JP2960552B2 - 動物細胞の育種方法 - Google Patents
動物細胞の育種方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本来遺伝子の導入による
形質転換動物細胞の育種方法に関するものである。更に
詳しくは、ある形質転換動物細胞に新たな特性を付与す
る方法に関するものである。
形質転換動物細胞の育種方法に関するものである。更に
詳しくは、ある形質転換動物細胞に新たな特性を付与す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動物細胞に外来遺伝子を導入し、形質転
換体を得る技術は有用な生理活性ペプチドの製造によっ
て重要である。遺伝子導入の親株としてはCHO,BH
K,HeLaなど種々の細胞株が用いられている。目的
物質を得るために重要な親株の特性は目的物質の単位細
胞当りの生産速度、適切な翻訳後修飾能及び好ましい培
養特性などが挙げられる。しかしこれらをすべて満たす
親株を選択するのは困難である。特に翻訳後修飾の複雑
なタンパク質を生産しようとする場合、適切な修飾能を
持つ宿主細胞は極めて限定され、しかもそのような細胞
は目的物質生産能や培養特性などの面で好ましくない場
合が多い。
換体を得る技術は有用な生理活性ペプチドの製造によっ
て重要である。遺伝子導入の親株としてはCHO,BH
K,HeLaなど種々の細胞株が用いられている。目的
物質を得るために重要な親株の特性は目的物質の単位細
胞当りの生産速度、適切な翻訳後修飾能及び好ましい培
養特性などが挙げられる。しかしこれらをすべて満たす
親株を選択するのは困難である。特に翻訳後修飾の複雑
なタンパク質を生産しようとする場合、適切な修飾能を
持つ宿主細胞は極めて限定され、しかもそのような細胞
は目的物質生産能や培養特性などの面で好ましくない場
合が多い。
【0003】例えば抗血栓剤として有望なヒトプロテイ
ンCの場合、実用的な活性を得るためにはL鎖N末端か
ら数えて初めの9個のグルタミン酸残基がγ−カルボキ
シル化されてγ−カルボキシグルタミン酸となる必要が
ある。しかし、プロテインC遺伝子を導入して十分にγ
−カルボキシル化がなされ、十分活性を持つプロテイン
Cを産生できる細胞株はごく少ない(S.C.Yan et al;Tr
ends in Biological Sci.,14,264(1989))。現在知られ
ている最もγ−カルボキシル化活性の高い細胞株はヒト
胎児腎由来293株である(S.C.Betty Yan et al;BIO/
TECHNOLOGY, 8655(1990) )が、この株は細胞同志の凝
集性が高く、最も効率的と考えられているサンペンジョ
ン培養には不向であり、また接着能も弱いため担体接着
型培養にも適さないという培養特性上の欠点を持つ。
ンCの場合、実用的な活性を得るためにはL鎖N末端か
ら数えて初めの9個のグルタミン酸残基がγ−カルボキ
シル化されてγ−カルボキシグルタミン酸となる必要が
ある。しかし、プロテインC遺伝子を導入して十分にγ
−カルボキシル化がなされ、十分活性を持つプロテイン
Cを産生できる細胞株はごく少ない(S.C.Yan et al;Tr
ends in Biological Sci.,14,264(1989))。現在知られ
ている最もγ−カルボキシル化活性の高い細胞株はヒト
胎児腎由来293株である(S.C.Betty Yan et al;BIO/
TECHNOLOGY, 8655(1990) )が、この株は細胞同志の凝
集性が高く、最も効率的と考えられているサンペンジョ
ン培養には不向であり、また接着能も弱いため担体接着
型培養にも適さないという培養特性上の欠点を持つ。
【0004】一方凝集性が低くサスペンジョン培養に適
した細胞株としてはサスペンジョン馴化BHK株がある
が、この株はγ−カルボキシル化活性が低いという欠点
を持つ。
した細胞株としてはサスペンジョン馴化BHK株がある
が、この株はγ−カルボキシル化活性が低いという欠点
を持つ。
【0005】これらの異なる特性を持つ細胞株の特性改
善法の一つとして細胞融合法がある。遺伝子導入形質転
換細胞と他の細胞の融合により特性を改善させた例とし
ては、HBs抗原遺伝子を導入したVero細胞株と、
サル肝臓初代培養細胞を融合してHBs抗原産生能を増
大させた例がある(Nicole Cheniner et al;BIO/TECHNO
LOGY,8,858(1990))。しかしこれまで細胞融合により
遺伝子入導入細胞の翻訳後修飾能の改善あるいは培養特
性の改善を行なった例は報告されていない。
善法の一つとして細胞融合法がある。遺伝子導入形質転
換細胞と他の細胞の融合により特性を改善させた例とし
ては、HBs抗原遺伝子を導入したVero細胞株と、
サル肝臓初代培養細胞を融合してHBs抗原産生能を増
大させた例がある(Nicole Cheniner et al;BIO/TECHNO
