JP2957082B2 - グラビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置 - Google Patents

グラビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置

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JP2957082B2
JP2957082B2 JP6162294A JP6162294A JP2957082B2 JP 2957082 B2 JP2957082 B2 JP 2957082B2 JP 6162294 A JP6162294 A JP 6162294A JP 6162294 A JP6162294 A JP 6162294A JP 2957082 B2 JP2957082 B2 JP 2957082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビアシリンダ端面
位置検出装置、特に、支持部材でグラビアシリンダの端
部を支持して回転させ、彫刻ヘッドを移動させながら回
転中のグラビアシリンダの表面に彫刻ヘッドで彫刻を行
うグラビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】グラビア彫刻機は、円筒状のグラビアシ
リンダを回転させながら、このシリンダ表面にスタイラ
スと呼ばれるダイヤモンドバイトを用いて凹点(セル)
を形成する装置である。この種のグラビア彫刻機は、ベ
ッドと、ベッドの上面に固定された主軸台と、主軸台に
対向配置され、主軸台とでグラビアシリンダを回転可能
に支持する芯押し台と、グラビアシリンダ表面を彫刻す
る彫刻ヘッドとを備えている。
【0003】彫刻ヘッドは、グラビアシリンダの回転軸
と平行な水平軸回りに旋回自在にヘッド支持台に支持さ
れており、通常は、バネ等の付勢部材により前傾姿勢で
支持されている。ヘッド支持台は、ベッド上をグラビア
シリンダの軸方向に移動可能な彫刻テーブル上に、グラ
ビアシリンダに対して前進・後退する方向に移動可能に
支持されている。この結果、彫刻ヘッドは、グラビアシ
リンダに対して前進・後退する方向及び回転軸方向に移
動可能である。
【0004】グラビアシリンダは、主軸台に回転自在に
設けられた第1のコーン(支持部材)と、芯押し台に回
転自在に設けられた第2のコーンとによって支持され
る。2つのコーンは、対向しており、互いに近づくにつ
れて外径寸法が小さくなる円錐形状に構成されている。
グラビアシリンダの長さ方向両端面には、コーンが嵌合
可能なテーパ孔が設けられている。このテーパ孔がコー
ンに嵌合することでグラビアシリンダが支持される。
【0005】グラビアシリンダの種類は多く、また両端
面に設けられるテーパ孔形状の種類も多い。また、コー
ンの種類も数種類ある。このため、グラビアシリンダと
コーンとの連結位置は、テーパ孔の形状とコーンの種類
の組み合わせによって変化する。したがって、彫刻ヘッ
ドによって彫刻を行う前に、グラビアシリンダ上の描画
領域の正確な位置を求めておく必要がある。
【0006】前記従来の構成では、使用されているコー
ンの種類とグラビアシリンダの種類とからグラビアシリ
ンダの中央の位置を演算し、そこからグラビアシリンダ
上の描画開始位置を演算し、その演算結果に基づいて彫
刻ヘッドを移動させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コーン
の種類とグラビアシリンダの種類の組み合わせが同じで
あっても、わずかな製造誤差によって、コーンとグラビ
アシリンダの連結位置は変化する。したがって、コーン
の種類とグラビアシリンダの種類とから与えられるデー
タに基づいて演算する構成では、正確に彫刻ヘッドをグ
ラビアシリンダに対して位置決めすることが困難とな
る。
【0008】また、グラビアシリンダの大きさや形状に
応じて、コーンの種類を変える必要がある。たとえば、
取り付けられるグラビアシリンダよりも大きな径のコー
ンを用いた場合には、彫刻ヘッドがコーンに接触してグ
ラビアシリンダ両端を彫刻する際に適正な彫刻ができな
くなるおそれがある。本発明の目的は、グラビアシリン
ダの位置を正確に検出できるようにすることである。
【0009】本発明の別の目的は、簡素な構成で、グラ
ビアシリンダの位置を正確に検出できるようにすること
である。本発明のさらに別の目的は、使用されるグラビ
アシリンダと支持部材との組み合わせが適切であるか否
かを判別できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、支持部材でグラビアシリンダの端部を支持して回転
させ、彫刻ヘッドを移動させながら回転中のグラビアシ
リンダの表面に彫刻ヘッドで彫刻を行うグラビア彫刻機
のグラビアシリンダ端面位置検出装置である。この装置
は、表示手段と位置検出手段と端面位置算出手段とを備
えている。表示手段は、支持部材に設けられ、グラビア
シリンダの長さ方向の端面位置に応じて位置表示を行
う。位置検出手段は、表示手段の位置を検出する。端面
位置算出手段は、位置検出手段の検出信号に基づいて、
グラビアシリンダの長さ方向の端面位置を特定する。
