JP2955538B2 - 情報受信装置及び同装置に適用するカードモジュール - Google Patents

情報受信装置及び同装置に適用するカードモジュール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タネットワークまたはディジタル放送網を介して提供さ
れる映像などのマルチメディア情報を受信して、例えば
パーソナルコンピュータやテレビジョン受信機に出力し
て再生するための情報受信装置に関し、特にカードモジ
ュールを利用して情報の著作権などの権利を保護するた
めの機能を有する情報受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータネットワーク(イン
ターネット)や、ディジタル衛星放送などのディジタル
放送網を介して提供されるマルチメディア情報を受信し
て、パーソナルコンピュータやテレビジョン受信機に出
力するための情報受信装置が提案されている。ここで、
マルチメディア情報とは、映像(動画像),音声,デー
タなどを組み合わせた情報を意味する。
【0003】情報受信装置は、セット・トップ・ボック
ス(set top box)またはIRD(inte
grated receiver decoder)と
呼ばれるユーザ宅内装置(ホーム内サーバ)に相当する
ものである。このような情報受信装置が各家庭などのユ
ーザに配置されることにより、ユーザが利用できるマル
チメディア情報を提供する情報サービス・システム(デ
ィジタル放送やケーブルテレビ放送なども含む広い概
念)を構築することができる。具体例としては、コンピ
ュータネットワークやケーブルテレビ網を利用したビデ
オ・オン・デマンドサービスがある。
【0004】このような情報受信装置を利用して情報サ
ービス・システムを構築する場合に、契約したユーザに
対してのみ情報を提供するシステムとして、ユーザに配
布するカードを利用する方式がある。この方式では、ユ
ーザが情報受信装置にカードを接続すると、このカード
によりユーザの認証が行なわれて、情報提供者(ネット
ワークや放送網により情報受信装置と接続されている情
報送信システム)に対する情報提供の要求が可能とな
る。
【0005】ところで、前記の情報サービス・システム
を構築する場合に、マルチメディア情報の作成者や情報
提供者(個人や業者)の著作権などの権利を保護するこ
とが重要である。マルチメディア情報はディジタル情報
の形態で提供されるため、パーソナルコンピュータなど
によりコピーや改変などが容易であり、権利侵害が発生
しやすい。
【0006】そこで、ディジタル著作物であるマルチメ
ディア情報の著作権などの権利を保護するための技術と
して、マルチメディア情報の中に特定の情報を隠匿的に
埋め込むデータ埋め込み技術が注目されている。このデ
ータ埋め込み技術は、ディジタル・フィンガ・プリント
(digital fingerprint)、ディジ
タル・ウォーターマーキング(digital war
termarking)、電子透かし方法、またはデー
タハイディング(data hiding)と呼ばれる
一種のデータ加工技術である。以下、ここではフィンガ
・プリントの略語を使用した「FP技術」または「FP
処理」と称する。
【0007】FP処理は、基本的には保護すべき映像な
どのディジタル情報の中に、特定情報(マーク)を隠匿
的に埋め込む処理である。特定情報とは、例えば著作権
を示す情報や、提供先を識別できる識別情報などであ
り、通常では文字データまたは図形データからなる。ま
た、特定情報は、保護対象の原ディジタル情報(例えば
映画などの映像情報)を通常に再生しても、隠されてい
る状態で確認することはできないが、特定の復元処理に
より再生することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、FP
技術によりマルチメディア情報の著作権などの権利を保
護することが可能になり、情報提供サービス・システム
の実現化が容易となる。ここで、前述したように、カー
ド方式の情報受信装置において、カードを利用したFP
機能を情報受信装置に組み込む方式が提案されている。
この方式では、カードの中に例えばFP処理用のプログ
ラムを格納したROM(リードオンリメモリ)が設けら
れて、このROMから情報受信装置の中に設けられたF
P処理モジュール(CPUなどからなる)にそのプログ
ラムを供給する構成が想定される。
【0009】このようなカードを利用したFP機能を情
報受信装置に組み込む方式は、FP機能の方式が固定的
であり、かつ情報受信装置やカードの仕様が統一されて
いれば、有効な方式である。しかしながら、実際上で
は、情報提供者が提供するマルチメディア情報の特性に
より、FP処理方式が異なるのが一般的である。例えば
提供情報として、MPEG2方式により符号化された動
画像データからなるビデオ情報や、Dolby AC3
方式により符号化された音声データからなるオーディオ
情報が含まれている場合に、それぞれの情報に適正なF
P処理方式のプログラムが必要となる。FP処理方式の
更新を行なう場合には、カードに格納したプログラムの
更新が必要となる。さらに、情報提供者側の要求に対し
て個別に対応する場合には、当然ながらそれらの要求に
応じたFP処理方式のプログラムや、情報受信装置及び
カードの仕様が必要となる。従って、実際上のシステム
では使用状況に応じた柔軟な対応が要求されて、単にF
