JP2960484B2 - 振幅変調装置 - Google Patents

振幅変調装置

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JP2960484B2 JP16458590A JP16458590A JP2960484B2 JP 2960484 B2 JP2960484 B2 JP 2960484B2 JP 16458590 A JP16458590 A JP 16458590A JP 16458590 A JP16458590 A JP 16458590A JP 2960484 B2 JP2960484 B2 JP 2960484B2
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晴彦 由良
清美 河村
敏之 関
清志 村山
富和 米田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば中波や短波の放送機の変調出力部
に好適な振幅変調装置に関する。
(従来の技術) 短波や中波放送機等では、単にAM(振幅変調)による
音声信号だけでなく、その搬送波に位相変調をかけるこ
とによって新たな情報を付加して伝送しようとするAMス
テレオ放送が試みられている。また、そのための変調出
力部では、雑音や歪みを少なくして伝送信号の高品質化
を図るため、変調波であるアナログ信号を一旦デジタル
化して振幅変調し、そのデジタルAM波をアナログ信号に
変換増幅するように構成される。
ところが、第4図(a)に示すようなアナログ音声信
号aが負ピーク付近で変調度が100%を超えると、通常
のAM波では、第4図(b)に実線で示すようにAM波αは
搬送波βが零となる時間が存在することから、位相変調
側の情報がとぎれるという問題が生ずる。
そこで、この位相変調側の情報のとぎれ現象を避ける
ため、中波放送機では、振幅制限(クリップ)回路によ
り、第4図(b)に点線で示したように送信AM波α′の
中に常に一定振幅レベルpの残留搬送波が存在するよう
な振幅変調装置が構成される。
即ち、第5図は従来の振幅変調装置の回路構成図を示
すもので、音声信号源1と、アナログ/デジタル(A/
D)変換及び出力電力設定回路2及びデジタル/アナロ
グ(D/A)変換増幅回路3からなる振幅変調段との間に
クリップ回路4を挿入し、変調度が100%に達しないよ
うに予め音声信号をクリップした上でAM変調するように
している。なお、この場合、A/D変換及び出力電力設定
回路2は音声等のアナログ信号をサンプリングしてデジ
タル制御信号化するとともに、制御データ伝送路(バ
ス)21〜2Nを介してD/A変換増幅回路3での出力電力を
制御するもので、デジタル化された音声振幅情報に基づ
いたAM波が形成され、アンテナ5から送出される。
この結果、D/A変換増幅回路3から出力される音声AM
波はデジタル化される前に予めクリップされるので、第
4図(b)に点線で示すように、AM信号の中には少なく
とも一定の振幅レベルpの搬送波が残存する。
しかしながら、上記従来の中波放送機では、A/D変換
及び出力電力設定回路2の前段にクリップ回路4を挿入
していたので、回路が複雑となるだけでなく、クリップ
レベルの安定性が十分得られず、残留搬送波の振幅レベ
ルpが一定しないという欠点がある。また、中波放送機
では、D/A変換増幅回路3の入力部に採用される変成器
等の特性によって、入力信号波形の125%変調に依存し
て直流レベルが変動する等の現象が生ずるので、残留搬
送波の振幅レベルpを小さなレベルで常に安定して一定
に保つのは困難である。このことは短波放送機でも同様
である。
そこで、従来の中波放送機では、クリップ回路4の制
限レベルをより小さく設定して残留搬送波の振幅レベル
pが大きくなるようにしたが、その結果、送信AM信号の
平均変調度は低下し、放送サービスエリアを狭めること
となるので改善が要望されていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の中波放送機等では、音声信号等の変調波の振幅
をクリップ回路で制限しても、安定した残留搬送波を形
成できないという欠点がある。
そこでこの発明は、中波放送機等に採用して、AM波の
中にレベルの安定した残留搬送波を形成可能な振幅変調
装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明による振幅変調装置は、音声信号によって振
幅変調され、かつ、前記音声信号のレベルが負のピーク