【0011】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した発明において、表示手段が、支持部材に対し回転
軸方向に摺動自在に支持されかつグラビアシリンダの長
さ方向の端面に当接する当接部と、当接部をグラビアシ
リンダ側に弾性的に付勢する付勢部と、当接部からグラ
ビアシリンダの径方向に突出した位置表示部とを有して
いる。
【0012】請求項3に記載した発明は、請求項2に記
載した発明において、表示手段が、グラビアシリンダを
手動で回転させるための把持部を兼ねている。請求項4
に記載した発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載
した発明において、位置検出手段が彫刻ヘッドに設けら
れている。請求項5に記載した発明は、請求項4に記載
した発明において、位置検出手段が、彫刻ヘッドによる
彫刻が行われる際の位置合わせのためのセンサを兼ねて
いる。
【0013】請求項6に記載した発明は、請求項1ない
し5に記載した発明において、表示手段が支持部材の種
類を表す種別表示部を含み、しかも種別表示部の表示を
検出する種別表示検出手段と、種別表示検出手段の検出
結果から装着されている支持部材の種別を判断する種別
判断手段とをさらに備えている。請求項7に記載した発
明は、請求項6に記載した発明において、グラビアシリ
ンダの直径を算出するシリンダ直径算出手段と、種別判
断手段及びシリンダ直径算出手段の情報に基づいて、装
着されているグラビアシリンダと支持部材とが適合して
いるか否かを判別する適合判別手段とをさらに設ける。
【0014】
【作用】請求項1に記載したグラビア彫刻機のグラビア
シリンダ端面位置検出装置では、支持部材に支持された
グラビアシリンダの長さ方向の端面位置に応じて、表示
手段が位置表示を行う。この表示手段の位置は、位置検
出手段によって検出される。端面位置算出手段は、位置
検出手段の検出信号に基づいて、グラビアシリンダの長
さ方向の端面位置を特定する。ここでは、表示手段が、
その長さ方向の端面位置に応じて位置表示を行うため、
グラビアシリンダの形状にかかわらず、グラビアシリン
ダの位置が正確に検出される。
【0015】請求項2に記載した装置では、表示手段の
当接部がグラビアシリンダの長さ方向の端面に当接し、
付勢部が当接部をグラビアシリンダ側に弾性的に付勢し
ているので、グラビアシリンダの径方向に突出した位置
表示部と当接部との距離が一定となり、表示手段の検出
によりグラビアシリンダの端面位置が正確に特定され
る。
【0016】請求項3に記載した装置では、表示手段
は、グラビアシリンダを手動で回転させるための把持部
を兼ねている。このため、新たに把持部を設ける必要が
ない。請求項4に記載した装置では、位置検出手段が彫
刻ヘッドに設けられているので、彫刻ヘッドの移動に伴
って位置検出手段も移動する。このため、位置検出手段
を移動させるための駆動系を新たに設ける必要がない。
【0017】請求項5に記載した装置では、位置検出手
段が、彫刻ヘッドによる彫刻が行われる際の位置合わせ
センサを兼ねるように構成されている。このため、新た
に位置検出手段用のセンサを設ける必要はない。請求項
6に記載した装置では、支持部材の種類を表す種別表示
部の表示を種別表示検出手段で検出し、この検出結果か
ら種別判別手段で装着されている支持部材の種別が判別
される。
【0018】請求項7に記載した装置では、種別判別手
段が支持部材の種別を判別し、グラビアシリンダ直径算
出手段がグラビアシリンダの直径を算出する。そして、
種別判別手段及びグラビアシリンダ直径算出手段の情報
に基づき、装着されているグラビアシリンダと支持部材
とが適合しているか否かが、適合判別手段によって判別
される。
【0019】
【実施例】構成 図1において、本発明の一実施例を採用したグラビア彫
刻機1は、彫刻部2と、彫刻部2の側方に配置されたコ
ントロール部3とを有している。彫刻部2は、彫刻機本
体4と、彫刻機本体4を覆うカバー5とを有している。
カバー5の中央には、開口6が形成されており、開口6
はスライドカバー7及び安全カバー8で覆われるように
なっている。カバー5の図1右側部には、操作パネル9
が配置されている。
【0020】コントロール部3は、CPU,ROM,R
AM等を含む本体制御部10と、本体制御部10の上方
に配置されたディスプレイ11及びキーボード12とか
ら構成されている。彫刻機本体4は、図2〜図4に示す
ように、ベッド20と、ベッド20の上面に固定された
主軸台21と、主軸台21と対向して配置された芯押し
台22と、彫刻テーブル23とを備えている。ベッド2
0の上面には、芯押し台22を案内するための1対のガ
イドレール24と、彫刻テーブル23を案内する1対の
ガイドレール25とが図の左右方向に平行に配置されて
いる。ガイドレール24は、ベッド20の手前側(図3
の下側)に配置されたレール台24aの両側上部に形成
されており、ガイドレール25は、ベッド20の奥側
(図3の上側)に配置されたレール台25aの両側上部
に配置されている。芯押し台22の下方で1対のガイド
レール24の間には、ボールねじ26がガイドレール2
4と平行に配置されており、芯押し台22下部に設けら
れたナット部(図示せず)がこのボールねじ26に螺合
している。ボールねじ26の主軸台21側端部には、芯
押し台22駆動用の芯押し台駆動モータ27が配置され
