JP2961041B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents

竪型粉砕機

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JP2961041B2 JP30511593A JP30511593A JP2961041B2 JP 2961041 B2 JP2961041 B2 JP 2961041B2 JP 30511593 A JP30511593 A JP 30511593A JP 30511593 A JP30511593 A JP 30511593A JP 2961041 B2 JP2961041 B2 JP 2961041B2
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啓樹 山口
良茂 植松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭その他の各種原料
を粗粉砕する竪型粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来石炭等の粗粉砕には、ハンマクラッ
シャー、ローラプレスが使用されており、竪型粉砕機は
通常微粉砕用に使用されていて粗粉砕用には使用されて
いなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来粗
粉砕にはハンマクラッシャー、ローラプレスが使用され
ているが、粉砕と乾燥を同時に行うことができないた
め、水分の多い原料を取扱う場合には、粉砕された原料
の付着・閉塞が生じていた。また、通常微粉砕機として
使用する竪型の粉砕機を利用すれば、粉砕と同時に粉砕
物の乾燥を同時に行うことができる。しかし、粗粉砕を
行うためには粉砕機内のガス流速を大きくする必要があ
り、製品の最大粒径が大きくなりすぎる問題があった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するよう提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、竪型の円筒状
の胴体の中で垂直な軸を中心に回転する粉砕テーブル上
に被粉砕物を供給してローラで押圧して粉砕し、粉砕テ
ーブルと胴体の間の環状のすき間から上昇する熱ガスに
より乾燥しつつ胴体上部にある分級機に粉砕物を搬送
し、粗大粒は重力により分級機より粉砕テーブルに戻し
て再粉砕する竪型粉砕機において、粉砕テーブルと分級
機の間の胴体内を上昇する熱ガスの平均流速v1 を製品
の所要平均粒径の粒子の終末速度の0.7〜1.4倍
し、粉砕テーブル外周と胴体の間の環状のすき間を上昇
する熱ガスの流速v2 を前記熱ガスの平均流速v1 の1
0倍以下としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、竪型粉砕機の粗砕テーブルと竪型
の円筒状の胴体の間の環状のすき間から上昇する熱ガス
によって粗粉砕された粉砕物が加熱されているので、粉
砕と同時に乾燥が行われ、粉砕物による付着・閉塞が発
生しない。
【0007】竪型粉砕機の粉砕テーブルと分級機の間の
胴体内を上昇する熱ガスの平均流速v1 は製品の平均粒
径に影響するが、本発明では、この平均流速v1 を製品
の所要平均粒径の粒子の終末速度の0.7〜1.4倍と
しているので、分級機のわずかな調整のみで所要平均粒
径の製品が得られる。図2に、前記粉砕機胴体内の熱ガ
スの平均流速v1 と製品の平均粒径の関係のテスト結果
を示すが、v1 を製品の所要平均粒径粒子の終末速度の
0.7〜1.4倍とすることによって、平均粒径が所要
平均粒径に対して極めて近い0.8〜1.2程度の範囲
にある製品を得ることができる。
【0008】一方、粉砕テーブル外周と胴体の間の環状
のすき間を上昇するガス流速v2 がv1 に対し大きすぎ
ると同体内の流速分布が広くなるため粗大な粒子が製品
として粉砕機外へ搬送されることになる。このために、
本発明では、v2 /v1 を10以下とすることにより、
図3に示すように、製品の最大粒径を平均粒径の10倍
以内におさえることができる。ちなみに、図3はv2
1 と最大粒径/平均粒径の関係のテスト結果を示す。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。竪型粉砕機の竪型の円筒状の胴体6内の下部には、
垂直な軸Aを中心として回転する粉砕テーブル2が配置
されている。胴体6の上部の中心部には、粉砕テーブル
2の上方に開口する被粉砕物供給管1が設置されてい
る。3は前記粉砕テーブル2上で被粉砕物を押圧して粉
砕する粉砕ローラ、4は被粉砕物供給管1のまわりに設
けられた分級機である。
【0010】前記粉砕テーブル2の外周と胴体6との間
には、環状のすき間5が形成されており、熱ガスは、こ
のすき間6を通って上昇し、更に粉砕テーブル2の上方
