JP2957157B2 - 電解還元装置 - Google Patents

電解還元装置

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JP2957157B2 JP10035626A JP3562698A JP2957157B2 JP 2957157 B2 JP2957157 B2 JP 2957157B2 JP 10035626 A JP10035626 A JP 10035626A JP 3562698 A JP3562698 A JP 3562698A JP 2957157 B2 JP2957157 B2 JP 2957157B2
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    • C25C3/00Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融塩電解により
ウラン等の複数の原子価をとる金属を溶融状態で生成す
る電解還元装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融塩電解では金属酸化物や金属塩が還
元されて陰極に溶融金属として生成され、アルミニウム
等の金属を生産する方法としてフッ化物溶融塩を電解液
とした溶融塩電解法が知られている。この溶融塩電解法
では、電解槽の上方に陽極を設け、電解槽の底部を陰極
とした構造の電解還元装置が一般的に用いられている。
このような装置として従来図3に示すようなものが知ら
れている。即ち、電解槽1は電解電流が溶融塩2の中を
流れる際に発生する熱を利用して加熱され、電解槽の厳
密な温度管理により電解槽1の側面部1aのフッ化物塩
部分2aを非溶融状態にして電解槽の側面部1aを絶縁
状態にすることにより、陰極面積を実質的に電解槽1の
底部のみに限定して電解を行い、必要な陰極電流密度を
得ることができるようになっている。
【0003】しかし、このような溶融塩電解方式では電
解槽側面部の塩部分2aのみを非溶融状態にして電解槽
側面部に絶縁部分を形成させるため、溶融塩の融点付近
での温度制御が要求され、装置の運転中の電解槽全体の
厳密な温度管理が必要となる不具合がある。また、アル
ミニウム電解にあってはアルミニウムの融点が支持塩の
融点より低いため、支持塩温度が一部において支持塩を
凍結させる温度であってもアルミニウムは融体として生
成するが、ウランの電解にあってはウランの融点が支持
塩の融点より高いため、支持塩温度の一部を凍結させる
温度ではウランが固体状態となり、生成される金属のそ
の後の取扱いが困難になる不具合がある。
【0004】また、電解槽1の側面部1aを絶縁状態に
して陰極面積を制御する方法では陰極面積を陽極面積よ
り小さくすることは困難で、複数のイオン種を持つウラ
ンのように高い陰極電流密度での電解が必要となる金属
では、その電解が困難になる場合がある。このような場
合に、電解電流を増大させることも考えられるが、電解
電流を増大させることは陽極電流密度の増大を伴い、陽
極が気泡により覆われるいわゆる陽極効果が発生する可
能性が高まり好ましくない。この点を解消するために、
電解槽の温度を十分にとり、ウランの融点以上に支持塩
温度を上昇せさ、電解槽側面部に絶縁部分を形成させる
代りに電解槽の側面部に窒化ホウ素等の絶縁物質からな
る絶縁円筒を連続して配置して強制的に陰極面積を小さ
くすることが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電解槽の側面
部に窒化ホウ素等の絶縁円筒を配置して強制的に陰極面
積を小さくすることは、電解により生成した溶融金属が
この絶縁円筒と反応したり、表面に付着して陰極との電
気的絶縁を保持できなくなり、絶縁円筒の表面部分まで
陰極面積が実質的に増大する不具合がある。この陰極面
積の増大は、陰極電流密度を低下させ、溶融金属の回収
率を低下させる問題点がある。また、円柱状バルクの窒
化ホウ素の中心を切削して、絶縁円筒を作製すること
は、窒化ホウ素の円柱状バルクが最大で直径300m
m、高さ200mm程度までしか作ることができないた
めに、大容量の電解槽が得られず、また窒化ホウ素のバ
ルク自体極めて高価であるため、装置の単価が押上げら
れる不具合もある。本発明の目的は、陰極部を電解槽か
ら電気的に確実に絶縁でき、陰極電流密度が向上して溶
融金属の回収率を増大させることができ、比較的安価で
かつ大容量の電解還元装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、溶融塩18を貯え底部の一部に開口
部11が形成された電解槽12と、開口部11を介して
電解槽12の内部に臨み開口部11と所定の隙間を有す
るように設けられかつ電解槽12の内部に臨む部分が有
底筒部13aに形成された陰極となる導電部材13と、
隙間に連通する不活性ガスの導入流路12aと、導入流
