JP2955789B2 - 自動車用衝突予防レーダ装置 - Google Patents

自動車用衝突予防レーダ装置

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JP2955789B2 JP3278490A JP27849091A JP2955789B2 JP 2955789 B2 JP2955789 B2 JP 2955789B2 JP 3278490 A JP3278490 A JP 3278490A JP 27849091 A JP27849091 A JP 27849091A JP 2955789 B2 JP2955789 B2 JP 2955789B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の走行方向に存
在する障害物を電波を用いて検出し、自動車の乗員に警
報を発する自動車用衝突予防レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行方向に障害物が存在する場
合、自動車の乗員はこれを回避し安全な走行を図る。従
って、自動車の安全走行のためには、障害物の検出を自
動的に行い乗員に警報する装置があれば好ましい。この
ような用途に用いられる装置としては、例えば電波によ
り障害物を検出する装置や超音波により障害物を検出す
る装置があるが、より遠距離の障害物を検出するために
は前者、すなわち電波を用いた自動車用衝突予防レーダ
装置が用いられる。
【0003】この装置はレーダ技術の応用であり、パル
スレーダ、FM−CWレーダ等の各種方式に基づく構成
が従来から検討されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パルスレー
ダ,FM−CWレーダ等の方式による装置では、例えば
送信パルスの尖頭電力が大となること、他車に搭載され
た同種装置との干渉が生じること等の問題点がある。本
願出願人は、このような問題点を解決すべく、先にスペ
クトラム拡散(spread spectrum)を応
用した装置を出願している(特願平3−52893
号)。この先出願では、最大計測距離を電波が往復する
のに要する最大伝搬時間より十分短いチップ長及び十分
長いエポック長を有する構造の疑似雑音(peseud
o noise;PN)をもって、他車に搭載された同
種装置との干渉防止等を図っている。
【0005】このように、パルスレーダ、FM−CWレ
ーダ等における問題点を解決する手段はすでに提案され
ているが、一方で、他車に搭載された同種装置との干渉
を十分除去するためにはPNの長さを十分長く取る必要
があり障害物を検出するまでに必要な時間,すなわち検
出速度に一定の限界がある。先出願に係る装置もパルス
レーダ、FM−CWレーダ等に比べ、他車に搭載された
同種装置からの干渉を軽減しかつ安価に実現しうる装置
ではあるが、これをさらに障害物検出速度の早い装置と
することができれば好ましいのはいうまでもない。
【0006】本発明は、先出願において得られる干渉排
除をより安価にかつIC化可能なようにする等の利点を
確保しつつ、装置をより高速に障害物検出を行い、乗員
により迅速に警報可能な装置を実現することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、車両の走行方向に電波を送受信す
る空中線と、最大計測距離を電波が往復するのに要する
最大伝搬時間より十分短いチップ長及び少なくとも最大
伝搬より長くかつできるだけ短いエポック長を有する送
信用PN信号を発生させる複数種の符号が設定可能な送
信用PN発生器と、送信用PN信号により変調した送信
信号を空中線に供給する送信部と、空中線により受信さ
れた反射波に係る信号を所定の周波数に変換し出力する
受信部と、送信用PN信号と同一構造を有する受信用P
N信号を発生させる符号が設定可能な受信用PN発生器
と、この受信用PN発生器と送信用PN発生器に共通に
前記複数種の符号を本願装置毎に順次設定する符号設定
器と、受信部の出力と受信用PN信号の振幅成分を積分
して出力する信号検出部と、受信用PN信号を単一又は
複数のエポック毎に所定位相Δtずつ遅延させる移相制
御器と、移相制御器による受信用PN信号の総遅延量M
Δtを演算記憶する遅延量演算器と、信号検出部の出力
Σ1が所定値TH1以上となったときに受信部の出力に
含まれる送信用PN信号のエポックと受信用PN信号の
エポックが一致したと見なして遅延量演算器の記憶値M
を取り込み、この記憶値Mに基づき電波の反射に係る障
害物との距離を求め警報器に供給する演算制御器と、を
備え、受信部出力に含まれる送信用PN信号のエポック
と受信用PN信号のエポックが一致した時点における受
信用PN信号の総遅延量MΔtに基づき距離計測を行う