ている。この芯押し台駆動モータ27により、芯押し台
22を主軸台21に対して接近または離反させることが
可能である。
【0021】主軸台21の中心部には、主軸側のコーン
28(支持部材)が回転自在に設けられている。コーン
28は、主軸台21の一端側に設けられた主軸駆動モー
タ29及びベルトを含む駆動機構30によって回転させ
られるようになっている。一方、芯押し台22の中心部
には、芯押し台側のコーン32が回転自在に配置されて
いる。芯押し台22の背面側には空気圧作動のコーン移
動シリンダ33が装着されており、このコーン移動シリ
ンダ33によって、コーン32は軸線方向に進退可能で
ある。コーン28及びコーン32の先端はそれぞれ円錐
台形状になっており、互いに対向している。そして、グ
ラビアシリンダCが、コーン28とコーン32との間に
支持されるようになっている。
【0022】コーン移動シリンダ33には、コーン先端
検出センサ34、コーン後端検出センサ35及びコーン
中間検出センサ36が取り付けられている。これらの3
つのセンサ34〜36により、コーン32の進退位置を
検出可能である。また、芯押し台22には、コーンロッ
ク機構40と芯押し台ロック機構41とスイッチパネル
42とが設けられている。スイッチパネル42には、芯
押し台前進スイッチ43とコーン後退スイッチ44と芯
押し台後退スイッチ45との3つのスイッチが配置され
ている。
【0023】彫刻テーブル23は、図3に示すように、
ガイドレール25に沿って左右方向に移動自在である。
1対のガイドレール25の間には、ガイドレール25と
平行にボールねじ53が配置されている。彫刻テーブル
23の下部には、ボールねじ53に螺合するナット部
(図示せず)が固定されている。また、ボールねじ53
の一端には、副軸モータ54が固定されている。この副
軸モータ54によりボールねじ53を回転させて、彫刻
テーブル23をガイドレール25に沿って左右方向に移
動させることが可能である。
【0024】彫刻テーブル23には、図3及び図4に示
すように、1対のガイドレール55が設けられている。
ガイドレール55は、ガイドレール25と直交する前後
方向に延びている。ガイドレール55上には、彫刻ヘッ
ド56を揺動自在に支持するヘッド支持台57が移動自
在に装着されている。一方、1対のガイドレール55の
間には、ボールねじ13がガイドレール55と平行に配
置されており、その一端には、ボールねじ13を回転さ
せるためのステッピングモータ59が設けられている。
ヘッド支持台57の下部には、ボールねじ13に螺合す
るナット部(図示せず)が固定されている。この構成に
より、彫刻ヘッド56を装置の前後方向(図3の上下方
向)に移動させてグラビアシリンダCに接近または離反
させることが可能である。
【0025】彫刻ヘッド56には、図5〜図7に示すよ
うに、箱状のヘッド支持台57を備え、ヘッド支持台5
7の内部にはヘッド支持部材46が収納されている。ヘ
ッド支持部材46は、上下及び左右方向から板ばね47
を介してヘッド支持台57に支持されている。このた
め、板ばね47によって制限される範囲であるが、ヘッ
ド支持部材46はグラビアシリンダCに対し半径方向
(ガイドレール55に平行な方向)に移動可能となって
いる。
【0026】ヘッド支持部材46の先端部には彫刻ヘッ
ド本体49が固定されている。彫刻ヘッド本体49の上
部には、ダイヤモンドバイトを有するスタイラス62が
装着されている。また、ヘッド支持部材46の先端面で
スタイラス62と同一高さの位置には、ギャップセンサ
64が配置されている。ギャップセンサ64は、グラビ
アシリンダCの表面に非接触の状態で対向し、グラビア
シリンダCまでの距離を測定する。このギャップセンサ
64は、たとえば、静電容量式変位センサまたは光学式
変位センサである。
【0027】ギャップセンサ64の近傍には、さらに位
置検出センサ65が設けられている。位置検出センサ6
5は、投光部と受光部と有し、投光部から出射され検出
対象物表面で反射された光を受光部で受光し、受光量が
設定値を超えると検出信号を発生する反射型の光電スイ
ッチで構成されている。ヘッド支持部材46の後部に
は、ヘッド支持部材46をグラビアシリンダCに対して
その半径方向に移動させるためのボイスコイルモータ4
8が配置されている。
【0028】次に、コーン28,32について説明す
る。なお、コーン28とコーン32とは同一の構造を有
しているので、コーン28を基準に説明する。コーン2
8(32)の円錐面の3箇所には図8〜図10に示すよ
うな摺動溝81が設けられている。摺動溝81には、位
置表示部材80のスライダー85が摺動自在に嵌合して
いる。摺動溝81の中間部には、位置表示部材80の移
動量を規制するための固定ピン82が設けられている。
【0029】位置表示部材80は、中心部に孔を有する
スライド円板84と、スライド円板84の中心部に固定
されたスライダー85とにより主に構成されている。ス
ライダー85の先端部には、グラビアシリンダCの端面
と当接する当接部86が形成されている。スライダー8
5には軸線方向に延びる貫通孔87が形成されており、
貫通孔87内に引っ張りばね83が収納されている。ま
た、スライダー85の当接部86側部分には、固定ピン
82が移動自在に係合する係合溝88が形成されてい
る。係合溝88は軸線方向に延びており、スライダー8