LOGY,8,858(1990))。しかしこれまで細胞融合により
遺伝子入導入細胞の翻訳後修飾能の改善あるいは培養特
性の改善を行なった例は報告されていない。
【0006】
【発明の目的】そこで本発明者らは上記の問題を解決す
べく、好ましい特性を合わせ持つ目的物質生産細胞株を
得ることを目的として研究を進めた。その結果、細胞融
合法を用いることにより目的が達成され得ることを見出
した。
べく、好ましい特性を合わせ持つ目的物質生産細胞株を
得ることを目的として研究を進めた。その結果、細胞融
合法を用いることにより目的が達成され得ることを見出
した。
【0007】
【発明の構成】本発明はγ−カルボキシル化及び培養特
性について一方は優れているが一方は劣っているという
特性を持つ細胞に分子内にGlaドメインを有するタン
パク質をコードする遺伝子を導入して得られた形質転換
体と、これと反対の特性を持つ細胞を融合することを特
徴とする動物細胞の育種方法である。
性について一方は優れているが一方は劣っているという
特性を持つ細胞に分子内にGlaドメインを有するタン
パク質をコードする遺伝子を導入して得られた形質転換
体と、これと反対の特性を持つ細胞を融合することを特
徴とする動物細胞の育種方法である。
【0008】かかる本発明によれば、高いγ−カルボキ
シル化活性と優れた培養特性を合わせ持つ目的物質生産
株を得ることが可能となる。
シル化活性と優れた培養特性を合わせ持つ目的物質生産
株を得ることが可能となる。
【0009】すなわち本発明は、低凝集性動物細胞C1
およびγ−カルボキシル化活性を有する動物細胞C2の
どちらか一方に、分子内にGlaドメインを有するタン
パク質をコード遺伝子を導入して得られた形質転換体と
もう一方の動物細胞とを細胞融合し、Glaドメインが
カルボキシル化したタンパク質を効率的に生産する細胞
を選択することからなる動物細胞の育種方法である。
およびγ−カルボキシル化活性を有する動物細胞C2の
どちらか一方に、分子内にGlaドメインを有するタン
パク質をコード遺伝子を導入して得られた形質転換体と
もう一方の動物細胞とを細胞融合し、Glaドメインが
カルボキシル化したタンパク質を効率的に生産する細胞
を選択することからなる動物細胞の育種方法である。
【0010】また本発明は、低凝集性動物細胞C1およ
びγ−カルボキシル化活性を有する動物細胞C2とを細
胞融合して得られた融合細胞に、分子内にClaドメイ
ンを有するタンパク質をコードする遺伝子を導入し、G
laドメインがカルボキシル化したタンパク質を効率的
に生産する細胞を選択する動物細胞の育種方法である。
びγ−カルボキシル化活性を有する動物細胞C2とを細
胞融合して得られた融合細胞に、分子内にClaドメイ
ンを有するタンパク質をコードする遺伝子を導入し、G
laドメインがカルボキシル化したタンパク質を効率的
に生産する細胞を選択する動物細胞の育種方法である。
【0011】本発明においては、分子内にGlaドメイ
ンを有するタンパク質としてヒトプロテインCまたはヒ
ト活性化プロテインCが好適である。本発明において、
低凝集性動物細胞としてBHK株が好適である。γ−カ
ルボキシル化活性を有する動物細胞はヒト胎児由来29
3株が好適である。
ンを有するタンパク質としてヒトプロテインCまたはヒ
ト活性化プロテインCが好適である。本発明において、
低凝集性動物細胞としてBHK株が好適である。γ−カ
ルボキシル化活性を有する動物細胞はヒト胎児由来29
3株が好適である。
【0012】また本発明は、低凝集性動物細胞C1およ
びγ−カルボキシル化活性を有する動物細胞C2のどち
らか一方に、分子内にGlaドメインを有するタンパク
質をコードする遺伝子を導入して得られた形質転換体と
もう一方の動物細胞とを細胞融合し、Glaドメインが
カルボキシル化したタンパク質を効率的に生産する細胞
を選択することにより得られるGla化率50%以上の
動物細胞を包含する。本発明の実施例によればGla化
率の上限は80%前後であるが好ましくは100%であ
る。かかる動物細胞の平均凝集度は低凝集性動物細胞C
1と同程度、すなわち1〜5個/凝集塊程度である。
びγ−カルボキシル化活性を有する動物細胞C2のどち
らか一方に、分子内にGlaドメインを有するタンパク
質をコードする遺伝子を導入して得られた形質転換体と
もう一方の動物細胞とを細胞融合し、Glaドメインが
カルボキシル化したタンパク質を効率的に生産する細胞
を選択することにより得られるGla化率50%以上の
動物細胞を包含する。本発明の実施例によればGla化
率の上限は80%前後であるが好ましくは100%であ
る。かかる動物細胞の平均凝集度は低凝集性動物細胞C
1と同程度、すなわち1〜5個/凝集塊程度である。
【0013】本発明の低凝集性動物細胞とはサスペンジ
ョン培養を行なう際の培養の難易度の指標となる細胞の
平均凝集度が1〜5個/凝集塊である細胞である。細胞
