JP2956037B2 - アルミ材用洗浄剤 - Google Patents

アルミ材用洗浄剤

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JP2956037B2 JP4042047A JP4204792A JP2956037B2 JP 2956037 B2 JP2956037 B2 JP 2956037B2 JP 4042047 A JP4042047 A JP 4042047A JP 4204792 A JP4204792 A JP 4204792A JP 2956037 B2 JP2956037 B2 JP 2956037B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/24Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with neutral solutions

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや住宅、その他の
建造物のサッシ、カーテンウォール、ベランダ、門扉等
に用いられるアルミ建材、その他のアルミ材用洗浄剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルや一般住宅、ホテル、病院、学校そ
の他の建造物には、軽量で取扱い、加工に至便なアルミ
ニウム製の建材が多く用いられている。ところでアルミ
建材は、大気中の塵埃、煙、各種金属粉、排気ガス等
による硫酸ミストや潮風による塩分等、金属を腐食させ
る化学的物質の相乗作用により、表面の酸化皮膜(アル
マイト)や塗膜が侵され、染みや腐食(主成分は水酸化
アルミニウム、硬度9)を生ずることがある。
【0003】この腐食部分は非常に硬いので、一般に市
販されている洗浄剤を用いて清掃しても、取り除くこと
は殆んど不可能である。なお、酸性又はアルカリ製の洗
剤を用いた場合には、洗剤分子の残留により、アル
ミ建材の腐食が誘発されることになる
【0004】この問題を解決するために本発明者は、特
願平2−201791号において、アニオン系界面活性
、ノニオン系界面活性剤及びビルダーを主成分とする
原液に、水、チャージソープ、及び、研剤としての酸
化アルミニウムを加えて成るアルミ建材用洗浄剤を提示
した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記洗浄剤は、アルミ
建材の表面腐食部分や汚れを、他のアルマイト部分を傷
めることなく十分に洗浄除去できるという点では非常に
優れたものであるが、生分解(自然界で微生物の作用に
よりCOとHO等に分解されること)の点に難点が
あり、洗浄の廃液処理の際に、環境汚染を惹起する虞
れがあった。また、上記洗浄剤は粘性が比較的高いため
に、洗浄処理後洗浄剤がアルミ材表面に残りやすく、そ
こに大気中の塵埃が付着して汚れを誘発するという問題
もあり、その改良が望まれていた。
【0006】本発明は上記要請に応えるためになされた
もので、アルミ材の表面腐食部分や汚れを、他のアルマ
イト部分を傷めることなく十分に洗浄除去でき、しか
も、生分解性が高くて廃液による公害惹起の虞れがな
く、また、粘度が低いために洗浄処理後残留して汚れを
誘発するようなこともないアルミ材用洗浄剤を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素数12の
アルキル硫酸塩から成るアニオン系界面活性剤の1種と
式RO(CH2 CH2 O)n Hで示されるポリオキシエ
チレンアルキルエ−テル型の生分解性が90%以上のノ
ニオン系界面活性剤とビルダ−とを主成分とする原液
に、水、アニオン系界面活性剤とノニオン系界面活性剤
とブチルグリコ−ルエ−テルと合成溶剤とから成ってい
て該合成溶剤の成分比率が低くて粘性の少ないチャ−ジ
ソ−プ、及び研磨剤としての酸化アルミニウムとを加え
て成るアルミ材用洗浄剤、を以て上記課題を解決した。
【0008】
【作 用】界面活性剤として、アニオン系界面活性剤と
生分解性の高いノニオン系界面活性剤が用いられるた
め、廃液による環境汚染の虞れがない。また、洗浄剤の
粘性低下に有効なチャージソープが用いられるため、
浄処理後に本洗浄剤がアルミ材表面に残って汚れを誘発
することはない。アルミ材の腐食部分は、本洗浄剤に混
合されている研剤たる酸化アルミニウムの作用で、磨
き落とされる。更に、本洗浄剤は中性であるので、腐食
部以外のアルマイト部分を傷めることがない。
【0009】
【実施例】本発明に係る洗浄剤の製造に当っては、先ず
原液を製造する。原液は1種類のアニオン系界面活性
剤、ノニオン系界面活性剤及びビルダ−(添加塩)を必
須の成分とし、必要に応じ、洗浄力強化のために蛋白質
分解酵素であるアミラ−ゼを加え、更に芳香剤を加えて
成るもので、pH7.8 の透明水溶液である。
【0010】アニオン系界面活性剤としては、アルキル
硫酸塩(化学式C1225OSO−)を用いる。ま
た、ノニオン系界面活性剤としては、生分解性が90%
以上のノニオン系界面活性剤、例えばミヨシ油脂株式会
社製のペレソフト#100等を用いる。上記のアニオン
系界面活性剤とノニオン系界面活性剤との混合性は、極
めて良好である。そして、このペレソフト#100は、
生分解性の優れた特殊高級アルコールを原料とし、これ
に酸化エチレンを付加したポリオキシエチレンアルキル
エーテル型のノニオン系界面活性剤で、化学式は下記の
通りである。
【0011】従来用いられていたノニオン系界面活性
、例えばアルキルフェノール系のノニオン系界面活性
の生分解性は85%程度であったが、上記のペレソフ
ト#100の場合は約92%であって、高い生分解性を