P機能を有するカード方式の情報受信装置だけでは、前
述のようなFP機能によりマルチメディア情報の著作権
などの権利を保護することは困難である。
【0010】そこで、本発明の目的は、カード方式の情
報受信装置において、マルチメディア情報に対する著作
権などの権利を保護するためのFP機能を、情報提供者
側の要求などの使用状況に応じて設定、変更できるよう
にして、FP機能に対する柔軟な対応を実現して、結果
的に実際的な情報提供サービス・システムの実現を図る
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばコンピ
ュータネットワークや、ディジタル衛星放送などのディ
ジタル放送網を介して提供されるマルチメディア情報を
受信するための装置であり、特に着脱自在のカードモジ
ュールを使用する方式の情報受信装置である。本装置
は、具体的には例えばセット・トップ・ボックスまたは
IRDなどのユーザ宅内装置に適用する。
【0012】本発明の情報受信装置は、FP処理用のプ
ログラムを使用して、情報提供者が送信してユーザに提
供すべき情報(マルチメディア情報)の中に、再現可能
な特定情報を隠匿的に埋め込み処理するためのFP処理
を実行するデータ埋め込み処理手段(FP処理手段)を
有する。さらに、カードモジュールは、情報提供者に対
して情報の送信要求に必要な機能(ユーザの認証機能な
ど)を有し、情報提供者側から送信されたFP処理用の
プログラムをダウンロードするためのメモリ手段を有す
る。
【0013】カードモジュールは、情報提供者に対する
情報の送信要求時に、情報提供者からFP処理用のプロ
グラムが送信されてメモリ手段にダウンロードすると、
このメモリ手段から読出したFP処理用のプログラム
を、情報受信装置の中に設けられたFP処理手段に転送
する手段を有する。
【0014】このような構成により、情報提供者側は、
ユーザが要求された情報の特性(特にMPEGなどの符
号化方式)に適正なFP処理方式に対応するFP処理用
プログラムを、ユーザの情報受信装置に設定することが
できる。従って、情報受信装置では、ユーザとは無関係
に、ユーザに提供する情報の中に情報提供者側が意図し
た特定情報を埋め込み処理した後に再生出力が行なわれ
ることになる。また、それまで使用していたFP処理方
式を変更する場合でも、情報提供者側は任意のタイミン
グで、ユーザから要求された情報と共に、新たなFP処
理方式に対応するFP処理用プログラムをユーザの情報
受信装置に設定することができる。さらに、情報提供者
側は、ユーザ毎や情報毎などのように個別の要求に応じ
たFP処理方式に対応するFP処理用プログラムをユー
ザの情報受信装置に設定することができる。従って、情
報受信装置側において、FP機能の使用状況に応じた柔
軟な対応を実現することができるため、カード方式の情
報受信装置を利用し、かつFP機能によりマルチメディ
ア情報の著作権などの権利を保護する機能を有する情報
提供サービス・システムの実用化を促進することが可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本実施形態に関係する情報受
信装置の要部を示すブロック図であり、図2は本実施形
態に関係するカードモジュールの構成を示すブロック図
であり、図4は本実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。 (情報受信装置の構成)本実施形態は、図1に示すよう
に、例えばコンピュータネットワークの通信媒体2を介
して、情報送信システム3と情報受信装置1とが接続さ
れて、双方向通信を実現できる情報サービス・システム
を想定する。情報送信システム3は、ユーザからの要求
または契約内容に応じて、ビデオ,オーディオ,データ
などが多重化されたマルチメディア情報を送信する情報
送信装置を有する情報提供者側である(以下、情報提供
者を含めた概念としてSPと表現する場合もある)。一
方、情報受信装置1は、ユーザ側に配置されるユーザ宅
内装置(セット・トップ・ボックスまたはIRDに相
当)を想定し、受信したマルチメディア情報に対して後
述するような処理を実行して、マルチメディア情報に含
まれるコンテンツ情報を再生・出力するための装置であ
る(以下、ユーザを含めた概念として表現する場合もあ
る)。
【0016】情報受信装置1は、図1に示すように、イ
ンターフェース12と、デスクランブラ13と、FP処
理モジュール14と、出力回路15と、カードインター
フェース11とを有する。インターフェース12は、通
信媒体2を介して情報送信システム3から送信される情
報(マルチメディア情報のストリーム)を受信し、かつ
後述するカードモジュール10からの情報を通信媒体2
を介して情報送信システム3側に送信する機能を有す
る。また、インターフェース12は、受信した情報から
所定の情報(本実施形態に関係するFPプログラムな
ど)を分離する情報分離機能を有する。本実施形態で
は、インターフェース12は受信した情報からFPプロ
グラムRDを分離してカードインターフェース11に出
力し、またコンテンツ情報(ユーザが利用するユーザ情
報)をデスクランブラ13に出力するものと想定する。
【0017】デスクランブラ13は、所定のスクランブ
ル(一種の暗号化)がなされた情報を元の状態に復元す
るためのスクランブル解除処理(一種の復号化処理)で
あるデスクランブル処理を実行する。本実施形態では、