の平均凝集度は種々の方法で測定することができるが、
適当容量(約50〜100ml)の三角フラスコ中に適当
密度の細胞懸濁度(106 cells/ml程度)を適当量(1
0〜20ml)入れ、一定時間(18〜24時間)振盪培
養し、一定量の培地中の凝集塊数を計数して平均凝集度
を算出するという方法が簡便かつ適切である。ある細胞
では凝集性がカルシウムイオン依存性であることが知ら
れているため、この際に用いる培地は通常濃度(0.3
〜1.8mM)のカルシウムイオンを含む無結成培地を用
いるべきである。
ョン培養を行なう際の培養の難易度の指標となる細胞の
平均凝集度が1〜5個/凝集塊である細胞である。細胞
の平均凝集度は種々の方法で測定することができるが、
適当容量(約50〜100ml)の三角フラスコ中に適当
密度の細胞懸濁度(106 cells/ml程度)を適当量(1
0〜20ml)入れ、一定時間(18〜24時間)振盪培
養し、一定量の培地中の凝集塊数を計数して平均凝集度
を算出するという方法が簡便かつ適切である。ある細胞
では凝集性がカルシウムイオン依存性であることが知ら
れているため、この際に用いる培地は通常濃度(0.3
〜1.8mM)のカルシウムイオンを含む無結成培地を用
いるべきである。
【0014】細胞のγ−カルボキシル化活性は、細胞に
分子内にGlaドメインを有するタンパク質をコードす
る遺伝子を導入して生産されるタンパクのGla化の程
度を測定することにより知ることができる。Gla化率
は生産タンパクを精製後アミノ酸分析を行なうことによ
って測定しても良いが、より簡便には目的タンパク質の
Glaドメインを特異的に認識するモノクローナル抗体
を用いたELISAにより求められる。本発明では後者
の方法に依った。
分子内にGlaドメインを有するタンパク質をコードす
る遺伝子を導入して生産されるタンパクのGla化の程
度を測定することにより知ることができる。Gla化率
は生産タンパクを精製後アミノ酸分析を行なうことによ
って測定しても良いが、より簡便には目的タンパク質の
Glaドメインを特異的に認識するモノクローナル抗体
を用いたELISAにより求められる。本発明では後者
の方法に依った。
【0015】本発明で用いる導入遺伝子のコードするタ
ンパク質はその分子内にGlaドメインを有し、翻訳後
のγ−カルボキシル化が活性発現の為に不可欠であるよ
うなものである。例としては血液凝固線溶因子であるプ
ロトロンビン,第IX因子,第X因子,第VII 因子,プロ
テインC,プロテインSあるいはオステオカルシン,ボ
ーングラタンパクなどが挙げられる。
ンパク質はその分子内にGlaドメインを有し、翻訳後
のγ−カルボキシル化が活性発現の為に不可欠であるよ
うなものである。例としては血液凝固線溶因子であるプ
ロトロンビン,第IX因子,第X因子,第VII 因子,プロ
テインC,プロテインSあるいはオステオカルシン,ボ
ーングラタンパクなどが挙げられる。
【0016】プロテインCは、生体内での血液凝固及び
フィブリン溶解活性の発生において、重要な役割を演ず
るセリンプロテアーゼのチモーゲン又は前躯体である。
このものは肝臓中で単鎖ポリペプチドとして合成され、
このポリペプチドはかなりのプロセシンクを受けてジル
スフィド結合により一緒に保持された重鎖(Mr=4
0,000)及び軽鎖(Mr=21,000)を含んで
なる2本鎖分子となる。循環中のこの2本鎖中間体は、
重鎖のアミノ末端からの12残基ペプチドのトロンビン
介在開裂により“活性化されたプロテインC”(AP
C)として知られる生物学的に活性な形の分子に転換さ
れる。
フィブリン溶解活性の発生において、重要な役割を演ず
るセリンプロテアーゼのチモーゲン又は前躯体である。
このものは肝臓中で単鎖ポリペプチドとして合成され、
このポリペプチドはかなりのプロセシンクを受けてジル
スフィド結合により一緒に保持された重鎖(Mr=4
0,000)及び軽鎖(Mr=21,000)を含んで
なる2本鎖分子となる。循環中のこの2本鎖中間体は、
重鎖のアミノ末端からの12残基ペプチドのトロンビン
介在開裂により“活性化されたプロテインC”(AP
C)として知られる生物学的に活性な形の分子に転換さ
れる。
【0017】本発明においてはかかるタンパクをコード
する遺伝子を宿主細胞に導入した細胞を細胞融合に用い
ることができる。
する遺伝子を宿主細胞に導入した細胞を細胞融合に用い
ることができる。
【0018】本発明で用いる動物細胞の種類及び組合せ
は特に限定はないが遺伝子導入宿主細胞としてはBHK
細胞株が適している。特にサスペンジョン培養に馴化し
たBHK細胞株が有利である。これに対する融合パート
ナーは樹立細胞株であっても初代培養細胞であっても良
い。樹立細胞株としてはヒト胎児腎由来293株が有利
に用いられる。
は特に限定はないが遺伝子導入宿主細胞としてはBHK
細胞株が適している。特にサスペンジョン培養に馴化し
たBHK細胞株が有利である。これに対する融合パート