示す。ここで、ノニオン系界面活性剤の生分解性の測定
は、JIS−K3363−1968に準じて、下水処理
用の返送汚泥を分解生物源とし、ノニオン系界面活性剤
の初濃度が500PPMである洗浄剤中の界面活性剤量
をコバルトチオシアネート法で定量することにより行な
うことができる。
【0012】ビルダーとしては炭酸ナトリウムを用い
る。また、芳香剤としては、例えばバナナ系のINAB
OTAを用いる。これらの水1リットルに対する配合比
率は次の通りである。 アニオン系界面活性剤 100g ノニオン系界面活性剤 20g ビルダー 10g蛋白質分解 酵素 1g 芳香剤 1g
【0013】上記原液に用いられるノニオン系界面活性
剤は、生分解性が極めて良好であり、例えば活性汚泥処
理によるCOD低下が速やかであり、且つ、生分解後の
魚毒性が非常に低いため、廃液による環境汚染の虞れが
ない。また、硬水においても酸又はアルカリ水溶液にお
いても安定性が高く、優れた界面活性を示す。なお、上
記の生分解時のCOD測定は、JIS−K0102−1
971−13に準じて行なうことができる。
【0014】本洗浄剤は、上記のようにpHが中性(
7.8程度)の原液を後述するように水で希釈するので、
仮にアルミ材に残留したとしても、腐食部以外のアルマ
イト部分を傷めることはない。
【0015】本洗浄剤は、上記の原液に水、チャ−ジソ
−プ及び研磨剤としての酸化アルミニウム(通例 360メ
ッシュ以上の微粉体)を加えて成るもので、pH7.8 の
白色練状エマルジョンである。この洗浄剤は、例えば、
原液 330ccを水 330ccで希釈し、これにチャ−ジソ
−プ 330ccと酸化アルミニウムを70〜 100g程度加
え、更に、水酸化カリウムの10%溶液を10cc添加して
製造する。
【0016】チャージソープとしては、アニオン系界面
活性剤、ノニオン系界面活性剤、ブチルグリコールエー
テル及び合成溶剤から成る、例えばミヨシ油脂株式会社
製ハイルックSが好適である。このハイルックSの成分
比率は下記の通りであって、合成溶剤の成分比率が低く
(従来用いられていたものは25%)、粘性低下に有効
である。 アニオン系界面活性剤 52% ノニオン系界面活性剤 25% ブチルグリコールエーテル 10% 合成溶剤 13%
【0017】本洗浄剤において、酸化アルミニウムは、
化学変化を起こすことなく物理的に上記のチャ−ジソ−
プにより保持されて洗浄剤中に含有され(ブチルグリコ
−ルエ−テルの作用による。)、研磨剤として機能す
る。
【0018】本洗浄剤の使用に当っては、先ず洗浄対象
アルミ材を、水を浸したウエスでワイピングして塵埃を
除去し、好ましくは次いで、上記原液を水で10〜15倍程
度に希釈したものをウエスに浸し、ワイピングして付着
物を除去する。そして、洗浄対象アルミ材の腐食状況に
応じて、本洗浄剤に水又は上記原液を加え希釈あるいは
濃縮し、好ましくはガラスウ−ル製スコッチブライド
(住友スリ−エム社製)でアルミ建材のヘア−ライン方
向(押出方向)に塗布し、磨き洗いする。洗浄後は表面
処理加工(コ−ティング)を行なう。即ち、シンナ−等
にてアルミ材の表面の油脂分を除去し、乾いたウエスに
て湿気を十分取り除いた後に塗装する。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、アルミ
の表面腐食部分汚れを簡単確実に洗浄除去でき、洗
浄部周囲のアルマイト部分を傷める虞れがないだけでな
く、生分解性が高く、粘性が低くて廃液処理に伴う環
境汚染の虞れ、並びに、洗浄処理後における汚れ誘発の
虞れがないアルミ材用洗浄剤が得られる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−210979(JP,A) 特開 昭51−61500(JP,A) 特開 昭49−83705(JP,A) 特開 昭61−231187(JP,A) 「洗剤・洗浄の事典」奥山春彦・皆川 基編集(朝倉書店)平成2年11月25日発 行、P49−54,P713〜721

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数12のアルキル硫酸塩から成るア
    ニオン系界面活性剤の1種と下記式(1)で示されるポ
    リオキシエチレンアルキルエ−テル型の生分解性が90
    %以上のノニオン系界面活性剤とビルダ−とを主成分と
    する原液に、水、アニオン系界面活性剤とノニオン系界
    面活性剤とブチルグリコ−ルエ−テルと合成溶剤とから
    成っていて該合成溶剤の成分比率が低くて粘性の少ない
    チャ−ジソ−プ、及び研磨剤としての酸化アルミニウム
    とを加えて成るアルミ材用洗浄剤。 RO(CH2 CH2 O)n H 式(1)
JP4042047A 1992-01-31 1992-01-31 アルミ材用洗浄剤 Expired - Fee Related JP2956037B2 (ja)

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JPS5161500A (ja) * 1974-11-27 1976-05-28 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd Kasankasuisosuiyozonenzai
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「洗剤・洗浄の事典」奥山春彦・皆川基編集(朝倉書店)平成2年11月25日発行、P49−54,P713〜721

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