大ガス漏洩警報を制御所
2に送信し、その監視盤8に表示させる。またガス圧デ
ータは電話線切替装置6、電話線9、電力所3、電話線
切替装置10を経て親局11にデータ送信される。
第3図は前記の端局装置5の内部構成であり、OPT4の
ガス圧センサー7で検出された検出信号は、コントロー
ラ12を経て端局装置5の電流/電圧変換器13、マルチプ
レクサ14、A/D変換器15を経てバス16に取入れられる。R
OM17にはデータ入力、大ガス漏洩の判定、通信等のプロ
グラムが収容される。RAM18には1日分或いは1時間ご
と等の一定時間内のガス圧データが蓄積される。CPU19
は所定のプログラムに基づき一連の処理を行う。
一方、PIOインターフェース20を介して無電圧警報接
点変換装置21が接続され、この装置21を通じて大ガス漏
洩信号を制御所2に送信する。また、SIOインターフェ
ース22を介して電話線切替装置6が接続され、この装置
6を通じてガス圧データを親局11へ送信する。
第4図の端局装置5のCPU19による大ガス漏洩の判定
の過程を示すフローチャートであり、以下のステップか
らなる。
ステップ:一定時間間隔、例えば0.1時間ごとの油
量、ガス圧、気温のデータを取込む。
ステップ:ガス圧が低下傾向にあるか否かを判断す
る。
ステップ:ガス圧が低下傾向にある場合に判定開始
時点と、t時間後の圧力差ΔPGとに基づき圧力低下速度
ΔPG/tを演算する。
ステップ:圧力低下速度ΔPG/tが第一の基準値、即
ち圧力差有意差判定値ΔPe以上か否かを比較判断する。
ステップ:圧力低下速度ΔPG/tが上記のΔPe以上で
あると、判定開始時点とそこからt時間経過後の大気圧
20℃換算ガス量差ΔGVを求めΔGV/tを演算する。ΔPV
次のようにして求めることができる。
即ち、大気圧、20℃の換算ガス量GVは、 P:ガス圧 U0:油そう容量 Gmin:最小ガス容積 V0:油量 T:気温(℃) 従って、ΔGVは、判定開始時点のGVをGV1とし、t時
間経過後のGVをGV2とすると、 ΔGV=GV1−GV2 ……(2) で求められる。
ステップ:ΔGV/tが第二の基準値、即ち検出期待ガ
ス漏れ速度ΔAL以上か否かを比較判断する。
ステップ:ステップの比較判断の経過、ΔAL以上
である場合には、警報点到達までの時間が第三の基準値
A以内かどうかを比較判断する。
第三の基準値Aとの比較は次の式(3)による。
GVAL:前日の最低油量V0min、最低気温Tminをベースに下
限警報圧PAL+裕度γ時に必要な大気圧換算ガス量であ
り、下記の(4)式で求められる。
ステップ:ステップにおける比較判断が是(YE
S)であれば大ガス漏洩信号を送出する。
なお、ステップ、、及びにおける比較判断の
結果が否(NO)である場合は、ステップに戻る。
また、ステップを省略し、ステップの結果が是
(YES)であれば、直ちにステップに移ってもよい。
第5図に上記のフローチャートに従った判定処理によ
り、判定可能な範囲を例示したものであり、横軸に漏洩
量、縦軸に大気圧換算の漏ガス速度をとっている。
この例示は前述のステップを省略した判定処理によ
るものである。t=2hrs、ΔPe=0.025kg f/cm2・hr、
ΔAL=Gminの6%(Gmin=600lr)である。図の範囲A
の部分はステップで除外され、Bの部分はステップ
で除外される。Cの範囲が大ガス漏洩と判定される範囲
である。従来の判定方法によると、Aの範囲及びBの範
囲も大ガス漏洩と判定する可能性があったことに比べる
と、判定精度が向上する。
なお、前述のステップを加えると、Cの範囲が更に
2分され、一層判定精度が向上することになる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、ガス圧が低下傾向にある
か否かの判断手段、その低下速度の大きさの判断手段及
び大気圧換算のガス減少速度の大きさの判定手段を備え
ているので、単にガスの減少量だけに基づき判定する場
合に比べ、ガス漏洩の判定精度を著しく向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は年度ごとのデータを示すグラフ、第2図はシス
テム全体の構成を示すブロック図、第3図は端局装置の
ブロック図、第4図はシーケンスチャート、第5図は検
出範囲を示すグラフである。 1……油そう部、2……制御所、 3……電力所、4……OPT、 5……端局装置、6……電話線切替装置、 7……ガス圧検知センサー、 8……警報監視盤、9……電話線、 10……電話線切替装置、 11……親局。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の時間間隔で油そう内のガス圧を取込
    む手段、そのガス圧が低下傾向にあるか否かを判断する
    手段、一定以上の低下傾向にある場合にその低下速度を
    所定の第一の基準値と比較判断する手段、第一の基準値
    を越えた場合に、当該ガス圧の常温大気圧換算のガス減
    少速度を演算する手段、そのガス減少速度を所定の第二
    の基準値と比較判断する手段及び第二の基準値を越えた
    場合に警報を発する手段とから成るOFケーブル用油そう
    のガス漏洩検知システム。
JP21224190A 1990-08-08 1990-08-08 Ofケーブル用油そうのガス漏洩検知システム Expired - Lifetime JP2961830B2 (ja)

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