ナーは樹立細胞株であっても初代培養細胞であっても良
い。樹立細胞株としてはヒト胎児腎由来293株が有利
に用いられる。
【0019】細胞の融合法はポリエチレングリコールに
よる方法や電気パルスによるエレクトロポレーション法
などが一般的であるが、どのような方法を用いても良
い。
よる方法や電気パルスによるエレクトロポレーション法
などが一般的であるが、どのような方法を用いても良
い。
【0020】融合株の選択は、樹立細胞株同志の融合の
場合には異なる薬剤耐性マーカー遺伝子を用いることに
より行なうことができる。例えば、細胞C1にdhfr
遺伝子をマーカーとして目的タンパク質遺伝子を導入
し、MTXで選択した場合、ネオマイシン耐性遺伝子を
導入してG418で選択した細胞C2と融合してMTX
及びG418を共に含む選択培地で融合株を選択するこ
とができる。融合パートナーに初代培養細胞を用いる場
合には、遺伝子導入細胞にヒポキサンチンホスホリボシ
ルトランスフェラーゼ(HGPRT)欠損株あるいはチ
ミジンキナーゼ(TK)欠損株を用い、融合後にHAT
選択培地で融合株を選択することができる。この他にも
無血清培地での増殖性の相違や培養器壁への接着性の相
違などの特性の相違を利用した選択法、あるいはセルソ
ーターによる分離、さらにはこれらの方法の組合せなど
種々の方法が考えられる。
場合には異なる薬剤耐性マーカー遺伝子を用いることに
より行なうことができる。例えば、細胞C1にdhfr
遺伝子をマーカーとして目的タンパク質遺伝子を導入
し、MTXで選択した場合、ネオマイシン耐性遺伝子を
導入してG418で選択した細胞C2と融合してMTX
及びG418を共に含む選択培地で融合株を選択するこ
とができる。融合パートナーに初代培養細胞を用いる場
合には、遺伝子導入細胞にヒポキサンチンホスホリボシ
ルトランスフェラーゼ(HGPRT)欠損株あるいはチ
ミジンキナーゼ(TK)欠損株を用い、融合後にHAT
選択培地で融合株を選択することができる。この他にも
無血清培地での増殖性の相違や培養器壁への接着性の相
違などの特性の相違を利用した選択法、あるいはセルソ
ーターによる分離、さらにはこれらの方法の組合せなど
種々の方法が考えられる。
【0021】得られた融合株からの高Gla化タンパク
質生産クローンの選択はGlaドメイン特異的モノクロ
ーナル抗体を用いたELISAなどで行う。すなわち各
クローンの培養上清中のタンパクのGla化率の高いク
ローンを選ぶことにより行える。
質生産クローンの選択はGlaドメイン特異的モノクロ
ーナル抗体を用いたELISAなどで行う。すなわち各
クローンの培養上清中のタンパクのGla化率の高いク
ローンを選ぶことにより行える。
【0022】本発明においてGlaドメインがカルボキ
シル化したタンパク質を効率的に生産する細胞とは、該
細胞の平均凝集度がサスペンジョン培養を行うに際して
充分低く、かつ、Gla化率が充分高い細胞のことをさ
す。一つの基準として、融合に用いた低凝集性細胞と同
程度の平均凝集度を有し、かつ、融合に用いたもう一方
のγ−カルボキシル化活性を有する細胞と同程度のGl
a化率を有する細胞を選択することができる。たとえ
ば、低凝集性細胞であるBHK株と高いGla化率を有
する293株を融合させた融合細胞においては、BHK
株の平均凝集度1〜5個/凝集塊程度を維持し、かつ、
293株のGla化率50〜100%を維持している細
胞を選択することができる。
シル化したタンパク質を効率的に生産する細胞とは、該
細胞の平均凝集度がサスペンジョン培養を行うに際して
充分低く、かつ、Gla化率が充分高い細胞のことをさ
す。一つの基準として、融合に用いた低凝集性細胞と同
程度の平均凝集度を有し、かつ、融合に用いたもう一方
のγ−カルボキシル化活性を有する細胞と同程度のGl
a化率を有する細胞を選択することができる。たとえ
ば、低凝集性細胞であるBHK株と高いGla化率を有
する293株を融合させた融合細胞においては、BHK
株の平均凝集度1〜5個/凝集塊程度を維持し、かつ、
293株のGla化率50〜100%を維持している細
胞を選択することができる。
【0023】
【発明の効果】かくして、本発明方法によれば高いγ−
カルボキシル化活性と優れた培養特性を合わせ持つ目的
物質産生細胞を容易に得ることが可能となる。
カルボキシル化活性と優れた培養特性を合わせ持つ目的
物質産生細胞を容易に得ることが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳述する。
【0025】
【実施例1】融合株は以下の方法により作成した。
【0026】遺伝子導入宿主細胞としては無血清サスペ
ンジョン培養馴化低凝集性BHK12D株を用いた。こ
の低凝集性BHK12D株はBHK507株のクローニ
ングにより得られたものであり、無血清サスペンジョン
培養に適した株であり、先に出願した特願平2−181
47号(平成2年7月11日出願:低凝集性BHK細胞