路12aに不活性ガスを圧送するガス供給手段と、電解
槽12の溶融塩18中に保持される陽極19とを備えた
電解還元装置である。開口部11と導電部材13との間
に隙間を設けることにより、導電部材13と電解槽12
とは電気的に絶縁され、ガス供給手段により導入流路1
2aを介して開口部11と導電部材13との間の隙間に
不活性ガスを圧送することにより、溶融した溶融塩18
が隙間に侵入することを防止する。この状態で上方より
挿入した陽極19及び導電部材13に通電して電解還元
を実施すると、溶融塩18に接する導電部材13におけ
る有底筒部13aが陰極となり、電解液である溶融塩1
8中の金属陽イオンが陰極である導電部材13の有底筒
部13aの内面に溶融金属21となって析出する。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、電解槽12の開口部11周縁と有底筒部1
3aの先端周縁とを覆うように開口部11周縁と有底筒
部13aの間に被覆部材16が設けられた電解還元装置
である。被覆部材16を開口部11周縁と有底筒部13
aの先端周縁とを覆うように開口部11周縁と有底筒部
13aの間に設けることにより、圧送する不活性ガスの
ガス量を少なくしても溶融塩が隙間に侵入することを防
止し、陰極となる導電部13の有底筒部13aにおける
面積を小さく抑えることができるので、陰極電流密度が
向上し溶融金属の回収率を増大させることができる。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、被覆部材16が絶縁性部材である電解還元
装置である。被覆部材16を絶縁性部材により構成する
ことにより、万一溶融塩が隙間に侵入した場合であって
も、陰極となる導電部13の有底筒部13aにおける面
積が拡大することを防止する。請求項4に係る発明は、
請求項1ないし3いずれかに係る発明であって、導電部
材13が絶縁材14を介して電解槽12の底部に設置さ
れた電解還元装置である。導電部材13を絶縁材14を
介して設置することにより、導電部材13を確実に開口
部11と所定の隙間をもって容易に電解槽12の底部に
設けることができる。請求項5に係る発明は、請求項1
ないし4いずれかに係る発明であって、電解槽12及び
導電部13がそれぞれ黒鉛からなり、被覆部材16が窒
化ホウ素からなる電解還元装置である。黒鉛及び窒化ホ
ウ素を材料とすることにより、比較的高価な窒化ホウ素
のバルク材の使用量を減少させ、装置を安価に製作する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の電解還元装置の実施の形
態を図面に基づいて説明する。この電解還元装置は複数
の原子価をとる金属であるウランの酸化物(UO2,U3
8等)を電解還元するのに適する。図1に示すよう
に、黒鉛製の電解槽12は有底円筒体であって、その底
部の中央に円形の開口部11が形成される。本実施の形
態における開口部11は電解槽12の内底部に形成され
た穴11aであって、穴11aには開口部11と所定の
隙間を有するように陰極となる黒鉛製の導電部材13が
設けられる。導電部材13は絶縁材14を介して穴11
aの底部に設置され、電解槽12と導電部材13は適切
な距離で離間し、かつ絶縁される。
【0010】導電部材13の電解槽12の内部に臨む部
分は有底筒部13aに形成され、筒部13aの上縁は電
解槽12の内底面より低く形成される。電解槽12の開
口部11周縁と有底筒部13aの先端周縁との間には絶
縁性部材である窒化ホウ素製の被覆部材16が設けられ
る。被覆部材16の上面は電解槽12の底部表面と同一
平面をなすように形成され、被覆部材16には下端が有
底筒部13aに所定の隙間を持って挿入可能な外形を有
する挿入筒部16aが形成される。電解槽12には導電
部材13との隙間に連通する不活性ガスの導入流路12
aが形成され、電解槽12の外部には図示しないがこの
導入流路12aに不活性ガスを圧送するガス供給手段で
あるガスボンベが設けられる。なお、電解槽12の溶融
塩18中には陽極19が保持して設けられる。
【0011】このように構成された電解還元装置では、
開口部11と導電部材13との間に隙間を設けたので、
導電部材13と電解槽12との間が電気的に絶縁され
る。この電解還元装置の電解槽12内に支持塩を入れて
溶融状態にし、これと同時に開口部11と導電部材13
との間の隙間にガス供給手段であるガスボンベにより不
活性ガスを導入流路12aを介して図の実線矢印で示す
ように圧送することにより溶融塩18が隙間に侵入する
ことを防止する。なお、支持塩の溶融は電解電流が流れ
る際に発生する熱を利用する場合の他に、ヒータ17
(図2)を電解槽12の外部に設け、このヒータ17に
より加熱して支持塩を溶融状態にしてもよい。
【0012】支持塩を溶融させた後、陽極19及び陰極
となる導電部材13に通電する。この状態で原料のUO
2,U38等の金属酸化物を電解槽12に供給すると、