5が摺動溝81内で摺動する際に、ピン82が干渉しな
いようになっている。
【0030】図11及び図12に示すように、スライダ
ー85の貫通孔87内部の後端側(図の右側)にはスラ
イドピン89が設けられている。引っ張りバネ83は、
一端がスライドピン89に、他端が固定ピン82に掛け
止められており、両ピン89,82間で伸張状態となっ
ている。これによって、位置表示部材80は常時グラビ
アシリンダC側に弾性的に付勢されている。
【0031】スライド円板84は、軸線方向と直交する
面上に延びている円板であり、外周面にコーン28(3
2)の種別を表す種別表示部90を有している。この位
置表示部90は、スライド円板84の外周面に形成さ
れ、かつ底面が黒色に着色された環状溝から構成されて
いる。また、このスライド円板84は、マニュアルでグ
ラビアシリンダCを回転させる際のハンドルを兼ねてい
る。
【0032】図13に示すように、コントロール部3の
本体制御部10には、主軸駆動モータ29と、彫刻ヘッ
ド本体49を前後進するためのボイスコイルモータ48
と、副軸モータ54と、彫刻ヘッド56を前後進するた
めのステッピングモータ59と、スタイラス62を駆動
するためのスタイラス駆動部70と、芯押し台駆動モー
タ27と、コーン移動シリンダ33と、各種の設定値、
算出値や制御プログラムを記憶するメモリー部71と、
その他の入出力部とが接続されている。また本体制御部
10には、操作パネル9に配置された彫刻スタートスイ
ッチ72と、スイッチパネル42に配置された芯押し台
前進スイッチ43、コーン後退スイッチ44及び芯押し
台後退スイッチ45と、コントロール部3に配置された
キーボード12、彫刻ヘッド56に設けられたギャップ
センサ64及び位置検出センサ65と、コーン移動シリ
ンダ33に配置されたコーン後端検出センサ35、コー
ン先端検出センサ34及び、コーン中間検出センサ36
と、副軸モータ54の回転位置を検出する副軸エンコー
ダ73とが配置されている。
【0033】次に、上述の実施例の動作を、図14〜図
20に示す制御フローチャートに基づいて説明する。全体制御 図14において、まずステップS1では初期設定がなさ
れる。この初期設定では、彫刻ヘッド56を原点(図2
右方位置)に移動させたり、あるいは各種のフラグをリ
セットする等の処理を行う。
【0034】ステップS2では、彫刻条件や彫刻画像デ
ータの入力(JOB入力)がなされたか否かを判断す
る。ステップS3では、彫刻スタートスイッチ72が操
作されたか否かを判断する。ステップS4では、他の指
令がなされたか否かを判断する。JOB入力がなされた
と判断すると、ステップS2からステップS5に移行す
る。ステップS5では、シリンダサイズ、画像の解像度
を示す線数、セルタイプを示すスクリーン角度、及び彫
刻位置を指定するためのデータや彫刻画像データの入力
等を行うJOB入力処理を実行する。
【0035】彫刻スタートスイッチ72が操作されたと
判断すると、ステップS3からステップS6に移行す
る。ステップS6では、彫刻処理を実行する。他の指令
がなされるとステップS4からステップS7に移行す
る。ステップS7では指令された内容に応じた他の一般
的な処理を実行する。彫刻処理 ステップS6の彫刻処理では、図15のステップS10
でシリンダセット処理(後述)を実行する。このシリン
ダセット処理により、グラビアシリンダCがコーン28
とコーン32との間に支持される。ステップS11で
は、彫刻ヘッド56を原点位置(図2の右上位置)に復
帰させる。ステップS12では、パラメータとして用い
られる変数K,K1 ,K2 ,Tの初期化を行う。ステッ
プS13では、彫刻テーブル23を原点から副走査正方
向(図2の左方向)に移動する。
【0036】ステップS14では、位置検出センサ65
がオンするのを待つ。ステップS14で位置検出センサ
65が「ON」状態となったときが、位置検出センサ6
5により位置表示部材80の外方端面を検出したときで
ある。センサ65がオンすれば、ステップS15におい
て位置表示部材80の端面位置Xa として、副軸エンコ
ーダ73の値を取り込む。
【0037】ステップS16では、ステップS15にお
いて検出された位置表示部材80の端面位置Xa に基づ
いて、グラビアシリンダCの第1端面位置を算出する。
ここでは、コーン28に取り付けられている位置表示部
材80の外方端面位置から当接部86までの距離をΔ1
とすると、グラビアシリンダCの第1端面位置X1 はX
1 =Xa +Δ1 で求められる。
【0038】ステップS17では、位置表示部材80の
種別表示部90に表示されているコーンの種別を判断す
る処理を行う。このコーン種別判断処理を図18に示
す。図18のステップS51では、「ON」状態となっ
ている位置検出センサ65が「OFF」状態となるのを
待つ。位置検出センサ65が「OFF」状態となれば、
ステップS52に移行する。
【0039】ステップS52では、位置検出センサ65
が再び「ON」状態となったか否かを判別する。位置検
出センサ65が「ON」状態となっていない場合には、
ステップS53に移行する。ステップS53では、変数
Tに1を加算する。ステップS54では、変数Tの値が
所定値Tmax よりも大きくなったか否かを判別する。変
数Tの値がTmax 以下の間はステップS52に戻る。
【0040】変数Tの値がTmax よりも大きくなった場