デスクランブラ13は、カードモジュール10から出力
される復号化キー情報KDによりデスクランブル処理を
行なう。
【0018】FP処理モジュール14は、カードモジュ
ール10から転送されるFP処理用のFPプログラムP
Dを使用して、デスクランブラ13によりスクランブル
解除されたコンテンツ情報の中に所定の特定情報(著作
権などの権利を保護するためのマークなど)を、所定の
アルゴリズムに基づいて埋め込む処理(FP処理)を実
行する。所定のアルゴリズムは、具体的にはディジタル
・ウォーターマーキング(digital warte
rmarking)、電子透かし方法、またはデータハ
イディング(data hiding)などのデータ埋
め込み処理を実現するための手法であり、FPプログラ
ムPDにより実行する。ここで、特定情報はカードモジ
ュール10から転送されるFPプログラムの情報PDに
含まれていると想定する。
【0019】出力回路15は、FP処理モジュール14
によりFP処理された後のコンテンツ情報(ディジタル
情報)を情報再生装置4の仕様に従った信号に変換する
ための各種の処理を行なう。具体的には、出力回路15
は復号化処理回路を有し、さらにD/A変換回路または
CVS変換回路などを有する。復号化処理回路は、所定
の符号化方式(例えばMPEG2方式)により符号化さ
れた情報を復号化する。ここで、情報再生装置4は例え
ばディスプレイ装置を有するパーソナルコンピュータや
テレビジョン受信機(TV)を意味する。従って、情報
再生装置4がパーソナルコンピュータの場合には、出力
回路15は復号化した後のディジタル情報をD/A変換
回路によりアナログ信号に変換する。また、情報再生装
置4がテレビジョン受信機の場合には、出力回路15は
復号化した後のディジタル情報をCVS変換回路により
複合映像信号(CVS)に変換する。また、情報再生装
置4には、ディスプレイ装置以外に、例えばDVD(デ
ィジタル・ビデオ・ディスク)ドライブなどの出力装置
も含まれる。DVDドライブは、出力回路15から出力
されたディジタル情報を入力して、記録媒体であるDV
D上に記録することになる。 (カードモジュールの構成)本実施形態のカードモジュ
ール10は、ユーザ毎に用意されるICカードであり、
図2に示すように、コントローラを構成するマイクロプ
ロセッサ(CPU)20、およびRAM21とROM2
2からなるメモリを有する。カードモジュール10は、
情報受信装置1のカードインターフェース11に対して
着脱自在に接続するためのインターフェースコネクタを
有する。
【0020】CPU20は、ROM22に予め格納され
たカード識別情報(CID)をインターフェース12を
介してSP側に送信するなどのユーザ認証処理を実行す
る。さらに、本実施形態では、CPU20は、インター
フェース12を介してSP側から供給されたFPプログ
ラムを含む情報RDを入力して、FPプログラム(FP
処理用の特定情報を含む)をRAM21にダウンロード
する。そして、CPU20はRAM21にダウンロード
したFPプログラム(FP処理用の特定情報を含む)P
Dを、カードインターフェース11を介してFP処理モ
ジュール14に転送する機能を有する。
【0021】ROM22は前記のCIDやCPU20の
動作に必要なプログラム以外に、予め格納されたFPプ
ログラム(FP処理用の特定情報を含む)を保持してい
る。CPU20はいわゆるデフォルトとして使用するF
PプログラムをROM22から読出して、FP処理モジ
ュール14に転送する。 (本実施形態の作用効果)以下図1と図2以外に、図4
のフローチャートを参照して本実施形態の作用効果を説
明する。
【0022】本実施形態は、例えばコンピュータネット
ワークを介して、SP3側から契約したユーザ1に対し
て例えば映画などのマルチメディア情報の提供がなされ
る情報提供サービス・システムを想定する。ユーザは、
情報受信装置1にカードモジュール10を接続すること
により、SP3に対して要望の情報(映画などのマルチ
メディア情報)の提供を要求する(ステップS1)。S
Pの情報送信システム3は、カードモジュール10の信
頼性を判定し、そのユーザ(または情報受信装置1)が
正当な契約したユーザであるか否かを判定する(ステッ
プS2)。具体的には、ユーザは予めTTP(Trus
ted Third Party:第三者機関)が発行
するカードモジュール10を入手することを想定する。
SP3は、信頼するTTPのリストを用意し、このリス
ト中にそのカードモジュール10のTTPが存在すれば
信頼することになる。カードモジュール10は、情報受
信装置1のインターフェース12を介して、カード識別
情報CIDをSP3に送信する。SP3は受信したカー
ド識別情報CIDにより、カードモジュール10のTT
Pを認識する。
【0023】次に、SP3は、カードモジュール10に
対して、指定のFPプログラムが存在するか否かを確認
するためのアクセスを行なう(ステップS3)。即ち、
カードモジュール10のRAM21またはROM22
に、SP3が提供するための情報に対応する指定のFP
プログラムが格納されているか否かを、カードモジュー
ル10のCPU20に対して問い合わせる。このCPU
20の応答に応じて、指定のFPプログラムが存在すれ
ば、情報送信システム3はユーザが要求するコンテンツ
情報を含むマルチメディア情報の送信処理を開始する
(ステップS4のYES,S6)。