ことを特徴とする。
【0008】請求項2は、信号検出部が、求めた積から
送信用疑似雑音信号成分を除去する手段を含み送信用疑
似雑音信号成分が除去された信号のドップラ周波数を計
数するドップラカウンタを備え、演算制御器が、計数に
より得られるドップラ周波数に基づき障害物との相対速
度を求め、警報器に対して所定の規則に従い信号を供給
することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、送信用PN信号で二相変調
した信号が空中線から車両の走行方向に電波として送信
され、当該方向に障害物が存在した場合には反射波が空
中線に受信される。
【0010】ここで、送信用PN信号は送信用PN発生
器により生成される。送信用PN信号は最大伝搬時間
(最大測定可能距離に対応する)より十分短い長さのチ
ップから構成され、複数のチップの集合であるエポック
が少なくとも最大伝搬時間より長いが極力短く設定され
ている。
【0011】また送信用PN信号はそのPN符号が符号
設定器により設定可能なようになされており、例えば、
10種類の異なった符号が本願装置の製造番号の最小桁
に対応して順次設定されるようになされている。二相変
調等の送信に係る処理は、送信部により実行される。
【0012】受信された反射波に係る信号は受信部に取
り込まれる。受信部においては当該信号が所定の周波数
に変換される。この変換後の信号は、障害物との間を電
波が往復伝搬する時間に相当する遅延時間tdだけ遅延
した信号であり、かつ障害物との相対速度に対応したド
ップラ成分が含まれている。受信部の出力は、信号検出
部に取り込まれる。
【0013】一方、信号検出部には受信用PN信号も取
り込まれる。この受信用PN信号は受信用PN発生器に
おいて生成されるものであり、送信用PN信号と同一構
造を有している。この受信用PN信号は送信用PN信号
が符号設定器により複数個の種類の中から1種が選択さ
れて設定されたときに同時に設定される。しかし、その
位相は、移相制御器によって送信用PN信号とは異なる
位相となされている。すなわち、本発明においては、信
号検出部に供給される受信用PN信号がリセット時を基
準として単一又は複数のエポック毎に所定位相Δtずつ
逐次遅延される。
【0014】この遅延が複数回(M回)繰り返される
と、遅延量Δtの累計値MΔtは、いずれかの時点で受
信部の出力の遅延時間tdに一致する。従って、信号検
出部において、受信部の出力と受信用PN信号の積を求
め、その振幅成分を積分してやれば、ある時点で積分値
Σ1が増大する。この時点こそ、遅延量の累計値MΣΔ
tが遅延時間tdに一致した時点である。
【0015】一方で、本発明においては遅延量演算器が
設けられており、この遅延量演算器により移相量(遅延
量)に係る計数が実行される。これにより、リセット時
から積分値の増大までに遅延量Δtが何回到来したかを
知ることができる。従って、遅延回数Mに基づき遅延時
間t,すなわち障害物との距離を求めることができ、演
算制御器によりこの演算が行われる。なお、演算制御器
はこれに応じて遅延量演算器をリセットし、次回以後の
演算に備える。
【0016】このように、本発明においては、遅延量Δ
tの累計により距離が計測される。本願装置においては
前記先出願の装置同様にPN信号を用いるためスペクト
ラム拡散により他車搭載の同種装置との干渉排除等の作
用も確保され、スペクトル再合成により受信利得が確保
され小電力化送信等が可能となるが、先出願に比べてP
N信号の長さが短いので距離計測に要する時間が短縮さ
れる。しかしPN信号の長さを短くした分だけ同種の装
置を搭載した他車からの干渉を受け易くなる欠点が生ず
るので、PN信号に複数個の異なった種類のものを用い
装置毎に順次異なったものを設定することによりこの欠
点を解消した。本願発明の干渉除去効果は、PN信号の
長さが異なった種類の数の倍数だけ長いPN信号を用い
た場合と等価となる。
【0017】請求項2においては、ドップラカウンタに
よりドップラ周波数が計数される。この計数は、信号検
出部において求められた積及び受信部の基本周波数出力
に基づき行われる。前者としては、信号検出部において
送信用PN信号の成分が除去されたものを用いればよ
く、後者は、例えば、受信部に含まれる発振器の出力を
取り込めばよい。このようにして得られたドップラ周波
数は警報器における警報信号発生に係るパラメタの1つ
として用いられる。例えば、警報器は、ドップラ周波数
に対応する相対速度が大きい場合、警報を発すべき距離
をより大きく設定する。このようにすると、より実際条
件に適合した好適な警報を発生させられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0019】(1)実施例の全体構成 図1には、本発明の一実施例に係る自動車用衝突予防レ