合には、ステップS54からステップS57に移行す
る。ステップS57では変数Tの値を初期化してメイン
ルーチンに戻る。ステップS52において、位置検出セ
ンサ65が「ON」状態になったと判断した場合には、
ステップS55に移行する。ステップS55では、変数
Kに1を加算する。ステップS56では、変数Tの値を
初期化する。この後ステップS51に戻る。
【0041】位置表示部材80の種別表示部90には、
例えば図21に示すようなコーン種別を表す帯状の表示
がなされている。図21において、〜の部分が種別
を表す表示ラインであり、コーン種別判断処理では、こ
の表示ラインの本数を位置検出センサ65を用いて検出
する。彫刻ヘッド56が図21の左方向に移動している
とき、位置検出センサ65は、の位置で「ON」状態
となる(ステップS14)。次にの位置で、位置検出
センサ65は「OFF」状態となる(ステップS5
1)。さらに、の位置で位置検出センサ65が「O
N」状態となるまで、変数Tは加算される。の位置で
位置検出センサ65が「ON」状態となると(ステップ
S52)、種別表示部90の表示ラインを1本検出した
とみなして、変数Kの値に1を加算する。次にの位置
で位置検出センサ65が「OFF」状態となった後は、
変数Tの値がT max の値よりも小さい間は位置検出セン
サ65が「ON」状態とならない。位置検出センサ65
が「ON」状態とならないまま、変数Tの値がTmax
値を超えると、彫刻ヘッド56が位置表示部材80の走
査を完了したとみなして、コーン種別判断処理を終了す
る。このとき、変数Kの値は、種別表示部90の表示ラ
インの本数(図21の場合は1本)を示している。
【0042】ステップS18では、ステップS17のコ
ーン種別判断処理で得られた変数Kの値を、第1コーン
種別K1 としてメモリー部71に格納し、さらに変数K
の値を初期化する。ステップS19では、再び位置検出
センサ65が「ON」状態となるのを待つ。この間は、
彫刻ヘッド56がグラビアシリンダCに沿って移動して
いる期間である。
【0043】彫刻ヘッド56がグラビアシリンダCを通
過し、コーン32側のスライド円板84に到達すると、
位置検出センサ65が「ON」状態になり、ステップS
20に移行する。ステップS20では、コーン32に取
り付けられている位置表示部材80のスライド円板84
の内方端面を検出したとみなして、このときの副軸エン
コーダ73の値を位置表示部材80の端面位置Xb とし
て取り込む。
【0044】ステップS21では、ステップS20で検
出された端面位置Xb の値に基づいて、グラビアシリン
ダCの第2端面位置の算出を行う。ここで、グラビアシ
リンダCの第2端面位置X2は、スライド円板84の内
方端面と当接部86との距離をΔ2 とすると、X2 =X
b −Δ2 で算出できる。図16のステップS22では、
コーン32に取り付けられている位置表示部材80の種
別表示部90を位置検出センサ65によって走査するこ
とにより、コーン32の種別を判別する。ステップS2
2ではステップS17と同様に、図18のコーン種別判
断処理を行う。ステップS23では、ステップS22で
得られた変数Kの値を、コーン32の種別K2 としてメ
モリー部71に格納する。
【0045】ステップS24では、副軸モータ54の回
転を停止し、彫刻テーブル23を停止させる。ステップ
S25では、副軸モータ54を逆回転させて彫刻テーブ
ル23を副走査負方向に移動させる。ステップS26で
は、ギャップセンサ64の検出信号を利用して、位置検
出センサ65がグラビアシリンダCの外周を検出し得る
外径検出位置、例えば第1端面位置X1 と第2端面位置
2 との間に彫刻テーブル23が到達したか否かを判断
する。
【0046】彫刻テーブル23が外径検出位置に到達す
ると、ステップS27に移行する。ステップS27で
は、副軸モータ54の回転を停止し、彫刻テーブル23
を外径検出位置で停止させる。ステップS28では、ス
テッピングモータ59を駆動し、彫刻ヘッド56を前進
させる。ステップS29では、位置検出センサ65が
「ON」状態になったか否かを判断する。位置検出セン
サ65が「ON」状態になるとステップS30に移行
し、ステッピングモータ59を停止して彫刻ヘッド56
の前進を停止させる。ステップS31では、彫刻ヘッド
56の停止位置により、次のようにしてグラビアシリン
ダCの外径を算出する。
【0047】図22に示すように、グラビアシリンダC
の直径をD,半径をrとし、グラビアシリンダCの回転
中心と、彫刻ヘッド56がグラビアシリンダCの径方向
原点位置にあるときの位置検出センサ65との距離をP
0とする。また、位置検出センサ65の検出距離をP1
とする。ステップS27において彫刻テーブル23が外
径検出位置で停止したとき、彫刻ヘッド56はグラビア
シリンダCの径方向原点位置であり、位置検出センサ6
5とグラビアシリンダCの回転中心との距離はP0とな
っている。ステップS30において彫刻ヘッド56の前
進が停止したときのグラビアシリンダCの径方向の移動
距離がP2であったとすると、グラビアシリンダCの半
径rは(P0−P1−P2)となる。したがってグラビ
アシリンダCの直径Dは2×(P0−P1−P2)で求
めることができる。なお、ステップS30において、彫
刻ヘッド56が前進した距離P2は、ステッピングモー