及びこれを用いた培養方法)に記載した方法により分離
した株である。BHK507株とはBHK21株より得
られた温度感受性株(ts13)(Talavera and Bacil
lico,J.CellPhysiol.92,425-436(1977))により分離さ
れたチミジンキナーゼ欠損株(Waechter and Baserga,P
NAS 79,1106-1110(1982))である。
ンジョン培養馴化低凝集性BHK12D株を用いた。こ
の低凝集性BHK12D株はBHK507株のクローニ
ングにより得られたものであり、無血清サスペンジョン
培養に適した株であり、先に出願した特願平2−181
47号(平成2年7月11日出願:低凝集性BHK細胞
及びこれを用いた培養方法)に記載した方法により分離
した株である。BHK507株とはBHK21株より得
られた温度感受性株(ts13)(Talavera and Bacil
lico,J.CellPhysiol.92,425-436(1977))により分離さ
れたチミジンキナーゼ欠損株(Waechter and Baserga,P
NAS 79,1106-1110(1982))である。
【0027】融合パートナーとしてはヒト胎児腎細胞由
来の293株を用いた。この株はγ−カルボキシル化
(Gla化)活性は高いが、通常の培地では大きな凝集
塊を形成し、また無血清培地での増殖能も低いため無血
清サスペンジョン培養には不向きである。
来の293株を用いた。この株はγ−カルボキシル化
(Gla化)活性は高いが、通常の培地では大きな凝集
塊を形成し、また無血清培地での増殖能も低いため無血
清サスペンジョン培養には不向きである。
【0028】BHK12D株にdhfrを選択マーカー
遺伝子としてヒト活性化プロテインC(APC)に遺伝
子を導入し、メソトレキセート(MTX)によりAPC
生産株を選択した。
遺伝子としてヒト活性化プロテインC(APC)に遺伝
子を導入し、メソトレキセート(MTX)によりAPC
生産株を選択した。
【0029】得られたコロニを24wellプレートを移
し、2ml/wellの選択培地を加え、コンフルエントに達
するまで培養し、上清中の全APC濃度およびGla化
APC濃度を測定した。APCはサンドイッチ法ELI
SAにより行ない、一次抗体にGla非特異的抗PCモ
ノクローナル抗体を用い、2次抗体には全APC測定の
場合には抗PCポリクローナル抗体を、Gla化APC
測定の場合にはGla特異的抗PC抗体を用いた。Gl
a化率は{Gla化APC濃度(μg/ml)/全APC濃
度(μg/ml)}×100で算出した。APC生産速度は
10cmφプレートでコンフルエントに達した後、培養上
清を除き、新たに選択培地4mlを加えて24時間培養す
ることにより求めた。結果を(表1)に示す。このうち
最もAPC産生能の高かったBHK12DA1A1株を
融合に用いた。
し、2ml/wellの選択培地を加え、コンフルエントに達
するまで培養し、上清中の全APC濃度およびGla化
APC濃度を測定した。APCはサンドイッチ法ELI
SAにより行ない、一次抗体にGla非特異的抗PCモ
ノクローナル抗体を用い、2次抗体には全APC測定の
場合には抗PCポリクローナル抗体を、Gla化APC
測定の場合にはGla特異的抗PC抗体を用いた。Gl
a化率は{Gla化APC濃度(μg/ml)/全APC濃
度(μg/ml)}×100で算出した。APC生産速度は
10cmφプレートでコンフルエントに達した後、培養上
清を除き、新たに選択培地4mlを加えて24時間培養す
ることにより求めた。結果を(表1)に示す。このうち
最もAPC産生能の高かったBHK12DA1A1株を
融合に用いた。
【0030】
【表1】 293株にはネオマイシン耐性遺伝子を導入し、G41
8による選択によりG418耐性株を得た。
8による選択によりG418耐性株を得た。
【0031】細胞融合は以下の方法により行なった。
【0032】融合剤としてはPEG4000を用いた。
BHK12DのAPC生産株のうちの1クローンBHK
12DA1A1株と293G418耐性株をそれぞれ2
×107 個ずつを混合し、50%PEG4000溶液に
より融合を行なった。融合後の選択は1μMのMTX,
500μg/mlのG418,5%透析FCS,5μg /
mlのビタミンK1 を含むグルコース増強ダルベッコ変性
イーグル培地で行なった。
BHK12DのAPC生産株のうちの1クローンBHK
12DA1A1株と293G418耐性株をそれぞれ2
×107 個ずつを混合し、50%PEG4000溶液に
より融合を行なった。融合後の選択は1μMのMTX,
500μg/mlのG418,5%透析FCS,5μg /
mlのビタミンK1 を含むグルコース増強ダルベッコ変性
イーグル培地で行なった。
【0033】融合後約3週間でコロニーが出現した。コ
ロニー出現効率は全処理細胞数当り3〜5×10-6であ
