JP2954745B2 - 空隙率測定装置および測定方法 - Google Patents

空隙率測定装置および測定方法

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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録用紙の空隙率測定
装置および測定方法に関する。紙は連続的な多孔構造の
ため、液体を吸収し、気体を透過するという性質を有す
る。このような特性を最も利用した紙としては、濾紙,
吸取紙,記録用紙などが挙げられ、どのような紙でも大
なり小なりこの特性を利用している。例えば、現代の印
刷方式は大部分がこの多孔構造を利用した方式である。
特に、記録用紙は多孔構造を利用するため、この多孔構
造を定量的に求めることが、記録用紙の品質管理上必要
である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】記録
用紙は多孔構造を有している。レーザプリンタによる印
字の写真を例に挙げると、図3に示すように、球形のト
ナー(着色樹脂粉)が紙の孔の部分にのるように印字が
形成されている。また、紙はミクロ的に見ると毛細管構
造を取っており、用紙中で気孔が均一に分布していると
して平均的な毛細管径を測定し、管理を行ってきた。と
ころが、この測定方法は空気を送るなど圧力を加え測定
するため、毛細管径が圧力によって異なるなどの問題点
が生じる。また、図3からわかるように、用紙上で気孔
は決して均一に分布していない。そのため、このような
平均的な毛細管径も実際の値と違ってくることが予想で
きる。したがって、従来の測定方法は気孔が均一に分布
していると仮定し、測定する場合に接触法を用いること
から、正確に空隙率を測定することができなかった。
【0003】その結果、記録用紙の品質管理を精度よく
行うことができないという問題点があった。本発明は、
このような従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、記録用紙の品質管理を向上させることができる空隙
率固定装置および測定方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1において、13はテーブル1上に配置し
た記録用紙2に対してX線4を発生する発生源3とX線
4の強度を検出する検出センサ5を有する透過率測定装
置、7は前記記録用紙2の厚さを検出する厚さ検出手
段、10は求めた透過率と厚さにより嵩密度を演算し嵩
密度と別途求めた真密度により空隙率を演算する演算手
段である。
【0005】
【作用】テーブル上に配置した記録用紙に対してX線を
照射する。このとき、X線は直進し、その透過率は、ラ
ンバートベールの法則に従う。透過率はX線の強度を検
出する検出センサにより読み取ることができ、また、記
録用紙の厚さは厚さ検出手段により検出される。
【0006】求めた透過率と厚さにより、所定の関係式
から嵩密度を演算して求めることができる。求めた嵩密
度と、別途求めた真密度により、所定の関係式から空隙
率を演算して求めることができる。このように、気孔が
均一に分布していると仮定することなく、また、接触方
式を用いることなく、非接触方式を用いるので、空隙率
を正確に求めることができる。
【0007】その結果、記録用紙の品質管理を精度良く
行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明の一実施例を示す図である。図2に
おいて、1はテーブルであり、テーブル1上には静電力
で記録用紙2が付着してセットされる。3はX線発生源
(発生源)であり、X線発生源3はX線4を記録用紙2
に対して照射する。
【0009】5はX線検出センサ(検出センサ)であ
り、X線検出センサ5はX線強度を検出する。X線検出
センサ5の出力は検出計6に入力し、透過率が検出され
る。本実施例においては、X線4を用いる例について説
明したが、これに限定されるものではなく、X線4の代
りにβ線を用いても良い。 7は厚さ検出手段としてのレーザ変位計であり、レーザ
変位計7は非接触で記録用紙2の厚さを検出する。な
お、レーザ変位計7の代りに接触方式のデジタルマイク
ロメータを用いて、記録用紙2の厚さを測定するように
しても良い。
【0010】レーザ変位計7の出力は検出計8に入力
し、A/D変換器9でデジタル値に変換された後に、M
PU(演算手段)10に入力する。また、X線検出セン
サ5の出力も検出計6およびA/D変換器9を経てMP
U10に入力する。 11はメモリであり、メモリ11には、吸光係数や別途
求めた真密度などの定数と、嵩密度、空隙率を求める関
係式が予め格納されている。
【0011】MPU10は透過率と厚さにより、嵩密度
を演算し、嵩密度と別途求めた真密度により空隙率を演