この金属酸化物の電解還元が行われ、電解液である溶融
塩18中の金属陽イオンは陰極である導電部材13の有
底筒部13aの内面に溶融金属21となって析出する。
なお、この生成した溶融金属21はその比重差により有
底筒部13a内に貯留し、有底筒部13a内に貯留した
金属21は、図示しないがその後真空吸引装置やサイホ
ン装置により、或は図2に示すように装置に設けられた
排出口13bを介して回収される。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 <実施例1>図2に示すように、容積が約70cm3
電解槽12を用意した。即ち、黒鉛製の電解槽12は有
底円筒体であって、その底部の中央に円形の開口部11
が形成される。電解槽12には下端が底部と所定の間隔
をあけて仕切壁12bを設け、この仕切壁12bと電解
槽12の側壁とにより、原料となるウラン酸化物を溶融
塩18中に供給するための供給口12cを形成した。電
解槽12の外部には加熱することにより塩を溶融状態に
して電解槽の電解液とするヒータ17を設けた。
【0014】開口部11は電解槽12の底部に形成され
た孔であって、孔には内径が120mm、深さが70m
mの有底筒部13aを有する黒鉛製の導電部材13を窒
化ホウ素からなる絶縁材14を介して開口部11と所定
の隙間を有するように底部に設置した。有底筒部13a
と開口部11との間には、外径が110mmの挿入筒部
16aを有する窒化ホウ素からなる被覆部材16をはめ
込み、有底筒部13aと挿入筒部16aとの隙間tが5
mmになるように電解槽12の底部を封止した。なお、
導電部材13には有底筒部13aに連通して電解により
生成された溶融金属21を排出可能に構成されたクラン
ク状の排出口13bを形成し、排出口13bの中間に連
通するように縦孔12dを電解槽12の側壁に形成し、
この縦孔12dに先端にセラミック製の封止栓34aを
有する遮断用ロッド34を挿入した。遮断用ロッド34
は図の実線矢印で示すように上昇すると、この排出口1
3bを開放し、破線矢印で示すように下降すると、この
排出口13bを遮断するように構成した。
【0015】次いで、フッ化物溶融塩18を生成するフ
ッ化物を準備した。このフッ化物は74重量%のBaF
2と、11重量%のLiFと、15重量%のUF4とから
なる約180kgの混合物である。このフッ化物混合物
を電解槽12に供給し、ヒータ17の誘導加熱コイルに
通電して電解槽12を加熱し、徐々にウランの融点以上
の1200℃まで昇温した。これと同時に開口部11と
導電部材13との間の隙間にガス供給手段であるガスボ
ンベから不活性ガスのアルゴンを導入流路12aを介し
て圧送し、供給したフッ化物混合物が溶融塩となったと
きにも、この溶融塩が上記隙間に侵入することを防止し
た。
【0016】次に、電解槽12の上方から陽極19をフ
ッ化物溶融塩18中に挿入し、導電部材13を陰極とし
て陰極電流密度が0.7〜1.5A/cm2の範囲で通
電した後、原料となるUO2を供給口12cから供給し
て溶融塩電解を行った。この溶融塩電解により、電解液
である溶融塩18中のウランイオン(U4+)が陰極であ
る導電部材13の有底筒部13aの内面に溶融した金属
ウラン21となって析出し、有底筒部13a内に貯留し
た。この状態での遮断用ロッド34を上昇させて排出口
13bを開放することにより溶融した金属ウラン21は
排出口13bを介して排出することができ、遮断用ロッ
ド34を再び下降させて排出口13bを遮断することに
より電解作業を再び再開させることができた。従って、
実施例1における電解還元装置では、溶融した金属ウラ
ン21が排出した分だけ供給口12cから原料のウラン
酸化物を新たに供給することにより連続的に電解還元す
ることができた。
【0017】<比較例1>図3に示す電解槽1と同一の
構造を有する容積が約400リットルの電解槽を用意
し、実施例1と同一組成のフッ化物を電解槽に供給し、
電気炉により1200℃まで昇温して溶融させた。その
後、原料のウラン酸化物を電解槽に入れ電解を行った。
この時、陰極面積は特に限定されていない状態である
が、槽の容積を大きくしたスケールアップを行うことに
よりかろうじて陰極電流密度約0.4A/cm2を保っ
て電解を行った。 <比較例2>図示しないが、実施例1の黒鉛電解槽と陰
極とを短絡させた以外は実施例1と同一の条件及び手順
で電解を行った。この時の陰極電流密度は0.1A/c
2以下となった。
【0018】<比較試験及び評価>実施例1、比較例1
及び比較例2における電解終了後、それぞれの電解槽を
解体した。実施例1の電解槽12の開口部11と有底筒
部13aとの間の隙間を目視により観察した結果、溶融
塩の侵入は認められず空間が確保されていた。また実施
例1、比較例1及び比較例2の電解槽を解体して得られ
た電解生成物である金属ウランを取出し、それぞれの金
属ウランの量から溶融塩電解における電流効率を計測し