タ59に与えた前進パルス量で求めることができる。
【0048】ステップS32では、ステップS31で算
出したグラビアシリンダCの直径と、ステップS18で
得られたコーン28の種別K1 及びステップS23で得
られたコーン32の種別K2 とに基づいて、コーン2
8,32がグラビアシリンダCと適合しているか否かを
判別する。メモリー部71には、コーンの種別による最
大径の値が格納されており、ステップS18及びステッ
プS23で求められたコーン28,32のコーン種別に
基づいてコーンの最大径の値が読み出される。このコー
ン28及びコーン32の最大径がグラビアシリンダCよ
りも大きい場合には、彫刻ヘッドがグラビアシリンダC
の端面位置近傍に位置したとき、彫刻ヘッド56がコー
ン28,32と接触し適正な彫刻ができなくなるおそれ
がある。したがって、コーン28,32の最大径がグラ
ビアシリンダCの直径Dよりも大きい場合には、適正な
コーンが装着されていないと判断してステップS33に
移行する。
【0049】ステップS33では、コントロール部3に
設けられたディスプレイ11に「コーンが不適切です」
の表示を行う等のエラー処理を実行する。この後ステッ
プS44に移行する。ステップS32において、コーン
28,32がグラビアシリンダCと適合していると判断
されると、ステップS34に移行する。ステップS34
では、ステップS5のJOB入力処理で入力された画像
データの副走査方向の長さLi を算出する。ステップS
35では、ステップS16及びステップS21で算出さ
れたグラビアシリンダ端面位置X1 ,X2 に基づいて、
グラビアシリンダCのシリンダ長Lを算出する。ステッ
プS36では、ステップS34で算出した画像の副走査
方向の長さLi とステップS35で算出したシリンダ長
Lとを比較し、画像に対応する適正なグラビアシリンダ
が装着されているか否かを判別する。画像長さLi がシ
リンダ長Lよりも長い場合には、適正なグラビアシリン
ダが装着されていないと判断してステップS37に移行
し、コントロール部3のディスプレイ11にその旨の表
示を行う。この後ステップS44に移行する。
【0050】ステップS36において適正なグラビアシ
リンダが装着されていると判断した場合には、ステップ
S38に移行する。ステップS38では、ステップS5
のJOB入力処理によって入力された彫刻開始位置を読
み出す。ステップS39では、ステッピングモータ59
を駆動し、彫刻ヘッド56をグラビアシリンダCの径方
向原点位置まで後退させる。ステップS40では、副軸
モータ54を駆動し、ステップS38で読み出した彫刻
開始位置まで彫刻テーブル23を移動させる。
【0051】ステップS41では、ステッピングモータ
59を駆動し、彫刻ヘッド56を前進させる。このと
き、位置検出センサ65が「ON」状態になるまでステ
ッピングモータ59を駆動することによって彫刻ヘッド
56をグラビアシリンダCに近づける。そして、これ以
降は彫刻が終了するまではギャップセンサ64の信号に
基づいてボイスコイルモータ48を駆動することによっ
て彫刻ヘッド本体49を前後進させ、スタイラス62と
グラビアシリンダCとのギャップを一定に保つような制
御が行われる。ステップS42では、主軸駆動モータ2
9と副軸モータ54とを同期して駆動するとともに、ス
タイラス駆動部70を彫刻データに応じて駆動し、スタ
イラス62によって彫刻を行う。ステップS43では、
彫刻の終了を判断する。この終了は、たとえば彫刻デー
タの終了により判断する。彫刻の終了を判断するとステ
ップS44に移行する。ステップS44では、彫刻ヘッ
ド56を原点位置に戻す。ステップS45では、シリン
ダリセット処理を実行する。 シリンダセット処理 図15のステップS10のシリンダセット処理を示す図
19において、ステップS60では、芯押し台前進スイ
ッチ43が操作されるのを待つ。芯押し台前進スイッチ
43が操作されると、ステップS61に移行する。ステ
ップS61では、芯押し台ロック機構41により、芯押
し台22のロックを解除する。ステップS62では、コ
ーン移動シリンダ33によりコーン32を前進させる。
ステップS63では、コーン先端検出センサ34がオン
したか否かを判断する。コーン先端検出センサ34がオ
ンするまでコーン32を前進させ、コーン先端検出セン
サ34がオンするとステップS64に移行する。ステッ
プS64では、コーン移動シリンダ33によりコーン3
2を停止させる。ステップS65では、コーン移動シリ
ンダ33内のエアを大気開放する。
【0052】ステップS66では、芯押し台駆動モータ
27を駆動し、芯押し台22を前進させる。この結果、
コーン32がグラビアシリンダCの端部に当接するが、
コーン移動シリンダ33が大気開放されているのでコー
ン32は後退自在であり、グラビアシリンダCに当接後
にコーン32は後退する。ステップS67では、芯押し
台22の前進に伴って後退するコーン32によりコーン
中間検出センサ36がオンしたか否を判断する。コーン
中間検出センサ36がオンするとステップS68に移行
する。ステップS68では、芯押し台駆動モータ27を
停止し、芯押し台22の移動を停止させる。ステップS
69では、芯押し台ロック機構41により芯押し台22
をロックする。ステップS70では、コーン移動シリン
ダ33を進出させ、グラビアシリンダCをコーン32と