【0024】ここで、カードモジュール10のRAM2
1またはROM22に、指定のFPプログラムが存在し
ない場合には、情報送信システム3は用意した指定のF
PプログラムRDを情報受信装置1に送信する(ステッ
プS4のNO)。カードモジュール10のCPU20
は、情報送信システム3の指示に従ってFPプログラム
RDのダウンロード処理を実行する(ステップS5)。
即ち、CPU20は、インターフェース12により受信
した情報から分離されたFPプログラム(FP処理用の
特定情報を含む)RDを入力し、RAM21にロードす
る。なお、RAM21は、カードモジュール10が情報
受信装置1から外されて、電源供給が遮断されると記憶
内容(FPプログラム)が消去される。
【0025】情報送信システム3は、FPプログラムの
ダウンロードが終了したことを確認すると、ユーザが要
求するコンテンツ情報を含むマルチメディア情報の送信
処理を開始する(ステップS6)。情報受信装置1で
は、デスクランブラ13はカードモジュール10から出
力される復号化キー情報KDによりデスクランブル処理
を実行し、受信した情報のスクランブルを解除する。
【0026】FP処理モジュール14は、デスクランブ
ラ13によりスクランブル解除されたコンテンツ情報の
中に所定の特定情報(著作権などの権利を保護するため
のマークなど)を埋め込むためのFP処理を実行する
(ステップS7)。このとき、カードモジュール10の
CPU20は、例えばSP3から送信された情報に含ま
れる制御情報(インターフェース12により分離され
る)により、RAM21にダウンロードしたFPプログ
ラム(FP処理用の特定情報を含む)PDを読出して、
FP処理モジュール14に転送する。従って、FP処理
モジュール14は、カードモジュール10から転送され
るFPプログラムPDを使用してFP処理を実行する。
【0027】出力回路15は、例えば情報再生装置4が
テレビジョン受信機であれば、FP処理モジュール14
によりFP処理された後のコンテンツ情報(ディジタル
情報)を所定の符号化方式(例えばMPEG2方式)に
基づいて復号化処理した後に、CVS変換回路により複
合映像信号(CVS)に変換して出力する(ステップS
8)。
【0028】以上のように本実施形態によれば、情報受
信装置1から情報提供の要求があったときに、SP3は
カードモジュール10に指定のFPプログラムが存在し
ないことを確認すると、そのFPプログラムをカードモ
ジュール10にダウンロードさせることができる。カー
ドモジュール10は、ダウンロードしたFPプログラム
PDを情報受信装置1のFP処理モジュール14に転送
する。これにより、FP処理モジュール14は、SP3
が指定したFPプログラムにより、提供された情報(ユ
ーザが要求したコンテンツ情報)に対してFP処理を行
なうことなる。即ち、ユーザとは関係なく、情報受信装
置1に設けられたFP機能により、提供する情報の著作
権などの権利を有効に保護することが可能となる。
【0029】このような本実施形態の方式であれば、第
1にユーザが要求した情報を提供するときに、情報提供
者はその情報の特性(符号化方式など)に適応したFP
処理方式によるFP処理を情報受信装置1側において実
行させることができる。また、情報提供者は、いままで
採用していたFP処理方式から最新のFP処理方式に変
更したい場合でも、それに対応するFPプログラムをダ
ウンロードさせることにより簡単に実現することができ
る。
【0030】さらに、予めROM22に所定のFPプロ
グラムが固定的に格納されている仕様のカードモジュー
ル10の場合でも、SP3はそのFPプログラムが指定
したものと異なる場合には、ダウンロードさせることに
により、指定したFPプログラムによるFP処理を実行
させることができる。ここで、SP3は特に指定するF
Pプログラムがなく、デフォルトとしてROM22に格
納されたFPプログラムによるFP処理を実行させても
よい。即ち、カードモジュール10のCPU20はSP
3の指示に応じて、ROM22からFPプログラムを読
出して、FP処理モジュール14に転送する。 (本実施形態の変形例1)図5のフローチャートは、本
実施形態の変形例に関係する情報受信装置1の動作であ
る。本変形例では、SP3は、カードモジュール10に
対して、指定のFPプログラムが存在するか否かを確認
して、そのFPプログラムが存在しない場合には、用意
した指定のFPプログラムRDをカードモジュール10
にダウンロードさせる(ステップS12〜S14)。即
ち、本変形例のステップS10からステップS14まで
の処理は、前述の図4のステップS1〜S5までの処理
と同様である。
【0031】ここで、なんらかの理由により、カードモ
ジュール10に対する指定のFPプログラムのダウンロ
ードが不可能な場合には、本変形例では、SP3は所定
のエラー処理を実行する(ステップS15のYES)。
このエラー処理とは、具体的には情報受信装置1(即
ち、ユーザ)に対して、要求した情報の提供ができない
ことを通知し、情報の送信処理を停止する。また、SP
3は情報の送信処理を停止して、ユーザ1に対してカー
ドモジュール10の交換または情報受信装置1の故障点
検を要求するような処理でもよい。また、前述の本実施
形態において説明したように、カードモジュール10の
ROM22に格納されているFPプログラムを使用する
ことを指示してもよい。
【0032】従って、本変形例の方式であれば、カード