た。その結果、実施例1における電流効率は50%以上
であったのに対し、比較例1では約30%であった。ま
た、比較例2では金属ウランがほとんど析出されず、従
って電流効率はほぼ0%であった。これは、比較例1に
おける陰極電流密度がやや不足であるためと考えられ
る。また、比較例2で金属ウランがほとんど析出しなか
ったのは陰極電流密度が絶対的に不足しているためと考
えられる。また、実施例1において有効に電解が行わ
れ、比較例2において金属ウランが得られなかったこと
から、有底筒部13aが電解槽12と確実に絶縁されて
いることが判った。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
解槽の開口部を介して電解槽の内部に臨み開口部と所定
の隙間を有するように陰極となる導電部材を設け、導電
部材の電解槽の内部に臨む部分を有底筒部に形成し、隙
間に連通する不活性ガスの導入流路と、導入流路に不活
性ガスを圧送するガス供給手段と、電解槽の溶融塩中に
保持される陽極とを備えたので、溶融塩に接する導電部
材における有底筒部のみを陰極とすることができ、電解
槽の内側面で塩を非溶融状態にしなくても、陰極面積が
拡大するのを防止することができる。この結果、陰極電
流密度が向上して溶融金属の回収率を増大させることが
できる。
【0020】また、被覆部材を開口部周縁と有底筒部の
先端周縁との間に設ければ、陰極となる導電部の有底筒
部における面積を確実に小さく抑えることができるの
で、溶融金属の高い回収率を安定して得ることができ、
導電部材を絶縁材を介して設置すれば、導電部材を確実
に開口部と所定の隙間をもって容易に電解槽の底部に設
けることもできる。更に、電解槽及び導電部をそれぞれ
黒鉛、被覆部材を窒化ホウ素から構成すれば、高価な窒
化ホウ素のバルク材の使用量を減少させて、比較的安価
で大容量の電解還元装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解還元装置の中央縦断面図。
【図2】本発明の別の電解還元装置の中央縦断面図。
【図3】従来の電解還元装置を示す図1に対応する断面
図。
【符号の説明】
11 開口部 12 電解槽 12a 導入流路 13 導電部 13a 有底筒部 14 絶縁材 16 被覆部材 18 溶融塩 19 陽極
フロントページの続き (72)発明者 星野 康史 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭 1002番地の14 三菱マテリアル株式会社 那珂エネルギー研究所内 (72)発明者 高澤 寛 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭 1002番地の14 三菱マテリアル株式会社 那珂エネルギー研究所内 (72)発明者 寺前 直樹 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭 1002番地の14 三菱マテリアル株式会社 那珂エネルギー研究所内 (56)参考文献 特開 平3−271389(JP,A) 特開 平8−67998(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25C 7/00,3/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融塩(18)を貯え底部の一部に開口部(1
    1)が形成された電解槽(12)と、 前記開口部(11)を介して前記電解槽(12)の内部に臨み前
    記開口部(11)と所定の隙間を有するように設けられかつ
    前記電解槽(12)の内部に臨む部分が有底筒部(13a)に形
    成された陰極となる導電部材(13)と、 前記隙間に連通する不活性ガスの導入流路(12a)と、 前記導入流路(12a)に不活性ガスを圧送するガス供給手
    段と、 前記電解槽(12)の溶融塩(18)中に保持される陽極(19)と
    を備えた電解還元装置。
  2. 【請求項2】 電解槽(12)の開口部(11)周縁と有底筒部
    (13a)の先端周縁とを覆うように前記開口部(11)周縁と
    前記有底筒部(13a)の間に被覆部材(16)が設けられた請
    求項1記載の電解還元装置。
  3. 【請求項3】 被覆部材(16)が絶縁性部材である請求項
    2記載の電解還元装置。
  4. 【請求項4】 導電部材(13)が絶縁材(14)を介して電解
    槽(12)の底部に設置された請求項1ないし3いずれか記
    載の電解還元装置。
  5. 【請求項5】 電解槽(12)及び導電部(13)がそれぞれ黒
    鉛からなり、絶縁性部材(16)が窒化ホウ素からなる請求
    項1ないし4いずれか記載の電解還元装置。
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