コーン28とで挟持し、彫刻処理に戻る。
【0053】なお、コーン中間検出センサ36とコーン
後端検出センサ36との距離は、コーン32が中間位置
(コーン中間検出センサ36のオン位置)から後端(コ
ーン後端検出センサ35のオン位置)まで後退しても、
グラビアシリンダCがコーン32から脱落しない距離に
設定されている。このため、装置故障等により、作業中
に圧抜けが生じ、グラビアシリンダCの重量によってコ
ーン32が後退してもグラビアシリンダCはコーン32
から脱落しない。
【0054】コーン28及びコーン32にグラビアシリ
ンダCを取り付けていない状態では、位置表示部材80
は図23に示すように、引っ張りばね83によって内方
に付勢されている。グラビアシリンダCがコーン28,
32にセットされた状態では、位置表示部材80の当接
部86がグラビアシリンダCの長さ方向端面に当接し、
引っ張りばね83の付勢に抗して図24のように外方に
摺動する。このとき、コーン28に取り付けられている
位置表示部材80の外方端面と当接部86との距離Δ1
及びコーン32に取り付けられている位置表示部材80
の内方端面と当接部86の距離Δ2 が一定であるため、
位置表示部材80の端面位置を検出することによりグラ
ビアシリンダCの端面位置を特定することが可能とな
る。シリンダリセット処理 図17のステップS45のシリンダリセット処理では、
図20のステップS71で、コーン後退スイッチ44の
操作を待つ。コーン後退スイッチ44が操作されるとス
テップS72に移行する。ステップS72ではコーン移
動シリンダ33を駆動し、ステップS73でコーン後端
検出センサ35がオンしたと判断されるまで、コーン3
2を後退させる。ここでは、中間位置と後端位置との間
においては、前述のようにコーン32が後退してもグラ
ビアシリンダCは落下しない。
【0055】ステップS74では、コーン移動シリンダ
33を停止させる。ステップS75では、芯押し台後退
スイッチ45が操作されるのを待つ。芯押し台後退スイ
ッチ45が操作されるとステップS76に移行する。ス
テップS76では芯押し台ロック機構41により、芯押
し台22のロックを解除する。ステップS77では、芯
押し台駆動モータ27を駆動し、芯押し台22を後退さ
せる。ステップS78では、芯押し台22が後端位置に
到達するのを待つ。この判断は、図示しない後退検出セ
ンサにより行われる。芯押し台22が後端位置に達する
と、芯押し台駆動モータ27を停止し(ステップS7
9)、芯押し台22を停止させる。ステップS80では
芯押し台ロック機構41により芯押し台22をガイドレ
ール24にロックして彫刻処理に戻る。
【0056】ステップS72において、コーン32が後
退するに伴い、コーン28及びコーン32に取り付けら
れている位置表示部材80,80は、引っ張りばね8
3,83によって内方に摺動する。グラビアシリンダC
がコーン28,32から取り除かれた場合には、スライ
ダー85が固定ピン82によって規制される位置まで復
帰する。
【0057】〔他の実施例〕 (a) 位置表示手段の端面位置を検出するためのセン
サとして、図25に示すように主軸台21及び芯押し台
22に位置検出センサ91を設けることもできる。この
位置検出センサ91は、静電容量式、渦電流式、光ファ
イバー式等の変位量または距離を検出できるセンサを用
いることができる。 (b) 図26に示すように、位置表示部材80のスラ
イダー円板を省略し、主軸台21及び芯押し台22に設
けた位置検出センサ91によって、スライダー85の後
端を検出することで位置検出を行うことも可能である。 (c) 図27に示すように、位置表示部材80のスラ
イド円板84の代わりに、スライダー85からグラビア
シリンダの径方向に突出した棒状部材92を設け、この
棒状部材92の位置を検出することによりグラビアシリ
ンダの端面位置を検出することも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、位置検出手段によって位置表示を行う
表示手段の位置が検出され、端面位置算出手段によって
この検出された検出信号に基づいて、グラビアシリンダ
の長さ方向の端面位置が特定されるので、支持部材とグ
ラビアシリンダとの組み合わせやグラビアシリンダの形
状に関係なく、グラビアシリンダの位置を正確に検出す
ることができる。
【0059】請求項2に記載した発明によれば、表示手
段の当接部がグラビアシリンダの長さ方向の端面に当接
し、付勢部が当接部をグラビアシリンダ側に弾性的に付
勢しているので、位置表示部と当接部との距離が一定と
なり、グラビアシリンダの端面位置を正確に特定するこ
とができる。請求項3に記載した発明によれば、表示手
段は、グラビアシリンダを手動で回転させるための把持
部を兼ねているので、新たに把持部を設ける必要がな
く、簡素な構成で済むという効果がある。
【0060】請求項4に記載した発明によれば、位置検
出手段が彫刻ヘッドに設けられているので、位置検出手
段用の駆動系を新たに設ける必要がなく、簡素な構成で
済む。その結果、彫刻ヘッドと位置検出手段とを同じ駆
動系で移動させることができる。請求項5に記載した発
明によれば、位置検出手段が、彫刻ヘッドによる彫刻が
行われる際の位置合わせセンサを兼ねているので、新た
に位置検出手段用のセンサを設ける必要がなく、簡素な
構成で済むという効果がある。