モジュール10に対する指定のFPプログラムのダウン
ロードが不可能な場合でも、FP処理を実行しない状態
で、要求された情報をユーザに提供するような事態を防
止することができる。これにより、SP3側は、常にF
P機能により提供する情報の保護を確実に実現すること
ができる。 (本実施形態の変形例2)図3は本実施形態の変形例に
関係するカードモジュール10の構成を示すブロック図
である。本変形例のカードモジュール10は、セキュリ
ティモジュール31及びメモリとして不揮発性の書き換
え可能なフラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)
30を有する。セキュリティモジュール31は、SP3
(またはTTP)から送信されるデスクランブル処理用
のキー情報を復号化して、前記復号化キー情報KDを生
成する。また、セキュリティモジュール31は、カード
モジュール10(即ち、ユーザ)の認証処理に必要な送
受信データの暗号化、復号化などの処理を行なう。即
ち、本変形例は、本実施形態のCPU20が実行してい
た一部の処理(前記のセキュリティ処理)を、専用のセ
キュリティモジュール31により実行する方式である。
【0033】さらに、本変形例では、CPU20は、S
P3からダウンロードされるFPプログラムRDをフラ
ッシュメモリ30に格納する。そして、CPU20は、
フラッシュメモリ30からFPプログラムPDを読出し
て、情報受信装置1のFP処理モジュール14に転送す
る。フラッシュメモリ30は、記憶内容を保持する不揮
発性メモリであるため、RAM21とは異なりダウンロ
ードされたFPプログラムを消去されるまで保持してい
る。従って、本変形例のカードモジュール10は一度F
Pプログラムがダウンロードされると、情報受信装置1
から外されて電源供給が遮断されても、FPプログラム
を保持している。
【0034】このようなフラッシュメモリ30を使用し
た方式であれば、ダウンロードされたFPプログラムは
カードモジュール10に保持されているため、カードモ
ジュール10を情報受信装置1に接続して、SP3が指
定のFPプログラムが存在するか否かを確認するとき
に、そのFPプログラムが存在している可能性が高くな
る(図4のステップS3を参照)。従って、カードモジ
ュール10を情報受信装置1に接続する毎にFPプログ
ラムをダウンロードする場合と比較して、ダウンロード
の回数を減少させる効果がある。ここで、当然ながらフ
ラッシュメモリ30に保持されているFPプログラムが
SP3の指定したものと異なる場合には、CPU20は
フラッシュメモリ30の記憶内容を、SP3の指定した
FPプログラムに書き換えることになる。 (本実施形態の変形例3)図6は本実施形態の変形例に
関係する情報提供サービス・システムの構成を示すブロ
ック図であり、図7はその動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0035】本変形例は、図6に示すように、情報受信
装置1と情報送信システム3とを接続しているネットワ
ークなどの通信媒体2にTTP(Trusted Th
ird Party:第三者機関)5が接続されている
システムを想定する。情報受信装置1は、図1に示す本
実施形態の場合と同様であり、カードモジュール10が
着脱自在に接続されて、パーソナルコンピュータなどの
情報再生装置4に対して再生出力用の信号を出力する。
【0036】以下図7のフローチャートを参照して、本
変形例の動作を説明する。まず、ユーザは、情報受信装
置1にカードモジュール10を接続することにより、S
P3に対して要望の情報(映画などのマルチメディア情
報)の提供を要求する(ステップS20)。SPの情報
送信システム3は、カードモジュール10の信頼性を判
定し、そのユーザ(または情報受信装置1)が正当な契
約したユーザであるか否かを判定する(ステップS2
1)。ここで、ユーザは予めTTP5が発行するカード
モジュール10を入手することを想定する。SP3は、
信頼するTTPのリストを用意し、このリスト中にその
カードモジュール10のTTPが存在すれば信頼するこ
とになる。カードモジュール10は、情報受信装置1の
インターフェース12を介して、カード識別情報CID
をSP3に送信する。SP3は受信したカード識別情報
CIDにより、カードモジュール10のTTPを認識す
る。
【0037】次に、SP3は、カードモジュール10に
対して、指定のFPプログラムが存在するか否かを確認
するためのアクセスを行なう(ステップS22)。即
ち、カードモジュール10のRAM21またはROM2
2に、SP3が提供するための情報に対応する指定のF
Pプログラムが格納されているか否かを、カードモジュ
ール10のCPU20に対して問い合わせる。ここで、
前述の変形例2におけるフラッシュメモリ30が設けら
れていれば、CPU20はSP3の指示に応じてフラッ
シュメモリ30に対しても指定のFPプログラムが格納
されているか否かをチェックする。
【0038】このCPU20の応答に応じて、指定のF
Pプログラムが存在すれば、情報送信システム3はユー
ザが要求するコンテンツ情報を含むマルチメディア情報
の送信処理を開始する(ステップS23のYES,S2
4)。一方、カードモジュール10に指定のFPプログ
ラムが存在しない場合には、情報送信システム3は情報
受信装置1に対して、用意した指定のFPプログラムR