付近でも搬送波が残留する振幅変調波を生成する振幅変
調装置において、アナログの前記音声信号をデジタル信
号に変換し、出力電力レベルを設定するアナログ/デジ
タル変換及び出力電力設定回路と、このアナログ/デジ
タル変換及び出力電力設定回路から出力されるデジタル
出力信号が供給される切替回路と、前記音声信号のレベ
ルが負のピーク付近で前記振幅変調波に残留する搬送波
のレベルに対応するデジタル振幅データを発生し、前記
切替回路に供給するデータ発生回路と、このデータ発生
回路が発生する前記デジタル振幅データと前記アナログ
/デジタル変換及び出力電力設定回路から出力される前
記デジタル出力信号とを前記切替回路を介して選択的に
切替導入しアナログ信号に変換増幅するデジタル/アナ
ログ電力増幅回路と、前記アナログ/デジタル変換及び
出力電力設定回路から出力される前記デジタル出力信号
のレベルを検出して前記切替回路に切替制御信号を供給
し、前記デジタル出力信号のレベルが低い場合に前記切
替回路から前記デジタル振幅データを出力させる検知回
路とを具備することを特徴とする。
(作用) この発明による振幅変調装置は、上記のように構成さ
れ、A/D変換及び出力電力増幅回路、並びに残留搬送波
振幅データを導出するデータ発生回路からの信号が切替
回路を経てD/A変換増幅回路に接続される構成からな
り、切替回路をアナログ変調波の振幅レベルの検出信号
によって制御するので、搬送波がとぎれないようにする
ことができる。
つまり、仮にAM信号の変調度が100%、あるいは100%
を超えた場合、その間のA/D変換及び出力電力設定回路
の出力制御信号に代えて、データ発生回路から残留すべ
き搬送波のデジタル振幅データが、切替回路を介してD/
A変換増幅回路を制御するので、変調出力の信号レベル
並びに搬送波成分が零となることが回避される。
(実施例) 以下、この発明による振幅変調装置の実施例を図面を
参照し詳細に説明する。なお、従来の構成と同一構成に
は同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
第1図はこの発明装置の一実施例を示す回路構成図で
ある。
即ち、音声信号源1からはアナログ変調波である音声
信号が送出され、A/D変換及び出力電力設定回路2に供
給され、サンプリング信号によって、音声信号に対応し
たデジタル出力信号に変換される。
A/D変換及び出力電力設定回路2の出力信号は制御デ
ータ伝送路21〜2Nを介して、切替回路6及び検知回路7
に夫々並列に供給される。
切替回路6にはA/D変換及び出力電力設定回路2に平
行するようにデータ発生回路8が接続されている。デー
タ発生回路8は残留すべき搬送波の振幅データがデジタ
ル信号で発生し、制御データ伝送路81〜8Nを介して切替
回路6に供給するもので、この結果、前記検知回路7か
らの切替え制御信号によって、このデータ発生回路8ま
たはA/D変換及び出力電力設定回路2からの制御データ
信号が選択的にD/A変換増幅回路3に供給されるもので
ある。
検知回路7は、A/D変換及び出力電力設定回路2の制
御データ信号を受けて、そこに示すアナログ信号の振幅
が所定レベル以上であるかどうか、即ち、デジタル化さ
れた音声信号の振幅が残留させようとする搬送波のレベ
ル以上か否かを判断し、一定レベル以下の時に、制御信
号を切替回路6に切替え供給し、データ発生回路8の制
御データ信号をD/A変換増幅回路3に供給するものであ
る。
従って、第2図(a)に示すように、音声信号源1か
らのアナログ音声信号aが負ピーク付近で変調度が仮に
100%を超えるようなことがあっても、D/A変換増幅回路
3はデータ発生回路8からの残留させようとする搬送波
の制御データ信号によって駆動される。従って、第2図
(b)に示すように、D/A変換増幅回路3の出力AM波は
一定振幅レベルpが残存し、搬送波が欠けることない。
なお、この実施例では、切替回路6,検知回路7及びデ
ータ発生回路8が夫々ハードウエア構成上区分けして示
しているが、いずれもデジタル信号で駆動制御されるか
ら、1個の中央処理装置(CPU)等で構成し、データ発
生及び切替制御機能を同時に得ることができる。
即ち、第3図はこの発明による第2の実施例を示すも
ので、第1図と相違する構成はデジタル信号処理装置9
を介して、A/D変換回路2の出力信号をD/A変換増幅回路
3に供給した点である。
デジタル信号処理回路9の機能は、第1図における夫
々の機能及びこれら相互間の信号授受並びに制御機能を