ーダ装置の全体構成が示されている。この図に示される
ように、本実施例は、空中線10、送信部20及び受信
部30を備えている。
【0020】空中線10は、車両の所定位置、例えば前
部に配置されている。空中線10は、送信部20から供
給される信号を車両前方に送信する空中線であり、所定
の指向性を有している。送信部20は、送信すべき信号
を空中線10に供給するが、その信号は後述するような
構造を有する疑似雑音信号により二相変調を受けた信号
である。なお、以下の説明においてこの疑似雑音信号を
送信用PN信号と呼ぶ。また、送信用PN信号は、基準
発振器100の出力を使用して例えばシフトレジスタ等
から構成される送信用PN発生器200により、例えば
最長符号列(N系列ともいう)として生成される。
【0021】また、空中線10は、送信部20内部のサ
ーキュレータを介して信号を受信部30に供給する。こ
の信号は、前方に存在する障害物、例えば同一車線を走
行中の他の車両から反射された電波に係る信号である。
従って、電波が障害物まで往復するのに要する時間td
だけ送信に係る信号から遅延しており、さらに、障害物
との速度差(相対速度)に起因するドップラ偏移を受け
ている。また、送信部20の動作により、送信用PN信
号に係る変調成分を含んでいる。
【0022】受信部30には、局部信号発生部40が付
設されている。局部信号発生部40は、受信部30に、
所定周波数の信号を供給し、受信部30は、この信号に
基づき空中線10の出力に係る信号を異なる周波数に変
換する。
【0023】受信部30の後段には、信号検出部50及
び距離精密検出部60が設けられている。これらの回路
50及び60は、受信部30の出力を取り込み、本実施
例における距離及び相対速度検出の条件判断の基礎とな
る積分値を出力する。また、これらの回路50及び60
は、積分値演算の前提として、受信用PN信号に係る疑
似雑音信号を取り込み受信部30の出力について所定の
処理を実行する。この疑似雑音信号は、送信部20に供
給される送信用PN信号と同一構造を有しているが、移
相制御を受け遅延している点で異なる。以下の説明にお
いては、信号検出部50及び距離精密検出部60に供給
される疑似雑音信号を受信用PN信号と呼ぶ。また、こ
の移相制御及び距離検出に関しては、後に詳細に説明す
る。
【0024】受信用PN信号は、送信用PN発生器20
0と同様に基準発振器100の出力を利用して受信用P
N発生器300により生成される。ただし、受信用PN
発生器300において生成された受信用PN信号がその
まま信号検出部50等に供給されるのではなく、遅延回
路70により所定の遅延を受けた受信用PN信号が供給
される。すなわち、信号検出部50には受信用PN発生
器300の出力について1/2チップ遅延が施された受
信用PN信号が、距離精密検出部60には信号検出部5
0に供給される受信用PN信号に対して±1/2チップ
前及び後の2種類の信号(すなわち受信用PN発生器3
00の出力及びこれについて1チップ遅延された信号)
が、それぞれ供給される。なお、この図では基準発振器
100が1個であるが、これは送受信別に2個設けても
よい。
【0025】送信用PN発生器200及び受信用PN発
生器300には符号設定器800が接続されており、送
信用PN信号及び受信用PN信号が同一符号となるよう
に送信用PN発生器200及び受信用PN発生器300
の状態を設定する。符号設定器800は、例えば、10
種類の設置ができるようになされており本願装置の製造
番号順に順次繰り返して符号設定するように製造段階で
固定する。
【0026】受信用PN発生器300には、移相制御器
400が付設されている。この移相制御器400は、受
信用PN発生器300からエポックの発生タイミングを
取り込み、単一又はエポック発生毎に受信用PN信号を
所定時間Δtずつ遅延させる。また、移相制御器400
による受信用PN信号の遅延に対応して総遅延量を演算
する遅延量演算器500が設けられている。この遅延量
演算器500の演算値は、信号検出部50及び距離精密
検出部60の出力が所定の条件を満たした時点におい
て、遅延時間td、従って障害物との距離を表してい
る。
【0027】さらに、遅延量演算器500の出力に応じ
て受信部30における増幅利得を制御する利得制御器8
0が設けられている。また、局部信号発生部40におい
て局部発振器が発生する周波数を用いて信号検出部50
において生成される信号の周波数(中間周波数とドップ
ラ偏移分の和)からドップラ偏移分のみを求めるドップ
ラカウンタ90が設けられている。前者は、一般に距離
の4乗に反比例する受信電力の減衰をカバーし、更に空
中線10の指向性による受信電力の変動をカバーするも