Dのダウンロード要求を行なう(ステップS23のN
O,S27)。
【0039】ここで、ダウンロードすべきFPプログラ
ム(FP処理用の特定情報を含む)は予めTTP5に登
録されている。SP3は、そのTTP5にアクセスする
ためのアドレス及び指定のFPプログラムを特定するた
めのID情報を情報受信装置1に送信する。カードモジ
ュール10(のCPU20)は、SP3から送信された
TTP5のアドレスとID情報を使用して、TTP5に
対する信頼性の判定処理を行なう(ステップS28)。
具体的には、カードモジュール10は、予め信頼がおけ
るTTPのリストをROMなどに保持しており、このリ
スト中にSP3が指定したTTP5が含まれている場
合、またはリスト中のTTPによりTTP5に対する信
頼性が補償された場合に限り、TTP5からのFPプロ
グラムのダウンロードを開始する(ステップS29)。
【0040】TTP5はダウンロードが終了すると、そ
の終了を保証する情報をカードモジュール10に送信す
る(ステップS30)。カードモジュール10はそのダ
ウンロード終了通知をSP3に送信する。SP3は、そ
のダウンロード終了通知に従って、ユーザが要求するコ
ンテンツ情報を含むマルチメディア情報の送信処理を開
始する(ステップS24)。
【0041】以下は本実施形態の場合と同様の情報受信
処理を実行する。即ち、情報受信装置1では、デスクラ
ンブラ13はカードモジュール10から出力される復号
化キー情報KDによりデスクランブル処理を実行し、受
信した情報のスクランブルを解除する。FP処理モジュ
ール14は、デスクランブラ13によりスクランブル解
除されたコンテンツ情報の中に所定の特定情報を埋め込
むためのFP処理を実行する(ステップS25)。出力
回路15は、例えば情報再生装置4がテレビジョン受信
機であれば、FP処理モジュール14によりFP処理さ
れた後のコンテンツ情報(ディジタル情報)を所定の符
号化方式(例えばMPEG2方式)に基づいて復号化処
理した後に、CVS変換回路により複合映像信号(CV
S)に変換して出力する(ステップS26)。
【0042】以上のように本変形例3によれば、SP3
が指定したFPプログラムは、SP3自身ではなく、信
頼されたTTP5によりカードモジュール10に対して
ダウンロードされる。TTP5はカードモジュール10
においても信頼性が判定される。従って、故意または誤
動作により、カードモジュール10に、SP3が要求す
るFPプログラム以外のプログラムがダウンロードされ
るような事態を確実に防止することができる。従って、
前述の本実施形態の方式に対して、FPプログラムのダ
ウンロード処理に対する信頼性を向上させる効果があ
る。また、SP3にはFPプログラムを送信する機能は
不要であるため、情報提供サービス・システムを利用す
る情報提供者側に要求されるシステム仕様を緩和できる
効果もある。
【0043】なお、本変形例において、SP3の指示に
応じてTTP5からユーザ1に対して、FPプログラム
がダウンロードされる場合について説明したが、SP3
がTTP5からFPプログラムを受信した後に、SP3
がユーザ1に対してダウンロードしてもよい。いずれに
しても、ユーザ1のカードモジュール10は、SP3が
指定するTTP5に対する信頼性を確認した後に、FP
プログラムのダウンロード処理を実行することになる。 (本実施形態の変形例4)本実施形態及び同変形例1〜
3は、コンピュータネットワークなどの双方向通信シス
テムを想定した構成である。これに対して、本変形例
は、例えばディジタル衛星、ケーブルテレビ網、または
地上波のディジタル放送などのディジタル放送網を想定
した構成である。
【0044】ディジタル放送網では、カードモジュール
10からの通信を伝送するための通信手段は必要である
が、ユーザに提供するための情報は不特定のユーザに対
して送出されている。従って、情報受信装置1は、前述
のFPプログラムのダウンロードとは無関係に、ディジ
タル放送網を介して送出されているコンテンツ情報を受
信している。情報受信装置1では、カードモジュール1
0により、前述のFPプログラムが正常にダウンロード
されない場合には、デスクランブラ13、FP処理モジ
ュール14、または出力回路15のいずれかを機能停止
させて、受信したコンテンツ情報を情報再生装置4側に
出力させないように制御される。
【0045】即ち、コンピュータネットワークなどの双
方向通信システムでは、前述のFPプログラムが正常に
ダウンロードされない場合には、SP3側から一方的に
ユーザに対してコンテンツ情報の送出を停止できるが、
不特定のユーザに対してコンテンツ情報を送出するディ
ジタル放送網ではそのようなコンテンツ情報の送出を一
方的に停止することは困難である。そこで、前述のよう
に、カードモジュール10により、デスクランブラ1
3、FP処理モジュール14、または出力回路15のい
ずれかを機能停止させることにより、結果的に特定のユ
ーザに対してコンテンツ情報の提供を停止することがで
きる。 (本実施形態の変形例5)前述したように、本実施形態
及び同変形例1〜4はFP処理モジュール14が情報受
信装置1に設けられて、カードモジュール10がダウン
ロードしたFPプログラムを情報受信装置1側に転送す
る構成である。これに対して、本変形例5として、FP
処理モジュール14がカードモジュール10に設けられ
た構成でもよい。従って、本変形例5のカードモジュー
