JP2957671B2 - グレイコードの算定方法 - Google Patents

グレイコードの算定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、符号化すべき値Vに対するMビットのグレ
イコードGvを処理装置上の演算処理によって得るグレイ
コードの算定方法に関するものである。
[従来の技術] グレイコードは別名交番2進コードと呼ばれるもの
で、隣接する値V1,V2に対するグレイコードGv1,Gv2相互
は1ビットしか符号が変わらないという性質を有してい
る。
このような性質は、データを符号化する場合の誤変換
の防止や、データの圧縮に役立てることができ、例え
ば、無線電話機等で音声をディジタル信号化して伝送す
る場合の音声符号化方式であるVSELP音声符号化方式で
は、符号化すべき値Vは、一旦グレイコードに変換し、
さらにそれを伝送に適した符号に変換するという手法に
よって、音声データの伝送における高効率化を図ってい
る。
ところで、従来の場合、例えば、符号化装置等におい
てあるデータをグレイコードに変換する場合には、予め
付属の記録装置上に形成した変換テーブルを利用するこ
ととしていた。
第2図は、符号化すべきデータVを4ビットのグレイ
コードGvに変換するための変換テーブルを示したもので
ある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、グレイコードへの変換に使う変換テーブル
は、得べきグレイコードのビット数がMであれば、2M
の大きさとなり、かなりの記憶容量を必要とする。
このことは、大容量の記憶装置を付属させることので
きる計算機等の場合では特に支障とはならないが、メモ
リ空間が小さいDSP(ディジタル・シグナル・プロセッ
サ)でグレイコードへの変換を行わなけばならないよう
な場合では、グレイコードへの変換の為だけにメモリの
大部分を使うことになってしまい、メモリの容量不足等
の不都合が発生する虞れがあった。
また、前述のVSELP音声符号化方式の場合は計算量が
非常に大きいが、このように計算量が非常に大きい符号
化処理等の場合では、例えば、変換テーブルを用いるこ
となくグレイコードへの変換を可能にして、メモリの占
有率を低下させても、グレイコードの変換に多量の計算
が必要となるようでは、好ましくない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、変換テ
ーブルを使用せずに処理装置の演算処理によってグレイ
コードを求めることができて、処理装置がメモリ空間の
小さいDSPなどであっても、メモリの容量不足等の不都
合が生じることがなく、しかも、グレイコードを得るた
めの計算量も僅かで済み、処理を高速化することもでき
るグレイコードの算定方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るグレイコードの算定方法は、符号化すべ
き値Vに対するMビットのグレイコードGvを処理装置上
の演算処理によって得るもので、まず、第1の変数値保
持手段に保持されるパラメータyの値には2のべき乗を
格納したレジスタ上の2Mを設定し、第2の変数値保持手
段に保持されるパラメータxの値にはVを設定し、第3
の変数値保持手段に保持されるパラメータiの値には1
を設定する初期設定処理を実行する。
次いで、第1の変数値保持手段に保持されているパラ
メータyの値に基づいて、第4の変数値保持手段に保持
されているパラメータzの値をy−1に設定するデクリ
メント処理を実行する。
次いで、第1の変数値保持手段に保持されているパラ
メータyの値を、2のべき乗を格納したレジスタ上の右
に1桁シフトした値に更新するシフト処理を実行する。
次いで、前記第1の変数値保持手段に保持されている
パラメータyの値と第2の変数値保持手段に保持されて
いるパラメータxの値とに基づいてx<yが成立するか
否かを判断する位置判断処理を実行する。
次いで、前記位置判断処理の結果に基づいて、x<y
が成立した場合には求めるグレイコードGvの上位からi
番目のビットの符号Gv[M−i]を0に、x<yが不成
立の場合には前記Gv[M−i]を1に設定するビット符
号設定処理を実行するとともに、このビット符号設定処
理でGv[M−i]を1とした場合には、前記第4の変数