のであり、後者は、相対速度演算及びその結果による警
報条件の適正化(速度に対応した警報距離の設定)に利
用される構成である。
【0028】そして、本実施例においては演算制御器6
00が設けられている。この演算制御器600は信号検
出部50及び距離精密検出部60から積分値を取り込
み、この積分値について判定を実行し、判定の結果に応
じて遅延量演算器500の演算内容及びドップラカウン
タ90の計数内容を取り込む。演算制御器600は、取
り込んだ内容に応じて障害物との距離及び相対速度を求
め、警報器700に与える。警報器700は、所定の警
報条件に従って警報判定を行い、音、光等の形態で、乗
員に障害物の存在を知らせ、あるいは必要な操車を報知
する。演算制御器600は、このような動作の開始に当
たって送信用PN発生器200、受信用PN発生器30
0、遅延量演算器500にリセットパルスを供給し、受
信用PN発生器300からエポック発生タイミングを演
算制御開始信号として取り込む。
【0029】(2)実施例の距離測定原理 次に、この実施例の詳細な構成及び動作を説明する前
に、距離測定原理に関して実施例に即し説明する。
【0030】図2には、この実施例において送信される
信号の構成が示されている。まず、送信部20から空中
線10に供給され空中線10から車両前方に送信される
信号は、図2(1)に示されるような構成の送信用PN
信号により変調されている。一般に、スペクトラム拡散
において用いられる疑似雑音信号は、チップを単位とし
て構成されチップの集合であるエポックが繰り返す構成
を有している。この実施例における送信用PN信号は、
チップ長CH,エポック長EP,1エポック内のチップ
数Nの疑似雑音信号である。
【0031】また、本実施例においては、チップ長CH
が最大計測距離(障害物を検出しうる最大距離)より十
分短く、エポック長EPが少なくとも最大計測距離より
長く設定されている。例えば、送信電力、使用周波数等
に応じて定まる最大計測距離が150mある場合、この
距離を電波が往復するのに要する時間(最大伝搬時間)
は1μsecである。これに対応し、例えばチップ長C
Hは0.2μsec、エポック長EPは100μsec
に設定される。なお、後述するように、他車装置との干
渉確率は最大伝搬時間/エポック長EP×符号の種類の
数で定まり、チップ長CH及び必要な距離分解能により
基準発振器100の出力に対応する分周比pが定まる。
【0032】このような送信用PN信号により変調され
た信号が空中線10から送信されると、空中線10には
障害物からの反射波として図2(2)に示されるような
構成の信号が得られる。すなわち、障害物との間を電波
が伝搬するのに要する時間tdだけ遅延した信号が得ら
れる。信号検出部50及び距離精密検出部60には、こ
のような信号が供給される。
【0033】一方で、受信用PN信号は、送信用PN信
号と同一の構成を有しているが、あらかじめ設計段階で
設定した単一又は複数のエポック毎にΔtずつ遅延され
ている。しかし、これ以後は、説明を簡単にするため
に、単一のエポック毎にΔtdずつ遅延する場合につい
てのみ説明する。すなわち、演算制御器600によるリ
セットパルス供給タイミングを基準として、図2(3)
に示されるように、Δtずつ遅延される。信号検出部5
0においては、図2(2)に示される信号と図2(3)
に示される信号との積が求められ位相検波される。位相
検波の結果得られる直流信号は、両信号の位相が一致し
た時点で最大レベルとなる。本実施例においては、この
一致時点を位相検波結果の積分により信号検出部50か
ら演算制御器600に供給される出力の大きさにより演
算制御器600が検出している。
【0034】この積分値をΣ1で表すこととすると、図
3(4)に示されるように、両信号の位相が一致した時
点で最大の値Nとなり、その前後の1チップ分だけ離れ
たところでは0となる。従って、積分値Σ1についてし
きい値判定を行えば、両信号の位相の一致を判定でき
る。この判定は演算制御器600において行われる。
【0035】判定の結果、しきい値以上となったとされ
た場合には、演算制御器600により遅延量演算器50
0の演算値が取り込まれる。遅延量演算器500は、リ
セット時点を基準として移相制御に対応した総遅延量の
演算を実行しており、その演算値は現時点までの遅延量
の累積値MΔtに対応している。ただし、Mはその時点
までに発生した移相制御の回数である。両信号の位相が
一致しているということは、取りも直さず、遅延時間t
dが遅延量の累計値MΔtとほぼ一致していることを表
している。従って、遅延量演算器500の演算値の取り
込みにより、遅延時間tdが検出され、演算制御器60
0はこれに基づき障害物との距離を演算する。
【0036】このようにして、本実施例では距離計測が