ル10では、外部から送信されたFPプログラムを内部
のメモリ(RAM21など)にダウンロードして、FP
処理モジュール14がそのダウンロードされたFPプロ
グラムによりFP処理を実行する。但し当然ながら、本
変形例5では、デスクランブラ13の出力であるコンテ
ンツ情報はカードモジュール10のFP処理モジュール
14に転送し、FP処理モジュール14によりFP処理
されたコンテンツ情報を情報受信装置1の出力回路15
などに転送する構成が必要となる。
【0046】なお、前述の本実施形態及び同変形例1〜
5において、デスクランブラ13は情報受信装置1側に
設けられている場合を想定したが、カードモジュール1
0側に設けられた構成でもよい。但し当然ながら、情報
受信装置1のインターフェース12で受信された情報
は、一度カードモジュール10側に転送されて、デスク
ランブラ13によりスクランブルを解除された情報が再
び情報受信装置1に転送される構成となる。また、変形
例5においては、カードモジュール10のFP処理モジ
ュール14によりFP処理された後の情報が、再び情報
受信装置1に転送される構成となる。このようなデスク
ランブラ13がカードモジュール10側に設けられた構
成であれば、情報受信装置1と比較してカードモジュー
ル10の方が利用者による不正操作が困難であると思わ
れるため、情報の著作権などの権利保護を向上させるこ
とが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
ード方式の情報受信装置において、マルチメディア情報
に対する著作権などの権利を保護するためのFP機能を
実現するためのプログラムを、情報提供者側からの指示
により情報受信装置側にダウンロードさせることができ
る。従って、情報提供者側の要求などの使用状況に応じ
てFP機能を設定、変更できるようにして、FP機能に
対する柔軟な対応を実現することができる。このような
本発明を例えばコンピュータネットワークやディジタル
放送網を介してマルチメディア情報を提供する情報提供
サービス・システムに適用すれば、実用化の容易なシス
テムの実現を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係する情報受信装置の要
部を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関係するカードモジュールの構成
を示すブロック図。
【図3】本実施形態の変形例2に関係するカードモジュ
ールの構成を示すブロック図。
【図4】本実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図5】本実施形態の変形例1に関係する動作を説明す
るためのフローチャート。
【図6】本実施形態の変形例3に関係する情報提供サー
ビス・システムの構成を示すブロック図。
【図7】本実施形態の変形例3に関係する動作を説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
1…情報受信装置(ユーザ) 2…通信媒体(コンピュータネットワーク,ディジタル
放送網) 3…情報送信システム(情報提供者) 4…情報再生装置 5…TTP(第三者機関) 10…カードモジュール 11…カードインターフェース 12…インターフェース 13…デスクランブラ 14…FP処理モジュール 15…出力回路 20…マイクロプロセッサ(CPU) 21…RAM 22…ROM 30…フラッシュメモリ(不揮発性メモリ) 31…セキュリティモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 9/36 H04N 7/08 Z H04N 7/08 H04L 9/00 685 7/081 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 19/073 G06K 19/10 G06K 17/00 G09C 1/00 660 G09C 5/00 H04L 9/36 H04N 7/08 H04N 7/081

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供元から送信される情報を受信し
    て、再生出力などに必要な処理機能を有する情報受信装
    置であって、 前記情報提供元から送信される情報を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された情報に対して、設定され
    るプログラムを使用して再現可能な特定情報を隠匿的に
    埋め込み処理するためのデータ埋め込み処理手段と、 前記データ埋め込み処理手段から出力された情報に対し
    て所定の出力処理を実行する出力手段と、 着脱自在のカードモジュールに接続するためのカード・
    インターフェース手段とを具備し、 前記カードモジュールは、前記情報提供元に対して情報
    の送信要求に必要な機能を有し、前記情報提供元から送
    信されたプログラムを保持するためのメモリ手段および
    前記メモリ手段から前記データ埋め込み処理手段に前記
    プログラムを転送するための手段を有することを特徴と
    する情報受信装置。
  2. 【請求項2】 情報提供元から送信される情報を受信し
    て再生出力などに必要な処理機能を有する情報受信装置
    に対して着脱自在に接続し、前記情報提供元に対して情
