JPH05214569A - アルミ材用洗浄剤 - Google Patents

アルミ材用洗浄剤

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JPH05214569A
JPH05214569A JP4204792A JP4204792A JPH05214569A JP H05214569 A JPH05214569 A JP H05214569A JP 4204792 A JP4204792 A JP 4204792A JP 4204792 A JP4204792 A JP 4204792A JP H05214569 A JPH05214569 A JP H05214569A
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detergent
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water
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Saburo Iwase
三郎 岩瀬
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/24Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with neutral solutions

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生分解性が高くて廃液による公害惹起の虞れ
がなく、また、粘度が少ないために残留して汚れを誘発
することもないアルミ材用洗浄剤を提供することを目的
とする。 【構成】 アニオン系界面活性剤と生分解性が90%以上
の非イオン系活性剤とビルダ−を主成分とし、これに必
要に応じて蛋白質分解酵素と芳香剤とを加え、水で希釈
して成り、研摩用には更に粘性の少ないチャ−ジソ−プ
と酸化アルミニウムを加える。 【効果】 アルミ建材の表面腐食部分や汚れを簡単確実
に洗浄除去でき、洗浄部周囲のアルマイト部分を傷める
虞れがないだけでなく、生分解性が高く、粘性が低くて
廃液処理に伴う環境汚染の虞れ、並びに、処理後におけ
る汚れ誘発の虞れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや住宅、その他の
建造物のサッシ、カ−テンウォ−ル、ベランダ、門扉等
に用いられるアルミ建材、その他のアルミ材用洗浄剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルや一般住宅、ホテル、病院、学校そ
の他の建造物には、軽量で取扱い、加工に至便なアルミ
ニウム製の建材が多く用いられている。ところでアルミ
建材は、大気中の塵埃、媒煙、各種金属粉、排気ガス等
による硫酸アミトや潮風による塩分等、金属を腐食させ
る化学的物質の相乗作用により、表面の酸化皮膜(アル
マイト)や塗膜が侵され、染みや腐食(主成分は水酸化
アルミニウム、硬度9)を生ずることがある。
【0003】この腐食部分は非常に硬いので、一般に市
販されている洗浄剤を用いて清掃しても、取り除くこと
は殆んど不可能である。なお、酸性又はアルカリ製の洗
剤を用いた場合には、洗剤分子の残留により、腐食が誘
発される。
【0004】この問題を解決するために本発明者は、特
願平2−201791号において、陰イオン系界面活性
剤、非イオン系界面活性剤及びビルダ−を主成分とする
原液に、水、チャ−ジソ−プ、及び、研摩剤としての酸
化アルミニウムを加えて成るアルミ建材用洗浄剤を提示
した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記洗浄剤は、アルミ
建材の表面腐食部分や汚れを、他のアルマイト部分を傷
めることなく十分に洗浄除去できるという点では非常に
優れたものであるが、生分解(自然界で微生物の作用に
よりCO2 とH2 O等に分解されること)の点に難点が
あり、洗浄の廃液処理の際に、環境汚染を惹起する虞れ
があった。また、粘性が比較的高いために、処理後洗浄
剤がアルミ材表面に残りやすく、そこに塵埃が付着して
汚れを誘発するという問題もあり、その改良が望まれて
いた。
【0006】本発明は上記要請に応えるためになされた
もので、アルミ材の表面腐食部分や汚れを、他のアルマ
イト部分を傷めることなく十分に洗浄除去でき、しか
も、生分解性が高くて廃液による公害惹起の虞れがな
く、また、粘度が少ないために処理後残留して汚れを誘
発するようなこともないアルミ材用洗浄剤を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アニオン系界
面活性剤と生分解性が90%以上の非イオン系活性剤とビ
ルダ−を主成分とし、これに必要に応じて蛋白質分解酵
素と芳香剤とを加え、水で希釈して成るアルミ材用洗浄
剤、並びに、アニオン系界面活性剤、生分解性が90%以
上の非イオン系界面活性剤及びビルダ−を主成分とする
原液に、水、合成溶剤の成分比率が低くて粘性の少ない
チャ−ジソ−プ、及び、研摩剤としての酸化アルミニウ
ムを加えて成るアルミ材用洗浄剤、を以て上記課題を解
決した。
【0008】
【作 用】生分解性の高いアニオン系及びノニオン系界
面活性剤が用いられるため、廃液による環境汚染の虞れ
がない。また、粘性低下に有効なチャ−ジソ−プが用い
られるため、処理後本剤がアルミ材表面に残って汚れを