った。このコロニーを拾い、それぞれのAPC産生量,
Gla化率を測定した。Gla化率は{Gla化APC
濃度(μg/ml)/全APC濃度(μg/ml)}×100で
算出した。
ロニー出現効率は全処理細胞数当り3〜5×10-6であ
った。このコロニーを拾い、それぞれのAPC産生量,
Gla化率を測定した。Gla化率は{Gla化APC
濃度(μg/ml)/全APC濃度(μg/ml)}×100で
算出した。
【0034】融合株のAPC産生能力を測定した。
【0035】融合により得られたコロニーを24wellプ
レートに移し、2ml/wellの選択培地を加え、コンフル
エントに達するまで培養し、上清中の全APC濃度及び
Gla化APC濃度を測定した。APC濃度の測定はサ
ンドイッチ法ELISAにより行なった。1次抗体には
Gla非特異的抗PCモノクローナル抗体を用い、2次
抗体には全APC測定の場合には抗PCポリクローナル
抗体を、Gla化APC測定の場合にはGla特異的抗
PC抗体を用いた。APC生産速度は10cmφプレート
でコンフルエントに達した後、培養上清を除き、新たに
選択培地4mlを加えて24時間培養することにより求め
た。
レートに移し、2ml/wellの選択培地を加え、コンフル
エントに達するまで培養し、上清中の全APC濃度及び
Gla化APC濃度を測定した。APC濃度の測定はサ
ンドイッチ法ELISAにより行なった。1次抗体には
Gla非特異的抗PCモノクローナル抗体を用い、2次
抗体には全APC測定の場合には抗PCポリクローナル
抗体を、Gla化APC測定の場合にはGla特異的抗
PC抗体を用いた。APC生産速度は10cmφプレート
でコンフルエントに達した後、培養上清を除き、新たに
選択培地4mlを加えて24時間培養することにより求め
た。
【0036】クローンは全部で10個取得した。それぞ
れの24wellプレートでのAPC産生量、Gla化率は
(表2)に示す。
れの24wellプレートでのAPC産生量、Gla化率は
(表2)に示す。
【0037】
【表2】 (表2)に示すように各クローンは2,4,9,10の
ようにGla化率の高いクローンと1,3,5,6,
7,8のようにGla化率の低いクローンとに大別され
た。
ようにGla化率の高いクローンと1,3,5,6,
7,8のようにGla化率の低いクローンとに大別され
た。
【0038】Gla化率の高かったクローン2,4,
9,10の単位細胞,単位時間当りのAPC産生速度を
求めた。その結果を(表3)に示す。
9,10の単位細胞,単位時間当りのAPC産生速度を
求めた。その結果を(表3)に示す。
【0039】
【表3】 最もGla化APC産生量の高かったクローン4を以後
の実験に用いた。
の実験に用いた。
【0040】
【比較例1】293株との融合に用いたBHK12DA
1A1株のAPC生産速度を測定した。
1A1株のAPC生産速度を測定した。
【0041】培地にG418を含まない選択培地を用い
た以外は実施例1のクローン2,4,9,10のAPC
生産速度を求めた条件と同様に行なった。結果を(表
4)に示す。
た以外は実施例1のクローン2,4,9,10のAPC
生産速度を求めた条件と同様に行なった。結果を(表
4)に示す。
【0042】
【表4】 このようにGla化率,Gla化APC生産速度はクロ
ーン2,4,9,10のいずれにも劣っていた。
ーン2,4,9,10のいずれにも劣っていた。
【0043】
【実施例2】融合株の培養特性を調べるため細胞の凝集
度を測定した。
度を測定した。
【0044】50mlの容量の三角フラスコ中にトリプシ
ン処理によりプレートから分離し、新鮮培地に懸濁した
細胞懸濁液10mlを入れロータリーシェーカーにより一
定時間攪拌した後、次式により平均凝集度を算出した。 平均凝集度=初期細胞数/攪拌後全細胞塊数(個/凝集
塊) 攪拌の条件は下記の通りである。
ン処理によりプレートから分離し、新鮮培地に懸濁した
細胞懸濁液10mlを入れロータリーシェーカーにより一
定時間攪拌した後、次式により平均凝集度を算出した。 平均凝集度=初期細胞数/攪拌後全細胞塊数(個/凝集
塊) 攪拌の条件は下記の通りである。
【0045】 細胞密度:1×106 cells/ml 培地:ダルベッコ変法イーグル培地(DMEM) 振盪機:大洋ロータリーシェーカーR−II 振盪速度:135rpm 温度:37℃ 振盪時間:18時間 雰囲気:5%CO2 ,95%air BHK12DA1A1と293株の融合株であるクロー
ン4の平均凝集度を測定したところ2.2個/凝集塊で
あった。
ン4の平均凝集度を測定したところ2.2個/凝集塊で
あった。
【0046】
【比較例2】細胞にBHK12DA1A1株及び293
株を用いた以外は実施例2と同様に行ない、BHK12
DA1A1株および293株の凝集度を調べた。
株を用いた以外は実施例2と同様に行ない、BHK12
DA1A1株および293株の凝集度を調べた。