実行されるが、その精度を向上させるためさらに距離精
密検出部60が用いられる。距離精密検出部60におい
ては、距離検出部50に供給される受信用PN信号に対
して1/2チップ前後の位相を有する受信用PN信号
と、受信部30の出力と、の積が求められ、位相検波さ
れる。従って、位相検波の結果得られる2種類の直流信
号は、距離検出部50に供給される受信用PN信号に対
し1/2チップ進んだ信号に係る信号と、1/2チップ
遅れた信号に係る信号と、の2種類である。これらをそ
れぞれ積分した場合、図3(5)において破線で示され
るごとく図3(4)の図形を前後に1/2チップずつ移
動させた値となる。本実施例においては、位相検波の結
果得られる2種類の直流信号の差が求められ、その後に
積分される。その結果図3(5)において実線で示され
るような積分値Σ2が得られる。
【0037】この積分値Σ2は、従って、距離検出部5
0に供給される受信用PN信号と受信部30の出力に含
まれる送信用PN信号による変調成分との位相が一致し
た時点で絶対値最小=0となる。これを利用すれば、遅
延量演算器500から演算制御器600への演算値の取
り込みタイミングをより正確に定めることができる。例
えば、信号検出部50の出力についての判定に加え、距
離精密検出部60の出力が所定のしきい値以下となった
か否かの判定を行えばよい。
【0038】このように、本実施例においては、距離の
精密検出が行われる。なお、以上の説明では遅延回路7
0における1/2チップ遅延分が無視されているが、チ
ップ長CHは既知であるので、演算制御器600におけ
る演算で補えばよい。
【0039】(3)実施例の部分構成−送受信 図4には、本実施例の構成のうち特に送受信に係る構成
が示されている。
【0040】この図に示されるように、送信用PN発生
器200は、分周器201及び第1PN発生器202を
備えている。
【0041】分周器201は、基準発振器100から基
準周波数の信号を取り込み所定の分周比pで分周する。
この分周比pは、必要な距離分解能に応じて定められる
ものである。例えば、距離分解能1.5mまで計測した
い場合、チップ長CHが前述のように0.2μsecで
あるとすれば、分周比pを0.2μsec/0.01μ
sec=20とすれば良い。ただし、0.01μsec
は1.5mを電波が往復するのに要する時間である。第
1PN発生器202は、例えばシフトレジスタを含む構
成であり、分周器201から出力される信号に基づき送
信用PN信号を発生させる。
【0042】送信部20は、送信用発振器21、位相変
調器22及びサーキュレータ23を有している。送信用
発振器21の所定周波数の出力は位相変調器22に供給
され、送信用PN信号により位相変調される。変調され
た信号は、サーキュレータ23を介して空中線10に供
給される。
【0043】受信部30は、空中線10の受信出力をサ
ーキュレータ23を介して取り組む第1ミクサ31を有
している。第1ミクサ31は、局部信号発生部40から
の信号を当該受信出力と混合し、得られる信号を増幅器
32に出力する。増幅器32は、利得制御器80による
利得制御を受けつつ、信号を増幅して信号検出部50等
に出力する。
【0044】局部信号発生部40は、局部発振器41及
び第2ミクサ42を含む構成である。局部発振器41
は、所定の中間周波数で発振し、発振出力を第2ミクサ
42に与える。第2ミクサ42は、送信部20の送信用
発振器21の出力を取り込み、局部発振器41の出力と
混合する。従って、第2ミクサ42から出力される信号
の周波数は、送信周波数+中間周波数となる。このよう
な周波数の信号が第1ミクサ31に供給されると、第1
ミクサ31から出力される信号の周波数は中間周波数と
なる。ただし、障害物との相対速度に起因するドップラ
偏移分を含み、送信用PN信号による変調成分を含むこ
とはいうまでもない。
【0045】(4)実施例の部分構成−距離及び相対速
度検出 図5には、本実施例の部分構成、特に本発明の特徴に係
る距離検出等を行う構成が示されている。
【0046】この図に示されるように、信号検出部50
は、第3ミクサ51、PLL52、第1位相検波器53
及び第1積分器54から構成されている。第3ミクサ5
1は、受信部30からの出力と遅延回路70からの出力
とを混合し、PLL52を介して、及び直接に、第1位
相検波器53に供給する。遅延回路70は、第1の1/
2チップ遅延器71及び第2の1/2チップ遅延器72
を縦続接続した構成である。遅延回路70から第3ミク
サ51に供給されるのは第1の1/2チップ遅延器71
より1/2チップ遅延された受信用PN信号であり、受
信用PN信号は、受信部30からの出力に含まれる送信
用PN信号と同一の構成を有しかつ位相の異なる信号で
ある。従って、第3ミクサ51の出力は、受信部30か