の胴体6内を上昇して分級機4に流入するようになって
いる。胴体6内の粉砕テーブル2と分級機4との間を上
昇する熱ガスの平均上昇流速v1 は製品の所要平均粒径
の粒子の終末速度の0.7〜1.4倍になり、また、前
記すき間5を上昇する熱ガスの上昇流速v2 は前記v1
の10倍以下となるように、熱ガスの流量、胴体6の径
及びすき間5の大きさが設定・調整されている。
【0011】以上のように構成された本実施例では、被
粉砕物供給管1より回転する粉砕テーブル2上に投入さ
れた被粉砕物は、粉砕ローラ3で押圧されて粗粉砕され
たあと粉砕テーブル2の外周方向へ放出される。
【0012】このように圧縮粉砕されて粉砕テーブル2
の外周から放出された粉砕物は、粉砕テーブル2下部か
ら、粉砕テーブル2の外周と胴体6の間の環状のすき間
5を通って上昇する熱ガスによって分級機4へ運ばれ、
ここで粉砕物が分級され、粗大粒は重力によって分級機
4より粉砕テーブル2上へ落下して再粉砕され、また残
りの被粉砕物の部分は分級機4を通って製品として粉砕
機外へ取出される。
【0013】前記のように、粉砕テーブル2の外周と胴
体6の間の環状のすき間5の熱ガスの上昇流速v2 は、
粉砕テーブル2と分級機4の間の胴体6内の熱ガスの平
均上昇流速v1 の10倍以下となるよう熱ガスの流量に
対して環状のすき間5が調整されているために、図3に
示すように、胴体6内を上昇する熱ガスの流速分布が広
くなることを防止して、製品の最大粒径を平均粒径の1
0倍以内をおさえることができる。
【0014】また、前記のように、胴体6の径は、胴体
6内の粉砕テーブル2と分級機4との間を上昇する熱ガ
スの上昇流速v1 が製品の所要平均粒径となる粒子の終
末速度の0.7〜1.4倍となるように熱ガス流量に対
して設定されているために、図2に示すように、平均粒
径が所要平均粒径に極めて近い範囲内の製品を得ること
ができる。
【0015】また更に、被粉砕物は、粉砕テーブル2上
においてローラ3によって粉砕された上、上昇する熱ガ
スによって分級機4へ搬送されているので、粗粉砕と共
に乾燥が行われ、従って、被粉砕物が高水分原料であっ
てもその付着・閉塞の発生を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の竪型粉砕機では、粉砕テーブル
外周と胴体の間の環状のすき間を上昇する熱ガスの流速
を粉砕テーブルと分級機の間の胴体内を上昇する熱ガス
の平均流速の10倍以下とし、かつ、粉砕テーブルと分
級機の間の胴体内を上昇する熱ガスの平均流速を製品の
所要平均粒径の粒子の終末速度の0.7〜1.4倍とし
ているために、分級機等を若干調整することによって、
平均粒子径が所要平均粒子径に極めて近く、かつ、最大
粒径が平均粒子径の10倍以下の製品を粉砕乾燥を同時
に行って得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る竪型粉砕機の縦断面図
である。
【図2】本発明における胴体内の平均流速/所要平均径
粒子の終末速度と製品平均粒径/所要平均粒径の関係図
である。
【図3】本発明における粉砕テーブル外周熱ガス上昇流
速/胴体内の平均流速と製品最大粒径/製品平均粒径の
関係図である。
【符号の説明】
1 被粉砕物供給管 2 回転テーブル 3 粉砕ローラ 4 分級機 5 粉砕テーブル外周と胴体の間の環状のすき間 6 胴体 A 垂直な軸 v1 粉砕機胴体内の熱ガスの平均上昇流速 v2 粉砕テーブル外周と胴体の間の環状すき間の熱
ガスの上昇流速
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−29047(JP,A) 実開 平3−61939(JP,U) 実開 平2−70736(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 15/00 - 15/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型の円筒状の胴体の中で垂直な軸を中
    心に回転する粉砕テーブル上に被粉砕物を供給してロー
    ラで押圧して粉砕し、粉砕テーブルと胴体の間の環状の
    すき間から上昇する熱ガスにより乾燥しつつ胴体上部に
    ある分級機に粉砕物を搬送して分級を行い、粗大粒は重
    力により分級機より粉砕テーブルに戻して再粉砕する竪
    型粉砕機において、粉砕テーブルと分級機の間の胴体内
    を上昇する熱ガスの平均流速v1 を製品の所要平均粒径
    の粒子の終末速度の0.7〜1.4倍とし、粉砕テーブ
    ル外周と胴体の間の環状のすき間を上昇する熱ガスの流
    速v2 を前記熱ガスの平均流速v1 の10倍以下とした
    ことを特徴とする竪型粉砕機。
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