【0047】BHK12DA1A1および293株の平
均凝集度を(表5)に示す。
均凝集度を(表5)に示す。
【0048】
【表5】 このように融合株の凝集度はBHK株に近かった。
【0049】
【実施例3】融合株クローン4の生産したAPCの抗凝
固活性を調べた。
固活性を調べた。
【0050】BHK12DA1A1と293の融合株ク
ローン4を血清を含む選択培地でプレート上にコンフル
エントに達するまで増殖させた後血清を含まない選択培
地に交換し、約1日後培養上清を採取した。この培養上
清からGla特異的抗APCモノクローナル抗体アフィ
ニティーカラムによりGla化APCを精製し、抗凝固
活性測定した。
ローン4を血清を含む選択培地でプレート上にコンフル
エントに達するまで増殖させた後血清を含まない選択培
地に交換し、約1日後培養上清を採取した。この培養上
清からGla特異的抗APCモノクローナル抗体アフィ
ニティーカラムによりGla化APCを精製し、抗凝固
活性測定した。
【0051】抗凝固活性は下記の手順により測定した。
【0052】ヒト正常血漿(ミドリ十字社サイトロール
I)100μlを37℃で1分間インキュベート後、適
当濃度に希釈した精製APC100μl及びAPTT試
薬(ミドリ十字社データファイ・APTT)100μl
を加えた。37℃で2分間インキュベート後、25mM塩
化カルシウム溶液100μlを加え、自動血液凝固測定
装置(東亜医用電子CA−100)で凝固時間を測定し
た。APCを添加しない場合の凝固時間に対する凝固時
間の増加を抗凝固活性の指標とした、
I)100μlを37℃で1分間インキュベート後、適
当濃度に希釈した精製APC100μl及びAPTT試
薬(ミドリ十字社データファイ・APTT)100μl
を加えた。37℃で2分間インキュベート後、25mM塩
化カルシウム溶液100μlを加え、自動血液凝固測定
装置(東亜医用電子CA−100)で凝固時間を測定し
た。APCを添加しない場合の凝固時間に対する凝固時
間の増加を抗凝固活性の指標とした、
【0053】融合株のクローン4が生産するAPCの抗
凝固活性(血漿凝固時間の増加)を(表6)に示す。
凝固活性(血漿凝固時間の増加)を(表6)に示す。
【0054】
【表6】
【0055】
【比較例3】BHKA1A1 12D株を用いた以外は
実施例3と同様に行ない、BHKA1A1 12D株の
生産したAPCの抗凝固活性(凝固時間増加)を調べ
た。
実施例3と同様に行ない、BHKA1A1 12D株の
生産したAPCの抗凝固活性(凝固時間増加)を調べ
た。
【0056】血漿凝固時間の増加を(表7)に示す。
【0057】
【表7】 このように融合株生産APCはBHK生産APCと同等
以上の活性を有していた。
以上の活性を有していた。
【0058】
【実施例4】融合株クローン4のサスペンジョン培養を
行なった。
行なった。
【0059】培養液には基礎培地として、RPMI16
40培地,ハムーF12培地及びダルベッコ変法イーグ
ル培地を2:1:1で混合したものにアミノ酸,グルコ
ース等をさらに増強したもの(以下、e−RDFと称す
る)を用い、増殖因子としてインスリン,トランスフェ
リン,エタノールアミン,亜セレン酸(ITES)を加
えた。インスリンの添加量は9μg/ml,トランスフェ
リンは10μg/ml,エタノールアミンは10μM,亜
セレン酸は20nMであった。
40培地,ハムーF12培地及びダルベッコ変法イーグ
ル培地を2:1:1で混合したものにアミノ酸,グルコ
ース等をさらに増強したもの(以下、e−RDFと称す
る)を用い、増殖因子としてインスリン,トランスフェ
リン,エタノールアミン,亜セレン酸(ITES)を加
えた。インスリンの添加量は9μg/ml,トランスフェ
リンは10μg/ml,エタノールアミンは10μM,亜
セレン酸は20nMであった。
【0060】培養には(図1)に示す培養システムを使
用した。培養槽は(図1)のように外壁の内側に隔壁に
よって仕切られたセトリングゾーンがもうけられ、その
上部には培養液の排出口を有しており、正味培養容積は
約200mlである。酸素は外径4mmφの多孔性テフロン
チューブによって供給した。あらかじめオートクレーブ
滅菌した前記培養槽に正味培養容積が約200mlになる
ように培養液を送入し、これにBHK12DA1Aと2
93の融合株クローン4を1×106 個/mlとなるよう
に播種した。
用した。培養槽は(図1)のように外壁の内側に隔壁に
よって仕切られたセトリングゾーンがもうけられ、その
上部には培養液の排出口を有しており、正味培養容積は
約200mlである。酸素は外径4mmφの多孔性テフロン
チューブによって供給した。あらかじめオートクレーブ
滅菌した前記培養槽に正味培養容積が約200mlになる
ように培養液を送入し、これにBHK12DA1Aと2
93の融合株クローン4を1×106 個/mlとなるよう
に播種した。
【0061】培養槽気層には酸素ガスが(溶存酸素が3