【0061】請求項6に記載した発明によれば、支持部
材の種類を表す種別表示部の表示を検出し、この検出結
果から装着されている支持部材の種別を判別しているの
で、判別された支持部材の種別に基づき、装着すべきグ
ラビアシリンダを容易に決定することができる。請求項
7に記載した発明によれば、支持部材の種別の判別及び
グラビアシリンダの直径の算出情報に基づき、装着され
ているグラビアシリンダと支持部材との組み合わせが適
合しているか否かを正確に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したグラビア彫刻機の
斜視図。
【図2】彫刻機本体の正面図。
【図3】彫刻機本体の平面図。
【図4】彫刻機本体の左側面図。
【図5】彫刻ヘッドの拡大斜視図。
【図6】彫刻ヘッドの正面図。
【図7】彫刻ヘッドの縦断面図。
【図8】コーンの正面図。
【図9】図8のIX−IX断面図。
【図10】コーンの分解斜視図。
【図11】スライダーの拡大平面図。
【図12】スライダーの拡大側面図。
【図13】コントロール部のブロック構成図。
【図14】本体制御部の制御フローチャート。
【図15】本体制御部の制御フローチャート。
【図16】本体制御部の制御フローチャート。
【図17】本体制御部の制御フローチャート。
【図18】本体制御部の制御フローチャート。
【図19】本体制御部の制御フローチャート。
【図20】本体制御部の制御フローチャート。
【図21】コーン種別検出処理の説明図。
【図22】直径計算の説明図。
【図23】グラビアシリンダ非装着時の説明図。
【図24】グラビアシリンダ装着時の説明図。
【図25】別の実施例の側面部分図。
【図26】さらに別の実施例の側面部分図。
【図27】さらに別の実施例の斜視部分図。
【符号の説明】
28 コーン 32 コーン 80 位置表示部材 81 摺動溝 82 固定ピン 83 引っ張りばね 84 スライド円板 85 スライダー 86 当接部 87 貫通孔 88 係合溝 89 スライダーピン 90 種別表示部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持部材でグラビアシリンダの端部を支持
    して回転させ、彫刻ヘッドを移動させながら回転中の前
    記グラビアシリンダの表面に前記彫刻ヘッドで彫刻を行
    うグラビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置
    であって、 前記支持部材に設けられ、前記グラビアシリンダの長さ
    方向の端面位置に応じて位置表示を行う表示手段と、 前記表示手段の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出信号に基づいて、前記グラビア
    シリンダの長さ方向の端面位置を特定する端面位置算出
    手段と、を備えるグラビア彫刻機のグラビアシリンダ端
    面位置検出装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、前記支持部材に対し回転
    軸方向に摺動自在に支持されかつ前記グラビアシリンダ
    の長さ方向の端面に当接する当接部と、前記当接部を前
    記グラビアシリンダ側に弾性的に付勢する付勢部と、前
    記当接部からグラビアシリンダの径方向に突出した位置
    表示部とを有している、請求項1に記載のグラビア彫刻
    機のグラビアシリンダ端面位置検出装置。
  3. 【請求項3】前記表示手段が、前記グラビアシリンダを
    手動で回転させるための把持部を兼ねている、請求項2
    に記載のグラビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検
    出装置。
  4. 【請求項4】前記位置検出手段は前記彫刻ヘッドに設け
    られている、請求項1ないし3のいずれかに記載のグラ
    ビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置。
  5. 【請求項5】前記位置検出手段は、前記彫刻ヘッドによ
    る彫刻が行われる際の位置合わせのためのセンサを兼ね
    ている、請求項4に記載のグラビア彫刻機のグラビアシ
    リンダ端面位置検出装置。
  6. 【請求項6】前記表示手段は、前記支持部材の種類を表
    す種別表示部を含み、 前記種別表示部の表示を検出する種別表示検出手段と、
    前記種別表示検出手段の検出結果から装着されている前
    記支持部材の種別を判別する種別判別手段とをさらに備
    えた、請求項1ないし5のいずれかに記載のグラビア彫
    刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置。
  7. 【請求項7】グラビアシリンダの直径を算出するシリン
    ダ直径算出手段と、前記種別判断手段及びシリンダ直径
    算出手段の情報に基づいて、装着されているグラビアシ
    リンダと前記支持部材とが適合しているか否かを判別す
    る適合判別手段とをさらに備えた、請求項6に記載のグ
    ラビア彫刻機のグラビアシリンダ端面位置検出装置。
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