らの出力と遅延回路70からの出力の位相が一致した時
点で、PN信号による変調成分が除去された信号とな
る。PLL52は中間周波数を通過帯域に含む狭帯域フ
ィルタとして動作するものであり、これを通過すること
により妨害波や受信波の強度変動などの不要成分が除去
される。
【0047】第1位相検波器53は、第3ミクサ51の
出力をPLL52の出力により位相検波し、受信部30
からの出力と遅延回路70からの出力が位相差が零の時
点で最大の直流成分を出力する。この出力は第1積分器
54に供給され、これにより図3(4)に示されるよう
な積分値Σ1が得られ、演算制御器600に供給され
る。この積分値Σ1は、演算制御器600における判定
の基礎とされる。なお、第3ミクサ51の出力はドップ
ラ成分を含んでいるため、この信号の周波数を計測すれ
ば、ドップラ周波数を求めることができる。このためド
ップラカウンタ90が設けられており、ドップラカウン
タ90による計数の基準となる周波数の信号としては、
局部発振器41の出力が用いられる。
【0048】また、距離精密検出部60は、第4ミクサ
61、第5ミクサ62、第2位相検波器63、第3位相
検波器64、減算器65及び第2積分器66から構成さ
れている。第4ミクサ61及び第5ミクサ62は、共に
受信部30の出力を取り込む一方で受信用PN信号を取
り込み、両者の積を出力する。第4ミクサ61によって
取り込まれる受信用PN信号は、第2の1/2チップ遅
延器72の出力であり、第3ミクサ51に取り込まれる
受信用PN信号に比べ1/2チップ遅延している。
【0049】逆に、第5ミクサ62によって取り込まれ
る受信用PN信号は受信用PN発生器300の出力、す
なわち第1の1/2チップ遅延器71による遅延前の信
号である。従って、第4ミクサ61及び第5ミクサ62
の出力は、第3ミクサ51の出力に比べそれぞれ1/2
チップ前後の位相を有する受信用PN信号に係る出力で
ある。これらをPLL52の出力により第2位相検波器
63及び第3位相検波器64においてそれぞれ位相検波
し、その差について積分すれば、図3(5)に示される
ような積分値Σ2を得ることができる。差は減算器65
により、積分値Σ2は第2積分器66により、それぞれ
求められる。積分値Σ2は、演算制御器600における
判定の基礎とされる。
【0050】ところで、受信用PN信号は受信用PN発
生器300により生成される。受信用PN発生器300
は、送信用PN発生器200と同様の構成を有してい
る。すなわち、基準発振器100からの出力を取り込む
分周比pの分周器301、及び分周器301の出力に基
づき符号設定器800により指定された10種類の受信
用PN信号を発生させるようシフトレジスタ等によって
構成される第2PN発生器302を含んでいる。
【0051】受信用PN発生器300が送信用PN発生
器200と異なる点は、移相制御器400による移相制
御を受ける点である。この制御のため、分周器301に
移相量Δtを与える移相制御器400が用いられ、移相
制御器400には第2PN発生器302からエポックが
供給される。すなわち、第2PN発生器302の出力で
ある受信用PN信号のエポックに至った時点で、移相制
御器400は移相量Δtを分周器301に与え、受信用
PN信号を逐次遅延させる。なお、受信用PN信号の初
期のタイミングは演算制御器600からのリセットパル
スにより行われる。これにより、図2(3)に示される
ような受信用PN信号が生成されることになる。
【0052】移相制御器400には、遅延量演算器50
0が接続されており、遅延量演算器500は移相制御器
400からの移相量Δt出力に応じて演算を行う。例え
ば、移相器400の動作回数を計数する。このような演
算をリセット時を基準として行うことにより、遅延量演
算器500は、受信部30の出力に含まれる送信用PN
信号と第3ミクサ51に供給される受信用PN信号の位
相一致タイミングMを求める。このMと移相量Δtとの
積は遅延時間tdを表しており、障害物との距離に対応
している。
【0053】本実施例では、さらに、受信部30の出力
レベルを障害物までの距離や空中線10の指向性による
受信信号の変動があったとしても所定の値に維持して好
適な信号検出等の動作を行うべく利得制御器80を設
け、増幅器32の増幅利得を遅延量演算器500の演算
結果に応じ制御するようにしている。
【0054】(5)距離及び相対速度検出の動作 図6には、本実施例における距離及び相対速度検出の動
作が演算制御器600の制御フローチャートとして示さ
れている。
【0055】まず、この実施例では、電源投入等により
動作が開始(S1)された直後に、演算制御器600が
各部材をリセットする(S2)。すなわち、分周器20
1及び301、PN発生器202及び302、移相制御