値保持手段に保持されているパラメータzの値に基づい
て、前記第2の変数値保持手段に保持されるパラメータ
xの値をz−xに更新する符号化値置換処理を実行す
る。
次いで、第3の変数値保持手段に保持されているパラ
メータiの値とMとを比較して、i<Mが成立する場合
には、第3の変数値保持手段に保持されているパラメー
タiの値をi+1に更新するビット更新処理を実行す
る。
以後、第3の変数値保持手段のパラメータiの値がM
に等しくなるまで、前記デクリメント処理、シフト処
理、位置判断処理、ビット符号設定処理、符号化値置換
処理、ビット更新処理を順に繰返すことによって、値V
に対するMビットのグレイコードGvを得る。
[作用] 本発明に係るグレイコードの算定方法は、変換テーブ
ルを使用せずに処理装置における演算処理でグレイコー
ドを求めるため、処理装置がメモリ空間の小さいDSPな
どであっても、メモリの容量不足等の不都合が生じな
い。
しかも、レジスタを利用することによって2のべき乗
を計算する手間を省いており、高々M回のデクリメント
命令、M回のシフト命令、M回のアキュムレート命令、
および(M+2)回のロード命令だけで、Mビットのグ
レイコードGvを得ることができため、計算量も僅かで済
み、処理を高速化することもできる。
[実施例] 本発明に係るグレイコードの算定方法は、グレイコー
ドの変換テーブルを作成する操作を分析し、さらに、記
憶装置への負担を少なくすると同時に計算量も軽減する
ことを目標として、鋭意考究した結果、得たものであ
る。
まず、グレイコードの変換テーブルを作成する操作等
を説明し、その後で、本発明の一実施例を説明する。
グレイコードの変換テーブルは、通常は、まず1ビッ
トの変換テーブルを作成し、次いで、この1ビットの変
換テーブルを利用して2ビットの変換テーブルを作成
し、以下同様に、先に作成した(k−1)ビットの変換
テーブルを利用してkビットの変換テーブルを作成する
操作を繰り返して、所望のビット長の変換テーブルを得
る。
以下、第3図(a)〜(d)に基づいて、具体的に変
換テーブルを作成する操作を説明する。
第3図(a)は、1ビットの変換テーブルを示したも
のである。変換すべき値Vに対するグレイコードをGv
表すとき、1ビットの変換テーブルは、V=0に対する
グレイコードG0と、V=1に対するグレイコードG1との
2行の符号列で構成されている。なお、G0は0、G1は1
としている。
第3図(b)は、2ビットの変換テーブルを示したも
のである。2ビットの変換テーブルは、V=0に対する
グレイコードG0と、V=1に対するグレイコードG1と、
V=2に対するグレイコードG2と、V=3に対するグレ
イコードG3との4行の符号列で構成されている。
2ビットの変換テーブルにおける下位ビットの符号
は、G0=G3,G1=G2で、下位ビットの符号配列がG1とG2
との間に引いた境界線(図示略)に対して互いに対称に
なっており、しかも、2ビットの変換テーブルにおける
G0,G1の下位ビットの符号は、何れも、1ビットの変換
テーブルにおけるG0,G1の符号と一致する。
従って、2ビットの変換テーブルにおけるG0,G1の下
位ビットの符号は、1ビットの変換テーブルにおける
G0,G1の符号配列をそのまま複写することによって得る
ことができ、また、2ビットの変換テーブルにおける
G2,G3の下位ビットの符号は、1ビットの変換テーブル
におけるG0,G1の符号配列を天地逆にして複写すること
によって得ることができる。
また、2ビットの変換テーブルにおける上位ビットの
符号は、1ビットの変換テーブルの符号配列をそのまま
複写したものに対しては“0"、天地逆にして複写したも
のに対しては“1"とすれば良い。
第3図(c)は、3ビットの変換テーブルを示したも
のである。3ビットの変換テーブルは、G0〜G7の8行の
符号列で構成されている。
3ビットの変換テーブルにおけるG0〜G3の下位2ビッ
トの符号は、2ビットの変換テーブルにおけるG0〜G3
符号配列をそのまま複写することによって得ることがで
き、また、3ビットの変換テーブルにおけるG4〜G7の下
位2ビットの符号は、2ビットの変換テーブルにおける
G0〜G3の符号配列を天地逆にして複写することによって
得ることができる。
また、3ビットの変換テーブルにおける最上位ビット