算する。求めた空隙率は、表示装置12に表示される。
なお、13は透過率測定装置を示す。次に、空隙率を測
定する測定方法を説明する。X線検出センサ5が設置し
てあるテーブル1に静電力により記録用紙2をセットす
る。次に、X線4を被測定物である記録用紙2に照射す
る。このとき、X線4は直進し、その透過率はランバー
トベールの法則に従う。 ln(It/Io)=−KρL (1) ここで、ln(It/Io)は透過率であり、これはテ
ーブル1に設置したX線強度を検出するX線検出センサ
により読み取ることができる。なお、ItはX線入射前
強度、IoはX線入射後強度である。また、Kは吸光係
数であり、物質によって定まる係数である。ρは記録用
紙2の密度で未知数である。Lは記録用紙2の厚さであ
り、レーザ変位計7により求めることができる。つま
り、記録用紙2の密度あるいは厚さはX線4の透過率に
対して比例関係にある。(1)式により厚さLが求める
と嵩密度ρがわかり、逆に、嵩密度ρがわかると厚さL
を求めることができる。また、空隙率ε,真密度ρp
嵩密度ρには(2)式の関係がある。 ε=1−(ρ/ρp ) (2) ここで、ρp はオートピクノメータで求めることがで
き、記録用紙2によってきまる物性値である。そこで
(1)により嵩密度ρがわかるので、(2)式より非接
触で空隙率εを求めることができる。
【0012】このように、記録用紙2に気孔が均一に分
布していると仮定することなく、また、非接触方式を用
いるので、記録用紙2の空隙率およびその分布を正確に
求めることができる。その結果、記録用紙2の品質管理
を精度よく行うことができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、記録用紙の透過率と厚さを非接触で求め、これによ
り、嵩密度を求め、嵩密度と別途求めた真密度により、
空隙率を正確に求めることができる。その結果、記録用
紙の品質管理を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す図
【図3】記録用紙の毛細管構造を示す図
【符号の説明】
1:テーブル 2:記録用紙 3:X線発生源(発生源) 4:X線 5:X線検出センサ(検出センサ) 6,8:検出計 7:レーザ変位計(厚さ検出手段) 9:A/D変換器 10:MPU(演算手段) 11:メモリ 12:表示装置 13:透過率測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 9/00 - 9/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル(1)上に配置した記録用紙
    (2)に対してX線(4)を発生する発生源(3)とX
    線(4)の強度を検出する検出センサ(5)を有する透
    過率測定装置(13)と、前記記録用紙(2)の厚さを
    検出する厚さ検出手段(7)と、求めた透過率と厚さに
    より嵩密度を演算し嵩密度と別途求めた真密度により空
    隙率を演算する演算手段(10)を備えたことを特徴と
    する空隙率測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空隙率測定装置において、
    前記X線(4)の代りにβ線を用いたことを特徴とする
    空隙率測定装置。
  3. 【請求項3】前記透過率測定装置(13)を用いて記録
    用紙(2)の透過率を測定するとともに、記録用紙
    (2)の厚さを検出し、求めた透過率と厚さにより嵩密
    度を演算し、別途真密度を求めて、嵩密度と真密度によ
    り空隙率を演算することを特徴とする空隙率測定方法。
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ES2247933B1 (es) * 2004-07-15 2007-05-16 Asociacion De Investigacion De Las Industrias Ceramicas A.I.C.E. Metodo y aparato no destructivo para la medida de la densidad en baldosas ceramicas.
JP4582319B2 (ja) * 2005-03-10 2010-11-17 セイコーエプソン株式会社 印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法
JP4577503B2 (ja) * 2005-03-14 2010-11-10 セイコーエプソン株式会社 印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法

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