器400並びに遅延量演算器500にリセットパルスが
供給される。
【0056】この後、積分値Σ1及びΣ2が信号検出部
50及び距離精密検出部60から演算制御器600に取
り込まれる(S3)。演算制御器600は、積分値Σ1
がしきい値TH1以上であるか否かを判定し(S4)、
しきい値TH1以上であると判定した場合には、さらに
積分値Σ2がしきい値TH2以下であるか否かを判定す
る(S5)。
【0057】ここで、先に図3(4)に基づき説明した
ように、積分値Σ1が大きな値をとる場合というのは遅
延量演算器500の計数値Mと移相量Δtの積が遅延時
間tdにほぼ等しい場合である。また、図3(5)に基
づき説明したように、積分値Σ2が小さな値をとる場合
というのも同様である。ただし、ここでは積分値Σ2の
絶対値を考えている。
【0058】従って、ステップS4及びS5の条件のい
ずれかを満たしていない場合は、未だMΔtがtdに一
致していないと見なせるため、ステップS6及びS7の
実行後にステップS3へ戻る。ステップS6においては
移相制御器400に対して受信用PN発生器300出力
の移相が指示され、ステップS7においては、遅延量演
算器500の演算内容がΔtだけインクリメントされ
る。
【0059】ステップS4及びS5の条件を共に満たし
た場合には、計数値Mと移相量Δtの積が遅延時間td
にほぼ等しい場合であるとみなせるため、演算制御器6
00は遅延量演算器500の演算値及びドップラカウン
タ90の計数値を取り込む(S8)。前者の演算値は、
前述の原理に基づき障害物との距離に対応するものであ
り、後者の計数値は、ドップラ周波数であり障害物との
相対速度に対応するものである。演算制御器600は、
これらの情報を基礎として障害物との相対速度及び障害
物までの距離を算出し警報器700に送出しステップ2
に戻る。警報器700はこれらの情報に基づいて障害物
が警報距離(乗員に対して警報を発すべき距離)にある
か否かを判定し(S9)、ある場合には、警報を発生さ
せる。
【0060】なお、以上の動作において、ステップS8
への移行条件をステップS4及びS5のAND条件とし
ているが、これは、位相一致の検出精度を高水準とする
ためである。また、ステップS9における判定アルゴリ
ズムは、例えば相対速度が大の場合にはより大きな距離
で警報を発する旨のものとすればよい。
【0061】(6)実施例の効果 このように、本実施例によれば、極力短いエポックのP
N信号により変調された電波をレーダ電波として用いる
ようにしたため、障害物の判定が短時間に行えるように
なったが、装置毎に順次異なる複数個のPN信号を用い
るようにしたため、長いエポックのPN信号を用いた場
合と同様に他車に搭載された同種装置からの干渉を排除
できる。
【0062】例えば、図7に示されるように、本実施例
の装置を搭載する車両(自車)Aの前方を他の車両(障
害物)Bが走行している状況で、自車Aと平行して走行
している車両Cからの電波が障害物Bにより反射した場
合にも、この電波の受信による誤検出等を著しく抑制す
る。また、前方から走行してくる車両Dの電波が受信さ
れた場合も同様である。干渉確率でいえば、最大計測距
離150m,エポック長0.1msec、PN信号の符
号の種類の数10の設定では、1μsec/0.1ms
ec×10=1/1000となり、10倍の長いエポッ
クを用いた場合と等しく、実際上、問題とならない程度
のものとなる。
【0063】さらに、本実施例によれば、送信電力を大
きくする必要がない。これは、受信信号よりPN変調成
分を除去して得られた連続信号を用いることによるから
である。従って、低電力で感度の高い装置となる。ま
た、受信部30の出力レベルの距離に応じた調整を行う
ようしているため、距離に対応した反射レベル変動によ
る影響を排除できる。
【0064】また、距離と相対速度の同時検出を行うこ
とができるため、より現実の必要に応じた条件で警報を
発生させることができる。なお、警報器700に代え、
操舵・制動制御系に信号を供給するようにしても良い。
【0065】そして、本実施例の装置は、SAWにより
構成したマッチドフィルタ等の特殊部品を用いずデジタ
ル処理を利用して低電力で駆動するため、精度が高いに
もかかわらず簡易な構成で実現できる。例えばIC化に
より安価かつ小型に構成できる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば装置毎に異なる複数種類
のPN信号を順次用いてPN信号のエポックを極力短く
したので先提案に係る効果、例えば他車搭載の同種装置
との干渉排除、小電力化送信等を確保しつつ障害物の検
出速度をPN信号の種類の数に反比例して短縮できる効
果を有する。
【0067】請求項2によれば、ドップラカウンタによ
りドップラ周波数を計数するようにしたため、距離と相