有機的に実現するもので、デジタル信号処理回路9の中
で、切替回路6,検知回路7及びデータ発生回路8等のハ
ードウエア構成をソフトウエアによって実現し、残留搬
送波形AM波を形成するものである。
従って、この実施例でも第1の実施例と同様に、AM変
調波の変調度に影響されず、少なくとも一定の残留搬送
波振幅レベルpを有する音声AM波がD/A変換増幅回路3
から導出され、アンテナ5等を介して送出される。
なお、この発明では、通常のAM変調波モードとこの発
明による一定残留搬送波を持つAM変調波モードとを選択
的に切替え送出する場合は、第1図の回路構成で、検知
回路7の出力制御信号をいずれか一方に固定することで
容易に実現できる。
以上のように、この発明によれば、回路構成の経年変
化の影響を受けることも少なく、また変調波が仮に125
%変調となっても平均変調度を下げることなく、常に安
定して一定振幅レベルでの残留搬送波を有するような変
調波を導出できることから、例えばAMステレオ放送で
は、ステレオ表示用のパイロット信号など、音声信号に
加えて他の情報をも高品質で送信することができる。
[発明の効果] この発明による振幅変調装置は、比較的簡単な構成に
より、AM波の中に第2の情報を安定して組込むことがで
きるような変調波を形成できるもので、短波や中波放送
機の音声振幅変調装置等に適用して、実用上大きな効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による振幅変調装置の第1の実施例を
示す回路構成図、第2図は第1図に示す装置の各部の信
号波形を示す信号波形図、第3図はこの発明による振幅
変調装置の第2の実施例を示す回路構成図、第4図は従
来の振幅変調装置における動作特性を説明する信号波形
図、第5図は従来の振幅変調装置を示す回路構成図であ
る。 1……音声信号源、 2……A/D変換及び出力電力設定回路、 3……D/A変換増幅回路、4……リミッタ回路、 5……アンテナ、6……切替回路、 7……検知回路、8……データ発生回路、 9……デジタル信号処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 清志 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝小向工場内 (72)発明者 米田 富和 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝小向工場内 (56)参考文献 特開 昭52−91346(JP,A) 特開 昭63−102502(JP,A) 特開 昭61−62213(JP,A) 特開 昭53−33563(JP,A) 特開 昭63−128203(JP,A) 特公 昭57−1924(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03C 1/00 - 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号によって振幅変調され、かつ、前
    記音声信号のレベルが負のピーク付近でも搬送波が残留
    する振幅変調波を生成する振幅変調装置において、アナ
    ログの前記音声信号をデジタル信号に変換し、出力電力
    レベルを設定するアナログ/デジタル変換及び出力電力
    設定回路と、このアナログ/デジタル変換及び出力電力
    設定回路から出力されるデジタル出力信号が供給される
    切替回路と、前記音声信号のレベルが負のピーク付近で
    前記振幅変調波に残留する搬送波のレベルに対応するデ
    ジタル振幅データを発生し、前記切替回路に供給するデ
    ータ発生回路と、このデータ発生回路が発生する前記デ
    ジタル振幅データと前記アナログ/デジタル変換及び出
    力電力設定回路から出力される前記デジタル出力信号と
    を前記切替回路を介して選択的に切替導入しアナログ信
    号に変換増幅するデジタル/アナログ電力増幅回路と、
    前記アナログ/デジタル変換及び出力電力設定回路から
    出力される前記デジタル出力信号のレベルを検出して前
    記切替回路に切替制御信号を供給し、前記デジタル出力
    信号のレベルが低い場合に前記切替回路から前記デジタ
    ル振幅データを出力させる検知回路とを具備することを
    特徴とした振幅変調装置。
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