誘発することはない。アルミ材の腐食部分は、本洗浄剤
に混合されている研摩剤たる酸化アルミニウムの作用
で、磨き落とされる。本洗浄剤は中性であるので、腐食
部以外のアルマイト部分を傷めることがない。
【0009】
【実施例】本発明に係る第1洗浄剤の製造に当っては、
先ず原液を製造する。原液はアニオン系界面活性剤、ノ
ニオン系界面活性剤及びビルダ−(添加塩)を必須の成
分とし、必要に応じ、洗浄力強化のために蛋白質分解酵
素であるアミラ−ゼを加え、更に芳香剤を加えて成るも
ので、ペ−ハ−7.8 の透明水溶液である。
【0010】通例、アニオン系界面活性剤としてはアル
キル硫酸塩(化学式C1225OSO3 −)を、ノニオン
系界面活性剤としては生分解性が90%以上の非イオン系
活性剤である、例えばミヨシ油脂株式会社製のペレソフ
ト#100 を用いる。このペレソフト#100 は、生分解性
の優れた特殊高級アルコ−ルを原料とし、これに酸化エ
チレンを付加したポリオキシエチレンアルキルエ−テル
型の非イオン活性剤で、化学式は下記の通りである。従
来用いられていたノニオン系界面活性剤の生分解性は85
%程度であったが、このペレソフト#100 の場合は約92
%であって、高い生分解性を示す。
【化1】
【0011】ビルダ−としては炭酸ナトリウムを用い
る。また、芳香剤としては、例えばバナナ系のINAB
OTAを用いる。これらの水1リットルに対する配合比
率は次の通りである。 アニオン系界面活性剤 100 g ノニオン系界面活性剤 20 g ビルダ− 10 g 酵素 1 g 芳香剤 1 g
【0012】第1洗浄剤は、上記原液を水で約10倍に希
釈したもので、アルミ建材の汚染物質の清掃用として用
いる。第1洗浄剤に用いられるアニオン系及びノニオン
系界面活性剤は、生分解性が極めて良好で、硬水におい
ても酸・アルカリ性水溶液においても安定度が高く、優
れた界面活性を示す。
【0013】本発明に係る第2洗浄剤は、上記第1洗浄
剤の原液に水、チャ−ジソ−プ及び研摩剤としての酸化
アルミニウム(通例 360メッシュ以上)を加えて成るも
ので、ペ−ハ−7.8 の白色練状エマルジョンである。こ
の第2洗浄剤は、例えば、原液 330ccを水 330ccで
希釈し、これにチャ−ジソ−プ 330ccと酸化アルミニ
ウムを70〜 100g程度加え、更に、水酸化カリウムの10
%溶液を10cc添加して製造する。
【0014】チャ−ジソ−プとしては、アニオン活性
剤、ノニオン活性剤、ブチルグリコ−ルエ−テル及び合
成溶剤から成る、例えばミヨシ油脂株式会社製ハイルッ
クSが好適である。このハイルックSの成分比率は下記
の通りであって、合成溶剤の成分比率が低く(従来用い
られていたものは25%)、粘性低下に有効である。 アニオン活性剤 52 % ノニオン活性剤 25 % ブチルグリコ−ルエ−テル 10 % 合成溶剤 13 %
【0015】本洗浄剤において酸化アルミニウムは、化
学変化を起こすことなく物理的に含有され、研摩剤とし
て機能する。
【0016】第2洗浄剤の使用に当っては、先ず洗浄対
象建材を、水を浸したウエスでワイピングして塵埃を除
去し、好ましくは次いで、上記原液を水で10〜15倍程度
に希釈したものをウエスに浸し、ワイピングして付着物
を除去する。そして第2洗浄剤を、腐食状況に応じて水
又は原液で適当に希釈し、好ましくはガラスウ−ル製ス
コッチブライド(住友スリ−エム社製)でアルミ建材の
ヘア−ライン方向(押出方向)に塗布し、磨き洗いす
る。洗浄後は表面処理加工(コ−ティング)を行なう。
即ち、シンナ−等にて表面の油脂分を除去し、乾いたウ
エスにて湿気を十分取り除いた後塗装する。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、アルミ
建材の表面腐食部分や汚れを簡単確実に洗浄除去でき、
洗浄部周囲のアルマイト部分を傷める虞れがないだけで
なく、生分解性が高く、粘性が低くて廃液処理に伴う環
境汚染の虞れ、並びに、処理後における汚れ誘発の虞れ
がないアルミ材用洗浄剤が得られる効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニオン系界面活性剤と生分解性が90%
    以上の非イオン系活性剤とビルダ−を主成分とし、これ
    に必要に応じて蛋白質分解酵素と芳香剤とを加え、水で
    希釈して成るアルミ材用洗浄剤。
  2. 【請求項2】 アニオン系界面活性剤、生分解性が90%
    以上の非イオン系界面活性剤及びビルダ−を主成分とす
    る原液に、水、合成溶剤の成分比率が低くて粘性の少な
    いチャ−ジソ−プ、及び、研摩剤としての酸化アルミニ
    ウムを加えて成るアルミ材用洗浄剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340519B1 (en) 1996-06-19 2002-01-22 Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. Chipping-resistant paint

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JPS61231187A (ja) * 1985-04-05 1986-10-15 Sasaki Kagaku Kk 人工透析器、医療器具等の錆、水垢並びに人体老廃物、血清蛋白溶解剤

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