の符号は、2ビットの変換テーブルの符号配列をそのま
ま複写したものに対しては、“0"、天地逆にして複写し
たものに対しては“1"とすれば良い。
第3図(d)は、4ビットの変換テーブルを示したも
のである。4ビットの変換テーブルは、G1〜G15の24
の符号列で構成されている。
4ビットの変換テーブルにおけるG0〜G7の下位3ビッ
トの符号は、3ビットの変換テーブルにおけるG0〜G7
符号配列をそのまま複写することによって得ることがで
き、また、4ビットの変換テーブルにおけるG8〜G15
下位3ビットの符号は、3ビットの変換テーブルにおけ
るG0〜G7の符号配列を天地逆にして複写することによっ
て得ることができる。
また、4ビットの変換テーブルにおける最上位ビット
の符号は、3ビットの変換テーブルの符号配列をそのま
ま複写したものに対しては“0"、天地逆にして複写した
ものに対しては“1"とすれば良い。
即ち、符号化すべき値Vに対するMビットのグレイコ
ードGvは、第4図に示すように、最下位のビットをG
v[0]、最上位のビットをGv[M−1]、最上位から
i番目のビットをGv[M−i]とすると、各ビットの符
号について、以下の(I),(II),(III)が成立す
る。
(I)V<2M-1の時はGv[M−1]=0、V≧2M-1の時
はGv[M−1]=1である。即ち、変換テーブルを上下
に2分した場合に、変換テーブルの上側の半分に含まれ
るか、下側の半分に含まれるかの位置判断によって、最
上位ビットの符号を決定することができる。
(II)変換テーブルを上下に2分する境界線に対して対
称位置に位置するグレイコードGv,Gw(すなわち、W=2
M−V−1)においては、最上位のビットを除いた符号
列が、互いに等しくなる(即ち、最上位のビットを除い
た符号列に関しては、Gv=Gwが成立する)。すなわち、
ある値Vに対するグレイコードGvを求める場合、最上位
のビットを除いた符号列に関しては、代わりに値W(た
だし、W=2M−V−1)に対するグレイコードGwを求め
てもよい。
(III)さらに、変換テーブル上の≦V<2M-1に対する
グレイコードGvに関しては、V<2M-2の時、Gv[M−
2]=0、V≧2M-2の時Gv[M−2]=1であり、上位
の2ビットを除いた符号列に関して言えば、Gv=Gu(た
だし、U=2(M-1)−V−1)が成立する。即ち、前記
(I),(II)の性質は、順次、下位ビットに対して拡
張することができる。
以上の(I),(II),(III)から、本願発明者等
は、第5図に示すグレイコードの算定方法を得た。
この第5図の算定方法は、変換テーブル利用せずに、
0≦V<2Mの任意の値V(ただし、Vは、正の整数)に
対するMビットのグレイコードGvを求めるもので、グレ
イコードGvを算出する処理装置には、パラメータxの値
を保持する第1の変数値保持手段と、パラメータiの値
を保持する第2の変数値保持手段とを装備しておく。
そして、まず、前記第1の変数値保持手段に保持され
るパラメータxの値をVに設定することともに、第2の
変数値保持手段に保持されるパラメータiの値を1に設
定する初期設定処理を実行する(ステップ101,102)。
次いで、前記第2の変数値保持手段に保持されている
パラメータiの値と第1の変数値保持手段に保持されて
るパラメータxの値とに基づいてx<2M-iが成立するか
否かを判断する位置判断処理を実行する(ステップ10
3)。
次いで、前記位置判断処理の結果に基づいて、x<2
M-iが成立した場合には求めるグレイコードGvの上位か
らi番目のビットの符号Gv[M−i]を0に、x<2M-i
が不成立の場合には前記Gv[M−i]を1に設定するビ
ット符号設定処理を実行する(ステップ104,105)。ま
た、前記ビット符号設定処理でGv[M−i]を1とした
場合には、前記第1の変数値保持手段に保持されるパラ
メータxの値を2M-i+1−1−xに更新する符号化値置換
処理を実行する(ステップ106)。
次いで、第2の変数値保持手段に保持されているパラ
メータiの値とMとを比較して、i<Mが成立する場合
には、第1の変数値保持手段に保持されているパラメー
タiの値をi+1に更新するビット更新処理を実行する
(ステップ107,108)。
以後、第2の変数値保持手段のiがMに等しくなるま
で、ステップ103〜ステップ108を繰返し実行することに
よって、Gv[M−1]〜GV[0]を構成要素としたGv
算定をすることができる。
しかし、第5図に示した方法では、一連の処理の中
で、2のべき乗の計算があり、計算量の増大が懸念され
る。
そこで、本願発明者等は、計算量の軽減、処理の高速
化の観点から、第5図の方法を改善し、本発明に係るグ
レイコードの算定方法を得た。
第1図は、本発明の一実施例であるグレイコードの算
定方法による処理を示したものである。
この一実施例のグレイコードの算定方法は、符号化す
べき値Vに対するMビットのグレイコードGvを処理装置
上の演算処理によって得るもので、前記処理装置は、図
示はしないが、2のべき乗を格納したレジスタと、パラ
メータyの値を保持する第1の変数値保持手段と、パラ
メータxの値を保持する第2の変数値保持手段と、パラ
メータiの値を保持する第3の変数値保持手段と、パラ
メータzの値を保持する第4の変数値保持手段とを備え
た構成としている。以下、第1図に基づいて、一実施例
による処理手順を説明する。
まず、第1の変数値保持手段に保持されるパラメータ
yの値には2のべき乗を格納したレジスタ上の2Mを設定
し、第2の変数値保持手段に保持されるパラメータxの
値にはVを設定し、第3の変数値保持手段に保持される
パラメータiの値には1を設定する初期設定処理を実行
する(ステップ201,202,203)。
次いで、第1の変数値保持手段に保持されているパラ
メータyの値に基づいて、第4の変数値保持手段に保持
されているパラメータzの値をy−1に設定するデクリ
メント処理を実行する(ステップ204)。
次いで、第1の変数値保持手段に保持されているパラ
メータyの値を、2のべき乗を格納したレジスタ上の右
に1桁シフトした値に更新するシフト処理を実行する
(ステップ205)。
次いで、前記第1の変数値保持手段に保持されている
パラメータyの値と第2の変数値保持手段に保持されて
いるパラメータxの値とに基づいてx<yが成立するか
否かを判断する位置判断処理を実行する(ステップ20
6)。
次いで、前記位置判断処理の結果に基づいて、x<y
が成立した場合には求めるグレイコードGvの上位からi
番目のビットの符号Gx[M−i]を0に、x<yが不成
立の場合には前記Gv[M−i]を1に設定するビット符
号設定処理を実行する(ステップ207,208)。また、こ
のビット符号設定処理でGv[M−i]を1とした場合に
は、前記第4の変数値保持手段に保持されているラメー
タzの値に基づいて、前記第2の変数値保持手段に保持
されるパラメータxの値をz−xに更新する符号化値置
換処理を実行する(ステップ209)。
次いで、第3の変数値保持手段に保持されているパラ
メータiの値とMとを比較して、i<Mが成立する場合
には、第3の変数値保持手段に保持されているパラメー
タiの値をi+1に更新するビット更新処理を実行する
(ステップ210,211)。
以後、第3の変数値保持手段のパラメータiの値がM
に等しくなるまで(即ち、ステップ210でi<Mが不成
立となるまで)、ステップ204〜ステップ211による処理
(前記デクリメント処理、シフト処理、位置判断処理、
ビット符号設定処理、符号化値置換処理、ビット更新処
理)を順に繰返すことによって、Gv[M−1]〜G
v[0]を構成要素としたMビットのグレイコードGv
得る。
第6図は、一実施例における各パラメータの取る値
を、V=5,M=4の場合を例に取って、具体的に示した
ものである。
以上の如き一実施例は、変換テーブルを使用せずに処
理装置における演算処理でグレイコードを求めるため、
処理装置がメモリ空間の小さいDSPなどであっても、メ
モリの容量不足等の不都合が生じない。
しかも、レジスタを利用することによって2のべき乗
を計算する手間を省いており、高々M回のデクリメント
命令、M回のシフト命令、M回のアキュムレート命令、
および(M+2)回のロード命令だけで、Mビットのグ
レイコードGvを得ることができるため、計算量も僅かで
済み、処理を高速化することもできる。
従って、計算量の多いVSELP音声符号化方式等におけ
るグレイコードの算出にも、有効に利用するができる。
なお、本発明で使用するパラメータx,y,z,iなどの値
を保持する変数値保持手段としては、一般的には、フリ
ップフロップの集合からなるレジスタやRAMの一領域を
割り当てたレジスタが考えられるが、これら以外の公知
の記憶手段を利用するようにしても良い。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明に係るグレイ
コードの算定方法は、変換テーブルを使用せずに処理装
置における演算処理でグレイコードを求めるため、処理
装置がメモリ空間の小さいDSPなどであっても、メモリ
の容量不足等の不都合が生じない。
しかも、レジスタを利用することによって2のべき乗
を計算する手間を省いており、高々M回のデクリメント
命令、M回のシフト命令、M回のアキュムレート命令、
および(M+2)回のロード命令だけで、Mビットのグ
レイコードGvを得ることができるため、計算量も僅かで
済み、処理を高速化することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の処理手順を示す流れ図、第
2図は変換テーブルの説明図、第3図は変換テーブルを
作成する操作の説明図、第4図はグレイコードのビット
構成図、第5図は本発明に至る前段階におけるグレイコ
ードの算定方法の流れ図、第6図は一実施例における各
パラメータの取る値を具体例で示した図である。 V……符号化すべき値、Gv……値Vに対するグレイコー
ド、M……ビット数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 賢一郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−213128(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 7/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化すべき値Vに対するMビットのグレ
    イコードGvを処理装置上の演算処理によって得るグレイ
    コードの算定方法であって、 まず、第1の変数値保持手段に保持されるパラメータy
    の値には2のべき乗を格納したレジスタ上の2Mを設定
    し、第2の変数値保持手段に保持されるパラメータxの
    値にはVを設定し、第3の変数値保持手段に保持される
    パラメータiの値には1を設定する初期設定処理を実行
    し、 次いで、第1の変数値保持手段に保持されているパラメ
    ータyの値に基づいて、第4の変数値保持手段に保持さ
    れているパラメータzの値をy−1に設定するデクリメ
    ント処理を実行し、 次いで、第1の変数値保持手段に保持されているパラメ
    ータyの値を、2のべき乗を格納したレジスタ上の右に
    1桁シフトした値に更新するシフト処理を実行し、 次いで、前記第1の変数値保持手段に保持されているパ
    ラメータyの値と第2の変数値保持手段に保持されてい
    るパラメータxの値とに基づいてx<yが成立するか否
    かを判断する位置判断処理を実行し、 次いで、前記位置判断処理の結果に基づいて、x<yが
    成立した場合には求めるグレイコードGvの上位からi番
    目のビットの符号Gv[M−i]を0に、x<yが不成立
    の場合には前記Gv[M−i]を1に設定するビット符号
    設定処理を実行するとともに、このビット符号設定処理
    でGv[M−i]を1とした場合には、前記第4の変数値
    保持手段に保持されているパラメータzの値に基づい
    て、前記第2の変数値保持手段に保持されるパラメータ
    xの値をz−xに更新する符号化値置換処理を実行し、 次いで、第3の変数値保持手段に保持されているパラメ
    ータiの値とMとを比較して、i<Mが成立する場合に
    は、第3の変数値保持手段に保持されているパラメータ
    iの値をi+1に更新するビット更新処理を実行し、 以後、第3の変数値保持手段のパラメータiの値がMに
    等しくなるまで、前記デグリメント処理、シフト処理、
    位置判断処理、ビット符号設定処理、符号化値置換処
    理、ビット更新処理を順に繰り返すことによって、値V
    に対するMビットのグレイコードGvを得ることを特徴と
    したグレイコードの算定方法。
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