    報の送信要求に必要な機能を有するカードモジュールで
    あって、 前記情報受信装置に設けられたデータ埋め込み処理手段
    により、受信された情報に対して再現可能な特定情報を
    隠匿的に埋め込み処理するために必要な所定のプログラ
    ムであって、前記情報提供元から前記情報受信装置に送
    信された前記プログラムを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記プログラムを格納す
    るためのメモリ手段と、 前記情報提供元からの情報の送信時に、前記メモリ手段
    に格納された前記プログラムを前記データ埋め込み処理
    手段に転送するための転送手段とを具備したことを特徴
    とするカードモジュール。
  3. 【請求項3】 前記情報提供元が指定の前記プログラム
    が前記カードモジュールに存在するか否かを確認するた
    めの手段を有し、 前記メモリ手段に存在しないと判定とした場合に、前記
    情報提供元から送信された前記プログラムを入力して前
    記メモリ手段にダウンロードさせる手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の情報受信装置または請求項2
    記載のカードモジュール。
  4. 【請求項4】 前記メモリ手段は、前記情報提供元から
    送信されたプログラムをロードするための書き換え可能
    な第1のメモリと、 予め格納されたプログラムを保持し、かつ前記情報提供
    元から送信されたプログラムを格納するための書き換え
    動作が可能な不揮発性の第2のメモリとを有することを
    特徴とする請求項1記載の情報受信装置または請求項2
    記載のカードモジュール。
  5. 【請求項5】 情報提供元から送信される情報を受信し
    て、再生出力などに必要な処理機能を有する情報受信装
    置であって、 前記情報提供元から送信される情報を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された情報に対して、設定され
    るプログラムを使用して再現可能な特定情報を隠匿的に
    埋め込み処理するためのデータ埋め込み処理手段と、 前記データ埋め込み処理手段から出力された情報に対し
    て所定の出力処理を実行する出力手段と、 着脱自在のカードモジュールに接続するためのカード・
    インターフェース手段とを具備し、 前記カードモジュールは、前記情報提供元に対して情報
    の送信要求に必要な機能を有し、前記データ埋め込み処
    理手段の埋め込み処理に必要な前記プログラムを保持す
    るためのメモリ手段を有し、前記情報の送信要求時に前
    記情報提供元からの指示に応じて前記メモリ手段に保持
    された前記プログラムを前記データ埋め込み処理手段に
    転送し、前記プログラムが存在しない場合には前記情報
    提供元から送信される前記プログラムをメモリ手段にロ
    ードした後に前記データ埋め込み処理手段に転送する手
    段を有することを特徴とする情報受信装置。
  6. 【請求項6】 前記カードモジュールは、前記プログラ
    ムが存在しない場合には前記情報提供元が保証した第三
    者機関から送信される前記プログラムを前記メモリ手段
    にロードした後に、前記メモリ手段から前記データ埋め
    込み処理手段に前記プログラムを転送する手段を有する
    ことを特徴とする請求項5記載の情報受信装置。
  7. 【請求項7】 情報提供元から送信される情報を受信し
    て再生出力などに必要な処理機能を有し、受信された情
    報に対して設定されるプログラムを使用して再現可能な
    特定情報を隠匿的に埋め込み処理するためのデータ埋め
    込み処理手段を有する情報受信装置において、 前記情報提供元に対して情報の送信要求に必要な機能、
    および前記埋め込み処理に必要な前記プログラムを前記
    データ埋め込み処理手段に転送するための機能を有する
    カードモジュールが着脱自在に接続される構造を備えた
    前記情報受信装置に適用される情報受信方法であって、 前記カードモジュールの接続に応じて前記情報提供元に
    対して前記情報の送信要求を行なうステップと、 前記情報の送信要求時に前記情報提供元により、前記カ
    ードモジュールの中に前記データ埋め込み処理手段の埋
    め込み処理に必要な前記プログラムが存在するか否かを
    判定するステップと、 前記プログラムが存在しない場合には前記情報提供元か
    ら送信される前記プログラムを前記カードモジュールが
    ダウンロードするステップと、 前記情報提供元からの指示に応じて前記カードモジュー
    ルが前記プログラムを前記データ埋め込み処理手段に転
    送するステップと、 前記データ埋め込み処理手段は前記情報提供元から送信
    された情報の中に前記特定情報を隠匿的に埋め込み処理
    するステップと、 前記データ埋め込み処理手段により埋め込み処理された
    情報を再生出力するための所定の出力処理を実行するス
    テップとからなることを特徴とする情報受信方法。
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