対速度の同時計測を行うことができる。また、警報信号
発生条件に係るパラメタの1つとして用いることがで
き、より好適な警報が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用衝突予防レー
ダ装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】この実施例における距離測定原理を示す図であ
り、図1(1)は送信波におけるPN信号の構成を示す
図、図2(2)は図2(1)の送信波が伝搬により時間
tdだけ遅延した受信波を示す図、図2(3)は受信用
PN信号及び距離カウンタの動作を示す図である。
【図3】この実施例における距離計測の基礎となる情報
を表す図であり、図3(4)は第1積分器の出力を、図
3(5)は第2積分器の出力を示す図である。
【図4】この実施例の部分構成、特に送受信に係る構成
を示すブロック図である。
【図5】この実施例の部分構成、特に距離及び相対速度
測定に係る構成を示すブロック図である。
【図6】この実施例における距離及び相対速度測定の動
作の流れを示すフローチャート図である。
【図7】この実施例における他車干渉排除の効果を示す
図である。
【符号の説明】
10 空中線 20 送信部 30 受信部 32 増幅器 40 局部信号発生部 41 局部発振器 50 信号検出部 52 PLL 53 第1位相検波器 54 第1積分器 60 距離精密検出部 63 第2位相検波器 64 第3位相検波器 65 減算器 66 第2積分器 70 遅延回路 71 第1の1/2チップ遅延器 72 第2の1/2チップ遅延器 80 利得制御器 90 ドップラカウンタ 100 基準発振器 200 送信用PN発生器 202 第1PN発生器 300 受信用PN発生器 302 第2PN発生器 400 移相制御器 500 遅延量演算器 600 演算制御器 700 警報器 800 符号設定器 EP エポック CH チップ td 遅延時間 Δt 移相量 M エポック数 Σ1 第1積分器の積分値 Σ2 第2積分器の積分値 TH1 信号検出部出力についてのしきい値 TH2 距離精密検出部出力についてのしきい値

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行方向に電波を送受信する空中
    線と、 最大計測距離を電波が往復するのに要する最大伝搬時間
    より十分短いチップ長及び少なくとも前記最大伝搬時間
    より長くかつできるだけ短いエポック長を有する送信用
    疑似雑音信号を発生させる符号が設定可能な送信用疑似
    雑音発生器と、 送信用疑似雑音信号により変調した送信信号を空中線に
    供給する送信部と、 空中線により受信された反射波に係る信号を所定の周波
    数に変換し出力する受信部と、 送信用疑似雑音信号と同一構造を有する受信用疑似雑音
    信号を発生させる複数種の符号が設定可能な受信用疑似
    雑音発生器と、 この受信用疑似雑音発生器と前記送信用疑似雑音発生器
    に共通に前記複数種の符号を順次設定する符号設定器
    と、 受信部の出力と受信用疑似雑音信号の積の振幅成分を積
    分して出力する信号検出部と、 受信用疑似雑音信号を単一又は複数のエポック毎に所定
    位相ずつ遅延させる移相制御器と、 移相制御器による受信用疑似雑音信号の総遅延量を演算
    記憶する遅延量演算器と、 信号検出部の出力が所定値以上となったときに受信部の
    出力に含まれる送信用疑似雑音信号のエポックと受信用
    疑似雑音信号のエポックが一致したと見なして遅延量演
    算器の記憶値を取り込み、この記憶値に基づき電波の反
    射に係る障害物との距離を求め警報器に供給する演算制
    御器と、を備え、 受信部の出力に含まれる送信用疑似雑音信号のエポック
    と受信用疑似雑音信号のエポックが一致した時点におけ
    る受信用疑似雑音信号の遅延量に基づき距離計測を行う
    ことを特徴とする自動車用衝突予防レーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用衝突予防レーダ
    装置において、信号検出部が、求めた積から送信用疑似
    雑音信号成分を除去する手段を含み、送信用疑似雑音信
    号成分が除去された信号のドップラ周波数を計数するド
    ップラカウンタを備え、 演算制御器が、計数により得られるドップラ周波数に基
    づき障害物との相対速度を求め、警報器に対して所定の
    規則に従い信号を供給することを特徴とする自動車用衝
    突予防レーダ装置。
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