ppmとなるように)吹込みノズルを通して自動的にコ
ントロールされて送入された。培養槽中の培養液は37
℃に保持された。培養槽中にはマリン型攪拌翼が取付け
られており、攪拌速度は40rpmであった。
ppmとなるように)吹込みノズルを通して自動的にコ
ントロールされて送入された。培養槽中の培養液は37
℃に保持された。培養槽中にはマリン型攪拌翼が取付け
られており、攪拌速度は40rpmであった。
【0062】播種後1日間は回分培養を行ない、この後
パーヒュージョンを開始した。
パーヒュージョンを開始した。
【0063】融合株クローン4のサスペンジョン培養結
果を(表8)に示す。
果を(表8)に示す。
【0064】
【表8】
【0065】
【比較例4】BHK12DA1A1株を用いた以外は実
施例4と同様にBHKA1A1株のサスペンジョン培養
を行なった。
施例4と同様にBHKA1A1株のサスペンジョン培養
を行なった。
【0066】BHKA1A1株のサスペンジョン培養結
果を(表9)に示す。
果を(表9)に示す。
【0067】
【表9】
図1は実施例4で使用し培養システムを示す。
1 酸素 2 新鮮培地 3 溶存酸素電極 4 多孔性テフロンチューブ 5 使用済培地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12N 5/10 C12N 15/02 C12P 21/02 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)
Claims (3)
- 【請求項1】低凝集性動物細胞C1およびγ−カルボキ
シル化活性を有する動物細胞C2のどちらか一方に、分
子内にGlaドメインを有するタンパク質をコードする
遺伝子を導入して得られた形質転換体ともう一方の動物
細胞とを細胞融合し、Glaドメインがカルボキシル化
したタンパク質を効率的に生産する細胞を選択する動物
細胞の育種方法。 - 【請求項2】低凝集性動物細胞C1およびγ−カルボキ
シル化活性を有する動物細胞C2とを細胞融合して得ら
れた融合細胞に、分子内にGlaドメインを有するタン
パク質をコードする遺伝子を導入し、Glaドメインが
カルボキシル化したタンパク質を効率的に生産する細胞
を選択する動物細胞の育種方法。 - 【請求項3】低凝集性動物細胞C1およびγ−カルボキ
シル化活性を有する動物細胞C2のどちらか一方に、分
子内にGlaドメインを有するタンパク質をコードする
遺伝子を導入して得られた形質転換体ともう一方の動物
細胞とを細胞融合し、Glaドメインがカルボキシル化
したタンパク質を効率的に生産する細胞を選択すること
により得られるGla化率50%以上の動物細胞。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2410166A JP2960552B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 動物細胞の育種方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2410166A JP2960552B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 動物細胞の育種方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210590A JPH04210590A (ja) | 1992-07-31 |
| JP2960552B2 true JP2960552B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=18519364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2410166A Expired - Fee Related JP2960552B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 動物細胞の育種方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2960552B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP2410166A patent/JP2960552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| Bio/Technology,Vol.8(1990.Jul.)p.655−661 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04210590A (ja) | 1992-07-31 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |