JP2957240B2 - 波長可変半導体レーザ - Google Patents

波長可変半導体レーザ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光通信、光交換、光記録、光演算、光計測
などに使用される波長可変半導体レーザに関する。
[従来の技術] 従来、各種レーザを用いた波長可変レーザが知られて
いるが、半導体レーザを用いた波長可変レーザは、低電
圧、低電流駆動が可能で、装置が小型である。その為、
光通信を始め各種光応用分野で使用されており、将来も
期待されている。
従来の波長可変半導体レーザとしては、次の2つがよ
く知られている。
1つは、第7図に示す様なDFB(分布帰還型)、DBR
(分布反射型)といったグレーティングから成る分布反
射器をレーザ共振器内部に有するタイプで、グレーティ
ング71を含む導波路(ガイド層)72及び活性層73に注入
する電流で屈折率を制御し、共振波長を変化させる構造
になっている(Electronics Letters,Vol.23,p.403〜4
05,1987参照)。このタイプでは、グレーティング71の
反射波長帯に生じる極めて狭帯域の通過波長帯に応じて
発振波長が決まる為、波長可変時のモード飛びが生じに
くい。その為、出力パワーの安定性、連続的波長可変動
作が得られるという利点を持つ。
しかし、波長可変範囲Δλは、グレーティング71を含
む導波路72もしくは活性層73の屈折率変化をΔnとすれ
ば、以下で表わされる。
Δλ/λ=Δn/n0 ・・・・(1) ここで、λ、n0は屈折率変化前の発振波長、導波路
屈折率である。Δnは電流注入によるGaAsのプラズマ効
果による屈折率変化であり、高々、5×10-3程度であ
る。λを850nmとすれば、Δλ〜1nmとなる。更に、グ
レーティング領域以外に第7図に示す如き位相制御領域
を設けた波長可変レーザでは、通過波長帯を反射波長帯
内で移動可能で、Δλの値は上記の2倍程度に拡張する
こともできる。しかし、それでも精々2nm程度である。
他の1つは、外部共振器型と呼ばれる波長可変レーザ
で、第8図に示す様に半導体レーザ81の出射端面の片側
を反射防止コーティングし、半導体レーザ外部に角度制
御可能なグレーティング82を共振器ミラーとして使用し
ている。グレーティング82の角度を制御することで、グ
レーティング82で回折され半導体レーザ81に戻る光の波
長を制御する構成である。このタイプは共振波長を広い
範囲で制御できる為、半導体レーザ81の利得帯域にわた
って広い範囲の発振波長チューニングが実行できる。
しかし、この方法では、半導体レーザ81自体が小型で
あるにも係らず、外部共振器及びその駆動制御器が大型
となる為、装置の使用範囲が限定され、装置全体のコス
トも高くなる難点があった。
[発明が解決しようとする課題] 以上述べた如く、従来の波長可変半導体レーザにおい
ては、DBR、DFBといった分布反射器を集積化したタイプ
では波長可変範囲が狭く、また外部共振器を用いるタイ
プでは装置が大型化するといった欠点があった。
従って、本発明の目的は、上記の課題に鑑み、波長可
変範囲が広く且つ小型である波長可変半導体レーザを提
供することにある。
[課題を解決する為の手段] 上記目的達成する本発明は、基板上に活性層及び導波
路層が中間クラッド層を挟んで積層された層構成を有
し、光波伝搬方向に沿って利得領域と波長可変領域の少
なくとも2つの領域が直列的に配置された半導体レーザ
であって、前記波長可変領域に前記活性層と導波路層と
の間に順方向伝搬モード結合を生じさせるグレーティン
グを形成すると共に、活性層の一方の端部を、伝搬して
きた光が反射光として帰還しない構造とすることによっ
て、活性層の他方の端面の導波路層の一方の端面とでレ
ーザ共振器を構成し、前記利得領域及び波長可変領域に
それぞれ第1及び第2の電極を形成して、第1の電極か
ら活性層に電流を注入することによってレーザ光を発生
させ、第2の電極から波長可変領域に順電解または逆電
解を印加することによって、前記グレーティングの結合
波長を変化させて前記レーザ光の波長を変化させること
を特徴とする。
より具体的には、前記活性層の一方の端面が、光波伝
搬方向に対して斜めに切断されていたり、前記活性層の
一方の端部に、活性層を伝搬する光に対して大きな吸収
損失を持つ非活性領域を設けたりして活性層の利得領域
での出射端と導波路層の波長可変領域での出射端との間
で共振が起こる様に形成されている。
本発明の構成によれば、利得領域にある活性層と波長
可変領域にある活性層とは異なる導波路層とがグレーテ
ィングにより光学的に結合されてこれらによりレーザ共
振器が構成されているので、電圧印加による屈折率変化
が一定の関係を通して間接的に結合波長を変化させる。
従って、結合波長すなわち発振波長が比較的広い範囲で
変えられる。
[実施例] 第1図は本発明の第1実施例を一部破断して示す図で
ある。
先ず、本実施例の原理、構成を説明する。第1図に示
す如く、本実施例においては、活性層1と導波路層2と
が積層方向に配置された方向性結合器を形成し、レーザ
共振器を成す領域が利得領域15と波長可変領域16から構
成され、波長可変領域16では、活性層1と導波路層2を
伝搬する2つのモードが相互結合するいずれかの位置に
(本実施例では活性層1の上部に)グレーティング3が
形成されている。また、波長可変領域16での活性層1の
出射端面は斜めに切断されて、活性層3を伝搬してきた
光が反射光として共振器へ帰還しない構造となってい
る。帰還させない為には活性層3の端面近くに非活性領
域を設けてもよい。キャリアドーピングは活性層1のみ
ノンドープ(i層)で、その上下はp層、n層となる様
に構成されてpin構造となっている。
上記方向性結合器において、活性層1と導波路層2は
互いに屈折率、層厚が異なる非対称方向性結合器を構成
している。この結合器は0次及び1次のモードが伝搬す
る条件を成立させており、0次モードは主として活性層
1を、1次モードは主に導波路層2を伝搬する。
0次モードの伝搬定数をβ、1次モードの伝搬定数
をβとすれば、活性層1と導波路層2の非対称性の為
にβとβは値が大きく異なっている。従って、0次
モードと1次モードの光、すなわち活性層1を伝搬する
モード光と導波路層2を伝搬するモード光は互いに結合
が生じない。
しかし、波長可変領域16では、2つのモード光が結合
する位置にβとβの伝搬定数差を補償するグレーテ
ィング3が形成されているので、次の(2)式を満足す
る波長λにおいて0次と1次のモードの結合が生じる。
β(λ)−β(λ)=2π/Λ ・・・(2) ここで、Λはグレーティング3の周期である。また、
左辺のマイナスは順方向伝搬モード間結合における伝搬
定数差であることを示す。
ここで、波長可変領域16において、上下電極4b、5間
に順電解を印加するとpin構造のi層である活性層1中
にキャリアが増加し、その為にプラズマ効果が生じて活
性層1の屈折率が減少する。その結果、0次モードの伝
搬定数β(λ)が変化し、(2)式を満足する波長λ
の値が変わる。すなわち、屈折率変化が、直接、結合波
長を変えるのではなく(上記(1)式参照)、(2)式
の関係を経て結合波長を変えている。以上の動作原理に
従って、波長可変領域16における活性層1、導波路層2
間の結合波長λ(主に活性層1を伝搬する0次モード光
が、主に導波路層2を伝搬する1次モード光に移行する
波長)を電界印加により制御できることになる。
一方、利得領域15においては、グレーティングが形成
されていない為に2つのモード間の結合が生じない。
本実施例の動作を第2図に沿って説明する。電極4a、
4bは利得領域15と波長可変領域16に2分されており各々
独立に電流注入が可能であり、利得領域15へ注入した電
流により、活性層1中でキャリア再結合によって自然発
光が生じる。発生した光は活性層1を伝搬する0次モー
ド21となる。
一方、波長可変領域6では、電流注入により、制御さ
れた波長λにおいて0次と1次モードの結合が生じる。
その為、利得領域15での自然発光のうち、波長λについ
てのみ波長可変領域16で1次モード22へ結合し、その結
果、導波路層2へ光が移行する。導波路層2の端面は結
晶へき開面であり、従ってこの導波路層2へ移行した光
は端面で反射し再び活性層1へ結合し帰還が生じる。す
なわち、活性層1の第2図右側の端面と導波路層2の第
2図左側の端面との間で共振が起こることになる。
以上の動作原理により、しきい値電流を越えると波長
λでの発振光23が出射する。このとき、発振波長λは、
波長可変領域16への注入電流制御により結合波長λが変
化する為、制御されることになる。
結合波長λの制御範囲はi層である活性層1の屈折率
変化Δnに依存するが、通常GaAs系でΔn≒0.5%とす
ると約500Åとなり、InP系でΔn≒0.5%とすると約100
0Åである。この波長変化範囲は、活性層1の利得波長
範囲に匹敵する為、本発明による波長可変半導体レーザ
によればレーザ活性層1の利得波長範囲全域に亙る波長
可変動作が得られる。
波長可変領域16で結合しない波長(λ以外)の光は、
波長可変可変領域16の端面(斜めに切断されているか非
活性領域となっている)で共振器の光軸と異なる方向に
反射もしくは散乱もしくは吸収され、共振器への帰還光
とならない。その為、レーザ発振光とならず、結局、波
長λの光のみが共振器で増幅、発振されることになる。
本実施例の波長可変レーザは以下の様にして作製され
る。
n+−GaAs基板6上に、MBEもしくはMOCVD法により、n
−GaAsバッファ層(キャリア濃度n=2×1018cm-3、不
図示)を0.5μm厚で、n−Al0.5Ga0.5Asクラッド層
(n=1×1017cm-3)7を1.5μm厚で、n−Al0.3Ga
0.7As導波路層(n=1×1017cm-3)2を0.08μm厚
で、n−Al0.5Ga0.5Asクラッド層(n=1×1017cm-3
8を0.8μm厚で、i−GaAs活性層(ノンドープ)1を
0.1μm厚で、i−Al0.2Ga0.8Asグレーティング層(ノ
ンドープ)3′を0.2μm厚で成長した。次に、波長可
変領域16のみに、周期7μmのグレーティング3をフォ
トリソグラフィー法でグレーティング層3′に食刻し
た。続いて、MOCVD法により、p−Al0.5Ga0.5Asクラッ
ド層(p=1×1017cm-3)9を1.5μm厚で、p+−GaAs
コンタクト層(p=1×1018cm-3)10を0.5μm厚で成
長した。
更に、グレーティング3と直交する方向にストライプ
マスクを形成し、GaAs基板6が露出するまでエッチング
し、ストライプマスク剥離後、p−Al0.5Ga0.5As11,i−
Al0.5Ga0.5As12、n−Al0.5Ga0.5As13の順で再成長しレ
ーザを横埋め込み構成とした。
そして、波長可変領域16の出射側を、ストライプに対
し30度程斜めとしたレジストマスクを用いて活性層1が
なくなる深さまでエッチングした。続いて、Si3nN414を
プラズマCVD法で成膜し、ストライプ上のSi3N4を除去し
た後、電極4a、4を蒸着した。両電極4a、4bの分離は、
フォトレジストマスクにより両領域15、16間の電極及び
コンタクト層10をエッチングで除去して行なった。基板
6の裏面ラッピング後、裏面電極5を蒸着し、アロイン
グを行なって電極4a、4bとp+−コンタクト層10及びn+
基板6とのオーミックコンタクトを夫々形成した。
最後に、利得領域長15が200μm、波長可変領域長15
が300μm、全体で共振器長が500μmとなるように基板
6をへき開し、裏面電極5及び表面の2電極4a、4b間に
電流注入できる様に実装を行なった。
以上述べた構成により、波長可変領域16への電流注入
量により発振波長を制御し、利得領域15及び波長可変領
域16への電流注入量によって出力光を制御することがで
きる。その1例を第3図に示す。2電極4a、4bへの注入
電流の組み合わせによって出力光パワーを3mWと一定に
して、発振波長を820nmから870nmまで可変とすることが
できた。このとき、発振のモードは単一であり、また安
定であった。
第4図は第2実施例の断面を示す。第2実施例は第1
実施例と異なり、活性層41を導波路層42の下側(基板6
側)とし、導波路層42上にグレーティング43を形成して
いる。そして、波長可変領域45の外側(出射端側)に
は、電極を設置しない領域として非活性領域46を設けて
いる。各領域の長さは、利得領域44が250μm、波長可
変領域45が250μm、非活性領域46が200μmである。
また、各層構成は、活性層41がi−GaAs(ノンドー
プ)0.15μm厚、導波路層42がp−Al0.3Ga0.7As0.2μ
m厚で、グレーティング43が導波路層42に深さ0.1μm
で形成される。中間クラッド層p−Al0.5Ga0.5Asの層厚
は0.7μmである。
それ以外は前実施例と同じである。
こうした構成において、活性層41は非活性領域46で大
きな吸収損失を持つ為、非活性領域46の活性層出射端は
共振器の反射面とはならない。しかし、導波路層42は、
非活性領域46でも他の領域44、45と同様、透過性である
為に、出射端面は共振器ミラーとなる。
従って、波長可変領域45で決定される波長において、
利得領域44の活性層41と、波長可変領域45及び非活性領
域46の導波路層42との間の行き来により共振が発生し、
発振が起こる。動作原理は第1実施例と同じである。
本実施例は共振器が多少長くなるが、第1実施例の様
な活性層一部削除の工程が省ける利点がある。
波長可変範囲、出力光パワーについては第1実施例と
同様である。
第5図は本発明の第3実施例を示す。本実施例におい
ては、基板6上にバッファ層(不図示)、クラッド層
7、導波路層52までを成長した後、利得領域54の導波路
層を除去し、波長可変領域55の導波路層52上にグレーテ
ィング53を食刻した。
次いで、中間クラッド層57、活性層51、上部クラッド
層9、コンタクト層10の順に成長し、以下、上記実施例
と同様の工程によりレーザを作製した。
コンタクト層10、上部クラッド層9はp型にドーピン
グし、中間クラッド層57、導波路層52以下はn型にドー
ピングし、そして活性層51はノンドーピングとしてい
る。本実施例では活性層51は井戸幅60Å、障壁幅100Å
の多重量子井戸構造であり、他の組成は上記実施例と同
様である。
利得領域54では順電界による電流注入で利得を与える
が、波長可変領域55では逆電界を印加し、活性層51の量
子井戸構造を利用したQCSE(量子閉じ込めシュタルク効
果)による屈折率変化を活性層51に引き起こす動作原理
を用いている。
QCSEを利用した場合、熱を発生しないので(キャリア
注入がないから)屈折率変化が安定的に大きく取れる利
点がある。更に、電流が注入されないので波長可変領域
55の活性層52は吸収層となり、その為、先の実施例と同
様に波長可変領域55では導波路層52のみが共振器形成に
寄与できる。利得領域54への電流注入量は、波長可変領
域44が利得を持たないので、他の実施例と比べて多くな
る。その他の基本的動作原理は先の実施例と同じであ
る。
利得領域長54を400μm、波長可変領域長55を200μm
とし、全体で600μmの素子を作製して特性を測定し
た。その結果、利得領域54への注入電流一定の下に、波
長可変領域55への逆電圧を0から2Vへ変化させていった
所、第6図の様な発振波長シフトが観測された。波長可
変範囲は805nmから860nmであった。
以上の実施例においては利得領域にはグレーティング
が形成されていないが、構成によっては利得領域にグレ
ーティングが形成されていても上記動作原理に基本的に
従った波長可変レーザ動作が実行できる。
また、上記実施例ではGaAs系の端波長レーザのみを例
示したが、InP系の1.3μm帯、1.5μm帯のレーザにお
いても本発明は有効に適用されうる。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明によれば、結合波長の制御
可能な積層型方向性結合器をレーザ共振器内に形成し、
該結合器はモード間結合をグレーティングで行なってい
るので、波長選択性が鋭くなり発振波長、発振モードが
単一で且つ駆動時に安定である効果が奏される。
更に、積層型方向性結合器における波長の選択は、順
方向伝搬モード間結合における導波路間伝搬定数差を利
用する様にすれば(上記(2)式で表わされる)、DB
R、DFBといった細かいグレーティングを用いる逆方向伝
搬モード間結合における有効グレーティング周期の変化
を利用するタイプと異なり、極めて広い波長可変範囲が
得られると共にグレーティングの作製も比較的周期が粗
いので容易となる。
勿論、外部共振器などを用いない集積型レーザにでき
るので、小型で駆動電力も小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の一部破断斜視図、第2図
は第1実施例の断面図、第3図は第1実施例の発振スペ
クトルを示す図、第4図は第2実施例の断面図、第5図
は第3実施例の断面図、第6図は第3実施例の発振スペ
クトルを示す図、第7図は従来例を示す図、第8図は他
の従来例を示す図である。 1,41,51……活性層、2,42,52……導波路層、3,43,53…
…グレーティング、4a,4b,5……電極、6……基板、7,
8,9,47,57……クラッド層、10……コンタクト層、11 1
2,13……側面閉じ込めクラッド層、14……SIN4層、15,4
4,54……利得領域、16,45,55……波長可変領域、46……
非活性領域、21……0次モードの界分布、232……1次
モードの界分布、23……発振光

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に活性層及び導波路層が中間クラッ
    ド層を挟んで積層された層構成を有し、光波伝搬方向に
    沿って利得領域と波長可変領域の少なくとも2つの領域
    が直列的に配置された半導体レーザであって、前記波長
    可変領域に前記活性層と導波路層との間に順方向伝搬モ
    ード結合を生じさせるグレーティングを形成すると共
    に、活性層の一方の端部を、伝搬してきた光が反射光と
    して帰還しない構造とすることによって、活性層の他方
    の端面と導波路層の一方の端面とでレーザ共振器を構成
    し、前記利得領域及び波長可変領域にそれぞれ第1及び
    第2の電極を形成して、第1の電極から活性層に電流を
    注入することによってレーザ光を発生させ、第2の電極
    から波長可変領域に順電解または逆電界を印加すること
    によって、前記グレーティングの結合波長を変化させて
    前記レーザ光の波長を変化させることを特徴とする波長
    可変半導体レーザ。
  2. 【請求項2】前記活性層の一方の端面が、光波伝搬方向
    に対して斜めに切断されている請求項1記載の波長可変
    半導体レーザ。
  3. 【請求項3】前記活性層の一方の端部に、活性層を伝搬
    する光に対して大きな吸収損失を持つ非活性領域を設け
    た請求項1記載の波長可変半導体レーザ。
  4. 【請求項4】前記導波路層が、波長可変領域にのみ設け
    られている請求項1記載の波長可変半導体レーザ。
  5. 【請求項5】前記活性層は多重量子井戸構造を有し、前
    記第2の電極から波長可変領域の活性層に対し逆電界が
    印加される請求項1記載の波長可変半導体レーザ。
  6. 【請求項6】前記層構成はpin構造を有する請求項1記
    載の波長可変半導体レーザ。
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